JP6104783B2 - コンソールボックス - Google Patents

コンソールボックス Download PDF

Info

Publication number
JP6104783B2
JP6104783B2 JP2013250865A JP2013250865A JP6104783B2 JP 6104783 B2 JP6104783 B2 JP 6104783B2 JP 2013250865 A JP2013250865 A JP 2013250865A JP 2013250865 A JP2013250865 A JP 2013250865A JP 6104783 B2 JP6104783 B2 JP 6104783B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
rail
sliding
storage portion
curved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013250865A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015107706A (ja
Inventor
啓一郎 伊藤
啓一郎 伊藤
康広 柴▲崎▼
康広 柴▲崎▼
克英 牧原
克英 牧原
謙典 後藤
謙典 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Industries Corp filed Critical Kojima Industries Corp
Priority to JP2013250865A priority Critical patent/JP6104783B2/ja
Publication of JP2015107706A publication Critical patent/JP2015107706A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6104783B2 publication Critical patent/JP6104783B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

本発明は、コンソールボックスに関する。詳しくは、上面が開放された収納部を持つボックス本体と、収納部の開放面を被うドアとを備え、このドアがボックス本体側に設けられたレールに沿ってスライドすることで収納部の開放面が開閉されるように構成されたコンソールボックスに関する。
この種のコンソールボックスにおいては、その一例が特許文献1に開示されている。このコンソールボックスにおいて、レールは、収納部の開放面に沿う水平部分から収納部の後面に沿う垂直部分へと連続している。ドアはレールの曲がりに応じて変形可能に構成され、レールに沿ってスライド可能である。
このコンソールボックスにおいては、ドアをレールの垂直部分に沿う位置までスライドさせることで収納部の開放面を開放することができる。
特開2008−279891号公報
特許文献1のコンソールボックスにおいては、収納部の開放面を開放する際のドアのスライド操作のすべてを手動で行う必要がある。このようなタイプのコンソールボックスに対して、例えば高級車における車室内の機能性向上などの観点から、より操作性に優れたコンソールボックスを提供することが求められている。
本発明は、上述のような課題を解決しようとするものであって、その目的は、収納部の開放面を開放する際のドアのスライド操作に関して、その一部自動化が実現されたコンソールボックスを提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
上面が開放された収納部を持つボックス本体と、収納部の開放面を被うドアとを備え、このドアがボックス本体側に設けられたレールに沿ってスライドすることで収納部の開放面が開閉されるように構成されたコンソールボックスであって、ドアはスライド方向に関して第1ドアと第2ドアとに2分割されており、第1ドアに対して第2ドアの一端である連結端部が上下方向へ回転可能に連結されている。第2ドアは弾性体によって連結端部を支点として下方へ回転するように付勢力を受けており、第1ドアと第2ドアにおける連結端部の反対側の支持端部とはレールによってスライド可能に支持されている。
レールは、ドアが開かれる側において下方に湾曲する湾曲部を備え、第1ドアおよび第2ドアがレールに沿って開く方向へスライドし、第2ドアの支持端部がレールの湾曲部に入り込むと、該支持端部が弾性体の付勢力によって下方へ回転しながらレールの湾曲部に沿ってスライドし、この支持端部のスライドに連動して第1ドアが開く方向へスライドするように構成されている。
本発明においては、両ドアが開く方向にスライドして第2ドアの支持端部がレールの湾曲部に入り込むと、該支持端部が付勢力によって下方へ回転しながらレールの湾曲部に沿ってスライドし、それに連動して第1ドアが開く方向へスライドする。つまり、ドアを所定位置までスライド操作すると、後は自動でドアが開く。このように、本発明においては、収納部の開放面を開放する際のドアのスライド操作を一部自動化することができる。
収納部の開放面が閉鎖された状態にあるコンソールボックスの外観斜視図である。 収納部の開放面が開放された状態にあるコンソールボックスの外観斜視図である。 差込部による連結を解除した状態にある各ドアを上面側から視た斜視図である。 差込部による連結を解除した状態にある各ドアを下面側から視た斜視図である。 ドアを下面側から視た斜視図である。 収納部の開放面が閉鎖された状態にあるコンソールボックスの縦断面図である。 収納部の開放面が一部開放された状態にあるコンソールボックスの縦断面図である。 収納部の開放面が開放された状態にあるコンソールボックスの縦断面図である。 図1のIX−IX矢視方向の断面図である。 図1のX−X矢視方向の断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。
図1および図2に示すコンソールボックス1は、主として、車両(主として自動車)の車室内における運転席と助手席の間に装着される。
コンソールボックス1は、ボックス本体40とドア10とによって構成されている。ボックス本体40は、上面を開放された収納部42を備えている。
ドア10は、収納部42の開放面42aを被う寸法に設定されている(図1,2参照)。ドア10は、ボックス本体40に設けられているレール50に沿って前後にスライド可能である。そこで、ドア10をスライドさせることにより、図1,6に示す収納部42の開放面42a(図2参照)が閉鎖された状態、あるいは、図2,8に示す収納部42の開放面42aが開放された状態にすることが可能である。
なお、図6,8および収納部42の開放面42aが一部開放された状態を示す図7においては、ドア10が側面図によって表されている。
ドア10は前後方向に2分割された第1ドア20と第2ドア30とによって構成されている(図1,3,4参照)。第1ドア20は第2ドア30よりも前後に長い寸法に設定されている。
第2ドア30は、つぎのようにして第1ドア20に対して上下に回転可能に連結されている。第1ドア20の後端においては、内に凹んだ両側壁の内側に個々に回転支持軸26が設けられている(図4参照)。両回転支持軸26は、同一軸線上で対向している。一方、第2ドア30の前面には連結部34が設けられている(図3参照)。連結部34は、第1ドア20の両側壁間に差し込まれる差込部34aを左右に備え、各差込部34aには貫通孔Hが形成されている。各貫通孔Hに各回転支持軸26が個別に嵌入されることにより、第2ドア30は第1ドア20の各回転支持軸26によって上下方向へ回転可能に支持されている。
第2ドア30において、第1ドア20と連結されている前方側の端部が連結端部30aである。
なお、第2ドア30の連結部34は、該第2ドア30の上面よりも第1ドア20の上壁の厚み分だけ低い位置に設けられている(図3参照)。これにより、収納部42の開放面42a(図2参照)が閉鎖された状態(図1,6参照)においては、第1ドア20の上壁が第2ドア30の連結部34の上に位置して、第1ドア20の上面と第2ドア30の上面とが水平に配置されている。第2ドア30は、連結部34が第1ドア20の上壁に妨げられて、水平位置より上方へは回転しない。
ドア10の下面側において(図5参照)、第1ドア20のブロック部29の前面および第2ドア30の後端には個々に段付きビスVが留められている。そして、両段付きビスVに対して輪ゴムRが掛けられている。これにより、第2ドア30は、連結端部30aの両差込部34aを支点として下方へ回転するように付勢力を受けている。
輪ゴムRが本発明の「弾性体」に相当する。
第1ドア20は、その左右両側において前後2個ずつ計4個の支持部22を備えている(図3参照)。各支持部22は、カバー部材によって被われている。第1ドア20の両側前端においては、ボックス本体40に形成されている後述の本体側ロック部74(図6参照)と係合するドア側ロック部24が個々に形成されている。
第2ドア30の両側の後方側においては、細棒部32aと太棒部32cとを平板部32bを介して一体に備えた摺動ピン32が個々に設けられている(図4参照)。太棒部32cの先端は球形状の頭部32dとなっている。各摺動ピン32は、それぞれ、第2ドア30の側壁を厚み方向に貫通した取付孔に太棒部32cが挿通され、かつ、第2ドア30の下面側に設けられているピン保持部36の鍵穴状の切欠部36aに細棒部32aが嵌め込まれている。各摺動ピン32の太棒部32cは互いに同一軸線上に配置されている。
各摺動ピン32において、細棒部32aの軸上には圧縮タイプのスプリングSが装着されている(図4参照)。スプリングSは、ピン保持部36と平板部32bとに接触して、摺動ピン32を第2ドア30の外向きに付勢している。
ボックス本体40において、収納部42の後方には各ドア20,30を格納するためのドア格納部44が設けられている(図6乃至8参照)。ドア格納部44は、収納部42に隣接し、かつ、収納部42の開放面42aから外れた位置に設けられている。ドア格納部44においては、第1ドア20を開放面42aに沿う水平の延長線上で水平方向に格納するスペースと、第2ドア30をボックス本体40の後端部で後述のようにして上下方向に格納するスペースとが確保されている。
なお、第2ドア30が上下方向に格納されることにより、ボックス本体40の中央から下部側においてはドア格納部44の水平方向の広がりが抑えられ、その分、収納部42が後方に拡張されている(図8参照)。
ボックス本体40の両側においては、それぞれの内壁の上端にレール50が形成されている(図6乃至10参照)。なお、図6乃至10においては、ボックス本体40の左側のレール構造のみが示されている。レール50は、ボックス本体40の左右で対称に構成されている。
レール50は、上下に個別に形成された直線レール60と湾曲レール70とによって構成されている。直線レール60と湾曲レール70とは、ともに、各レール60,70の全長にわたって連続する案内溝62,72を有している。各案内溝62,72は、ともに、ボックス本体40の内側に開放されている(図9,10参照)。
直線レール60は収納部42の開放面42aに沿って直線状に延び、かつ、ドア格納部44まで延長されている(図6乃至8参照)。直線レール60の案内溝62は、その全長にわたって上下内面が水平な断面コ字状に形成されている(図9,10参照)。
ボックス本体40の各直線レール60の案内溝62に対して第1ドア20の対応する側部の各支持部22が個別に嵌入されている(図9参照)。各支持部22は各案内溝62によってスライド可能に支持されている。各支持部22を被うカバー部材は、その側部の一部が案内溝62の内奥面と接触し、その上部の一部が案内溝62の上面と接触している。つまり、各支持部22は、各直線レール60との接触面積を小さく抑えた上で各直線レール60によって安定的に支持されている。そのため、第1ドア20は、直線レール60に沿って円滑にスライド可能であり、かつ、その各スライド位置においてガタつくことがない。
湾曲レール70は、収納部42の開放面42aに対応する位置において直線レール60と平行に設けられ、ドア格納部44において下方へ湾曲する湾曲部70aと湾曲部70aから斜め下方へ延びる傾斜部70bとを備えている(図6乃至8参照)。湾曲レール70においては、そのドア格納部44における全長にわたって案内溝72内で2つの摺動面72aが相対向している(図6乃至10参照)。各摺動面72aはそれぞれ、案内溝72の外方に向かって広がる傾斜角度に設定されている。
湾曲レール70の案内溝72は、収納部42の開放面42aに対応する位置では上下内面が水平な断面コ字状に形成されている。案内溝72における収納部42の開放面42aの前端位置および後端位置には、それぞれ、第1ドア20のドア側ロック部24と係合する本体側ロック部74が形成されている(図6乃至8参照)。
ボックス本体40の各湾曲レール70の案内溝72に対して第2ドア30の対応する側部の摺動ピン32が個別に嵌入されている(図10参照)。各摺動ピン32はドア格納部44で各案内溝72によってスライド可能に支持されている。各摺動ピン32は、その頭部32dが各案内溝72の上下の摺動面72aに常に接触する状態にスプリングSの弾性力によって付勢されている。そのため、各摺動ピン32は各湾曲レール70によって安定的に支持されており、第2ドア30の各スライド位置において、各摺動ピン32がガタつくことがない。
なお、第2ドア30において、湾曲レール70によって支持されている後方側の端部が支持端部30bである(図6参照)。
直線レール60と湾曲レール70との後方において、直線レール60と湾曲レール70の直線部分との上下の中間位置には、後方へスライドする第1ドア20を受け止めるストッパー部材46が設けられている(図1,6,8参照)。第1ドア20は、その両側壁の後端を内側へ凹ませて形成された個々の接触面28(図4参照)を対応する側部のストッパー部材46によって受け止められる。
つづいて、コンソールボックス1におけるドア10の開閉作動について説明する。
コンソールボックス1においては、ドア10を後方にスライドさせることで、収納部42の開放面42aが開放された状態(図8参照)とすることができる。第1ドア20は直線レール60に沿って直線的にスライドしてドア格納部44に格納される。第2ドア30は、その連結端部30aの差込部34aが第1ドア20とともに直線的にスライドし、支持端部30b側に位置する各摺動ピン32がドア格納部44で対応する湾曲レール70に沿って円弧状に下方へスライドする。すなわち、第2ドア30は連結端部30aの両差込部34aを支点として支持端部30bが下方へ回転した状態でドア格納部44に格納される。格納状態にある第2ドア30は、支持端部30bが連結端部30aの前方に位置するように第1ドア20に対して鋭角に傾斜している。
なお、ドア10を後方にスライドさせた際、ドア10は、第1ドア20の各接触面28がボックス本体40における対応するストッパー部材46のクッション部46aと接触してスライドが停止されるとともに、第1ドア20の各ドア側ロック部24が収納部42の開放面42aの後端位置に設けられている対応する本体側ロック部74と係合することにより、収納部42の開放面42aが開放された状態で位置決めされる(図8参照)。
ドア10を後方へスライドさせた際、第2ドア30の各摺動ピン32が対応する湾曲レール70における湾曲部70aの変曲点を越えると、ドア10は自動的に後方にスライドして、収納部42の開放面42aが開放された状態となる。このような自動的なドア10のスライド機構について、以下に説明する。
第2ドア30の各摺動ピン32が対応する湾曲レール70における湾曲部70aの変曲点に位置する状態(図7参照)から第2ドア30を後方へスライドさせると、輪ゴムRの付勢力は第2ドア30の各摺動ピン32を対応する湾曲レール70に沿って下方へスライドさせるように作用する。一方、各摺動ピン32が対応する湾曲レール70の傾斜部70bまでスライドすると、該各摺動ピン32は第2ドア30の連結端部30a側を後方へ回転させる支点として作用する。すなわち、第2ドア30は、支持端部30b側を支点として連結端部30a側が後方へ回転する。これにより、第1ドア20には後方への付勢力が働く。
結果として、第2ドア30の各摺動ピン32が対応する湾曲レール70における湾曲部70aの変曲点を越えると、第2ドア30の支持端部30b側が輪ゴムRの付勢力によって下方へ回転しながら湾曲レール70に沿ってスライドし、それに連動して第1ドア20が後方へスライドする、という自動的なドア10のスライドが実現される。
一方、ドア10を前方にスライドさせることで、収納部42の開放面42a(図2参照)が閉鎖された状態(図6参照)とすることができる。第1ドア20は、直線レール60に沿って直線的にスライドする。第2ドア30は、その連結端部30aの各差込部34aが第1ドア20とともに直線的にスライドし、支持端部30b側に位置する各摺動ピン32が対応する湾曲レール70に沿って円弧状に上方へスライドする。すなわち、第2ドア30は連結端部30aの両差込部34aを支点として支持端部30bが上方に回転する。収納部42の開放面42aが閉鎖された状態においては、各ドア20,30がともに開放面42aに沿って水平に配置される。
ドア10を前方にスライドさせた際には、第1ドア20の各ドア側ロック部24が収納部42の開放面42aの前端位置に設けられている対応する本体側ロック部74と係合して、収納部42の開放面42aが閉鎖された状態でドア10が位置決めされる(図6参照)。
上述の実施形態においては、ドア10が前後に2分割されているのみであることから、例えば小片を連結したスライドシャッタ状のドアに比べて見切り線を削減できる。そのため、ドア10で収納部42の開放面42aが閉鎖された状態におけるコンソールボックス1の見栄えが良く、コンソールボックス1を外観に優れたものとすることができる。
また、第2ドア30は、連結端部30aの両差込部34aを支点に支持端部30bが下方へ回転した状態でドア格納部44に格納されることから、その分、第1ドア20のスライドストロークを大きく確保できる。そのため、収納部42の開放面42aをボックス本体40の後方側まで広く確保できる。
また、両ドア20,30が後方にスライドして第2ドア30の各摺動ピン32が対応する湾曲レール70の湾曲部70aの変曲点を越えると、第2ドア30の支持端部30a側が輪ゴムRの付勢力によって下方へ回転しながら湾曲レール70に沿ってスライドし、それに連動して第1ドア20が後方へスライドする。つまり、ドア10を所定位置までスライド操作すると、後は自動でドア10が開かれることとなり、収納部42の開放面42aを開放する際のドア10のスライド操作を一部自動化することができる。
また、第2ドア30に設けられている各摺動ピン32が、その球形状の頭部32dを対応する湾曲レール70の両摺動面72aに常に接触させるように付勢されていることから、各摺動ピン32と各湾曲レール70との接触面積を小さく抑えた上で、各摺動ピン32を各湾曲レール70によって安定的に支持することができる。そのため、各湾曲レール70に対する第2ドア30の円滑なスライドを維持しつつ、各摺動ピン32が各湾曲レール70内で振動するのを抑え、各摺動ピン32と各湾曲レール70との間での打音の発生を防ぐことができる。
また、第2ドア30が第1ドア20よりも前後に短い寸法に設定されていることから、格納状態にある第2ドア30(図8参照)を湾曲レール70に沿って上方に引き上げるのに要する力を低減することができる。そのため、収納部42の開放面42aが開放された状態からドア10を前方へスライドさせるときに、そのスライドに要する使用者の負担を低減することができる。
また、第1ドア20の各支持部22と第2ドア30の各摺動ピン32とが、個別に形成された専用のレールによって個々にスライド可能に支持されることから、各ドア20,30のスライドを安定させることができる。例えば、第1ドア20の各支持部22と第2ドア30の各摺動ピン32とが、ボックス本体40の左右のそれぞれにおいて直線状に延びる一本のレールから直線状のレールと湾曲状のレールとに後方で分岐するように構成されたレールによってスライド可能に支持され該レールをスライドする場合に、各支持部22および各摺動ピン32がレールの分岐点にぶつかって生じるガタつきを回避できる。
加えて、第1ドア20が直線レール60に沿ってスライドすることで、該第1ドア20が収納部42の開放面42aに沿った水平の延長線上に格納されることから、つぎのような場合に生じる問題を回避できる。
すなわち、直線レール60を廃止してレールを湾曲レール70の一本のみとし、各支持部22の形成位置を適宜変更して第1ドア20と第2ドア30とがともに湾曲レール70に沿ってスライドできる構成とした場合、第1ドア20は、その前端部が湾曲レール70の直線部分に位置し、後端部が湾曲部70aに位置して収納部42の開放面42aに対して傾斜した状態でドア格納部44に格納されることとなる。この結果、収納部42の開放面42aの後端においては、ボックス本体40のパネル部材48と第1ドア20の上面との間に隙間が形成されて、コンソールボックス1の見栄えを損なう恐れがある。
上述の実施形態においては、このような隙間の形成を回避して、収納部42の開放面42aが開放された状態におけるコンソールボックス1の見栄えを良くすることができ、コンソールボックス1を外観に優れたものとすることができる。
なお、本発明においては、第1ドア20と第2ドア30とがともに湾曲レール70に沿ってスライドできる構成とした場合であっても、第2ドア30の各摺動ピン32が対応する湾曲レール70における湾曲部70aの変曲点を越える位置までドア10をスライド操作すると、後は自動でドア10が開く。
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
上述の実施形態において、第2ドア30は、輪ゴムRによって下方へ回転するように付勢力を受けていた。しかしながら、第2ドア30を付勢する本発明の「弾性体」は輪ゴムRに限定されるものではない。
例えば、輪ゴムRに換えてトーションタイプのスプリングを用いても良い。この場合、第2ドア30がその連結端部30aの両差込部34aを支点として下方へ回転するように、該トーションタイプのスプリングを第1ドア20と第2ドア30とに跨いで適宜取付ける。
また、輪ゴムRに換えて引張タイプのスプリングを用いても良い。この場合、第2ドア30がその連結端部30aの両差込部34aを支点として下方へ回転するように、該引張タイプのスプリングを第1ドア20と第2ドア30とに跨いで適宜取付ける。
上述の実施形態においては、第2ドア30が第1ドア20に対して鋭角に傾斜した状態でドア格納部44に格納されていた(図8参照)。しかしながら、格納状態にある第2ドア30の第1ドア20に対する傾斜角度は鋭角に限定されるものではなく、連結端部30aの各差込部34aを支点として支持端部30bが下方へ回転した状態で第2ドア30がドア格納部44に格納されようにコンソールボックス1が構成されていれば、格納状態にある第2ドア30の第1ドア20に対する傾斜角度はどのような角度であってもよい。
上述の実施形態においては、第2ドア30の各貫通孔Hに第1ドア20の各回転支持軸26が個別に嵌入されることにより、第2ドア30が第1ドア20に対して回転可能に連結されていた。しかしながら、この連結の方法は回転支持軸26を用いたものに限定されるものではなく、例えば段付きビスの挿通によって第2ドア30を第1ドア20に対して回転可能に連結してもよい。
上述の実施形態においては、第1ドア20が第2ドア30よりも前後に長い寸法に設定されていた。しかしながら、ボックス本体の形状や寸法に合わせて第1ドア20と第2ドア30とを前後に同じ寸法に設定してもよく、また、第2ドア30を第1ドア20よりも前後に長い寸法に設定してもよい。
1 コンソールボックス
10 ドア
20 第1ドア
30 第2ドア
30a 連結端部
30b 支持端部
40 ボックス本体
42 収納部
42a 開放面
50 レール
60 直線レール
70 湾曲レール
70a 湾曲部

Claims (1)

  1. 上面が開放された収納部を持つボックス本体と、収納部の開放面を被うドアとを備え、このドアがボックス本体側に設けられたレールに沿ってスライドすることで収納部の開放面が開閉されるように構成されたコンソールボックスであって、
    ドアはスライド方向に関して第1ドアと第2ドアとに2分割されており、第1ドアに対して第2ドアの一端である連結端部が上下方向へ回転可能に連結され、第2ドアは弾性体によって連結端部を支点として下方へ回転するように付勢力を受けており、
    第1ドアと第2ドアにおける連結端部の反対側の支持端部とはレールによってスライド可能に支持され、
    レールは、ドアが開かれる側において下方に湾曲する湾曲部を備え、
    第1ドアおよび第2ドアがレールに沿って開く方向へスライドし、第2ドアの支持端部がレールの湾曲部に入り込むと、該支持端部が弾性体の付勢力によって下方へ回転しながらレールの湾曲部に沿ってスライドし、この支持端部のスライドに連動して第1ドアが開く方向へスライドするように構成されたコンソールボックス。
JP2013250865A 2013-12-04 2013-12-04 コンソールボックス Expired - Fee Related JP6104783B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250865A JP6104783B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 コンソールボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013250865A JP6104783B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 コンソールボックス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015107706A JP2015107706A (ja) 2015-06-11
JP6104783B2 true JP6104783B2 (ja) 2017-03-29

Family

ID=53438449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013250865A Expired - Fee Related JP6104783B2 (ja) 2013-12-04 2013-12-04 コンソールボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6104783B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3370885B2 (ja) * 1997-01-31 2003-01-27 関東自動車工業株式会社 自動車用コンソールボックス
JP4050539B2 (ja) * 2001-03-30 2008-02-20 株式会社ニフコ コンソールボックス
JP2008279891A (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Kojima Press Co Ltd コンソールボックス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015107706A (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5267013B2 (ja) 車両のスライドドア構造
US9163443B2 (en) Linear center rail structure for sliding door
JP5790221B2 (ja) 車両用ルーフ装置
JP4973090B2 (ja) コンソールボックス構造
JP6112561B2 (ja) コンソールボックス
JP2006037706A (ja) 車両用スライドドア装置
JP2006069430A (ja) 車両用スライドドア装置
JP6104783B2 (ja) コンソールボックス
JP2011213319A (ja) スライドドア装置
JP2010254233A (ja) コンソールボックス
JP6112560B2 (ja) コンソールボックス
JP5180451B2 (ja) 車両用スライドドア構造
KR101415404B1 (ko) 자동차용 도어체커
JP4639646B2 (ja) スライドドア装置
JP2006327329A (ja) アームレスト
JP5151819B2 (ja) 車両用収納部のリッド開閉構造
JP5594767B2 (ja) 車両における荷室用デッキボード
KR101393867B1 (ko) 차량용 커버링쉘프 개폐장치
WO2021166483A1 (ja) サンルーフ装置のディフレクタ
JP2013107556A (ja) スライドドア構造
JP5703085B2 (ja) 車両用スライドドアの開閉装置
JP2010137798A (ja) コンソールボックス構造
JP2005067364A (ja) 自動車用内装部品のポケット構造
JP4306323B2 (ja) スライドドアのスライドガイド構造
JP2017100585A (ja) 車両用サンバイザ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170301

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6104783

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees