JP2007038849A - 車両用物入装置の開閉機構構造 - Google Patents

車両用物入装置の開閉機構構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 開方向付勢部材やダンパ機構の寸法公差を小さくすることなく蓋体の開放時間のバラ付きをなくし得るようにする。
【解決手段】 物入装置本体2と蓋体3との間に、蓋体3を開方向へ付勢する開方向付勢部材を介装すると共に、開方向付勢部材による付勢力を減衰するダンパ機構11を設けた車両用物入装置の開閉機構構造であって、物入装置本体2と蓋体3との間に、蓋体3の開放時間を設定可能な開放時間設定機構21を設けるようにしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車両用物入装置の開閉機構構造に関するものである。
自動車などの車両には、車室内に各種の物入装置が設けられており、この物入装置には、物入装置本体に対して開閉可能なリッド(蓋体)を備えると共に、このリッドを開閉するための開閉機構を備えたものが存在する。このような開閉機構を備えた物入装置には、例えば、グローブボックス、コンソールボックス、カップホルダ装置、灰皿装置などがある(例えば、特許文献1参照)。
上記開閉機構は、物入装置本体と蓋体との間に、蓋体を開方向へ付勢する開方向付勢部材を介装すると共に、開方向付勢部材による付勢力を減衰するダンパ機構を設けた構造を備えている。
そして、物入装置本体に対して蓋体を開けることにより、物入装置本体に対して物の出し入れを行うことが可能となる。反対に、物入装置本体に対して蓋体を閉じることにより、物入装置本体の内部に収納した物を保管することができる。
物入装置本体に対して蓋体を開ける際には、開閉機構が作動し、開方向付勢部材が蓋体を開方向へ付勢することによって、蓋体は自動的に開かれ、この時、開方向付勢部材による付勢力をダンパ機構が減衰することにより、蓋体は、所定の速度で開かれることとなる。
特開2003−118467号公報
しかしながら、上記開閉機構には、開方向付勢部材やダンパ機構のバラ付きによって蓋体の開放時間にバラ付きが生じるという問題があった。この蓋体の開放時間のバラ付きをなくすためには、開方向付勢部材やダンパ機構の寸法公差を小さくする必要があるが、開方向付勢部材やダンパ機構の寸法公差を小さくするのは技術的に困難であり、しかも、コストアップを招くこととなる。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、物入装置本体と蓋体との間に、該蓋体を開方向へ付勢する開方向付勢部材を介装すると共に、該開方向付勢部材による付勢力を減衰するダンパ機構を設けた車両用物入装置の開閉機構構造において、前記物入装置本体と蓋体との間に、蓋体の開放時間を設定可能な開放時間設定機構を設けた車両用物入装置の開閉機構構造を特徴としている。
請求項1の発明によれば、物入装置本体と蓋体との間に開放時間設定機構を設け、この開放時間設定機構を用いて蓋体の開放時間を設定することにより、開方向付勢部材やダンパ機構の寸法公差を小さくすることなく蓋体の開放時間のバラ付きをなくすことができる。このようにすることにより、コストをかけずに物入装置の品質向上を図ることが可能となる。
開方向付勢部材やダンパ機構の寸法公差を小さくすることなく蓋体の開放時間のバラ付きをなくし得るようにするという目的を、物入装置本体と蓋体との間に、蓋体の開放時間を設定可能な開放時間設定機構を設ける、という手段で実現した。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図4は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成を説明すると、自動車などの車両には、車室内に各種の物入装置1が設けられており、この物入装置1には、物入装置本体2に対して開閉可能なリッド(蓋体3)を備えると共に、この蓋体3を開閉するための開閉機構4を備えたものが存在する。このような開閉機構4を備えた物入装置1には、例えば、グローブボックス、コンソールボックス、カップホルダ装置、灰皿装置などがある。
この実施例では、カップホルダ装置などの物入装置1について説明するが、これに限るものではない。この物入装置1では、カップホルダ本体などの物入装置本体2に対し、回動中心軸5を中心として蓋体3が回動することにより、蓋体3の開閉が行われるように構成されている。この場合、回動中心軸5は、物入装置本体2の両側面に対してそれぞれ設けられている。左右の回動中心軸5は、物入装置本体2の幅方向へ延びる同一直線上に配置されている。より具体的には、図4に示すように、物入装置本体2の側面にボス6を突設すると共に、蓋体3にボス6へ向けて延びるアーム7を設け、このアーム7の先端を回動中心軸5となるスクリュー8(段付ボルト)を用いてボス6に回動可能にネジ止めするようにしている。このアーム7は、蓋体3に一体成形することもできるが、ここでは、金属製として、蓋体3にネジ止めされるものとする。
上記開閉機構4は、物入装置本体2と蓋体3との間に、蓋体3を開方向へ付勢する開方向付勢部材を介装すると共に、図1に示すように、開方向付勢部材による付勢力を減衰するダンパ機構11を設けた構造を備えている。
ここで、開方向付勢部材には、例えば、ねじりバネなどが用いられる。ねじりバネは、コイル部と、このコイル部の両端からそれぞれ延設された両脚部とを備えている。そして、ねじりバネは、コイル部を回動中心軸5に外嵌されると共に、一方の脚部を物入装置本体2に係止され、他方の脚部を蓋体3に係止される。この際、ねじりバネは、弾性力が蓄えられた状態で取付けられる。
また、ダンパ機構11は、ダンパ本体12と、このダンパ本体12に開方向付勢部材による付勢力を伝達する伝達部材13とを備えている。例えば、ダンパ本体12には、粘性流体の粘性を利用して減衰を行うようにした粘性式ダンパ装置14が用いられ、伝達部材13には、粘性式ダンパ装置14の入力軸に取付けられた入力ギヤ15と噛み合うダンパギヤ16が用いられる。ダンパ本体12は、物入装置本体2の側面における回動中心軸5の近傍に取付けられる。ダンパギヤ16などの伝達部材13は、回動中心軸5に対して、アーム7と一体的に回転可能に取付けられる。ダンパギヤ16は、扇型の部分歯車とされている。
この実施例のものでは、物入装置本体2と蓋体3との間に、蓋体3の開放時間を設定可能な開放時間設定機構21を設ける。
この開放時間設定機構21は、図4に示すように、物入装置本体2の側に設けられたレール部22と、蓋体3の側に設けられてレール部22に沿って摩擦摺動可能な押圧部23と、この押圧部23のレール部22に対する押圧力を調整可能な調整ネジ24とを備えている。
ここで、レール部22は、物入装置本体2の側面に一体形成される。レール部22は、回動中心軸5を中心とする円弧状に形成される。レール部22は、少なくとも蓋体3の回動範囲と対応する範囲に亘って形成される。また、押圧部23は、ダンパギヤ16の裏面(物入装置本体2側の面)からレール部22へ向けて延設された弾性倣い片26の先端に設けられる。弾性倣い片26と押圧部23とはダンパギヤ16に一体成形される。なお、弾性倣い片26は、ダンパギヤ16と一体の樹脂バネとなっているが、別体の金属バネとすることも可能である。また、ダンパギヤ16には、レール部22および押圧部23を臨む窓部27が形成される。そして、アーム7に、窓部27と押圧部23との間へ介在される重複部28を設ける。調整ネジ24は、ダンパギヤ16に形成された窓部27を通して、アーム7の重複部28における押圧部23から若干離れた弾性倣い片26のほぼ中間位置に螺着される。これにより、弾性倣い片26の先端に調整ネジ24の締め込みによる所要の撓みを生じさせて、レール部22の摺動面のうねりの影響を吸収・排除し得るようにする。
次に、この実施例の作用について説明する。
物入装置本体2に対して蓋体3を開けることにより、物入装置本体2に対して物の出し入れを行うことが可能となる。反対に、物入装置本体2に対して蓋体3を閉じることにより、物入装置本体2の内部に収納した物を保管することができる。なお、物入装置1をカップホルダ装置とた場合には、蓋体3を開けることにより飲料容器を置くことができるようになると共に、蓋体3を閉じることにより物入装置本体2を隠すことができる。同様に、物入装置1を灰皿装置とした場合には、蓋体3を開けることにより灰皿として使用することができるようになると共に、蓋体3を閉じることにより物入装置本体2を隠すことができる。
この物入装置本体2に対して蓋体3を開ける際には、開閉機構4が作動し、開方向付勢部材が蓋体3を開方向へ付勢することによって、蓋体3は自動的に開かれ、この時、開方向付勢部材による付勢力をダンパ機構11が減衰することにより、蓋体3は、所定の速度で開かれることとなる。
ここで、開方向付勢部材やダンパ機構11にバラ付きがある場合には、蓋体3の開放時間(開放するまでの間に要する時間)にバラ付きが生じることとなる。
そこで、この実施例では、物入装置本体2と蓋体3との間に開放時間設定機構21を設け、この開放時間設定機構21を用いて蓋体3の開放時間を設定することにより、開方向付勢部材やダンパ機構11の寸法公差を小さくすることなく蓋体3の開放時間のバラ付きをなくすことができる。このようにすることにより、コストをかけずに物入装置1の品質向上を図ることが可能となる。
より具体的には、この開放時間設定機構21は、蓋体3の側に設けられた押圧部23をレール部22に沿って摩擦摺動させることにより、蓋体3の開放時間を全域に亘ってほぼ均一に遅らせることができるので、これを利用して開放時間の設定を行うようにする。
そして、開放時間設定機構21による開放時間の設定は、調整ネジ24で押圧部23のレール部22に対する押圧力を調整することにより行う。即ち、開放時間を遅らせる場合には、調整ネジ24を締め込んで押圧力を高くし、開放時間を早くする場合には、調整ネジ24を緩めて押圧力を低くするようにする。
このような構造としたことにより、簡単な構造で、コストをかけずに開放時間を調整することが可能となる。
なお、この開放時間設定機構21は、開閉機構4の基本構造を変えずに開放時間設定機構21を追加するだけで、簡単に開放時間のバラ付きをなくせるようにすることが可能であり、高い汎用性を得ることができる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。
本発明の実施例にかかる物入装置の斜視図である。 図1の側面図である。 図1の開閉機構および開放時間設定機構の部分の拡大図である。 図2のA−A線に沿って開放時間設定機構を示す断面図である。
符号の説明
2 物入装置本体
3 蓋体
11 ダンパ機構
21 開放時間設定機構

Claims (1)

  1. 物入装置本体と蓋体との間に、該蓋体を開方向へ付勢する開方向付勢部材を介装すると共に、該開方向付勢部材による付勢力を減衰するダンパ機構を設けた車両用物入装置の開閉機構構造において、
    前記物入装置本体と蓋体との間に、蓋体の開放時間を設定可能な開放時間設定機構を設けたことを特徴とする車両用物入装置の開閉機構構造。
JP2005225374A 2005-08-03 2005-08-03 車両用物入装置の開閉機構構造 Withdrawn JP2007038849A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008247134A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Calsonic Kansei Corp 車両用物入装置
JP2009143286A (ja) * 2007-12-12 2009-07-02 Kojima Press Co Ltd 車両用内装装置
JP2009190550A (ja) * 2008-02-14 2009-08-27 Nifco Inc リッド装置

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