JP2008116022A - 車両用物入装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】リッド部の開度に拘わらずダンパ装置の減衰効果が一定化されるようにする。
【解決手段】物入装置本体22に対し、ヒンジ部23を介して、リッド部24を開閉可能に取付けると共に、物入装置本体22とリッド部24との間に、リッド部24の開速度を減衰可能なダンパ装置25を介装し、ダンパ装置25が物入装置本体22に固定されたダンパ本体26と、ダンパ本体26から引出された係止用紐状部材27とを備えた車両用物入装置であって、係止用紐状部材27の先端側にラックギヤ32を取付け、リッド部24に、ヒンジ軸を中心とする円弧状のギヤ33を取付け、ギヤとラックギヤ32とを噛み合わせるようにしている。
【選択図】図2
【解決手段】物入装置本体22に対し、ヒンジ部23を介して、リッド部24を開閉可能に取付けると共に、物入装置本体22とリッド部24との間に、リッド部24の開速度を減衰可能なダンパ装置25を介装し、ダンパ装置25が物入装置本体22に固定されたダンパ本体26と、ダンパ本体26から引出された係止用紐状部材27とを備えた車両用物入装置であって、係止用紐状部材27の先端側にラックギヤ32を取付け、リッド部24に、ヒンジ軸を中心とする円弧状のギヤ33を取付け、ギヤとラックギヤ32とを噛み合わせるようにしている。
【選択図】図2
Description
この発明は、車両用物入装置に関するものである。
自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの助手席側の部分には、グローブボックスなどの物入装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
図5〜図8(主に図6参照のこと)に示すように、グローブボックスなどの物入装置1は、物入装置本体2に対し、ヒンジ部3を介して、リッド部4を開閉可能に取付けると共に、物入装置本体2とリッド部4との間に、リッド部4の開速度を減衰可能なダンパ装置5を介装した構成を備えている。
ダンパ装置5には各種のものが存在するが、ここでは、いわゆるエアダンパが用いられている。このエアダンパは、物入装置本体2に固定されたダンパ本体6と、ダンパ本体6から引出された係止用紐状部材7とを備えている。
より具体的には、このエアダンパは、図9に示すように、ダンパ本体6が筒状をしており、この筒状のダンパ本体6の一端側から係止用紐状部材7が引出されている。係止用紐状部材7の先端部には、リッド部4に対する引掛部8が取付けられている。そして、筒状のダンパ本体6の内部には、ピストンが設けられ、係止用紐状部材7の後端部はこのピストンに係着されている。ダンパ本体6の他端側とピストンとの間の空間には、バネやエアなどが封入され、バネ力やエアの圧縮・膨張力などによって減衰力を発生させるように構成されている。
特開2005−335407
しかしながら、上記特許文献1に記載された車両用物入装置では、図6、図8に示すように、リッド部4の開度に応じて、係止用紐状部材7先端部(の引掛部8に対する係着位置)における、リッド部4の回転方向9が変化し、且つ、この回転方向9と係止用紐状部材7への引張方向10とが成す分力角が変化するため、リッド部4の開度によってダンパ装置5の減衰効果に差が生じてしまうという問題があった。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明では、物入装置本体に対し、ヒンジ部を介して、リッド部を開閉可能に取付けると共に、前記物入装置本体とリッド部との間に、リッド部の開速度を減衰可能なダンパ装置を介装し、該ダンパ装置が物入装置本体に固定されたダンパ本体と、該ダンパ本体から引出された係止用紐状部材とを備えた車両用物入装置において、前記係止用紐状部材の先端側にラックギヤを取付け、リッド部に、ヒンジ軸を中心とする円弧状のギヤを取付け、該ギヤと前記ラックギヤとを噛み合わせたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、係止用紐状部材の先端側にラックギヤを取付け、リッド部に、ヒンジ軸を中心とする円弧状のギヤを取付け、該ギヤと前記ラックギヤとを噛み合わせたことにより、この噛み合い位置における、リッド部の回転方向と、係止用紐状部材の引張方向とが、常にラックギヤの延設方向に一致されることとなるため、リッド部の開度に拘わらずダンパ装置の減衰効果が一定化されると共に、ダンパ装置を効率良く作動させることが可能となる。
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。
図1〜図4は、この発明の実施例を示すものである。
まず、構成について説明する。自動車などの車両には、車室内の前部にインストルメントパネルが設けられている。このインストルメントパネルの助手席側の部分には、グローブボックスなどの物入装置21が設けられている。
このグローブボックスなどの物入装置21は、物入装置本体22に対し、ヒンジ部23を介して、リッド部24を開閉可能に取付けた構成を備えている。
グローブボックスには、各種のものが存在するが、ここでは、リッド部24の裏面側に収納部24aが設けられたバケット型のものとなっている。なお、この発明は、バケット型のグローブボックスに限るものではない。
バケット型のグローブボックスの場合、物入装置本体22は、インストルメントパネルに対する取付パネルなどとされている。パネル状の物入装置本体22は、リッド部24の背面形状に対応する形状を呈している。ヒンジ部23は、物入装置本体22とリッド部24との下辺部間に設けられている。これにより、リッド部24は下辺部を中心として下開きし得るようになっている。リッド部24の裏面の収納部24aには、各種の大きさのものが存在しているが、ここでは、小型のポケット状とされている。
そして、物入装置本体22とリッド部24との間に、リッド部24の開速度を減衰可能なダンパ装置25が介装されている。
ダンパ装置25には各種のものが存在するが、ここでは、いわゆるエアダンパが用いられる。このエアダンパは、物入装置本体22に固定されたダンパ本体26と、ダンパ本体26から引出された係止用紐状部材27とを備えている。
より具体的には、このエアダンパは、図9のものと同様に、ダンパ本体26が筒状(ほぼ円筒状)をしており、この筒状のダンパ本体26の一端側から係止用紐状部材27が引出されている。そして、筒状のダンパ本体26の内部には、ピストンが設けられ、係止用紐状部材27の後端部はこのピストンに係着されている。ダンパ本体26の他端側とピストンとの間の空間には、バネやエアなどが封入され、バネ力やエアの圧縮・膨張力などによって減衰力を発生させるように構成されている。
なお、ダンパ本体26は、物入装置本体22に沿って固定されるため、ここでは、係止用紐状部材27は、ダンパ本体26の一端部で鋭角などに曲げられている。
また、物入装置21には、この他にも、物入装置本体22とリッド部24との間に、リッド部24を閉状態にてロックおよびアンロックするためのロック機構が設けられる。また、物入装置本体22とリッド部24との間に対し、リッド部24を開方向へ付勢する開付勢機構や、リッド部24を閉方向へ付勢する閉付勢機構などが設けられることもある。
そして、以上のような基本構成に対し、この実施例のものでは、係止用紐状部材27の先端側に直線状のラックギヤ32を取付ける。
また、リッド部24に、ヒンジ部23のヒンジ軸を中心とする円弧状のギヤ33を取付ける。円弧状のギヤ33は、リッド部24の開閉方向へ向けて配設される。この円弧状のギヤ33は、リッド部24の開閉範囲に対応する長さとなるようにする。なお、リッド部24に対する円弧状のギヤ33の取付けは、一体成形によるものでも、ネジ止めその他によるものでも良い。
そして、円弧状のギヤ33とラックギヤ32とを噛み合わせるようにする。このギヤ33とラックギヤ32との噛み合わせは、リッド部24の閉時に、それぞれの手前側の位置で噛み合い、リッド部24の開時に、それぞれの奥側の位置で噛み合うようにする。この際、ラックギヤ32は、円弧状のギヤ33の接線方向へ向けて延設されるようにする。また、物入装置本体22には、ラックギヤ32に対するガイドを設けるようにする。
次に、この実施例の作用について説明する。
物入装置本体22に対し、ヒンジ部23を中心としてリッド部24を開くことにより、収納部24aが外部に露出されるので、収納部24aに対して物の出し入れを行うことが可能となる。
反対に、物入装置本体22に対し、ヒンジ部23を中心としてリッド部24を閉じることにより、収納部24aが外部から隠されるので、収納部24aに対して物を収納しておくことが可能となる。
そして、リッド部24を開く際には、リッド部24の開速度をダンパ装置25が減衰する。ここでは、いわゆるエアダンパを用いているので、バネ力やエアの圧縮・膨張力などによって減衰力が発生される。
この実施例によれば、係止用紐状部材27の先端側にラックギヤ32を取付け、リッド部24に、ヒンジ部23のヒンジ軸を中心とする円弧状のギヤ33を取付け、このギヤ33とラックギヤ32とを噛み合わせたことにより、図2、図4に示すように、この噛み合い位置における、リッド部24の回転方向29と、係止用紐状部材27の引張方向30とが、常にラックギヤ32の延設方向に一致されるため、リッド部24の開度に拘わらずダンパ装置25の減衰効果が一定化されると共に、ダンパ装置25を効率良く作動させることが可能となる。
なお、リッド部24の開閉に伴い、ラックギヤ32と円弧状のギヤ33との噛み合い位置は、相対的には移動するものの、絶対的には固定点となる。これにより、この固定点での、リッド部24の回転方向29は、常時一定となり、且つ、リッド部24の回転方向29と係止用紐状部材27の引張方向30とが成す分力角は常時0゜となる。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。例えば、この発明は、グローブボックスに限らず、ダンパ装置を有する車両用の物入装置全般に対して適用可能である。なお、各実施例に複数の構成が含まれている場合には、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、これらに跨がった構成の組合せのうちの可能なものが含まれることは勿論である。
22 物入装置本体
23 ヒンジ部
24 リッド部
25 ダンパ装置
26 ダンパ本体
27 係止用紐状部材
32 ラックギヤ
33 円弧状のギヤ
23 ヒンジ部
24 リッド部
25 ダンパ装置
26 ダンパ本体
27 係止用紐状部材
32 ラックギヤ
33 円弧状のギヤ
Claims (1)
- 物入装置本体に対し、ヒンジ部を介して、リッド部を開閉可能に取付けると共に、
前記物入装置本体とリッド部との間に、リッド部の開速度を減衰可能なダンパ装置を介装し、
該ダンパ装置が物入装置本体に固定されたダンパ本体と、該ダンパ本体から引出された係止用紐状部材とを備えた車両用物入装置において、
前記係止用紐状部材の先端側にラックギヤを取付け、
リッド部に、ヒンジ軸を中心とする円弧状のギヤを取付け、
該ギヤと前記ラックギヤとを噛み合わせたことを特徴とする車両用物入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006302295A JP2008116022A (ja) | 2006-11-08 | 2006-11-08 | 車両用物入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006302295A JP2008116022A (ja) | 2006-11-08 | 2006-11-08 | 車両用物入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008116022A true JP2008116022A (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=39502120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006302295A Pending JP2008116022A (ja) | 2006-11-08 | 2006-11-08 | 車両用物入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008116022A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011084191A (ja) * | 2009-10-16 | 2011-04-28 | Honda Motor Co Ltd | 車両用グローブボックス |
CN112438581A (zh) * | 2020-12-02 | 2021-03-05 | 海信(广东)厨卫系统有限公司 | 一种蒸烤箱 |
-
2006
- 2006-11-08 JP JP2006302295A patent/JP2008116022A/ja active Pending
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