JP6835614B2 - 車両用収納装置 - Google Patents

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本発明は、車両用収納装置に関する。
従来から、車両の車室内に配置されるグローブボックス、コンソールボックスやカップホルダ等の車両用収納装置が公知である(例えば、特許文献1)。
この車両用収納装置は、例えば、収納容器と、収納容器に回動可能に配設される蓋体と、蓋体の回動を制動するダンパ装置と、を備える。このダンパ装置は、蓋体が勢いよく開かないようにするために、蓋体の回動速度を減衰(減速)するダンパ(ギヤダンパ)を有して構成される。
特開2002−331875号公報
蓋体の開き始めと最大開き時とで開閉抵抗が同じであるため、蓋体の開き始めをゆっくり開かせようとする場合には、比較的強いトルクのダンパが必要となる。比較的強いトルクのダンパを用いると、蓋体の開閉抵抗が過大となり、蓋体の開きが全開する前で止まってしまうことが懸念される。
その一方で、蓋体が全開する前にゆっくり開かせようとする場合には、比較的弱いトルクのダンパが必要となる。比較的弱いトルクのダンパを用いると、蓋体の開閉抵抗が過小となり、蓋体の開き始めの速度が速くなってしまうことが懸念される。
前述の懸念を解消するために、蓋体を開方向へ付勢する付勢部材の付勢力とダンパ抵抗(ダンパのトルク)との両方を強くすると、組付性の悪化に繋がり得る。
そこで、本発明は、比較的簡単な構成で蓋体開閉時の操作感を向上することができる車両用収納装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用収納装置は、収納容器と、収納容器に回動可能に配設される蓋体と、蓋体の回動を制動するダンパ装置と、を備える。ダンパ装置は、収納容器及び蓋体の内の一方に配設される制動部と、収納容器及び蓋体の内の他方に配設され、制動部によって制動される被制動部と、を有する。被制動部が、制動部との間に生じる変位を蓋体の回動角度に応じて変化させるように構成される。制動部は、制動ギヤであり、被制動部は、制動ギヤと噛合する被制動ギヤである。蓋体の回動中心から被制動ギヤの歯部分までの距離が、蓋体の回動角度に応じて異なっている。
本発明に係る車両用収納装置によれば、比較的簡単な構成で蓋体開閉時の操作感を向上することができる車両用収納装置を提供することが可能になる。
本発明の第一実施形態に係る車両用収納装置の概略的な斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る車両用収納装置の側面図である。 図2に示す車両用収納装置の蓋体の全開状態を示す側面図である。 第一実施形態の変形例に係る車両用収納装置の側面図である。 図4に示す車両用収納装置の蓋体の全開状態を示す側面図である。 本発明の第二実施形態に係る車両用収納装置の概略的な斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る車両用収納装置の側面図である。 図7に示す車両用収納装置の蓋体の全開状態を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
本発明の実施形態に係る車両用収納装置は、車両の車室内に配置されるグローブボックス、コンソールボックスやカップホルダ等に適用することが可能である。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態に係る車両用収納装置10Aを図1から図3に基づいて説明する。
図1から図3に示すように、車両用収納装置10Aは、開口部11(図3参照)を有する収納容器12と、収納容器12に開口部11を開閉可能に配設される蓋体13と、蓋体13を開方向へ付勢する付勢部材14(図2及び図3参照)と、蓋体13が収納容器12の開口部11を閉塞した状態に保持するプッシュロックオープン装置15と、を備える。
収納容器(収納容器本体部)12は、例えば合成樹脂材料により箱状に形成されている。この収納容器12は、平面視で四角形状に形成された底部16と、底部16の前端部から上方に延在する前側側部17と、底部16の後端部から上方に延在する後側側部18と、底部16の右側端部から上方に延在する右側側部19と、底部16の左側端部から上方に延在する左側側部20と、を有している。そして、収納容器12の上部(上面)に、開口部11が開口させて形成されている。
蓋体(蓋体本体部)13は、例えば合成樹脂材料により平面視で四角形状に形成されている。この蓋体13は、蓋体13の基端部から延在するアーム部21と、アーム部21の先端部に形成され、アーム部21(蓋体13)の回動中心となる回転軸部22と、を有している。さらに、蓋体13は、蓋体13の先端部に形成され、プッシュロックオープン装置15の係止部に係止される被係止部23を有している(図2及び図3参照)。
付勢部材14及びプッシュロックオープン装置15はいずれも、公知の構成をそのまま用いることができるので、具体的な説明は省略する。
車両用収納装置10Aは、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Aをさらに備えている。このダンパ装置24Aは、収納容器12の一方の側部(右側側部19)に配設されている。ダンパ装置24Aは、収納容器12に配設される制動部26Aと、蓋体13に配設され、制動部26Aによって制動される被制動部25Aと、を有している。そして、被制動部25Aが、制動部26Aとの間に生じる変位(抵抗)を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。なお、本実施形態とは逆に、被制動部25Aが収納容器12に配設され、被制動部25Aを制動する制動部26Aが蓋体13に配設されていてもよい。
制動部26Aは、制動ギヤ27であり、いわゆるピニオンギヤとも称されるものである。その一方で、被制動部25Aは、制動ギヤ27と噛合する被制動ギヤ28であり、いわゆるラックとも称されるものである。
被制動ギヤ28は、蓋体13のアーム部21の先端部に形成されており、アーム部21(蓋体13)の回動中心に曲率半径の中心を持つ円弧形状とされている。そして、蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の回動角度に応じて異なっている(図2及び図3参照)。その一方で、制動ギヤ27の回転中心から歯部分までの距離は、回転角度に関わらず一定となっている。
本実施形態では、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さい。すなわち、蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に大きくなるように設定されている。
ダンパ装置24Aは、収納容器12の右側側部19に回動可能に配設され、制動ギヤ27を支持するカム部29と、制動ギヤ27が被制動ギヤ28と噛合した状態を保持するために、カム部29を被制動ギヤ28側へ付勢する付勢部30と、をさらに有する。カム部29は、基端部が収納容器12の右側側部19に回動可能に支持され、先端部に制動ギヤ27及びダンパ31が配設されている。付勢部30は、例えば捻りばねを用いることができる。さらに、ダンパ31は、公知の構成をそのまま用いることができる。
以下に、本実施形態による作用効果を説明する。
(1)本実施形態に係る車両用収納装置10Aは、収納容器12と、収納容器12に回動可能に配設される蓋体13と、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Aと、を備える。ダンパ装置24Aは、収納容器12に配設される制動部26Aと、蓋体13に配設され、制動部26Aによって制動される被制動部25Aと、を有している。被制動部25Aが、制動部26Aとの間に生じる変位を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。
本実施形態に係る車両用収納装置10Aによれば、ダンパ装置24Aが前述の如き被制動部25Aを有することにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。
(2)制動部26Aは、制動ギヤ27であり、被制動部25Aは、制動ギヤ27と噛合する被制動ギヤ28である。蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の回動角度に応じて異なっている。
蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが蓋体13の回動角度に応じて異なっていることにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。このため、組付性の悪化、車両用収納装置10Aの構造の複雑化を招くことなく、蓋体13の開閉抵抗を適切に設定することができる。
(3)本実施形態では、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さい。
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を上げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は下げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始めの速度が比較的遅くて高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができ、さらに、蓋体13を閉じる際の収納容器12との打音も抑制し、蓋体13の最大開き角度付近においては、全開する直前で蓋体13が止まることを防止することができる。
なお、図4及び図5に示す変形例のように、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の中間開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さく、且つ、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の中間開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも小さくなるようにしてもよい。
蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗、及び蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗を上げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始め速度が比較的遅く高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができる。蓋体13の開き始め角度付近を過ぎて最大開き角度付近に到達するまでの間は、開閉抵抗を下げているので蓋体13を滑らかに開くことができる。蓋体13の最大開き角度付近においては、蓋体13の速度が比較的遅く高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができ、さらに最大開き時における蓋体13のバウンドを抑制することができる。また、蓋体13を閉じる際の収納容器12との打音も抑制することができる。
また、図示はしないが、蓋体13の開き始め角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dが、蓋体13の最大開き角度における蓋体13の回動中心から被制動ギヤ28の歯部分までの距離Dよりも大きくなるようにしてもよい。
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を下げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は上げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始め速度を比較的速くして円滑に開き始めさせ、蓋体13の最大開き角度付近においては、蓋体13の開き速度を比較的遅くして高級感及び高品質感を車両用収納装置10Aに付与することができる。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態に係る車両用収納装置10Bを図6から図8に基づいて説明する。なお、第一実施形態と実質的に同一の構成要素には、同一の符号を付すものとする。
図6から図8に示すように、車両用収納装置10Bは、開口部11(図8参照)を有する収納容器12と、収納容器12に開口部11を開閉可能に配設される蓋体13と、蓋体13を開方向へ付勢する付勢部材14(図7及び図8参照)と、蓋体13が収納容器12の開口部11を閉塞した状態に保持するプッシュロックオープン装置15と、を備える。
収納容器(収納容器本体部)12は、例えば合成樹脂材料により箱状に形成されている。この収納容器12は、平面視で四角形状に形成された底部16と、底部16の前端部から上方に延在する前側側部17と、底部16の後端部から上方に延在する後側側部18と、底部16の右側端部から上方に延在する右側側部19と、底部16の左側端部から上方に延在する左側側部20と、を有している。そして、収納容器12の上部(上面)に、開口部11が開口させて形成されている。
蓋体(蓋体本体部)13は、例えば合成樹脂材料により平面視で四角形状に形成されている。この蓋体13は、蓋体13の基端部から延在するアーム部21と、アーム部21の先端部に形成され、アーム部21(蓋体13)の回動中心となる回転軸部22と、を有している。さらに、蓋体13は、蓋体13の先端部に形成され、プッシュロックオープン装置15の係止部に係止される被係止部23を有している(図7及び図8参照)。
付勢部材14及びプッシュロックオープン装置15はいずれも、公知の構成をそのまま用いることができるので、具体的な説明は省略する。
車両用収納装置10Bは、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Bをさらに備えている。このダンパ装置24Bは、収納容器12の一方の側部(右側側部19)に配設されている。ダンパ装置24Bは、収納容器12に配設される制動部26Bと、蓋体13に配設され、制動部26Bによって制動される被制動部25Bと、を有している。そして、被制動部25Bが、制動部26Bとの間に生じる変位(抵抗)を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。なお、本実施形態とは逆に、被制動部25Bが収納容器12に配設され、被制動部25Bを制動する制動部26Bが蓋体13に配設されていてもよい。
制動部26Bは、制動ローラ32であり、いわゆるフリクションローラとも称されるものである。その一方で、被制動部25Bは、制動ローラ32と摺接する被制動ローラ33であり、いわゆるガイドローラとも称されるものである。
被制動ローラ33は、蓋体13のアーム部21の先端部に形成されており、アーム部21(蓋体13)の回動中心に曲率半径の中心を持つ円弧形状とされている。そして、蓋体13の回動中心から被制動ローラ33の摺接面までの距離Dは、蓋体13の回動角度に関わらず一定となっている。また、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の回動角度に応じて異なっている。例えば、被制動ローラ33の摺接面における面粗さや材質等を、蓋体13の回動角度に応じて変えることにより、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が蓋体13の回動角度に応じて異なるようにすることが可能である。その一方で、制動ローラ32の摺動面の摩擦抵抗は、制動ローラ32の回転角度に関わらず一定となっている。すなわち、制動ローラ32の摺接面における面粗さや材質等は、制動ローラ32の回転角度に関わらず一定となっている。
本実施形態では、蓋体13の開き始め角度における被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の最大開き角度における被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗よりも大きい。すなわち、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に小さくなるように設定されている。
ダンパ装置24Bは、収納容器12の右側側部19に回動可能に配設され、制動ローラ32を支持するカム部29と、制動ローラ32が被制動ローラ33と摺接した状態を保持するために、カム部29を被制動ローラ33側へ付勢する付勢部30と、をさらに有する。カム部29は、基端部が収納容器12の右側側部19に回動可能に支持され、先端部に制動ローラ32が配設されている。付勢部30は、例えば捻りばねを用いることができる。さらに、カム部29の先端部と制動ローラ32との間に、ダンパ(図1から図5の符号31参照)を介在させて配設するようにしてもよい。
以下に、この実施形態による作用効果を説明する。
(1)この実施形態に係る車両用収納装置10Bは、収納容器12と、収納容器12に回動可能に配設される蓋体13と、蓋体13の回動を制動するダンパ装置24Bと、を備える。ダンパ装置24Bは、収納容器12に配設される制動部26Bと、蓋体13に配設され、制動部26Bによって制動される被制動部25Bと、を有している。被制動部25Bが、制動部26Bとの間に生じる変位を蓋体13の回動角度に応じて変化させるように構成されている。
この実施形態に係る車両用収納装置10Bによれば、ダンパ装置24Bが前述の如き被制動部25Bを有することにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。
(2)制動部26Bは、制動ローラ32であり、被制動部25Bは、制動ローラ32と摺接する被制動ローラ33である。被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が、蓋体13の回動角度に応じて異なっている。
被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗が蓋体13の回動角度に応じて異なっていることにより、蓋体13の開閉抵抗を蓋体13の回動角度に応じて可変となるようにすることが可能になる。このため、組付性の悪化、車両用収納装置10Bの構造の複雑化を招くことなく、蓋体13の開閉抵抗を適切に設定することができる。
(3)この実施形態では、例えば、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗を、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に小さくなるように設定する。
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を上げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は下げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始めの速度が比較的遅くて高級感及び高品質感を車両用収納装置10Bに付与することができ、さらに、蓋体13を閉じる際の収納容器12との打音も抑制し、蓋体13の最大開き角度付近においては、全開する直前で蓋体13が止まることを防止することができる。
なお、被制動ローラ33の摺接面の摩擦抵抗を、蓋体13の回動角度が閉側から開側に行くに従い徐々に大きくなるように設定してもよい。
このようにすることにより、蓋体13の開き始め角度付近における開閉抵抗を下げ、蓋体13の最大開き角度付近における開閉抵抗は上げることができる。このため、蓋体13の開き始め角度付近においては、蓋体13の開き始め速度を比較的速くして円滑に開き始めさせ、蓋体13の最大開き角度付近においては、蓋体13の開き速度を比較的遅くして高級感及び高品質感を車両用収納装置10Bに付与することができる。
ところで、本発明の車両用収納装置は前述の実施形態に例をとって説明したが、この実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
10 車両用収納装置
12 収納容器
13 蓋体
24 ダンパ装置
25 被制動部
26 制動部
27 制動ギヤ
28 被制動ギヤ
32 制動ローラ
33 被制動ローラ

Claims (1)

  1. 収納容器と、
    前記収納容器に回動可能に配設される蓋体と、
    前記蓋体の回動を制動するダンパ装置と、を備え、
    前記ダンパ装置は、
    前記収納容器及び前記蓋体の内の一方に配設される制動部と、
    前記収納容器及び前記蓋体の内の他方に配設され、前記制動部によって制動される被制動部と、を有しており、
    前記被制動部が、前記制動部との間に生じる変位を前記蓋体の回動角度に応じて変化させるように構成されており、
    前記制動部は、制動ギヤであり、
    前記被制動部は、前記制動ギヤと噛合する被制動ギヤであり、
    前記蓋体の回動中心から前記被制動ギヤの歯部分までの距離が、前記蓋体の回動角度に応じて異なっている
    ことを特徴とする車両用収納装置。
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