JP5459167B2 - 車両用収納装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車室内等に設けられて小物等を収納するための車両用収納装置に関するものである。
車室内において、インストルメントパネルには、アッパボックス、グラブボックス等の車両用収納装置が設けられている。この車両用収納装置として、車両に設けられた収納部と、軸により収納部に支持され、収納部の開口部を閉鎖する閉鎖位置、及び開口部を開放する開放位置間で回動し得るドアとを有するものが、例えば、特許文献1に記載されている。
この車両用収納装置では、ドアと収納部との間に、付勢部材としてターンオーバースプリングが設けられている。ターンオーバースプリングは、閉鎖位置に向かう閉鎖方向、及び開放位置に向かう開放方向へドアを付勢するとともに、同ドアが開放位置及び閉鎖位置間で回動する間に付勢方向を転換するスプリングである。
また、収納部及びドア間には、上記ターンオーバースプリングにより付勢されたドアの回動を制動するダンパ機構が設けられている。このダンパ機構は、ドアに形成され、かつそのドアの回動に伴い上記軸の周りを移動するラックギヤと、そのラックギヤに噛合されたピニオンギヤと、収納部に固定されてピニオンギヤの回転を制動する回動式ダンパとを備える。
そのため、軸を支点としてドアが回動すると、その回動に伴いラックギヤが軸の周りを移動し、ピニオンギヤに対し、これを回動させようとする力がラックギヤを通じて伝わるが、その回動は回動式ダンパによって制動される。こうしたダンパ機構の制動力によってドアの回動が減衰される。なお、ダンパ機構がドアの回動を減衰させる力(減衰力)は、ダンパ機構が発生する制動力と、軸から回動式ダンパまでの距離とによって決定される。
特開2010−95112号公報
ところが、上記特許文献1に記載された車両用収納装置では、回動式ダンパが収納部に固定されていて、その位置が一定であることから、軸から回動式ダンパまでの距離はドアの回動角度に拘らず一定である。そのため、ドアが閉鎖方向へ回動する際、ダンパ機構がドアの回動を減衰させる力(減衰力)は、閉鎖位置の直前の回動領域でもそれ以外の大部分の回動領域でも一定である。
従って、後者の回動領域でドアが回動するときに充分な速度が得られるような減衰力の設定が行なわれると、すなわち、そのような減衰力が得られる箇所に回動式ダンパが配置されると、閉鎖位置の直前の回動領域では減衰力が不足し、閉鎖位置まで回動したときにドアが収納部に勢いよく当たって、大きな打音を発するおそれがある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、ドアが閉鎖位置まで回動したときに収納部に勢いよく当たって大きな打音を発するのを抑制することのできる車両用収納装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、車両に設けられ、かつ開口部を有する収納部と、前記収納部に対し軸により支持され、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置、及び同開口部を開放する開放位置間で回動し得るドアと、前記閉鎖位置に向かう閉鎖方向へ前記ドアを付勢する付勢部材と、前記収納部及び前記ドア間に設けられ、前記付勢部材により付勢されて前記閉鎖方向へ回動する前記ドアに対し、回動式ダンパにおける回動軸の回動抵抗にて制動力を付与するダンパ機構と、前記付勢部材により付勢された前記ドアが、前記閉鎖方向へ回動する回動領域のうち、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときは、それ以外の回動領域で回動するときよりも前記回動式ダンパを前記軸から遠ざかる側へ移動させるダンパ移動機構とを備え、前記ダンパ移動機構は前記収納部に設けられ、前記回動式ダンパを収容するとともに、同回動式ダンパが前記軸の径方向へ摺動するのを許容するダンパ収容ケースと、前記回動式ダンパと一体となって前記径方向へ変位し得る係合部と、前記ドアに設けられ、前記係合部が係合されるとともに、前記軸を支点とする前記ドアの回動に伴い前記軸の周りを移動することで、前記係合部を前記径方向へ変位させて、前記ダンパ収容ケースに沿って前記回動式ダンパを摺動させるレール部とを備え。前記ドアが、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記閉鎖位置から前記開放位置に向かう開放方向へ回動される回動領域のうち初期の回動領域を制動制限領域とし、前記ドアが前記制動制限領域で回動するときに、前記回動式ダンパでの制動力の発生を制限する制動制限機構をさらに備え、前記制動制限機構は、前記回動式ダンパに装着され、前記ダンパ収容ケースに沿って前記径方向へ摺動するとともに、前記ダンパ収容ケース内で前記回動式ダンパの前記回動軸を支点として傾動し得るダンパカバーを有し、前記ダンパカバーを前記回動軸の回動方向と同一方向へ傾動させることにより、その傾動期間中、前記回動式ダンパでの制動力の発生を制限するものであることを要旨とする。
上記の構成によれば、軸を支点としてドアが閉鎖方向へ回動する際には、同方向への回動が付勢部材によって付勢される。この付勢部材によって付勢されて閉鎖方向へ回動するドアに対しては、ダンパ機構から制動力が付与される。この制動力の付与により、ドアの上記回動が減衰されて回動の速度が低下する。このダンパ機構がドアの回動を減衰させる力(減衰力)は、回動式ダンパが発生する制動力と、軸から回動式ダンパまでの距離とによって決定される。
ここで、請求項1に記載の発明では、ダンパ移動機構が設けられていて、付勢部材によって付勢されたドアが閉鎖方向へ回動する回動領域のうち、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときには、それ以外の回動領域で回動するときよりも回動式ダンパが軸から遠ざかる側へ移動させられる。すなわち、ドアが、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときには、それ以外の回動領域で回動するときよりも、軸から回動式ダンパまでの距離が拡大して、減衰力が増大する。
従って、閉鎖位置の直前の回動領域ではドアの回動速度が充分低下し、閉鎖位置まで回動したときにドアが収納部に勢いよく当たることが起こりにくくなる
また、付勢部材によって付勢されたドアが軸を支点として閉鎖方向へ回動されると、ドアに設けられたレール部が、そのドアの回動に伴い軸の周りを移動する。レール部に係合された係合部が、同レール部の上記移動に伴い、軸の径方向へ変位させられる。この係合部の変位に伴い回動式ダンパがダンパ収容ケース内で上記径方向へ摺動させられる。こうした摺動により、回動式ダンパが軸に近づく側へ移動させられたり、軸から遠ざかる側へ移動させられたりする。
ここで、閉鎖位置に停止しているドアが開放方向へ回動される回動領域のうち初期の回動領域でも、上述した閉鎖位置の直前の回動領域で回動されるときと同様に、ドアに対し大きな減衰力が作用すると、開放方向へドアを回動させるために大きな操作荷重を加える必要があり、操作性が低下する。
この点、請求項に記載の発明では、ドアが、付勢部材の付勢力に抗して、閉鎖位置から開放位置に向かう開放方向へ回動される回動領域のうち初期の回動領域は、制動制限領域とされる。ドアがこの制動制限領域で回動するときには、制動制限機構によって回動式ダンパでの制動力の発生が制限させられる。
従って、この制限により、制動制限領域では、開放方向へドアを回動させるために必要な操作荷重が小さくなり、操作性が向上する
さらに、上記の構成によれば、付勢部材による付勢力に抗してドアが、開放方向へ回動される回動領域のうち、制動制限領域を除く回動領域で回動するときには、ダンパカバーが回動式ダンパを伴ってダンパ収容ケースに沿って軸の径方向へ摺動する。このときには、ダンパカバーが傾動せず、回動式ダンパの回動軸がダンパカバーに対して相対回動し、制動力が発生する。
これに対し、ドアが制動制限領域で開放方向へ回動するときには、ダンパカバーが回動式ダンパを伴ってダンパ収容ケースに沿って軸の径方向へ変位しつつ、回動式ダンパにおける回動軸の回動方向と同一方向へ傾動する。この場合には、回動軸のダンパカバーに対する相対回転の度合いが低下し、ダンパ機構の制動力が小さくなる
請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、前記ダンパカバーは、前記回動軸の径方向外方へ突出する突部を有し、同突部は同回動軸から遠ざかるほど互いに接近する一対の傾斜面を有しており、前記ダンパ収容ケースは、前記軸の径方向へ延びる一対のガイド壁部を有し、前記ダンパカバーは、前記両傾斜面の一方をいずれかの前記ガイド壁部に接触させた状態で摺動し、前記ガイド壁部に接触する前記傾斜面を切替えることで傾動するものであることを要旨とする。
上記の構成によれば、付勢部材による付勢力に抗してドアが、開放方向へ回動される回動領域のうち、制動制限領域を除く回動領域で回動するときには、ダンパカバーの突部における一方の傾斜面がいずれかのガイド壁部に接触された状態で、同ダンパカバーがダンパ収容ケースに沿って摺動する。このときには、回動式ダンパの回動軸がダンパカバーに対して相対回動し、制動力が発生する。
これに対し、ドアが制動制限領域で回動するときには、ダンパカバーが回動式ダンパを伴ってダンパ収容ケースに沿って軸の径方向へ変位しつつ、回動式ダンパにおける回動軸の回動方向と同一方向へ傾動する。この傾動は、ダンパカバーの突部における他方の傾斜面が他方のガイド壁部に接触することによって止められる。このようにして、ガイド壁部に接触する傾斜面が切替えられる。ダンパカバーが傾動している期間には、回動式ダンパにおける回動軸のダンパカバーに対する相対回転の度合いが低下し、ダンパ機構の制動力が小さくなる。
本発明の車両用収納装置によれば、ドアが閉鎖位置まで回動したときに収納部に勢いよく当たって大きな打音を発するのを抑制することができる。
本発明を具体化した一実施形態における車両用収納装置において、ターンオーバースプリングの付勢力によってドアが回動される様子を示す側断面図。 車両用収納装置におけるダンパ機構の周辺部分を示す部分斜視図。 車両用収納装置において、ドアが開放位置まで回動されたときのダンパ機構の状態を示す概略側面図。 車両用収納装置において、ドアが開放位置から閉鎖方向へ若干回動されたときのダンパ機構の状態を示す概略側面図。 車両用収納装置において、ドアが閉鎖位置まで回動されたときのダンパ機構の状態を示す概略側面図。 車両用収納装置において、ドアが閉鎖位置から開放方向へ若干回動されたときのダンパ機構の状態を示す概略側面図。 制動制限機構の作用を説明する図であり、(A)は図5の一部を拡大して示す部分側面図、(B)は図6の一部を拡大して示す部分側面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の説明では、車両の前進方向を前方と記載し、それを基準に前、後、上、下、左、右を規定している。
車両において、車室内の前席の前方には、図1に示すインストルメントパネル11が配置されている。このインストルメントパネル11の一部、本実施形態では助手席側の上部には、小物等を収納するための車両用収納装置12が設けられている。この箇所に設けられる車両用収納装置12は、アッパボックスと呼ばれることもある。
図2に示すように、車両用収納装置12は横長の箱状をなす収納部13を備えている。収納部13の内部は、小物等の収納スペースとなっている。収納部13は、車両後方に向けて開口する開口部14を有しており、この開口部14を通じて小物等の出し入れをするように構成されている。
開口部14は、その周りに設けられた枠部15によって囲まれている。枠部15の左右両側部は、収納部13の左右の側壁部16よりも車幅方向外側方へ突出している。枠部15の左右両側部、すなわち、開口部14から車幅方向外側方へ外れた箇所、の上部にはそれぞれアーム挿通孔17が設けられている(図2では一方のみ図示)。
図2及び図5の少なくとも一方に示すように、上記収納部13には、開口部14を開閉するドア20が取付けられている。ドア20は、その多くの部分を占めるアウタ部材21と、アウタ部材21に対し前方から取付けられたインナ部材22とによって構成されている。アウタ部材21は、主としてドア20の外壁を構成する部材であり、インナ部材22はドア20の内壁の多くを構成する部材である。
アウタ部材21における左右両側部の上部からは略前方へ向けて一対のアーム23が延設されている。各アーム23は、図2に示す上記収納部13のアーム挿通孔17に挿通されている。なお、図5では、枠部15、アーム挿通孔17等、収納部13の側部各部の図示が割愛されている。図3、図4及び図6についても同様である。各アーム23はアーム挿通孔17の上部で、車幅方向に延びる軸24(図2参照)により、収納部13の上端部に対し上下方向へ回動可能に支持されている。この回動により、各アーム23が対応するアーム挿通孔17に入り込んだり、アーム挿通孔17から出たりする。
上記軸24により収納部13に支持されたドア20は、開口部14を閉鎖する閉鎖位置(図1の実線及び図5参照)と、開口部14を大きく開放する開放位置(図1の二点鎖線及び図3参照)との間で回動可能である。
収納部13の一方(例えば右方)の側壁部16と、同側壁部16と同じ側のアーム23との間には、図1に示すように、付勢部材としてターンオーバースプリング25が設けられている。ターンオーバースプリング25は、閉鎖位置へ向かう閉鎖方向、及び開放位置へ向かう開放方向へドア20を付勢するとともに、同ドア20が開放位置及び閉鎖位置間で回動する間に付勢方向を転換するスプリングであり、捩りコイルばねからなる。この付勢方向が転換するときのドア20の位置を、転換位置というものとすると、ドア20が転換位置と閉鎖位置との間で回動するときには、ターンオーバースプリング25はドア20を閉鎖方向へ付勢する。また、ドア20が転換位置と開放位置との間で回動するときには、ターンオーバースプリング25はドア20を開放方向へ付勢する。
収納部13の他方(例えば左方)の側壁部16と、同側壁部16と同じ側のアーム23との間には、図2、図5及び図7(A)の少なくとも1つに示すように、ダンパ機構30が設けられている。ダンパ機構30は、上記ターンオーバースプリング25によって付勢されて回動するドア20に制動力を付与して、回動速度を低下させる機構である。
ダンパ機構30は、回動式ダンパ31、ピニオンギヤ32及びラックギヤ33を備えている。本実施形態では、回動式ダンパ31としてオイルダンパが用いられている。回動式ダンパ31は、オイルが封入された基体31Aと、基体31Aに回動可能に支持された回動軸34とを備え、オイルの粘性抵抗により回動軸34の回動を制動する。ピニオンギヤ32は、上記回動式ダンパ31の回動軸34に一体回動可能に連結されている。ラックギヤ33は、上記アーム23に設けられた拡張部23Aに形成されていて、上記ピニオンギヤ32に噛合されている。このように構成されたダンパ機構30では、軸24を支点としてドア20が回動すると、その回動に伴いラックギヤ33が軸24の周りを移動する。ラックギヤ33が移動すると、そのラックギヤ33に噛合されたピニオンギヤ32に対し、回動させるようとする力が伝わる。しかし、このピニオンギヤ32の回動は、上記回動式ダンパ31における回動軸34の回動抵抗によって制動される。
さらに、収納部13の他方(左方)の側壁部16と、同側壁部16と同じ側のアーム23との間には、上記ダンパ機構30の回動式ダンパ31及びピニオンギヤ32を移動させるダンパ移動機構40が設けられている。ダンパ移動機構40は、ターンオーバースプリング25によって付勢されたドア20が閉鎖方向へ回動する回動領域のうち、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するとき、それ以外の回動領域で回動するときよりも回動式ダンパ31及びピニオンギヤ32を軸24から遠ざかる側へ移動させる機構である。
ダンパ移動機構40は、ダンパ収容ケース41、係合部46及びレール部47を備えている。ダンパ収容ケース41は、回動式ダンパ31を収容するとともに、その回動式ダンパ31が前記軸24の径方向へ摺動するのを許容するためのものであって、上記側壁部16の車幅方向外側に設けられている。
ダンパ収容ケース41は、長方形状の枠部42と、その枠部42を塞ぐ底部45とを備えている。枠部42は、上記軸24の下方で、互いに平行な状態で上下方向へ延びる前後一対のガイド壁部43を備えている。従って、両ガイド壁部43は軸24の径方向へ延びていることになる。底部45は、収納部13の側壁部16の一部によって構成されている。
回動式ダンパ31は、上記ダンパ収容ケース41内に収容されており、両ガイド壁部43に沿って上下方向(軸24に接近及び離間する方向)へ移動可能である。
係合部46は、車幅方向外側方へ延びる円柱状をなしており、回動式ダンパ31と一体となって上記径方向(上下方向)へ変位可能である。
レール部47は、上記アーム23の車幅方向内側面であって、前記軸24とラックギヤ33との間に設けられた溝部からなり、このレール部47に上記係合部46が係合(係入)されている。レール部47は、前記軸24を支点とするドア20の回動に伴い、その軸24の周りを移動する。このように移動するレール部47は、ドア20が図3に示す開放位置にあるときには略水平状となり、同ドア20が図5に示す閉鎖位置にあるときには、前側ほど高くなる傾斜状態となる。
また、レール部47各部の軸24からの距離は一様(一定)ではなく、次のように設定されている。レール部47が略水平状となる図3を基準にすると、レール部47の前端部分47F(図7(A)参照)は、軸24を中心とする短い円弧状をなしている。この前端部分47Fでは、軸24からの距離Dが一定である。係合部46がこの前端部分47Fを移動するときには、軸24からの距離Dが最小となる。
レール部47の前記前端部分47Fを除く部分47Rは、同前端部分47Fと同様の方向に湾曲する円弧状をなしているが、この部分47Rの軸24からの距離D(図5参照)は、後側ほど大きくなっている。係合部46がこの部分47Rを移動するときには、上記前端部分47Fを移動するときに比べ、軸24からの距離Dが大きくなる。
なお、係合部46がレール部47のどの箇所にあっても、ピニオンギヤ32がラックギヤ33に噛合するように、同ラックギヤ33がレール部47に対応した形状に形成されている。すなわち、ラックギヤ33は、その両端部を除き、どの箇所においても、レール部47から一定距離離れた箇所に形成されている。
さらに、本実施形態では、回動式ダンパ31に対し、特定の状況下で制動力の発生を制限する制動制限機構50が設けられている。ここで、図6に示すように、ドア20が、ターンオーバースプリング25の付勢力に抗して、閉鎖位置から開放位置に向かう開放方向へ回動される回動領域のうち初期の回動領域を制動制限領域というものとする。制動制限機構50は、ドア20がこの制動制限領域で回動するときを上記特定の状況下とし、回動式ダンパ31での制動力の発生を制限する機構である。
制動制限機構50の一部は、図2に示すように、回動式ダンパ31の基体31Aに相対回動不能に装着されたダンパカバー51によって構成されている。このダンパカバー51は、ダンパ収容ケース41に対し、軸24の径方向(この場合、上下方向)へ摺動可能に収容されている。ダンパカバー51において、回動式ダンパ31の回動軸34と同軸上には、上述した円柱状の係合部46が車幅方向外側方へ向けて突設されている。
また、ダンパカバー51には、上記回動軸34(係合部46)を中心として互いに反対方向(径方向外方)へ突出する一対の突部52が設けられている。各突部52は、係合部46から遠ざかるほど接近する一対の傾斜面を有している。両突部52は、回動軸34(係合部46)を支点としてダンパ収容ケース41内で傾動可能である。突部52毎の傾斜面を区別するために、図2において回動軸34(係合部46)を中心とする時計回り方向についての前側の傾斜面を「傾斜面53A」といい、後側の傾斜面を「傾斜面53B」というものとする。両突部52における両傾斜面53Aは互いに平行の関係にあり、両傾斜面53Bは互いに平行の関係にある。
ダンパカバー51の上記傾動により、突部52毎の一対の傾斜面53A,53Bの一方がいずれかのガイド壁部43に接触する。ガイド壁部43に接触する傾斜面53A,53Bは、ダンパカバー51の傾動方向に応じて切り替わる。回動式ダンパ31は、その回動軸34がダンパカバー51に対して相対回動することで制動力を発生するものである。本実施形態では、突部52毎の一方の傾斜面53A(53B)がガイド壁部43に接触している状態から、ダンパカバー51が傾動して、他方の傾斜面53B(53A)がガイド壁部43に接触するまでの期間は、回動式ダンパ31の回動軸34及びピニオンギヤ32のダンパカバー51に対する相対回転の度合いが小さくなる。
次に、上記のように構成された本実施形態の車両用収納装置12の作用について説明する。
図1の二点鎖線及び図3は、ドア20が開放位置に停止している状態を示している。この状態では、ドア20はターンオーバースプリング25によって開放方向(反時計回り方向)へ回動付勢されていて、開口部14が大きく開放されている。レール部47及びラックギヤ33が略水平状態となっている。軸24の下方には、レール部47の前端部分47F及びラックギヤ33の前端部分が位置している。レール部47の小円弧状の前端部分47Fに係合部46が位置している。ダンパ収容ケース41内では、ダンパカバー51が、上部ほど前側に位置するように傾斜していて、上側の突部52の傾斜面53Aが前側のガイド壁部43に接触し、下側の突部52の傾斜面53Aが後側のガイド壁部43に接触している。
この状態から、図4に示すように、軸24を支点としてドア20を閉鎖方向(時計回り方向)へ若干回動させると、それに伴ってレール部47及びラックギヤ33が軸24の周りを時計回り方向へ若干移動する。ラックギヤ33の上記移動に伴い、同ラックギヤ33に噛合しているピニオンギヤ32に対し、これを時計回り方向へ回動させようとする力が作用する。また、レール部47の上記移動に伴い、係合部46を通じ、ダンパカバー51に対し、これを時計回り方向へ傾動させようとする力が作用する。ダンパカバー51が時計回り方向へ傾動するが、その傾動は、上側の突部52の傾斜面53Bが後側のガイド壁部43に接触し、下側の突部52の傾斜面53Bが前側のガイド壁部43に接触することにより止まる。
ダンパカバー51が上記のように傾動する期間は、ダンパカバー51及び基体31Aに対する回動軸34及びピニオンギヤ32の相対回動の度合いが小さくなって、ダンパ機構30の制動力が小さくなる。そのため、この期間は、専らターンオーバースプリング25の付勢力に抗してドア20を回動させることになる。
図4の状態から、軸24を支点としてドア20が閉鎖方向(時計回り方向)へさらに回動されると、その回動に伴いラックギヤ33が、軸24の周りを時計回り方向(前方)へ向けて移動する。この移動するラックギヤ33を通じ、同ラックギヤ33に噛合されたピニオンギヤ32に対し、同ピニオンギヤ32を時計回り方向へ回動させようとする力が伝わる。しかし、ピニオンギヤ32の回動は、同ピニオンギヤ32に連結された回動式ダンパ31の回動軸34がダンパカバー51及び基体31Aに対し相対回動することによって制動される。こうしたダンパ機構30の制動力によってドア20の回動が減衰される。
なお、閉鎖方向へ回動されるドア20が転換位置を越えると、ターンオーバースプリング25は、ドア20の付勢方向を、開放方向から閉鎖方向へ転換する。この転換位置と閉鎖位置との間で、同閉鎖位置へ向けてドア20を回動させると、その回動がターンオーバースプリング25によって付勢される。また、このときにはドア20の重力方向がターンオーバースプリング25の付勢方向と同一であるため、閉鎖位置へ向かうドア20の回動の勢いが増す。
ここで、ダンパ機構30の回動式ダンパ31がドア20の回動を減衰させる力(減衰力)は、ダンパ機構30が発生する制動力と、軸24から回動式ダンパ31(回動軸34)までの距離D(図5参照)とによって決定される。
本実施形態では、ダンパ移動機構40が設けられていて、ターンオーバースプリング25によって付勢されたドア20が閉鎖方向へ回動する回動領域のうち、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときには、アーム23に設けられたレール部47が、ドア20の回動に伴い軸24の周りを前方へ向けて移動する。回動式ダンパ31に設けられてレール部47に係合された係合部46が、同レール部47の上記移動に伴い、軸24の径方向外方(下方)へ変位させられる。回動式ダンパ31に装着されたダンパカバー51は、上側の突部52における傾斜面53Bを後側のガイド壁部43に接触させ、かつ下側の突部52における傾斜面53Bを前側のガイド壁部43に接触させた状態で、回動式ダンパ31及びピニオンギヤ32を伴ってダンパ収容ケース41内を上記径方向外方(下方)へ向けて摺動する。
こうした回動式ダンパ31の摺動により、上記以外の回動領域で回動するときよりも回動式ダンパ31が軸24から遠ざかる側へ移動させられる。すなわち、ドア20が、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときには、それ以外の回動領域で回動するときよりも、軸24から回動式ダンパ31までの距離Dが拡大して、減衰力が増大する。
従って、閉鎖位置の直前の回動領域ではドア20の回動速度が充分減速され、図5に示すように、閉鎖位置まで回動したときにドア20が収納部13に勢いよく当たることが起こりにくくなる。
ところで、上述した制動制限領域でも、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときと同様に、ドア20に対し、ダンパ機構30による大きな減衰力が作用すると、開放方向へドア20を回動させるために大きな操作荷重を加える必要があり、操作性が低下す。
この点、本実施形態では、ドア20が閉鎖位置に停止している図5及び図7(A)の状態から、図6及び図7(B)に示すように、軸24を支点としてドア20を開放方向(反時計回り方向)へ若干回動させると、それに伴ってレール部47及びラックギヤ33が軸24の周りを反時計回り方向へ移動する。ラックギヤ33の上記移動に伴い、同ラックギヤ33に噛合しているピニオンギヤ32に対し、これを反時計回り方向へ回動させようとする力が作用する。また、レール部47の上記移動に伴い、係合部46を通じ、ダンパカバー51に対し、これを反時計回り方向へ傾動させようとする力が作用する。この力により、ダンパカバー51が基体31Aを伴って反時計回り方向へ傾動するが、その傾動は、上側の突部52における傾斜面53Aが前側のガイド壁部43に接触し、下側の突部52における傾斜面53Aが後側のガイド壁部43に接触することにより止まる。
ダンパカバー51が制動制限領域において上記のように傾動する期間は、ダンパカバー51及び基体31Aに対する回動軸34及びピニオンギヤ32の相対回動の度合いが低くなって(相対回動停止も含む)、ダンパ機構30の制動力が小さくなる。このように、制動制限領域において、ドア20がターンオーバースプリング25による付勢力に抗して開放方向へ回動するときには、回動式ダンパ31での制動力の発生が制限させられる。
図6の状態から、軸24を支点としてドア20が開放方向(反時計回り方向)へさらに回動されると、その回動に伴いラックギヤ33が、軸24の周りを後方へ向けて移動する。この移動するラックギヤ33を通じ、同ラックギヤ33に噛合されたピニオンギヤ32に対し、同ピニオンギヤ32を反時計回り方向へ回動させようとする力が伝わる。しかし、ピニオンギヤ32の回動は、同ピニオンギヤ32に連結された回動式ダンパ31によって制動される。こうしたダンパ機構30の制動力によってドア20の回動が減衰される。
また、このときには、アーム23に設けられたレール部47が、ドア20の回動に伴い軸24の周りを反時計回り方向へ向けて移動する。回動式ダンパ31に設けられてレール部47に係合された係合部46が、同レール部47の上記移動に伴い、軸24の径方向内方(上方)へ変位させられる。回動式ダンパ31に装着されたダンパカバー51は、上側の突部52における傾斜面53Aを前側のガイド壁部43に接触させ、かつ下側の突部52における傾斜面53Aを後側のガイド壁部43に接触させた状態で、回動式ダンパ31及びピニオンギヤ32を伴ってダンパ収容ケース41内を上記径方向外方(上方)へ向けて摺動する。
開放方向へ回動されるドア20が転換位置を越えると、ターンオーバースプリング25は、ドア20の付勢方向を、閉鎖方向から開放方向へ転換する。この転換位置と開放位置との間で、同開放位置へ向けてドア20を回動させると、その回動がターンオーバースプリング25によって付勢される。
そして、ドア20が開放位置まで回動されると、車両用収納装置12は、前述した図3の状態に戻る。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)ダンパ機構30の回動式ダンパ31がドア20の回動を減衰させる力(減衰力)が、ダンパ機構30が発生する制動力と、軸24から回動式ダンパ31までの距離D(図5)とによって決定されることに着目し、ダンパ移動機構40を設ける。このダンパ移動機構40により、ターンオーバースプリング25によって付勢されたドア20が、閉鎖方向へ回動する回動領域のうち、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときは、それ以外の回動領域で回動するときよりも回動式ダンパ31を軸24から遠ざかる側へ移動させるようにしている。
このため、閉鎖位置の直前の回動領域では、軸24から回動式ダンパ31までの距離Dを長くして減衰力を大きくし、ドア20の回動速度を充分減速させ、閉鎖位置まで回動したときにドア20が収納部13に勢いよく当たって大きな打音が出るのを抑制することができる。
(2)ダンパ移動機構40を、ダンパ収容ケース41、係合部46及びレール部47によって構成している。
そのため、軸24を支点とするドア20の閉鎖方向への回動に伴い、レール部47を軸24の周りで移動させることで、係合部46を径方向へ変位させ、回動式ダンパ31をダンパ収容ケース41内で摺動させ、回動式ダンパ31を軸24から遠ざけることができる。このように、簡単な構造でありながらダンパ移動機構40を成立させて、上記(1)の効果を確実に得ることができる。
(3)ドア20が制動制限領域においてターンオーバースプリング25による付勢力に抗して開放方向へ回動するときに回動式ダンパ31での制動力の発生を制限する制動制限機構50を設けている。
そのため、この制動制限領域では、開放方向へドア20を回動させるために必要な操作荷重を小さくし、操作性の向上を図ることができる。
(4)ダンパ収容ケース41内に収容されて、同ダンパ収容ケース41に沿って径方向へ摺動し、かつ傾動し得るダンパカバー51を回動式ダンパ31に装着している。
そのため、ダンパカバー51を、回動式ダンパ31の回動軸34及びピニオンギヤ32の回動方向と同一方向へ傾動させることにより、ダンパカバー51及び基体31Aに対する回動軸34及びピニオンギヤ32の相対回動の度合いを小さくし、傾動期間中、回動式ダンパ31での制動力の発生を制限し、上記(3)の効果を確実に奏することができる。
(5)ダンパカバー51に、係合部46から遠ざかるほど互いに接近する一対の傾斜面53A,53Bを有する突部52を設ける。ダンパ収容ケース41の一部を、軸24の径方向(上下方向)へ延びる一対のガイド壁部43によって構成する。そして、両傾斜面53A,53Bの一方をいずれかのガイド壁部43に接触させた状態で、ダンパカバー51を摺動させるとともに、ガイド壁部43に接触する傾斜面53A,53Bを切替えることでダンパカバー51を傾動させるようにしている。
このため、ターンオーバースプリング25による閉鎖方向への付勢力に抗してドア20が、制動制限領域を除く回動領域で回動するときには、ダンパカバー51の突部52における両傾斜面53A,53Bの一方をいずれかのガイド壁部43に接触させた状態で、同ダンパカバー51をダンパ収容ケース41に沿って摺動させることができる。
また、ドア20が制動制限領域で回動するときには、突部52における両傾斜面53A,53Bの他方を別のガイド壁部43に接触するまで、ダンパカバー51を径方向へ変位させつつ回動式ダンパ31の回動方向と同一方向へ傾動させることができる。
(6)傾斜面53A,53Bを有する突部52を一対設け、それらを、係合部46を中心として互いに反対方向(回動軸34の径方向外方)へ突出させる。両突部52の両傾斜面53Aを互いに平行に形成し、両傾斜面53Bを互いに平行に形成している。そのため、一方の突部52における傾斜面53A(53B)が一方のガイド壁部43に接触するときには、他方の突部52における傾斜面53A(53B)を他方のガイド壁部43に接触させることができ、ダンパカバー51の摺動を安定した状態で行なわせることができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
・付勢部材として、ターンオーバースプリングとは異なるスプリングを用いてもよい。
・レール部47を、溝部とは異なる形態に変更してもよい。
・傾斜面53A,53Bが形成された一対の突部52の一方を割愛してもよい。
・ダンパカバー51を回動式ダンパ31の基体31Aと一体の構造としてもよい。すなわち、係合部46や、傾斜面53A,53Bが形成された突部52を、回動式ダンパ31の基体31Aに形成してもよい。
・車両用収納装置12は、軸24が収納部13の下端部に設けられて、その軸24を支点として、ドア20を下方へ回動させることにより開口部14を開放させるものであってもよい。
・本発明の車両用収納装置12は、グラブボックスに適用されてもよい。
13…収納部、14…開口部、20…ドア、24…軸、25…ターンオーバースプリング(付勢部材)、30…ダンパ機構、31…回動式ダンパ、34…回動軸、40…ダンパ移動機構、41…ダンパ収容ケース、43…ガイド壁部、46…係合部、47…レール部、50…制動制限機構、51…ダンパカバー、52…突部、53A,53B…傾斜面。

Claims (2)

  1. 車両に設けられ、かつ開口部を有する収納部と、
    前記収納部に対し軸により支持され、前記開口部を閉鎖する閉鎖位置、及び同開口部を開放する開放位置間で回動し得るドアと、
    前記閉鎖位置に向かう閉鎖方向へ前記ドアを付勢する付勢部材と、
    前記収納部及び前記ドア間に設けられ、前記付勢部材により付勢されて前記閉鎖方向へ回動する前記ドアに対し、回動式ダンパにおける回動軸の回動抵抗にて制動力を付与するダンパ機構と、
    前記付勢部材により付勢された前記ドアが、前記閉鎖方向へ回動する回動領域のうち、閉鎖位置の直前の回動領域で回動するときは、それ以外の回動領域で回動するときよりも前記回動式ダンパを前記軸から遠ざかる側へ移動させるダンパ移動機構と
    を備え、
    前記ダンパ移動機構は
    前記収納部に設けられ、前記回動式ダンパを収容するとともに、同回動式ダンパが前記軸の径方向へ摺動するのを許容するダンパ収容ケースと、
    前記回動式ダンパと一体となって前記径方向へ変位し得る係合部と、
    前記ドアに設けられ、前記係合部が係合されるとともに、前記軸を支点とする前記ドアの回動に伴い前記軸の周りを移動することで、前記係合部を前記径方向へ変位させて、前記ダンパ収容ケースに沿って前記回動式ダンパを摺動させるレール部と
    を備え、
    前記ドアが、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記閉鎖位置から前記開放位置に向かう開放方向へ回動される回動領域のうち初期の回動領域を制動制限領域とし、前記ドアが前記制動制限領域で回動するときに、前記回動式ダンパでの制動力の発生を制限する制動制限機構をさらに備え、
    前記制動制限機構は、前記回動式ダンパに装着され、前記ダンパ収容ケースに沿って前記径方向へ摺動するとともに、前記ダンパ収容ケース内で前記回動式ダンパの前記回動軸を支点として傾動し得るダンパカバーを有し、前記ダンパカバーを前記回動軸の回動方向と同一方向へ傾動させることにより、その傾動期間中、前記回動式ダンパでの制動力の発生を制限するものであることを特徴とする車両用収納装置。
  2. 前記ダンパカバーは、前記回動軸の径方向外方へ突出する突部を有し、同突部は同回動軸から遠ざかるほど互いに接近する一対の傾斜面を有しており、
    前記ダンパ収容ケースは、前記軸の径方向へ延びる一対のガイド壁部を有し、
    前記ダンパカバーは、前記両傾斜面の一方をいずれかの前記ガイド壁部に接触させた状態で摺動し、前記ガイド壁部に接触する前記傾斜面を切替えることで傾動するものである請求項に記載の車両用収納装置。
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