JP5249142B2 - パチンコ機のヒンジ装置 - Google Patents

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本発明は、方形枠状の外枠と、遊技盤が取付けられる内枠と、前記遊技盤を視認可能な状態で覆うガラス枠とを備えるパチンコ機において、前記外枠に対して前記内枠を扉状に開閉可能に連結し、その内枠に対してガラス枠を扉状に開閉可能に連結する構成のパチンコ機のヒンジ装置に関する。
パチンコ機のヒンジ装置に関しては様々な提案がなされている。
例えば、特許文献1に記載されたパチンコ機のヒンジ装置は、図11に示すように、外枠101に対して内枠103を扉状に開閉可能に連結するための上下一対の第1ヒンジ装置110がパチンコ機100の右上隅部と右下隅部とに設けられている。また、内枠103に対してガラス枠104を扉状に開放可能に連結するための上下一対の第2ヒンジ装置120がパチンコ機100の右上隅部近傍(第1ヒンジ装置110の下方)と右隅高さ方向途中位置とに設けられている。そして、第1ヒンジ装置110と第2ヒンジ装置120とが同軸に配置されている。このように、内枠103に対してガラス枠104を連結する第2ヒンジ装置120と外枠101に対して内枠103を連結する第1ヒンジ装置110とを同軸に配置できるため、ガラス枠104の幅寸法を内枠103とほぼ等しく設定でき、ガラス104w(透明部分)の幅寸法を極力大きくすることができる。
特開2008−167970号公報
上記したパチンコ機100では、内枠103に対してガラス枠104を連結する第2ヒンジ装置120と、外枠101に対して内枠103を連結する第1ヒンジ装置110とは別々のヒンジ装置である。このため、前記パチンコ機100の右上隅部では、第1ヒンジ装置110と第2ヒンジ装置120とが上下に並んで配置されるようになる。このため、前記パチンコ機100の右上隅部にヒンジ装置用の比較的広いスペースが必要になる。さらに、パチンコ機100の右上隅部に広いヒンジ装置用のスペースがあるため、パチンコ機100の見栄えが良くない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明の技術的課題は、外枠、内枠及びガラス枠の上隅部に設けられたヒンジ装置が上下方向にスペースを取らないようにするとともに、パチンコ機の見栄えを向上させることである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
先ず、第1の発明は、方形枠状の外枠と、遊技盤が取付けられる内枠と、前記遊技盤を視認可能な状態で覆うガラス枠とを備えるパチンコ機において、前記外枠に対して前記内枠を扉状に開閉可能に連結し、その内枠に対してガラス枠を扉状に開閉可能に連結する構成のパチンコ機のヒンジ装置であって、前記外枠の上隅部において下方に突出するように設けられた外枠ヒンジピンと、前記ガラス枠の上隅部において上方に突出するように設けられたガラス枠ヒンジピンと、前記内枠の上隅部に設けられて前記外枠ヒンジピンが挿通される外枠用ピン受け機構と、前記ガラス枠ヒンジピンが挿通されるガラス枠用ピン受け機構とを有しており、前記外枠用ピン受け機構とガラス枠用ピン受け機構とは、ハウジングを共用しており、前記外枠用ピン受け機構は、前記外枠ヒンジピンが半径方向から嵌合可能なように前記ハウジングに形成された平面略U字形の第1軸受部と、その第1軸受部の開口部分を弾性力により閉鎖する第1閉鎖部材とを有しており、前記第1閉鎖部材は、第1軸受部の開口部分を弾性力により閉鎖する閉鎖位置から、外枠ヒンジピンが嵌合されて開放される開放位置まで前記外枠ヒンジピンの半径方向に摺動して退避する構成とされており、前記第1閉鎖部材は、前記第1閉鎖部材と、前記ハウジングの壁面のいずれか一方の面に垂直上に突出された突起と、他方の面に貫通形成された長孔の係合によって摺動して退避される構成とされており、前記ハウジングは、二つに分割された第1ハウジング本体部と第2ハウジング本体部を嵌合して組付けることにより、前記第1ハウジング本体部と前記第2ハウジング本体部に囲まれた内方側に前記第1閉鎖部材が前記閉鎖位置から前記開放位置まで摺動可能に収納されており、前記突起は、前記第1閉鎖部材と、前記ハウジングの壁面のいずれか一方の面の突出する側とは反対の背面側から圧力を加えて突出させて形成されており、前記第1軸受部は、前記外枠ヒンジピンに対して後方側に回り込ませてから後方側から前方側に向かって接近させ、前記外枠ヒンジピンを第1軸受部に対して半径方向から押し込むように構成されていることを特徴とする。
この第1の発明によれば、前記外枠ヒンジピンが挿通される内枠の外枠用ピン受け機構と、前記ガラス枠ヒンジピンが挿通される内枠のガラス枠用ピン受け機構とはハウジングを共用している。即ち、従来のように、外枠の上隅部と内枠の上隅部とを連結するヒンジ装置と、内枠の上隅部とガラス枠の上隅部とを連結するヒンジ装置とが上下に離れておらず、両者が一体化されている。このため、外枠、内枠及びガラス枠の上隅部に設けられたヒンジ装置が上下方向のスペースを大きく取らない。さらに、パチンコ機の上隅部のヒンジ装置用スペースを小さくできるため、パチンコ機の見栄えも向上する。
また、外枠用ピン受け機構とガラス枠用ピン受け機構とがハウジングを共用する具体的構成として、外枠用ピン受け機構は、第1軸受部と第1閉鎖部材を備える。第1閉鎖部材は、ハウジング内で弾性的に外枠ヒンジピンの半径方向に摺動して退避するコンパクトな構成とされているためハウジングは上下方向にスペースを取らない構成とすることができる。また、第1閉鎖部材は、第1閉鎖部材とハウジングの壁面のいずれか一方の面に垂直上に突出された突起と、他方の面に貫通形成された長孔の係合によって摺動する構成となっている。これにより、ハウジングの壁面上の摺動においてガタつきを抑制した構成となっている。また、第1閉鎖部材は突起と長孔の係合により摺動が規制されるため摺動する位置がズレない構成となっている。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、外枠ヒンジピンとガラス枠ヒンジピンとは同軸に配置されていることを特徴とする。
このため、ガラス枠の幅寸法を内枠とほぼ等しく設定でき、ガラス(透明部分)の幅寸法を極力大きくすることができる。
次に、第3の発明は、上述した第1の発明又は第2の発明において、前記ガラス枠用ピン受け機構は、前記ハウジングに形成されて、前記ガラス枠のガラス枠ヒンジピンが軸方向から嵌合可能な開口孔を有しており、更に、前記ハウジングに固定されて、前記ガラス枠ヒンジピンが嵌合する開口孔の位置まで前記ガラス枠ヒンジピンを半径方向に案内されるガイド溝が形成されたガイド溝形成部位を有しており、前記ガラス枠ヒンジピンは弾性力に抗して一定寸法だけ軸方向に変位可能に構成されていることを特徴とする。
この第3の発明によれば、ガラス枠用ピン受け機構は、ハウジングに形成された開口孔を備えており、ガラス枠ヒンジピンを半径方向に案内されるガイド溝が形成されたガイド溝形成部位を備えることにより、ガラス枠ヒンジピンを円滑に嵌合することができる。
次に、第4の発明は、上述した第1の発明又は第2の発明において、前記ガラス枠用ピン受け機構は、前記ガラス枠ヒンジピンが半径方向から嵌合可能なように前記ハウジングに形成された平面略U字形の第2軸受部と、その第2軸受部の開口部分を弾性力により閉鎖する第2閉鎖部材とを有していることを特徴とする。
次に、第5の発明は、上述した第1の発明又は第2の発明において、前記ガラス枠用ピン受け機構は、前記ハウジングに固定されて、前記ガラス枠のガラス枠ヒンジピンが軸方向から嵌合可能なように構成された筒状部材を有しており、前記ガラス枠ヒンジピンは弾性力に抗して一定寸法だけ軸方向に変位可能に構成されていることを特徴とする。

本発明によると、外枠、内枠及びガラス枠の上隅部に設けられたヒンジ装置が上下方向にスペースを取らないようになる。さらに、パチンコ機の上隅部におけるヒンジ装置用のスペースを小さくできるため、前記パチンコ機の見栄えが向上する。
本実施形態に係るヒンジ装置を備えるパチンコ機の分解斜視図である。 本実施形態に係るヒンジ装置のピン受け部の分解斜視図である。 前記ヒンジ装置の右上隅部の斜視図である。 前記ヒンジ装置の動作を表す平面図である。 前記ヒンジ装置の動作を表す平面図である。 前記ヒンジ装置の動作を表す平面図である。 変更例1に係るヒンジ装置のピン受け部の分解斜視図である。 前記ヒンジ装置の右上隅部の斜視図(A図)、A図のB方向から見た斜視図(B図)である。 変更例2に係るヒンジ装置のピン受け部の分解斜視図である。 変更例2に係るヒンジ装置の右上隅部の斜視図である。 従来のパチンコ機の全体斜視図である。
[実施形態1]
以下、図1〜図8に基づいて本発明の実施形態1に係るパチンコ機のヒンジ装置の説明を行なう。ここで、図1は本実施形態に係るヒンジ装置を備えるパチンコ機の分解斜視図であり、図2は前記ヒンジ装置のピン受け部の分解斜視図である。図3は前記ヒンジ装置の右上隅部の斜視図、図4から図6は前記ヒンジ装置の動作を表す平面図である。また、図7、図8は変更例1に係るヒンジ装置のピン受け部の分解斜視図等である。ここで、図中に示す前後左右及び上下はパチンコ機における前後左右及び上下に対応している。
<パチンコ機の概要について>
パチンコ機は、図1に示すように、略方形枠状に形成されて本体ケースとなる外枠10を備えている。外枠10の右上隅部には、ヒンジ装置20を構成する固定板30が取付けられており、その固定板30の先端下面に上側ヒンジピン32が下方に突出するように形成されている(詳細は図3参照)。また、外枠10の右下隅部には、ヒンジ装置20を構成する受けプレート34が取付けられており、その受けプレート34の先端上面に下側ヒンジピン36が上方に突出するように形成されている。前記上側ヒンジピン32と下側ヒンジピン36とは同軸になるように位置決めされている。
外枠10には、遊技盤等(図示省略)の支持枠である内枠12がヒンジ装置20によって扉状に開閉可能に連結されている。内枠12の右下隅部には、外枠10の受けプレート34上に重ねられる受けプレート44(ヒンジ装置20の構成部材)が取付けられており、その受けプレート44に外枠10の下側ヒンジピン36が挿通されるピン孔46が形成されている。また、内枠12の右上隅部には、外枠10の上側ヒンジピン32が挿通されるヒンジ装置20のピン受け部50が設けられている。これにより、内枠12は外枠10に対してヒンジ装置20の上側ヒンジピン32と下側ヒンジピン36とを中心にして扉状に回動可能になる。
即ち、上側ヒンジピン32が本発明の外枠ヒンジピンに相当する。
内枠12の下部には、玉受け皿16k等を有する前板16が取付けられており、その前板16の上面右端にヒンジ装置20の構成部材であるガラス枠用下側ヒンジピン45が上方に突出するように形成されている。ここで、ガラス枠用下側ヒンジピン45は、内枠12の受けプレート44のピン孔46と同軸になるように形成されている。
内枠12には、ガラス枠14がヒンジ装置20によって扉状に開閉可能な状態で連結されている。ガラス枠14は内枠12の遊技盤等を視認可能な状態で覆うガラス14wを備える枠体であり、ガラス枠14の右下隅部に内枠12の前板16の上面に重ねられる受けプレート47(ヒンジ装置20の構成部材)が取付けられている。そして、ガラス枠14の受けプレート47に前板16のガラス枠用下側ヒンジピン45が挿通されるピン孔48が形成されている。また、ガラス枠14の右上隅部には、内枠12のピン受け部50に挿通されるガラス枠用上側ヒンジピン49が上方に突出するように形成されている。これにより、ガラス枠14は内枠12に対してガラス枠用上側ヒンジピン49とガラス枠用下側ヒンジピン45とを中心にして扉状に回動可能になる。
即ち、ガラス枠用上側ヒンジピン49が本発明のガラス枠ヒンジピンに相当する。
<内枠12のピン受け部50について>
ヒンジ装置20を構成する内枠12のピン受け部50は、図1から図3示すように、外枠10の固定板30の上側ヒンジピン32が挿通されるとともに、ガラス枠用上側ヒンジピン49が挿通される機構であり、ハウジング52を備えている。ハウジング52は、図2、図3等に示すように、内枠12に固定される縦向フランジ部53と、その縦向フランジ部53から前方に突出するハウジング本体部54とから構成されており、両者53,54とが一体に成形されている。ハウジング本体部54は、図2に示すように、上板部位541と、中段板部位542と、底板部位544と、それらの板部位541,542,544の左端縁から先端面までを覆うように形成された側壁部位545とを備えている。そして、ハウジング本体部54の上板部位541の先端部分に、外枠10の上側ヒンジピン32が半径方向から嵌合可能な平面略U字形の第1軸受部541uが右側で開放するように形成されている。また、ハウジング本体部54の底板部位544の先端部分に、ガラス枠用上側ヒンジピン49が半径方向から嵌合可能な平面略U字形の第2軸受部544uが、図2、図3に示すように、左側で開放するように形成されている。ここで、第1軸受部541uの軸心と第2軸受部544uの軸心とは同軸に設定されており、第1軸受部541uと第2軸受部544uとの間は中段板部位542によって上下方向に完全に仕切られている。
ハウジング本体部54の上板部位541と中段板部位542間には、図2に示すように、厚板状の第1閉鎖部材61がその中段板部位542上を前後摺動可能な状態で収納されている。第1閉鎖部材61は、ハウジング本体部54の第1軸受部541uの開口部分を閉鎖して、その第1軸受部541uに嵌合した外枠10の上側ヒンジピン32の抜け止めを図る部材であり、先端右側部分に第1軸受部541uの反対側から上側ヒンジピン32の外周面を押える押え部610が設けられている。第1閉鎖部材61の押え部610には、上側ヒンジピン32の外周面に面接触する内側部分に円弧面612が形成されており、その押え部610の外側部分に前記押え部610が平面視で先細となるように傾斜面614が形成されている。さらに、第1閉鎖部材61の基端部には、後記する第1ガイドピン65の先端部が挿入されるガイド孔616が第1閉鎖部材61の前後方向に延びるように形成されている。また、第1閉鎖部材61の基端部には、左方向に突出する平板状の取手部617が形成されている。
ハウジング本体部54の中段板部位542と底板部位544間には、図2に示すように、厚板状の第2閉鎖部材62がその底板部位544上を前後摺動可能な状態で収納されている。第2閉鎖部材62は、ハウジング本体部54の第2軸受部544uの開口部分を閉鎖して、その第2軸受部544uに嵌合したガラス枠用上側ヒンジピン49の抜け止めを図る部材であり、先端左側部分に第2軸受部544uの反対側からガラス枠用上側ヒンジピン49の外周面を押える押え部620が設けられている。第2閉鎖部材62の押え部620には、ガラス枠用上側ヒンジピン49の外周面に面接触する内側部分に円弧面622が形成されており、その押え部620の外側部分に前記押え部620が平面視で先細となるように傾斜面624が形成されている。さらに、第2閉鎖部材62の基端部には、後記する第2ガイドピン67の先端部が挿入されるガイド孔626が第2閉鎖部材62の前後方向に延びるように形成されている。また、第2閉鎖部材62の基端部には、左方向に突出する平板状の取手部627が形成されている。
第1閉鎖部材61、第2閉鎖部材62が上記したようにハウジング本体部54に収納された状態で、ハウジング本体部54の開放部分、即ち、側壁部位545と縦向フランジ部53とを除くハウジング本体部54の周囲が平面略L字形の蓋板部材68によって塞がれる。蓋板部材68は、後板部68bと左板部68rとから構成されており、後板部68bの上下所定位置に第1ガイドピン65と第2ガイドピン67とが平行な状態で前方に突出するように固定されている。前述のように、第1ガイドピン65の先端部は第1閉鎖部材61のガイド孔616に挿入されており、その第1ガイドピン65の回りには第1閉鎖部材61を前方に押圧するように付勢された第1バネ65sが装着されている。また、第2ガイドピン67の先端部は第2閉鎖部材62のガイド孔626に挿入されており、その第2ガイドピン67の回りには第2閉鎖部材62を前方に押圧するように付勢された第2バネ67sが装着されている。したがって、第1閉鎖部材61、第2閉鎖部材62は、第1バネ65s、第2バネ67sのバネ力を受けて前端位置に保持されており、ハウジング本体部54の第1軸受部541uの開口部分、及び第2軸受部544uの開口部分が閉鎖されている。
蓋板部材68は、後板部68bと左板部68rとがそれぞれネジ69で中段板部位542の側面に固定されることにより、ハウジング52に保持されている。
即ち、上記したハウジング本体部54の第1軸受部541uと第1閉鎖部材61とが本発明の外枠用ピン受け機構に相当し、第2軸受部544uと第2閉鎖部材62とが本発明のガラス枠用ピン受け機構に相当する。
<外枠10、内枠12及びガラス枠14の連結手順について>
外枠10に対して内枠12を連結する場合には、先ず、図1に示すように、内枠12の右下隅部の受けプレート44を外枠10の受けプレート34上にセットし、内枠12の受けプレート44のピン孔46に対して外枠10の受けプレート34の下側ヒンジピン36を嵌合させる。次に、図3、図4に示すように、外枠10の右上隅部に設けられた固定板30に内枠12のピン受け部50を斜め前方向から接近させ、固定板30に設けられた上側ヒンジピン32をピン受け部50の第1軸受部541uに対して半径方向から押し込むようにする。これにより、固定板30の上側ヒンジピン32がピン受け部50の第1閉鎖部材61の傾斜面614に押付けられる。この結果、上側ヒンジピン32と第1閉鎖部材61の傾斜面614との摺動作用により、図4に示すように、第1閉鎖部材61が第1バネ65sのバネ力に抗し、第1ガイドピン65に沿って後退し、第1軸受部541uの開口部分が開かれる。そして、外枠10の上側ヒンジピン32が第1軸受部541uに嵌合した状態で、その上側ヒンジピン32が第1閉鎖部材61の傾斜面614から外れ、前記第1閉鎖部材61は第1バネ65sのバネ力で前端位置まで戻される。この状態で、図5に示すように、ピン受け部50の第1軸受部541uの開口部分が閉じられ、外枠10に対する内枠12の連結が完了する。即ち、図5に示すように、外枠10に対して内枠12を開閉できるようになる。
なお、外枠10と内枠12の連結を解除する場合には、ピン受け部50の第1閉鎖部材61の取手部617を押してその第1閉鎖部材61を第1バネ65sのバネ力に抗して後退させ、第1軸受部541uの開口部分を開放する。これにより、外枠10の上側ヒンジピン32から内枠12のピン受け部50を容易に外すことができる。
次に、内枠12に対してガラス枠14を連結する場合には、先ず、図1に示すように、ガラス枠14の右下隅部の受けプレート47を内枠12の前板16上にセットし、ガラス枠14の受けプレート47のピン孔48に対して前板16のガラス枠用下側ヒンジピン45を嵌合させる。次に、図3、図6に示すように、内枠12のピン受け部50に対してガラス枠14の右上隅部に形成されたガラス枠用上側ヒンジピン49を接近させ、そのガラス枠用上側ヒンジピン49をピン受け部50の第2軸受部544uに対して半径方向から押し込むようにする。これにより、ガラス枠用上側ヒンジピン49がピン受け部50の第2閉鎖部材62の傾斜面624に押付けられる。この結果、ガラス枠用上側ヒンジピン49と第2閉鎖部材62の傾斜面624との摺動作用により、図6に示すように、第2閉鎖部材62が第2バネ67sのバネ力に抗し、第2ガイドピン67に沿って後退し、第2軸受部544uの開口部分が開かれる。そして、ガラス枠用上側ヒンジピン49が第2軸受部544uに嵌合した状態で、そのガラス枠用上側ヒンジピン49が第2閉鎖部材62の傾斜面624から外れ、前記第2閉鎖部材62は第2バネ67sのバネ力で前端位置まで戻される。この状態で、ピン受け部50の第2軸受部544uの開口部分が閉じられ、内枠12に対するガラス枠14の連結が完了する。
なお、内枠12とガラス枠14の連結を解除する場合には、ピン受け部50の第2閉鎖部材62の取手部627を押してその第2閉鎖部材62を後退させ、第2軸受部544uの開口部分を開放する。これにより、内枠12のピン受け部50からガラス枠用上側ヒンジピン49を容易に外すことができる。
<上記ヒンジ装置20の利点について>
本実施形態に係るヒンジ装置20によると、外枠10の右上隅部に設けられた上側ヒンジピン32(外枠ヒンジピン)と、ガラス枠14の右上隅部に設けられたガラス枠用上側ヒンジピン49とは同軸に配置されている。さらに、上側ヒンジピン32(外枠ヒンジピン)が挿通される内枠12のピン受け部50の第1軸受部541uと、ガラス枠用上側ヒンジピン49が挿通されるピン受け部50の第2軸受部544uとは、ハウジング52を共用している。
即ち、従来のように、外枠の右上隅部と内枠の右上隅部とを連結するヒンジ装置と、内枠の右上隅部とガラス枠の右上隅部とを連結するヒンジ装置とが上下に離れておらず、両者が一体化されている。このため、外枠10、内枠12及びガラス枠14の右上隅部に設けられたヒンジ装置20が同軸に配置された状態で上下方向のスペースを大きく取らない。さらに、パチンコ機の右上隅部のヒンジ装置用スペースを小さくできるため、パチンコ機の見栄えも向上する。
<本実施形態に係るヒンジ装置20の変更例1について>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態に係るヒンジ装置20では、内枠12のピン受け部50の上下に第1軸受部541uと第2軸受部544uとを設け、さらに各々の軸受部541u,544uの開口部分を閉鎖するための第1閉鎖部材61と第2閉鎖部材62とを上下に設ける例を示した。しかし、図7、図8に示すように、ピン受け部50の第2軸受部544uと第2閉鎖部材62の構成を変更することも可能である。
即ち、図7、図8に示すピン受け部50は、第1軸受部541uが形成された上板部位74と底板部位75と側壁部位76と縦向フランジ部73とからなるハウジング70を備えており、そのハウジング70の上板部位74と底板部位75間に第1軸受部541uの開口部分を閉鎖可能な第1閉鎖部材80が前後摺動可能な状態で配置されている。第1閉鎖部材80の先端右側には、図7に示すように、押え部81が設けられており、その押え部81の内側部分に円弧面81e、外側部分に傾斜面81rが形成されている。また、第1閉鎖部材80の前後には、前後方向に延びる長孔82が形成されており、それらの長孔82にそれぞれガイドピン84が通されている。前記ガイドピン84は、ハウジング70の底板部位75に対して直角にネジ止めされている。これにより、第1閉鎖部材80は、ハウジング70の底板部位75に対して長孔82の長さ分だけ前後移動が可能になる。また、第1閉鎖部材80の後端中央にはバネ受け86が形成されており、そのバネ受け86に第1バネ85の後端が掛けられている。第1バネ85は第1閉鎖部材80が前方に移動する方向に付勢されており、その第1バネ85の前端が前側のガイドピン84に掛けられている。
上記構成により、図7、図8に示すピン受け部50の第1閉鎖部材80は、先に説明したピン受け部50の第1閉鎖部材61と同じ動作をするようになる。
ハウジング70の底板部位75には、図7、図8に示すように、上板部位74の第1軸受部541uと同軸の位置に円筒形のカラー88が固定されている。カラー88は、ガラス枠用上側ヒンジピン49が軸方向から嵌合する部材であり、ガラス枠用上側ヒンジピン49の外径寸法とほぼ等しい内径寸法の貫通孔88hを備えている。
ガラス枠用上側ヒンジピン49は、図8に示すように、ガラス枠14に設けられたサポート部材49kに対して上下動可能な状態で装着されており、そのガラス枠用上側ヒンジピン49の下部が約90°曲げられて取手部49tが形成されている。さらに、サポート部材49kの内側でガラス枠用上側ヒンジピン49の周囲にはバネ材49bが装着されており、そのバネ材49bがガラス枠用上側ヒンジピン49を上限位置に保持するように付勢されている。このため、取手部49tによりガラス枠用上側ヒンジピン49をバネ材49bの力に抗して押し下げ、ガラス枠用上側ヒンジピン49とピン受け部50のカラー88とを同軸に保持して、前記取手部49tを離すことで、ガラス枠用上側ヒンジピン49をバネ材49bのバネ力でピン受け部50のカラー88に嵌合させることができる。
このため、図2に示すピン受け部50の第2軸受部544uと第2閉鎖部材62の構成を、図8に示すように、ピン受け部50のカラー88と上下動可能なガラス枠用上側ヒンジピン49の構成に置き変えることが可能になる。
即ち、前記カラー88が本発明の筒状部材に相当する。
ここで、本実施形態では、外枠10の上側ヒンジピン32(外枠ヒンジピン)とガラス枠用上側ヒンジピン49(ガラス枠ヒンジピン)とを同軸に配置する例を示したが、前記外枠ヒンジピンの軸心とガラス枠ヒンジピンの軸心とをずらすことも可能である。
<本実施形態に係るヒンジ装置20の変更例2について>
図7、図8に図示されるように、上記した変更例1は、本実施形態のピン受け部50の第2軸受部544uと第2閉鎖部材62の構成(図2参照)を変更する構成として、第1軸受部541uと同軸の位置にガラス枠用上側ヒンジピン49が軸方向から嵌合する構成の円筒形のカラー88(筒状部材)が固定されている構成について示した。上記変更例1以外にピン受け部50の第2軸受部544uと第2閉鎖部材62の構成を変更する例として以下の変更例2のような構成にすることもできる。本実施形態に係るヒンジ装置20の変更例2について説明する。
図9、図10に図示されるように、ヒンジ装置20(図1参照)を構成する内枠12のピン受け部50は、外枠10の固定板30の上側ヒンジピン32が挿通されるとともに、ガラス枠用上側ヒンジピン49が挿通される機構である。この変更例2に係るピン受け部50は、概略ハウジング260、第1閉鎖部材290、第1バネ300、締結部材302から構成されるものである。
図9に図示されるように、このハウジング260は、第1ハウジング本体部270と第2ハウジング本体部280の二つに分割された構成とされている。第1ハウジング本体部270は、金属製の板状部材が適宜折り曲げ形成されたものであり、内枠12に固定される縦向フランジ部271と、その縦向フランジ部271から前方に突出する底板部位272と、この底板部位272の左端縁から先端面までを覆うように形成された左側壁部位276とを備えている。この底板部位272の面上には、この底板部位272の面に垂直上方側に突出した突起部275が形成されている。これは、上記変更例1のガイドピン84に変えて構成されるものであり、後述する第1閉鎖部材290に形成される長孔294と係合して第1閉鎖部材290の摺動を規制するためのものである。この突起部275は、底板部位272の面の突出する側とは反対の背面側から圧力を加えて突出させるものである。また、底板部位272の先端部分には、ガラス枠用上側ヒンジピン49が軸方向から嵌合可能な開口孔274がガラス枠用上側ヒンジピン49の外径寸法とほぼ等しい内径寸法に貫通形成されている。また、第2ハウジング本体部280と組付けるために締結部材302が相通される組付孔273が貫通形成されている。左側壁部位276の先端部分には、外枠10の固定板30の上側ヒンジピン32が進入可能な切欠部278が形成されている。また、左側壁部位276の先端部分には、後述する第2ハウジング本体部280と組付固定される嵌合部277が切り欠き形成されている。
第2ハウジング本体部280は、金属製の板状部材が適宜折り曲げ形成されたものであり、上面部を覆う上板部位281と、右側側方を覆う右側壁部位284と、ガラス枠ヒンジピンを半径方向に案内するガイド溝286が形成されたガイド溝形成部位285とを備えて断面略コの字状に折り曲げ形成されている。この第2ハウジング本体部280の上板部位281の先端部分には、外枠10の上側ヒンジピン32が半径方向から嵌合可能な平面略U字形の第1軸受部541uが左側で開放するように形成されている。ここで、第1軸受部541uに嵌合した上側ヒンジピン32の軸心と前述のガイド溝286に嵌合したガラス枠用上側ヒンジピン49の軸心とは同軸に設定されている。上板部位281の先端部分には、第1ハウジング本体部270と組付固定される嵌合部283が切り欠き形成されている。また、この上板部位281の面上には、この上板部位281の面に垂直下方側に突出した突起部282が形成されている。これは、上記変更例1のガイドピン84に変えて構成されるものであり、後述する第1閉鎖部材290に形成される長孔294と係合して第1閉鎖部材290の摺動を規制するためのものである。この突起部282は、上板部位281の面の突出する側とは反対の背面側から圧力を加えて突出させるものである。右側壁部位284には、右側壁部位284に対して左側方向に切起し形成されたバネ受け288が形成されている。ガイド溝形成部位285は、ガラス枠ヒンジピンを半径方向に案内するものであり、平面略U字形に切り欠かれたガイド溝286が左側で開放するように切り欠き形成されている。また、第1ハウジング本体部270と組付けるために締結部材302が相通される組付孔287が貫通形成されている。
図9に図示されるように、第1閉鎖部材290がハウジング260内において摺動可能に収納されている。詳しくは、第1閉鎖部材290は、第1ハウジング本体部270の底板部位272と第2ハウジング本体部280の上板部位281の間において底板部位272上を前後摺動可能な状態で収納されている。この第1閉鎖部材290は、ハウジング260の第1軸受部541uの開口部分を弾性力により閉鎖する閉鎖位置から、上側ヒンジピン32(外枠ヒンジピン)が嵌合されて開放される開放位置まで上側ヒンジピン32(外枠ヒンジピン)の半径方向に摺動して退避させ、上側ヒンジピン32(外枠ヒンジピン)が第1軸受部541uに嵌合後は、上側ヒンジピン32の抜け止めを図る部材である。
この第1閉鎖部材290は、金属製の板状部材が断面略コの字状に折り曲げ形成されている。詳細には、第1ハウジング本体部270の底板部位272及び左側壁部位276と、第2ハウジング本体部280の上板部位281及び右側壁部位284に囲まれた内周の断面略矩形形状と略同一の大きさに折り曲げ形成されている。また、先端左側部分に第1軸受部541uの反対側から上側ヒンジピン32の外周面を押える押え部292が設けられている。この第1閉鎖部材290の押え部292には、上側ヒンジピン32の外周面に面接触する内側部分に円弧面292eが形成されており、その押え部292の外側部分に前記押え部292が平面視で先細となるように傾斜面292rが形成されている。また、第1ハウジング本体部270の底板部位272の面と対向する面及び、第2ハウジング本体部280の上板部位281の面と対向する面には前後方向に長孔294が形成されている。この長孔294は、上記した、突起部275、282と係合して第1閉鎖部材290の摺動を規制するためのものである。また、第1閉鎖部材290の側壁には、この側壁と対向した第2ハウジング本体部280のバネ受け288の方向(第1閉鎖部材290の側壁から右側方向)へバネ受け298が切起し形成されている。また、第1閉鎖部材290の基端部には、左方向(断面略コの字状に折り曲げる方向と逆方向)に折り曲げて突出した平板状の取手部296が形成されている。
上記した構成の組付けは、次の通りである。
第1閉鎖部材290の長孔294と、第2ハウジング本体部280の突起部282とが係合された状態で、第1閉鎖部材290に設けられたバネ受け298と第2ハウジング本体部280に設けられたバネ受け288に第1バネ300の両端を掛けて第1閉鎖部材80が前方に移動する方向に付勢された状態とする。この状態で、第1ハウジング本体部270の底板部位272上の突起部275と第1閉鎖部材290の長孔294とを係合した状態で載置する。そして、第2ハウジング本体部280の嵌合部283と第1ハウジング本体部270の嵌合部277を嵌合して組付ける。これにより、第1ハウジング本体部270と第2ハウジング本体部280に囲まれた内方側に第1閉鎖部材290が前後摺動可能な状態で収納される。さらに、第1ハウジング本体部270と第2ハウジング本体部280に設けられた組付孔273、287に締結部材302をハウジング260外方側から挿通して第1ハウジング本体部270と第2ハウジング本体部280を締結固定する。なお、第1ハウジング本体部270と第2ハウジング本体部280及び第1閉鎖部材290が組付いた状態の締結であるため、締結作業はハウジング260外方側からの片側締結となる。これにより例えば、所謂ブラインドリベットによる片側締結でもよいし、螺子部材による締結でもよい。なお、開口孔274に嵌合するガラス枠用上側ヒンジピン49は、上記変更例1と同様の構成である。上記したハウジング260の第1軸受部541uと第1閉鎖部材290とが本発明の外枠用ピン受け機構に相当し、開口孔274とガイド溝286とが本発明のガラス枠用ピン受け機構に相当する。
変更例2において、外枠10に対して内枠12を連結する基本的構成は本実施形態と同様であるが、内枠12のピン受け部50が上側ヒンジピン32に嵌合する方向が異なる。
これは、変更例2のハウジング260は第1軸受部541uが左側で開放するように形成されていることによる。
図3、図4、図8に図示されるように、本実施形態及び変更例1のピン受け部50に第1軸受部541uが右側で開放するように形成されているため、内枠12のピン受け部50が上側ヒンジピン32に嵌合する方向は、上側ヒンジピン32に対して斜め前方向から接近させ、上側ヒンジピン32をピン受け部50の第1軸受部541uに対して半径方向から押し込むような構成となっている。
これに対し、図10に図示されるように、変更例2のピン受け部50の第1軸受部541uは、固定板30に設けられた上側ヒンジピン32に対して後方側に回り込ませてから後方側から前方側に向かって接近させ、上側ヒンジピン32をピン受け部50の第1軸受部541uに対して半径方向から押し込むような構成となっている。
これにより、変更例2では、内枠12が開放された状態で、第1閉鎖部材290の取手部296を操作して第1閉鎖部材290を後退させ、第1軸受部541uの開口部分を開放した状態でも、上側ヒンジピン32は第1軸受部541uの中に位置した状態を保つため内枠12は外枠10から外れない状態を保つ。変更例2における第1軸受部541uが左側で開放する構成は、内枠12が遊技盤等が装着されて重くなる傾向にあるため有効である。なお、第1軸受部541uを左側で開放するように形成する構成は、本実施形態及び変更例1のピン受け部50においても適用できるものである。
変更例2において、第1閉鎖部材290は上板部位281と底板部位272に囲まれた状態で摺動するためガタつきを抑制することができ円滑に摺動することができる。第1閉鎖部材290を摺動規制する構成は、第1ハウジング本体部270及び第2ハウジング本体部280側の突起部275、282と、第1閉鎖部材290の長孔294を係合する構成のため、構成数を少なくすることができ、部品コストを抑制することができる。また、ガラス枠用上側ヒンジピン49を嵌合するためのガイド溝286が構成されておりガラス枠の取り付け作業がより容易となる。本変更例2では、第1ハウジング本体部270及び第2ハウジング本体部280側に突起部275、282を設けて、第1閉鎖部材290側に長孔294を設ける構成を示したが逆の構成であってもよい。
変更例2において、第1閉鎖部材290は金属製の板状部材によって形成されている構成を示した。しかしながら、これに限定されることなく、本発明におけるパチンコ機のヒンジ装置の第1閉鎖部材は、合成樹脂製の第1閉鎖部材を適用できるものである。また、アルミダイカスト等のダイカスト、鋳物、鍛造も適用できる。また、変更例2において、ハウジング260として構成される第1ハウジング本体部270と第2ハウジング本体部280は金属製の板状部材によって形成されている構成を示した。しかしながら、これに限定されることなく、本発明におけるパチンコ機のヒンジ装置のハウジング260として構成される第1ハウジング本体部270と第2ハウジング本体部280は、強度上の問題がなければ、合成樹脂を適用できるものである。また、アルミダイカスト等のダイカスト、鋳物、鍛造も適用できる。
また、本実施形態では、外枠10の上側ヒンジピン32(外枠ヒンジピン)とガラス枠用上側ヒンジピン49(ガラス枠ヒンジピン)とを同軸に配置する例を示したが、前記外枠ヒンジピンの軸心とガラス枠ヒンジピンの軸心とをずらすことも可能である。
本実施形態、変更例1における、第1閉鎖部材61、80、第2閉鎖部材62の各閉鎖部材の素材については特に示していないが、本発明におけるパチンコ機のヒンジ装置の第1閉鎖部材、第2閉鎖部材の各閉鎖部材は金属製、合成樹脂製の何れの素材も適用できるものである。また、アルミダイカスト等のダイカスト、鋳物、鍛造も適用できる。また、本実施形態、変更例1における、ハウジング52、70の素材については特に示していないが、本発明におけるパチンコ機のヒンジ装置のハウジングは金属製のハウジングが適用できるし、強度上の問題がなければ合成樹脂製の構成も適用できるものである。また、アルミダイカスト等のダイカスト、鋳物、鍛造も適用できる。
10 外枠
12 内枠
14 ガラス枠
14w ガラス
16 前板
16k 玉受け皿
20 ヒンジ装置
30 固定板
32 上側ヒンジピン(外枠ヒンジピン)
34 受けプレート
36 下側ヒンジピン
44 受けプレート
45 ガラス枠用下側ヒンジピン
46 ピン孔
47 受けプレート
48 ピン孔
49 ガラス枠用上側ヒンジピン(ガラス枠ヒンジピン)
49b バネ材
49k サポート部材
49t 取手部
50 ピン受け部
52 ハウジング
53 縦向フランジ部
54 ハウジング本体部
541 上板部位
541u 第1軸受部(外枠用ピン受け機構)
542 中段板部位
544 底板部位
544u 第2軸受部(ガラス枠用ピン受け機構)
545 側壁部位
61 第1閉鎖部材(外枠用ピン受け機構)
610 押え部
612 円弧面
614 傾斜面
616 ガイド孔
617 取手部
62 第2閉鎖部材(ガラス枠用ピン受け機構)
620 押え部
622 円弧面
624 傾斜面
626 ガイド孔
627 取手部
65 第1ガイドピン
65s 第1バネ
67 第2ガイドピン
67s 第2バネ
68 蓋板部材
68b 後板部
68r 左板部
69 ネジ
70 ハウジング
73 縦向フランジ部
74 上板部位
75 底板部位
76 側壁部位
80 第1閉鎖部材(外枠用ピン受け機構)
81 押え部
81e 円弧面
81r 傾斜面
82 長孔
84 ガイドピン
85 第1バネ
86 バネ受け
88 カラー(筒状部材)
88h 貫通孔
260 ハウジング
270 第1ハウジング本体部
271 縦向フランジ部
272 底板部位
273 組付孔
274 開口孔(ガラス枠用ピン受け機構)
275 突起部
276 左側壁部位
277 嵌合部
278 切欠部
280 第2ハウジング本体部
281 上板部位
282 突起部
283 嵌合部
284 右側壁部位
285 ガイド溝形成部位
286 ガイド溝(ガラス枠用ピン受け機構)
287 組付孔
288 バネ受け
290 第1閉鎖部材(外枠用ピン受け機構)
292 押え部
292e 円弧面
292r 傾斜面
294 長孔
296 取手部
298 バネ受け
300 第1バネ
302 締結部材

Claims (5)

  1. 方形枠状の外枠と、遊技盤が取付けられる内枠と、前記遊技盤を視認可能な状態で覆うガラス枠とを備えるパチンコ機において、前記外枠に対して前記内枠を扉状に開閉可能に連結し、その内枠に対してガラス枠を扉状に開閉可能に連結する構成のパチンコ機のヒンジ装置であって、
    前記外枠の上隅部において下方に突出するように設けられた外枠ヒンジピンと、
    前記ガラス枠の上隅部において上方に突出するように設けられたガラス枠ヒンジピンと、
    前記内枠の上隅部に設けられて前記外枠ヒンジピンが挿通される外枠用ピン受け機構と、
    前記ガラス枠ヒンジピンが挿通されるガラス枠用ピン受け機構とを有しており、
    前記外枠用ピン受け機構とガラス枠用ピン受け機構とは、ハウジングを共用しており、
    前記外枠用ピン受け機構は、前記外枠ヒンジピンが半径方向から嵌合可能なように前記ハウジングに形成された平面略U字形の第1軸受部と、その第1軸受部の開口部分を弾性力により閉鎖する第1閉鎖部材とを有しており、
    前記第1閉鎖部材は、第1軸受部の開口部分を弾性力により閉鎖する閉鎖位置から、外枠ヒンジピンが嵌合されて開放される開放位置まで前記外枠ヒンジピンの半径方向に摺動して退避する構成とされており、
    前記第1閉鎖部材は、前記第1閉鎖部材と、前記ハウジングの壁面のいずれか一方の面に垂直上に突出された突起と、他方の面に貫通形成された長孔の係合によって摺動して退避される構成とされており、
    前記ハウジングは、二つに分割された第1ハウジング本体部と第2ハウジング本体部を嵌合して組付けることにより、前記第1ハウジング本体部と前記第2ハウジング本体部に囲まれた内方側に前記第1閉鎖部材が前記閉鎖位置から前記開放位置まで摺動可能に収納されており、
    前記突起は、前記第1閉鎖部材と、前記ハウジングの壁面のいずれか一方の面の突出する側とは反対の背面側から圧力を加えて突出させて形成されており、
    前記第1軸受部は、前記外枠ヒンジピンに対して後方側に回り込ませてから後方側から前方側に向かって接近させ、前記外枠ヒンジピンを第1軸受部に対して半径方向から押し込むように構成されていることを特徴とするパチンコ機のヒンジ装置。
  2. 請求項1に記載されたパチンコ機のヒンジ装置であって、
    前記外枠ヒンジピンとガラス枠ヒンジピンとは同軸に配置されていることを特徴とするパチンコ機のヒンジ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載されたパチンコ機のヒンジ装置であって、
    前記ガラス枠用ピン受け機構は、前記ハウジングに形成されて、前記ガラス枠のガラス枠ヒンジピンが軸方向から嵌合可能な開口孔を有しており、
    更に、前記ハウジングに固定されて、前記ガラス枠ヒンジピンが嵌合する開口孔の位置まで前記ガラス枠ヒンジピンを半径方向に案内されるガイド溝が形成されたガイド溝形成部位を有しており、
    前記ガラス枠ヒンジピンは弾性力に抗して一定寸法だけ軸方向に変位可能に構成されていることを特徴とするパチンコ機のヒンジ装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載されたパチンコ機のヒンジ装置であって、
    前記ガラス枠用ピン受け機構は、前記ガラス枠ヒンジピンが半径方向から嵌合可能なように前記ハウジングに形成された平面略U字形の第2軸受部と、その第2軸受部の開口部分を弾性力により閉鎖する第2閉鎖部材とを有していることを特徴とするパチンコ機のヒンジ装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載されたパチンコ機のヒンジ装置であって、
    前記ガラス枠用ピン受け機構は、前記ハウジングに固定されて、前記ガラス枠のガラス枠ヒンジピンが軸方向から嵌合可能なように構成された筒状部材を有しており、
    前記ガラス枠ヒンジピンは弾性力に抗して一定寸法だけ軸方向に変位可能に構成されていることを特徴とするパチンコ機のヒンジ装置。
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