JP4189615B2 - パチンコ遊技機における開閉連結支持装置 - Google Patents

パチンコ遊技機における開閉連結支持装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、縦向き状態で遊技に供されて機内にセットされた遊技盤の遊技領域内でパチンコゲームを展開し得る遊技機にあって、開閉式の枠・扉状部材を開閉可能に組付けるための開閉連結支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機やアレンジボール機に代表されるこの種の縦型遊技機では、その基本的構成の概要として、縦長の矩形枠状に形成した外枠の開口前面側に、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の前枠が、開閉および着脱が可能に組付けられている。そして前記前枠の前面側には、該前枠の正面内部に収容セットした遊技盤の透視保護窓であるガラス扉が横開き形態で開閉可能に組付けられると共に、このガラス扉の下方には、前記遊技盤内での遊技結果として機裏側の賞球払出装置から払出された賞球を遊技球として貯留するための上球皿が、開閉板を介して同じく横開き形態で開閉可能に組付けられている。なお、下球皿および打球発射装置における打球操作部等が前記前枠の下部に装着セットされる一方、各種の球経路および球処理・払出部等を備えた機構セット盤が該前枠の裏側にセットされ、これにより一台の縦型遊技機が構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記前枠,ガラス扉および上球皿は、何れも横開き形態であるにも拘らず、夫々が専用に具備された連結支持手段を利用して開閉可能に組付け支持されている。すなわち前枠は、該前枠の左端上下と外枠の左端上下とに配設された前枠専用の連結支持手段で該外枠に開閉可能に組付けられ、またガラス扉は、該ガラス扉の左端上下と前枠左端の所定位置に配設されたガラス扉専用の連結支持手段で該前枠に開閉可能に組付けられ、更に上球皿は、該上球皿の左端上下と前枠左端の所定位置に配設された上球皿専用の連結支持手段で該前枠に開閉可能に組付けられていた。このため前枠の正面左端縁部には、該前枠,ガラス扉および上球皿用の各連結支持手段が上下方向に縦設されることとなり、遊技機前面部の構成が複雑化すると共に構造やデザイン等に様々な制約を伴っていた。また、各部材毎の連結支持手段を構成する部品点数が多くなるので組付け作業工数が増加し、パチンコ機の組付け作業の合理化および簡易化を図り得ないと共に製造コストが嵩む等の問題も内在していた。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するために新規に提案されたもので、縦向きで遊技に供される遊技機の主要構成部をなす枠・扉状部材の開閉連結支持部の構成の合理化を図り、枠・扉状部材同志の組付け作業の簡易化並びにコスト低下を図り得るようにしたパチンコ遊技機における開閉連結支持装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明に係るパチンコ遊技機における開閉連結支持装置は、
縦向きに固支される外枠に開閉可能に組付けられる前枠の前側に、窓枠と上球皿とがともに前枠と横開き形態で開閉可能に装備されると共に、前枠の開口領域内部にパチンコゲームを展開し得る遊技盤がセットされた遊技機において、
前記外枠と前枠との側縁上下部に配設されて両者を互いに開閉可能に組付け支持する第1の開閉連結支持部と、前枠と前記窓枠との側縁上下部に配設されて両者を互いに開閉可能に組付け支持する第2の開閉連結支持部と、前枠と前記上球皿を装備した開閉板との側縁上下部に配設されて両者を互いに開閉可能に組付け支持する第3の開閉連結支持部とを備え、
前記第1の開閉連結支持部では、外枠に配設された下支持部に垂直に立設した軸と、前枠の下隅角部に固定される下支持部に形成した軸孔とを連結支点として、前記軸と軸孔とが垂直方向において嵌合する一方、外枠に上隅角部に配設された上支持部から垂下した状態で設けた軸と、前枠の上端部に配設された上支持部に設けられて上面および側面に開口すると共に、該開口側面を開放可能に閉鎖するロック部材を備えた軸孔とを連結支点として、前記ロック部材が前記軸孔の開口側面を開放した状態で前記軸が該軸孔に対して横方向において嵌合し、
前記第2の開閉連結支持部では、前記第1の開閉連結支持部における前枠側の上支持部と前記窓枠の上支持部との軸と軸孔同志、および前枠の下支持部と窓枠の下支持部との軸と軸孔同志を夫々連結支点とし、
前記第3の開閉連結支持部では、前記第2の開閉連結支持部における前枠側の下支持部と前記開閉板の上支持部との軸と軸孔同志、および前枠の下支持部と開閉板の下支持部との軸と軸孔同志を夫々連結支点としたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
外枠に前枠を開閉可能に組付ける第1の開閉連結支持部における上支持部は、該前枠に窓枠を開閉可能に組付ける第2の開閉連結支持部における上支持部を兼用すると共に、前記第2の開閉連結支持部における下支持部は、前記前枠に開閉板を開閉可能に組付ける第3の開閉連結支持部における上支持部を兼用する。従って、第2の開閉連結支持部における上支持部と、第3の開閉連結支持部における上支持部を省略することができ、構成部品点数の削減に伴う組付け作業の合理化と製造コストの低減が図られる。特に、第1の開閉連結支持部による前枠の外枠への組付けは、先ず外枠の下部に設けた軸と前枠の下端部に設けた軸孔とを垂直方向において嵌合させて外枠の下側と前枠の下側とを組付け、次いで、外枠の上部に設けた軸と前枠の上端部に設けた軸孔とを横方向において嵌合させて外枠の上側と前枠の上側とを組付けるようにしたので、外枠と前枠との組付け作業の合理化が図られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明に係るパチンコ遊技機における開閉連結支持装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお本実施例では、縦型遊技機として、遊技店内の設置枠台(島)に所定の縦向き後傾姿勢に固定保持されて遊技に供されるパチンコ機を主に示す。
【0008】
(パチンコ機の概略説明)
本実施例のパチンコ機Pは、その基本的構成の概要として図1に略示するように、外郭保持枠をなす縦長矩形状の外枠Aの開口前面側に、各種の遊技用構成部材をセットする縦長方形の前枠Bが、後述する第1の開閉連結支持部Jおよび施錠手段を利用して横開き形態で開閉および着脱が可能に組付けられている。そしてこの前枠Bの前面側に、遊技盤Dの透視保護窓である後述のガラス扉(窓枠)Cと、上球皿Eを固定装備した開閉板29とが、後述する第2および第3の開閉連結支持部K,Mを利用して共に横開き形態で開閉可能に組付け整合される。また、前枠Bの下部に下球皿Fおよび打球発射装置Gにおける打球操作部G1等が装着セットされ、更に前枠Bの裏側に各種の球経路および球処理・払出部等を備えた機構セット盤(図示せず)がセットされ、これにより一台のパチンコ機が形成される。
【0009】
(外枠)
このようなパチンコ機Pにあって前記外枠Aは、例えば図3に示すように、上下および左右の4本の枠部材30,31,32,33を枠組み連結して縦長方形に構成されて、全ての枠部材によって画成される開口前面域に前枠Bを整合し得るようになっている。なお本実施例に係る外枠Aは、木材により成形された上,左の枠部材30,32を共通用として、樹脂材により成形された右,下の枠部材33,31を2通りのサイズのものに置換連結することにより、一般に「関東枠、関西枠」と呼称区分されているタイプのものに変更し得るタイプを例示している。
【0010】
(前枠)
前記前枠Bは、図2に示すように全体が合成樹脂成形されたものが例示され、前記外枠Aの開口前面域に整合する外形サイズに成形されて内側に正面縦長方形の窓枠口11を開口した枠体10と、この枠体10の裏側に一体成形されて前記窓枠口11の正面内部に臨む遊技盤用のセット口13を開口したセット保持枠12とが、前後に一体的に連設された内外二重枠形態とされている。そして前記枠体10においては、窓枠口11の下部に下球皿Fや前記打球発射装置Gの打球発射部G2等を設置するための設置盤14が成形される一方、その中央部に賞球用の給出口15が開口され、また窓枠口11の上縁部および右縁部に亘り電光装飾部16を設置するための設置部17が成形されている。また前記窓枠口11は、前面側から出入れ(着脱)される遊技盤Dのセット面域および出入れ口ともされ、その下部開口面域内に上球皿E(開閉板29)を開閉可能に組付けセットし得るようになっている。そして、窓枠口11の開口前面の3周縁(上縁および左右の側縁)を凹設して、ガラス扉Cを整合収容し得るセット面域18が画成されている。
【0011】
一方、前記セット保持枠12においては、窓枠口11の下部内側において前記上球皿Eに整合する位置に遊技補助盤(「遊技補助枠部」とも云う)20が一体成形されており、この遊技補助盤20の上端縁を基準にして前記セット口13が開口されている。前記遊技補助盤20には、その裏側にアウト路が形成される他に、賞球用の給出口22およびファール球回収路23等が成形されると共に、スピーカ24を内蔵した球受けケース25および発射レール部材26がセットされる。そして、前記セット口13における内周4ヶ所の隅部には、略45度に形成された斜状壁部27がセット保持枠12に一体的に形成されており、これら各斜状壁部27には、遊技盤D固定用の取付装置Hが設置されている。なお、このセット口13の内周端面に、遊技盤Dに対する位置決め用の突座19,19が形成されている。ちなみに前枠Bは、枠体10で構成されるタイプのものとして、窓枠口11の裏側に別成形されたセット保持枠12を整合固定するものであってもよい。
【0012】
(外枠に対する前枠の組付け態様)
前述した外枠Aに対する前枠Bの組付けについては、正面左側の側縁上,下部に配設されて両者A,Bを互いに着脱および開閉可能に組付け支持する第1の開閉連結支持部Jと、右側縁に装着された施錠装置Iを利用して、左右方向の開閉および前側方向の着脱が可能に組付けられている。すなわち第1の開閉連結支持部Jは、図4および図5に示すように、上連結手段j1と下連結手段j2とから構成されており、上連結手段j1が軸・孔の側方嵌合ロックタイプであり、下連結手段j2が軸・孔の上下嵌挿連結タイプとされている。
【0013】
(第1の開閉連結支持部における下連結手段)
そこで具体的な構成として、まず下連結手段j2では、図4および図5に示すように、外枠Aの下枠部材31の左上端部にビス固定される下支持受具(下支持部)35と、前枠Bの枠体10の左下隅角部にビス固定される下支持具(下支持部)37が主体とされて、下支持受具35の水平前部35aに垂直固定された支軸36の軸部36aが、下支持具37の水平前部37aに形成した軸孔38に対して上下方向に着脱可能に嵌挿される。このように構成された下連結手段j2では、下支持受具35,下支持具37および支軸36を含む強固な構造を以って、相当な重量物とされる前枠B全体の荷重を集中的に受けても充分耐久し得る連結強度が維持される。そして、軸孔38に対して支軸36が嵌挿されているもとでは、前枠Bが垂立位置の外枠Aを基準に観て、左寄り,手前寄りおよび右寄りの広範囲内での起立姿勢に適宜傾き(10度以上)が許容されるようになっている。
【0014】
(第1の開閉連結支持部における上連結手段)
これに対して上連結手段j1では、軸・孔を左右の広角的な方向,位置から横嵌め連結して自動ロックし得る形式として、基本的には図4および図5に示すように、外枠Aの左上隅角部にビス固定されて水平前部40aに支軸41を垂下した支持具(上支持部)40と、前枠Bの枠体10の左上端部にビス固定されて水平前部43aに鈎状の軸孔44を形成した受け具(上支持部)43とから構成されている。そして前記受け具43の水平上面には、回動支軸47により水平方向へ回動可能なロック部材45が枢支され、前記軸孔44の開口側面の閉鎖位置と開放位置とに変位するようになっている。このロック部材45は、前記回動支軸47に装着されたねじりバネ46により図4における時計方向へ回動付勢されており、常には前記軸孔44の閉鎖位置に付勢保持されている。そして、外枠Aに対する前枠Bの相対的な近接により軸受出し口48に臨んだ前記支軸41が案内面45bに当接すると、反時計方向へ回動して軸受出し口48と軸孔44とを連通する開放位置に変位し、軸孔45に対する支軸41の嵌合を許容するようになっている。また、正面右側に延出した操作片45aを指先で把持しながら開放位置へ回動させることも可能であり、該軸孔44に嵌合されていた支軸41を軸受出し口48へ引出し得るようになっている。
【0015】
このように構成された上連結手段j1では、外枠A側の支軸41と前枠B側の軸孔44との横嵌め係合を以って、前枠B全体の荷重を受けても充分耐久し得る連結強度が維持される。そして、前枠B側に固定された受け具43における軸受出し口48を枠体10の左上隅端部の厚み方向に開口していることにより、支軸41を基準に観て軸受出し口48を左,前および右の各方向に亘る広角範囲内の何れの位置からでも合わせることができ、この条件によって外枠Aに対して前枠Bが、広範囲内の任意の向きで組付け,組外すことが可能となっている。なお、支持具40および受け具41は金属材で、またロック部材45は硬質樹脂材で夫々成形されたものを例とし、受け具43とロック部材45とは、互いに組付けられた1つの部材(部品)として取扱われて使用し得る。
【0016】
(前枠に対するガラス扉の組付け態様)
前述した前枠Bに対する前記ガラス扉Cの組付けについては、正面左側の側縁上,下部に配設されて両者B,Cを互いに着脱および開閉可能に組付け支持する第2の開閉連結支持部Kと、右側縁に装着された前記施錠装置Iを利用して、左右方向の開閉および上下方向の着脱が可能に組付けられている。すなわち第2の開閉連結支持部Kは、図4および図5に示すように上連結手段k1と下連結手段k2とから構成されており、上連結手段k1が軸・孔の上下嵌合連結タイプであり、下連結手段k2が軸・孔の上下嵌挿連結タイプとされている。
【0017】
(第2の開閉連結支持部における下連結手段)
前記下連結手段k2では、図4および図5に示すように、前枠Aの枠体10における左端前面の略中段部に固定された下支持受具(下支持部)50と、ガラス扉Cの扉体34の左下隅角部に固定された下支持具(下支持部)52が主体とされて、下支持受具50の水平前部50aに垂直固定された支軸51の上軸部51aが、下支持具52の水平前部52aに形成した軸孔53に対して上下方向に着脱可能に嵌挿される。このように構成された下連結手段k2では、下支持受具50,下支持具52および支軸51を含む構造を以って、ガラス扉C全体の荷重を集中的に受けても充分耐久し得る連結強度が維持される。
【0018】
(第2の開閉連結支持部における上連結手段)
これに対し上連結手段k1では、図4および図5に示すように、前記第1の開閉連結支持部Jにおける前枠B側の受け具(上支持部)43と、ガラス扉Cの扉体34の左上隅部内側に配設された支持部材(上支持部)55とが主体とされ、支持部材55の筒部55aに配設した可動軸56の軸部56aが、前記受け具43の水平前部43aに形成した軸孔58に下方から嵌挿連結されるようになっている。前記可動軸56は略M字形に折曲げ成形され、前記軸部56aが筒部55aに内嵌されて上下動可能に装着され、扉体34と係止部56bとの間に端部接続された引張りコイルバネ57により、常には上方へ付勢されて前記軸部56aを上方へ突出させた状態に保持されている。
【0019】
(前枠に対する開閉板の組付け態様)
前述した前枠Bに対する前記開閉板29の組付けについては、正面左側の側縁上,下部に配設されて両者B,29を互いに着脱および開閉可能に組付け支持する第3の開閉連結支持部Mと、右側縁に装着された施錠装置Iを利用して、左右方向の開閉および上下方向の着脱が可能に組付けられている。すなわち第3の開閉連結支持部Mは、図4および図5に示すように上連結手段m1と下連結手段m2とから構成されており、上連結手段m1が軸・孔の上下嵌合連結タイプであり、下連結手段m2が軸・孔の上下嵌挿連結タイプとされている。
【0020】
(第3の開閉連結支持部における下連結手段)
そこで具体的な構成として、まず下連結手段m2では、図4および図5に示すように、前枠Aの枠体10における左端前面の中段下方にビス固定される下支持受具(下支持部)60と、開閉板29の左下隅角部に固定された下支持具(下支持部)62が主体とされ、下支持具62に配設した可動軸63の軸部63aが、下支持受具60の水平前部60aに形成した軸孔61に上方から嵌挿連結されるようになっている。前記可動軸63は略M字形に折曲げ成形され、下支持具62の上下端に形成した支持片62a,62a間に架設されて上下動可能に装着され、フランジ部63bと上の支持片62aとの間で軸部63aに外装された圧縮コイルバネ64により、常には下方へ付勢されて前記軸部63bを下方へ突出させた状態に保持されている。このように構成された下連結手段m2では、下支持受具60,下支持具62および可動軸63を含む構造を以って、貯留した遊技球の重さを含む上球皿E全体の荷重を集中的に受けても充分耐久し得る連結強度が維持される。
【0021】
(第3の開閉連結支持部における上連結手段)
これに対し上連結手段m1では、図4および図5に示すように、前記第2の開閉連結支持部Kにおける前枠B側の下支持受具(下支持部)50と、開閉板29の左上隅部外側にビス固定される上支持具(上支持部)67とが主体とされ、下支持受具50の水平前部50aに配設した前記支軸51の下軸部51bが、前記上支持具67の水平前部67aに形成した軸孔68に上方から嵌挿連結されるようになっている。
【0022】
このように、本実施例に係る開閉連結支持装置では、前枠Bを外枠Aに組付ける第1の開閉連結支持部Jにおける上支持手段j1の受け具43が、ガラス扉Cを前枠Bに組付ける第2の開閉連結支持部Kにおける上支持手段k1の上支持部材を兼用すると共に、第2の開閉連結支持部Kにおける下支持手段k2の下支持受具50が、開閉板29を前枠Bに組付ける第3の開閉連結支持部Mにおける上支持手段m1の上支持部材を兼用するよう構成されている。
【0023】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された本実施例に係るパチンコ遊技機における開閉連結支持装置の作用につき説明する。本実施例の開閉連結支持装置は、前述したように、前枠Bを外枠Aに横開きの開閉可能に組付ける第1の開閉連結手段Jと、ガラス扉Cを前枠Bに横開きの開閉可能に組付ける第2の開閉連結手段Kと、上球皿Eを固定する開閉板29を前枠Bに横開きの開閉可能に組付ける第3の開閉連結手段Mとを備えている。
【0024】
(外枠に対する前枠の組付け)
前枠Bを外枠Aに横開きの開閉可能に組付ける第1の開閉連結支持部Jでは、前枠B側の受け具43に形成された軸孔44と、外枠Aの支持具40に支持された支軸41とを連結支点として嵌合する一方、外枠Aの下部に配設された下支持受具35上に固定された支軸36と、前枠Bの下支持具37に形成された軸孔38とを連結支点として嵌合するように構成されている。従って第1の開閉連結支持部Jによる前枠Bの外枠Aへの組付けは、先ず前記下連結手段j2における外枠A側の下支持受具35の軸部36に、前枠B側の下支持具37の軸孔38を上方から整合させて該軸部36を軸孔38へ嵌挿させ、次いで前記上連結手段j1において、前枠Bを外枠Aへ位置決めする過程で外枠A側の支軸41は、前枠B側の軸受出し口48に位置決めされると共にロック部材45の案内面45bを当接しながら軸孔44へ自動的に嵌合され、前枠Bは外枠Aに対して横開きの開閉が可能に組付けられる。
【0025】
(前枠に対するガラス扉の組付け)
ガラス扉Cを前枠Bに横開きの開閉可能に組付ける第2の開閉連結支持部Kでは、前枠B側の受け具43に形成された軸孔58と、ガラス扉Cの支持部材55に上下変位可能に支持された可動軸56とを連結支点として嵌合する一方、前枠Bの略中段に配設された下支持受具50上に固定された支軸51と、ガラス扉Cの下支持具52に形成された軸孔53とを連結支点として嵌合するように構成されている。従って第2の開閉連結支持部Kによるガラス扉Cの組付けは、先ず前記下連結手段k2における前枠B側の下支持受具50の上軸部51aに、ガラス扉C側の下支持具52の軸孔53を上方から整合させて該上軸部51aを軸孔53へ嵌挿させ、次いで前記上連結手段k1において、ガラス扉C側の可動軸56を下方へ押下げた状態で筒部55aを軸孔58に整合させ、該可動軸56に対する押圧を解除することで上軸部51aが軸孔58に突入し、ガラス扉Cは前枠Bに対して横開きの開閉が可能に組付けられる。
【0026】
(前枠に対する開閉板の組付け)
前記開閉板29を前枠Bに横開きの開閉可能に組付ける第3の開閉連結支持部Mでは、前枠B側の下支持受具50に固定した支軸51と、開閉板29の上支持具67に形成した軸孔68とを連結支点として嵌合する一方、前枠Bの略中段下部に固定した下支持受具60に形成された軸孔61と、開閉板29の下支持具62に上下動可能に配設された可動軸63とを連結支点として嵌合するように構成されている。従って第3の開閉連結支持部Mによる開閉板29の組付けは、先ず前記上連結手段m1における前枠B側の下支持受具50の下軸部51bに、開閉板29側の上支持具67の軸孔68を下方から整合させて該下軸部51bを軸孔68へ嵌挿させ、次いで前記下連結手段m2において、開閉板29側の可動軸63を上方へ押上げた状態で軸部63aの先端を軸孔61に整合させ、該可動軸63に対する押圧を解除することで軸部63aが軸孔61に突入し、開閉板29は前枠Bに対して横開きの開閉が可能に組付けられる。
【0027】
このように本実施例の開閉連結支持装置では、前枠Bを外枠Aに組付けるための第1の開閉連結支持部Jにおける上連結手段j1の受け具43が、ガラス扉Cを前枠Bに組付けるための第2の開閉連結支持部Kの上連結手段k1を兼用すると共に、この第2の開閉連結支持部Kにおける下連結手段k2の下支持受具50が、開閉板29を前枠Bに組付けるための第3の開閉連結支持部Mの上連結手段m1を兼用するようになっている。すなわち、第2の開閉連結支持部Kにおける上連結手段k1を構成する支持部材と、第3の開閉連結支持部Mにおける上連結手段m1を構成する支持部材が、夫々省略されたものとなっている。従って、各部材毎の連結支持手段を構成する部品点数が少なくなるので、組付け工程数が減少して組付けの合理化が図られると共に、製造コストを低減させ得る利点もある。
【0028】
また、例えば図1から明らかな如く、外枠A,前枠B,ガラス扉C,開閉板29(上球皿E)の各部材の左端部を一致させることができるから、パチンコ機Pの前面部の構成が簡素化すると共に、前枠Bを中心としたガラス扉C,上球皿E,下球皿F等、パチンコ機Pの前面に臨む部材のデザインの自由度を高めることが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るパチンコ遊技機における開閉連結支持装置によれば、前枠を外枠に組付けるための第1の開閉連結支持部における上支持部が、窓枠を前枠に組付けるための第2の開閉連結支持部の上支持部を兼用すると共に、この第2の開閉連結支持部における下支持部が、開閉板を前枠に組付けるための第3の開閉連結支持部の上支持部を兼用するようになっている。従って、各部材毎の連結支持手段を構成する部品点数が少なくなるので、組付け工程数が減少して組付けの合理化が図られると共に、製造コストの低減を図り得る利点がある。また、外枠,前枠,窓枠,開閉板(上球皿)の各部材の左端部を一致させることができるから、遊技機の前面部の構成が簡素化すると共に、前枠を中心とした窓枠,上球皿,下球皿等、遊技機の前面に臨んだ各部材のデザインの自由度を高めることが可能である。特に、第1の開閉連結支持部による前枠の外枠への組付けは、先ず外枠の下部に設けた軸と前枠の下端部に設けた軸孔とを垂直方向において嵌合させて外枠の下側と前枠の下側とを組付け、次いで、外枠の上部に設けた軸と前枠の上端部に設けた軸孔とを横方向において嵌合させて外枠の上側と前枠の上側とを組付けるようになっているので、外枠と前枠との組付け作業の合理化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のパチンコ機を概略で示す正面図である。
【図2】本実施例のパチンコ機における前枠を概略で示す正面図である。
【図3】本実施例のパチンコ機における外枠を概略で示す正面図である。
【図4】本実施例の開閉連結支持装置の連結形態を概略で示す斜視図である。
【図5】本実施例の開閉連結支持装置の連結形態を概略で示す要部拡大図である。
【符号の説明】
29 開閉板
35 下支持受具(下支持部)
36 支軸
37 下支持具(下支持部)
38 軸孔
40 支持具(上支持部)
41 支軸
43 受け具(上支持部)
44 軸孔
45 ロック部材
50 下支持受具(下支持部)
51 支軸
52 下支持具(下支持部)
53 軸孔
55 支持部材(上支持部)
56 可動軸(軸)
58 軸孔
60 下支持受具(下支持部)
61 軸孔
62 下支持具(下支持部)
63 可動軸(軸)
67 上支持具(上支持部)
68 軸孔
A 外枠
B 前枠
C 窓枠
D 遊技盤
E 上球皿
J 第1の開閉連結支持部
K 第2の開閉連結支持部
M 第3の開閉連結支持部

Claims (3)

  1. 縦向きに固支される外枠(A)に開閉可能に組付けられる前枠(B)の前側に、窓枠(C)と上球皿(E)とがともに前枠(B)と横開き形態で開閉可能に装備されると共に、前枠(B)の開口領域内部にパチンコゲームを展開し得る遊技盤(D)がセットされた遊技機において、
    前記外枠(A)と前枠(B)との側縁上下部に配設されて両者(A,B)を互いに開閉可能に組付け支持する第1の開閉連結支持部(J)と、前枠(B)と前記窓枠(C)との側縁上下部に配設されて両者(B,C)を互いに開閉可能に組付け支持する第2の開閉連結支持部(K)と、前枠(B)と前記上球皿(E)を装備した開閉板(29)との側縁上下部に配設されて両者(B,29)を互いに開閉可能に組付け支持する第3の開閉連結支持部(M)とを備え、
    前記第1の開閉連結支持部(J)では、外枠 (A) に配設された下支持部 (35) に垂直に立設した軸 (36) と、前枠 (B) の下隅角部に固定される下支持部 (37) に形成した軸孔 (38) とを連結支点として、前記軸 (36) と軸孔 (38) とが垂直方向において嵌合する一方、外枠 (A) に上隅角部に配設された上支持部 (40) から垂下した状態で設けた軸 (41) と、前枠 (B) の上端部に配設された上支持部 (43) に設けられて上面および側面に開口すると共に、該開口側面を開放可能に閉鎖するロック部材 (45) を備えた軸孔 (44) とを連結支点として、前記ロック部材 (45) が前記軸孔 (44) の開口側面を開放した状態で前記軸 (41) が該軸孔 (44) に対して横方向において嵌合し、
    前記第2の開閉連結支持部(K)では、前記第1の開閉連結支持部(J)における前枠(B)側の上支持部(43)と前記窓枠(C)の上支持部(55)との軸(56)と軸孔(58)同志、および前枠(B)の下支持部(50)と窓枠(C)の下支持部(52)との軸(51)と軸孔(53)同志を夫々連結支点とし、
    前記第3の開閉連結支持部(M)では、前記第2の開閉連結支持部(K)における前枠(B)側の下支持部(50)と前記開閉板(29)の上支持部(67)との軸(51)と軸孔(68)同志、および前枠(B)の下支持部(60)と開閉板(29)の下支持部(62)との軸(63)と軸孔(61)同志を夫々連結支点とした
    ことを特徴とするパチンコ遊技機における開閉連結支持装置。
  2. 前記第2の開閉連結支持部(K)では、前記前枠(B)側の上支持部(43)に形成された軸孔(58)と、前記窓枠(C)の上支持部(55)に上下変位可能に支持された可動軸(56)とを連結支点として嵌合する一方、前枠(B)中段の下支持部(50)上に固定された軸(51)と、窓枠(C)の下支持部(52)に形成された軸孔(53)とを連結支点として嵌合するように構成した請求項1記載のパチンコ遊技機における開閉連結支持装置。
  3. 前記第3の開閉連結支持部(M)では、前記前枠(B)中段の下支持部(50)下に固定された軸(51)と前記上球皿(E)の開閉板(29)の上支持部(67)に形成された軸孔(68)とを連結支点として嵌合する一方、前枠(B)下段の下支持部(60)に形成された軸孔(61)と、開閉板(29)の下支持部(62)に上下変位可能に支持された可動軸(63)とを連結支点として嵌合するように構成した請求項1記載のパチンコ遊技機における開閉連結支持装置。
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