JP2579899B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2579899B2
JP2579899B2 JP7051807A JP5180795A JP2579899B2 JP 2579899 B2 JP2579899 B2 JP 2579899B2 JP 7051807 A JP7051807 A JP 7051807A JP 5180795 A JP5180795 A JP 5180795A JP 2579899 B2 JP2579899 B2 JP 2579899B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技媒体および賞球
媒体に使用される同一のパチンコ球を遊技面に打出して
所要のゲームを行ない得るパチンコ遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機で
は、その基本的な構成として機体の外郭体をなす縦長方
形の外枠の開口前面側に対して開閉および着脱可能に組
付けられる前枠の前後各部分に、窓枠およびガラス窓、
球送り装置、打球発射装置、裏側の機構セット盤、そし
て上下の球受け皿等の基本共通遊技部材が設置されてい
ると共に、所要ゲーム内容の遊技盤がセットされて、1
台単位で構成されている。そしてゲームホール内での実
施にあたっては、通称「島」とも呼ばれている設置枠台に
対して外枠が所要の傾き姿勢で起立保持され、この外枠
に前述の前枠全体が組付けセットされて、縦型弾球遊技
機として遊技に供されている。このもとで球送り打球遊
技操作を開始することにより、上球受け皿内の遊技球を
1球ずつ発射装置から遊技盤面内に打込んで所要ゲーム
を行ない、そしてゲーム中の入賞(セーフ球)に対して機
構セット盤側から払出された賞品球を上球受け皿側に受
入れ、充満以後は下球受け皿側に収容(貯留)し得るよう
になっている。
【0003】このような遊技機にあって、前記上の球受
け皿については一般的な形態として、合成樹脂成形され
た複数の皿構成部品を組合わせて一つの皿部材にユニッ
ト化され、前枠に対して開閉可能に装着される薄肉金属
成形製の開閉セット板の前面に装着セットされている。
また前記下の球受け皿については、合成樹脂成形された
複数の皿構成部品を組合わせて全体が一つの皿部材にユ
ニット化されており、前枠下部における合成樹脂成形製
のセット板の前面に装着セットされている。更にこの下
球受け皿の右側には、前記打球発射装置の操作ハンドル
部が装着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した遊技
機において、前記下球受け皿および打球発射装置の操作
ハンドル部は、前枠下部のセット板に隣合わせに配置装
着されるものの、夫々別々のユニットとして組立てられ
た後にセット板に組付けるようになっているため、組付
けに時間と手間が掛かる不都合があった。更に、打球発
射装置の操作ハンドル部は、前枠のセット板の前面に対
して直角状の向きに装着されているため、右手操作を前
提として操作ハンドル部を把持した遊技者は、手首を極
端に折り曲げた不自然な姿勢でのゲームを余儀なくさ
れ、ゲームの進行につれて疲れを感じるようになり、長
時間に亘って快適なゲームができない問題も指摘され
る。
【0005】
【発明の目的】本発明は、前述した従来技術に内在して
いる前記欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、下球受け皿と打球発射装置の操作ハ
ンドル部との一体ユニット化をなして組付け,製作の簡
易化を図ると共に、操作ハンドル部を前枠前面に対して
外向き斜状に装備して遊技疲労の軽減を図り得るように
したパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係るパチンコ
遊技機は、外枠に組付けられた前枠に、遊技盤、上下の
球受け皿、打球発射装置および機構セット盤等が夫々装
備されて所要のパチンコゲームを行ない得る遊技機にあ
って、前記下球受け皿について、左右両端部を斜状にし
た平面略台形状をなす外郭形状に成形すると共にその右
側斜状部にセット保持部を設けて、前枠の設置盤部の前
面に位置決め装着し、前記打球発射装置について、球円
筒形グリップ状にユニット化構成された操作ハンドル部
を、前記下球受け皿のセット保持部に対して前向きに装
着して、前枠の前面から観て平面外向きの適宜傾斜角度
でセットする一方、支持盤単位で構成されて電動具およ
び打球杆を有する打球駆動部を、前枠の設置盤部の右側
裏面に位置決め固定して、打球杆を前枠内部の発射位置
に臨ませたことを特徴とする。
【0007】
【作用】下球受け皿は、平面略台形状の外郭形状に成形
され、この下球受け皿の右側斜状部のセット保持部に、
打球発射装置の操作ハンドル部が装着セットされる。そ
して、操作ハンドル部を装着セットしたもとで、下球受
け皿を前枠の設置盤部に位置決め装着し得る。また操作
ハンドル部は、遊技機の前面に対して平面外向きの適宜
傾斜角度で装着セットされるから、該操作ハンドル部を
把持する遊技者は、自然な姿勢による快適な遊技を行な
うことができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明に係るパチンコ遊技機につき、
好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。なお本実施例では、機内、すなわち前枠
の正面内部にパチンコ球用の遊技盤がセットされた一般
的なパチンコ機の場合を主に示す。
【0009】本実施例のパチンコ機はその基本的構成の
概要として、図1および図2に略示するように、機体の
外郭をなす縦長方形の外枠Aの開口前面側に、各種の遊
技用構成部材をセットする縦長方形の前枠Bが連結支持
手段および施錠手段を利用して開閉および着脱が可能に
組付けられている。そしてこの前枠Bの窓枠口8に、後
述するように遊技盤Cの透視保護窓としてのガラス窓D
と、上球受け皿Eとが個々の連結支持手段等を利用して
共に横開き形態で開閉可能に組付けられる一方、前枠B
の前面下部に下球受け皿F、そして打球発射装置G等が
装着セットされている。
【0010】なお前記外枠Aについては、その全体、つ
まり上杆1、左右の側杆2,3および下枠杆4が合成樹
脂成形されて互いに枠組み連設された形態のものを例示
し、正面左側の上下部に連結支持手段の一部である連結
支持具5が固定されると共に、連結受け部6が成形され
ている(図2参照)。また前枠Bの裏側にセットされる機
構セット盤Hについては、要旨としないので各図に略示
する程度に止める。
【0011】本実施例のパチンコ機の搭載枠とされる前
記前枠Bは、その全体が合成樹脂成形されたもので、基
本的には図1〜図7に示すように、外枠Aの開口前面域
に適合する外形枠サイズに成形されて内側に正面縦長方
形の窓枠口8を開口した枠体7と、この枠体7の裏側に
一体成形されて窓枠口8よりやや狭い開口面域14を成
形した収容保持枠13とが前後に連設された内外二重枠
形態とされている。
【0012】前記枠体7においては、窓枠口8の下部に
下球受け皿Fや打球発射装置Gの打球駆動部等を設置す
るための平坦な設置盤部9が成形されて、その中央部に
下球受け皿用のセット口10等が開口されると共に、そ
の下縁に沿って下球受け皿用の位置決め突条9aが水平
に成形されており、また窓枠口8の上縁部および右縁部
に亘り電光装飾部11を設置するための設置部12が成
形されている。そして枠体7の左側上下部に連結支持手
段の一部である連結支持部61,61が設けられてい
る。一方収容保持枠13においては、図3に示す如く、
窓枠口8の下部内側に位置する遊技補助盤部15が一体
成形されており、この補助盤部15の上端縁を基準にし
て遊技盤用のセット口16が開口されている。そして遊
技補助盤部15には、賞球用の給出口17および球の回
収路18等が成形されると共に、発射レール19がセッ
トされており、一方セット口16の4ヶ所の隅角部には
遊技盤着脱セット用のセット保持具20が配設されてい
る。
【0013】なお前記窓枠口8は、遊技盤Cより適宜広
く、またガラス窓Dと上球受け皿Eとを同一平面で組付
け得る内法広さにされており、この窓枠口8の内側に開
口されている開口面域14とセット口16とは互いに合
わせて実質的な遊技盤用の収容セット面域とされる。ま
た開口面域14の少なくとも上縁と左縁との前面には、
異物(針金)侵入防止用の突条62が形成されている。
【0014】前述した前枠Bの窓枠口8に組付けられる
前記ガラス窓Dは、ガラス封入した横開き扉形態のもの
とされて、合成樹脂成形された上下および左右の4本の
枠杆22,22が互いに正方形状に枠組みされた扉状の
保持枠(扉枠ともいう)21に、前後2枚のガラス23が
挿入されている(図6参照)。そしてこの扉枠21の左側
部が、前枠Bに対して横開き用の連結支持手段で着脱お
よび開閉が可能に連結され、また扉枠21の右側部が施
錠手段で施錠されるようになっている。
【0015】すなわちこのガラス窓Dの扉枠21につい
ては、図6,図8および図9に示すように、4本の枠杆
22,22が何れもガラス挿入用の支持溝22cを含む
所要断面形状に成形された前側の外レール22aと裏側
の内レール22bとを組付けて、支持溝22cを内側の
前後に向けた状態で1本毎に構成されている。そしてこ
れらの枠杆22が、支持溝22cに亘り前後2本のガラ
ス23を挿入したもとで、互いに枠組み結合され、全て
の枠杆22,22の裏側、つまり夫々の内レール22b
裏面に背面コの字形をなす一組の補強枠24,24を取
着している。これにより扉枠21の全体が額縁状に構成
されて、窓枠口8の上、左右の三周囲に沿うサイズとさ
れている。
【0016】なおこの扉枠21にあっては、内部の遊技
盤面を見易くするための工夫として、夫々の枠杆22の
外レール22aの内側を前向きに広くなる斜状に成形す
ると共に、後側のガラス23に対して前側のガラス23
を広く(大きく)している。また各枠杆22の支持軸22
c内に防水用のシール等を介在してもよい。一方前記補
強枠24は、軽量金属製のものを例示している。
【0017】前述したガラス窓Dの連結支持手段につい
ては、図6,図7および図10に示すように、前記前枠
Bの左側内部つまり枠体7と収容保持枠13とに亘る左
裏側に上下の支軸26を有する支持具25が固定され、
これに対して扉枠21の左裏側の上下に軸孔28を有す
る掛け具27が配設されている。そして枠体7と収容保
持枠13との左側連設部の上下に成形された口29に対
して、上下の掛け具27が自由に出入りできる条件のと
もで、夫々の軸孔28を介して当該の支軸26に着脱可
能に縦挿支持されて、ガラス窓Dが開閉可能に連結され
ている。また夫々の口29に対して掛け具27が上下方
向への変位hを許容されている条件のもとで(図7参
照)、開放したガラス窓Dを押上げて夫々の掛け具27
を当該支軸26から上方へ抜き外すことにより、ガラス
窓Dが取外し得るようになっている。
【0018】なおガラス窓Dは、前枠Bに対して約12
0°位で全開状態とされる。この前提にあって、窓Dの
着脱を容易にするための工夫として、扉枠21の左内側
の上端部に逃し部30が形成されて、外枠Aと前枠Bと
の上連結支持部5,61と干渉しないようになっている
(図11参照)。また上下の掛け具27を共に同高サイズ
としたもとで、上の支軸26を下の支軸26より適宜長
くして、上の掛け具27と支軸26とを先に位置決め挿
入合わせした後に、下の掛け具27と支軸26とを嵌挿
し得るようになっている。ちなみに上下の掛け具27
は、前記金属製の補強枠24と一体成形された例を示
す。また上下の口29は、当該の掛け具27と支軸26
とを合わせた高さサイズより適宜大きく成形されてい
る。
【0019】一方前述のガラス窓Dの施錠手段について
は、図3,図6および図7に示すように、扉枠21の右
裏側の上下に案内部31aを有するフック31が配設さ
れており、この各フック31が前枠Bの右裏側に設置さ
れた施錠装置32における第2の施錠機構部36の昇降
施錠杆37の上下の係合部に係脱可能に係合できるよう
になっている。なお上下のフック31は、前記補強枠2
4と一体成形した例を示す。ちなみに施錠装置32は、
在来の遊技機に一般的に使用されている「ダブル錠型式」
と同等なものとされており、基本的には図6に例示する
ように、共通の合鍵(図示せず)で解錠操作される錠機構
部33と、外枠Aに対する前枠Bの第1施錠機構部34
と、前枠Bに対するガラス窓Dの第2施錠機構部36と
を備えており、夫々の機構部34,36には錠機構部3
3の時計方向、反時計方向への回動操作により解錠され
る昇降施錠杆35,37が組付けられている。
【0020】一方前記上球受け皿(単に上皿ともいう)E
は、前述のようにガラス窓Dを組付けた前枠Bの窓枠口
8の下方面域に開閉および着脱が可能に組付けられてい
る。すなわちこの上皿Eは、合成樹脂成形された外郭保
護体39と皿本体40を含む複数の構成部材を組付けて
ユニット化されて、その裏側に薄肉金属製の横長方形の
セット板38が取着されている。そして皿本体40の左
側内部に取着された横開き用の連結支持手段が、開口面
域14の左下内側に成形された保持部43に着脱可能に
支持され、またセット板38の右側裏面に取着された施
錠用の掛け具46が、窓枠口8の右下内側に設置された
施錠具47の昇降施錠杆48に係脱可能に係合できるよ
うになっている。一方上皿Eの連結支持手段について
は、図12,図13に示すように、皿本体40の支持凹
部40a内に縦挿支持された支軸41に支持板42が連
結されており、この支持板42が保持部43の保持口4
4に着脱可能に嵌挿されて必要に応じて抜止め具45で
保持されている。これにより上皿Eは、支軸41を基点
として前枠Bに対して約90度位で全開状態とされ、こ
の全開状態を考慮して前枠Bの開口面域14の左下部内
に逃し部63が凹設されている(図12,図14参照)。
【0021】なお上皿Eは、図示のように、その外郭形
状(外郭保護体39の形状)について、正面が横長矩形状
を、平面が両端斜状の台形を呈するものとされており、
そして夫々の構成部材39,40の各部には、前記賞球
用の給出口17に対する連絡口40bの他に、球受け部
40c、球送り部40d、球抜き部50A等が成形され
ている。但し上皿Eは、便宜上外郭保護体39の右側上
面部に球貸し用操作部50Bを具備したタイプのものを
例示したが(図1,図5参照)、同操作部50Bが省略さ
れた標準タイプについても基本的には同様に構成されて
いる。またセット板38は、その上端縁が前記ガラス窓
Dの下端縁、つまり扉枠21の下枠杆22の内側と噛合
状態で整合して、外部から内部への異物(針金等)の侵入
を防止し得るようになっており、その右部裏側にソレノ
イド駆動形式の球送り整流器49が設置されている。
【0022】前記上皿Eの下段に位置する前記下球受け
皿(単に下皿ともいう)Fは、外郭保護体51と皿本体5
2およびセット板53を含む複数の構成部材を組付けて
ユニット化されて、前枠Bの枠体7の設置盤部9前面お
よび位置決め突条9aに合わせて設置されている。この
下皿Fは、図示のように、その外郭形状(外郭保護体5
1の形状)について、上面および下面が水平状の平坦で
あり、正面が前枠Bと同幅な横長矩形を、平面が両端斜
状の台形を呈するものとされており、そして下面(底面)
を前枠Bの下端縁より少し(位置決め突条9a分だけ)高
くすると共に、上面を窓枠口8の下縁と同等な位置に合
わせて設置されている。従ってこの下皿Fでは、図4に
示すように、下面前縁P2が前枠Bの下端縁P1に対して
上方(Y=10〜15mm位)、前方(X=95〜100mm
位)の点に位置している。これにより同図のように下面
前縁P2と下端縁P1とが床面GLに対する当接縁とし
て、前枠B側の全体(各種の遊技用構成部材を搭載した
状態)が、適宜前傾姿勢で安定に起立保持できる。
【0023】そしてこの下皿Fにおいて、外郭保護体5
1の正面中央に横長の開口室51aが成形されて、その
内部正面にスピーカ(図示しない)からの音声を透過し得
る保護膜57が取着されている一方、右側斜状部にセッ
ト保持部51bが設けられている。また、皿本体52の
中央には賞球用の球抜き口52bを有する貯留皿部52
aが成形されて、外郭保護体51の前側から開閉操作し
得る球抜き部材56が付設されており、一方セット板5
3の中央には、機構セット盤Hの賞球排出路に連絡容器
54を介して連通される給出口53aが成形されてい
る。なお図中符号55は、灰皿を示す。
【0024】そして前記打球発射装置Gは、概要として
図1,図2および図3に略示するように、下皿Fの正面
右側の斜状面部に操作ハンドル部58が適宜向きで着脱
可能に装着され、また前枠Bの下部裏側に打球杆60B
を有する打球駆動部59が設置されている。すなわちこ
の発射装置Gは、既に一般化されつつあるロータリーソ
レノイド駆動形態を例として、基本的には、球円筒形に
ユニット化されてレバー58bを有する操作ハンドル部
58と、支持盤60に打球杆60Bを連結した電動具
(ロータリーソレノイド)60Aを取着した打球駆動部5
9とを備えている。そして図4,図5および図14に示
すように、操作ハンドル部58については、下皿Fのセ
ット保持部51bに対して把持部材58aの筒状部分を
位置決め嵌挿して、図示のように、平面外向き、側面後
下向きの所要傾斜状態で予じめ装備されており、また打
球駆動部59については、図3に示すように、前枠Bの
設置盤部9の右側裏面に対して支持盤60単位で位置決
め固定されて、電動具60Aを円孔9b内に嵌合し、打
球杆60Bを発射レール19の基部に臨ませている。
【0025】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機では、外枠Aに対する前枠Bに、前述したガラ
ス窓D、上下の球受け皿E,F、打球発射装置G、遊技
盤C、機構セット盤Hおよび各種の付属部品等の遊技用
構成部材がセットされて1台単位に構成される。そして
ゲームホール内の設置枠台に所定の傾き起立姿勢で設置
された外枠Aに、前述の前枠B全体が組付けられること
により、在来のパチンコ機と同様な縦型弾球遊技機とし
て遊技に供し得る。このもとで通常の打球発射操作、つ
まり操作ハンドル部58での回動操作並びに電気的入力
手段の入力調整操作等を行なうことにより、球送り整流
器49と打球駆動部59が関連タイミング作動され、こ
れに基いて上皿E内の遊技球を1球ずつ発射レール19
に送込むと共に打球杆60Bで打出して遊技盤C内でパ
チンコゲームを展開することができる。
【0026】そこでこのようなパチンコ機にあって、前
枠Bに対するガラス窓Dおよび上下の球受け皿E,F、
そして打球発射装置Gの組付け並びに実施状況等につい
て、以下に説明する。
【0027】先ずガラス窓Dについては、窓D全体を前
枠Bに対する全開状態の向きにして適宜持上げ、上下の
掛け具27を前枠Bの各口29内に挿入したもとで、先
ず上の掛け具27を支持具25の上の支軸26に先嵌め
して位置決めした後、下の掛け具27を下の支軸26に
位置合わせして、窓D全体を下げる。これにより上下の
掛け具27が、夫々の支軸26に縦挿すると共に支持具
25の受け座部分に当接した状態で連結支持される。従
ってこのもとで、ガラス窓Dは支軸26を基点にして前
後方向へ展開することができる。なお組付けたガラス窓
Dは、全開状態の位置で持上げることにより、上下の掛
け具27が夫々の支軸26から抜けて、そのまま組外す
ことができる。
【0028】また、このように組付けたガラス窓Dの施
錠にあたっては、窓D全体を前枠Bの窓枠口8内に押込
むことにより、上下のフック31が施錠装置32の第2
施錠機構部36の昇降施錠杆37と係合した際に同杆3
7をばね力に抗して一旦押下げた後、上下の係合部に係
合する。これにより、ガラス窓Dが窓枠口8内に納め込
まれた閉鎖状態で施錠される。なおこのガラス窓Dの解
錠、開放にあたっては、合鍵を用いて錠機構部33を所
定方向へ解錠操作することにより、前記昇降施錠杆37
が押下げられて上下の係合部37aとフック31との係
合を解く。これにより解錠されたガラス窓Dは、前方へ
引出すようにすることにより前述の支点に基いて横開き
することができる。
【0029】そして前述のように前枠Bに組付けられて
実施されるガラス窓Dは、その閉鎖状態において窓枠口
8内に公差的な隙間を置いた整合状態で前枠Bの前面と
同一面内に納め込まれて、収容保持枠13の収容セット
面域14,16内の遊技盤Cを透視保護する。この状態
にあって、ガラス23が呈する透視面から遊技盤Cの前
面、特に遊技領域の全面を良好に透視できる。しかも扉
枠21の内周囲が前向きに拡開する斜状とされているの
で、遊技領域内におけるパチンコ球の動き更にはゲーム
状況等が見易くなる。
【0030】一方下皿Fについては、そのセット板53
を図3に示す前枠Bの設置盤部9の前面および位置決め
縁9aに整合した状態で、同盤部9の裏側からビス等を
締付けることにより、図2および図4に示すように、外
郭保護体51の上面および下面を水平にした正姿勢で装
着セットされる。そしてこのセット状態において、図1
4に示すように、セット板53の給出口53aが前枠B
の給出口10内に嵌挿して、裏側の連絡容器54と整合
連絡される。またこの下皿Fにおいて、外郭保護体51
のセット保持部51bに対して、打球発射装置Gの操作
ハンドル部58が予じめ装着セット(一体ユニット化)さ
れている場合には、前枠Bに下皿Fが装備された時点
で、操作ハンドル部58が各図に示すように、所要の傾
斜角度で装備されることになる。従って打球発射装置G
については、打球駆動部59を前枠Bの設置盤部9の右
側裏面に支持盤60単位で位置決め固定するだけで、装
置G全体を簡単に装備することができる。しかも遊技中
においては、傾斜状態の操作ハンドル部58を楽な姿勢
で把持したまま、長く疲れずゲームを継続できる。
【0031】また上皿Eについては、前述したガラス窓
Dの開放状態または組付け前状態において、皿E全体を
前枠Bに対する全開状態にしたもとで、連結支持手段の
支持板42を前枠Bの保持部43の保持口44に差込み
保持して抜止め具45でロックする(図12参照)。これ
により上皿Eが前枠Bに対して片持ち連結支持されて、
支軸41を基点にして前後方向へ開閉することができ
る。またこの上皿Eは、前枠Bの窓枠口8内に押込んで
掛け具46が施錠具47の昇降施錠杆48に係合するこ
とにより、施錠される。そして閉鎖セット状態におい
て、セット板38が前枠B内部の遊技補助盤部15の前
面を覆蓋すると共に、下皿Fの上面に対して公差的な隙
間を置いて整合される一方、球の連絡口40bを前枠B
の給出口17に連絡し、また内側の球送り整流器49を
発射レール19の所要部位に臨ませる。なおこの上皿E
は、セット板38とガラス窓Dの扉枠21との整合条件
に伴ない、ガラス窓Dの開放状態のもとで開閉できるよ
うになっている。
【0032】前述したように本実施例のパチンコ機にお
いて、ガラス窓Dおよび上皿Eについては、夫々の連結
支持手段を所定の位置、条件で連結するだけで組付け得
るので、パチンコ機の製造ライン部以外の別部所におい
ても、特別な道具を必要とせずに手早く簡単に組付け、
組外すことができる。特にガラス窓Dについては、ガラ
ス封入形態のものである前提において、パチンコ機の取
扱い上で破損を防止するために、製造段階では前枠Bに
組付けず、最終的にパチンコ機がゲームホール内に設置
された段階で、外枠Aに組付けられた前枠Bに対して前
述の連結支持手段を連結して組付けることもできる。言
換えると本実施例のパチンコ機では、前枠Bに搭載され
る各種の遊技用構成部材のうち、ガラス窓Dや上皿E
は、組付け前の別扱いとして移送、保管し、パチンコ機
の実施の必要適切な時期に後付けすることもできる。ま
たガラス窓Dは、扉枠21の外郭形状・サイズが一定な
実体サイズとされて嵩張らないために、上積み状態や起
立並列状態の何れでも無理なく保管・収容し得ると共
に、掛け具27を同一向きに揃えたもとで一度に多数枚
を好適に梱包して移送(搬入出)、積み降しができ、その
取扱いが楽になる。
【0033】一方本実施例のパチンコ機では、前述のよ
うにガラス窓Dを好適に実施することに加えて、下皿F
を利用して前枠Bを起立保持できる。すなわち前述した
ような外郭形状に成形された下皿Fが前枠Bの設置盤部
9の所定位置に設置されて、その下面前縁P2が下端縁
1に対して所定位置X,Yに設定されていることによ
り、工場やゲームホール等における水平な床面GLにお
いて、外枠Aに組付け前の前枠B全体を単独で置いた場
合、下面前縁P2と下端縁P1とが直接の載置支持縁とな
って前枠B全体が前傾姿勢(約85°位)で安定に起立保
持され、特に前方への転倒が好適に制止される(図4参
照)。従ってこのもとで前枠Bに搭載された各種の遊技
用構成部材を点検したり、機構セット盤Hを修理、交換
することができる。またゲームホール内でのパチンコ機
の設置において、外枠Aを位置決め固定している間に前
枠B全体を所要場所の床面上に安定よく起立保持させて
おくことができる。
【0034】
【変更例】本発明の対象とするパチンコ遊技機では、前
述した実施例だけに制限されず、適宜変更、応用した他
例も好適に推奨される。 (1)前枠Bについては、実施例で開示説明した枠体7と
収容保持枠13とを別成形分離タイプにして互いに前後
組付けて構成される形態とすること。そして少なくとも
窓枠口8を成形した枠体7が、合成樹脂成形されたもの
が最適とされる。 (2)ガラス窓Dについては、保持枠(扉枠)21が、合成
樹脂成形された前,後の方形枠を互いに組合わせて構成
される形態とすること。ガラス23を後入れまたは新旧
交換可能とする形態を前提にして、保持枠21の上枠杆
または横枠杆を着脱または開閉可能に組付けること等で
ある。 (3)また前枠Bの窓枠口8の所要部位に装飾用ランプ6
4(図3参照)が配置される場合を前提として、扉枠21
を透明にしてその前面にランプ用レンズカバーを付設し
たり、外レールをランプレンズ兼用にしてその内面に拡
散面を形成すること。 (4)連結支持手段については、図示の支持具25および
支軸26を扉枠21側に設け、掛け具27を前枠B側に
設けること、同手段の掛け具27を扉枠21または前枠
Bに対して着脱可能にすること。 (5)上皿Eの連結支持手段については、図示の支軸41
を前枠Bの保持部43に縦支持し、同支軸41に連結さ
れた支持板42を皿本体39側に対して着脱可能に保持
して必要に応じてロックすること。また保持部43に縦
支持された支軸41と、皿本体39に固定された支持板
42とを、ガラス窓Dの連結支持手段のように上下方向
へ着脱可能に嵌挿連結すること。更には下皿Fの外郭形
状を利用して同皿Fの左上部に支軸を起立保持して、こ
れに上皿Eに設けた縦の軸孔を嵌挿支持する形態とする
こと。 (6)下皿Fについては、どのような形状にデザインされ
ようともその下面前縁P 2が、前枠Bの下端縁P1に対し
て略平行状を呈してできるだけ長く設定され、そして前
述した位置関係(X,Y)を好適に設定されていること。
【0035】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機によれば、前枠の設置盤部に装着される下球受
け皿のセット保持部に、打球発射装置の操作ハンドル部
を予め装着セットし得るようになっているので、打球発
射装置については、打球駆動部を前枠における設置盤部
の右側裏面に支持盤単位で位置決め固定するだけで、装
置全体を簡単に装備することができる。すなわち、下球
受け皿や打球発射装置の組付け,製作の簡易化を図るこ
とができる。また下球受け皿のセット保持部に固定され
た操作ハンドル部は、前枠の前面から観て平面外向きの
適宜傾斜角度でセットされるから、遊技中において遊技
者は操作ハンドル部を楽な姿勢で把持したまま、長く疲
れずゲームを継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ遊技機の主要部を示す分
解斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機全体を略示する正面図である。
【図3】前枠側を略示する正面図である。
【図4】パチンコ遊技機全体をガラス窓の開放状態にし
て略示する側面図である。
【図5】パチンコ遊技機全体を前枠および各部材の開放
状態にして略示する平面図である。
【図6】パチンコ遊技機の平断面図である。
【図7】前枠に対するガラス窓の開放状態を一部破断し
て示す側面図である。
【図8】ガラス窓を分解して示す背面図である。
【図9】ガラス窓における枠杆とガラスとの配設関係を
示す要部断面図である。
【図10】前枠とガラス窓との連結支持手段を示す分解
斜視図である。
【図11】前枠に対するガラス窓の開放状態を示す要部
平面図である。
【図12】上球受け皿と前枠との連結支持手段を示す側
断面図である。
【図13】図12に示す連結支持手段の概略斜視図であ
る。
【図14】パチンコ遊技機の機体を横断して下球受け皿
側を主に示す平断面図である。
【符号の説明】
A 外枠 B 前枠 C 遊技盤 E 上球受け皿 F 下球受け皿 G 打球発射装置 H 機構セット盤 9 設置盤部 51b セット保持部 58 操作ハンドル部 59 打球駆動部 60 支持盤 60A 電動具 60B 打球杆

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)に組付けられた前枠(B)に、遊技
    盤(C)、上下の球受け皿(E,F)、打球発射装置(G)および
    機構セット盤(H)等が夫々装備されて所要のパチンコゲ
    ームを行ない得る遊技機にあって、 前記下球受け皿(F)について、左右両端部を斜状にした
    平面略台形状をなす外郭形状に成形すると共にその右側
    斜状部にセット保持部(51b)を設けて、前枠(B)の設置盤
    部(9)の前面に位置決め装着し、前記打球発射装置(G)に
    ついて、球円筒形グリップ状にユニット化構成された操
    作ハンドル部(58)を、前記下球受け皿(F)のセット保持
    部(51b)に対して前向きに装着して、前枠(B)の前面から
    観て平面外向きの適宜傾斜角度でセットする一方、支持
    盤(60)単位で構成されて電動具(60A)および打球杆(60B)
    を有する打球駆動部(59)を、前枠(B)の設置盤部(9)の右
    側裏面に位置決め固定して、打球杆(60B)を前枠(B)内部
    の発射位置(19)に臨ませたことを特徴とするパチンコ遊
    技機。
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