JP2577293B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JP2577293B2
JP2577293B2 JP30834292A JP30834292A JP2577293B2 JP 2577293 B2 JP2577293 B2 JP 2577293B2 JP 30834292 A JP30834292 A JP 30834292A JP 30834292 A JP30834292 A JP 30834292A JP 2577293 B2 JP2577293 B2 JP 2577293B2
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利美 足立
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、遊技媒体および賞品
媒体に同一のパチンコ球を使用し、このパチンコ球を機
内の遊技領域内に打込んでゲームを行なうことができる
パチンコ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機で
は、外枠の開口前面側に対して開閉および着脱が可能に
組付けられる前枠の前後各部分に、遊技盤ガラス窓、上
下の球受け皿、打球発射装置、裏側の機構セット盤そし
て各種の付属部品等が設置されて、1台単位で構成され
ている。そしてゲームホール内での実施にあたっては、
通称「島」とも呼ばれている設置枠台に所要の起立(縦向
き)状態で固定保持された外枠に対して、前枠全体が組
付けセットされて、縦型弾球遊技機として遊技に供され
ている。このもとで打球遊技操作を開始することによ
り、上の球受け皿内のパチンコ球を1球ずつ発射位置へ
送込んで遊技盤面内に打込んでパチンコゲームを行ない
得るようになっている。
【0003】このような遊技機にあって、前記上の球受
け皿は、前枠前面に設置された窓枠(金枠ともいう)にお
いて、同窓枠に開閉可能に組付けられたガラス窓に合わ
せて開閉および着脱が可能に組付けられている。すなわ
ちこの球受け皿については、最も一般的な形態として、
それ自体が合成樹脂成形された複数の構成部材を組合わ
せてユニット化されており、薄肉金属材より成形された
横長方形のセット板の前面に装着セットされて、一部品
として取扱われている。そして前枠の窓枠に対する組付
けにおいては、セット板の左端部に設けた軸孔と、昇降
変位可能な支軸とがガラス窓の支点軸と、窓枠の軸孔に
対して、着脱可能に連結されて、ガラス窓と同様な横開
き形態で開閉可能に支持されている。
【0004】ちなみに上の球受け皿は、それ自体が単一
で遊技用構成部材の一つとされて、ガラス窓を組付けた
窓枠側とは分離されており、遊技機の製造工程におい
て、先の段階で前枠に設置された窓枠に対して後の段階
で前述の連結支持手段を利用して組付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の遊技機
において、前枠に設置される上の球受け皿については、
一般に遊技機の製造段階で組付けられて、その後では主
としてゲームホール内での実施状態において、故障や破
損等に対応した新旧交換の場合に着脱される。このよう
な状況にあって、球受け皿に係る連結支持手段は、前述
したように上側支持部となるガラス窓の支点軸とセット
板側の軸孔、下側支持部となるセット板側の支軸と窓枠
の軸孔とを含む形態であるため、球受け皿の着脱におい
ては、各々の支持部の連結、分離を伴ない面倒となって
いた。しかも連結支持手段は、上側支持部と下側支持部
とを含めて所定手順で連結、分離することが必要なため
に、熟練者であってもかなり手間が掛かり、煩わしくな
っている。
【0006】このため製造部内やゲームホール内におい
て、上の球受け皿の着脱交換には、相当な不便を伴ない
未熟練者にとっては容易に着脱することができなかっ
た。それだけにこの種の遊技機にあっては、上の球受け
皿の着脱ひいては連結支持手段の連結、分離が簡単にで
きることが強く希求され、その好適な技術の提案が待た
れていた。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたものであって、前枠に前面側に設置さ
れる上の球受け皿について、手早く簡単に連結・分離で
きる連結支持手段を利用して容易に着脱可能に組付け得
ると共に、横開き形態で開閉可能に支持し得るパチンコ
遊技機を提供し、前枠に対する上の球受け皿の組付け、
着脱の簡易化を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明に係るパチンコ
遊技機は、外枠の開口前面側に着脱および開閉可能に組
付けられる前枠について、外枠の開口前面域に整合する
方形サイズに合成樹脂成形して、その正面内側に方形開
口面域をもつ窓枠口を成形すると共に、この窓枠口の左
下部内に保持部を設け、前記前枠の前面側に開閉および
着脱可能に組付けられる上の球受け皿について、全体的
な正面外郭形状を前枠の窓枠口の内法幅に整合する横長
に成形して、その皿本体の左内部に支持部を設け、前記
前枠の保持部に対して前記上の球受け皿の支持部を、連
結および分離が可能な横開き用の連結支持手段で連結支
持したことを特徴とする。
【0009】
【作用】上の球受け皿における皿本体の左側内部に取着
された支持部を、前枠における窓枠口の左下部内に設け
た保持部に連結することにより、当該球受け皿は前枠に
対して開閉可能に片持ち連結支持される。すなわち、上
の球受け皿は、連結支持手段を所定の位置、条件で連結
するだけで組付け得るので、特別な道具を必要とせずに
手早く簡単に組付け、組外すことができる。
【0010】
【実施例】次に本発明に係るパチンコ遊技機につき、好
適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細
に説明する。なお本実施例では、機内、すなわち前枠の
正面内部にパチンコ球用の遊技盤がセットされた一般的
なパチンコ機の場合を主に示す。
【0011】本実施例のパチンコ機はその基本的構成の
概要として、図1および図2に略示するように、機体の
外郭をなす縦長方形の外枠Aの開口前面側に、各種の遊
技用構成部材をセットする縦長方形の前枠Bが連結支持
手段および施錠手段を利用して開閉および着脱が可能に
組付けられている。そしてこの前枠Bの窓枠口8に、後
述するように遊技盤Cの透視保護窓としてのガラス窓D
と、上の球受け皿Eとが個々の連結支持手段等を利用し
て共に横開き形態で開閉可能に組付けられる一方、前枠
Bの前面下部に下の球受け皿F等が装着セットされてい
る。
【0012】なお前記外枠Aについては、その全体、つ
まり上杆1、左右の側杆2,3および下枠杆4が合成樹
脂成形されて互いに枠組み連設された形態のものを例示
し、正面左側の上下部に連結支持手段の一部である連結
支持具5が固定されると共に、連結受け部6が成形され
ている(図2参照)。また前枠Bの裏側にセットされる機
構セット盤Hについては、要旨としないので各図に略示
する程度に止める。
【0013】本実施例のパチンコ機の搭載枠とされる前
記前枠Bは、その全体が合成樹脂成形されたもので、基
本的には図1〜図7に示すように、外枠Aの開口前面域
に適合する外形枠サイズに成形されて内側に正面縦長方
形の窓枠口8を開口した枠体7と、この枠体7の裏側に
一体成形されて窓枠口8よりやや狭い開口面域14を成
形した収容保持枠13とが前後に連設された内外二重枠
形態とされている。
【0014】前記枠体7においては、窓枠口8の下部に
下の球受け皿Fや打球発射装置G等を設置するための設
置盤部9が成形されて、その中央部に賞球用の給出口1
0が開口され、また窓枠口8の上縁部および右縁部に亘
り電光装飾部11を設置するための設置部12が成形さ
れている。そして枠体7の左側上下部に連結支持手段の
一部である連結支持部61,61が設けられている。一
方収容保持枠13においては、図3に示す如く、窓枠口
8の下部内側に位置する遊技補助盤部15が一体成形さ
れており、この補助盤部15の上端縁を基準にして遊技
盤用のセット口16が開口されている。そして遊技補助
盤部15には、賞球用の給出口17および球の回収路1
8等が成形されると共に、発射レール19がセットされ
ており、一方セット口16の4ヶ所の隅角部には遊技盤
用のセット保持具20が配設されている。
【0015】なお前記窓枠口8は、遊技盤Cより適宜広
く、またガラス窓Dと上の球受け皿Eとを同一平面で組
付け得る内法広さにされており、この窓枠口8の内側に
開口されている開口面域14とセット口16とは互いに
合わせて実質的な遊技盤用の収容セット面域とされる。
また開口面域14の少なくとも上縁と左縁との前面に
は、異物(針金)侵入防止用の突条62が形成されてい
る。
【0016】前述した前枠Bの窓枠口8に組付けられる
前記ガラス窓Dは、ガラス封入した横開き扉形態のもの
とされて、合成樹脂成形された上下および左右の4本の
枠杆22,22が互いに正方形状に枠組みされた扉状の
保持枠(扉枠ともいう)21に、前後2枚のガラス23が
挿入されている(図6参照)。そしてこの扉枠21の左側
部が、前枠Bに対して横開き用の連結支持手段で着脱お
よび開閉が可能に連結され、また扉枠21の右側部が施
錠手段で施錠されるようになっている。
【0017】すなわちこのガラス窓Dの扉枠21につい
ては、図8および図9に示すように、4本の枠杆22,
22が何れもガラス挿入用の支持溝22cを含む所要断
面形状に成形された前側の外レール22aと裏側の内レ
ール22bとを組付けて、支持溝22cを内側の前後に
向けた状態で1本毎に構成されている。そしてこれらの
枠杆22が、支持溝22cに亘り前後2本のガラス23
を挿入したもとで、互いに枠組み結合され、全ての枠杆
22,22の裏側、つまり夫々の内レール22b裏面に
背面コの字形をなす一組の補強枠24,24を取着して
いる。これにより扉枠21の全体が額縁状に構成され
て、窓枠口8の上、左右の三周囲に沿うサイズとされて
いる。
【0018】なおこの扉枠21にあっては、内部の遊技
盤面を見易くするための工夫として、夫々の枠杆22の
外レール22aの内側を前向きに広くなる斜状に成形す
ると共に、後側のガラス23に対して前側のガラス23
を広く(大きく)している。また各枠杆22の支持軸22
c内に防水用のシール等を介在してもよい。一方前記補
強枠24は、軽量金属製のものを例示している。
【0019】前述したガラス窓Dの連結支持手段につい
ては、図6,図7および図10に示すように、前記前枠
Bの左側内部つまり枠体7と収容保持枠13とに亘る左
裏側に上下の支軸26を有する支持具25が固定され、
これに対して扉枠21の左裏側の上下に軸孔28を有す
る掛け具27が配設されている。そして枠体7と収容保
持枠13との左側連設部の上下に成形された口29に対
して、上下の掛け具27が自由に出入りできる条件のと
もで、夫々の軸孔28を介して当該の支軸26に着脱可
能に縦挿支持されて、ガラス窓Dが開閉可能に連結され
ている。また夫々の口29に対して掛け具27が上下方
向への変位hを許容されている条件のもとで(図7参
照)、開放したガラス窓Dを押上げて夫々の掛け具27
を当該支軸26から上方へ抜き外すことにより、ガラス
窓Dが取外し得るようになっている。
【0020】なおガラス窓Dは、前枠Bに対して約12
0°位で全開状態とされる。この前提にあって、窓Dの
着脱を容易にするための工夫として、扉枠21の左内側
の上端部に逃し部30が形成されて、外枠Aと前枠Bと
の上連結支持部5,61と干渉しないようになっている
(図11参照)。また上下の掛け具27を共に同高サイズ
としたもとで、上の支軸26を下の支軸26より適宜長
くして、上の掛け具27と支軸26とを先に位置決め挿
入合わせした後に、下の掛け具27と支軸26とを嵌挿
し得るようになっている。ちなみに上下の掛け具27
は、前記金属製の補強枠24と一体成形された例を示
す。また上下の口29は、当該の掛け具27と支軸26
とを合わせた高さサイズより適宜大きく成形されてい
る。
【0021】一方前述のガラス窓Dの施錠手段について
は、図3,図6および図7に示すように、扉枠21の右
裏側の上下に案内部31aを有するフック31が配設さ
れており、この各フック31が前枠Bの右裏側に設置さ
れた施錠装置32における第2の施錠機構部36の昇降
施錠杆37の上下の係合部に係脱可能に係合できるよう
になっている。なお上下のフック31は、前記補強枠2
4と一体成形した例を示す。
【0022】ちなみに前述の施錠装置32は、在来の遊
技機に一般的に使用されている「ダブル錠型式」と同等な
ものとされており、基本的には図6に例示するように、
共通の合鍵(図示せず)で解錠操作される錠機構部33
と、外枠Aに対する前枠Bの第1施錠機構部34と、前
枠Bに対するガラス窓Dの第2施錠機構部36とを備え
ており、夫々の機構部34,36には錠機構部33の時
計方向、反時計方向への回動操作により解錠される昇降
施錠杆35,37が組付けられている。
【0023】一方前記上の球受け皿Eは、前述のように
ガラス窓Dを組付けた前枠Bの窓枠口8の下方面域に開
閉および着脱が可能に組付けられている。すなわちこの
球受け皿Eは、それ自体が合成樹脂成形された複数の構
成部材を組付けてユニット化されて、その裏側に薄肉金
属製の横長方形のセット板38が取着されている。そし
て皿本体39の左側内部に取着された横開き用の連結支
持手段が、開口面域14の左下内側に成形された保持部
43に着脱可能に支持され、またセット板38の右側裏
面に取着された掛け具46が、窓枠口8の右下内側に設
置された施錠具47の昇降施錠杆48に係脱可能に係合
できるようになっている。そしてこの球受け皿Eの連結
支持手段については、図12および図13に示すよう
に、皿本体39の支持凹部40内に縦挿支持された支軸
41に支持板42が連結されており、この支持板42が
保持部43の保持口44に着脱可能に嵌挿されて必要に
応じて抜止め具45で保持されている。
【0024】なお球受け皿Eは、図示のように正面が横
長矩形を、平面が両端斜状の台形を呈する外郭形状のも
のとされており、そして同皿Eには、前記賞球用の給出
口1や回収路18に対する連結部分の他に球受け部、
球送り部、球抜き部等が成形されると共に、セット板3
8の右裏側に球送り整流器49が設置されている。また
セット板38は、その上端縁が前記ガラス窓Dの下端
縁、つまり扉枠21の下枠杆22の内側と噛合状態で整
合して、外部から内部への異物(針金等)の侵入を防止し
得るようになっている。ちなみに球受け皿Eは、前記連
結支持手段の支軸41を基点として前枠Bに対して約9
0°位で全開状態とされている。そしてこの球受け皿E
の全開状態を考慮して前枠Bへの開口面域14の左下部
内に逃し部63が凹設されている。
【0025】前述した球受け皿Eの下段に位置する前記
下の球受け皿Fは、前枠Bの枠体7の設置盤部9前面に
合わせて設置されている。この球受け皿Fは、図示のよ
うに上面および下面が水平状の平坦であり、正面が前枠
Bと同幅な横長矩形を、平面が両端斜状の台形を呈する
外郭形状とされており、そして下面(底面)を前枠Bの下
端縁より少し高くすると共に、上面を窓枠口8の下縁と
同等な位置に合わせて設置されている。従ってこの球受
け皿Fでは、図4に示すように、下面前縁P2が前枠B
の下端縁P1に対して上方(Y=10〜15mm位)、前方
(X=95〜100mm位)の点に位置している。これによ
り同図のように下面前縁P2と下端縁P1とが床面GLに
対する当接縁として、前枠B側の全体(各種の遊技用構
成部材を搭載した状態)が、適宜前傾姿勢で安定に起立
保持できる。
【0026】なおこの球受け皿Fでは、正面奥向きに開
口成形された横長の口51の内部に、図14に示すよう
に、賞球用の受け皿部52および機構セット盤Hの賞球
排出路に連絡容器54を介して連通される給出口53が
成形されている他に、灰皿55や球抜き部56等が常設
されており、更には内部にスピーカー(図示せず)をセッ
トできるようにして、正面内部に音声透過用の保護膜5
7が取着されている。また正面右側の斜状面部に打球発
射装置Gの操作ハンドル部58が適宜向きで装着され、
その内部には打球杆59や打球駆動部60が組込まれて
いる(図3参照)。
【0027】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機では、外枠Aに対する前枠Bに、前述したガラ
ス窓D、上下の球受け皿E,F、打球発射装置G、遊技
盤C、機構セット盤Hおよび各種の付属部品等の遊技用
構成部材がセットされて1台単位に構成される。そして
ゲームホール内の設置枠台に所定の傾き起立姿勢で設置
された外枠Aに、前述の前枠B全体が組付けられること
により、在来のパチンコ機と同様な縦型弾球遊技機とし
て遊技に供し得る。このもとで通常の打球発射操作を行
なうことにより、上の球受け皿E内の遊技球を1球ずつ
発射レール19に送込むと共に打球杆59で打出して遊
技盤C内でパチンコゲームを展開することができる。
【0028】そこでこのようなパチンコ機にあって、前
枠Bに対するガラス窓Dそして上の球受け皿Eの組付け
並びに実施状況について、以下に説明する。
【0029】すなわちガラス窓Dについては、窓D全体
を前枠Bに対する全開状態の向きにして適宜持上げ、上
下の掛け具27を前枠Bの各口29内に挿入したもと
で、先ず上の掛け具27を支持具25の上の支軸26に
先嵌めして位置決めした後、下の掛け具27を下の支軸
26に位置合わせして、窓D全体を下げる。これにより
上下の掛け具27が、夫々の支軸26に縦挿すると共に
支持具25の受け座部分に当接した状態で連結支持され
る。従ってこのもとで、ガラス窓Dは支軸26を基点に
して前後方向へ展開することができる。なお組付けたガ
ラス窓Dは、全開状態の位置で持上げることにより、上
下の掛け具27が夫々の支軸26から抜けて、そのまま
組外すことができる。
【0030】また前述のように組付けたガラス窓Dの施
錠にあたっては、窓D全体を前枠Bの窓枠口8内に押込
むことにより、上下のフック31が施錠装置32の第2
施錠機構部36の昇降施錠杆37と係合した際に同杆3
7をばね力に抗して一旦押下げた後、上下の係合部に係
合する。これにより、ガラス窓Dが窓枠口8内に納め込
まれた閉鎖状態で施錠される。なおこのガラス窓Dの解
錠、開放にあたっては、合鍵を用いて錠機構部33を所
定方向へ解錠操作することにより、前記昇降施錠杆37
が押下げられて上下の係合部37aとフック31との係
合を解く。これにより解錠されたガラス窓Dは、前方へ
引出すようにすることにより前述の支点に基いて横開き
することができる。
【0031】そして前述のように前枠Bに組付けられて
実施されるガラス窓Dは、その閉鎖状態において窓枠口
8内に公差的な隙間を置いた整合状態で前枠Bの前面と
同一面内に納め込まれて、収容保持枠13の収容セット
面域14,16内の遊技盤Cを透視保護する。この状態
にあって、ガラス23が呈する透視面から遊技盤Cの前
面、特に遊技領域の全面を良好に透視できる。しかも扉
枠21の内周囲が前向きに拡開する斜状とされているの
で、遊技領域内におけるパチンコ球の動き更にはゲーム
状況等が見易くなる。
【0032】一方上の球受け皿Eについては、前述した
ガラス窓Dの開放状態または組付け前状態において、皿
E全体を前枠Bに対する全開状態にしたもとで、連結支
持手段の支持板42を前枠Bの保持部43の保持口44
に差込み保持して抜止め具45でロックする(図12参
照)。これにより球受け皿Eが前枠Bに対して片持ち連
結支持されて、支軸41を基点にして前後方向へ開閉す
ることができる。またこの球受け皿Eは、前枠Bの窓枠
口8内に押込んで掛け具46が施錠具47の昇降施錠杆
48に係合することにより、施錠される。
【0033】そして前述のように前枠Bに組付けられて
実施される上の球受け皿Eは、その閉鎖セット状態にお
いて、前枠B内部の遊技補助盤部15の前面を覆蓋する
と共に、下の球受け皿Fの上面に対して公差的な隙間を
置いて整合される一方、球の通入出に係る各々の連絡部
を前枠Bの給出口1や回収路18に連絡し、また内側
の球送り整流器49を発射レール19の所要部位に臨ま
せる。なおこの球受け皿Eは、セット板38とガラス窓
Dの扉枠21との整合条件に伴ない、ガラス窓Dの開放
状態のもとで開閉できるようになっている。
【0034】前述したように本実施例のパチンコ機にお
いて、ガラス窓Dおよび上の球受け皿Eについては、夫
々の連結支持手段を所定の位置、条件で連結するだけで
組付け得るので、パチンコ機の製造ライン部以外の別部
所においても、特別な道具を必要とせずに手早く簡単に
組付け、組外すことができる。特にガラス窓Dについて
は、ガラス封入形態のものである前提において、パチン
コ機の取扱い上で破損を防止するために、製造段階では
前枠Bに組付けず、最終的にパチンコ機がゲームホール
内に設置された段階で、外枠Aに組付けられた前枠Bに
対して前述の連結支持手段を連結して組付けることもで
きる。言換えると本実施例のパチンコ機では、前枠Bに
搭載される各種の遊技用構成部材のうち、ガラス窓Dや
上の球受け皿Eは、組付け前の別扱いとして移送、保管
し、パチンコ機の実施の必要適切な時期に後付けするこ
ともできる。
【0035】また前述したガラス窓Dは、ガラスの挿入
保持枠である扉枠21の外郭形状・サイズが一定な実体
サイズとされて嵩張らないために、上積み状態や起立並
列状態の何れでも無理なく保管・収容することができる
と共に、掛け具27を同一向きに揃えたもとで一度に多
数枚を好適に梱包して移送(搬入出)、積み降しができ、
その取扱いが楽になる。
【0036】一方本実施例のパチンコ機では、前述のよ
うにガラス窓Dを好適に実施することに加えて、下の球
受け皿Fを利用して前枠Bを起立保持できる。すなわち
前述したような外郭形状に成形された下の球受け皿Fが
前枠Bの前面下部の所定位置に設置されて、その下面前
縁P2が下端縁P1に対して所定位置X,Yに設定されて
いることにより、工場やゲームホール等における水平な
床面GLにおいて、外枠Aに組付け前の前枠B全体を単
独で置いた場合、下面前縁P2と下端縁P1とが直接の載
置支持縁となって前枠B全体が前傾姿勢(約85°位)で
安定に起立保持され、特に前方への転倒が好適に制止さ
れる(図4参照)。従ってこのもとで前枠Bに搭載された
各種の遊技用構成部材を点検したり、機構セット盤Hを
修理、交換することができる。またゲームホール内での
パチンコ機の設置において、外枠Aを位置決め固定して
いる間に前枠B全体を所要場所の床面上に安定よく起立
保持させておくことができる。
【0037】
【変更例】本発明の対象とするパチンコ遊技機では、前
述した実施例だけに制限されず、適宜変更、応用した他
例も好適に推奨される。 (1)前枠Bについては、実施例で開示説明した枠体7と
収容保持枠13とを別成形分離タイプにして互いに前後
組付けて構成される形態とすること。そして少なくとも
窓枠口8を成形した枠体7が、合成樹脂成形されたもの
が最適とされる。 (2)ガラス窓Dについては、保持枠(扉枠)21が、合成
樹脂成形された前,後の方形枠を互いに組合わせて構成
される形態とすること。ガラス23を後入れまたは新旧
交換可能とする形態を前提にして、保持枠21の上枠杆
または横枠杆を着脱または開閉可能に組付けること等で
ある。 (3)また前枠Bの窓枠口8の所要部位に装飾用ランプ6
4(図3参照)が配置される場合を前提として、扉枠21
を透明にしてその前面にランプ用レンズカバーを付設し
たり、外レールをランプレンズ兼用にしてその内面に拡
散面を形成すること。 (4)連結支持手段については、図示の支持具25および
支軸26を扉枠21側に設け、掛け具27を前枠B側に
設けること、同手段の掛け具27を扉枠21または前枠
Bに対して着脱可能にすること。また図15および図1
6に示すように、掛け具27を扉枠21と前枠Bとの何
れに対しても着脱可能に構成すること。すなわち、掛け
具27には、前枠Bに設けた支軸26に縦挿可能な軸孔
28を形成した掛け部65が設けられる。この掛け部6
5の軸孔58が形成される端部と反対側の端部に、上下
方向に延在する支持板66が一体的に形成され、該支持
板66の適宜位置に、大径頭部67aと軸部67bとか
らなる係合子67が突設されている。また、支持板66
における係合子67の配設位置から下方に所定間隔離間
する位置に口68が開設されると共に、該口68を介し
て支持板66に配設した係止片69の折曲部69aが係
合子67の突出側に突出している。これに対して扉枠2
1の左裏側には、図15(a)に示す如く、係合子67に
対する係合口70と係止片69に対する口71とが上下
に離間して形成されている。係合口70は、係合子67
における大径頭部67aの挿通を許容する口部70a
と、該口部70aの上方に延在して軸部67bの挿通を
許容する小径の口部70bとで構成される。従って、掛
け具27を、掛け部65において前枠Bに支持した状態
で、窓枠21の係合口70(口部70a)に係合子67
(大径頭部67a)を挿通した後、ガラス窓D全体を下げ
る。これにより、係合子67は係合口70に脱落不能に
係合すると共に、前記係止片69の折曲部69aが口7
1に挿入されて位置決めがなされる。なお、窓枠21の
係合口70が形成される部位は、図15(b)に示す如
く、前面側に向けて膨出するよう折曲形成され、係合子
67をガタ付きなく係合させ得るよう構成されている。
また、図15および図16の構成に係る掛け具27を使
用する形態において、係合子67および係止片69に対
応する係合口70および口71を前枠B側に形成すると
共に、支軸26を扉枠21側に設けるようにしてもよ
い。 (5)上の球受け皿Eの連結支持手段については、図示の
支軸41を前枠Bの保持部43に縦支持し、同支軸41
に連結された支持板42を皿本体39側に対して着脱可
能に保持して必要に応じてロックすること。また保持部
43に縦支持された支軸41と、皿本体39に固定され
た支持板42とを、ガラス窓Dの連結支持手段のように
上下方向へ着脱可能に嵌挿連結すること。更には下の球
受け皿Fの外郭形状を利用して同皿Fの左上部に支軸を
起立保持して、これに上の球受け皿Eに設けた縦の軸孔
を嵌挿支持する形態とすること。すなわち、図17に示
すように、下の球受け皿Fの水平平坦な上盤部72の左
端側に縦設された支持孔73に支軸41を起立状態で固
定保持し、これに対して上の球受け皿Eの皿本体74左
端部に成形された支持筒部75が軸孔76を介して上下
方向に抜外し可能に嵌挿されることによって、開閉可能
に連結支持される形態とすること。 (6)下の球受け皿Fについては、どのような形状にデザ
インされようともその下面前縁P2が、前枠Bの下端縁
1に対して略平行状を呈してできるだけ長く設定さ
れ、そして前述した位置関係(X,Y)を好適に設定され
ていること。
【0038】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機によれば、上の球受け皿に取着された支持部
を、前枠に設けた保持部に連結するだけで、該球受け皿
を前枠に対して開閉可能に片持ち連結支持することがで
きる。すなわち、上の球受け皿は、連結支持手段を所定
の位置、条件で連結するだけで前枠に組付け得るので、
特別な道具を必要とせず、未熟練者であっても容易かつ
手早く簡単に組付け、組外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパチンコ遊技機の主要部を示す分
解斜視図である。
【図2】パチンコ遊技機の全体正面図である。
【図3】パチンコ遊技機における前枠側の正面図であ
る。
【図4】パチンコ遊技機における前枠およびガラス窓の
開放状態を示す側面図である。
【図5】パチンコ遊技機における前枠およびガラス窓の
開放状態を示す平面図である。
【図6】パチンコ遊技機の平断面図である。
【図7】パチンコ遊技機の前枠に対するガラス窓の開放
状態で連結支持手段を示す要部側断面図である。
【図8】パチンコ遊技機におけるガラス窓を分解して示
す背面図である。
【図9】ガラス窓における枠杆とガラスとの配設関係を
示す要部断面図である。
【図10】前枠とガラス窓との連結支持手段を示す分解
斜視図である。
【図11】前枠に対してガラス窓を開放した状態で連結
支持部を示す要部平面図である。
【図12】上の球受け皿と前枠との連結支持手段を示す
側断面図である。
【図13】図12に示す連結支持手段の概略斜視図であ
る。
【図14】上の球受け皿を開放した状態で示すパチンコ
遊技機の平断面図である。
【図15】前枠とガラス窓との連結支持手段の別例を示
す分解斜視図および断面図である。
【図16】図15に示す連結支持手段により連結された
前枠とガラス窓とを該窓の開放状態で示す要部側断面図
である。
【図17】上の球受け皿を下の球受皿を介して連結支持
する手段を示す側断面図である。
【符号の説明】 8 窓枠口 39 皿本体 40 凹部 41 支軸 42 支持板 43 保持部 A 外枠 B 前枠 E 上の球受け皿

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)の開口前面側に着脱および開閉
    可能に組付けられる前枠(B)について、外枠(A)の開口前
    面域に整合する方形サイズに合成樹脂成形して、その正
    面内側に方形開口面域をもつ窓枠口(8)を成形すると共
    に、この窓枠口(8)の左下部内に保持部(43)を設け、 前記前枠(B)の前面側に開閉および着脱可能に組付けら
    れる上の球受け皿(E)について、全体的な正面外郭形状
    を前枠(B)の窓枠口(8)の内法幅に整合する横長に成形し
    て、その皿本体(39)の左内部に支持部(40)を設け、 前記前枠(B)の保持部(43)に対して前記上の球受け皿(E)
    の支持部(40)を、連結および分離が可能な横開き用の連
    結支持手段(41,42)で連結支持したことを特徴とするパ
    チンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記連結支持手段は、前記上の球受け皿
    (E)の支持部(40)に縦支持された支軸(41)と、この支軸
    (41)に連結されて前記前枠(B)の保持部(43)に着脱可能
    に保持される支持具(42)とからなることを特徴とする請
    求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 【請求項3】 前記連結支持手段は、前記前枠(B)の保
    持部(43)に縦支持された支軸と、この支軸に連結されて
    前記上の球受け皿(E)の支持部(40)に着脱可能に保持さ
    れる支持具とからなることを特徴とする請求項1記載の
    パチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記連結支持手段は、前記前枠(B)の保
    持部(43)に支持された支軸と、前記上の球受け皿(E)の
    支持部(40)に固定された支持具とを互いに着脱可能に嵌
    挿連結されたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ
    遊技機。
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