JPH0757262B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0757262B2
JPH0757262B2 JP21760891A JP21760891A JPH0757262B2 JP H0757262 B2 JPH0757262 B2 JP H0757262B2 JP 21760891 A JP21760891 A JP 21760891A JP 21760891 A JP21760891 A JP 21760891A JP H0757262 B2 JPH0757262 B2 JP H0757262B2
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JP
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frame
front frame
support
shaft
locking
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伸明 水貝
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Newgin Co Ltd
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Publication of JPH0757262B2 publication Critical patent/JPH0757262B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定用の外郭保持枠
とされる外枠と、遊技用構成部材用の搭載枠とされる開
閉前枠とを合せて機体とする各種の遊技機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】この遊技機の代表例の一つであるパチン
コ機では、縦長方形の外枠の開口前側に、必要な遊技用
構成部材を搭載セットした前枠が、着脱及び開閉可能に
組付られて1台単位とされる。そして、実施にあたって
は、遊技店内等における設置枠台において、外枠が所定
の起立傾き角度で固定保持された後に、前枠全体が組付
セットされて遊技に供される。このため、外枠は専ら前
枠全体を安定に組付け保持する外郭保持枠として、大き
な荷重等に充分耐え得る強度で枠組み構成される。
【0003】一方、前枠についても遊技盤や裏機構セッ
ト盤を含む全ての遊技用構成部材を搭載することを考慮
して、その総荷重に対する耐久強度で構成されている。
そして、この前枠全体は、両枠の一側縁の上下部にそれ
ぞれ配置された開閉連結支持手段により連結支持され、
また反対側に設置された施錠手段により閉鎖位置に施錠
保持される前提にあって、遊技盤の新旧交換セットや裏
側の構成部材の点検・修理等に際してその都度開放され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したパチンコ機に
おいて、外枠に対して前枠全体は、前記開閉連結支持手
段により片持ち状態で連結支持されているため、前述の
交換・点検時に開放された場合、その位置が不安定で変
動しやすい。特に、遊技に供されている状態では、パチ
ンコ機全体が所要の傾きで設置されていることもあっ
て、開放された前枠側全体が、単に触れた程度でも閉鎖
側あるいは隣接機側へ容易に変動してしまう。また、実
施状態のパチンコ機相互については、球貸機を介在した
だけの小間隔で配列されているため、前枠側の開放範囲
は、隣接するパチンコ機と干渉しない条件(一般的には
外枠に直交するほぼ90〜100度位まで)が望ましい
とされている。しかし現実には前枠全体が、微小な外力
や振動を受けた場合に、隣接機側へ開放変動して遊技者
の特に右手側と干渉することがあった。
【0005】前述した前枠の開閉状況にあって、従来で
はこの前枠側全体を所定の開放位置に安定保持するため
の提案がなく、また適切な技術手段もなかった。このた
め、前枠側の開放のもとで、前述した交換や点検修理等
に係る作業操作時においては相当苦慮している現状にあ
る。例えば、開放した前枠側全体が開放中立位置から観
て何れかへ変動しやすい状況において、作業が比較的短
時間で済むような場合や片手(主として右手)で容易に
行い得る場合等では、当該技術者や管理者にはさほど苦
にならない。しかし、長時間を要する場合や両手作業と
もなる場合には、変動しやすい前枠側全体が作業遂行上
の障害にもなり、煩わしいばかりでなく他の遊技者にと
っても苦痛感さえ伴うことが多々あった。
【0006】本発明は、前述した課題を好適に解決する
べく提案されたもので、外枠に組付けられた前枠を所要
の開放位置に拘束保持可能にして変動等を解消し、遊技
盤の交換や裏側構成部材の点検修理等に係る作業の簡易
化及び安全性を図り得る遊技機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、先に述べた課
題を克服する共に、所期の目的を好適に達成するための
技術手段として、外枠の開口前側に対して各種の遊技用
構成部材を搭載する前枠が側縁上下の開閉連結支持手段
により起立状態で横開き可能に連結支持された縦型の遊
技機にあって、外枠と前枠との開閉連結支持手段側の所
要部位に前枠を所定の開放位置に保持するための開放保
持手段を設け、この開放保持手段では、枠の下部内側
に可動施錠部材が昇降可能に支持されて、同可動施錠部
係止部分を外枠の下枠杆に形成された係合部に対し
て係合と離脱の状態に変位可能にするという手段をとっ
ている。
【0008】
【作用】外枠に対する前枠の開放状態において、開放保
持手段における昇降可能な可動施錠部材を施錠方向へ変
位操作して係止部分を係合部に係合することにより、前
枠全体が所定位置で全開状態として保持される。また、
可動施錠部材を解錠方向へ変位操作して係止部分を係合
部から離脱させることにより、前枠全体をフリー状態に
して閉鎖位置に戻すことができる。
【0009】
【実施例】次に本発明に係る遊技機について、好適な実
施例を挙げて添付図面を参照して説明する。
【0010】本実施例の対象とするパチンコ機について
は、その全体を図1に略示すると共に主要部分を図2に
分解して略示するように、外郭保持枠をなす外枠Aと、
遊技盤37を含む全ての遊技用構成部材を搭載する前枠
Bを以って機体とされ、双方の枠A,Bが開閉連結支持
手段C1,C2により着脱及び開閉可能に組付け支持さ
れる一方、施錠手段Dにより閉鎖位置に施錠保持され
る。そして、外枠Aに対して前枠Bが図8に示すように
開放保持手段Eにより所定の全開位置にロックされて安
定保持されるようになっている。ただし、両枠A,Bの
組付けは、便宜上双方が直交するほぼ90度位置で前枠
Bの適宜上下変位を伴い可能にされた例を示す。
【0011】そこで、実施例のパチンコ機について、前
述した機体部分及び各手段部分毎に説明する。この外枠
Aは、全体が合成樹脂成形された場合を例とし、図2〜
6に示すように上下及び左右の各枠杆1〜4が、互いに
縦長方形の枠組み状態で一体に連設成形されている。そ
して、上枠杆1に釘孔5が配置される一方、右の側枠杆
3には後述の施錠手段Dに対する逃し部6が形成されて
いる。また、下枠杆4では前枠Bを受けるための前板部
7の上面に受け座8等が形成され、一方底板部9に角度
調整固定部10が形成されている。ただし、各枠杆1〜
4はそれぞれの内側各部のリブ等により補強されると共
に互いの連設が強化されている。
【0012】なお、前記角度調整固定部10について
は、パチンコ機用の設置機台F(図1,5参照)に設置
される外枠Aを所要の傾き角度で固定化するもので、図
5,6,8に示すように底板部9の前後方向に形成され
た長孔11両側の係止歯帯12に、別成形された固定盤
13が噛合されて座孔14及び長孔11に挿通されて設
置機台Fの下部にねじ込まれる止めねじ17で締付固定
される。なお、固定盤13は、底板部9上に位置決め固
定(接着)される受け枠18内に予め収容されて脱落が
防止されており、そして指針部15及び目盛16を利用
して所要位置に噛合変更できるようになっている。
【0013】この前枠Bは、全体が合成樹脂成形された
場合を例とし、図2〜6に示すように外枠Aの開口前面
に適合する外形サイズとされて、基本的には窓口21が
開口された枠体20と、遊技盤用のセット口26が開口
された収容保持枠25とが、前後連設して複合枠形に一
体成形されている。そして、枠体20では窓口21の開
口前面周囲に設置凹座22が成形されるとともに、窓口
21の下部に支持盤部23が成形されて、この支持盤部
23の下面に外枠Aの受け座8に対する支持座24が形
成されている。一方収容保持枠25では、セット口26
の下部に枠盤部27が成形されるとともに、セット口2
6の内周隅部には遊技盤用の保持部28が成形されて、
これに別成形された回動操作式の施錠保持具29が配置
セットされている。
【0014】この前枠Bにおいて、詳細な技術は省略す
るが、枠体20及び収容保持枠25の各部分に、各種の
遊技用構成部材や付属部品等に係る設置部及び開口部そ
してパチンコ球の通口部等が成形されている。一方各種
の遊技用構成部材については、図1〜3に略示するよう
に枠体20の設置凹座22にガラス扉31と上の球皿3
3及び球送り装置34をセットした開閉支盤32とを組
付けた窓構成部材30が取着され、支持盤部23に下の
球皿35及び打球発射装置36等が装着される。また、
収容保持枠25のセット口26に遊技盤37が着脱交換
可能にセットされるとともに、裏側に裏機構セット盤4
0等がセットされる。
【0015】なお、遊技盤37の4ヶ所の隅部には前記
各保持部28と整合されて施錠保持具29で係合される
係合部37aが形成されており、これに合わせて遊技領
域Pの外側前側に取着された装飾保護部材38の各隅部
に、当該施錠保持具29に対する操作口38aが形成さ
れている。また、遊技領域Pに対応する裏側に、入賞球
を裏機構セット盤40の通路側へ案内するためのカバー
39が取着されて、裏機構セット盤40の裏側からも開
閉できるようになっている。そして、同遊戯盤37のセ
ットにあたっては、窓構成部材30のガラス扉31及び
開閉支盤32を開放したもとで、遊技盤37をセット口
26内に位置決め収容し、所定の工具(図示しない)を
装飾保護部材38の各操作口38aから挿入して当該施
錠保持具29を施錠方向へ回動操作することにより、各
係合部37aが施錠保持具29に係合保持される。ま
た、取り外しにあたっては、各施錠保持具29を逆の解
錠方向に回動操作することにより各係合部37aが解放
される。
【0016】この開閉連結支持手段C1,C2は、両枠
A,Bの正面左側の上下端部に一組としてそれぞれ配設
されて、互いの連結支点中心が同一縦中心線上に整合さ
れている。まず上の支持手段C1では、図7,9,10
に示すように外枠Aの上枠杆1の左端前面に突設された
支持ボス部41と、前枠Bの枠体20の左上端部前面に
突設された軸受ボス部43及びこの軸受ボス部43の軸
支孔44内に昇降自在に嵌挿支持された可動支軸45が
主体とされており、この可動支軸45が軸支孔44内の
バネ46で常には上向きに付設されて支持ボス部41の
軸孔42に軸部45aを抜脱自在に嵌挿される。ただ
し、可動支軸45は軸支孔44に嵌挿された後におい
て、軸部45aに連設された小径の支扞45bの下端に
ストッパー兼用の摘み47が固着されており、この摘み
47を利用して下降操作が容易にできる。なお、枠体2
0の左上隅角部に支持ボス部41に対する逃し凹部48
が開口されて、双方のボス部41,43の上下間に適宜
変位許容量Yが設定されている。
【0017】これに対して下の支持手段C2では図8〜
10に示すように外枠Aの下枠杆4の左上端部前面に突
設された支持ボス部51と、前枠Bの枠体20の左下隅
角部前面に突設された軸受ボス部54が主体とされてお
り、支持ボス部51の軸支孔52に垂立固定された支軸
53に対して、軸受ボス部54内の軸孔55がが支持座
56を介して嵌挿される。ただし、支持座56について
は、両枠A,Bの受け座8及び支持座24の上下重合分
と同等な厚みにされている。
【0018】この施錠手段Dは、前枠Bの施錠と、窓構
成部材30のガラス扉31の施錠とを併用し得る複合形
式(一般にダブル錠とも称されている)のものが実施さ
れている。すなわち、図2,6に略示するように前枠B
の前面から合錠等により解錠できるシリンダー錠61を
設けた錠機構体60が枠体20の右縁裏側に設置されて
いる。この錠機構体60を主体として前枠B側の施錠部
では要約すると常には施錠方向に付勢保持されてシリン
ダー錠61の錠盤61aで解錠方向へ変位される昇降操
作杆62と、上下端に支持されて昇降操作杆62にそれ
ぞれ連繁された掛け具63を有する。そして、昇降操作
杆62の施錠及び解錠の変位に対して、上下の掛け具6
3が外枠A側の当該受け具64に対する係合及び解放の
状態に変化できるようになっている。
【0019】前述の施錠手段Dの関連される前記受け具
64は外枠Aの右側枠杆3の内側上下に成形された当該
設置部65に固定されている。すなわち各受け具64は
図11に示すように支持部64aを基準にして、ビス孔
を有する取着部64bと掛け具63に対する受け部64
cとが、直角状態で一連に折曲成形されている。これに
対する各設置部65は同図に示すように凹溝67を有す
る上下一対の支持片66と、ビス孔を有するボス部68
と、同支持片66間に位置された当接部69とが、一体
に成形されている。そして各受け具64は、当該の設置
部65に対して裏側から凹溝67に対して挿入セットさ
れて最小数のビス70で固定されている。
【0020】この開放保持手段Eは、前述した両枠A,
Bの組付け条件に合わせて便宜上前枠Bの90度の開放
位置を中立位置と見做して全開とする場合の形態例を前
提として、前記下の開閉連結支持手段C2側の所要部位
に装備されている。すなわち図8,12,13に示すよ
うに枠体20の左下隅部内に成形された支持筒部71
と、この支持筒部71の孔72内に昇降自在に嵌挿され
た可動施錠杆73と、外枠Aの下枠杆4の前板部7に設
けられた係合孔77が主体とされており、そしてこの可
動施錠杆73が孔72内のバネ76で常には下向きに付
勢されて係止軸74を係合孔77に抜脱自在に嵌挿し得
る。ただし、可動施錠杆73は、係止軸74の上端に小
径の支扞75が連設された形式のものを例示し、孔72
内に縦挿された後において、支扞75上端にストッパー
兼用の摘み78が固着されて、この摘み78を利用して
上昇操作が容易にできるようになっている。なお、係合
孔77は、前記下の支持ボス51において支軸53から
適宜離れた所要位置に貫通されたものを例示するが、有
底孔であってもよい。
【0021】そして両枠A,Bの組付けに係る他の手段
について付記する。まず外枠Aに対する前枠Bの結合化
を図る手段として、図4〜6等に示すように枠体20表
側の上下左右の4ヶ所に突設された係合支片81が左右
の側枠杆2,3内側の係合面82に各々係合又は当接す
るようになっている。また、外枠Aに対する前枠Bの姿
勢安定化を図る手段として、図7に示すように上枠杆1
の前端面に突設された押圧片83が枠体20の上端面に
形成された係合座84に圧接するようになっている。
【0022】前述した本実施例のバチンコ機において、
まず枠体をなす両枠A,Bの組付け(着脱)態様につい
て説明する。すなわち、上下の開閉連結支持手段C1,
C2についてまず下側を連結し、次いで上側を連結する
態様において縦向きに保持された外枠Aに対して前枠B
を図9,10に示すように90度の開放向き(直交の向
き)で適宜高い位置に保持したもとで、下の開放連結支
持手段C2における支持ボス部51に対して軸受ボス部
54を上方に位置合わせし、支軸53に軸孔55を嵌挿
することにより、両ボス部51,54が連結される。な
お、この際支軸53と軸孔55との嵌合い公差を利用し
て前枠Bを少し傾けると両者53,55が至極簡単に嵌
挿される。
【0023】次に上の開放連結支持手段C1における可
動支軸45を摘み47を持って一旦引き上げて支持ボス
部41に対して軸受ボス部43を下方に位置合わせして
摘み47を離す。これにより、可動支軸45がバネ46
の付勢力により自動的に上動変位して、軸部45aを軸
孔42内に嵌挿するとともに、摘み47を軸受ボス部4
3の下面に当接した位置で固定化保持されて、両ボス部
41,43が連結される。なお、可動支軸45の下降操
作においては、バネ46の付勢力が比較的強くされてい
ることに鑑みて、専用工具等を利用して行うことが望ま
しい。
【0024】一方、前述とは逆に前枠Bを組外す場合に
は、まず上の開閉連結支持手段C1における可動支軸4
5を一旦解放方向へ引下げ操作して軸部45aを支持ボ
ス部41の軸孔42から抜外すことにより、両ボス部4
1,43の連結が解除される。そしてこのもとで前枠B
を少し傾けて軸受ボス部43を支持ボス部41から離隔
変移させて前枠B全体を適宜引き上げる。これにより下
の開閉連結支持手段C2における支軸53と軸孔55が
抜外されて両ボス部51,54の連結が解除される。
【0025】そうして前述のように上下の開閉連結支持
手段C1,C2を連結して外枠Aに組付けられた前枠B
について上下の支軸45,53を回動中心として閉じ込
んで外枠Aの開口前面に合わせる。これにより枠体20
の逃し凹部48が支持ボス部41に対して横向きに嵌合
する。一方、支持座24が受け座8上に載置し、また外
枠Aの押圧片83が枠体20の係止座84上面に圧接す
る。この状態において前枠B全体は、上方への変動が阻
止された条件で外枠Aの下枠杆4の前板部7の上面に対
して、適宜浮上した適正な水平姿勢に安定保持される。
そしてこの閉鎖状態において、施錠手段Dにおける上下
の掛け具63が、外枠Aの受け具64に対して変動を伴
って係合することにより、施錠保持される。
【0026】なお、前枠Bの組付け閉鎖状態において、
枠体20の裏面各部の係合支片81が、左右の側枠杆
2,3の係合面82にそれぞれ係接することにより、外
枠Aに対して前枠B全体は、左右方向へのガタ付きが好
適に阻止されて、安定に結合化保持される。これによっ
てパチンコ機全体が横向き状態で保管されたり運搬され
る場合において、前枠B側全体の総荷重について、係合
支片81と係接した左右何れかの側枠杆2,3に直接的
に作用して外枠Aが大部分を受け持つことになる。この
ため左右に位置する開閉連結支持手段C1,C2では、
前枠側の総荷重が大幅に軽減されて剪断方向への大外力
の作用が未然に回避されることになり、それぞれの支軸
45,53の変形や緩みまた各ボス部41,43,5
1,54の変形や亀裂破損等が解消される。
【0027】前述のように組付け係合される両枠A,,
Bを機体としたパチンコ機は遊技店内等の設置機台Fへ
の設置にあたり所要の傾き角度で設置された外枠Aに前
枠B側全体が組付けセットされて遊技に供される。そこ
で外枠Aの設置態様について付記すると、図5,6に示
すように下枠杆4の下端前縁を下受け板89の基準位置
に整一するとともに、上枠杆1の上端前縁を上板90の
所定位置に対して適宜後退変位させて全体の傾き角度を
設定する。この条件のもとで上枠杆1の釘孔5に挿入し
た釘Nを上板90に打ち込んで上部側を固定する一方、
下枠杆4の角度調整固定部10において、係止歯帯12
に位置決め噛合された固定盤13の座孔14から止めね
じ17を長孔11に挿入して下受け板89にねじ込み、
固定盤13を強く締付け固定して下部側を位置決め固定
する。ちなみに外枠Aを別の角度に変更調整する場合に
は、係止歯帯12に対して固定盤13を所要位置に噛合
させて止めねじ17で締付け固定することにより可能と
される。
【0028】そして前述した実施状態において、前枠裏
側の点検や修理等にあたり上下の開閉連結支持手段C
1,C2に基づいて前枠B全体が開放された場合、開放
保持手段Eにより所定位置に安定保持される。すなわち
図8,12,13から理解できるように同開放保持手段
Eでは、前枠Bの閉鎖位置から開放途上位置までの範囲
において、バネ76で下向きに付勢されている可動施錠
杆73が係止軸74を外枠Aの下枠杆4の前板部7の上
端面に押接したまま孔72内に向けて没入した状態にあ
り、このもとで下側の支軸53に基づいて回動変移され
る。そして前枠Bのほぼ90度開放位置において、可動
施錠杆73が同位置に変移されて係止軸74を下枠杆4
の係合孔77に合致させた時点でバネ76の押圧力によ
り押下げられて係止軸74の下端部を係合孔77に突入
させる。
【0029】この状態において、可動施錠杆73は、摘
み78が支持筒部71の上端に係合して下降や脱落が阻
止されたもとで、バネ76で付勢された係止軸74を孔
72と係合孔77の間に縦挿保持したまま、直接的には
枠体20と下枠杆4に対するロック部材として連結化さ
れる。これにより前枠B全体は、ほぼ90度位置を全開
位置として拘束化されて安定保持され、同位置を基準と
してそれ以上のオーバー開放が規制されて隣側のパチン
コ機への変動が阻止されるとともに、それ以下の閉じ戻
りが規制されて閉鎖位置への変動復帰も阻止される。従
って、前枠Bの全開状態のもとでは、隣り側の遊技者に
対する干渉を避けることができ、そしてとかく長時間を
要し両手操作ともなうような場合の作業についても、変
動に煩わされずに工具類を適正に操作して手早く楽に行
なうことができる。
【0030】一方、作業終了等において前枠B全体を元
の閉鎖位置に戻す場合には、前述の開閉保持手段Eにお
ける可動施錠杆73を一旦引上げ操作して係止軸74を
係合孔77から上方へ抜外すことにより、枠体20と下
枠杆4とのロックが解除される。従って以後は前枠B全
体が、上下の開閉連結支持手段C1,C2に基づいて速
やかに閉じ戻すことができる。なお可動施錠杆73のロ
ック解除にあたっては、同杆73を暫時引上げ保持した
まま前枠Bを少し閉じ戻した時点で解放すればよい。こ
れにより係合孔77から抜外された係止軸74が、バネ
76の付勢力により再び押下げられた際に、その下端を
下枠杆4の前板部7の上端面(係合孔77の上開口周囲
面)に当接する。そして、この当接状態のまま前枠Bの
閉じ戻し過程において下の支軸53回りに沿って変移さ
れる。
【0031】本発明が対象とする遊技機では、機体をな
す両枠A,Bがともに合成樹脂材以外で成形されたもの
であってもよく、両枠A,Bの開閉連結支持に係る技術
については、従来から蝶番とも呼ばれている支持金具及
び受け金具を組としたものであってもよい。また上の開
閉連結支持手段C1側を例とした前提において、図14
に示すように、可動支軸91について軸部91aと大径
の支持軸部91b及び小径の支持杆91cを一連に形成
したものとして、前枠B側の軸受ボス部43の軸支孔4
4内に嵌挿してバネ46で常には上向きに付勢する。そ
して、前枠Bの組付け前では、可動支軸91全体をバネ
46に抗して押下げて支持杆91cに突出した鈎軸92
を軸受ボス部43下面に固定した座盤93の鈎孔94の
下端に係止して、軸部91aを外枠A側の支持ボス部4
1の軸孔42に対する非嵌挿位置に保持可能にする。一
方、前枠Bの組付けに際しては、可動支軸91全体を適
宜回動操作して鈎軸92を鈎孔94に合わせる。これに
より、同支軸91が係合を解かれてバネ46の付勢力に
より上動変位されて軸部91aを支持ボス部41の軸孔
42に突入嵌挿可能にした形式でもよい。なお、可動支
軸91の操作に際して軸部91aの上端の係合溝95
と、支持杆91c下端の角軸部96に所要の工具がそれ
ぞれ係合可能とされる。
【0032】また、図15に例示するように、可動支軸
97について、軸部97aとねじ軸部97b及び支持軸
部97cを一連に形成したものとして、軸受ボス部43
内に嵌着した支持具99のねじ孔100内に嵌挿する。
そして、回動操作により可動支軸97全体を昇降変位さ
せて、軸部97aを外枠Aに固定された支持金具101
の軸受スリーブ102に対して嵌挿及び抜脱ができるよ
うにした形式もよい。なお、軸部97a上端及び支持軸
部97c下端に工具用の係合溝98を形成して、上方又
は下方のいずれからも回動操作ができる例を示す。
【0033】一方、前枠Bの開放保持に係る技術につい
ては、前述の実施例以外の別例として図16,17に示
すように前枠Bの枠体20の左下隅部の内側に成形され
た支持筒部111と、この支持筒部111の支持孔11
2内に縦挿された可動施錠杆113と、外枠Aの下枠杆
4の前板部7上端に形成された係合孔115とを主体と
する開放保持手段Eであって、可動施錠杆113につい
て、摘み116を利用して昇降及び回動の変位操作を可
能にして、同可動施錠杆113下端の係止軸114を係
合孔115に嵌挿したロック位置と、係止軸114を係
合孔115から抜外して枠体20の下部内側へ収容した
解放位置とに切換え得るようにした形式であってもよ
い。
【0034】また、図18に略示するように上の開閉連
結支持手段C1側において、枠体20の左上隅部内側の
支持筒部117に昇降可能に縦挿支持された可動施錠杆
118が、外枠Aの上の支持ボス部41に形成された係
合孔119に嵌挿及び抜脱ができるようにした解放保持
手段Eであってもよい。
【0035】
【発明の効果】前述した実施例から理解出来るように、
本発明の遊技機では、外郭保持枠とされる外枠の開口前
側に、多くの遊技用構成部材を搭載する前枠が、開閉連
結支持手段により起立状態で連結支持された縦型の遊技
にあって、前枠が開放された場合において、開放保持
手段における可動施錠部材を操作して対向する係合部に
係合させるだけの簡単な操作により、前枠全体を所定開
放位置で全開状態として安定に保持することができ、全
開位置以上の開放変動及び同位置以下の閉じ戻り変動を
積極的に阻止することができるものである。
【0036】従って本発明の遊技機によれば、前枠の開
放が必要とされる作業、例えば裏側の各構成部材の点検
・修理や部品の着脱交換等さらには遊技盤の交換セット
及び関連部材の操作等に係る作業が、前枠の安定保持の
もとで手早く行うことができる。また、それぞれの作業
において、前枠が隣接する遊戯機側へ不慮に開放変動し
て遊戯者の手と干渉することや閉鎖方向へ変動して前枠
裏側で位置する作業者と干渉することを未然に回避し
得、このもとで気楽にかつ安全に作業を進めることがで
きる。これにより、外したビスや部品等の落下を招くこ
とも解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ機全体を示す正
面図である。
【図2】本発明の実施例に係るパチンコ機の主体部分を
ブロック的に示す分解斜視図である。
【図3】外枠と前枠との組合せ状態を示す正面図であ
る。
【図4】外枠と前枠との組合せ状態を示す背面図であ
る。
【図5】図3におけるP−P線に基づく側断面図であ
る。
【図6】図3におけるQ−Q線に基づく平断面図であ
る。
【図7】左上の開閉連結支持手段を分解して示す斜視図
である。
【図8】左下の開閉連結支持手段を分解して示す斜視図
である。
【図9】上下の開閉連結支持手段の連結状態を示す一部
破断した側面図
【図10】上下の開閉連結支持手段の連結状態を示す正
面図である。
【図11】施錠受け部を主に示す斜視図である。
【図12】開放保持手段の保持状態を一部示す側面図で
ある。
【図13】図12におけるX−X線に基づく平断面図で
ある。
【図14】左上の開閉連結支持手段の別例を一部破断し
て示す側面図である。
【図15】同じく開閉連結支持手段の別例を一部破断し
て示す側面図である。
【図16】開放保持手段の別例を一部破断して示す側面
図である。
【図17】図16におけるY−Y線に基づく平断面図で
ある。
【図18】開放保持手段の別例を一部破断して示す平断
面図である。
【符号の説明】
A…外枠、B…前枠、C1,C2…開閉連結支持手段、
E…開放保持手段、73,113可動施錠部材として
の可動施錠杆、74,114…係止部分としての係止
軸、77,115係止部分としての係合孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(A)の開口前側に対して各種の遊
    技用構成部材を搭載する前枠(B)が側縁上下の開閉連
    結支持手段(C1,C2)により起立状態で横開き可能
    に連結支持された縦型の遊技機にあって、外枠(A)と
    前枠(B)との開閉連結支持手段(C1,C2)側の所
    要部位に前枠(B)を所定の開放位置に保持するための
    開放保持手段(E)を設け、この開放保持手段(E)で
    は、枠(B)の下部内側に可動施錠部材(73,11
    )が昇降可能に支持されて、同可動施錠部材(73,
    113)の係止部分(74,114)を外枠(A)の下
    枠杆(4)に形成された係合部(77,11)に対し
    て係合と離脱の状態に変位可能にしたことを特徴とする
    遊技機。
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