JP6207452B2 - 遊技機 - Google Patents

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この発明は、ヒンジ機構によって開閉可能に支持された開閉部材を備えた遊技機に関するものである。
遊技機の一例であるパチンコ球(遊技球)を使用して遊技を行うパチンコ機は、その基本構成として、縦長方形の外枠の開口前面側に、各種の必要な遊技構成部材が搭載されて遊技盤を収容セットした中枠を開閉(横開き)および着脱可能に組み付けると共に、遊技盤の前面を透視保護するガラスユニットを組み付けた前枠を、中枠に対して開閉(横開き)および着脱可能に組み付けて構成される。
特許文献1に示すように、前枠は、中枠に対して上下に離間配置された一対のヒンジによって開閉可能に支持される。例えば上側のヒンジは、中枠の上面に取り付けられた上部片の下面から垂下するピンを、前枠に形成された軸孔に嵌め合わせることで、該ピンを軸とする前枠の揺動を許容している。
特開2012−139334号公報
パチンコ機の前面の装飾性を向上するために、前枠には、装飾部材や発光装置や可動演出装置など、大型で多くの遊技部品が配設される傾向にあり、ヒンジで支持する前枠の荷重が増加している。前記ピンは、その根元の一部分が板金からなる上部片に溶接により接続されているだけであるから、強度の劣る溶接部分でピンが折れたりまたは曲がったりするなどの問題が生じることがある。ピンに問題が生じると、前枠を開閉した際に中枠に対する位置がズレて、中枠と前枠とで配設部材が干渉するなどの種々の不具合が発生してしまう。
すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、開閉部材を位置ズレなく支持し得るヒンジ機構を備えた遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の遊技機は、
本体部材(12)に対して開閉部材(13)を開閉可能に支持するヒンジ機構を備えた遊技機において、
前記ヒンジ機構は、
前記本体部材(12)および前記開閉部材(13)の一方に設けられ、ヒンジ軸(70,90)が配設されたヒンジ部材(60,80)と、
前記本体部材(12)および前記開閉部材(13)の他方に設けられ、前記ヒンジ軸(70,90)を回転可能に保持する軸受部(36)とを有し、
前記ヒンジ部材(60,80)は、
上下に延在する連結板部(63,83)から該連結板部(63,83)と交差するように延出形成され、互いに上下に離間して対向する少なくとも一対の支持板部(64,65,84,85)と、
両支持板部(64,65,84,85)の夫々に貫通形成された軸孔(66,67,86,87)に挿通して該両支持板部(64,65,84,85)で支持され、上側の支持板部(64,84)から上方に延出する軸端部(71,91)が前記軸受部(36)に保持される前記ヒンジ軸(70,90)とを備え
前記開閉部材(13)の基体部(42)には、該基体部(42)の上面を構成するヒンジ載置部(42a)が設けられると共に、該ヒンジ載置部(42a)から両支持板部(64,65,84,85)の離間寸法分下方となる位置で該基体部(42)の前後面および一側面に開口するヒンジ収容溝(42b)が設けられ、
前記ヒンジ部材(60,80)は、上側の支持板部(64,84)が前記ヒンジ載置部(42a)に載置されると共に、下側の支持板部(65,85)が前記ヒンジ収容溝(42b)に挿通された状態で、前記連結板部(63,83)と前記ヒンジ軸(70,90)との間に位置する前記基体部(42)に該連結板部(63,83)が固定されていることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、ヒンジ軸が一対の支持板部で離間した位置で支持されているので、ヒンジ軸にかかる荷重を両支持板部に分散させることができる。すなわち、ヒンジ軸にかかる荷重を、該ヒンジ軸が配設されたヒンジ部材の1箇所で受けるのではなく、ヒンジ部材の2箇所で受ける構成であるから、ヒンジ軸が支持板部による支持部位で折れたり、曲がったりする等の不具合が生じ難く、ヒンジ軸の耐久性を向上することができる。このように、ヒンジ機構は、開閉部材の荷重を受けても該開閉部材の適正な姿勢を保つことができ、開閉部材を本体部材に対して位置ズレなく支持することができる。
請求項2に係る発明では、
前記開閉部材(13)は、前記基体部(42)の前面に取り付けられて前記ヒンジ部材(60,80)を前側から覆うヒンジカバー部材(78)を備え、
前記ヒンジカバー部材(78)は、前記ヒンジ載置部(42a)より上方に延出して前記軸端部(71,91)を前側から覆う壁を備えていることを要旨とする。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
記ヒンジ軸(70)は、両支持板部(64,65)に形成された軸孔(66,67)に整合する軸本体(72)と、該軸本体(72)と前記軸端部(71)との間に形成され、前記一方の支持板部(64)に該軸本体(72)を挿通可能に開設された軸孔(66)より大径とされた規制部(73)とを有し、
前記ヒンジ部材(60)は、前記他方の支持板部(65)から前記一方の支持板部(64)と反対側に延出する係止端部(74)の周面に取り付けられて、前記他方の支持板部(65)に引っ掛かる係止部材(75)と、前記一方の支持板部(64)に引っ掛かる前記規制部(73)とにより、前記ヒンジ軸(70)における両支持板部(64,65)の対向方向への移動を規制するよう構成したことを要旨とする。
上記構成によれば、ヒンジ軸の係止端部の周面に取り付けられて、他方の支持板部に引っ掛かる係止部材と、一方の支持板部に引っ掛かるヒンジ軸の規制部とにより、両支持板部の軸孔に挿通したヒンジ軸の抜け止めを図ることができる。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
記ヒンジ軸(90)は、前記他方の支持板部(85)から前記一方の支持板部(84)と反対側に延出する係止端部(94)と、他方の支持板部(85)に前記係止端部(94)を挿通可能に形成された軸孔(87)より大径に形成されると共に、一方の支持板部(84)に形成された軸孔(86)と整合する軸本体(92)とを有し、
前記ヒンジ部材(80)は、前記係止端部(94)の周面に取り付けられ、前記他方の支持板部(85)に引っ掛かる係止部材(75)と、該他方の支持板部(85)に引っ掛かる前記軸本体(92)とにより、前記ヒンジ軸(90)における両支持板部(84,85)の対向方向への移動を規制するよう構成したことを要旨とする。
上記構成によれば、ヒンジ軸の係止端部の周面に取り付けられて、他方の支持板部に引っ掛かる係止部材と、他方の支持板部に引っ掛かるヒンジ軸の軸本体とにより、両支持板部の軸孔に挿通したヒンジ軸の抜け止めを図ることができる。ここで、一方の支持板部の軸孔に対してヒンジ軸において係止端部より大径の軸本体が整合する構成であるから、ヒンジ軸が支持板部による支持部位で折れたり、曲がったりする等の不具合の発生をより好適に防止できる。
本願には、次のような技術的思想が含まれる。
記本体部材は、遊技盤(20)を着脱可能に保持する本体枠(12)であり、
前記開閉部材は、前記本体枠(12)の前側に前記ヒンジ機構を介して開閉可能に組み付けられ、遊技機(10)の前面を構成すると共に前記遊技盤(20)を透視保護する装飾枠(13)であることを要旨とする。
上記構成によれば、遊技機の前面を構成する装飾枠を本体枠に対して適切に支持しているから、装飾枠が本体枠と位置ズレして意匠を損なったり、配設部材が干渉するなどの不具合の発生を防止できる。
本発明に係る遊技機によれば、ヒンジ機構によって開閉部材を位置ズレなく支持することができる。
本発明の好適な実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例のパチンコ機を、中枠に対して前枠を開放した状態で示す斜視図である。 図1のA−A線で破断した断面図であり、パチンコ機の上部を示す。 図1のA−A線で破断した断面図であり、パチンコ機の下部を示す。 実施例の中枠の要部を示す斜視図であり、(a)は中枠の上部左側部を示し、(b)は中枠の下部左側部を示す。 実施例の前枠の左側部を示す斜視図であり、(a)は前側から見た状態であり、(b)は後側から見た状態である。 (a)は実施例の前枠の分解斜視図であり、(b)は(a)のB部拡大図である。 実施例のヒンジ部材を示し、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は底面図である。 実施例のヒンジ部材の斜視図である。 実施例のヒンジ部材を分解して示す側面図であり、部材本体を破断した状態で示している。 変更例のヒンジ部材を示し、(a)は側面図であり、(b)は正面図であり、(c)は底面図である。 変更例のヒンジ部材の斜視図である。 変更例のヒンジ部材を分解して示す側面図であり、部材本体を破断した状態で示している。
次に、本発明に係る遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
(パチンコ機)
図1に示すように、実施例に係るパチンコ機10は、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠11の開口前面側に、遊技盤20を着脱可能に保持する本体枠としての中枠(本体部材)12が開閉および着脱可能に組み付けられて、該遊技盤20の裏側に、所定条件の成立(始動入賞装置へのパチンコ球の入賞)を契機として演出用の図柄を変動表示させて図柄変動演出を行う演出実行手段としての図柄表示装置(図示せず)が着脱可能に配設されている。また、中枠12の前面側には、遊技盤20を透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板53で前後に開口する窓口13aを覆うよう構成された装飾枠としての前枠(開閉部材)13が開閉可能に組み付けられると共に、該前枠13の下方にパチンコ球を貯留する下球受け皿15が設けられている。なお、実施例では、前枠13の下部位置に、パチンコ球を貯留する上球受け皿14が一体的に組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて上球受け皿14も一体的に開閉するよう構成される。そして、外枠11、中枠12および前枠13を閉成した際に、該外枠11および前枠13の間に中枠12が位置するよう構成されている。
図1に示すように、前記前枠13には、窓口13aの外周を囲繞するようランプ装置(発光手段)18が配設されると共に、前枠13の下部位置および上部左右位置に、音声や効果音を出力可能なスピーカ19が配設されている。すなわち、ランプ装置18に設けられたLED等の発光体(図示せず)を点灯・点滅したり、スピーカ19から適宜の音声を出力することで、図柄表示装置17での図柄変動演出に合わせて発光演出や音声演出を行い得るよう構成されている。
前記前枠13の右下方位置には、該中枠12に配設された打球発射装置28(図2参照)を作動する操作ハンドル16が設けられている。操作ハンドル16は、左回転方向に付勢された操作レバー16aを備えており、該操作レバー16aを右回転するよう遊技者が回動操作することで打球発射装置28が作動されて、上球受け皿14に貯留されたパチンコ球が遊技盤20の遊技領域20aに向けて1球ずつ発射されるようになっている。ここで、操作レバー16aの回動量に応じて打球発射装置28によるパチンコ球の打球力が強弱変化するよう構成されており、遊技者が操作レバー16aの回動量を調節することで、遊技領域20aへのパチンコ球の発射位置を任意に変更し得るようになっている。なお、実施例では、図柄表示装置としては、飾図の他に各種絵柄やキャラクタ等を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されているが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。また、上球受け皿14は、前枠13と別体に形成して中枠12に対して開閉可能に組み付けるようにしてもよい。
(遊技盤)
図1に示すように、前記遊技盤20は、ベニヤ材や合成樹脂材により形成された略矩形状の板部材であって、遊技盤20の裏面側に図柄表示装置17が着脱可能に組み付けられている。遊技盤20の前面には、略円形状に湾曲形成した案内レール21が配設されており、該案内レール21により画成される略円形の遊技領域20aに、中枠12に配設された打球発射装置28から発射されたパチンコ球が打ち出されることで遊技が行われるようになっている。また、遊技盤20には、前後に貫通する装着口(図示せず)が適宜位置に開設されており、各装着口に対して各種の遊技盤設置部品(枠状装飾体、始動入賞装置、特別入賞装置、球通過ゲート、普通入賞口部材等)が前側から取り付けられると共に、遊技領域20aの最下部位置には、該遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球を排出するアウト口22が開設されている。そして、遊技領域20aに打ち出されたパチンコ球が入賞装置に入賞することで、所定数の賞球が払い出されるようになっている。
(外枠)
図1および図2に示すように、前記外枠11は、上縁枠部11a、下縁枠部11b、左縁枠部11cおよび右縁枠部11dの端部を連結して、前後方向に開放する矩形枠状に組み付けられている。上縁枠部11aおよび下縁枠部11bは、上下方向に所定厚みを有する木質系材料で構成される一方、左縁枠部11cおよび右縁枠部11dは、アルミ材等の金属材料で構成されて、外枠11全体の剛性が高められている。なお、下縁枠部11bの前側には、左右方向に延在する化粧板11eが設けられ、遊技機の前面下部の意匠面を構成している。図3〜図5に示すように、外枠11の左上端部および左下端部(左右一方の端部)には、上支持受具24および下支持受具26が配設されており、該上支持受具24に下方へ突出形成した上支軸25と、下支持受具26に上方へ突出形成した下支軸27とを介して、中枠12が開閉自在に支持している。上支持受具24は、上縁枠部11aの左側部から前方に延出するように配設された金属製の板状部分であり、上縁枠部11aおよび左縁枠部11cの外面に重ねてネジ止め固定されている。下支持受具26は、化粧板11eの上部左側端に前方に延出形成された台部に載置されると共に左縁枠部12cにネジ止め固定され、上支持受具と上下に対向するよう、左縁枠部12cよりも前方に延出するように配設されている。
(中枠)
図2に示すように、前記中枠12は、上縁をなす上枠部材12aと、下縁をなし、打球発射装置28等を設置する設置部として機能する下枠部材12bと、左側縁をなす左枠部材12cと、右側縁をなす右枠部材12dとから構成されて、これら上下左右の枠部材を組み付けた際に、全体が外枠11の開口領域に整合する大きさに形成されている。そして、前記上下左右の枠部材12a〜12dを組み付けた際に開口する前後の開口領域(以下、遊技盤設置部30という)に、遊技盤20が着脱自在に設置されるようになっている。
(連結部)
前記上枠部材12aの前面における左上端部(左右一方の端部)には、図3および図5(a)に示すように、上側のヒンジ機構を構成する上部連結部32が配設され、下枠部材12bの前面における左下端部(左右一方の端部)には、図4および図5(b)に示すように、下側のヒンジ機構を構成する下部連結部38が配設されている。上部連結部32は、上枠部材12aにネジ止め固定されて該上枠部材12aから前方に延出する上部連結ベース33と、板金からなる上部連結ベース33の下側に回動可能に配設され、該上部連結部32に上方に開口するように形成された上部軸支孔34を開閉可能に構成された第1レバー部35と、上部連結ベース33の下側に回動可能に配設され、該上部連結部32に下方に開口するように形成された上部軸受孔36を開閉可能に構成された第2レバー部37とを備えている。上部軸支孔34には、上部連結部32の左方に開口する軸挿入口が連通しており、図示しないばねによって付勢された第1レバー部35によって該軸挿入口が塞がれるようになっている。また、上部軸受孔36には、上部連結部32の前方に開口する軸挿入口が連通しており、図示しないばねによって付勢された第2レバー部37によって該軸挿入口が塞がれるようになっている。ここで、上部軸受孔36が上側のヒンジ機構における軸受部を構成している。
図5(b)に示すように、前記下部連結部38は、下枠部材12bの下面にネジ止め固定されて、前記上部連結ベース33と対向するように前方に延出する下部連結ベース39と、板金からなる下部連結ベース39の前端部に上方に突出するように設けられた下部ヒンジ軸40と、この下部ヒンジ軸40の内側に下方に開口するように設けられた下部軸支孔41とを備えている。そして、下支持受具26の下支軸27を下部連結部38の下部軸支孔41に挿入すると共に、上支持受具24の上支軸25を上部連結部32の上部軸支孔34に挿入することで、中枠12が外枠11に対して開閉自在に支持される。
前記第1レバー部35は、軸挿通口から挿入した上支軸25に押されて該軸挿通口から退避して上部軸支孔34への上支軸25の挿入を許容する一方で、常にはばねの付勢により軸挿通口を塞いで上部軸支孔34に挿入された上支軸25を保持するよう構成される。また、第1レバー部35は、第1レバー部35の操作によって、軸挿通口から退避して上部軸支孔34から軸挿通口を介する上支軸25の抜き出しを許容するようになっている。なお、下部軸支孔41は、上から下支軸27に嵌め合わせるだけで簡単に係合し得ると共に、下支軸27から上方へ抜き出すことで取り外し可能であり、このような上下の軸支機構によれば、中枠12を外枠11に対して簡単に着脱することができる。
(前枠)
図6〜図7に示すように、前記前枠13は、中枠12の外郭形状に略合致する矩形板状に形成されると共に前後方向に開口する窓口13aが開設された前枠基体部42を基本とし、該前枠基体部42の前面に窓口13aの周囲を囲繞するよう各種の装飾部材43〜46が配設されている。ここで、装飾部材としては、窓口13aの上側に延在する上装飾部材43と、窓口13aの下側に延在する下装飾部材44と、窓口13aの左側に延在する左装飾部材45と、窓口13aの右側に延在する右装飾部材46とを有し、上部装飾部材43,左装飾部材45および右装飾部材46は、前記ランプ装置18の発光部分としても機能している。また、前枠基体部42の前面下部には、上球受け皿14の球貯留部を画成する上球皿本体47や下球受け皿15の球貯留部を画成する下球皿本体48の前面側に取り付けられ、これらの球皿本体47,48の周囲を覆うように下装飾部材46が配設されている。更に、前枠基体部42の後面には、窓口13aの上側に延在する上補強部材49と、窓口13aの左側に延在する左補強部材50と、窓口13aの右側に延在する右補強部材51とが配設され(図7参照)、板金からなる補強部材49,50,51によって窓口13aの周囲が補強されている。前枠13を中枠12に対して閉成した状態では、中枠12の前側が前枠13によって覆われると共に、遊技盤20に形成された遊技領域20aが窓口13aを介して前方に露出するよう構成される。前枠基体部42の後側には、窓口13aを覆うように透視保護板53が配設されており、前枠13を中枠12に対して閉成した際に、透視保護板53が遊技盤20を前側から透視保護するようになっている。なお、符号52は、前枠を中枠に対して閉成した際に、中枠の左枠部材12cに係合して隙間を塞ぐ係合部材であり、平断面視でクランク状に形成された板金で構成されている。また、前枠基体部42の後面には、上側および左側の補強部材49,50の後側を覆うように前枠後カバー部材79が配設されて、補強部材49,50と前枠後カバー部材79との間の隙間または前枠後カバー部材79に前枠13に配設されたスピーカ19等の電気機器に繋がる配線(図示せず)が配設される。
図6に示すように、前記前枠13の左上端部(左右一方の端部)には、上側のヒンジ機構の軸側を構成する上部ヒンジ軸(ヒンジ軸)70を備えたヒンジ部材60が配設され、前枠13の左上端部(左右一方の端部)には、下側のヒンジ機構の軸受側を構成する下部軸受孔55を備えたヒンジベース54が配設されている。 ヒンジベース54は、前枠基体部42の左下端部に前方へ延出するように形成されたベースカバー部56と、このベースカバー部56の下面に嵌め合わせて前枠基体部42にネジ止め固定されたベース本体57とからなり、板金からなるベース本体57に上下に貫通するように下部軸受孔55が開設されている。そして、下部連結部38の下部ヒンジ軸40をヒンジベース54の下部軸受孔55に挿入すると共に、上部ヒンジ軸70を上部連結部32の上部軸受孔36に挿入することで、前枠13が中枠12に対して開閉自在に支持される。第2レバー部37は、軸挿通口から挿入した上部ヒンジ軸70に押されて該軸挿通口から退避して上部軸受孔36への上部ヒンジ軸70の挿入を許容する一方で、常にはばねの付勢により軸挿通口を塞いで上部軸受孔36に挿入された上部ヒンジ軸70を保持するよう構成される。また、第2レバー部37は、該第2レバー部37の操作によって、軸挿通口から退避して上部軸受孔36から軸挿通口を介する上部ヒンジ軸70の抜き出しを許容するようになっている。なお、下部軸受孔55は、上から下部ヒンジ軸40に嵌め合わせるだけで簡単に係合し得ると共に、下部ヒンジ軸40から上方へ抜き出すことで取り外し可能であり、このような上下のヒンジ機構によれば、前枠13を中枠12に対して簡単に着脱することができる。
(ヒンジ部材)
図8〜図11に示すように、前記ヒンジ部材60は、金属製の板材からなる部材本体62と、この部材本体に配設された上部ヒンジ軸(ヒンジ軸)70とから構成される。部材本体62は、上下方向に延在する連結板部63と、この連結板部63から該連結板部63と交差するように延出形成され、互いに上下に離間して対向する一対の支持板部64,65とを有している。部材本体62は、支持板部64,65が連結板部63の上縁および下縁の夫々から前方へ延出し、連結板部63の上縁から延出する上支持板部(一方の支持板部)64の板面と連結板部63の下縁から延出する下支持板部(他方の支持板部)65の板面とが上下に対面している。すなわち、部材本体62は、側面視で前側に開放した「コ」字状に形成されている(図8(a)参照)。また、部材本体62は、上支持板部64と比べて下支持板部65が左右幅が狭く設定されており、前枠13の左側縁に臨む左側縁が、上支持板部64、連結板部63および下支持板部65で揃っている(図8(b)および(c)参照)。なお、部材本体62は、1枚の板金を折り曲げて形成され、連結板部63と一対の支持板部64,65とが一体となっている。各支持板部64,65は、上下に貫通形成された円形状の軸孔66,67を夫々有し、両支持板部64,65において、夫々の軸孔66,67が、中心が互いに揃うように配置されている(図11参照)。上支持板部64に開設される上軸孔66は、該部支持板部64の延出端左側に偏倚して設けられ、下支持板部65に開設される下軸孔67は、該下支持板部65の延出端略中央部に設けられている(図9参照)。ここで、実施例の部材本体62では、上下の軸孔66,67が同じ大きさで形成されている。
(上部ヒンジ軸)
図8〜図10に示すように、前記上部ヒンジ軸70は、両支持板部64,65の夫々に貫通形成された軸孔66,67に挿通して該両支持板部64,65で支持され、上支持板部64から下支持板部65と反対側である上方へ延出する軸端部71が、軸受部となる前記上部連結部32の上部軸受孔36に保持される。上部ヒンジ軸70は、両支持板部64,65に形成された軸孔66,67に整合する軸本体72と、該軸本体72と軸端部71との間に形成され、上支持板部64に軸本体72を挿通可能に開設された上軸孔66より大径とされた規制部73とを有している。そして、ヒンジ部材60は、下支持板部65から上支持板部64と反対側である下方に延出する上部ヒンジ軸70の係止端部74の周面に取り付けられて、下支持板部65の下面に引っ掛かる係止部材75と、上支持板部64の上面に引っ掛かる規制部73とにより、上部ヒンジ軸70の上下方向(両支持板部64,65の対向方向)への移動を規制するよう構成されている。また、上部ヒンジ軸70は、上下の軸孔66,67に挿通した軸本体72が支持板部64,65に当接することで、部材本体62に対する水平方向の移動が規制される。
図8(a)および図10に示すように、上部ヒンジ軸70は、金属製の丸棒であり、軸本体72が上下の支持板部64,65の離間間隔よりも長く、軸本体72、軸端部および係止端部74が同じ太さに設定されている。軸本体72は、上下の軸孔66,67に挿通可能な太さで形成される。ここで、軸本体72は、軸孔66,67の開口径と略同じ径に設定されて、軸孔66,67に挿通した際に該軸孔66,67に整合して半径方向(水平方向)にガタツキなく位置決めされるようになっている。規制部73は、軸本体72の周面よりも半径方向外方へ向けて突出するように形成され、軸本体72の全周面に対して同じ突出寸法で突出して外形が円形状になっている。規制部73は、上下の軸孔66,67、軸本体72および該規制部73から上方へ突出する軸端部71よりも大径に形成されている。上部ヒンジ軸70は、軸本体72を上軸孔66に対して上側から挿入されて、上支持板部64の上側に規制部73を配置し、規制部73を上支持板部64の上面に引っ掛けて、部材本体62から下方へ抜けないようにしている。上部ヒンジ軸70は、上下の軸孔66,67に軸本体72を挿通して部材本体62に取り付けた際に、規制部73により下方変位が規制された軸本体72の下部が下軸孔67を介して下支持板部65よりも下方へ延出し、この軸本体72の下部が係止端部74となる。そして、係止端部74に係止部材75が取り付けられる。
前記係止部材75としては、係止端部74の周面に嵌め合わせて装着するEリングやスナップリテーナー(ダルマピン)やOリングなどの止め輪、あるいは、係止端部74に半径方向に貫通形成された係止孔に嵌め込んで装着する割りピンやRピン(スナップピン)など、係止端部74の周面よりも半径方向外方へ突出すると共に該係止端部74より脱落し難い各種構成を用いることができる。図8(c)に示すように、実施例では、係止部材75としてEリングが採用されている。係止端部74に装着される係止部材75は、下軸孔67よりも大寸になるよう設定されており、該下軸孔67を通過不能になっている。係止端部74には、規制部73と上支持板部64との係合により軸本体72の下方変位が規制された状態において下支持板部65のすぐ下側になる部位に、周面より凹ませて係止溝74aが形成され(図10参照)、この係止溝74aに係止部材75が嵌め込まれている。係止部材75は、係止端部74の周面に対して半径方向から着脱可能としてもよいが、係止端部74に対して上部ヒンジ軸70の軸方向に移動不能または移動困難に配設される。すなわち、ヒンジ部材60は、係止部材75を係止端部74に対して着脱可能とすることで、部材本体62に対して上部ヒンジ軸70を取り外したり、取り付けることができる。
前記ヒンジ部材60は、規制部73が上支持板部64の上面に引っ掛かって上部ヒンジ軸70の下方変位が規制され、上部ヒンジ軸70の自重によってこの状態が維持され、係止部材75が下支持板部65の下面に引っ掛かって上部ヒンジ軸70の上方変位が規制される。そして、ヒンジ部材60は、軸本体72の上部位置と下部位置との2箇所で軸孔66,67に整合して半径方向の移動が規制され、軸端部71を前記上部連結部32の上部軸受孔36に嵌め合わせた際に上部ヒンジ軸70にかかる負荷を上下の支持板部64,65に分散して受けるようになっている。なお、部材本体62に対する上部ヒンジ軸70の上下方向を中心とする軸周りの回転は許容される。上部ヒンジ軸70を部材本体62に対して回転可能に構成することで、上部連結部32の上部軸受孔36に対する挿脱に際して互いの摺動抵抗を減らすことができ、前枠13の上部を上側のヒンジ機構で中枠12に対してスムーズに着脱することができる。
(ヒンジ部材の取り付け構造)
図6に示すように、前記ヒンジ部材60は、前枠13における前枠基体部42の上部左隅部に配設され、前枠13の上面から上部ヒンジ軸70の軸端部71が上方に延出している。図7に示すように、前枠基体部42には、その上面左端に上支持板部64の下面に合わせて平坦なヒンジ載置部42aが形成されると共に、このヒンジ載置部42aよりも上下の支持板部64,65の離間間隔分下方へ離れた位置に、該前枠基体部42の左側縁に開口するヒンジ収容溝42bが形成されている。ヒンジ部材60は、前枠基体部42の左側縁から下支持板部65をヒンジ収容溝42bに挿入すると共に、上支持板部64をヒンジ載置部42aに載置して、上部ヒンジ軸70を前枠基体部42の前側に配置し、連結板部63を前枠基体部42の後面に重ね合わせてネジ止め固定することで、前枠基体部42に設置される。ここで、連結板部には、前枠基体部42のネジ孔42cにネジ止めするネジが挿通するネジ通孔63aと、前枠基体部42の後面に後方へ突設された位置決めピン42dが嵌り込む位置決め孔63bが開設されており、位置決めピン42dと位置決め孔63bとの係合によりヒンジ部材60を前枠基体部42に位置決めし得る。また、前枠基体部42に設置したヒンジ部材60の前側には、前枠基体部42の前側に突出する支持板部64,65および上部ヒンジ軸70を収容可能な後方に開放した凹状に形成されたヒンジカバー部材78が取り付けられる(図3参照)。ヒンジカバー部材78は、ヒンジ部材60の前側および前枠基体部42の左側面上部を前記ヒンジ収容溝42bにかけて覆い、該ヒンジ収容溝42bを隠している。また、ヒンジカバー部材78の前側は、上装飾部材43で覆われている。また、ヒンジ部材60における前枠基体部42の後面に臨む連結板部63のネジ通孔63aを介して、前枠基体部42の後面に取り付けられる上補強部材49の左端部が連結板部63に重なるようにネジ止め固定されて、該上補強部材49によりヒンジ部材60が後側から保持されている。更に、ヒンジ部材60における前枠基体部42の後面に臨む連結板部63のネジ通孔63aを介して、上補強部材49の後側に取り付けられる前枠後カバー部材79の左端部が連結板部63に重なるようにネジ止め固定される。
〔実施例の作用〕
次に、実施例に係るパチンコ機10の作用について説明する。上部ヒンジ軸70が一対の支持板部64,65で離間した位置で支持されているので、上部ヒンジ軸70にかかる前枠13の荷重を両支持板部64,65に分散させることができる。すなわち、上部ヒンジ軸70にかかる荷重を、該上部ヒンジ軸70が配設されたヒンジ部材60における部材本体62の1箇所で受けるのではなく、ヒンジ部材60における部材本体62の2箇所で受ける構成であるから、上部ヒンジ軸70が支持板部64,65による支持部位で折れたり、曲がったりする等の不具合が生じ難く、上部ヒンジ軸70の耐久性を向上することができる。このように、上側のヒンジ機構は、前枠13の荷重を受けても該前枠13の適正な姿勢を保つことができ、前枠13を中枠12に対して位置ズレなく支持することができる。特に、実施例の前枠13は、前方に大きく突出する装飾部材43〜46と、上球受け皿14に配設されて、大型の可動体による動作演出を行い得る可動演出装置76とを有して重量が嵩むが、前述の如く上側のヒンジ機構による支持能力が高いので、前枠13を適切に支持し得る。このようにヒンジ機構によって中枠12に対してパチンコ機10の前面を構成する前枠13を適切に支持し得るから、前枠13が中枠12と位置ズレして意匠を損なったり、打球発射装置28などの中枠12に配設された部材や球送り装置などの前枠13の後面に配設された部材などが干渉したり、中枠12から球受け皿14,15に繋がるパチンコ球の通路がずれるといった各種の不具合の発生を防止できる。
前記ヒンジ部材60は、上部ヒンジ軸70の係止端部74の周面に取り付けられて、下支持板部65に引っ掛かる係止部材75と、上支持板部64に引っ掛かる上部ヒンジ軸70の規制部73とにより、両支持板部64,65の軸孔66,67に挿通した上部ヒンジ軸70の抜け止めを図ることができる。
(変更例)
本願は前述した実施例および後述する変更例の構成に限定されるものではなく、その他の構成を適宜に採用することができる。
(1)ヒンジ部材の構成は実施例に限られず、各種構成を採用し得る。例えば図11〜図13に示すように、変更例のヒンジ部材80は、実施例と同様に、金属製の板材からなる部材本体82と、この部材本体82に配設された上部ヒンジ軸(ヒンジ軸)90とから構成される。変更例において部材本体82の連結板部83,上支持板部84および下支持板部85の構成は、実施例と同じであるので説明を省略するが、上支持板部84に開設された上軸孔86が、下支持板部85に開設された下軸孔87より大径で形成されている。なお、両支持板部84,85において、夫々の軸孔86,87が、中心が互いに揃うように配置されている。図12および図13に示すように、前記上部ヒンジ軸90は、両支持板部84,85の夫々に貫通形成された軸孔86,87に挿通して該両支持板部84,85で支持され、上支持板部84から下支持板部85と反対側である上方へ延出する軸端部91が、軸受部となる前記上部連結部32の上部軸受孔36に保持される。また、上部ヒンジ軸90は、前記軸端部91と反対の下端部に形成され、下支持板部85に開設された下軸孔87に挿通して該下支持板部85の下方へ延出する係止端部94と、下支持板部85に係止端部94を挿通可能に形成された下軸孔87より大径に形成されると共に、上支持板部84に形成された上軸孔86と整合する軸本体92とを有している。そして、ヒンジ部材80は、係止端部94の周面に設けられた係止溝94aに取り付けられて、下支持板部85の下面に引っ掛かる実施例と同じEリングからなる係止部材75と、下支持板部85の上面に引っ掛かる軸本体92とにより、上部ヒンジ軸90の上下方向(両支持板部84,85の対向方向)への移動を規制し、上部ヒンジ軸90の抜け止めを図ることができる。このように、変更例の上部ヒンジ軸90は、軸端部91および係止端部94が同じ径で形成される一方で、軸本体92が軸端部91および係止端部94より大径に形成される。そして、上軸孔86から上部ヒンジ軸90を挿入して下軸孔87に係止端部94を挿入した際に、下軸孔87より大径の軸本体92の下端が下支持板部85に位置規制されると共に、上軸孔86と軸本体92の上端が揃うように配設される。上部ヒンジ軸90の係止端部の周面に取り付けられて、他方の支持板部に引っ掛かる係止部材と、他方の支持板部に引っ掛かるヒンジ軸の軸本体とにより、両支持板部の軸孔に挿通したヒンジ軸の抜け止めを図ることができる。このように変更例のヒンジ部材80によれば、実施例で説明した作用効果に加えて、上支持板部84の上軸孔86に対して上部ヒンジ軸90において係止端部94より大径の軸本体92が整合する構成であるから、上部ヒンジ軸90が上支持板部84による支持部位で折れたり、曲がったりする等の不具合の発生をより好適に防止できる。
(2)部材本体に設けられる支持板部は、2枚以上であれば、3以上の複数を対向配置してもよい。この場合に複数の支持板部は、最も係止端部側に位置する支持板部(他方の支持板部)の軸孔を前述した実施例または変更例の下軸孔の関係で形成し、その他の支持板部(一方の支持板部)の軸孔を前述した実施例または変更例の上軸孔の関係で形成すればよい。
(3)ヒンジ軸における軸本体および係止端部を多角柱状に形成すると共に、軸孔を軸本体および係止端部の外形に対応した多角形状としてもよい。この場合であっても、軸端部は円柱状とするのが望ましい。
(4)実施例のヒンジ軸の規制部は、周面全部に亘って設ける構成ではなく、周面の一部範囲だけに形成する構成であってもよい。
(5)前枠(装飾枠、開閉部材)の上端部を中枠(本体枠、本体部材)に対して支持する上側のヒンジ機構に、本発明に係るヒンジ機構の構成を適用したが、前枠(装飾枠、開閉部材)の下端部を中枠(本体枠、本体部材)に対して支持する下側のヒンジ機構に、本発明に係るヒンジ機構の構成を適用してもよい。
(6)ヒンジ軸と軸受部との関係は実施例または変更例と逆にしてもよい。例えば中枠にヒンジ部材を配設し、前枠に軸受部を構成する連結部を設けてもよい。
(7)本発明に係るヒンジ機構は、中枠(本体枠)を外枠(固定枠)に対して開閉可能に支持する開閉機構に採用してもよく、枠部材(前枠、中枠、外枠)以外のその他の開閉機構に用いてもよい。例えば、球受け皿を前枠と別体に構成して球受け皿を前枠に対して開閉可能に支持する開閉機構に適用することができる。
(8)遊技機としては、パチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機やパチンコ球を用いたスロットマシン等、その他各種の遊技機であってもよい。
12 中枠(本体部材、本体枠)
13 前枠(開閉部材、装飾枠)
36 上部軸受孔(軸受部)
42 前枠基体部(基体部)
42a ヒンジ載置部
42b ヒンジ収容溝
60,80 ヒンジ部材
63,83 連結板部
64,84 上支持板部(支持板部)
65,85 下支持板部(支持板部)
66,86 上軸孔(軸孔)
67,87 下軸孔(軸孔)
70,90 上部ヒンジ軸(ヒンジ軸)
71,91 軸端部
72,92 軸本体
73 規制部
74,94 係止端部
75 係止部材
78 ヒンジカバー部材

Claims (2)

  1. 本体部材に対して開閉部材を開閉可能に支持するヒンジ機構を備えた遊技機において、
    前記ヒンジ機構は、
    前記本体部材および前記開閉部材の一方に設けられ、ヒンジ軸が配設されたヒンジ部材と、
    前記本体部材および前記開閉部材の他方に設けられ、前記ヒンジ軸を回転可能に保持する軸受部とを有し、
    前記ヒンジ部材は、
    上下に延在する連結板部から該連結板部と交差するように延出形成され、互いに上下に離間して対向する少なくとも一対の支持板部と、
    両支持板部の夫々に貫通形成された軸孔に挿通して該両支持板部で支持され、上側の支持板部から上方に延出する軸端部が前記軸受部に保持される前記ヒンジ軸とを備え
    前記開閉部材の基体部には、該基体部の上面を構成するヒンジ載置部が設けられると共に、該ヒンジ載置部から両支持板部の離間寸法分下方となる位置で該基体部の前後面および一側面に開口するヒンジ収容溝が設けられ、
    前記ヒンジ部材は、上側の支持板部が前記ヒンジ載置部に載置されると共に、下側の支持板部が前記ヒンジ収容溝に挿通された状態で、前記連結板部と前記ヒンジ軸との間に位置する前記基体部に該連結板部が固定されている
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記開閉部材は、前記基体部の前面に取り付けられて前記ヒンジ部材を前側から覆うヒンジカバー部材を備え、
    前記ヒンジカバー部材は、前記ヒンジ載置部より上方に延出して前記軸端部を前側から覆う壁を備えている請求項1記載の遊技機。
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