JP3773409B2 - 縦型遊技機の枠支持構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、縦向きで遊技に供される縦型遊技機の枠支持構造に係り、さらに詳しくは、縦型遊技機の機枠又は機体として、固定保持枠ともなる外枠と、この外枠の前側に合わせて開閉可能に支持される開閉搭載枠ともなる前枠との互いの組み合わせ支持を図るための枠支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の縦型遊技機の代表例の一つとしてパチンコ球を使用する遊技機(以下、パチンコ機とも言う)がある。この遊技機では、機枠又は機体として所定の外郭方形枠サイズに構成された固定保持枠用の外枠と、この外枠の前側開口面域に合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載枠用の前枠とが、互いの一側縁上下部に配設された開閉連結支持機構(ヒンジ部)および他側縁に配設された施錠機構を利用して、着脱および開閉が可能に組み付けられて閉鎖保持されるようになっている。そして、この前枠に必要な構成部材として、例えば収容枠、ガラス窓(ガラス扉)、上下の球皿、打球発射装置および関連部材、各種の電気・電動部品、球貯留・排出部等を有する裏機構盤、各種の制御・中継基盤等が、それぞれの設定基準位置に装備される一方、所要のゲージ設定(各種遊技部品と多数本の遊技釘との配置設定)に基づく遊技領域を構成した遊技展開部材としての遊技盤が、前記収容枠内に水平姿勢・位置の縦向きで着脱交換可能にセット保持されている。
【0003】
このため、パチンコ機では通常の形態として、前枠と必要な構成部材との全体が一つにまとめられたかなりの重量物体とされて、比較的軽量な外枠とは別に取り扱われるようになっており、このような前枠側全体が外枠に対して片持ち支持形態で連結されて開閉できるようになっている。ちなみに外枠は、木材や硬質樹脂材により形成された複数本の定尺枠部材を枠組み連結し、各隅角部に固定された補強金具で補強されている。一方、前枠と収容枠とは互いに異質材で別成形されて組み付けられる別枠タイプ、同質材で一体成形された1枠タイプ等がある。また、前記開閉連結支持機構では、外枠と前枠とに固定される各支持金具の軸ピンと軸孔との径差のある嵌合いヒンジ形態が一般に多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前述したパチンコ機では本来の縦向き遊技提供状態において、重量物体である前枠側全体が裏機構盤内に貯留・収容されている多数個のパチンコ球を合わせて相当な重量となっている。このような実状にあって、外枠に対して片持ち連結支持されている前枠は、開閉連結支持機構の軸ピンと軸孔との嵌合差(径差)に起因して、常にガタ付きを伴い反支点側(一般に、正面右側)が下傾してしまい、水平姿勢・位置を保持できなくなる。この結果、前枠および収容枠の所定設計基準位置に装備されている必要構成部材が傾き変位することになり、それぞれの球通流路の勾配変化による球流れ不良を招くことの他、特に遊技盤では遊技領域のゲージ設定条件が失われて本来の設計意図に基づく安定したゲームが展開維持し得なくなってしまう。それだけに外枠に片持ち支持された前枠側全体を、下側の開閉連結支持機構の連結支持高さ位置を基準に観て、適正な水平姿勢・位置に保持することが重要であり、またその支持技術手段が不可欠とされている。
【0005】
そこで、従来のパチンコ機に実施されている一般的な枠支持手段では、外枠と前枠の互いの下部整合部位、すなわち、外枠の前側開口面域下端に位置する耐久強度の高い支持台板(幕板ともいう)の上端面と、前枠自体の下端面とに、所定厚みの座金具が配設され、この両座金具の上下整合当接状態で、前枠の水平保持を図っていた。しかし、この枠支持手段では、互いに平面当接し合う上下の座金具が、前枠側全体の荷重を受けて強く圧接する構造のためか、前枠の開閉の際、両座金具が離隔するまで、又当接整合するまでの間において、楽に且つスムーズに開閉できなかった。しかも解放時に前枠が下傾し、閉鎖(押し込み)時に前枠を持ち上げることを必要とすることを含めて、その作業に案外労力を要した。
【0006】
このため近年においては、パチンコ機の前枠に係る支持技術例として、実開平5−88585号公報に開示される「ゲーム機用施錠装置」に付設された枠支持手段が提案されている。この枠支持手段によれば、施錠装置の本体、すなわち薄肉金属部材より加工成形されて前枠の側縁裏側に固定された縦長レール状の基枠体の下端支持部分に、前枠裏面から後方へ大きく離隔した位置にローラが支持されており、このローラが、ゲーム機の本体(外枠に相当)の側枠板内側の中下段部に固定された受け具の水平状部分に搭載した条件で、前枠側全体を支えるように企図している。しかしこの枠支持手段では、十分な耐久強度が望めない側枠板において、ローラが受け具に搭載している間、前枠側全体の重量がローラに対して大きな剪断的荷重あるいは大きなモーメント的荷重として作用し続けることになり、また前枠を閉鎖(押し込む)する都度、ローラが受け具に強く衝突して搭載することになるため、構成部分さらには側枠板の変形を招きやすい。現にこのような枠支持手段を使用したパチンコ機では、短期間の実施において、前記基枠体の下端支持部分や受け具の水平状部分が変形しており、前枠側全体の水平保持が困難となっている。
【0007】
【発明の目的】
本発明は、前述した技術問題を解決するために新規に提案されたもので、縦向きで遊技に供される縦型遊技機にあって、外枠の前側開口面域に合わせて片持ち支持形態で開閉可能に連結支持された前枠を適正な水平姿勢・位置に保持して、適正なゲームの安定化維持を図り得るとともに、前枠を楽に且つ軽快に開閉(引き出し・押し込み)し得るようにした簡単で耐久性に優れた枠支持構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的達成のための本発明においては、外郭方形状に構成された外枠と、この外枠の前側開口面域に合わせた方形状に構成されて外枠に対して一側縁上下の開閉連結支持機構を介して片持ち支持形態で開閉可能に連結支持された前枠とを有し、全体的には縦向きで遊技に供される縦型遊技機が構成される。この縦型遊技機において、外枠と前枠との開閉連結支持機構の反対側におけるこれら両枠の下部整合部分に、回転部材とガイド受け部材とを含むガイド支持ユニットを設け、回転部材を、下端転動面が前枠の下端面より下方に僅かに突出するとともに左右に延びる回転軸を中心として前後に回転自在に前枠の後面側に取り付け、ガイド受け部材を、外枠を構成する下枠部材の上端面における回転部材と対向する位置に固定し、前枠が開閉連結支持機構により片持ち支持されて外枠の前側開口面域を覆って閉止されたときに、回転部材がガイド受け部材上に当接して、前枠を開閉連結支持機構の連結支持位置の設定基準高さに合わせて水平姿勢・位置に支持するように構成される。そして、ガイド受け部材には前後に直線状に延びる案内突起が形成され、回転部材が外周面における幅厚中央部に案内突起に対応する丸溝が形成されたコロ状の回転盤から構成され、前枠が開閉連結支持機構により片持ち支持されて外枠に対して開閉されるときに、丸溝が案内突起と整合当接して回転部材が案内突起上を案内されて転動するように構成されている。
なお、案内突起は前枠が開閉連結支持機構により片持ち支持されて外枠に対して開閉されるときにおける回転盤の移動軌跡に沿った直線状に延びて形成されており、案内突起の前端部に斜め前下方に延びる案内斜面が形成されているのが好ましい。
また、ガイド受け部材には前後に直線状に延びる案内条溝が形成され、回転部材がコロ状の回転盤から構成され、前枠が開閉連結支持機構により片持ち支持されて外枠に対して開閉されるときに、回転盤の外周が案内条溝内に整合当接して回転盤が案内条溝内を案内されて転動するように構成されていても良い。
【0009】
上述のように構成された縦型遊技機の枠支持構造によれば、遊技機の縦向き遊技提供状態にあって、外枠の前側開口面域に合わせて前枠が閉鎖されているもとで、両枠の下部整合部位に装備されたガイド支持ユニットにおける回転部材とガイド受け部材とが、反対側の開閉連結支持機構の連結支持位置の設定基準高さに合わせた位置で互いに上下整合当接されることにより、具体的には、前枠の下端整合部位における所定の高さ位置に回転部材を支持する一方、外枠の下枠部材の上端整合部位における所定の高さ位置にガイド受け部材を固定することにより、前枠が適正な水平姿勢・位置に保持される。これにより前枠に装備される部材が本来の設定意図とする位置に保持される。又、外枠に対する前枠の開閉(前方への引き出しと後方への押し込み)の際には、ガイド支持ユニットの回転部材とガイド受け部材との相対的な転動および案内作用により、とかく重量物体とされた前枠側全体が軽少な力で楽にしかも軽快に引き出して押し込むことができる。特にガイド支持ユニットの回転部材およびガイド受け部材は、外枠と前枠との下部整合部位において、常に垂直下の向きに作用する前枠側全体の重量(荷重)を最も好適に受けることから偏荷重による回転部材、支持部材の変形が防止されて長く適正な高さ位置に支持され、このもとで前枠の好適な水平姿勢・位置の保持並びに開閉案内を果たすことができる。
また、ガイド受け部材には前後に直線状に延びる案内突起が形成され、回転部材が外周面における幅厚中央部に案内突起に対応する丸溝が形成されたコロ状の回転盤から構成され、前枠が開閉連結支持機構により片持ち支持されて外枠に対して開閉されるときに、丸溝が案内突起と整合当接して回転部材が案内突起上を案内されて転動するように構成されているので、前枠の開閉時もしくは閉止時に、前枠の正面左右方向への振れ、ガタ付を好適に抑止できる。
もう一つの本願発明のように、ガイド受け部材には前後に直線状に延びる案内条溝が形成され、回転部材がコロ状の回転盤から構成され、前枠が開閉連結支持機構により片持ち支持されて外枠に対して開閉されるときに、回転盤の外周が案内条溝内に整合当接して回転盤が案内条溝内を案内されて転動するように構成されていても良く、この場合にも、前枠の開閉時もしくは閉止時に、前枠の正面左右方向への振れ、ガタ付を好適に抑止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施例を図面参照して説明する。なお、本実施例では、縦型遊技機として遊技展開部材となる遊技盤を備えた一般的なパチンコ機に、枠支持構造を実施した例を主に示す。
【0011】
まず、パチンコ機PMの全体の基本的構成を図1から図3を参照して説明すると、機枠又は機体として所定の外郭方形枠サイズに構成された固定保持枠用の外枠10と、この外枠10の前側開口面域に合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載枠用の前枠20とが、従来と同様に互いの正面左側上下部に配設された開閉連結支持機構(ヒンジ機構)1,2および正面右側内部に配設された施錠装置21を利用して、着脱及び開閉が可能に組み付けられて閉鎖保持される。そしてこの前枠20に必要な構成部材として、収容枠39、透明ガラス板31aおよびガラス枠31から構成されるガラス扉30、上下の球皿32,34、打球発射装置33および関連部材、球貯留・排出部を有する裏機構盤35、各種の電気部品や制御・中継基盤(ともに図示しない)等が、それぞれの設定基準位置に装備される一方、所定のゲージ設定(各種遊技部品と多数本の遊技釘とを合わせた配置設定)に基づく遊技領域PAを構成した前記遊技盤が前記収容枠39に水平姿勢・位置の縦向きで着脱交換可能にセット保持されている。なお、パチンコ機PMは、一般的に全体が所要の後傾角度(例えば、1度位)で縦向きに保持して使用される。
【0012】
このようなパチンコ機にあって、前記外枠20は、木材や樹脂材等で成形加工された複数本の定形尺の枠部材すなわち上下の枠板11,14及び左右の枠板12,13を直角に枠組み連結すると共に、各隅角部に補強金具を固定して構成されており、下枠板14では、底板17の上面前縁に沿って支持台板としての幕板16が、左右の枠板12,13間に亘って連結されて頑強な耐久強度を有する構造とされ、これに補強連杆15が、必要の有無に応じて連結されたタイプがある。ちなみに外枠10の前側開口面域は、前記上左右の枠板11,12,13の前面と下枠板14の幕板16上面とに亘る方形面域をいう。
【0013】
一方前記前枠20は、木材や樹脂材等で外枠10の前側開口面域に合わせた若干小型枠に構成されており、前記収客体39と別体組合せ、一体樹脂成形等のタイプがある。そして前記上下の開閉連結支持機構1,2は、一般的な形態として外枠10と前枠20との所定位置に固定されて互いに整合し得る補強兼用の支持金具1a,1b,2a,2b同志の軸ピンと軸孔との嵌挿ヒンジ形態とされている。これにより前枠20は、この機構1,2を利用して片持ち支持形態で前方への引出開放と後方への押し込み閉鎖ができるようになっており、また下の開閉連結支持機構2の軸ピン・軸孔同志の連結支持位置を設定基準高さに観て、前枠20の下端縁が、外枠10の幕板16上面に対して適宜平行間隔(図1に示す間隔t1およびt2が等しくなる設定)を置いた浮き上がり状態で整合した水平姿勢・位置に保持されることが基本設定とされる(図1参照)。また前記施錠装置21では、一般に「ダブル錠」とも呼ばれている形態のものが使用されている。
【0014】
さて前述したようなパチンコ機に実施される枠支持構造は、ガイド支持ユニットとして構成されて外枠10と前枠20との開閉連結支持(支点)部の反対側の下部整合部位に所定高さ位置で装備されており、パチンコ機の遊技提供状態にあって、外枠10に合わせて閉鎖されている前枠20及び必要構成部材(前枠側全体ともいう)を、直接受けて適正な水平姿勢・位置に保持し得る一方、外枠10に対して前枠側全体を楽にかつ軽快に開閉(引出し、押込み)し得るように図っている。具体的な構成例として、大別的には前枠側と外枠側とに区分して例示し、以下、図1〜図3を参酌し、各構成例毎に詳細に説明する。
【0015】
図4から図7に第1構成例に係るガイド支持ユニット50を示している。このユニット50では、基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側に直接設置された転動ユニット50aと、外枠10の下枠板14における幕板16と補強連杆15に設置されたガイド受け部材としてのL形状のガイド板56とを備えている。そして転動ユニット50aでは、前枠20の下端部裏面に強固にビス固定された支持板51と、この支持板51の一部を折曲して後向きに突出した支持部51aに水平支持される支軸52と、支軸52に中心孔を介してフリー回転自在に嵌挿支持される回転部材としての円形の回転盤54とを有し、支軸52のねじ部に嵌合されたナット53により、回転盤54がその外周の一部を前枠20下端面より設定分だけ下位にした所定の高さ位置に支持されている。一方ガイド板56は、垂直状の当て部56aを補強連杆15後面に当接し、また水平状の受け部56bを幕板16及び補強連杆15の両平坦上面に当接した所定の高さ位置にビス57により固定されている。
【0016】
このようなガイド支持ユニット50において、回転盤54外周とガイド板56の受け部56b上面との当接位置は、前記下側の開閉連結支持機構2の連結支持位置の設定基準高さに合わせて前枠20を水平姿勢・位置に保持して前枠側全体の荷重を直接好適に受け得る条件にある。そして、前記支持板51は、前記打球発射装置33における金属板からなる支持ベースを利用した例を示し、これと一体化部材とされている。なお前記回転盤54及びガイド板56は、ともに金属材又は硬質樹脂材の何れも利用できる。そして支軸52については支持板51の支持部51aに予め固定されたタイプやカシメ付けされるタイプであってもよく、また回転盤54を前枠20裏面に近づけてもよい。ちなみに前記ガイド板56の受け部56bの前端部上面に回転盤54に対する案内斜面を形成してもよく、また上面の回転盤転接範囲には、ビス頭部が露呈しないことが望ましい。
【0017】
前述のように構成されたガイド支持ユニット50によれば、図1,2に例示するように外枠10の前側開口面域に合わせて前枠20が閉鎖されている状態において、図4,5,6のように前枠20の正面右下端の裏面に位置する回転盤54と、外枠10の下枠板14の正面右上端面に位置するガイド板56とが、設定された高さ位置で当接する条件により、垂直下向きに働く前枠側全体の荷重を常に頑強な耐久強度を有する下枠板14側で直接的に受けて前枠20を幕板16に対して所定間隔(t1,t2)で平行を呈する適正な水平姿勢・位置に保持することができる。これによりパチンコ機PMでのゲームにおいて前枠20内の発射レールや遊技盤を設計意図とする角度、水平立面に保持して良好な球発射を維持し得ると共に、遊技領域PA内で適正なゲームを安定して展開できる。また上球皿32や裏機構盤35における夫々の球通流路を設計意図とするこう配に維持して、球流れ不良を解消し、常に良好な球流れを確保することができる。
【0018】
一方外枠10に対する前枠20の開閉においては、ガイド支持ユニット50の回転盤54とガイド板56とが相対的な転動・案内作用を奏する。すなわち解錠された前枠20の開放時では、軽少な引出し力により回転盤54が前述した荷重を受けたままガイド板56の受け部56b上面をフリー回転で転動することになる。このため遊技ホールの管理者等では、前枠側全体を楽にかつスムーズに引出して開放することができる。なお回転盤54がガイド板56前端より離隔した位置では、前記開閉連結支持機構1,2の軸ピン及び軸孔の嵌合差(径差)に起因して、前枠側全体の正面右側が図6中の2点鎖線で略示するように下傾する。このもとで逆に前枠20の閉鎖時では、軽少な押込み力により回転盤54がガイド板56の受け部56b前端に当接した以降、その直径とフリー回転を利用して受け部56b上面に乗り上り、そのまま転動して図6中実線で示す所定の高さ位置に当接保持される。これにより管理者等では、前枠側全体を楽にかつスムーズに押し込んで閉鎖することができ、そして所定の水平姿勢・位置に保持できる。
【0019】
図8から図11に第2構成例に係るガイド支持ユニット60を示している。このユニット60では、基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側に直接設置された転動ユニット60aと、外枠10の下枠板14の正面右端部に直接設置されたガイド受け部材としてのコ字状のガイド板66とを備えている。そして転動ユニット60aでは、前枠20の下端部裏面に当接してビス固定された支持板61と、この支持板61に後向きに突設された支持部61aに固定された支軸62と、この支軸62に中心孔を介してフリー回転自在に嵌挿支持された回転部材としての円形の回転盤64とにより構成されて、回転盤64がその外周の一部を前枠20下端面より設定分だけ下位にした所定の高さ位置に支持されている。一方、ガイド板66は、垂直状の当て部66cを下枠板14の幕板16裏面に、また水平状の下片部66dを底板17上面に夫々当接してビス固定されており、そして当て部66cから折曲された受け部66bを後向きに突設し、当て部66cから打抜き成形された案内片部67を前向きに延出して幕板16上面にビス固定している。なお案内片部67は、受け部66bと同一水平高さ位置に設定されて、その前端部上面に回転盤64に対する前下りの案内斜面67aを形成している。
【0020】
このようなガイド支持ユニット60において、回転盤64外周とガイド板66の受け部66b及び案内片部67の水平上面との当接位置は、前述した設定基準高さに合わせて前枠20を水平姿勢・位置に保持し、前枠側全体の荷重を直接好適に受け得る条件にある。また転動ユニット60aでは、支持板61と回転盤64とを組合わせた1部品単位の取り扱いとして、前枠20裏面に簡単に取着できる。一方ガイド板66は、補強具兼用として下枠板14の幕板16と底板17に直接固定されて下枠板14の耐久強度を高めており、受け部66bでは、当て部66cとの隅肉部を利用して充分な耐久強度を持つ水平状態に保持されている。ちなみに案内片部67は、回転盤64の厚みより幅広であって上面にビス頭を露出しないことが望ましい。なお支持板61、回転盤64、ガイド板66は、ともに金属材の他に硬質樹脂材で形成してもよい。また支持板61の支持部61aを左右一対にして支軸62及び回転盤64を前枠20裏面の近接位置に支持してもよく、支軸62は図示のカシメ軸に代えてボルト軸・ナットの形式としてもよい。
【0021】
前述のように構成されたガイド支持ユニット60によれば、前例に係るガイド支持ユニット50による場合と同様に、外枠10に合わせて前枠20が閉鎖されている状態において、前記回転盤64とガイド板66の受け部66bとが、設定高さ位置で当接する条件により、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直接的に受けて、前枠20を外枠10の幕板16に対して適正な水平平行の姿勢・位置に保持できる。これによりパチンコ機でのゲームにあって、設計意図とする良好な球発射を維持して適正なゲームを安定して展開できる。また夫々の球通流路を設計意図とするこう配に維持して常に良好な球流れを確保できる。
【0022】
一方外枠10に対する前枠20の開閉においては、前例の場合と同様にガイド支持ユニット60の回転盤64とガイド板66とが相対的な転動・案内作用を奏することにより、比較的に軽少な力で前枠側全体を楽にかつスムーズに引出し、押込むことができる。すなわち前枠20の開放(引出し)時では、回転盤64が前述した荷重を受けたままガイド板66の受け部66b上面及び案内片部67上面を転動し、そして案内斜面67a上を滑り下って前方へ離隔する(図9中2点鎖線参照)。また前枠20の閉鎖(押込み)時では、回転盤64がガイド板66の案内片部67前端に当接した以降、その直径とフリー回転を利用して案内斜面67a上に滑り上り、そのまま案内片部67上面及び受け部66b上面を転動して図9中実線で示す設定高さ位置に当接保持される。この条件のもとで、前枠側全体が外枠10の頑強な下枠板14側に支えられた状態で所定の水平姿勢・位置に保持される。特に前記回転盤64とガイド板66の案内斜面67aを利用した昇降転動案内効果により、重量物体である前枠側全体の急激な降下衝撃を緩和して引出し得、また持上げを不要として押込むことができる。
【0023】
図12から図15に第3構成例に係るガイド支持ユニット70を示している。このユニット70では、基本的な構成として前枠の正面右下端部の裏側に直接設置された転動ユニット70aと、外枠10の下枠板14の正面右端部に設置されたガイド受け部材としてのL形状のガイド板76とを備えている。そして転動ユニット70aでは、前枠20の下端面及び裏面に当接してビス固定されたL形状の支持板71と、回転部材として中心に支軸74aを挿通固定した円形の回転盤74とを有し、双方の組付けとして、支持板71の中央に開口された逃し口71bと垂直片部の両側に形成された円筒状の軸支部71a,71aを利用して、回転盤74が逃し口71b内に位置して支軸74aの両軸端を各軸支部71aに嵌挿した状態でフリー回転自在に支持されており、外周の一部を前枠20下端面(正確には支持板71の水平底片部)より設定分だけ下位にした所定の高さ位置に保持されている。ただし前枠20の下端部には支持板71の逃し口71bに合わせて逃し凹部20aが形成され、支軸74aの両軸端は、軸支部71aと前枠20裏面との間に支持される。一方ガイド板76は、垂直状の当て部76aを下枠板14の幕板16裏面に、前向き水平状に折曲された受け部76bを幕板16上面に夫々当接してビス固定されており、そして当て部76aから打抜き成形された受け片部77を後向きに延出して受け部76bと同一水平高さ位置に保持している。
【0024】
このようなガイド支持ユニット70において、回転盤74外周とガイド板76の受け片部77及び受け部76bの水平上面との当接位置は、前記設定基準高さに合わせて前枠20を水平姿勢・位置に保持し、前枠側全体の荷重を直接好適に受け得る条件にある。また転動ユニット70aでは、支持板71と回転盤74とが分離されるものの、前枠20への装着にあたっては双方を互いに位置合わせして支持板71を前枠20裏面の所定位置にビス止めすることにより、回転盤74を前枠20裏面の位置に簡単に装備することができる。この際前枠20の下部裏面に図15中2点鎖線で略示するような逃し口を形成した薄肉金属製の当て座78を介在又は取着して、支軸74aと当接するようにしても良い。一方ガイド板76の受け片部77は、回転盤74直下方位置で半径分程の長さがあれば充分とされ、耐久強度を持つ水平状態に保持されている。ちなみに支持板71及びガイド板76は、薄肉金属より型成形したもの、回転盤74及び支軸74aは、硬質樹脂材より型成形したものであっても、充分な耐久強度を有する。
【0025】
前述のように構成されたガイド支持ユニット70によれば、前例の場合と同様に前記回転盤74とガイド板76の受け片部77とが、設定高さ位置に当接する条件により、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直接的に受けて、前枠20を外枠10に合わせた水平姿勢・位置に保持できる。これによりパチンコ機でのゲームにあって、良好な球発射を維持して適正なゲームを安定して展開でき、また夫々の球通流路での良好な球流れを確保できる。一方外枠10に対する前枠20の開閉においては、前例の場合と同様にガイド支持ユニット70の回転盤74のフリー回転移動と、ガイド板76の受け片部77及び受け部76bの水平案内とによる転動・案内作用を奏することにより、前枠側全体を比較的に軽少な力で楽にかつスムーズに引出して押込むことができる。
【0026】
図16から図17に第4構成例に係るガイド支持ユニット80を示している。このユニット80では、基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側に直接設置された転動ユニット80aと、外枠10の下枠板14の正面右端部に直接設置されたガイド受け部材としてのL形状のガイド板86とを備えている。そして転動ユニット80aでは、前枠20裏面に当接してビス固定された支持板81と、回転部材として中心に支軸84aを挿通固定した円形の回転盤84とを有し、この互いの組付けとして支持板81中央に開口された逃し口81bと、この両側に形成された円筒状の軸支部81a,81aを利用して、回転盤84が逃し口81b内に位置して支軸84aの両軸端を各軸支部81aに嵌挿した状態でフリー回転自在に支持されており、外周の一部を前枠20下端面と整一にした所定の高さ位置に保持されている。ただし前枠20の下端部裏側には逃し口81bに合わせて逃し凹部20bが形成され、支軸84aの両軸端は、軸支部81aと前枠20裏面に形成された台座82との間に支持される(図17(B)参照)。一方ガイド板86は、垂直状の当て部86dを下枠板14の補強連杆15裏面に、前向き水平状に折曲された上段の第1受け部86aを補強連杆15上面に、また水平下段に形成された第2受け部86cを幕板16上面に夫々当接してビス固定されている。そして第1受け部86a上面を前枠20下面及び回転盤84外周下端と整合当接し得る高さ位置に設定し、第1、第2受け部86a,86cを前下りに形成した案内斜面86bで連絡している。なお下枠板14については、幕板16に対して補強連杆15が設定分だけ高位で連結された例を示す。
【0027】
このようなガイド支持ユニット80において、回転盤84外周とガイド板86の第1受け部86a上面との当接位置は、前述した設定基準高さに合わせて前枠20を水平姿勢・位置に保持し、前枠側全体の荷重を直接好適に受け得る条件にある。また転動ユニット80aでは、前例の場合と同様に支持板81と回転盤84を位置合わせして支持板81を前枠20裏面にビス止めすることにより、回転盤84を前枠20裏面の位置に簡単に装着できる。一方ガイド板86の第1、第2受け部86a,86cは、下枠板14の補強連杆15及び幕板16の上面に当接固定されて、充分な耐久強度を持つ水平状態に保持されている。ちなみに支持板81及びガイド板86、回転盤84及び支軸84aは薄肉金属材や樹脂材等で型成形したものであってもよい。
【0028】
前述のように構成されたガイド支持ユニット80によれば、前例の場合と同様に前記回転盤84とガイド板86の第1受け部86aとの設定高さ位置での当接条件により、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直接的に受けて、前枠20を外枠10に合わせた水平姿勢・位置に保持できる。これによりパチンコ機でのゲームにあって、良好な球発射を維持して適正なゲームを安定して展開でき、また夫々の球通流路での良好な球流れを確保できる。一方外枠10に対する前枠20の開閉においては、前例の場合と同様にガイド支持ユニット80の回転盤84のフリー回転移動と、ガイド板86の第1,第2受け部81a,81c及び案内斜面86bの案内とによる転動・案内作用を奏することにより、前枠側全体を比較的に軽少な力で楽にかつスムーズに引出して開放でき、また押込んで閉鎖できる。特に回転盤84と案内斜面86bとによる相対的な昇降転動・案内効果を利用して、前枠側全体の急激な降下衝撃を緩和することができ、また持ち上げを不要とした押込みだけで楽に閉鎖できる。
【0029】
図18から図21に本発明に係る実施形態である第5構成例に係るガイド支持ユニット90を示している。このユニット90では、基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側に直接設置された転動ユニット90aと、外枠10の下枠板14の正面右端部に直接設置されたガイド受け部材としてのガイド板96とを備えている。そして転動ユニット90aでは、前枠20の裏面及び下端面に当接してビス固定されたL形状の支持板91と、この支持板91の垂直部両側に折曲されて後向きに突設された一対の支持部91aの軸孔に挿通固支された支軸92と、支軸92に対して中心孔を介してフリー回転自在に嵌挿支持された回転部材としての円形の回転盤94とを有し、この回転盤94がその外周の一部を前枠20下端面(正確には支持板96の水平底部)より設定分だけ下位した所定の高さ位置に保持されている。なお支持板91の垂直部中央には回転盤94に対する逃し口91bが開口され、また前枠20の下端部裏側には逃し凹部20aが形成されている。一方ガイド板96は、平坦方形板を例として本体ともなる受け部96bを下枠板14の補強連杆15及び幕板16の両水平上面に直接当接してビス固定されて回転盤94と整合当接し得る高さ位置に保持されており、そして受け部96b上面の中央後側に回転盤94に対する案内突条96aを形成している。
【0030】
このようなガイド支持ユニット90において、回転盤94は、その幅厚中央部に案内突条96aに対する丸溝94aを形成したコロ形式を示す。これにより回転盤94とガイド板96との整合当接条件については、図21(A,B)に示すように丸溝94aと案内突条96aとが当接して盤外輪94bと受け部96bとが設定間隔(CL)で離隔する例と、盤外輪94bと受け部96bとが当接して丸溝94aと案内突条96aとが設定間隔(CL)で離隔する例とが提案される。この何れの当接位置にあっても、前述した設定基準高さに合わせて前枠20を水平姿勢・位置に保持し、前枠側全体の荷重を直接好適に受け得る条件にある。また転動ユニット90aでは、支持板91と回転盤94とを組付けた一部品単位で前枠20に簡単に装着できる。一方ガイド板96の案内突条96aについては、前枠20の開閉に伴う大きな円弧(半径)の変移軌跡を持つ回転盤94が、ガイド板96上を直線状に移動することに合わせた所要長さに形成されて、充分な耐久強度を持つ水平状態に保持されており、前端側には回転盤94に対する案内斜面96cを形成している。なお、図22に例示するようにガイド板96′の受け部96b′に案内条溝96a′を形成し、これに回転盤94′が転動する形態も提案される。ちなみに支軸92は、図示のカシメ軸に代えてボルト軸・ナット形式としてもよく、また支持板91、ガイド板96、回転盤94は、金属材や硬質樹脂材等で型成形してもよい。
【0031】
前述のように構成されたガイド支持ユニット90によれば、回転盤94とガイド板96の受け部96b又は案内突条96aとの設定高さ位置での当接条件により、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直接的に受けて、前枠20を外枠10に合わせた水平姿勢・位置に保持できる。これにより良好な球発射を維持して適正なゲームを安定して展開でき、また良好な球流れを確保できる。一方外枠10に対する前枠20の開閉においては、前例と同様に回転盤94とガイド板96とによる相対的な転動・案内作用により、前枠側全体を楽にかつスムーズに引出し、また押込むことができる。特に回転盤94の丸溝94aとガイド板96の案内突条96aによる軌条案内を利用して、前枠20の正面左右方向への振れ、ガタ付きを好適に抑止でき、また回転盤94の丸溝94aと案内突条96aの案内斜面96cとの当接条件を利用すれば、前枠側全体の急激な降下衝撃を緩和し、持上げを不要とした押込みだけで楽に閉鎖できる。
【0032】
ここで前述した夫々のガイド支持ユニットについて付記すると、回転部材(回転盤、回転コロ)は、前枠側全体の重心作用位置を考慮して設定されている。すなわち遊技機の遊技提供状態において、前枠20及び必要構成部材そして多数個の貯留・収容球を合わせた全体の荷重の中心(重心ともいう)は、前枠側全体の側面方向から観た場合、収容体の前後奥行き幅のほぼ中央あたりで垂直下向きに作用すると考察される。これに鑑みて各例の回転部材は、外枠10と前枠20との下部整合部位にあって、その回転中心位置を重心の作用線に近く偏荷重を受けにくい好適な位置、例えば前枠20裏面又は外枠10の幕板16裏面に近い側に望ましく設定して、当該のガイド受け部材(ガイド板)との整合当接位置条件により、前枠側全体を好適な水平姿勢・位置に保持し得るようになっている。また回転部材は、前述した回転盤、回転コロの他に転動球(回転球)を使用し、前枠20に固定される支持部材としてのホルダーの球受け部内に、転動球をフリー転動自在に嵌合してその外球周の一部を所定の高さ位置に設定した形態とすることも可能である。
【0033】
なお前述した夫々の構成例に係るガイド支持ユニットは、外枠10と前枠20との右下部整合部位に装備される前提にあって、他の縦形遊技機に好適に実施できる。図示しないが例えば既に一般化されているスロットマシンでは、固定保持枠用として所定の外郭方形枠サイズに構成された外枠体と、開閉搭載枠用として外枠体の前側開口面域に合わせた方形枠サイズに構成されて遊技展開用部材・装置等を含む各種の必要構成部材を装備した前枠体(開閉パネル体ともいう)とが、正面左側上下に配設された開閉連結支持機構(軸ピン・軸孔の嵌挿ヒンジ部)で片持ち支持形態で開閉可能に連結支持され、正面右側に配設された施錠装置で施錠・解錠されるように構成されていることにおいて、この前枠体の右下部周囲と、外枠体の右上部周囲とに、前述したガイド支持ユニットの転動ユニット、ガイド受け部材を設置して、両者の所定高さ位置での整合当接条件により、前記下の開閉連結支持機構の連結支持位置を設定基準高さに観て、外枠体に対する前枠体を設計意図とする適正な水平姿勢・位置に保持でき、また軽少な力で楽にかつスムーズに開閉(引出し・押込み)ができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の縦型遊技機の枠支持構造によれば、遊技機の縦向き遊技機提供状態にあって、外枠の前側開口面域に合わせて片持ち支持連結された前枠が閉鎖されているもとで、両枠の下部整合部位に装備されたガイド支持ユニットの回転部材とガイド受け部材とが所定の高さに合わせた位置すなわち反対側の下開閉・連結支持機構の連結支持位置の設定基準高さに合わせた位置で互いに上下整合当接されることにより、具体的には、前枠の下端整合部位における所定の高さ位置に回転部材を支持する一方、外枠の下枠部材の上端整合部位における所定の高さ位置にガイド受け部材を固定することにより、前枠を外枠に対する適正な水平姿勢・位置に保持できる。これにより前枠に装備されている必要構成部材を本来の設計意図とする設定位置に保持して、特に遊技展開部材を利用した適正なゲームの安定化、そして各流通路での円滑な球流れ等を維持できる。また外枠に対する前枠の開閉(前方への引出し、後方への押込み)の際には、回転部材とガイド受け部材とが奏する相対的な転動・案内作用により、前枠及び必要構成部材を合わせた全体を、軽少な力で楽にかつ軽快に引き出して押込むことができる。
【0035】
特にこの種の縦型遊技機では、重量物体となる前述の前枠側全体の荷重が常に垂直下向きに作用することに鑑みて外枠の支持台部分つまり下枠部材が充分な耐久強度を以て構成されていることにあって、本発明の枠支持構造に係るガイド支持ユニットでは、この荷重を最も好位置で受け得る両枠の下部整合位置に設置された前記回転部材とガイド受け部材とを、所定高さ位置に整合当接して前枠側全体を好適に受け得る。これにより偏荷重による回転部材、ガイド受け部材等の変形を抑止して長く適正な高さ位置に保持できるもとで、前枠の好適な水平姿勢・位置の保持並びにスムーズな開閉案内を果すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枠支持構造が適用される縦型遊技機としてのパチンコ機の正面図である。
【図2】 上記パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】 上記パチンコ遊技機の斜視図である。
【図4】 第1構成例に係る枠支持構造を示す正面図である。
【図5】 第1構成例に係る枠支持構造を示す背面図である。
【図6】 第1構成例に係る枠支持構造を示す断面図である。
【図7】 第1構成例に係る枠支持構造の構成部品を分解して示す斜視図である。
【図8】 第2構成例に係る枠支持構造を示す背面図である。
【図9】 第2構成例に係る枠支持構造を示す断面図である。
【図10】 第2構成例に係る枠支持構造を示す平面図である。
【図11】 第2構成例に係る枠支持構造の構成部品を分解して示す斜視図である。
【図12】 第3構成例に係る枠支持構造を示す正面図である。
【図13】 第3構成例に係る枠支持構造を示す背面図である。
【図14】 第3構成例に係る枠支持構造を示す断面図である。
【図15】 第3構成例に係る枠支持構造を分解して示す斜視図である。
【図16】 第4構成例に係る枠支持構造を示す背面図である。
【図17】 第4構成例に係る枠支持構造を示す断面図および部分拡大側面図である。
【図18】 第5構成例に係る枠支持構造を示す背面図である。
【図19】 第5構成例に係る枠支持構造を示す断面図である。
【図20】 第5構成例に係る枠支持構造の構成部品を分解して示す斜視図である。
【図21】 第5構成例に係る枠支持構造の要部を示す拡大正面図である。
【図22】 第5構成例に係る枠支持構造の要部の別例を示す拡大正面図である。
Claims (3)
- 外郭方形状に構成された外枠と、前記外枠の前側開口面域に合わせた方形状に構成されて前記外枠に対して一側縁上下の開閉連結支持機構を介して片持ち支持形態で開閉可能に連結支持された前枠とを有し、全体的には縦向きで遊技に供される縦型遊技機にあって、
前記外枠と前記前枠との開閉連結支持機構の反対側における前記両枠の下部整合部分に、回転部材とガイド受け部材とを含むガイド支持ユニットを設け、
前記回転部材を、下端転動面が前記前枠の下端面より下方に僅かに突出するとともに左右に延びる回転軸を中心として前後に回転自在に前記前枠の後面側に取り付け、
前記ガイド受け部材を、前記外枠を構成する下枠部材の上端面における前記回転部材と対向する位置に固定し、
前記前枠が前記開閉連結支持機構により片持ち支持されて前記外枠の前記前側開口面域を覆って閉止されたときに、前記回転部材が前記ガイド受け部材上に当接して、前記前枠を前記開閉連結支持機構の連結支持位置の設定基準高さに合わせて水平姿勢・位置に支持するように構成され、
前記ガイド受け部材には前後に直線状に延びる案内突起が形成され、前記回転部材が外周面における幅厚中央部に前記案内突起に対応する丸溝が形成されたコロ状の回転盤から構成され、
前記前枠が前記開閉連結支持機構により片持ち支持されて前記外枠に対して開閉されるときに、前記丸溝が前記案内突起と整合当接して前記回転部材が前記案内突起上を案内されて転動するように構成されていることを特徴とする縦型遊技機の枠支持構造。 - 前記案内突起は前記前枠が前記開閉連結支持機構により片持ち支持されて前記外枠に対して開閉されるときにおける前記回転盤の移動軌跡に沿った直線状に延びて形成されており、
前記案内突起の前端部に斜め前下方に延びる案内斜面が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の縦型遊技機の枠支持構造。 - 外郭方形状に構成された外枠と、前記外枠の前側開口面域に合わせた方形状に構成されて前記外枠に対して一側縁上下の開閉連結支持機構を介して片持ち支持形態で開閉可能に連結支持された前枠とを有し、全体的には縦向きで遊技に供される縦型遊技機にあって、
前記外枠と前記前枠との開閉連結支持機構の反対側における前記両枠の下部整合部分に、回転部材とガイド受け部材とを含むガイド支持ユニットを設け、
前記回転部材を、下端転動面が前記前枠の下端面より下方に僅かに突出するとともに左右に延びる回転軸を中心として前後に回転自在に前記前枠の後面側に取り付け、
前記ガイド受け部材を、前記外枠を構成する下枠部材の上端面における前記回転部材と対向する位置に固定し、
前記前枠が前記開閉連結支持機構により片持ち支持されて前記外枠の前記前側開口面域を覆って閉止されたときに、前記回転部材が前記ガイド受け部材上に当接して、前記前枠を前記開閉連結支持機構の連結支持位置の設定基準高さに合わせて水平姿勢・位置に支持するように構成され、
前記ガイド受け部材には前後に直線状に延びる案内条溝が形成され、前記回転部材がコロ状の回転盤から構成され、
前記前枠が前記開閉連結支持機構により片持ち支持されて前記外枠に対して開閉されるときに、前記回転盤の外周が前記案内条溝内に整合当接して前記回転盤が前記案内条溝内を案内されて転動するように構成されていることを特徴とする縦型遊技機の枠支持構造。
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