JP2895827B1 - 弾球遊技機の遊技球供給装置 - Google Patents

弾球遊技機の遊技球供給装置

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JP2895827B1
JP2895827B1 JP5436298A JP5436298A JP2895827B1 JP 2895827 B1 JP2895827 B1 JP 2895827B1 JP 5436298 A JP5436298 A JP 5436298A JP 5436298 A JP5436298 A JP 5436298A JP 2895827 B1 JP2895827 B1 JP 2895827B1
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邦夫 松元
勝彦 鈴木
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株式会社藤商事
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Abstract

【要約】 【課題】 組み立て時の作業性が良く作業能率が著しく
向上すると共に、カバーの強度を十分に確保でき、しか
も簡単な構造で容易且つ安価に実施できる弾球遊技機の
遊技球供給装置を提供する。 【解決手段】 上皿14側に開口する球誘導口25を有する
ベース31と、内部に形成された球誘導通路24と発射レー
ル側に開口する球供給口26を有するカバー38とを備えた
ケース27を設け、このケース27内に上下揺動自在に配置
され且つ球誘導通路24内を落下する遊技球を球供給口26
から発射レール上に供給する球受け部材28と、この球受
け部材28に連動した昇降動作により球誘導口25側の遊技
球を球誘導通路24を経て1個づつ球受け部材28側に送る
球送り部材29とを設け、発射手段の発射動作に連動して
球受け部材28を上下に揺動させる連動部材30をケース27
の外部で球受け部材28に設け、カバー38に球供給口26の
上側でベース31と反対の後方側に張り出す甲蓋部39を設
け、この甲蓋部39の左右両側に補強部40を一体に設け、
球送り部材29と干渉しないように球供給口26を下方に開
放状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機の遊技球供給装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機等の弾球遊技機では、遊技盤
の下側に配置された前面板の前側に上皿を、裏側に遊技
球供給装置を夫々装着し、上皿内に発射用の遊技球を貯
留しておき、発射手段の球発射動作に連動して遊技球供
給装置により上皿の遊技球を1個づつ発射レール上に供
給するようになっている。この種の弾球遊技機に使用す
る遊技球供給装置には、従来、特開平7−204323
号公報に記載されるように、上皿側に開口する球誘導口
を有するベースと、内部に形成された縦向きの球誘導通
路と該球誘導通路の下部で発射レール側に開口する球供
給口を有するカバーとによりケースを構成し、このケー
ス内に、球誘導通路の下端部側に上下揺動自在に配置さ
れ且つ球誘導通路内を落下する遊技球を受け止めて下降
動作により球供給口から発射レール上に供給する球受け
部材と、この球受け部材に連動して昇降し且つ昇降動作
により球誘導口側の遊技球を球誘導通路を経て1個づつ
球受け部材側に送る球送り部材とを設け、発射手段の球
発射動作に連動して球受け部材を上下に揺動させる連動
部材をケースの外部で球受け部材に設けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の遊技球供給装置
は、カバーの下部に矩形孔状の球供給口を形成し、球受
け部材を球供給口から後方に突出させて、その球受け部
材の後端側に連動部材を固定しているため、組み立て時
の作業性が非常に悪く作業能率が著しく低下する欠点が
ある。即ち、この遊技球供給装置を組み立てる場合に
は、ベース上に球受け部材と球送り部材とをセットし、
このベース上で位置が狂わないように球受け部材と球送
り部材とを保持した状態で、カバーの球供給口に連動部
材を通して球受け部材の後端側を球供給口から後方に突
出させ、その後に球受け部材の枢軸及び球送り部材の摺
動用の突起をベースとカバーとで挟持するようにベース
とカバーとをネジ等で結合する必要がある。このため連
動部材を球供給口に通して球受け部材を球供給口から後
方に突出させる際の作業が非常に煩雑であり、組み立て
時の作業能率が著しく低下する欠点がある。
【0004】特に連動部材は球受け部材から左右方向の
一側方に突出しているため、この連動部材を球供給口か
らカバーの裏側に通す際に、連動部材とカバーとが僅か
でも干渉すれば、ベース上にセットした球受け部材と球
送り部材との位置が狂い、その枢軸と摺動用突起とがベ
ースの所定位置から離脱して、ベースとカバーとを結合
できないという欠点がある。本発明は、このような従来
の課題に鑑み、組み立て時の作業性が良く作業能率が著
しく向上すると共に、カバーの強度を十分に確保でき、
しかも簡単な構造で容易且つ安価に実施できる弾球遊技
機の遊技球供給装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上皿14側に開
口する球誘導口25を有するベース31と、内部に形成され
た球誘導通路24と該球誘導通路24の下部で発射レール15
側に開口する球供給口26を有するカバー38とを備えたケ
ース27を構成し、このケース27内に、球誘導通路24の下
端部側に上下揺動自在に配置され且つ球誘導通路24内を
落下する遊技球を受けて球供給口26から発射レール15上
に供給する球受け部材28と、この球受け部材28に連動し
て昇降し且つ昇降動作により球誘導口25側の遊技球を球
誘導通路24を経て1個づつ球受け部材28側に送る球送り
部材29とを設け、発射手段12の発射動作に連動して球受
け部材28を上下に揺動させる連動部材30をケース27の外
部で球受け部材28に設けた弾球遊技機の遊技球供給装置
において、カバー38に球供給口26の上側でベース31と反
対の後方側に張り出す甲蓋部39を設け、この甲蓋部39の
左右両側に補強部40を一体に設け、球送り部材29と干渉
しないように球供給口26を下方に開放状に形成してい
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳述する。図面は本発明の一実施形態を例示
し、図1及び図2において、1 は弾球遊技機本体で、矩
形枠状の外枠2 と、この外枠2 の前側に配置された前枠
3 とにより構成されている。前枠3 は上下一対のヒンジ
4 を介して外枠2 に着脱及び開閉自在に枢着されてい
る。前枠3 には、窓孔5 に対応してガラス扉6 と遊技盤
7 とが前後に設けられ、そのガラス扉6 の下側に前面板
8 が配置されている。遊技盤7 は、前枠3 の裏側の遊技
盤装着枠8aに裏側から着脱自在に装着され、下セット板
9 (図3参照)により下側から支持されている。なお、
下セット板9 は、前面板8 に対応して前枠3の裏側に固
定されている。また前枠3 の下部には、左右方向の中央
部に下皿10が装着され、この下皿10の左右に灰皿11と発
射手段12とが夫々装着されている。
【0007】前面板8 はステンレス板等による板金製で
あって、ガラス扉6 の下側で前枠3の窓孔5 内でヒンジ1
3(図5参照)により開閉自在に配置されている。前面
板8には、図3乃至図5に示すように、発射用の遊技球
を貯留する上皿14が前側に、また上皿14内の遊技球を1
個づつ発射手段12の発射レール15上に供給する遊技球供
給装置16と、遊技球のガラス扉6 側への衝突を防止する
案内羽根17と、これらを支持する合成樹脂製の支持ケー
ス18とが裏側に夫々装着されている。
【0008】発射手段12は、図3乃至図5に示すよう
に、前枠3 の下部の右端側に配置されている。そして、
この発射手段12は、前枠3 の前側に支持筒19を介して回
動操作可能に支持された発射ハンドル20と、下セット板
9 の前側に装着された発射レール15と、前枠3 の裏側に
支軸21により回動自在に枢支され且つ発射レール15の発
射位置上に供給された遊技球を発射方向に打撃する打撃
槌22と、打撃槌22を発射方向に付勢する付勢バネ(図示
省略)と、前枠3 の裏側に取り付け台23を介して固定さ
れた発射モータ24a と、発射モータ24a の作動により打
撃槌22を付勢バネに抗して反発射方向に間欠的に駆動す
るカム機構25a とを備え、発射ハンドル20を遊技者が把
持した時に発射モータ24a が作動し、発射ハンドル20を
回動操作した時にその回動量に応じて付勢バネのバネ圧
が変化して打撃槌22の打撃力を調節できるようになって
いる。
【0009】遊技球供給装置16は、図3、図4、図6乃
至図11に示すように、内部に形成された縦向きの球誘
導通路24と、この球誘導通路24の上部側で上皿14側に開
口する球誘導口25と、球誘導通路24の下部で発射レール
15側に開口する球供給口26とが形成されたケース27を備
え、このケース27内に、球誘導通路24内を落下する遊技
球を受けて下降動作時にその遊技球を球供給口26から発
射レール15上に供給する球受け部材28と、この球受け部
材28に連動して昇降し且つ昇降動作により球誘導口25側
の遊技球を球誘導通路24を経て1個づつ球受け部材28側
に送る球送り部材29とが設けられ、球受け部材28にケー
ス27の外部で球発射動作に連動して球受け部材28を上下
に揺動させるための連動部材30が設けられている。
【0010】ケース27は、図6、図9乃至図11に示す
ように、上下方向に長い矩形板状の偏平なベース31と、
このベース31の裏側に着脱自在に結合されたカバー38と
を有し、内部が縦方向の球誘導通路24となっている。ベ
ース31は、図6にも示すように、上下方向に形成された
球送り部材29用の昇降凹部32と、この昇降凹部32の下端
側に形成された球受け部材28用の当接部33と、昇降凹部
32の左右両側に形成された受け溝34と、昇降凹部32の上
部側に形成された球誘導口25と、この球誘導口25の左右
両側に形成されたガイド突部35と、左右両端側で上下方
向の中央に形成され且つ後方に突出する取り付けボス36
とを一体に備えている。なお、前面板8 及び支持ケース
18には、上皿14側の整列通路14a と球誘導口25とを連通
させる連通口37が形成されている。
【0011】カバー38は、図4、図6及び図9に示すよ
うに、角形甲蓋状の甲蓋部39と、この甲蓋部39の下側に
形成された球供給口26と、甲蓋部39の左右両側に一体に
形成された角形甲蓋状の左右一対の補強部40とを備えて
いる。甲蓋部39は、上壁41と後壁42と左右一対の縦隔壁
43とを一体に備えた角形甲蓋状であって、下側が開放状
となっており、その下側に各縦隔壁43から下方に突出す
るように左右一対の突出側壁44が一体に形成されてい
る。各縦隔壁43にはベース31のガイド突部35に対応して
ガイド凹部45が形成され、また後壁42には両縦隔壁43間
の中央からベース31側に突出する球保持壁46が上下方向
に一体に形成されている。球供給口26は球受け部材28か
らの遊技球を発射レール15上に供給するためのもので、
甲蓋部39の下側で一対の突出側壁44間に形成され、球受
け部材28及び球送り部材29と干渉しないように下側が開
放状に形成されている。
【0012】各補強部40は、図6、図9及び図11に示
すように前面側が開放した角形甲蓋状であって、その後
壁47側が甲蓋部39の後壁42と同一突出量で面一状になっ
ている。各補強部40の後壁47には、ベース31の取り付け
ボス36に対応する取り付け座48を内側に有し、この取り
付け座48から取り付けボス36に螺合するネジ70によりベ
ース31とカバー38とが着脱自在に締結されている。な
お、甲蓋部39と各補強部40は、全体として左右方向に長
い矩形横長状の箱状になっている。
【0013】球受け部材28は、図7、図10及び図11
に示すように、球誘導通路24の下端部側に前後方向に配
置されると共に、ベース31の受け溝34とカバー38の縦隔
壁43との間に嵌合する前端側の枢軸49により上下揺動に
枢支されており、上昇状態の時に球保持壁46との間で遊
技球を保持し、その遊技球を枢軸49廻りの下降動作によ
り球供給口26から発射レール15上に案内するようになっ
ている。球受け部材28はベース31の甲蓋部39の後壁42と
略同程度まで球供給口26からケース27の後方に突出さ
れ、その突出側に連動部材30が固定されている。なお、
球受け部材28は、下降状態の時に前端側がベース31の当
接部33に当接して、その上の遊技球が発射レール15側に
転がり易くなるように後下がりに若干傾斜している。
【0014】連動部材30は、図6及び図7に示すよう
に、球受け部材28を枢軸49廻りに下方に付勢する重錘を
兼用するように金属製のピンにより構成されており、一
方の補強部40の下側で球受け部材28から左右方向の一側
方に突出し、その先端側に円錐状のコロ50が回転自在に
套嵌されている。連動部材30は、図3及び図4に示すよ
うに、発射レール15の固定用の取り付け板側の固定軸52
により枢支された連動アーム51を介して発射手段12の打
撃槌22に連動するようになっている。連動アーム51はL
字状であって、固定軸52から下側に突出するアーム部53
が打撃槌22側に係合し、また固定軸52から側方に突出す
るアーム部54が連動部材30のコロ50に下側から当接可能
である。なお、一方の突出側壁44には、連動部材30と干
渉しないように切り欠き部55が形成されている。
【0015】球送り部材29は、図6、図7及び図10に
示すように、遊技球が通過し得るだけの間隔で配置され
且つ昇降凹部32に嵌合する左右一対の昇降側板56と、こ
の両昇降側板56を上部後側で連結する球止め部57と、両
昇降側板56を上下中央の前側で連結する球受け部58と、
球止め部57と球受け部58との間に形成された球案内口59
と、各昇降側板56の上端から左右外側方に突出する一対
の突起60とを備えている。球送り部材29は、球受け部材
28の上下揺動に連動して昇降するように、その突起60が
ベース31のガイド突部35とカバー38のガイド凹部45との
間で上下摺動自在に支持案内され、各昇降側板56の下端
部が球受け部材28にその前後中央部の左右両側で連結軸
61により枢支連結されている。
【0016】そして、この球送り部材29は、下降状態の
時に球誘導口25内に入った1個の遊技球を球止め部57で
受け止めて落下を阻止し、上昇動作時にその遊技球を球
案内口59から球誘導通路24側に案内して、この球誘導通
路24内で球受け部58と球保持壁46との間でその遊技球を
保持し、更に下降状態の時にその遊技球の保持を解除し
て球受け部材28上に落下させるようになっている。な
お、各昇降側板56の下端側には、球受け部材28上の遊技
球を左右両側から案内する案内壁62が後方に突設され、
この各案内壁62はカバー38の球供給口26から後方に突出
している。
【0017】支持ケース18には、図11に示すように左
下の隅部に遊技球供給装置16の装着凹部63が設けられ、
その装着凹部63の左右両側に係止部64,65 が、中間部分
に位置決めピン66a が夫々設けられている。カバー38に
は、図6、図9及び図11に示すように、一方の補強部
40の左右方向の外側壁66に取り付け用の係合部67が、他
方の補強部40の左右方向の外側壁66に取り付け用の係合
爪68が夫々設けられ、その係合部67が支持ケース18の一
方の係止部64に、係合爪68が支持ケース18の他方の係止
部65に夫々係脱自在に係合されている。また補強部40に
は、位置決めピン66a が嵌脱自在に嵌合する位置決め孔
69が形成されている。
【0018】係合爪68は、外側壁66の上下一対のスリッ
ト間に左右方向に弾性変形可能に形成され、先端側を支
持ケース18の係止部64,65 側に当接させてカバー38を前
面板8 側に押圧した時に、内側に弾性変形して係止部65
に係合可能である。支持ケース18側には、遊技球供給装
置16を支持ケース18から取り外す時に係合爪68を内側に
弾性変形させるように指を挿入するための半円状の指挿
入凹部69a が形成されている。上記構成の遊技球供給装
置16を組み立てる場合には、球受け部材28と球送り部材
29とを連結軸61で連結した後、作業台上等に置いたベー
ス31上に球受け部材28と球送り部材29とをセットする。
この場合、球受け部材28の枢軸49をベース31の受け溝34
に嵌め込むと、球送り部材29の上端側の突起60がガイド
突部35上に乗り、連結状態の球受け部材28と球送り部材
29とを所定位置に容易にセットすることができる。
【0019】次に球受け部材28を枢軸49廻りに起立方向
に回動させると、球受け部材28はその後端側がベース31
の当接部33に当接した状態で起立し、連動部材30と取り
付けボス36との間の間隔が広がる。そして、球受け部材
28が起立状態になれば、カバー38の一対の突出側壁44間
に球送り部材29の案内壁62及び球受け部材28をカバー38
の球供給口26の開放端側に合わせて、一方の突出側壁44
の先端側をベース31と連動部材30との間に合わせなが
ら、カバー38の突出側壁44の先端を斜め上方側からベー
ス31と連動部材30との間に挿入して行く。このように球
供給口26の下端側を予め開放状態に成形しておけば、球
受け部材28の後端側から側方に突出する連動部材30があ
るにも拘わらず、その連動部材30を球供給口26に挿入し
通過させた後に、球受け部材28等を球供給口26に嵌合さ
せる必要がなく、組み立て時の作業が非常に容易であ
り、従来に比較して作業能率が向上する。
【0020】また特にカバー38の各突出側壁44の先端側
をベース31に当接させて、その状態で各突出側壁44の先
端側をベース31に沿って摺動させながら、一方の突出側
壁44を連動部材30の下側に挿入して行けば良いので、更
に作業が容易且つ確実となり作業能率が著しく向上する
利点がある。そして、突出側壁44をベース31と連動部材
30との間に挿入すれば、球送り部材29の案内壁62と球受
け部材28が開放端側から球供給口26内に嵌合するので、
次にカバー38をベース31と平行にして取り付けボス36と
取り付け座48とを合わせた後、カバー38の後壁42側から
ねじ70を挿入して取り付けボス36と取り付け座48とを締
結する。これによって受け溝34内の枢軸49を縦隔壁43で
保持できると共に、またガイド突部35とガイド凹部45と
の間で突起60を上下摺動自在に保持でき、遊技球供給装
置16の組み立てが完了する。
【0021】遊技球供給装置16を前面板8 の裏側に装着
する場合には、一方の係合部67を装着凹部63の係止部64
に係合し、その状態で係合爪68の先端側を係止部65に当
接させてカバー38を前面板8 側に押圧する。すると係合
爪68が内側に弾性変形して係止部65に係合するため、係
合部67と係合爪68とによって遊技球供給装置16を前面板
8 の裏側の支持ケース18に容易に固定できる。なお、固
定状態では、位置決めピン66a が位置決め孔69に嵌合し
て、ベース31の球誘導口25が前面板8 の連通口37に対応
するように遊技球供給装置16を位置決めできる。
【0022】ゲームに際しては、上皿14に発射用の遊技
球を貯留した状態で発射ハンドル20を操作する。すると
発射モータ24a が作動して打撃槌22に支軸21廻りに揺動
し、遊技球供給装置16が上皿14側の遊技球を1個づつ発
射レール15上に供給すると共に、その発射レール15上の
遊技球を打撃槌22が打撃して遊技盤7 のガイドレール側
へと発射する。遊技球供給装置16では、通常、球受け部
材28、球送り部材29が下降しており、球送り部材29の球
止め部57が球誘導口25内に入った1個の遊技球を受け止
めている。そこで、打撃槌22による遊技球の発射動作に
連動して連動アーム51がa矢示方向に回動すると、第2
アーム部が連動部材30を押し上げるので、球受け部材28
が枢軸49廻りにb矢示方向に上昇すると共に、球送り部
材29が上昇して球止め部57が球誘導口25から上側に離れ
る。このため球誘導口25内の1個の遊技球が球案内口59
から球誘導通路24内へと落下し、その遊技球を球受け部
58と球保持壁46との間で保持する。
【0023】打撃槌22が発射レール15上の遊技球を打撃
するように揺動すると、連動アーム51が連動部材30から
下方に外れて、連動部材30の重みによって球受け部材28
と球送り部材29とが下降する。このため球受け部58と球
保持壁46との間で保持状態にあった遊技球が球受け部材
28上に落下し、この球受け部材28上を遊技球が転動して
球供給口26から発射レール15上へと落下する。一方、球
送り部材29が下降すると、その球止め部57が球誘導口25
に対応して、球誘導口25内に入った状態で後続の遊技球
を受け止める。これで発射手段12の発射動作に連動した
遊技球の1回の供給動作が完了し、以下、発射手段12の
発射動作毎に遊技球供給装置16が作動して上皿14から発
射レール15上に遊技球を1個づつ順次供給する。
【0024】この実施形態では、後方に張り出す甲蓋部
39をカバー38に設け、この甲蓋部39の左右両側に甲蓋状
の補強部40を一体に設けているので、この甲蓋部39と補
強部40とにより簡単な構造でカバー38を補強でき、甲蓋
部39の下側の球供給口26が下方に開放状になっているに
も拘わらず、カバー38の強度を十分に確保できる。また
甲蓋部39は、球誘導通路24の左右両側でベース31側に突
出する左右一対の縦隔壁43と、この縦隔壁43間でベース
31側に突出する球保持壁46とを後壁42側に一体に設けて
いるので、この縦隔壁43と球保持壁46とによって甲蓋部
39自体の強度を容易に確保できる。
【0025】しかも、甲蓋部39の後壁42に球保持壁46を
形成し、球送り部材29の上昇時に、この球送り部材29と
球保持壁46との間で遊技球を保持するようにしているた
め、甲蓋部39が後方に張り出し状になっているにも拘わ
らず、球送り部材29の上下動によって遊技球を確実に供
給できる。また球受け部材28の後端と甲蓋部39の後壁42
との突出量を略同じにしているので、遊技球供給装置16
の前後方向の寸法が大型化したり、球受け部材28が甲蓋
部39から後方に突出したりすることがなく、全体をコン
パクト化できる。連動部材30は一方の補強部40の下側で
球受け部材28から側方に突出し、この連動部材30を介し
て球受け部材28を球発射動作に連動させているので、遊
技球供給装置16単体で取り扱う場合にも、連動部材30を
一方の補強部40で保護でき、連動部材30の損傷等を未然
に防止できる。
【0026】甲蓋部39の左右両側に補強部40があり、そ
の一方の補強部40の左右方向の先端側に取り付け用の係
合部67を、他方の補強部40の左右方向の先端側に取り付
け用の係合爪68を夫々設けているので、係合部67と係合
爪68とを介して容易に着脱できると共に、係合部67と係
合爪68との間隔を十分に確保でき、遊技球供給装置16を
容易且つ確実に支持ケース18に固定できる。以上、本発
明の実施形態について説明したが、本発明はこの実施形
態に限定されるものではない。例えば、実施形態では甲
蓋部39を角形甲蓋状に構成しているが、必ずしも角形甲
蓋状にする必要はなく、ケース27の内部に球誘導通路24
を形成し、且つ球受け部材28及び球送り部材29をケース
27内に組み込み得る形状及び大きさであれば良い。
【0027】補強部40も角形甲蓋状にしているが、甲蓋
部39の左右両側に補強リブ的な構造部分を設けることに
よって構成することも可能である。また角形甲蓋状の補
強部40を設ける場合には、甲蓋部39の何れか一方のみで
も良い。ベース31の昇降凹部32は省略しても良い。連動
部材30は球受け部材28の下側に設けても良い。その他、
この遊技球供給装置16は、パチンコ機、アレンジボール
機、雀球機等の各種の弾球遊技機に採用可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、カバー38に球供給口26
の上側でベース31と反対の後方側に張り出す甲蓋部39を
設け、この甲蓋部39の左右両側に補強部40を一体に設
け、球送り部材29と干渉しないように球供給口26を下方
に開放状に形成しているので、組み立て時の作業性が良
く、作業能率が著しく向上すると共に、カバー38の強度
を十分に確保でき、しかも簡単な構造で容易且つ安価に
実施できる。また本発明では、甲蓋部39内に、球誘導通
路24の左右両側で後壁42からベース31側に突出する左右
一対の縦隔壁43と、この縦隔壁43間でベース31側に突出
し且つ球送り部材29の上昇時に該球送り部材29との間で
遊技球を保持する球保持壁46とを一体に形成しているの
で、縦隔壁43と球保持壁46とによって甲蓋部39自体の強
度を容易に確保できると共に、甲蓋部39が後方に張り出
し状になっているにも拘わらず、球送り部材29の上下動
によって遊技球を確実に供給できる。
【0029】しかも本発明では、甲蓋部39の下側で球受
け部材28を球供給口26からベース31と反対の後方側に突
出させ、この球受け部材28の後端と甲蓋部39の後壁42と
の突出量を略同じにしているので、前後方向の寸法が大
型化したり、球受け部材28が甲蓋部39から後方に突出し
たりすることがなく、全体をコンパクト化できる。更に
本発明では、一方の補強部40の下側で球受け部材28から
側方に突出する連動部材30を設け、この連動部材30を介
して球受け部材28を球発射動作に連動させているので、
遊技球供給装置16単体で取り扱う際に、連動部材30を一
方の補強部40で保護でき、連動部材30の損傷等を未然に
防止できる。また本発明では、一方の補強部40の左右方
向の外端側に取り付け用の係合部67を、他方の補強部40
の左右方向の外端側に取り付け用の係合爪68を夫々設け
ているので、係合部67と係合爪68とを介して容易に着脱
できると共に、係合部67と係合爪68との間隔を十分に確
保でき、遊技球供給装置16を容易且つ確実に固定でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の横断面
図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の下部の
縦断面図である。
【図4】本発明の一実施形態を示す発射手段側の背面図
である。
【図5】本発明の一実施形態を示す前面板側の背面図で
ある。
【図6】本発明の一実施形態を示す遊技球供給装置の分
解斜視図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す遊技球供給装置側の
縦断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す遊技球供給装置側の
縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示すカバーの背面図であ
る。
【図10】本発明の一実施形態を示す球受け部材及び球
送り部材を含むベース側の正面図である。
【図11】本発明の一実施形態を示す遊技球供給装置の
分解横断面図である。
【符合の説明】
12 発射手段 14 上皿 15 発射レール 24 球誘導通路 25 球誘導口 26 球供給口 27 ケース 28 球受け部材 29 球送り部材 30 連動部材 31 ベース 38 カバー 39 甲蓋部 40 補強部 42 後壁 43 縦隔壁 46 球保持壁 67 係合部 68 係合爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−239101(JP,A) 特開 平9−239097(JP,A) 特開 平9−299555(JP,A) 特開 平7−204323(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A63F 7/02 307 A63F 7/02 306

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上皿(14)側に開口する球誘導口(25)を有
    するベース(31)と、内部に形成された球誘導通路(24)と
    該球誘導通路(24)の下部で発射レール(15)側に開口する
    球供給口(26)を有するカバー(38)とを備えたケース(27)
    を構成し、このケース(27)内に、球誘導通路(24)の下端
    部側に上下揺動自在に配置され且つ球誘導通路(24)内を
    落下する遊技球を受けて球供給口(26)から発射レール(1
    5)上に供給する球受け部材(28)と、この球受け部材(28)
    に連動して昇降し且つ昇降動作により球誘導口(25)側の
    遊技球を球誘導通路(24)を経て1個づつ球受け部材(28)
    側に送る球送り部材(29)とを設け、発射手段(12)の発射
    動作に連動して球受け部材(28)を上下に揺動させる連動
    部材(30)をケース(27)の外部で球受け部材(28)に設けた
    弾球遊技機の遊技球供給装置において、カバー(38)に球
    供給口(26)の上側でベース(31)と反対の後方側に張り出
    す甲蓋部(39)を設け、この甲蓋部(39)の左右両側に補強
    部(40)を一体に設け、球送り部材(29)と干渉しないよう
    に球供給口(26)を下方に開放状に形成したことを特徴と
    する弾球遊技機の遊技球供給装置。
  2. 【請求項2】 甲蓋部(39)内に、球誘導通路(24)の左右
    両側で後壁(42)からベース(31)側に突出する左右一対の
    縦隔壁(43)と、この縦隔壁(43)間でベース(31)側に突出
    し且つ球送り部材(29)の上昇時に該球送り部材(29)との
    間で遊技球を保持する球保持壁(46)とを一体に形成した
    ことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機の遊技球
    供給装置。
  3. 【請求項3】 甲蓋部(39)の下側で球受け部材(28)を球
    供給口(26)からベース(31)と反対の後方側に突出させ、
    この球受け部材(28)の後端と甲蓋部(39)の後壁(42)との
    突出量を略同じにしたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の弾球遊技機の遊技球供給装置。
  4. 【請求項4】 一方の補強部(40)の下側で球受け部材(2
    8)から側方に突出する連動部材(30)を設けたことを特徴
    とする請求項1乃至3の何れかに記載の弾球遊技機の遊
    技球供給装置。
  5. 【請求項5】 一方の補強部(40)の左右方向の外端側に
    取り付け用の係合部(67)を、他方の補強部(40)の左右方
    向の外端側に取り付け用の係合爪(68)を夫々設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技
    機の遊技球供給装置。
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