JP2002143494A - 縦型遊技機の枠支持構造 - Google Patents

縦型遊技機の枠支持構造

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JP2002143494A JP2000339536A JP2000339536A JP2002143494A JP 2002143494 A JP2002143494 A JP 2002143494A JP 2000339536 A JP2000339536 A JP 2000339536A JP 2000339536 A JP2000339536 A JP 2000339536A JP 2002143494 A JP2002143494 A JP 2002143494A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 閉止状態で外枠に対して前枠を水平に支持し
て開閉連結支持機構の負担を軽減し、且つ前枠開放時の
開放抵抗を小さくしてスムーズな開閉を行う。 【解決手段】 外郭方形状の外枠10の前側開口面域に
合わせた方形状に構成されて外枠10に対して一側縁上
下の開閉連結支持機構1,2を介して片持ち支持形態で
開閉可能に連結支持された前枠20と、前枠に装備され
た遊技展開部材を含む必要構成部材とを有する縦型遊技
機にあって、開閉連結支持機構による開閉連結支点の反
対側における外枠と前枠との下部整合部分に、前枠の下
端に設置されて所定の高さ位置に支持される回転部材5
4と外枠の下枠上面に所定の高さ位置で設置されたガイ
ド受け部材56とからなるガイド支持ユニット50を設
け、外枠に合わせて閉鎖された前枠を、ガイド支持ユニ
ットにおける回転部材とガイド受け部材を互いに上下整
合当接させたもとで、水平姿勢・位置に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、縦向きで遊技に供
される縦型遊技機の枠支持構造に係り、さらに詳しく
は、縦型遊技機の機枠又は機体として、固定保持枠とも
なる外枠と、この外枠の前側に合わせて開閉可能に支持
される開閉搭載枠ともなる前枠との互いの組み合わせ支
持を図るための枠支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の縦型遊技機の代表例の一つとし
てパチンコ球を使用する遊技機(以下、パチンコ機とも
言う)がある。この遊技機では、機枠又は機体として所
定の外郭方形枠サイズに構成された固定保持枠用の外枠
と、この外枠の前側開口面域に合わせた方形枠サイズに
構成された開閉搭載枠用の前枠とが、互いの一側縁上下
部に配設された開閉連結支持機構(ヒンジ部)および他
側縁に配設された施錠機構を利用して、着脱および開閉
が可能に組み付けられて閉鎖保持されるようになってい
る。そして、この前枠に必要な構成部材として、例えば
収容枠、ガラス窓(ガラス扉)、上下の球皿、打球発射
装置および関連部材、各種の電気・電動部品、球貯留・
排出部等を有する裏機構盤、各種の制御・中継基盤等
が、それぞれの設定基準位置に装備される一方、所要の
ゲージ設定(各種遊技部品と多数本の遊技釘との配置設
定)に基づく遊技領域を構成した遊技展開部材としての
遊技盤が、前記収容枠内に水平姿勢・位置の縦向きで着
脱交換可能にセット保持されている。
【0003】このため、パチンコ機では通常の形態とし
て、前枠と必要な構成部材との全体が一つにまとめられ
たかなりの重量物体とされて、比較的軽量な外枠とは別
に取り扱われるようになっており、このような前枠側全
体が外枠に対して片持ち支持形態で連結されて開閉でき
るようになっている。ちなみに外枠は、木材や硬質樹脂
材により形成された複数本の定尺枠部材を枠組み連結
し、各隅角部に固定された補強金具で補強されている。
一方、前枠と収容枠とは互いに異質材で別成形されて組
み付けられる別枠タイプ、同質材で一体成形された1枠
タイプ等がある。また、前記開閉連結支持機構では、外
枠と前枠とに固定される各支持金具の軸ピンと軸孔との
径差のある嵌合いヒンジ形態が一般に多用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述したパチ
ンコ機では本来の縦向き遊技提供状態において、重量物
体である前枠側全体が裏機構盤内に貯留・収容されてい
る多数個のパチンコ球を合わせて相当な重量となってい
る。このような実状にあって、外枠に対して片持ち連結
支持されている前枠は、開閉連結支持機構の軸ピンと軸
孔との嵌合差(径差)に起因して、常にガタ付きを伴い
反支点側(一般に、正面右側)が下傾してしまい、水平
姿勢・位置を保持できなくなる。この結果、前枠および
収容枠の所定設計基準位置に装備されている必要構成部
材が傾き変位することになり、それぞれの球通流路の勾
配変化による球流れ不良を招くことの他、特に遊技盤で
は遊技領域のゲージ設定条件が失われて本来の設計意図
に基づく安定したゲームが展開維持し得なくなってしま
う。それだけに外枠に片持ち支持された前枠側全体を、
下側の開閉連結支持機構の連結支持高さ位置を基準に観
て、適正な水平姿勢・位置に保持することが重要であ
り、またその支持技術手段が不可欠とされている。
【0005】そこで、従来のパチンコ機に実施されてい
る一般的な枠支持手段では、外枠と前枠の互いの下部整
合部位、すなわち、外枠の前側開口面域下端に位置する
耐久強度の高い支持台板(幕板ともいう)の上端面と、
前枠自体の下端面とに、所定厚みの座金具が配設され、
この両座金具の上下整合当接状態で、前枠の水平保持を
図っていた。しかし、この枠支持手段では、互いに平面
当接し合う上下の座金具が、前枠側全体の荷重を受けて
強く圧接する構造のためか、前枠の開閉の際、両座金具
が離隔するまで、又当接整合するまでの間において、楽
に且つスムーズに開閉できなかった。しかも解放時に前
枠が下傾し、閉鎖(押し込み)時に前枠を持ち上げるこ
とを必要とすることを含めて、その作業に案外労力を要
した。
【0006】このため近年においては、パチンコ機の前
枠に係る支持技術例として、実開平5−88585号公
報に開示される「ゲーム機用施錠装置」に付設された枠
支持手段が提案されている。この枠支持手段によれば、
施錠装置の本体、すなわち薄肉金属部材より加工成形さ
れて前枠の側縁裏側に固定された縦長レール状の基枠体
の下端支持部分に、前枠裏面から後方へ大きく離隔した
位置にローラが支持されており、このローラが、ゲーム
機の本体(外枠に相当)の側枠板内側の中下段部に固定
された受け具の水平状部分に搭載した条件で、前枠側全
体を支えるように企図している。しかしこの枠支持手段
では、十分な耐久強度が望めない側枠板において、ロー
ラが受け具に搭載している間、前枠側全体の重量がロー
ラに対して大きな剪断的荷重あるいは大きなモーメント
的荷重として作用し続けることになり、また前枠を閉鎖
(押し込む)する都度、ローラが受け具に強く衝突して
搭載することになるため、構成部分さらには側枠板の変
形を招きやすい。現にこのような枠支持手段を使用した
パチンコ機では、短期間の実施において、前記基枠体の
下端支持部分や受け具の水平状部分が変形しており、前
枠側全体の水平保持が困難となっている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、前述した技術問題を解決する
ために新規に提案されたもので、縦向きで遊技に供され
る縦型遊技機にあって、外枠の前側開口面域に合わせて
片持ち支持形態で開閉可能に連結支持された前枠を適正
な水平姿勢・位置に保持して、適正なゲームの安定化維
持を図り得るとともに、前枠を楽に且つ軽快に開閉(引
き出し・押し込み)し得るようにした簡単で耐久性に優
れた枠支持構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的達成のた
めの本発明においては、外郭方形状に構成された外枠
と、この外枠の前側開口面域に合わせた方形状に構成さ
れて外枠に対して一側縁上下の開閉連結支持機構を介し
て片持ち支持形態で開閉可能に連結支持された前枠と、
この前枠の所要設定位置に装備された遊技展開部材を含
む必要構成部材とを有し、全体的には縦向きで遊技に供
される縦型遊技機が構成され、この縦型遊技機におい
て、外枠と前枠との開閉連結支持部の反対側におけるこ
れら両枠の下部整合部分に、互いに転接可能に位置付け
される回転部材とガイド受け部材とを含むガイド支持ユ
ニットを設け、このガイド支持ユニットでは、前枠の下
端整合部位における所定の高さ位置に回転部材を支持す
る一方、外枠の下枠部材の上端整合部位における所定の
高さ位置にガイド受け部材を固定し、ガイド支持ユニッ
トにおける回転部材とガイド受け部材との上下整合当接
条件を、下開閉連結支持機構の連結支持位置の設定基準
高さに合わせて外枠に対して閉鎖された前枠を水平姿勢
・位置に支持し得るように構成されている。
【0009】上述のように構成された縦型遊技機の枠支
持構造によれば、遊技機の縦向き遊技提供状態にあっ
て、外枠の前側開口面域に合わせて前枠が閉鎖されてい
るもとで、両枠の下部整合部位に装備されたガイド支持
ユニットにおける回転部材とガイド受け部材とが、反対
側の下開閉連結支持機構の連結支持位置の設定基準高さ
に合わせた位置で互いに上下整合当接されることによ
り、具体的には、前枠の下端整合部位における所定の高
さ位置に回転部材を支持する一方、外枠の下枠部材の上
端整合部位における所定の高さ位置にガイド受け部材を
固定することにより、前枠が適正な水平姿勢・位置に保
持される。これにより前枠に装備されている必要構成部
材が、本来の設計意図とする設定位置に保持され、特に
遊技展開部材での適正なゲームの安定化、そして各球通
流路での円滑な球流れが維持される。又、外枠に対する
前枠の開閉(前方への引き出しと後方への押し込み)の
際には、前記ガイド支持ユニットの回転部材とガイド受
け部材との相対的な転動および案内作用により、とかく
重量物体とされた前枠側全体(前枠および必要構成部
材)が軽少な力で楽にしかも軽快に引き出して押し込む
ことができる。特にガイド支持ユニットの回転部材およ
びガイド受け部材は、外枠と前枠との下部整合部位にお
いて、常に垂直下の向きに作用する前枠側全体の重量
(荷重)を最も好適に受けることから偏荷重による回転
部材、支持部材の変形が防止されて長く適正な高さ位置
に支持され、このもとで前枠の好適な水平姿勢・位置の
保持並びに開閉案内を果たすことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面参照して説明する。なお、本実施例では、縦型遊技機
として遊技展開部材となる遊技盤を備えた一般的なパチ
ンコ機に、枠支持構造を実施した例を主に示す。
【0011】まず、パチンコ機PMの全体の基本的構成
を図1から図3を参照して説明すると、機枠又は機体と
して所定の外郭方形枠サイズに構成された固定保持枠用
の外枠10と、この外枠10の前側開口面域に合わせた
方形枠サイズに構成された開閉搭載枠用の前枠20と
が、従来と同様に互いの正面左側上下部に配設された開
閉連結支持機構(ヒンジ機構)1,2および正面右側内
部に配設された施錠装置21を利用して、着脱及び開閉
が可能に組み付けられて閉鎖保持される。そしてこの前
枠20に必要な構成部材として、収容枠39、透明ガラ
ス板31aおよびガラス枠31から構成されるガラス扉
30、上下の球皿32,34、打球発射装置33および
関連部材、球貯留・排出部を有する裏機構盤35、各種
の電気部品や制御・中継基盤(ともに図示しない)等
が、それぞれの設定基準位置に装備される一方、所定の
ゲージ設定(各種遊技部品と多数本の遊技釘とを合わせ
た配置設定)に基づく遊技領域PAを構成した前記遊技
盤が前記収容枠39に水平姿勢・位置の縦向きで着脱交
換可能にセット保持されている。なお、パチンコ機PM
は、一般的に全体が所要の後傾角度(例えば、1度位)
で縦向きに保持して使用される。
【0012】このようなパチンコ機にあって、前記外枠
20は、木材や樹脂材等で成形加工された複数本の定形
尺の枠部材すなわち上下の枠板11,14及び左右の枠
板12,13を直角に枠組み連結すると共に、各隅角部
に補強金具を固定して構成されており、下枠板14で
は、底板17の上面前縁に沿って支持台板としての幕板
16が、左右の枠板12,13間に亘って連結されて頑
強な耐久強度を有する構造とされ、これに補強連杆15
が、必要の有無に応じて連結されたタイプがある。ちな
みに外枠10の前側開口面域は、前記上左右の枠板1
1,12,13の前面と下枠板14の幕板16上面とに
亘る方形面域をいう。
【0013】一方前記前枠20は、木材や樹脂材等で外
枠10の前側開口面域に合わせた若干小型枠に構成され
ており、前記収客体39と別体組合せ、一体樹脂成形等
のタイプがある。そして前記上下の開閉連結支持機構
1,2は、一般的な形態として外枠10と前枠20との
所定位置に固定されて互いに整合し得る補強兼用の支持
金具1a,1b,2a,2b同志の軸ピンと軸孔との嵌
挿ヒンジ形態とされている。これにより前枠20は、こ
の機構1,2を利用して片持ち支持形態で前方への引出
開放と後方への押し込み閉鎖ができるようになってお
り、また下の開閉連結支持機構2の軸ピン・軸孔同志の
連結支持位置を設定基準高さに観て、前枠20の下端縁
が、外枠10の幕板16上面に対して適宜平行間隔(図
1に示す間隔t1およびt2が等しくなる設定)を置い
た浮き上がり状態で整合した水平姿勢・位置に保持され
ることが基本設定とされる(図1参照)。また前記施錠
装置21では、一般に「ダブル錠」とも呼ばれている形
態のものが使用されている。
【0014】さて前述したようなパチンコ機に実施され
る本実施例の枠支持構造は、ガイド支持ユニットとして
構成されて外枠10と前枠20との開閉連結支持(支
点)部の反対側の下部整合部位に所定高さ位置で装備さ
れており、パチンコ機の遊技提供状態にあって、外枠1
0に合わせて閉鎖されている前枠20及び必要構成部材
(前枠側全体ともいう)を、直接受けて適正な水平姿勢
・位置に保持し得る一方、外枠10に対して前枠側全体
を楽にかつ軽快に開閉(引出し、押込み)し得るように
図っている。具体的な実施例として、大別的には前枠側
と外枠側とに区分して例示し、以下、図1〜図3を参酌
し、各実施例毎に詳細に説明する。
【0015】
【実施例1】図4から図7に第1実施例に係るガイド支
持ユニット50を示している。このユニット50では、
基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側に直
接設置された転動ユニット50aと、外枠10の下枠板
14における幕板16と補強連杆15に設置されたガイ
ド受け部材としてのL形状のガイド板56とを備えてい
る。そして転動ユニット50aでは、前枠20の下端部
裏面に強固にビス固定された支持板51と、この支持板
51の一部を折曲して後向きに突出した支持部51aに
水平支持される支軸52と、支軸52に中心孔を介して
フリー回転自在に嵌挿支持される回転部材としての円形
の回転盤54とを有し、支軸52のねじ部に嵌合された
ナット53により、回転盤54がその外周の一部を前枠
20下端面より設定分だけ下位にした所定の高さ位置に
支持されている。一方ガイド板56は、垂直状の当て部
56aを補強連杆15後面に当接し、また水平状の受け
部56bを幕板16及び補強連杆15の両平坦上面に当
接した所定の高さ位置にビス57により固定されてい
る。
【0016】このようなガイド支持ユニット50におい
て、回転盤54外周とガイド板56の受け部56b上面
との当接位置は、前記下側の開閉連結支持機構2の連結
支持位置の設定基準高さに合わせて前枠20を水平姿勢
・位置に保持して前枠側全体の荷重を直接好適に受け得
る条件にある。そして、前記支持板51は、前記打球発
射装置33における金属板からなる支持ベースを利用し
た例を示し、これと一体化部材とされている。なお前記
回転盤54及びガイド板56は、ともに金属材又は硬質
樹脂材の何れも利用できる。そして支軸52については
支持板51の支持部51aに予め固定されたタイプやカ
シメ付けされるタイプであってもよく、また回転盤54
を前枠20裏面に近づけてもよい。ちなみに前記ガイド
板56の受け部56bの前端部上面に回転盤54に対す
る案内斜面を形成してもよく、また上面の回転盤転接範
囲には、ビス頭部が露呈しないことが望ましい。
【0017】前述のように構成されたガイド支持ユニッ
ト50によれば、図1,2に例示するように外枠10の
前側開口面域に合わせて前枠20が閉鎖されている状態
において、図4,5,6のように前枠20の正面右下端
の裏面に位置する回転盤54と、外枠10の下枠板14
の正面右上端面に位置するガイド板56とが、設定され
た高さ位置で当接する条件により、垂直下向きに働く前
枠側全体の荷重を常に頑強な耐久強度を有する下枠板1
4側で直接的に受けて前枠20を幕板16に対して所定
間隔(t1,t2)で平行を呈する適正な水平姿勢・位
置に保持することができる。これによりパチンコ機PM
でのゲームにおいて前枠20内の発射レールや遊技盤を
設計意図とする角度、水平立面に保持して良好な球発射
を維持し得ると共に、遊技領域PA内で適正なゲームを
安定して展開できる。また上球皿32や裏機構盤35に
おける夫々の球通流路を設計意図とするこう配に維持し
て、球流れ不良を解消し、常に良好な球流れを確保する
ことができる。
【0018】一方外枠10に対する前枠20の開閉にお
いては、ガイド支持ユニット50の回転盤54とガイド
板56とが相対的な転動・案内作用を奏する。すなわち
解錠された前枠20の開放時では、軽少な引出し力によ
り回転盤54が前述した荷重を受けたままガイド板56
の受け部56b上面をフリー回転で転動することにな
る。このため遊技ホールの管理者等では、前枠側全体を
楽にかつスムーズに引出して開放することができる。な
お回転盤54がガイド板56前端より離隔した位置で
は、前記開閉連結支持機構1,2の軸ピン及び軸孔の嵌
合差(径差)に起因して、前枠側全体の正面右側が図6
中の2点鎖線で略示するように下傾する。このもとで逆
に前枠20の閉鎖時では、軽少な押込み力により回転盤
54がガイド板56の受け部56b前端に当接した以
降、その直径とフリー回転を利用して受け部56b上面
に乗り上り、そのまま転動して図6中実線で示す所定の
高さ位置に当接保持される。これにより管理者等では、
前枠側全体を楽にかつスムーズに押し込んで閉鎖するこ
とができ、そして所定の水平姿勢・位置に保持できる。
【0019】
【実施例2】図8から図11に第2実施例に係るガイド
支持ユニット60を示している。このユニット60で
は、基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側
に直接設置された転動ユニット60aと、外枠10の下
枠板14の正面右端部に直接設置されたガイド受け部材
としてのコ字状のガイド板66とを備えている。そして
転動ユニット60aでは、前枠20の下端部裏面に当接
してビス固定された支持板61と、この支持板61に後
向きに突設された支持部61aに固定された支軸62
と、この支軸62に中心孔を介してフリー回転自在に嵌
挿支持された回転部材としての円形の回転盤64とによ
り構成されて、回転盤64がその外周の一部を前枠20
下端面より設定分だけ下位にした所定の高さ位置に支持
されている。一方、ガイド板66は、垂直状の当て部6
6cを下枠板14の幕板16裏面に、また水平状の下片
部66dを底板17上面に夫々当接してビス固定されて
おり、そして当て部66cから折曲された受け部66b
を後向きに突設し、当て部66cから打抜き成形された
案内片部67を前向きに延出して幕板16上面にビス固
定している。なお案内片部67は、受け部66bと同一
水平高さ位置に設定されて、その前端部上面に回転盤6
4に対する前下りの案内斜面67aを形成している。
【0020】このようなガイド支持ユニット60におい
て、回転盤64外周とガイド板66の受け部66b及び
案内片部67の水平上面との当接位置は、前述した設定
基準高さに合わせて前枠20を水平姿勢・位置に保持
し、前枠側全体の荷重を直接好適に受け得る条件にあ
る。また転動ユニット60aでは、支持板61と回転盤
64とを組合わせた1部品単位の取り扱いとして、前枠
20裏面に簡単に取着できる。一方ガイド板66は、補
強具兼用として下枠板14の幕板16と底板17に直接
固定されて下枠板14の耐久強度を高めており、受け部
66bでは、当て部66cとの隅肉部を利用して充分な
耐久強度を持つ水平状態に保持されている。ちなみに案
内片部67は、回転盤64の厚みより幅広であって上面
にビス頭を露出しないことが望ましい。なお支持板6
1、回転盤64、ガイド板66は、ともに金属材の他に
硬質樹脂材で形成してもよい。また支持板61の支持部
61aを左右一対にして支軸62及び回転盤64を前枠
20裏面の近接位置に支持してもよく、支軸62は図示
のカシメ軸に代えてボルト軸・ナットの形式としてもよ
い。
【0021】前述のように構成されたガイド支持ユニッ
ト60によれば、前例に係るガイド支持ユニット50に
よる場合と同様に、外枠10に合わせて前枠20が閉鎖
されている状態において、前記回転盤64とガイド板6
6の受け部66bとが、設定高さ位置で当接する条件に
より、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直接的に受け
て、前枠20を外枠10の幕板16に対して適正な水平
平行の姿勢・位置に保持できる。これによりパチンコ機
でのゲームにあって、設計意図とする良好な球発射を維
持して適正なゲームを安定して展開できる。また夫々の
球通流路を設計意図とするこう配に維持して常に良好な
球流れを確保できる。
【0022】一方外枠10に対する前枠20の開閉にお
いては、前例の場合と同様にガイド支持ユニット60の
回転盤64とガイド板66とが相対的な転動・案内作用
を奏することにより、比較的に軽少な力で前枠側全体を
楽にかつスムーズに引出し、押込むことができる。すな
わち前枠20の開放(引出し)時では、回転盤64が前
述した荷重を受けたままガイド板66の受け部66b上
面及び案内片部67上面を転動し、そして案内斜面67
a上を滑り下って前方へ離隔する(図9中2点鎖線参
照)。また前枠20の閉鎖(押込み)時では、回転盤6
4がガイド板66の案内片部67前端に当接した以降、
その直径とフリー回転を利用して案内斜面67a上に滑
り上り、そのまま案内片部67上面及び受け部66b上
面を転動して図9中実線で示す設定高さ位置に当接保持
される。この条件のもとで、前枠側全体が外枠10の頑
強な下枠板14側に支えられた状態で所定の水平姿勢・
位置に保持される。特に前記回転盤64とガイド板66
の案内斜面67aを利用した昇降転動案内効果により、
重量物体である前枠側全体の急激な降下衝撃を緩和して
引出し得、また持上げを不要として押込むことができ
る。
【0023】
【実施例3】図12から図15に第3実施例に係るガイ
ド支持ユニット70を示している。このユニット70で
は、基本的な構成として前枠の正面右下端部の裏側に直
接設置された転動ユニット70aと、外枠10の下枠板
14の正面右端部に設置されたガイド受け部材としての
L形状のガイド板76とを備えている。そして転動ユニ
ット70aでは、前枠20の下端面及び裏面に当接して
ビス固定されたL形状の支持板71と、回転部材として
中心に支軸74aを挿通固定した円形の回転盤74とを
有し、双方の組付けとして、支持板71の中央に開口さ
れた逃し口71bと垂直片部の両側に形成された円筒状
の軸支部71a,71aを利用して、回転盤74が逃し
口71b内に位置して支軸74aの両軸端を各軸支部7
1aに嵌挿した状態でフリー回転自在に支持されてお
り、外周の一部を前枠20下端面(正確には支持板71
の水平底片部)より設定分だけ下位にした所定の高さ位
置に保持されている。ただし前枠20の下端部には支持
板71の逃し口71bに合わせて逃し凹部20aが形成
され、支軸74aの両軸端は、軸支部71aと前枠20
裏面との間に支持される。一方ガイド板76は、垂直状
の当て部76aを下枠板14の幕板16裏面に、前向き
水平状に折曲された受け部76bを幕板16上面に夫々
当接してビス固定されており、そして当て部76aから
打抜き成形された受け片部77を後向きに延出して受け
部76bと同一水平高さ位置に保持している。
【0024】このようなガイド支持ユニット70におい
て、回転盤74外周とガイド板76の受け片部77及び
受け部76bの水平上面との当接位置は、前記設定基準
高さに合わせて前枠20を水平姿勢・位置に保持し、前
枠側全体の荷重を直接好適に受け得る条件にある。また
転動ユニット70aでは、支持板71と回転盤74とが
分離されるものの、前枠20への装着にあたっては双方
を互いに位置合わせして支持板71を前枠20裏面の所
定位置にビス止めすることにより、回転盤74を前枠2
0裏面の位置に簡単に装備することができる。この際前
枠20の下部裏面に図15中2点鎖線で略示するような
逃し口を形成した薄肉金属製の当て座78を介在又は取
着して、支軸74aと当接するようにしても良い。一方
ガイド板76の受け片部77は、回転盤74直下方位置
で半径分程の長さがあれば充分とされ、耐久強度を持つ
水平状態に保持されている。ちなみに支持板71及びガ
イド板76は、薄肉金属より型成形したもの、回転盤7
4及び支軸74aは、硬質樹脂材より型成形したもので
あっても、充分な耐久強度を有する。
【0025】前述のように構成されたガイド支持ユニッ
ト70によれば、前例の場合と同様に前記回転盤74と
ガイド板76の受け片部77とが、設定高さ位置に当接
する条件により、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直
接的に受けて、前枠20を外枠10に合わせた水平姿勢
・位置に保持できる。これによりパチンコ機でのゲーム
にあって、良好な球発射を維持して適正なゲームを安定
して展開でき、また夫々の球通流路での良好な球流れを
確保できる。一方外枠10に対する前枠20の開閉にお
いては、前例の場合と同様にガイド支持ユニット70の
回転盤74のフリー回転移動と、ガイド板76の受け片
部77及び受け部76bの水平案内とによる転動・案内
作用を奏することにより、前枠側全体を比較的に軽少な
力で楽にかつスムーズに引出して押込むことができる。
【0026】
【実施例4】図16から図17に第4実施例に係るガイ
ド支持ユニット80を示している。このユニット80で
は、基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側
に直接設置された転動ユニット80aと、外枠10の下
枠板14の正面右端部に直接設置されたガイド受け部材
としてのL形状のガイド板86とを備えている。そして
転動ユニット80aでは、前枠20裏面に当接してビス
固定された支持板81と、回転部材として中心に支軸8
4aを挿通固定した円形の回転盤84とを有し、この互
いの組付けとして支持板81中央に開口された逃し口8
1bと、この両側に形成された円筒状の軸支部81a,
81aを利用して、回転盤84が逃し口81b内に位置
して支軸84aの両軸端を各軸支部81aに嵌挿した状
態でフリー回転自在に支持されており、外周の一部を前
枠20下端面と整一にした所定の高さ位置に保持されて
いる。ただし前枠20の下端部裏側には逃し口81bに
合わせて逃し凹部20bが形成され、支軸84aの両軸
端は、軸支部81aと前枠20裏面に形成された台座8
2との間に支持される(図17(B)参照)。一方ガイ
ド板86は、垂直状の当て部86dを下枠板14の補強
連杆15裏面に、前向き水平状に折曲された上段の第1
受け部86aを補強連杆15上面に、また水平下段に形
成された第2受け部86cを幕板16上面に夫々当接し
てビス固定されている。そして第1受け部86a上面を
前枠20下面及び回転盤84外周下端と整合当接し得る
高さ位置に設定し、第1、第2受け部86a,86cを
前下りに形成した案内斜面86bで連絡している。なお
下枠板14については、幕板16に対して補強連杆15
が設定分だけ高位で連結された例を示す。
【0027】このようなガイド支持ユニット80におい
て、回転盤84外周とガイド板86の第1受け部86a
上面との当接位置は、前述した設定基準高さに合わせて
前枠20を水平姿勢・位置に保持し、前枠側全体の荷重
を直接好適に受け得る条件にある。また転動ユニット8
0aでは、前例の場合と同様に支持板81と回転盤84
を位置合わせして支持板81を前枠20裏面にビス止め
することにより、回転盤84を前枠20裏面の位置に簡
単に装着できる。一方ガイド板86の第1、第2受け部
86a,86cは、下枠板14の補強連杆15及び幕板
16の上面に当接固定されて、充分な耐久強度を持つ水
平状態に保持されている。ちなみに支持板81及びガイ
ド板86、回転盤84及び支軸84aは薄肉金属材や樹
脂材等で型成形したものであってもよい。
【0028】前述のように構成されたガイド支持ユニッ
ト80によれば、前例の場合と同様に前記回転盤84と
ガイド板86の第1受け部86aとの設定高さ位置での
当接条件により、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直
接的に受けて、前枠20を外枠10に合わせた水平姿勢
・位置に保持できる。これによりパチンコ機でのゲーム
にあって、良好な球発射を維持して適正なゲームを安定
して展開でき、また夫々の球通流路での良好な球流れを
確保できる。一方外枠10に対する前枠20の開閉にお
いては、前例の場合と同様にガイド支持ユニット80の
回転盤84のフリー回転移動と、ガイド板86の第1,
第2受け部81a,81c及び案内斜面86bの案内と
による転動・案内作用を奏することにより、前枠側全体
を比較的に軽少な力で楽にかつスムーズに引出して開放
でき、また押込んで閉鎖できる。特に回転盤84と案内
斜面86bとによる相対的な昇降転動・案内効果を利用
して、前枠側全体の急激な降下衝撃を緩和することがで
き、また持ち上げを不要とした押込みだけで楽に閉鎖で
きる。
【0029】
【実施例5】図18から図21に第5実施例に係るガイ
ド支持ユニット90を示している。このユニット90で
は、基本的な構成として前枠20の正面右下端部の裏側
に直接設置された転動ユニット90aと、外枠10の下
枠板14の正面右端部に直接設置されたガイド受け部材
としてのガイド板96とを備えている。そして転動ユニ
ット90aでは、前枠20の裏面及び下端面に当接して
ビス固定されたL形状の支持板91と、この支持板91
の垂直部両側に折曲されて後向きに突設された一対の支
持部91aの軸孔に挿通固支された支軸92と、支軸9
2に対して中心孔を介してフリー回転自在に嵌挿支持さ
れた回転部材としての円形の回転盤94とを有し、この
回転盤94がその外周の一部を前枠20下端面(正確に
は支持板96の水平底部)より設定分だけ下位した所定
の高さ位置に保持されている。なお支持板91の垂直部
中央には回転盤94に対する逃し口91bが開口され、
また前枠20の下端部裏側には逃し凹部20aが形成さ
れている。一方ガイド板96は、平坦方形板を例として
本体ともなる受け部96bを下枠板14の補強連杆15
及び幕板16の両水平上面に直接当接してビス固定され
て回転盤94と整合当接し得る高さ位置に保持されてお
り、そして受け部96b上面の中央後側に回転盤94に
対する案内突条96aを形成している。
【0030】このようなガイド支持ユニット90におい
て、回転盤94は、その幅厚中央部に案内突条96aに
対する丸溝94aを形成したコロ形式を示す。これによ
り回転盤94とガイド板96との整合当接条件について
は、図21(A,B)に示すように丸溝94aと案内突
条96aとが当接して盤外輪94bと受け部96bとが
設定間隔(CL)で離隔する例と、盤外輪94bと受け
部96bとが当接して丸溝94aと案内突条96aとが
設定間隔(CL)で離隔する例とが提案される。この何
れの当接位置にあっても、前述した設定基準高さに合わ
せて前枠20を水平姿勢・位置に保持し、前枠側全体の
荷重を直接好適に受け得る条件にある。また転動ユニッ
ト90aでは、支持板91と回転盤94とを組付けた一
部品単位で前枠20に簡単に装着できる。一方ガイド板
96の案内突条96aについては、前枠20の開閉に伴
う大きな円弧(半径)の変移軌跡を持つ回転盤94が、
ガイド板96上をほぼ直線状に移動することに合わせた
所要長さに形成されて、充分な耐久強度を持つ水平状態
に保持されており、前端側には回転盤94に対する案内
斜面96cを形成している。なお、図22に例示するよ
うにガイド板96′の受け部96b′に案内条溝96
a′を形成し、これに回転盤94′が転動する形態も提
案される。ちなみに支軸92は、図示のカシメ軸に代え
てボルト軸・ナット形式としてもよく、また支持板9
1、ガイド板96、回転盤94は、金属材や硬質樹脂材
等で型成形してもよい。
【0031】前述のように構成されたガイド支持ユニッ
ト90によれば、回転盤94とガイド板96の受け部9
6b又は案内突条96aとの設定高さ位置での当接条件
により、前枠側全体の荷重を下枠板14側で直接的に受
けて、前枠20を外枠10に合わせた水平姿勢・位置に
保持できる。これにより良好な球発射を維持して適正な
ゲームを安定して展開でき、また良好な球流れを確保で
きる。一方外枠10に対する前枠20の開閉において
は、前例と同様に回転盤94とガイド板96とによる相
対的な転動・案内作用により、前枠側全体を楽にかつス
ムーズに引出し、また押込むことができる。特に回転盤
94の丸溝94aとガイド板96の案内突条96aによ
る軌条案内を利用して、前枠20の正面左右方向への振
れ、ガタ付きを好適に抑止でき、また回転盤94の丸溝
94aと案内突条96aの案内斜面96cとの当接条件
を利用すれば、前枠側全体の急激な降下衝撃を緩和し、
持上げを不要とした押込みだけで楽に閉鎖できる。
【0032】ここで前述した夫々のガイド支持ユニット
について付記すると、回転部材(回転盤、回転コロ)
は、前枠側全体の重心作用位置を考慮して設定されてい
る。すなわち遊技機の遊技提供状態において、前枠20
及び必要構成部材そして多数個の貯留・収容球を合わせ
た全体の荷重の中心(重心ともいう)は、前枠側全体の
側面方向から観た場合、収容体の前後奥行き幅のほぼ中
央あたりで垂直下向きに作用すると考察される。これに
鑑みて各例の回転部材は、外枠10と前枠20との下部
整合部位にあって、その回転中心位置を重心の作用線に
近く偏荷重を受けにくい好適な位置、例えば前枠20裏
面又は外枠10の幕板16裏面に近い側に望ましく設定
して、当該のガイド受け部材(ガイド板)との整合当接
位置条件により、前枠側全体を好適な水平姿勢・位置に
保持し得るようになっている。また回転部材は、前述し
た回転盤、回転コロの他に転動球(回転球)を使用し、
前枠20に固定される支持部材としてのホルダーの球受
け部内に、転動球をフリー転動自在に嵌合してその外球
周の一部を所定の高さ位置に設定した形態とすることも
可能である。
【0033】なお前述した夫々の実施例に係るガイド支
持ユニットは、外枠10と前枠20との右下部整合部位
に装備される前提にあって、他の縦形遊技機に好適に実
施できる。図示しないが例えば既に一般化されているス
ロットマシンでは、固定保持枠用として所定の外郭方形
枠サイズに構成された外枠体と、開閉搭載枠用として外
枠体の前側開口面域に合わせた方形枠サイズに構成され
て遊技展開用部材・装置等を含む各種の必要構成部材を
装備した前枠体(開閉パネル体ともいう)とが、正面左
側上下に配設された開閉連結支持機構(軸ピン・軸孔の
嵌挿ヒンジ部)で片持ち支持形態で開閉可能に連結支持
され、正面右側に配設された施錠装置で施錠・解錠され
るように構成されていることにおいて、この前枠体の右
下部周囲と、外枠体の右上部周囲とに、前述したガイド
支持ユニットの転動ユニット、ガイド受け部材を設置し
て、両者の所定高さ位置での整合当接条件により、前記
下の開閉連結支持機構の連結支持位置を設定基準高さに
観て、外枠体に対する前枠体を設計意図とする適正な水
平姿勢・位置に保持でき、また軽少な力で楽にかつスム
ーズに開閉(引出し・押込み)ができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明の縦型遊技機
の枠支持構造によれば、遊技機の縦向き遊技機提供状態
にあって、外枠の前側開口面域に合わせて片持ち支持連
結された前枠が閉鎖されているもとで、両枠の下部整合
部位に装備されたガイド支持ユニットの回転部材とガイ
ド受け部材とが所定の高さに合わせた位置すなわち反対
側の下開閉・連結支持機構の連結支持位置の設定基準高
さに合わせた位置で互いに上下整合当接されることによ
り、具体的には、前枠の下端整合部位における所定の高
さ位置に回転部材を支持する一方、外枠の下枠部材の上
端整合部位における所定の高さ位置にガイド受け部材を
固定することにより、前枠を外枠に対する適正な水平姿
勢・位置に保持できる。これにより前枠に装備されてい
る必要構成部材を本来の設計意図とする設定位置に保持
して、特に遊技展開部材を利用した適正なゲームの安定
化、そして各流通路での円滑な球流れ等を維持できる。
また外枠に対する前枠の開閉(前方への引出し、後方へ
の押込み)の際には、回転部材とガイド受け部材とが奏
する相対的な転動・案内作用により、前枠及び必要構成
部材を合わせた全体を、軽少な力で楽にかつ軽快に引き
出して押込むことができる。
【0035】特にこの種の縦型遊技機では、重量物体と
なる前述の前枠側全体の荷重が常に垂直下向きに作用す
ることに鑑みて外枠の支持台部分つまり下枠部材が充分
な耐久強度を以て構成されていることにあって、本発明
の枠支持構造に係るガイド支持ユニットでは、この荷重
を最も好位置で受け得る両枠の下部整合位置に設置され
た前記回転部材とガイド受け部材とを、所定高さ位置に
整合当接して前枠側全体を好適に受け得る。これにより
偏荷重による回転部材、ガイド受け部材等の変形を抑止
して長く適正な高さ位置に保持できるもとで、前枠の好
適な水平姿勢・位置の保持並びにスムーズな開閉案内を
果すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る枠支持構造が適用される縦型遊技
機としてのパチンコ機の正面図である。
【図2】上記パチンコ遊技機の背面図である。
【図3】上記パチンコ遊技機の斜視図である。
【図4】本発明の第1実施例に係る枠支持構造の実施形
態を示す正面図である。
【図5】本発明の第1実施例に係る枠支持構造の実施形
態を示す背面図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る枠支持構造の実施形
態を示す断面図である。
【図7】本発明の第1実施例に係る枠支持構造の構成部
品を分解して示す斜視図である。
【図8】本発明の第2実施例に係る枠支持構造の実施形
態を示す背面図である。
【図9】本発明の第2実施例に係る枠支持構造の実施形
態を示す断面図である。
【図10】本発明の第2実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す平面図である。
【図11】本発明の第2実施例に係る枠支持構造の構成
部品を分解して示す斜視図である。
【図12】本発明の第3実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す正面図である。
【図13】本発明の第3実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す背面図である。
【図14】本発明の第3実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す断面図である。
【図15】本発明の第3実施例に係る枠支持構造の構成
部品を分解して示す斜視図である。
【図16】本発明の第4実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す背面図である。
【図17】本発明の第4実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す断面図および部分拡大側面図である。
【図18】本発明の第5実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す背面図である。
【図19】本発明の第5実施例に係る枠支持構造の実施
形態を示す断面図である。
【図20】本発明の第5実施例に係る枠支持構造の構成
部品を分解して示す斜視図である。
【図21】本発明の第5実施例に係る枠支持構造の要部
を示す拡大正面図である。
【図22】本発明の第5実施例に係る枠支持構造の要部
の別例を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
PM パチンコ遊技機 1,2 開閉連結支持機構 10 外枠 11 上枠板 12 左枠板 13 右枠板 14 下枠板 15 補強連桿 16 幕板 17 底板 20 前枠 31 ガラス扉 32 上受け皿 33 発射装置ハンドル 34 下受け皿 50,60,70,80,90 ガイド支持ユニット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭方形状に構成された外枠と、前記外
    枠の前側開口面域に合わせた方形状に構成されて前記外
    枠に対して一側縁上下の開閉連結支持機構を介して片持
    ち支持形態で開閉可能に連結支持された前枠と、前記前
    枠の所要設定位置に装備された遊技展開部材を含む必要
    構成部材とを有し、全体的には縦向きで遊技に供される
    縦型遊技機にあって、 前記外枠と前記前枠との開閉連結支持部の反対側におけ
    る前記両枠の下部整合部分に、互いに転接可能に位置付
    けされる回転部材とガイド受け部材とを含むガイド支持
    ユニットを設け、前記ガイド支持ユニットでは、前記前
    枠の下端整合部位における所定の高さ位置に前記回転部
    材を支持する一方、前記外枠の下枠部材の上端整合部位
    における所定の高さ位置に前記ガイド受け部材を固定
    し、前記ガイド支持ユニットにおける前記回転部材と前
    記ガイド受け部材との上下整合当接条件を、前記下開閉
    連結支持機構の連結支持位置の設定基準高さに合わせて
    前記外枠に対して閉鎖された前記前枠を水平姿勢・位置
    に支持し得るように構成したことを特徴とする縦型遊技
    機の枠支持構造。
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