JP2551922B2 - パチンコ遊技機用の外枠 - Google Patents

パチンコ遊技機用の外枠

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JP2551922B2
JP2551922B2 JP6306869A JP30686994A JP2551922B2 JP 2551922 B2 JP2551922 B2 JP 2551922B2 JP 6306869 A JP6306869 A JP 6306869A JP 30686994 A JP30686994 A JP 30686994A JP 2551922 B2 JP2551922 B2 JP 2551922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ遊技機用の
外枠に関し、更に詳しくは、縦向きでパチンコ遊技に供
し得るパチンコ遊技機の固定用外郭保持枠をなす合成樹
脂成形製の外枠に関するものである。
【0002】
【従来技術】パチンコ機に代表されるこの種の遊技機で
は、周知のように、機体の固定外郭保持枠ともされた縦
長方形の外枠の開口前面側に対して、各種の遊技構成部
材用の搭載枠ともされた縦長方形の前枠が、一般に正面
左側上下の開閉連結支持手段と、正面右内側の施錠装置
を利用して、開閉および着脱可能に組付けられて施錠保
持される。そしてゲームホール内等での実施にあたって
は、通常「島」とも呼ばれている設置枠台上において、縦
向きの所定後傾角度で固定された外枠の開口前面に、各
種の遊技構成部材を装備セットした前枠ユニット全体が
組付けられて遊技に供されるようになっている。
【0003】それだけにこの種遊技機にあっては、外枠
自体については大きな荷重に充分耐え得る強度をもつ規
格的外形サイズの方形枠に構成して、前枠ユニット全体
を適正な姿勢で長く安定して組付け保持し得ることが肝
要とされている。このため従来の外枠では、所定形状・
サイズの複数本の枠杆部材を、専用組付け機器を利用し
て互いに直角状態で強固に枠組み結合(連結)し、そして
上下の開閉連結支持手段における連結支持金具、施錠装
置における施錠用の受け金具、前枠水平載置用の受け座
具等の必要な付属部品を、外枠の各部に強固に固定して
いる。また外枠は、何よりも強固であることの他に、軽
量化,製作簡易化,コスト低下等についても強く望まれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでパチンコ遊技
機の外枠については、在来より専ら木製枠、つまり所定
サイズ(幅,厚み)をもつ木素材より予じめ所定の長さ,形
状に加工成形された枠杆部材同志を枠組み結合したもの
が主流として広く利用されてきたが、近年に至っては、
木素材の入手,木製枠の不都合(不便),遊技機の生産性,
コスト低下の見直しや合成樹脂成形技術の進歩等に鑑み
て、再生可能とされる樹脂製枠が新たに提案されつつあ
り、その技術の一例として、特開昭60−5183号,
特開昭60−7882号の各公報に開示される合成樹脂
成形製の外枠がある。しかしこのような先行技術では、
樹脂製の外枠としながらも、上杆部,左右の側杆部およ
び下枠杆部を互いに直角状態のもとで一連(一体)に合成
樹脂成形しようとすることの技術的思想や基本的構成概
念を開示した内容に止まり、外枠に必要とされる各部の
構成や機能面に至っては、具体的な技術を提示していな
い。見方を変えると、夫々の枠杆部材の構成並びに各部
の構造に係る具体的な技術は、未だ工夫されていなかっ
た。
【0005】このため前述した先行技術で開示される樹
脂製の外枠では、型成形されることの固有な特長とし
て、規格的外形サイズの直角枠に成形可能であることは
予測し得るが、外枠自体に要求される強度,軽量化にお
いては未だ満足し得るものとは言い難く、また外枠に必
要とされる各種付属部品の取着等を含む製作簡略化,コ
ストの低下等に至っては、期待し得ないものであった。
それだけに、できるだけ簡略な成形機器を使用可能にし
て成形し得る好適な合成樹脂製の外枠の出現が待たれて
いる。なお、パチンコ遊技機に使用される外枠の規格的
サイズ等について、図25を参照して付記すると、俗に
「関東枠」と呼ばれているやや小型のタイプでは、図中の
Y=807mm位,X=518mm位、また「関西枠」と
呼ばれているやや大型のタイプでは、図中のY1=81
7mm位,X1=528mm位とされている。そして何れ
のタイプにあっても、枠杆部材のサイズは、図中のZ=
70mm位,t=19mm位とされている。
【0006】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたものであって、全ての枠杆部分および
付属部品用取着部分を含めて一体に合成樹脂成形して、
強度,軽量化,製作の簡易化およびコストの低下等を満足
し得ると共に、前枠全体を適正な姿勢に長く安定して組
付け保持し得るようにした取扱い容易で好適なパチンコ
遊技機用の外枠を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明に係るパチンコ遊技機用の
外枠は、縦向きで遊技に供されるパチンコ遊技機の外郭
保持枠として、上杆と左右の側杆および下枠杆を互いに
直角枠組み状態で一体に合成樹脂成形して、規格的外形
サイズをもつ縦長方形枠に製作されて、各種の遊技構成
部材用の開閉搭載枠をなす前枠を、一側縁上下の開閉連
結支持手段と、他側縁内側の施錠装置を利用して組付け
保持し得る外枠にあって、前記上杆は、その主杆部に前
端部および複数の補助リブを一体成形すると共に主杆部
の両側に枠止め手段のための貫通孔を形成し、前記左側
杆は、その主杆部に前端部および複数の補強リブを一体
成形して、両杆の連設隅角部に前記上開閉連結支持手段
の支持具のための設置座部を成形し、前記右側杆は、そ
の主杆部に前端部および複数の補助リブを一体成形する
と共に主杆部の内側に前記施錠装置の主体部に対する逃
し凹部と施錠用受け具のための設置部を成形して、これ
ら3つの杆の前端部を前記前枠の裏面周縁に合わせて同
一垂直面に整合し、前記下枠杆は、左右の側杆の主杆部
の下端間に連設されて上杆と平行をなす下杆部と、この
下杆部の前縁から起立されて側杆の前端部より前側位置
で連設された前杆部と、前杆部の上面後側縁に起立して
前枠の下縁裏面に位置決め当接し得る当接杆部とを、断
面略コの字状で一体成形すると共に、下枠杆の内側両端
と側杆の内側下端とを連結板で補強連結し、下杆部の両
側に枠止め手段のための挿通孔を形成し、前杆部の上面
左端部に前記下開閉連結支持手段の支持部材のための設
置部を形成すると共に、同上面右部に前枠の水平支持用
の受け座を成形したことを特徴とする。
【0008】
【作用】外郭保持枠としての外枠と各種の遊技構成部材
用の開閉搭載枠をなす前枠が、一側縁の上下端部に形成
された開閉連結支持手段により、着脱および開閉可能に
保持連結されると共に、他側縁内側に配設された施錠手
段により閉鎖保持される。外枠はその全体が合成樹脂成
形され、上杆と左右の側杆および下枠杆が互いに直角枠
組み状態で一体に連設される。外枠には、補強のための
補強リブ、設置枠台に設置するための貫通孔および挿通
孔、開閉連結支持手段における支持部材のための設置
部、施錠装置における施錠用受け具の設置部および前枠
水平載置用の受け座等が一体的に成形されている。これ
により、外枠の軽量化,製作簡易化,コスト低下等が図ら
れる。
【0009】
【実施例】次に、本発明に係るパチンコ遊技機用の外枠
について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しな
がら以下詳細に説明する。
【0010】本実施例のパチンコ遊技機について、その
全体を図1に示す一方、主体部分を図2にブロック的に
分解して示すと共に、主要構成部材の一部を図3に示
す。これら各図に示されるように概要として、機体の外
郭をなす外枠Aの開口前側に対して遊技盤Fを含む全て
の遊技用構成部材を搭載する前枠Bが、正面左側上下部
の開閉連結支持手段C,Cにより連結支持されると共
に、正面右側の施錠手段Dにより閉鎖保持される一方、
両枠A,Bの組付け状態において双方の接合対向面域の
各部に配設された係合支持手段E,Eにより結合化保持
される。そして前枠Bの正面内側に、遊技盤Fが着脱交
換可能に収容セット保持されるようになっている。
【0011】そこで、本実施例のパチンコ遊技機におけ
る前述の主要構成部材および各々の手段毎について説明
する。
【0012】(外枠Aについて)この外枠Aはその全体が
合成樹脂成形されたもので、図2〜図8に示す如く、上
杆1と左右の側杆2,3および下枠杆6が互いに直角枠
組み状態で一体に連設されている。そして上杆1および
左右の側杆2,3は、何れも主杆部1a,2a,3aをベ
ースにして前端部1b,2b,3bおよび内端部1c,2
c,3cを有する断面略L形状の同一サイズ(幅Z,厚み
t)に成形されており(図11〜図15参照)、互いに門
枠形に連設されて夫々の前端部1b,2b,3bの前面を
同一垂直面に整合している。そして上杆1の主杆部1a
の両側には枠止め用の釘Nの釘孔4が穿設され、また右
側杆3内側の所要範囲に後述の施錠手段Dに対する逃し
部5が凹設されている。
【0013】一方下枠杆6は、左右の側杆2,3の下端
に連設されており、図2,図5,図7に示すように、上杆
1と平行な下杆部7と、この下杆部7の前縁に起立され
た前杆部8とが断面略コ字形状の連設状態で一体成形さ
れている。そして前杆部8の上面後端縁に沿って前枠B
の位置決めをなすレール状の当接杆部9が成形され、ま
た前杆部8の上面右側に前枠Bの水平保持用の受け座1
0が形成される一方、下杆部7の両端部に後述する角度
調整用の固定機構Mが配設されている。
【0014】そしてこの外枠Aにおいて、上杆1および
左右の側杆2,3は、互いの連設隅角部および夫々の長
手方向において、主杆部1a,2a,3a、前端部1b,
2b,3bおよび内端部1c,2c,3cに亘る内側の各
部にリブ1d,2d,3d等を成形して、3者1,2,3が
連設強化されていると共に各杆自体が強化されている
(図8参照)。また下枠杆6は、その内側内端と左右の側
杆2,3の内側下端との間に連結板部6a,6aを連設し
て、3者6,2,3が連設強化されていると共に、下杆部
7と前杆部8に亘る各部にリブ6b,6bを成形して、
杆自体が強化されている(図5,図7参照)。このような
構成により、外枠A全体が強固な直角枠に保持され、ま
た各枠の厚みを必要最小にした軽量枠とされている。そ
して遊技機全体がゲームホール内等の設置枠台Gに所要
傾斜角度で設置されることの前提において、下枠杆6の
下杆部7底面が後側に向けて適宜勾配面とされている。
なお下枠杆6の前杆部8上の適宜部位には、球箱係止用
の係止金具20が必要に応じて取着可能とされる(図7
参照)。
【0015】前記角度調整用の固定機構Mは、外枠Aを
所定の傾き角度に設定固定(枠止め)するためのもので、
図7および図12等に示すように、下杆部7の前後方向
に形成された長孔11と、この長孔11の両側で平行に
形成されて鋸状の歯13を有する係止歯帯12と、この
両列の係止歯帯12に鋸状の歯15を介して変位自在に
噛合固定される別成形の固定盤14と、この固定盤14
中央部の座孔16から長孔11を介して図7に示す設置
枠台Gの下受け板99内にねじ込まれる止めねじ17と
を有する。そしてこれに付加される傾き角度表示手段と
して、図9(a),(b)に例示するように、固定盤14の
一側面中央に位置基準用の指針18が形成されると共
に、一方の係止歯帯12側の上面に目盛19が形成され
ている。なお両側の係止歯帯12および固定盤14の各
歯13,15のピッチは互いに同一とされ、これに合わ
せて目盛19は中央の「0」点を基準にして前後方向に各
点が等ピッチで形成され、図示しないが各点に数字が付
される。
【0016】なお前述した外枠Aでは、各図に示したよ
うに、夫々の枠杆部材1,2,3,6並びに各部分が、基
本的には前後方向に成形し得る形状に構成されている。
このためこの外枠Aの成形等については、従来から実施
されている成形技術の場合と同様に、主体となる樹脂材
に適量の発泡性樹脂材を必要に応じて配合した母材を使
用し、基本的には前後に整合・離型されるオス型とメス
型とを備えた金型内に射出して、強固で軽量な規格的外
形サイズの直角枠に成形されている。但し、各部におけ
る上下方向や左右方向の成形部分(図では釘孔4,長孔1
1,係止歯帯12,目盛19,後述する軸孔52等を例示
する)については、周知のように、部分的なスライド型
やスライドピン等を利用して併せて成形される。
【0017】(前枠Bについて)前記前枠Bは、前述した
外枠Aの場合と基本的に同様な成形技術に基いて、その
全体が合成樹脂成形されたもので、図2〜図7に示すよ
うに、外枠Aの各杆1,2,3前周面および下枠杆6の前
杆部8の上面に亘る開口前面域に適合する外形サイズと
されている。そして基本的には内周に縦長方形の窓口2
2が前面開口された枠体21と、この窓口22の裏側に
位置されて遊技盤用のセット口27が開口されると共
に、発射盤部28が形成された収容保持枠26とが前後
に連設して一体成形されている。
【0018】枠体21は、窓口22の全内周囲前端面に
窓構成部材35用の設置凹座23が形成され、また窓口
22の下端部に図1に示す下球受け皿31および打球発
射装置32等を設置するための盤部24が一体成形され
ている。また枠体21の上杆部および右杆部に亘り、電
光装飾部33用の設置部25等が形成されている。前記
収容保持枠26には、発射レール34(図3参照)等を取
着し得る発射盤28の上端面を基準にしてセット口27
が形成されており、このセット口27の内周端面に遊技
盤Fに対する位置決め用の突座29が形成され、また4
ヶ所の内周隅部に後述する保持部89が一体成形されて
いる。
【0019】なお前枠Bにおいて詳細な説明は省略する
が、枠体21および収容保持枠26の各部分に各種の遊
技用構成部材や付属部品等に係る設置部および開口部、
そして球通口部等が形成されている。また枠体21の窓
口22と収容保持枠26の前面との間には、遊技盤F前
面および発射盤部28前面に夫々取着される各種部材の
ためのスペース面域Sが、窓口22と略同一面域に亘っ
て形成されている(図6参照)。そして枠体21の盤部2
4下面に、外枠Aの受け座10に対する支持座30が形
成されている。
【0020】ちなみに前枠Bに搭載される他の遊技用構
成部材について付記すると、図1〜図3に略示するよう
に、枠体21側にはガラス扉枠36と上の球受け皿38
をセットした取付け支盤37とを装設した窓構成部材3
5等が装着される。また収容保持枠26側には、後述す
る遊技盤Fの他に裏機構セット盤39および電気制御装
置40等がセットされる。
【0021】(開閉連結支持手段Cについて)前記開閉連
結支持手段Cは、両枠A,Bの正面左側の上下端部に夫
々配設されて、互いの連結支点中心が同一縦中心線上に
整合されている。先ず上の支持手段Cでは、図10およ
び図11等に示すように、外枠Aの上杆1と左側杆2と
の連結隅角部の外側に成形された設置座部49に位置決
め固定(カシメ止め)された補強連結用の支持金具41
と、前枠Bの枠体21の左上隅角部に前向き一体に膨出
形成された軸受ボス状の掛合部45とが主体とされる。
そして支持金具41の支持座片42上に垂立固定された
支軸43と、掛合部45内の支持孔46と、支軸43外
周および支持孔46内に交換可能に嵌挿される合成樹脂
成形の軸受スリーブ47とにより、金具41および掛合
部45同志が互いに着脱および回動(開閉)が可能に連結
支持される。
【0022】なお枠体21の左側面上部には、支持金具
41の支持座片42に対する逃し部50が凹設され、ま
た枠体21の上面左部には、支持金具41前縁に形成さ
れた押え片44に対する係止座48が凹設されている
(図11参照)。一方前記掛合部45は枠体21上面に整
一されて、支持孔46がスリーブ47を予じめ密嵌し得
る段差孔部と縦貫孔部とを有する。但しスリーブ47が
省略される場合には、支持孔46が直通孔とされて支軸
43と嵌挿連結されるものとする。
【0023】これに対して下の支持手段Cは、図10お
よび図12に示すように、外枠Aにおける下枠杆6の前
杆部7の左側上端部に前向き一体に膨出形成された軸受
けボス状の支持部51と、前枠Bにおける枠体21の左
下隅角部に前向き一体に膨出形成された軸受ボス状の掛
合部56とが主体とされている。そして支持部51の軸
支孔52内に下半分を密に嵌挿して垂立固定された支軸
54と、掛合部56内の支持孔57と、支軸54の上半
分外周および支持孔57内に交換可能に嵌挿される合成
樹脂成形の軸受スリーブ58とにより、両部51,56
が互いに着脱および回動(開閉)が可能に連結支持され
る。
【0024】そして支持部51は、その上面が前杆部7
の上端面と水平に整一され、軸支孔52が上面に座孔5
3を有する有底孔とされている。また支軸54は、その
中央部に形成されたフランジ55が座孔53に嵌合し
て、その上面を支持部51の上面に整一して嵌挿垂立さ
れている。一方掛合部56はその下面が枠体21の下端
面と水平に整一され、支持孔57が有底孔とされてい
る。また軸受スリーブ58は、支軸54の上軸部に被嵌
し得る円筒キャップ形にされて支持孔57内に予じめ密
嵌されており、その下端外周に掛合部58の下面および
支軸54のフランジ55上面に夫々当接し得るスペーサ
用の位置決め座59が形成されている。この位置決め座
59は、外枠Aに対する前枠Bの組付け水平姿勢を維持
するための支持基準ともされて、その厚みが外枠Aの受
け座10および前枠Bの支持座30の上下重合厚み分と
同等にされている(図4参照)。
【0025】(施錠手段Dについて)前記施錠手段Dは、
一般に使用されているダブル錠形式、すなわち前枠Bの
施錠と窓構成部材35のガラス扉枠36の施錠とをなし
得る複式のものを例とする。そして図2および図3に略
示するように、前枠Bの前面から合鍵等により解錠し得
る錠機構体61が枠体21の右内側に設置されており、
この錠機構体61の昇降操作杆62に連繋された上下の
掛け金具63,63に対する受け金具64,64が、外枠
Aの右側杆3の内側上下に成形された位置決め取着用の
設置部65に固定配置されている。
【0026】すなわち各々の受け金具64は、図13と
図14に示す如く、支持部64aを基準として、ビス孔
64dを有する取着部64bと、掛け金具63に対する
受け部64cとが直角状態で一連に折曲形成されてい
る。これに対する各々の設置部65は、同図に示すよう
に、右側杆3の補強用リブを兼ねた凹溝67を有する上
下一対の支持片66と、ビス孔68aを有するボス部6
8と、両支持片66間に位置された当接部69とが一体
成形されている。そして受け金具64は、当該の設置部
65に裏側から挿入セットされて最少数のビス70で位
置決め固定されている。この状態では支持部64aが上
下の支持片66の凹溝67間に挿入保持され、取着部6
4bが主杆部3aおよび支持片66、そしてボス部68
の後端面に当接され、また受け部64cが当接部69に
支持されている。なお側杆3の後端において、受け金具
64の取着部64bに対する凹座部は、適宜必要に応じ
て成形してもよい。
【0027】(係合支持手段Eについて)前記係合支持手
段Eは、外枠Aおよび前枠Bの組付け状態の結合化をな
して開閉連結支持手段C,Cに対する前枠側全体の総荷
重影響を回避するためのもので、外枠Aの左右内側を受
け部とした前提において、図5に略示されるように前枠
Bの裏面両側に、計4個の係合支片71,71が形成配
置されている。
【0028】すなわち左上側および左下側の各支持手段
E,Eでは、図11と図12に個々に示すように、枠体
21の裏面に突設された各々の係合支片71,71が、
外枠Aの左側杆2の内端部2cの上部と下部における内
端面72,72に夫々係合可能とされる。一方右上側お
よび右下側の各支持手段E,Eでは、図13と図15に
個々に示すように、枠体21の裏面に突設された各々の
係合支片71,71が外枠Aの右側杆3の内端部3cの
上部と下部に形成された受け面72,72に夫々係合可
能とされる。但し外枠Aに対して前枠Bが開閉変移され
ることを考慮して、右側上下の各係合支片71の右端面
と受け面72が互いに同様な斜状に形成されている。
【0029】(遊技盤Fについて)この遊技盤Fは、図3
に示す如く、前記前枠Bのセット口27内に適合する略
正方形に成形されて、その前面のレール73内に、各種
の入賞装置や遊技部品等を配置して所要の遊技領域74
が構成される一方、4ヶ所の斜状隅部に凹部76を形成
すると共に係合金具77を取着した係合部75が構成さ
れている(図18および図19参照)。そして遊技盤Fの
遊技領域74外前面に、装飾保護部材78がビス等で取
着されており、同部材78の4ヶ所の隅角部には、後述
する施錠保持具81に対する操作口79が形成されてい
る。また遊技盤Fの裏側には、各種の入賞装置等の裏側
部分を覆蓋すると共に、セーフ球の排出案内をなすカバ
ー80が、開閉可能に取着されている。
【0030】(遊技盤Fのセット保持に係る構成につい
て)前記施錠保持具81は、使用される4個の全てが合
成樹脂成形されて、図16および図17に示す同一共通
の構造および形状とされている。すなわち各保持具81
は、回動支点となる支持軸82の後端と前端に、回動案
内用の突起84を配設した円形の係止盤83と、操作孔
86を開口した操作頭部85とが一体に成形されると共
に、この操作頭部85の外周に裏側に係合突起88を設
けた適宜弾性変形可能な扇形状の施錠片87が一体に成
形されている。
【0031】前述の施錠保持具81を回動可能に保持す
るための前枠B側の各保持部89については、図16お
よび図17に示すように、セット口27の内周隅部に成
形された斜状隅部90をベースとして、裏側に係止盤8
3等の嵌合部93等を形成した保持盤部92と、隅部9
0の斜状端面91上において保持盤部92の前端に位置
する軸支部94とが一体に成形されている。そしてこの
両者92,94間に亘り支持軸82に対する挿入口95
および軸支孔96が連通して形成される一方、斜状隅部
90の前面に施錠片87に対する位置決め部97が成形
されている。
【0032】そして夫々の施錠保持具81は、通常の実
施態様として、当該の保持部89に対して図18および
図19に例示するように、操作頭部85側を前向きにし
たもとで、支持軸82を挿入口95から挿入してセット
保持される。この状態においては、係止盤83が保持盤
部92内に嵌合されると共に、支持軸82が軸支孔96
内に嵌挿支持される一方、操作頭部85が斜状隅部90
の前面に係合位置されると共に、施錠片87がセット口
27の内側に突出された向きにあって、遊技盤Fの当該
係合部75を施錠し得るようになっている。
【0033】なおセット口27内に遊技盤Fが収容され
ていない場合や遊技盤Fを解錠する場合において、全て
の保持具81は、図18の施錠位置から反時計方向へ回
動操作する。そして施錠片87の係合突起88が位置決
め部97に係合した位置において、回動範囲および回動
終端点が自ずと決定されて、180°反転した解錠位置
に拘束保持される。ちなみに各保持具81に対する操作
器具98については、装飾保持部材78の各操作口79
から挿入して操作孔86に係合し得るハンドタイプのも
のが利用される。また全ての保持具81は、同一方向、
態様で切換え操作される。
【0034】
【実施例の作用】前述した本実施例のパチンコ遊技機で
は、外枠Aに遊技構成部材を搭載した前枠Bを組付ける
と共に、前枠Bの正面内側に遊技盤Fを収容セット保持
することにより、1台単位毎に構成される。
【0035】そこで先ず、機体をなす双方の枠A,Bの
組付け態様例について説明する。すなわち床面上等に縦
向きに保持された外枠Aに対して、前枠Bを適宜開放し
た向きで少し高い位置に保持したもとで、先ず上の開閉
連結支持手段Cでは、支軸43に掛合部45の軸受スリ
ーブ47を仮り嵌めし、下の開閉連結支持手段Cでは、
支軸54に掛合部56の軸受スリーブ58を合わせる。
そして前枠Bを下げることにより、上下の各支持手段
C,Cの支軸43,54に各スリーブ47,58が密に嵌
挿されて、外枠Aに対して前枠Bは、適宜芯出しされた
状態で連結支持される。
【0036】次に、前枠Bを上下の支軸43,54を開
閉(回動)中心として外枠Aに向けて閉じ込む。これによ
り施錠手段Dの上下の掛け金具63が、外枠Aの当該受
け金具64に当接した際に自己の変形を伴ない係合する
結果、前枠Bは閉鎖状態に施錠保持される。なお外枠A
に対する前枠Bの組付けは、上の支軸43が下の支軸5
4より適宜長いことにより容易に行ない得る。
【0037】そして両枠A,Bの組付け状態にあって、
下の支持手段Cの軸受スリーブ58の位置決め座59下
面が、支持ボス部51の水平上端面(図示では支軸54
のフランジ55上面)に当接し、また前枠Bの支持座3
0が下枠杆6の受け座10に当接する一方、枠体21の
下端内側が当接杆部9に位置決めされる。これにより前
枠B全体が、下枠杆6の前杆部8に対して適宜浮上した
適正な水平姿勢に安定支持される。更には上の支持手段
Cの連結金具41の押え片44が、枠体21の係止座4
8上面に圧接または接触して、前枠Bの上方への変動を
阻止している。
【0038】一方両枠A,Bの組付け状態において各部
の係合支持手段E,Eでは、左側上下および右側上下の
夫々の各係合支片71,71が、外枠A左側および右側
の各受け面72,72に当接した状態で夫々係合されて
いる。これにより外枠Aに対して前枠B全体は、安定に
結合化保持されて左右方向へのガタ付きが良好に制止さ
れる。このため両枠A,Bを機体とするパチンコ遊技機
が、横向き状態で段積みされたり取扱われる場合、外枠
Aが前枠B全体を好適に保持する。
【0039】すなわち横向き状態では、外枠Aに対して
前枠B側全体が下がろうとし、これに伴ない総荷重が常
に下向きに作用することになる。このような状態にあっ
て、開閉連結支持手段C,Cが下側または上側とされた
何れの横向き状態においても、下側左右に変位されるこ
とになる当該の係合支持手段E,Eの係合支片71,71
が、外枠Aの下側に変位された受け面72,72に対し
て夫々係合されることになる(図11および図12参
照)。このため前枠B全体の総荷重が、外枠Aの左右何
れかの側杆2,3に直接的に作用する。また機自体が縦
向きに起こされる際に、外枠Aの隅角部が一旦床面上に
当てられることがあっても、夫々の係合支持手段E,E
が係合状態を呈していることにより、前枠B側の総荷重
が外枠Aの側杆2,3に受けられることになる。
【0040】従って前述した各部の係合支持手段E,E
による係合支持作用の結果において、外枠Aが前枠総荷
重の大部分を直接受け持つこととなり、これに対して開
閉連結支持手段C,Cでは、前枠総荷重が大幅に軽減さ
れた小外力を受ける程度とされて、剪断方向への大外力
の作用が未然に回避されることにより夫々の支軸43,
54の変形や緩み、また支持部51および掛合部45,
56の変形や亀裂破損、更には施錠手段Dの掛け金具6
3の変形等が解消される。
【0041】次に、前枠Bに対する遊技盤Fの着脱態様
例について説明する。すなわち遊技盤Fのセットにあた
っては、窓構成部材35のガラス扉枠36および取付け
支盤37を共に全開したもとで、前枠Bの前面から収容
保持枠26のセット口27内に納め込む。これにより遊
技盤Fは、各々の突座29によって発射盤部28を基準
として位置決めされると共に、夫々の係合部75と保持
部89との当接係合により、所定の起立姿勢で収容され
る。
【0042】そして操作器具98を装飾保護部材78の
各操作口79から当該の施錠保持具81の操作孔86に
係合して回動操作する。これにより保持具81は、図1
8の位置に反転されて、施錠片87の係合突起88が、
係合部75の係合金具77に係合する。この係合位置に
おいて、保持具81はその回動範囲および回動終端位置
が自ずと決定されて、解錠位置から180°反転変位し
た施錠位置に拘束保持される。これにより遊技盤Fは、
全ての係合部75が夫々の施錠保持具81で施錠され、
施錠片87の弾性変形に伴なう緊締力を受けて、強固に
かつ安定した状態で固定化保持される。
【0043】また遊技盤Fの取外しにあたっては、操作
器具98を前述の施錠位置の各保持具81の操作孔86
に係合して、図18中の反時計方向へ回動操作すること
により、保持具81は解錠位置に反転される。この結果
同遊技盤Fは、全ての係合部75が解錠されて前面側に
引出すことにより、開放状態の窓構成部材35の前側か
ら取外すことができる。なお遊技盤Fのセット前におい
て、各施錠保持具81の向きや操作については、印85
aを目安として容易にできる。
【0044】前述のように組付け結合される両枠A,B
を機体として、遊技盤Fを含む各種の遊技用構成部材を
搭載したパチンコ遊技機は、その実施としてゲームホー
ル内の設置枠台Gへの設置にあたり、外枠Aが所要の傾
き角度で設置されたもとで、これに前枠B側全体が組付
けられて遊技に供される。そしてこの実施状態におい
て、外枠Aに対して前枠B側全体が、適正かつ安定に連
結支持されたもとで、ガタ付き等を生ずることなく円滑
に開閉し得ると共に、適正姿勢に維持されたまま閉鎖保
持される。
【0045】そこで設置枠台Gに対する外枠Aの設置態
様について付記する。すなわち図7に部分的に例示する
ように、先ず設置枠台Gの下受け板99上に載置した外
枠Aの下端前縁位置P1を、下受け板99の基準位置P
に整一すると共に、外枠Aの上端前縁位置P3を、上板
100の前縁位置P2に対して所定量後退変位させて、
全体の傾き角度を設定する。このもとで外枠Aの上杆1
を、釘孔4に挿入した止め釘Nを上板100に打込んで
固定する一方、下枠杆6を双方の角度調整用の固定機構
Mで下受け板99に固定する。
【0046】双方の固定機構Mでは、図7および図9
(a),(b)に例示するように各固定盤14について、指
針18を目盛19の例えば「0」点位置に基準合わせし
て、係止歯帯12に互いの歯13,15を介して位置決
め噛合させる。そして止めねじ17を固定盤14の座孔
16から長孔11に挿入して下受け板99にねじ込み、
固定盤14を強く締付けて直接には下杆部7を押圧固定
することにより、外枠Aが所定の傾きで設置される。
【0047】なお外枠Aを別の角度に変更調整する場合
には、止めねじ17を少し緩めて係止歯帯12から固定
盤14を一旦解離させたもとで、下枠杆6が前後何れか
へ変位されることにより、図9(a),(b)に示すように
止めねじ17に対して長孔11を介して相対的に移動さ
れる。そして固定盤14の指針18を「0」点から何れか
の目盛19位置に変更整合させることにより、外枠Aの
傾きが決定される。しかる後は、止めねじ17を再び強
くねじ込むことにより、固定盤14が係止歯帯12に相
対的変位部分で噛合固定される。これにより下枠杆6の
微動が阻止されて、外枠Aが強固に再固定される。
【0048】本発明が対象とするパチンコ遊技機用の外
枠において、各部分に係る技術については、前述の実施
例以外の他例も好適に推奨される。例えば右上の開閉連
結支持手段Cについては、図20に例示するように、外
枠Aの上杆1の前端部1bと左側杆2の前端部2bとの
連設隅角部の前面に成形された設置座部49aに対し
て、支持座片102に支軸103を垂立した連結金具1
01が固定される形式としてもよい。また施錠手段Dに
おける外枠A側の各施錠受け部分については、図21に
示すように、右側杆3の内端部3c内側とリブ3dとに
一体成形された支片部104に、受け金具105を横方
向から密に嵌着する形式としてもよい。これによれば、
ビスを不要にして受け具105が固定できる。
【0049】一方両枠A,Bの結合保持に係る係合支持
については、反開閉支点側の結合保持を前提とした例に
おいて、図22に例示するように、右側杆3の内端部3
c内側に一体成形されて嵌合孔107を開通した受け具
106と、前枠Bの右側部裏面から突設されて嵌合孔1
07に嵌挿して左右方向に係合される係合支片108と
による係合支持手段Eや、図23に示すように、右側杆
3の前端部3bに開口成形されたスリット状の受け口1
09と、前枠Bの右側部裏面から突設されて受け口10
9に嵌合して左右方向に係合される係合支片110とに
よる係合支持手段E等である。但しこれら手段E,Eに
おいて、受け具106の嵌合孔107や受け口109お
よび係合支片108,110は、ともにテーパー状の孔
や軸であってもよい。
【0050】また両枠A,Bの組合わせについては、図
24に例示するように、外枠A左右の側杆2,3の前端
部2b,3bの前面外側端に上下レール状の壁条111,
112を一体成形する一方、前枠Bでは、その枠体21
を左右の両壁条111,112内側間に適合する幅に成
形して、嵌合可能にする。そして両枠A,Bについて、
各側の壁条111,112の内側斜面と、枠体21左右
の外側斜面とを互いに当接係合させる型式としてもよ
い。これによれば、外枠Aに組付けられた前枠Bの左右
方向へのガタ付き等を好適に回避し得ると共に、両枠
A,Bの整合面から異物(針金等)の侵入ひいては不正防
止を図ることができる。なおこの型式において、必要が
あれば外枠Aの上杆1の前端部1aにも壁条を成形し
て、前枠Bの枠体21上端を嵌合可能としてもよい。ま
た図24に示すように、枠体21の裏側に係合支片71
を突設して各側杆2,3の内側に係合させるようにして
もよい。
【0051】そして前述した開閉連結支持,係合支持等
の技術については、外枠Aが各杆1,2,3,6を夫々所
要の断面形状で合成樹脂成形して互いに嵌合連結部やボ
ルト等で枠組み構成される型式のものであっても実施可
能である。
【0052】
【発明の効果】前述した実施例から理解できるように、
本発明に係るパチンコ遊技機用の外枠によれば、外枠の
全ての枠杆部材および付属部品用取着部分を含めて一体
に合成樹脂成形したので、強度の向上,軽量化,製作の簡
易化を図り得ると共に、コストを低減し得る。特に外枠
を構成する各枠杆部材に補強用のリブを一体成形したか
ら、各枠杆部材の厚みを必要最小として軽量化と強度の
強化とを図ることができるものである。また、外枠に前
枠を組付け保持する開閉連結支持手段の支持部材や施錠
装置の施錠用受け具を安定かつ強固に固定し得るので、
外枠に対して前枠を適正な姿勢に長く安定して組付け保
持することができる。
【0053】また外枠の形状は、夫々の枠杆部材並びに
各部分が基本的には前後方向に成形し得る形状に構成さ
れているので、従来から実施されている成形技術を利用
して簡単に製作可能であり、一層のコスト低減が可能で
ある。なお、従来の木製外枠にあっては、長期の使用に
よる老朽化やモデルチェンジ等により不用となった場合
はそのまま廃棄処分する外なかったが、本発明に係る合
成樹脂成形製の外枠は、不用となった場合にも容易に再
生可能であるので、省資源等の観点からも極めて有効で
ある。更には、外枠における左右の側杆の前端部の前面
外側端に、前枠の左右の側縁と嵌め合い状態で整合した
左右方向に係合可能な上下レール状の壁条を一体成形し
たので、外枠に組付けられた前枠の左右方向へのガタ付
き等を好適に回避し得ると共に、両枠の整合面から異物
(針金等)の侵入ひいては不正防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施に係るパチンコ遊技機全体の正面
図である。
【図2】パチンコ遊技機の主体部分をブロック的に分解
した斜視図である。
【図3】パチンコ遊技機の主要構成部材の分解斜視図で
ある。
【図4】外枠と前枠との組合わせ状態の正面図である。
【図5】外枠と前枠との組合わせ状態の背面図である。
【図6】図4中のVI−VI線に基く一部省略した平断面図
である。
【図7】図4中のVII−VII線に基く一部省略した側断面
図である。
【図8】外枠の上部を一部省略して例示する背面図であ
る。
【図9】角度調整用の固定機構の調整状態例の平面図で
ある。
【図10】上下の開閉連結支持手段を部分的に破断した
正面図である。
【図11】左上の開閉連結支持手段および係合支持手段
の分解斜視図である。
【図12】左下の開閉連結支持手段および係合支持手段
の分解斜視図である。
【図13】右上の施錠受け部および係合支持手段の斜視
図である。
【図14】右下の施錠受け部の分解斜視図である。
【図15】右下の係合支持手段の分解斜視図である。
【図16】遊技盤用の施錠保持具および保持部を正面側
から観た状態の分解斜視図である。
【図17】遊技盤用の施錠保持具および保持部を裏面側
から観た状態の分解斜視図である。
【図18】遊技機の施錠状態の部分的な正面図である。
【図19】図18中XIX−XIX線に基く断面図である。
【図20】右上の開閉連結支持手段の別例の斜視図であ
る。
【図21】施錠受け部分の別例の分解斜視図である。
【図22】係合支持手段の別例の分解斜視図である。
【図23】係合支持手段の別例の分解斜視図である。
【図24】外枠と前枠との組合せの別例の平断面図であ
る。
【図25】外枠の基本的外形サイズ等を例示する斜視図
である。
【符号の説明】
1…上杆 1a,2a,3a…主杆部 1
b,2b,3b…前端部 1d,2d,3d…補助リブ 2…左側杆
3…右側杆 4…釘孔 5…逃し部 6…下枠杆
6a…連結板部 7…下杆部 8…前杆部 9…当接杆部
10…受け座 11…長孔 13…歯 14…固定盤
17…止めねじ 41…連結金具 49,49a…設置座部
51…支持部 52…軸支孔 54…支軸 64…受け金
具 65…設置部 66…支持片 68a…ビ
ス孔 69…当接部 101…連結金具 103
…支軸 104…支片部 105…受け金具 11
1,112…壁条 A…外枠 B…前枠 C…開閉連結支持手
段 D…施錠装置 N…釘

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦向きで遊技に供されるパチンコ遊技機
    の外郭保持枠として、上杆(1)と左右の側杆(2,3)および
    下枠杆(6)を互いに直角枠組み状態で一体に合成樹脂成
    形して、規格的外形サイズをもつ縦長方形枠に製作され
    て、各種の遊技構成部材用の開閉搭載枠をなす前枠(B)
    を、一側縁上下の開閉連結支持手段(C,C)と、他側縁内
    側の施錠装置(D)を利用して組付け保持し得る外枠(A)に
    あって、 前記上杆(1)は、その主杆部(1a)に前端部(1b)および複
    数の補助リブ(1d)を一体成形すると共に主杆部(1a)の両
    側に枠止め手段(N)のための貫通孔(4)を形成し、前記左
    側杆(2)は、その主杆部(2a)に前端部(2b)および複数の
    補強リブ(2d)を一体成形して、両杆(1,2)の連設隅角部
    に前記上開閉連結支持手段(C)の支持具(41)のための設
    置座部(49)を成形し、前記右側杆(3)は、その主杆部(3
    a)に前端部(3b)および複数の補助リブ(3d)を一体成形す
    ると共に主杆部(3a)の内側に前記施錠装置(D)の主体部
    に対する逃し凹部(5)と施錠用受け具(64)のための設置
    部(65)を成形して、これら3つの杆(1,2,3)の前端部(1
    b,2b,3b)を前記前枠(B)の裏面周縁に合わせて同一垂直
    面に整合し、 前記下枠杆(6)は、左右の側杆(2,3)の主杆部(2a,3a)の
    下端間に連設されて上杆(1)と平行をなす下杆部(7)と、
    この下杆部(7)の前縁から起立されて側杆(2,3)の前端部
    (2b,3b)より前側位置で連設された前杆部(8)と、前杆部
    (8)の上面後側縁に起立して前枠(B)の下縁裏面に位置決
    め当接し得る当接杆部(9)とを、断面略コの字状で一体
    成形すると共に、下枠杆(6)の内側両端と側杆(2,3)の内
    側下端とを連結板(6a,6a)で補強連結し、下杆部(7)の両
    側に枠止め手段(17)のための挿通孔(11)を形成し、前杆
    部(8)の上面左端部に前記下開閉連結支持手段(C)の支持
    部材(54)のための設置部(52)を形成すると共に、同上面
    右部に前枠(B)の水平支持用の受け座(10)を成形したこ
    とを特徴とするパチンコ遊技機用の外枠。
  2. 【請求項2】 前記右の側杆(3)では、その主杆部(3a)
    の上部と下部の各内側において、ビス孔(68a)および上
    下方向と前後方向の位置決め部分(66,69)を有する設置
    部(65,65)を成形し、この各設置部(65,65)に対して前記
    施錠用の受け具(64,64)を位置決め固定した請求項1記
    載のパチンコ遊技機用の外枠。
  3. 【請求項3】 前記下枠杆(6)では、その下杆部(7)両側
    に枠止め手段(14,17)のための係止部(13)と長孔(11)を
    成形すると共に、同下杆部(7)の底面を外枠全体が後傾
    し易い適宜傾斜面に成形し、前杆部(8)の左上端部に前
    記下開閉連結支持手段(C)の受け部をなす軸受けボス状
    の支持部(51)を前向き一体に膨出成形して、この支持部
    (51)の中心部に成形した軸孔(52)に支軸(54)を起立状に
    嵌挿固定した請求項1記載のパチンコ遊技機用の外枠。
  4. 【請求項4】 前記上杆(1)と左側杆(2)との連設隅角部
    では、双方の前端部(1b,2b)の前面に亘り正面L形状の
    設置座部(49a)を凹設し、この設置座部(49a)に対して前
    記上開閉連結支持手段(C)の受け部をなす支軸(103)付き
    の連結金具(101)を位置決め固定した請求項1記載のパ
    チンコ遊技機用の外枠。
  5. 【請求項5】 前記右の側杆(3)では、その主杆部(3a)
    の所定部位の内側において、適宜補強された支片部(10
    4)を一体成形し、この支片部(104)に対して前記施錠装
    置(D)の受け部をなす金属製の施錠用の受け具(105)を嵌
    合固定した請求項1記載のパチンコ遊技機用の外枠。
  6. 【請求項6】 前記左右の側杆(2,3)では、夫々の前端
    部(2b,3b)前面に前記前枠(B)の左右の側縁と嵌め合い状
    態で整合して、左右方向に係合可能とされた上下レール
    状の壁条(111,112)を一体に突出成形した請求項1記載
    のパチンコ遊技機用の外枠。
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