JP3558926B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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邦夫 松元
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機、アレンジボール機、雀球機等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のパチンコ機等の弾球遊技機では、前枠の上部に窓孔を形成し、この窓孔に対応して前枠の裏側に遊技盤装着枠を介して遊技盤を装着すると共に、遊技盤の前側にガラス扉を開閉自在に設け、また前枠の下部側に上皿ユニット、下皿ユニット、発射手段の発射ハンドル等を設けている。
【0003】
前枠は、帯状のベニヤ板を上下、左右に接合した枠体の前面側にセルロイド製等の化粧シートを接着剤で接着して構成している。そして、この化粧シートの前側から前枠の窓孔に門形状の金枠を嵌め込んでネジにより固定し、この金枠を介してガラス扉を開閉自在に枢支すると共に、枢支側と反対側の施錠手段によりガラス扉を閉状態にロックするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の弾球遊技機では、金枠を門形状に構成し、この金枠を前枠の窓孔に嵌め込んで固定する構造を採っている。このため、従来の金枠は形状的に非常に大きなものになり、金枠自体の製作コストが高騰し、また組み立て時の取り扱いが煩雑である等の欠点がある。
【0005】
特に金枠は、前枠の窓孔に沿ってその周辺部分に門形状に配置しており、弾球遊技機の前面側に露出しているため、組み立て等に際しては、金枠を損傷し又は変形させないように慎重に取り扱う必要があり、金枠が大型で、しかも形状的に門形状であることと相俟って、その取り扱いが非常に煩雑である。
【0006】
また前枠の窓孔に沿ってその周辺部分に門形状に配置しており、金枠自体が非常に大型であるため、この金枠によって弾球遊技機の前面側のデザインが制約され、又は大きく損なわれると言う欠点もある。
【0007】
本発明は、遊技機の前側のデザインを自由に決定でき、組み立て時の作業性が向上し、容易且つ能率的に組み立て可能である弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前枠3 の裏側に、該前枠3 の裏側の遊技盤装着枠7 を介して遊技盤9 を装着し、前記前枠3 の前側に、該前枠 3 と該前枠 3 の左右の側枠部 32 を前面側から覆う合成樹脂製の前枠カバー 33 との間に介在された金枠 17 を介してガラス扉 13 を開閉自在に枢着し、前記前枠 3 の左右両側に複数個の取り付け孔 35 を設け、前記遊技盤装着枠7 及び前記金枠 17に、前記前枠3 の左右両側の前記各取り付け孔35に対応する複数個の取り付け孔54,40 を設け、前記各前枠カバー 33 の裏側に、前記金枠 17 の前記各取り付け孔 40 に嵌合して位置決めし且つ前記前枠 3 の前記各取り付け孔 35 に嵌合する複数個のボス部 59 と、前記金枠 17 を前記前枠 3 側に押圧する押圧部 58 とを一体に形成し、前記遊技盤装着枠7 の前記各取り付け孔54に裏側から挿通され且つ前記前枠 3 の前記各取り付け孔 35 内で前記各ボス部 59 に螺合するネジ60により、前記前枠カバー33と前記遊技盤装着枠7 とを前記前枠3 に固定したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳述する。
【0012】
図1乃至図7は本発明の第1の実施形態を例示する。図1乃至図4において、1 は弾球遊技機本体で、矩形枠状の外枠2 と、この外枠2 の前側に配置された前枠3 とを備えている。前枠3 は左端側の上下一対の前枠用ヒンジ4,5 を介して外枠2 に着脱及び開閉自在に装着されている。
【0013】
前枠3 の裏側には、その窓孔6 に対応して遊技盤装着枠7 と遊技盤受け枠8 とが固定されている。遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 は遊技盤9 を着脱自在に装着するためのもので、これら遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 に遊技盤9 が裏側から着脱自在に嵌着され、裏機構板10により固定されている。
【0014】
なお、遊技盤9 の前面には、図5及び図6に示すように、遊技球を案内するガイドレール11、障害釘12等の他に、変動図柄表示手段等の遊技部品が装着されている。
【0015】
前枠3 の窓孔6 には、遊技盤装着枠7 等に装着された遊技盤9 を前面側から覆うガラス扉13と、遊技盤9 の下側に配置された発射手段14の発射機構15等を覆う開閉板16とが上下に配置されている。ガラス扉13及び開閉板16は、金枠17を介して前枠3 に開閉自在に枢支され、且つ施錠手段により閉状態にロックされている。開閉板16には合成樹脂製の上皿ユニット18が装着され、この上皿ユニット18は上皿19と、上皿19を覆う上皿カバー20とにより構成されている。
【0016】
前枠3 の下端部の前面側には、下皿ユニット21と発射手段14の発射ハンドル22とが左右に配置されている。下皿ユニット21は、上皿19から溢流した遊技球を受ける下皿23と、喫煙者用の灰皿24と、これらを覆う下皿カバー25とにより構成されている。
【0017】
発射ハンドル22は、図7に示すように、取り付け板26に固定された支持筒27の前端側に設けられており、この発射ハンドル22を回動操作した時に、前枠3 の裏面側の発射モータ28が作動して、発射機構15の打撃槌29により発射レール上の遊技球を打撃し、その遊技球をガイドレール11側に発射するようになっている。取り付け板26は前枠3 の裏側に当接され、この取り付け板26に発射モータ28、打撃槌29等を含む発射機構15が取り付けられている。
【0018】
前枠3 はベニヤ板製であって、図3及び図4に示すように、遊技盤9 用の窓孔6 を形成すべく上下、左右に配置された上枠部30、下枠部31及び左右の側枠部32を一体に接合して構成されている。そして、前枠3 の下枠部31には、この下枠部31の全体を前面側から覆うように合成樹脂製の下皿カバー25が装着され、また左右の側枠部32には、この各側枠部32を前面側から覆うように合成樹脂製の前枠カバー33が装着されている。
【0019】
前枠3 には、図3に示すように、前面側の左右両側に金枠17用の嵌合凹部34が前面側に形成されると共に、複数個の取り付け孔35が前後に貫通して形成されている。各嵌合凹部34は側枠部32から上枠部30と下枠部31との一部に達するように、各側枠部32に沿って上下方向に形成されている。取り付け孔35は各側枠部32から上枠部30に跨がって設けられ、その各側枠部32側の取り付け孔35は嵌合凹部34内に、上枠部30側の取り付け孔35はその左右両端部で嵌合凹部34から外れた位置に夫々設けられている。
【0020】
金枠17は、図3に示すように、ガラス扉13を枢支する枢支枠部36側と、ガラス扉13を施錠する施錠枠部37側とに分割されており、前枠3 の嵌合凹部34内に嵌合して前枠3 と前枠カバー33との間に介在して装着されている。枢支枠部36及び施錠枠部37は、窓孔6 の上下両端に達する長さの帯状又は棒状の金属板からなり、この枢支枠部36及び施錠枠部37には、図5に示すように、内側にガラス扉13用の溝部38が、前側に2個の山形状の突条部39が夫々形成され、その突条部39間に、側枠部32の各取り付け孔35に対応する複数個の取り付け孔40が設けらている。突条部39は溝部38の近傍側と、この溝部38と反対の端縁側とに設けられている。
【0021】
なお、枢支枠部36には、その溝部38側に3個の突部41が成形され、この各突部41に上下方向に挿通されたヒンジ軸42によりガラス扉13と開閉板16とが開閉自在に枢支されている。また施錠枠部37には、その溝部38側に上下摺動自在に施錠手段のロック板43が設けられ、このロック板43によりガラス扉13と開閉板16との係合ピンを係脱自在に係止するようになっている。
【0022】
ガラス扉13は、図5及び図6に示すように、開口部44を有する金属板製のガラス扉枠45と、このガラス扉枠45の前面側に装着された合成樹脂製の扉カバー46と、ガラス扉枠45の裏側に固定されたガラスレール部47と、このガラスレール部47に上側から挿入された2枚のガラス板48とにより構成されている。開口部44は、上側がガイドレール11に沿って円弧状に形成され、下側が角形に形成されている。
【0023】
ガラス扉枠45及び扉カバー46は、図6に示す如く、ガラス扉13を閉じた時に左右の前枠カバー33間で前枠3 の上枠部30を前側から覆うように、上部側が前枠3 の上端側まで延びている。そして、扉カバー46には、ガラス扉枠45の開口部44に嵌合する開口縁部49が開口部44の形状に合わせて一体に形成され、また前側に張り出す庇部50が上部側に左右方向に形成され、その庇部50の左右両側に電飾部51が2個づつ設けられている。
【0024】
なお、ガラスレール部47及び扉カバー46は、ネジ52によりガラス扉枠45に固定されている。
【0025】
遊技盤装着枠7 は、図3及び図4に示すように、前枠3 の窓孔6 を取り囲み且つ下側が開放する門形状であって、内側の全周に段部53が形成されており、裏側から嵌め込まれた遊技盤9 を段部53と裏機構板10との間で挟持して固定するようになっている。この遊技盤装着枠7 には、前枠3 側の取り付け孔35に対応する複数個の取り付け孔54が縦枠部及び横枠部に形成されると共に、遊技盤受け枠8 を着脱自在に固定するロックレバー55が裏側に2個設けられている。
【0026】
遊技盤受け枠8 は、遊技盤装着枠7 に嵌合する遊技盤9 を下側から受けるもので、窓孔6 の下部側で遊技盤装着枠7 の下端側に配置されており、この遊技盤受け枠8 の左右両端部には、前枠3 の下端側の取り付け孔35に対応する取り付け孔56が形成されている。
【0027】
左右の各前枠カバー33は、下皿カバー25から上側で側枠部32に沿って前枠3 の上端までを前面側から覆うように、側枠部32と略同一幅で上下方向に長い正面視帯状に構成されている。そして、各前枠カバー33は、図5にも示すように、前枠3 の前面側に当接する周縁部57と、上下方向に所定間隔をおいて左右方向に配置された複数個の補強リブ58と、前枠3 の各取り付け孔35に対応し且つ裏側に突出する複数個のボス部59とが裏側に一体に形成されている。
【0028】
各ボス部59は前枠3 の厚さよりも若干短く前枠3 の裏側に突出しない程度の長さであって、金枠17の各取り付け孔40に嵌合して各枠部36,37 を位置決めすると共に、前枠3 の各取り付け孔35に嵌合している。そして、このボス部59には、前枠3 の取り付け孔35内において、遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 の取り付け孔54,56 に裏側から挿通されたネジ60が螺合されており、このネジ60により前枠カバー33と遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 が前枠3 の前後に締結して固定されている。
【0029】
補強リブ58は、前枠カバー33を裏側から補強すると共に、前枠カバー33を前枠3 に固定した時に、金枠17の各枠部36,37 の突条部39に前側から当接して、各枠部を前枠3 側に押圧し固定する押圧部を兼用するようになっている。
【0030】
なお、左側の前枠カバー33は、中央部分が前枠3 から若干前側に浮き上がるように全体として略偏平状になっており、また右側の前枠カバー33は、ガラス扉13側が高くなるように断面三角形状に突出すると共に、その中間部分に施錠カバー61が装着されている。
【0031】
前枠3 の下枠部31の裏側には、図7に示すように、上皿から溢流した遊技球を案内するための案内ダクト62が配置され、この案内ダクト62と下皿は下枠部31を前後から挟んでネジ63により固定されている。下皿カバー25は、下枠部31の全体を前面側から覆う前枠カバー兼用であって、裏側に突出する複数個のボス部64を一体に備え、その各ボス部64が下枠部31の取り付け孔65に嵌合されている。そして、この各ボス部65には、下枠部31の裏側に当接された発射ハンドル22用の取り付け板26、清算スイッチ用の取り付け板66等の裏機構部材に裏側から挿通されたネジ67が螺合され、このネジ67により下皿カバー25と各取り付け板26,66 とが下枠部31に固定されている。
【0032】
なお、図2において、68は遊技盤9 の遊技部品を裏側から覆う裏カバー、69は遊技盤9 の入賞口等に入賞した遊技球を集める入賞球タンクで、これらは遊技盤9 の裏側に装着されている。70は賞球を上皿に払い出す球払い出し手段、71は球払い出し手段70から払い出された遊技球を上皿19に案内するため等の案内ユニット、72は賞球を貯留する賞球タンク、73は賞球タンク72からの賞球を球払い出し手段70に案内する賞球タンクレールで、これらは裏機構板10の裏側に装着されている。
【0033】
上記構成の弾球遊技機によれば、次のような利点がある。
【0034】
この弾球遊技機には、前枠3 の各側枠部32の前側に前枠カバー33が、下枠部31の前側に下皿カバー25が、ガラス扉13の前側に扉カバー46が、開閉板16の前側に上皿カバー20が夫々あるため、これらの各カバー20,25,33,46 の形状によって弾球遊技機全体の前側のデザインを自由に決定することができる。特に各カバー20,25,33,46 が合成樹脂製であるため、金形成形が可能な範囲内で比較的容易にデザインを選択し決定することが可能である。
【0035】
従って、従来のベニヤ板製の枠体に化粧シートを接着して前枠3 を構成する場合に比較して、各カバー20,25,33,46 に立体感を持たせる等、弾球遊技機の前面側を質感、量感に溢れた豪華且つ斬新なデザインに仕上げることができる。
【0036】
また前枠カバー33は前枠3 の下枠部31の前面側の下皿カバー25から上側にあり、この前枠カバー33によって前枠3 の各側枠部32と共に金枠17の各枠部36,37 を前面側から覆っているので、金枠17が前面側に露出することもなく、従来のベニヤ板製の前枠3 の前面側に化粧シートを装着する弾球遊技機に比べて前面側のデザインの低下を防止できる。従って、弾球遊技機の前面側のデザイン性が非常に向上し、高級感のある弾球遊技機を容易に製作できる。
【0037】
更にガラス扉13は前枠3 の窓孔6 の上端側を越えて前枠3 の上端まで一体に延びており、このガラス扉13により前枠3 の上枠部30を前面側から覆うようにしているため、前枠3 の上枠部30を前面側から覆うためのカバーが不要になり、これによって部品点数を削減、製作コストの低減、組み立て作業の能率化を図ることができる。
【0038】
特に、ガラス扉13で前枠3 の上枠部30を前面側から覆う一方、左右の前枠カバー33を前枠3 の上端まで延ばしているので、弾球遊技機の前面側に入る分割線の数が少なくなり、弾球遊技機の前面側のデザインがすっきりしたものになる。
【0039】
しかもガラス扉13は窓孔6 から上側に一体に延びているので、その扉カバー46の上部側に、電飾部51付きの庇部50を設けることができる等、弾球遊技機の上部側の装飾性も容易に確保することができる。
【0040】
各前枠カバー33に一体に成形したボス部59を前枠3 及び金枠17の取り付け孔35,40 に嵌合し、遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 の取り付け孔54,56 に裏側から挿通されたネジ60をボス部59に螺合して締結しているので、ネジ60の締結により前枠3 の前後の前枠カバー33、金枠17、遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 を前枠3 に一挙に固定でき、組み立て時の作業性が著しく向上し、容易且つ能率的な組み立て作業が可能である。
【0041】
しかも、使用後の弾球遊技機を分解して合成樹脂材料等を再利用する場合にも、ネジ60を外すことにより、前枠カバー33、金枠17、遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 を前枠3 から分離できるため、分解時の作業も容易である。このため、弾球遊技機の分解に要するコストも大幅に低減し、コスト的にも材料の再利用が容易になる利点がある。
【0042】
ボス部59は前枠3 の裏側に突出しない程度の厚さであり、前枠カバー33から裏側への突出量が小さいので、前枠カバー33の裏側にボス部59が一体にあるにも拘わらず、組み立て前の前枠カバー33の取り扱いが容易であると共に、組み立てた状態では前枠3 の取り付け孔35内でボス部59にネジ60が螺合するため、遊技盤装着枠7 等にかかる外力によりボス部59が剪断するようなことも防止できる。
【0043】
更に金枠17は、ガラス扉13を枢支する枢支枠部36と、施錠手段側の施錠枠部37とに分割し、その各枠部36,37 を上下方向に長い帯状又は棒状に構成しているため、従来の窓孔6 に嵌合する門形状の金枠を用いる場合に比較して、金枠17が非常に簡単で小形であり、金枠17を容易且つ安価に製作でき、その製作コストを大幅に低減できる。
【0044】
また金枠17の枢支枠部36、施錠枠部37に取り付け孔40を形成し、この取り付け孔40に前枠カバー33のボス部59を嵌合して位置決めしているため、金枠17を左右の枢支枠部36と施錠枠部37とに分割しているにも拘わらず、枢支枠部36と施錠枠部37とを前枠3 の各側枠部32に沿って確実に位置決めでき、ガラス扉13及び開閉板16の傾き等を防止して、ガラス扉13及び開閉板16の開閉、施錠を円滑且つ確実にできる。
【0045】
ボス部59は前枠3 の取り付け孔35に嵌合しているので、単に枢支枠部36、施錠枠部37の取り付け孔40に嵌合するだけの短い場合に比較して、枢支枠部36、施錠枠部37がボス部59から離脱することもなく、またガラス扉13の開閉時に金枠17に大きな外力がかかった場合にも、ボス部59の負担を軽減でき、ボス部59の折損等を容易に防止できる。
【0046】
前枠3 の各側枠部32に金枠17用の嵌合凹部34を形成し、この嵌合凹部34に金枠17の枢支枠部36及び施錠枠部37を夫々嵌合しているので、金枠17の枢支枠部36及び施錠枠部37に、板厚を薄くして突条部39で剛性を確保したものを用いることが可能であり、左右の枢支枠部36と施錠枠部37と分割することと相俟って、金枠17の製作コストを大幅に低減できる。
【0047】
しかも、金枠17の枢支枠部36と施錠枠部37には、ガラス扉13の縁部が嵌合する溝部38を形成するだけでなく、この溝部38側とその反対側とに2条の突条部39を上下方向に形成する一方、この突条部39を前枠カバー33の補強リブ58で前枠3 側に押圧しているので、枢支枠部36及び施錠枠部37の前後方向のガタツキを確実に防止でき、前枠3 と前枠カバー33との間で枢支枠部36及び施錠枠部37を確実に挟持し固定できる。
【0048】
また突条部39が山形状であって、その頂部を前枠カバー33の補強リブ58で押圧するようにしているため、枢支枠部36及び施錠枠部37に板厚の比較的薄い材料を使用した場合には、ネジ60を締め付けた時に突条部39を弾性的に変形させることができ、多少の製作誤差があっても、枢支枠部36及び施錠枠部37を固定しつつ、前枠カバー33の周縁部57を前枠3 の前面側に確実に当接させることができる。
【0049】
下皿カバー25にもボス部64を設け、このボス部64を前枠3 の取り付け孔65に嵌合させて、発射ハンドル22の取り付け板26等の裏機構部材に裏側から挿通したネジ67をボス部64に螺合して固形しているので、このネジ67の締め付けにより下皿カバー25と裏機構部材とを同時に前枠3 の前後に固定できる。
【0050】
図8は本発明の第2の実施形態を例示し、前枠カバー33のボス部59を前枠3 の裏側に突出させ、このボス部59を遊技盤装着枠7 の取り付け孔54に嵌合させたものである。
【0051】
この場合には、ボス部59の突出量が多少大になるが、ボス部59を遊技盤装着枠7 の取り付け孔54に嵌合させて、その後に遊技盤装着枠7 の裏側からネジ60を挿通して締め付けるので、ネジ60の締め付け前にボス部59によって遊技盤装着枠7 を位置決めできる。従って、前枠3 の窓孔6 に対する前枠カバー33、金枠17、遊技盤装着枠7 の相対位置を確実に決めてからネジ60を締め付けことができ、組み立てに際しての位置決め作業が非常に容易である。
【0052】
以上、本発明の実施形態について例示したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
【0053】
例えば、前枠カバー33の前面側の形状は、弾球遊技機全体のデザインに応じて自在に変更することができる。
【0054】
またガラス扉13には、従来と同じように前枠3 の窓孔6 に対応する大きさのものを使用することも可能である。
【0055】
更に各実施形態では弾球遊技機として説明しているが、具体的にはパチンコ機、アレンジボール機、その他の何れであっても、全く同様に実施可能であることは言うまでもない。
【0056】
【発明の効果】
本発明によれば、前枠3 の裏側に、該前枠3 の裏側の遊技盤装着枠7 を介して遊技盤9 を装着し、前枠3 の前側に、該前枠 3 と該前枠 3 の左右の側枠部 32 を前面側から覆う合成樹脂製の前枠カバー 33 との間に介在された金枠 17 を介してガラス扉 13 を開閉自在に枢着し、前枠 3 の左右両側に複数個の取り付け孔 35 を設け、遊技盤装着枠7 及び金枠 17に、前枠3 の左右両側の各取り付け孔35に対応する複数個の取り付け孔54,40 を設け、各前枠カバー 33 の裏側に、金枠 17 の各取り付け孔 40 に嵌合して位置決めし且つ前枠 3 の各取り付け孔 35 に嵌合する複数個のボス部 59 と、金枠 17 を前枠 3 側に押圧する押圧部 58 とを一体に形成し、遊技盤装着枠7 の各取り付け孔54に裏側から挿通され且つ前枠 3 の各取り付け孔 35 内で各ボス部 59 に螺合するネジ60により、前枠カバー33と遊技盤装着枠7 とを前枠3 に固定しているので、遊技機の前側のデザインを自由に決定でき、組み立て時の作業性が向上し、容易且つ能率的に組み立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の背面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す前枠等の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す前枠の裏側の斜視図である。
【図5】図1のA−A線拡大断面図である。
【図6】図1のB−B線拡大断面図である。
【図7】図1のC−C線拡大断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す要部の断面図である。
【符号の説明】
3 前枠
7 遊技盤装着枠
9 遊技盤
13 ガラス扉
21 下皿ユニット
23 下皿
25 下皿カバー(前枠カバー)
26,66 取り付け板(裏機構部材)
33 前枠カバー
35 取り付け孔
45,54,65 取り付け孔
59,64 ボス部
60,67 ネジ

Claims (1)

  1. 前枠(3) の裏側に、該前枠(3) の裏側の遊技盤装着枠(7) を介して遊技盤(9) を装着し、前記前枠(3) の前側に、該前枠 (3) と該前枠 (3) の左右の側枠部 (32) を前面側から覆う合成樹脂製の前枠カバー (33) との間に介在された金枠 (17) を介してガラス扉 (13) を開閉自在に枢着し、前記前枠 (3) の左右両側に複数個の取り付け孔 (35) を設け、前記遊技盤装着枠(7) 及び前記金枠 (17)に、前記前枠(3) の左右両側の前記各取り付け孔(35)に対応する複数個の取り付け孔(54)(40)を設け、前記各前枠カバー (33) の裏側に、前記金枠 (17) の前記各取り付け孔 (40) に嵌合して位置決めし且つ前記前枠 (3) の前記各取り付け孔 (35) に嵌合する複数個のボス部 (59) と、前記金枠 (17) を前記前枠 (3) 側に押圧する押圧部 (58) とを一体に形成し、前記遊技盤装着枠(7) の前記各取り付け孔(54)に裏側から挿通され且つ前記前枠 (3) の前記各取り付け孔 (35) 内で前記各ボス部 (59) に螺合するネジ(60)により、前記前枠カバー(33)と前記遊技盤装着枠(7) とを前記前枠(3) に固定したことを特徴とする弾球遊技機。
JP19606699A 1999-07-09 1999-07-09 弾球遊技機 Expired - Lifetime JP3558926B2 (ja)

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