JP2933875B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2933875B2
JP2933875B2 JP15013296A JP15013296A JP2933875B2 JP 2933875 B2 JP2933875 B2 JP 2933875B2 JP 15013296 A JP15013296 A JP 15013296A JP 15013296 A JP15013296 A JP 15013296A JP 2933875 B2 JP2933875 B2 JP 2933875B2
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邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球機等の弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機等の弾球遊技機では、
前枠の上部に窓孔を形成し、この窓孔に対応して前枠の
裏側に遊技盤装着枠を介して遊技盤を装着すると共に、
遊技盤の前側にガラス扉を開閉自在に設け、また前枠の
下部側に上皿ユニット、下皿ユニット、発射手段の発射
ハンドル等を設けている。
【0003】前枠は、帯状のベニヤ板を上下、左右に接
合した枠体の前面側にセルロイド製等の化粧シートを接
着剤で接着して構成している。そして、この前枠の窓孔
に、矩形状の金枠を嵌め込んでネジにより固定し、この
金枠を介してガラス扉を開閉自在に装着する一方、前枠
の裏側にネジにより遊技盤装着枠を固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、ベニヤ板製の枠体に薄い化粧シートを接着して前枠
を構成しているため、前枠の前面側がデザイン的に質
感、量感に乏しく、遊技者に貧弱な感じを与える欠点が
ある。そこで、この対策として、質感、量感に溢れたデ
ザインに仕上げた合成樹脂製の前枠カバーを用い、この
前枠カバーを前枠の前面側にネジで固定することが考え
られている。
【0005】しかし、この場合には、前枠に前枠カバー
をネジで固定するため、組み立て時に、前枠に前枠カバ
ーをネジ止めする工程が必要である上に、従来の構造の
ままで前枠に前枠カバーを装着すれば、前枠に前枠カバ
ー、金枠及び遊技盤装着枠を個々にネジ止めすることに
なり、組み立て時のネジ止め箇所が非常に多くなって作
業が煩雑になる欠点がある。
【0006】また不要になった弾球遊技機を分解して合
成樹脂製部品等を材料として再利用する場合、前枠カバ
ー、金枠及び遊技盤装着枠を前枠から個々に取り外して
分解しなければならず、分解時の作業も非常に煩雑であ
る。しかも、従来の構造では、前枠の窓孔に装着した金
枠が前面側に露出しているため、合成樹脂製の前枠カバ
ーを使用してデザイン性を良くする場合でも、金枠によ
って弾球遊技機の前側のデザインが大きく損なわれると
言う欠点もある。本発明は、このような従来の課題に鑑
み、組み立て、分解時の作業を容易且つ能率的にできる
と共に、前枠の前面側のデザイン性を良好にでき、しか
も安価に製作できる弾球遊技機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、前枠3 の裏側に、その窓孔6 を取り囲むように遊技
盤装着枠7 を設け、この遊技盤装着枠7 に、窓孔6 に対
応して遊技盤9 を着脱自在に設け、前枠3 の前側に金枠
17を介してガラス扉13を開閉自在に枢支した弾球遊技機
において、前枠3 の前面側に、この前枠3 及び金枠17を
前面側から覆う合成樹脂製の前枠カバー33を配置すると
共に、前枠3 に前後に貫通する取り付け孔35を設け、こ
の前枠カバー33に、取り付け孔35に嵌合するボス部59を
一体に形成し、遊技盤装着枠7 に裏側から挿通してボス
部59に螺合するネジ60により、遊技盤装着枠7 と前枠カ
バー33とを前後方向に締結したものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、ボス部59を前枠3 の裏側に突出しな
い長さとし、このボス部59に前枠3 の取り付け孔35内で
ネジ60を螺合したものである。
【0009】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載の発明において、ボス部59を前枠3 の裏側に突出する
長さとし、このボス部59を遊技盤装着枠7 の取り付け孔
54に嵌合したものである。
【0010】請求項4に記載の本発明は、請求項1、2
又は3に記載の発明において、前枠カバー33に、金枠17
を前枠3 側に押圧する押圧部58を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1乃至図7は本発明の第1の実施
形態を例示する。図1乃至図4において、1 は弾球遊技
機本体で、矩形枠状の外枠2 と、この外枠2 の前側に配
置された前枠3 とを備えている。前枠3 は左端側の上下
一対の前枠用ヒンジ4,5 を介して外枠2 に着脱及び開閉
自在に装着されている。
【0012】前枠3 の裏側には、その窓孔6 に対応して
遊技盤装着枠7 と遊技盤受け枠8 とが固定されている。
遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 は遊技盤9 を着脱自
在に装着するためのもので、これら遊技盤装着枠7 及び
遊技盤受け枠8 に遊技盤9 が裏側から着脱自在に嵌着さ
れ、裏機構板10により固定されている。なお、遊技盤9
の前面には、図5及び図6に示すように、遊技球を案内
するガイドレール11、障害釘12等の他に、変動図柄表示
手段等の遊技部品が装着されている。
【0013】前枠3 の窓孔6 には、遊技盤装着枠7 等に
装着された遊技盤9 を前面側から覆うガラス扉13と、遊
技盤9 の下側に配置された発射手段14の発射機構15等を
覆う開閉板16とが上下に配置されている。ガラス扉13及
び開閉板16は、金枠17を介して前枠3 に開閉自在に枢支
され、且つ施錠手段により閉状態にロックされている。
開閉板16には合成樹脂製の上皿ユニット18が装着され、
この上皿ユニット18は上皿19と、上皿19を覆う上皿カバ
ー20とにより構成されている。
【0014】前枠3 の下端部の前面側には、下皿ユニッ
ト21と発射手段14の発射ハンドル22とが左右に配置され
ている。下皿ユニット21は、上皿19から溢流した遊技球
を受ける下皿23と、喫煙者用の灰皿24と、これらを覆う
下皿カバー25とにより構成されている。
【0015】発射ハンドル22は、図7に示すように、取
り付け板26に固定された支持筒27の前端側に設けられて
おり、この発射ハンドル22を回動操作した時に、前枠3
の裏面側の発射モータ28が作動して、発射機構15の打撃
槌29により発射レール上の遊技球を打撃し、その遊技球
をガイドレール11側に発射するようになっている。取り
付け板26は前枠3 の裏側に当接され、この取り付け板26
に発射モータ28、打撃槌29等を含む発射機構15が取り付
けられている。
【0016】前枠3 はベニヤ板製であって、図3及び図
4に示すように、遊技盤9 用の窓孔6 を形成すべく上
下、左右に配置された上枠部30、下枠部31及び左右の側
枠部32を一体に接合して構成されている。そして、前枠
3 の下枠部31には、この下枠部31の全体を前面側から覆
うように合成樹脂製の下皿カバー25が装着され、また左
右の側枠部32には、この各側枠部32を前面側から覆うよ
うに合成樹脂製の前枠カバー33が装着されている。
【0017】前枠3 には、図3に示すように、前面側の
左右両側に金枠17用の嵌合凹部34が前面側に形成される
と共に、複数個の取り付け孔35が前後に貫通して形成さ
れている。各嵌合凹部34は側枠部32から上枠部30と下枠
部31との一部に達するように、各側枠部32に沿って上下
方向に形成されている。取り付け孔35は各側枠部32から
上枠部30に跨がって設けられ、その各側枠部32側の取り
付け孔35は嵌合凹部34内に、上枠部30側の取り付け孔35
はその左右両端部で嵌合凹部34から外れた位置に夫々設
けられている。
【0018】金枠17は、図3に示すように、ガラス扉13
を枢支する枢支枠部36側と、ガラス扉13を施錠する施錠
枠部37側とに分割されており、前枠3 の嵌合凹部34内に
嵌合して前枠3 と前枠カバー33との間に介在して装着さ
れている。枢支枠部36及び施錠枠部37は、窓孔6 の上下
両端に達する長さの帯状又は棒状の金属板からなり、こ
の枢支枠部36及び施錠枠部37には、図5に示すように、
内側にガラス扉13用の溝部38が、前側に2個の山形状の
突条部39が夫々形成され、その突条部39間に、側枠部32
の各取り付け孔35に対応する複数個の取り付け孔40が設
けらている。突条部39は溝部38の近傍側と、この溝部38
と反対の端縁側とに設けられている。
【0019】なお、枢支枠部36には、その溝部38側に3
個の突部41が成形され、この各突部41に上下方向に挿通
されたヒンジ軸42によりガラス扉13と開閉板16とが開閉
自在に枢支されている。また施錠枠部37には、その溝部
38側に上下摺動自在に施錠手段のロック板43が設けら
れ、このロック板43によりガラス扉13と開閉板16との係
合ピンを係脱自在に係止するようになっている。
【0020】ガラス扉13は、図5及び図6に示すよう
に、開口部44を有する金属板製のガラス扉枠45と、この
ガラス扉枠45の前面側に装着された合成樹脂製の扉カバ
ー46と、ガラス扉枠45の裏側に固定されたガラスレール
部47と、このガラスレール部47に上側から挿入された2
枚のガラス板48とにより構成されている。開口部44は、
上側がガイドレール11に沿って円弧状に形成され、下側
が角形に形成されている。
【0021】ガラス扉枠45及び扉カバー46は、図6に示
す如く、ガラス扉13を閉じた時に左右の前枠カバー33間
で前枠3 の上枠部30を前側から覆うように、上部側が前
枠3の上端側まで延びている。そして、扉カバー46に
は、ガラス扉枠45の開口部44に嵌合する開口縁部49が開
口部44の形状に合わせて一体に形成され、また前側に張
り出す庇部50が上部側に左右方向に形成され、その庇部
50の左右両側に電飾部51が2個づつ設けられている。な
お、ガラスレール部47及び扉カバー46は、ネジ52により
ガラス扉枠45に固定されている。
【0022】遊技盤装着枠7 は、図3及び図4に示すよ
うに、前枠3 の窓孔6 を取り囲み且つ下側が開放する門
形状であって、内側の全周に段部53が形成されており、
裏側から嵌め込まれた遊技盤9 を段部53と裏機構板10と
の間で挟持して固定するようになっている。この遊技盤
装着枠7 には、前枠3 側の取り付け孔35に対応する複数
個の取り付け孔54が縦枠部及び横枠部に形成されると共
に、遊技盤受け枠8 を着脱自在に固定するロックレバー
55が裏側に2個設けられている。
【0023】遊技盤受け枠8 は、遊技盤装着枠7 に嵌合
する遊技盤9 を下側から受けるもので、窓孔6 の下部側
で遊技盤装着枠7 の下端側に配置されており、この遊技
盤受け枠8 の左右両端部には、前枠3 の下端側の取り付
け孔35に対応する取り付け孔56が形成されている。
【0024】左右の各前枠カバー33は、下皿カバー25か
ら上側で側枠部32に沿って前枠3 の上端までを前面側か
ら覆うように、側枠部32と略同一幅で上下方向に長い正
面視帯状に構成されている。そして、各前枠カバー33
は、図5にも示すように、前枠3 の前面側に当接する周
縁部57と、上下方向に所定間隔をおいて左右方向に配置
された複数個の補強リブ58と、前枠3 の各取り付け孔35
に対応し且つ裏側に突出する複数個のボス部59とが裏側
に一体に形成されている。
【0025】各ボス部59は前枠3 の厚さよりも若干短く
前枠3 の裏側に突出しない程度の長さであって、金枠17
の各取り付け孔40に嵌合して各枠部36,37 を位置決めす
ると共に、前枠3 の各取り付け孔35に嵌合している。そ
して、このボス部59には、前枠3 の取り付け孔35内にお
いて、遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 の取り付け孔
54,56 に裏側から挿通されたネジ60が螺合されており、
このネジ60により前枠カバー33と遊技盤装着枠7 及び遊
技盤受け枠8 が前枠3 の前後に締結して固定されてい
る。
【0026】補強リブ58は、前枠カバー33を裏側から補
強すると共に、前枠カバー33を前枠3 に固定した時に、
金枠17の各枠部36,37 の突条部39に前側から当接して、
各枠部を前枠3 側に押圧し固定する押圧部を兼用するよ
うになっている。なお、左側の前枠カバー33は、中央部
分が前枠3 から若干前側に浮き上がるように全体として
略偏平状になっており、また右側の前枠カバー33は、ガ
ラス扉13側が高くなるように断面三角形状に突出すると
共に、その中間部分に施錠カバー61が装着されている。
【0027】前枠3 の下枠部31の裏側には、図7に示す
ように、上皿から溢流した遊技球を案内するための案内
ダクト62が配置され、この案内ダクト62と下皿は下枠部
31を前後から挟んでネジ63により固定されている。下皿
カバー25は、下枠部31の全体を前面側から覆う前枠カバ
ー兼用であって、裏側に突出する複数個のボス部64を一
体に備え、その各ボス部64が下枠部31の取り付け孔65に
嵌合されている。そして、この各ボス部65には、下枠部
31の裏側に当接された発射ハンドル22用の取り付け板2
6、清算スイッチ用の取り付け板66等の裏機構部材に裏
側から挿通されたネジ67が螺合され、このネジ67により
下皿カバー25と各取り付け板26,66 とが下枠部31に固定
されている。
【0028】なお、図2において、68は遊技盤9 の遊技
部品を裏側から覆う裏カバー、69は遊技盤9 の入賞口等
に入賞した遊技球を集める入賞球タンクで、これらは遊
技盤9 の裏側に装着されている。70は賞球を上皿に払い
出す球払い出し手段、71は球払い出し手段70から払い出
された遊技球を上皿19に案内するため等の案内ユニッ
ト、72は賞球を貯留する賞球タンク、73は賞球タンク72
からの賞球を球払い出し手段70に案内する賞球タンクレ
ールで、これらは裏機構板10の裏側に装着されている。
【0029】上記構成の弾球遊技機によれば、次のよう
な利点がある。この弾球遊技機には、前枠3 の各側枠部
32の前側に前枠カバー33が、下枠部31の前側に下皿カバ
ー25が、ガラス扉13の前側に扉カバー46が、開閉板16の
前側に上皿カバー20が夫々あるため、これらの各カバー
20,25,33,46 の形状によって弾球遊技機全体の前側のデ
ザインを自由に決定することができる。特に各カバー2
0,25,33,46 が合成樹脂製であるため、金形成形が可能
な範囲内で比較的容易にデザインを選択し決定すること
が可能である。
【0030】従って、従来のベニヤ板製の枠体に化粧シ
ートを接着して前枠3 を構成する場合に比較して、各カ
バー20,25,33,46 に立体感を持たせる等、弾球遊技機の
前面側を質感、量感に溢れた豪華且つ斬新なデザインに
仕上げることができる。また前枠カバー33は前枠3 の下
枠部31の前面側の下皿カバー25から上側にあり、この前
枠カバー33によって前枠3 の各側枠部32と共に金枠17の
各枠部36,37 を前面側から覆っているので、金枠17が前
面側に露出することもなく、従来のベニヤ板製の前枠3
の前面側に化粧シートを装着する弾球遊技機に比べて前
面側のデザインの低下を防止できる。従って、弾球遊技
機の前面側のデザイン性が非常に向上し、高級感のある
弾球遊技機を容易に製作できる。
【0031】更にガラス扉13は前枠3 の窓孔6 の上端側
を越えて前枠3 の上端まで一体に延びており、このガラ
ス扉13により前枠3 の上枠部30を前面側から覆うように
しているため、前枠3 の上枠部30を前面側から覆うため
のカバーが不要になり、これによって部品点数を削減、
製作コストの低減、組み立て作業の能率化を図ることが
できる。
【0032】特に、ガラス扉13で前枠3 の上枠部30を前
面側から覆う一方、左右の前枠カバー33を前枠3 の上端
まで延ばしているので、弾球遊技機の前面側に入る分割
線の数が少なくなり、弾球遊技機の前面側のデザインが
すっきりしたものになる。しかもガラス扉13は窓孔6 か
ら上側に一体に延びているので、その扉カバー46の上部
側に、電飾部51付きの庇部50を設けることができる等、
弾球遊技機の上部側の装飾性も容易に確保することがで
きる。
【0033】各前枠カバー33に一体に成形したボス部59
を前枠3 及び金枠17の取り付け孔35,40 に嵌合し、遊技
盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 の取り付け孔54,56 に裏
側から挿通されたネジ60をボス部59に螺合して締結して
いるので、ネジ60の締結により前枠3 の前後の前枠カバ
ー33、金枠17、遊技盤装着枠7 及び遊技盤受け枠8 を前
枠3 に一挙に固定でき、組み立て時の作業性が著しく向
上し、容易且つ能率的な組み立て作業が可能である。
【0034】しかも、使用後の弾球遊技機を分解して合
成樹脂材料等を再利用する場合にも、ネジ60を外すこと
により、前枠カバー33、金枠17、遊技盤装着枠7 及び遊
技盤受け枠8 を前枠3 から分離できるため、分解時の作
業も容易である。このため、弾球遊技機の分解に要する
コストも大幅に低減し、コスト的にも材料の再利用が容
易になる利点がある。
【0035】ボス部59は前枠3 の裏側に突出しない程度
の厚さであり、前枠カバー33から裏側への突出量が小さ
いので、前枠カバー33の裏側にボス部59が一体にあるに
も拘わらず、組み立て前の前枠カバー33の取り扱いが容
易であると共に、組み立てた状態では前枠3 の取り付け
孔35内でボス部59にネジ60が螺合するため、遊技盤装着
枠7 等にかかる外力によりボス部59が剪断するようなこ
とも防止できる。
【0036】更に金枠17は、ガラス扉13を枢支する枢支
枠部36と、施錠手段側の施錠枠部37とに分割し、その各
枠部36,37 を上下方向に長い帯状又は棒状に構成してい
るため、従来の窓孔6 に嵌合する門形状の金枠を用いる
場合に比較して、金枠17が非常に簡単で小形であり、金
枠17を容易且つ安価に製作でき、その製作コストを大幅
に低減できる。
【0037】また金枠17の枢支枠部36、施錠枠部37に取
り付け孔40を形成し、この取り付け孔40に前枠カバー33
のボス部59を嵌合して位置決めしているため、金枠17を
左右の枢支枠部36と施錠枠部37とに分割しているにも拘
わらず、枢支枠部36と施錠枠部37とを前枠3 の各側枠部
32に沿って確実に位置決めでき、ガラス扉13及び開閉板
16の傾き等を防止して、ガラス扉13及び開閉板16の開
閉、施錠を円滑且つ確実にできる。
【0038】ボス部59は前枠3 の取り付け孔35に嵌合し
ているので、単に枢支枠部36、施錠枠部37の取り付け孔
40に嵌合するだけの短い場合に比較して、枢支枠部36、
施錠枠部37がボス部59から離脱することもなく、またガ
ラス扉13の開閉時に金枠17に大きな外力がかかった場合
にも、ボス部59の負担を軽減でき、ボス部59の折損等を
容易に防止できる。
【0039】前枠3 の各側枠部32に金枠17用の嵌合凹部
34を形成し、この嵌合凹部34に金枠17の枢支枠部36及び
施錠枠部37を夫々嵌合しているので、金枠17の枢支枠部
36及び施錠枠部37に、板厚を薄くして突条部39で剛性を
確保したものを用いることが可能であり、左右の枢支枠
部36と施錠枠部37と分割することと相俟って、金枠17の
製作コストを大幅に低減できる。
【0040】しかも、金枠17の枢支枠部36と施錠枠部37
には、ガラス扉13の縁部が嵌合する溝部38を形成するだ
けでなく、この溝部38側とその反対側とに2条の突条部
39を上下方向に形成する一方、この突条部39を前枠カバ
ー33の補強リブ58で前枠3 側に押圧しているので、枢支
枠部36及び施錠枠部37の前後方向のガタツキを確実に防
止でき、前枠3 と前枠カバー33との間で枢支枠部36及び
施錠枠部37を確実に挟持し固定できる。
【0041】また突条部39が山形状であって、その頂部
を前枠カバー33の補強リブ58で押圧するようにしている
ため、枢支枠部36及び施錠枠部37に板厚の比較的薄い材
料を使用した場合には、ネジ60を締め付けた時に突条部
39を弾性的に変形させることができ、多少の製作誤差が
あっても、枢支枠部36及び施錠枠部37を固定しつつ、前
枠カバー33の周縁部57を前枠3 の前面側に確実に当接さ
せることができる。
【0042】下皿カバー25にもボス部64を設け、このボ
ス部64を前枠3 の取り付け孔65に嵌合させて、発射ハン
ドル22の取り付け板26等の裏機構部材に裏側から挿通し
たネジ67をボス部65に螺合して固形しているので、この
ネジ67の締め付けにより下皿カバー25と裏機構部材とを
同時に前枠3 の前後に固定できる。
【0043】図8は本発明の第2の実施形態を例示し、
前枠カバー33のボス部59を前枠3 の裏側に突出させ、こ
のボス部59を遊技盤装着枠7 の取り付け孔54に嵌合させ
たものである。この場合には、ボス部59の突出量が多少
大になるが、ボス部59を遊技盤装着枠7 の取り付け孔54
に嵌合させて、その後に遊技盤装着枠7 の裏側からネジ
60を挿通して締め付けるので、ネジ60の締め付け前にボ
ス部59によって遊技盤装着枠7を位置決めできる。従っ
て、前枠3 の窓孔6 に対する前枠カバー33、金枠17、遊
技盤装着枠7 の相対位置を確実に決めてからネジ60を締
め付けにことができ、組み立てに際しての位置決め作業
が非常に容易である。
【0044】以上、本発明の実施形態について例示した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
例えば、前枠カバー33の前面側の形状は、弾球遊技機全
体のデザインに応じて自在に変更することができる。
【0045】またガラス扉13には、従来と同じように前
枠3 の窓孔6 に対応する大きさのものを使用することも
可能である。その場合、金枠17は従来と同様に門形状に
構成しても良い。更に各実施形態では弾球遊技機として
説明しているが、具体的にはパチンコ機、アレンジボー
ル機、その他の何れであっても、全く同様に実施可能で
あることは言うまでもない。
【0046】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、前枠
3 の裏側に、その窓孔6 を取り囲むように遊技盤装着枠
7 を設け、この遊技盤装着枠7 に、窓孔6 に対応して遊
技盤9を着脱自在に設け、前枠3 の前側に金枠17を介し
てガラス扉13を開閉自在に枢支した弾球遊技機におい
て、前枠3 の前面側に、この前枠3 及び金枠17を前面側
から覆う合成樹脂製の前枠カバー33を配置すると共に、
前枠3 に前後に貫通する取り付け孔35を設け、この前枠
カバー33に、取り付け孔35に嵌合するボス部59を一体に
形成し、遊技盤装着枠7 に裏側から挿通してボス部59に
螺合するネジ60により、遊技盤装着枠7 と前枠カバー33
とを前後方向に締結しているので、組み立て、分解時の
作業を容易且つ能率的にできると共に、前枠の前面側の
デザイン性を良好にでき、しかも安価に製作できる利点
がある。
【0047】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、ボス部59を前枠3 の裏側に突
出しない長さとし、このボス部59に前枠3 の取り付け孔
35内でネジ60を螺合しているで、前枠カバー33にボス部
59があるにも拘わらず、その組み立て前の取り扱いが容
易であり、また組み立てた状態では遊技盤装着枠7 等に
かかる外力によりボス部59が剪断するようなことも防止
できる。
【0048】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明において、ボス部59を前枠3 の裏側に突
出する長さとし、このボス部59を遊技盤装着枠7 の取り
付け孔54に嵌合しているで、前枠3 に対する前枠カバー
33、金枠17、遊技盤装着枠7の相対位置を確実に決めて
からネジ60を締め付けることができ、組み立てに際して
の位置決め作業が非常に容易である。
【0049】請求項4に記載の本発明によれば、請求項
1、2又は3に記載の発明において、前枠カバー33に、
金枠17を前枠3 側に押圧する押圧部58を設けているの
で、金枠17の前後方向のガタツキを確実に防止でき、前
枠3 と前枠カバー33との間で金枠17を確実に挟持し固定
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の斜
視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す弾球遊技機の背
面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す前枠等の分解斜
視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態を示す前枠の裏側の斜
視図である。
【図5】図1のA−A線拡大断面図である。
【図6】図1のB−B線拡大断面図である。
【図7】図1のC−C線拡大断面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態を示す要部の断面図で
ある。
【符号の説明】 3 前枠 6 窓孔 7 遊技盤装着枠 9 遊技盤 13 ガラス扉 17 金枠 33 前枠カバー 35 取り付け孔 54 取り付け孔 58 押圧部 59 ボス部 60 ネジ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠(3) の裏側に、その窓孔(6) を取り
    囲むように遊技盤装着枠(7) を設け、この遊技盤装着枠
    (7) に、窓孔(6) に対応して遊技盤(9) を着脱自在に設
    け、前枠(3) の前側に金枠(17)を介してガラス扉(13)を
    開閉自在に枢支した弾球遊技機において、前枠(3) の前
    面側に、この前枠(3) 及び金枠(17)を前面側から覆う合
    成樹脂製の前枠カバー(33)を配置すると共に、前枠(3)
    に前後に貫通する取り付け孔(35)を設け、この前枠カバ
    ー(33)に、取り付け孔(35)に嵌合するボス部(59)を一体
    に形成し、遊技盤装着枠(7) に裏側から挿通してボス部
    (59)に螺合するネジ(60)により、遊技盤装着枠(7) と前
    枠カバー(33)とを前後方向に締結したことを特徴とする
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 ボス部(59)を前枠(3) の裏側に突出しな
    い長さとし、このボス部(59)に前枠(3) の取り付け孔(3
    5)内でネジ(60)を螺合したことを特徴とする請求項1に
    記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 ボス部(59)を前枠(3) の裏側に突出する
    長さとし、このボス部(59)を遊技盤装着枠(7) の取り付
    け孔(54)に嵌合したことを特徴とする請求項1に記載の
    弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前枠カバー(33)に、金枠(17)を前枠(3)
    側に押圧する押圧部(58)を設けたことを特徴とする請求
    項1、2又は3に記載の弾球遊技機。
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