JP2972168B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2972168B2
JP2972168B2 JP9225639A JP22563997A JP2972168B2 JP 2972168 B2 JP2972168 B2 JP 2972168B2 JP 9225639 A JP9225639 A JP 9225639A JP 22563997 A JP22563997 A JP 22563997A JP 2972168 B2 JP2972168 B2 JP 2972168B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機、雀球機等の弾球遊技機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機等の弾球遊技機では、
前枠の上部に窓孔を形成し、この窓孔に対応して前枠の
裏側に遊技盤装着枠を介して遊技盤を装着すると共に、
遊技盤の前側にガラス扉を開閉自在に設け、また前枠の
下部側に上皿ユニット、下皿ユニット、発射手段の発射
ハンドル等を設けている。前枠は、帯状のベニヤ板を上
下、左右に接合した枠体の前面側にセルロイド製等の化
粧シートを接着剤で接着して構成している。そして、こ
の前枠の窓孔に、矩形状の金枠を嵌め込んでネジにより
固定し、この金枠を介してガラス扉を開閉自在に装着す
る一方、前枠の裏側にネジにより遊技盤装着枠を固定し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の弾球遊技機で
は、ベニヤ板製の枠体に薄い化粧シートを接着して前枠
を構成しているため、前枠の前面側がデザイン的に質
感、量感に乏しく、遊技者に貧弱な感じを与える欠点が
ある。そこで、この対策として、質感、量感に溢れたデ
ザインに仕上げた合成樹脂製の前枠カバーを用い、この
前枠カバーを前枠の前面側にネジで固定することが考え
られている。しかし、この場合には、前枠に前枠カバー
をネジで固定するため、組み立て時に、前枠に前枠カバ
ーをネジ止めする工程が必要である上に、従来の構造の
ままで前枠に前枠カバーを装着すれば、前枠に前枠カバ
ー、金枠及び遊技盤装着枠を個々にネジ止めすることに
なり、組み立て時のネジ止め箇所が非常に多くなって作
業が煩雑になる欠点がある。
【0004】また不要になった弾球遊技機を分解して合
成樹脂製部品等を材料として再利用する場合、前枠カバ
ー、金枠及び遊技盤装着枠を前枠から個々に取り外して
分解しなければならず、分解時の作業も非常に煩雑であ
る。しかも、従来の構造では、前枠の窓孔に装着した金
枠が前面側に露出しているため、合成樹脂製の前枠カバ
ーを使用してデザイン性を良くする場合でも、金枠によ
って弾球遊技機の前側のデザインが大きく損なわれると
言う欠点もある。本発明は、このような従来の課題に鑑
み、組み立て、分解時の作業を容易且つ能率的にできる
と共に、前枠の前面側のデザイン性を良好にでき、しか
も安価に製作できる弾球遊技機を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、前枠3 の裏側に、その窓孔6 を取り囲むように遊技
盤装着枠7 を設け、この遊技盤装着枠7 に、窓孔6 に対
応して遊技盤8 を着脱自在に設け、前枠3 の前側に金枠
17を介してガラス扉15を開閉自在に枢支した弾球遊技機
において、前枠3 の前面側に、ガラス扉15の左右両側で
前枠3 及び金枠17を前面側から覆う左右一対の合成樹脂
製の前枠カバー33を配置すると共に、各前枠カバー33の
裏側に金枠17を固定し、前後に貫通する複数個の取り付
け孔38を各前枠カバー33に対応させて前枠3 に設け、各
取り付け孔38に嵌合する取り付けボス62を各前枠カバー
33に一体に形成し、遊技盤装着枠7 に裏側から挿通して
取り付けボス62に螺合するネジ69により、遊技盤装着枠
7 と前枠カバー33とを前後方向に締結したものである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明にお
いて、金枠17を前枠3の左右両側の側枠部32に対応して
縦長状に形成された枢支枠部39と施錠枠部40とに分割
し、この枢支枠部39及び施錠枠部40を各前枠カバー33の
裏側に着脱自在に固定したものである。
【0006】請求項3に記載の本発明は、請求項1又は
2に記載の発明において、枢支枠部39側の前枠カバー33
の内端側にヒンジ用凹部75を設け、このヒンジ用凹部75
内に一部が嵌合するように該ヒンジ用凹部75のガラス扉
15の枢支部74側を配置したものである。請求項4に記載
の本発明は、請求項1乃至3の何れかに記載の発明にお
いて、前枠3 の左右の側枠部32に段部35〜37を形成し、
この段部35〜37に応じて枢支枠部39及び施錠枠部40に折
り曲げ部41,42 を形成したものである。請求項5に記載
の本発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の発明にお
いて、枢支枠部39の内端側に折り曲げ部42を設け、この
折り曲げ部42に対応するように枢支枠部39にヒンジブラ
ケット46を設け、折り曲げ部42を前枠カバー33と前枠3
で前後両側から挟持したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図面は本発明の一実施形態を例示す
る。図1乃至図4において、1 は弾球遊技機本体で、矩
形枠状の外枠2 と、この外枠2 の前側に配置された前枠
3 とを備えている。前枠3 は左端側の上下一対の前枠用
ヒンジ4,5 を介して外枠2 に着脱及び開閉自在に装着さ
れている。前枠3 の裏側には、その窓孔6 に対応して遊
技盤装着枠7 が固定されている。遊技盤装着枠7 は、遊
技盤8 が裏側から着脱自在に嵌合される嵌合枠部9 と、
この嵌合枠部9 の下端側に左右方向に配置された受け枠
部10を備えている。11は裏機構板で、遊技盤装着枠7 の
一側に上下一対のヒンジ12により開閉自在に枢着され、
遊技盤装着枠7 に装着された遊技盤8 が裏側から押圧し
て固定するようになっている。なお、遊技盤8 の前面に
は、図5に示すように、遊技球を案内するガイドレール
13、障害釘14等の他に、変動図柄表示手段等の遊技部品
が装着されている。
【0008】前枠3 の窓孔6 には、図5乃至図7に示す
ように、嵌合枠部9 等に装着された遊技盤8 を前面側か
ら覆うガラス扉15と、受け枠部10の前側に装着された発
射レール等を覆う開閉板16とが上下に配置されている。
ガラス扉15及び開閉板16は、金枠17を介して前枠3 に開
閉自在に枢支され、且つ施錠手段により閉状態にロック
されている。開閉板16には合成樹脂製の上皿ユニット18
が装着され、この上皿ユニット18は上皿19と、上皿19を
覆う上皿カバー20とにより構成されている。前枠3 の下
端部の前面側には、図1に示すように、下皿ユニット21
と発射手段22の発射ハンドル23とが左右に配置されてい
る。下皿ユニット21は、上皿19から溢流した遊技球を受
ける下皿24と、喫煙者用の灰皿25と、これらを覆う下皿
カバー26とにより構成されている。発射手段22は、発射
ハンドル23を回動操作した時に、前枠3 の裏面側の発射
モータ27が作動して、打撃槌28により発射レール上の遊
技球を打撃し、その遊技球をガイドレール13側に発射す
るように構成されている。
【0009】前枠3 はベニヤ板製であって、図2及び図
3に示すように、遊技盤8 用の窓孔6 を形成すべく上
下、左右に配置された上枠部30、下枠部31及び左右の側
枠部32を一体に接合して構成されている。そして、前枠
3 の下枠部31には、この下枠部31の全体を前面側から覆
うように合成樹脂製の下皿カバー26が装着され、また左
右の側枠部32には、この各側枠部32を前面側から覆うよ
うに合成樹脂製の前枠カバー33が装着されている。前枠
3 の各側枠部32の前面には、図3及び図10に示すよう
に、外側に上下方向の全長に亘って外段部34が形成され
ると共に、左右方向の中央部から内側に第1段部35と第
2段部36と第3段部37とが階段状に形成され、またその
第2段部36側に上下方向に複数個の取り付け孔38が前後
に貫通して形成されている。第1〜第3段部35〜37は、
上枠部30と下枠部31との一部に達するように、窓孔6 の
上下範囲に対応して各側枠部32に沿って上下方向に形成
され、この第1〜第3段部35〜37に金枠17が配置されて
いる。
【0010】金枠17は、図3に示すように、ガラス扉15
を枢支する枢支枠部39側と、ガラス扉15を施錠する施錠
枠部40側とに分割されており、図6、図7及び図9に示
すように、前枠3 の側枠部32に形成された第1〜第3段
部35〜37に対応して前枠3 と前枠カバー33との間に介在
して装着されている。枢支枠部39及び施錠枠部40は、窓
孔6 の上下両端に達する長さの帯状の金属板を折り曲げ
て構成され、各側枠部32の第2段部36に前側から当接さ
れている。枢支枠部39及び施錠枠部40には、図10に示
すように、外側に第1段部35の高さに相当する外折り曲
げ部41が、内側の第3段部37側にガラス扉15用の折り曲
げ部42が夫々形成され、また側枠部32の第2段部36に対
応する部分に貫通孔43と取り付け孔44と位置決め孔45と
が上下方向に所定数形成されている。枢支枠部39側の折
り曲げ部42は、図6及び図7に示すように前側が開放す
るコ字状であって、左側の側枠部32の第3段部37に当接
している。枢支枠部39には、その折り曲げ部42側に上下
方向に3個のヒンジブラケット46が成形され、この各ヒ
ンジブラケット46に上下方向に挿通されたヒンジ軸47に
よりガラス扉15と開閉板16とが開閉自在に枢支されてい
る。
【0011】施錠枠部40側の折り曲げ部42は図9に示す
ようにL字状であって、右側の側枠部32の第3段部37に
当接している。施錠枠部40側には、側枠部32の内側に沿
って上下方向に配置された施錠機構48が折り曲げ部42の
内端側に固定されている。施錠機構48は、上下方向に摺
動自在なロック板49を有し、このロック板49によりガラ
ス扉15と開閉板16との係合ピンを係脱自在に係止するよ
うになっている。ガラス扉15は、図5乃至図7及び図9
に示すように、開口を有する金属板製のガラス扉枠50
と、このガラス扉枠50の前面側に装着された合成樹脂製
の扉カバー51と、ガラス扉枠50の裏側に固定されたガラ
スレール部52と、このガラスレール部52に上側から挿入
された2枚のガラス板53とにより構成されている。ガラ
ス扉枠50の開口は、上側がガイドレール13に沿って円弧
状に形成され、下側が角形に形成されている。ガラス扉
枠50及び扉カバー51は、図5に示す如く、ガラス扉15を
閉じた時に左右の前枠カバー33間で前枠3 の上枠部30を
前側から覆うように、上部側が前枠3の上端側まで延び
ている。そして、扉カバー51には、ガラス扉枠50の開口
側に嵌合する開口縁部54がその開口形状に合わせて一体
に形成され、また前側に張り出す庇部55が上部側に左右
方向に形成され、その庇部55の左右両側に電飾部56が2
個づつ設けられている。庇部55内には、各電飾部56に対
応して発光ダイオード等の表示ランプ57が組み込まれて
いる。
【0012】嵌合枠部9 は、図2及び図3に示すよう
に、前枠3 の窓孔6 を取り囲み且つ下側が開放する門形
状であって、内側の全周に段部9bが形成されており、裏
側から嵌め込まれた遊技盤8 を段部9bと裏機構板11との
間で挟持して固定するようになっている。受け枠部10
は、嵌合枠部9 に嵌合する遊技盤8 を下側から受けるも
ので、窓孔6 の下部側で嵌合枠部9 の下端側に配置され
ている。遊技盤装着枠7 には、その嵌合枠部9 の縦枠部
9aと受け枠部10の左右両端部に、前枠3 側の取り付け孔
38に対応する複数個の取り付け孔58が形成されると共
に、遊技盤8 を着脱自在に固定するロックレバー59が嵌
合枠部9 の縦枠部9aの裏側に2個づつ設けられている。
【0013】左右の各前枠カバー33は、下皿カバー26か
ら上側で側枠部32に沿って前枠3 の上端までを前面側か
ら覆うように、側枠部32と略同一幅で上下方向に長い正
面視帯状に構成されている。各前枠カバー33は、図8、
図11乃至図13にも示すように、左右方向の両側に外
当接部60と内当接リブ61とが上下方向に一体に形成さ
れ、その外当接部60が各側枠部32の外段部34に前側から
当接し、また左側の前枠カバー33ではその内当接リブ61
が枢支枠部39の折り曲げ部42に、右側の前枠カバー33で
はその内当接リブ61が枢支枠部39の折り曲げ部42の外側
に夫々前面側から当接している。各前枠カバー33の裏側
には、図8、図10乃至図13に示すように、第1取り
付けボス62と第2取り付けボス63と位置決め突起64とが
上下方向に複数個一体に形成されると共に、各取り付け
ボス62,63 と位置決め突起64に対応して左右方向に第1
補強リブ65、第2補強リブ66及び第3補強リブ67が左右
方向に形成されている。なお、左側の前枠カバー33に
は、内当接リブ61の近傍に縦補強リブ68が上下方向に設
けられている。
【0014】第1取り付けボス62は、嵌合枠部9 に対応
して4個、受け枠部10に対応して2個設けられており、
枢支枠部39、施錠枠部40の貫通孔43を介して前枠3 側に
突出し、前枠3 の各側枠部32の取り付け孔58に挿入され
ている。そして、この各第1取り付けボス62は、前枠3
の取り付け孔38内において、嵌合枠部9 及び受け枠部10
の取り付け孔58に裏側から挿通されたネジ69が螺合さ
れ、このネジ69により前枠カバー33と嵌合枠部9 及び受
け枠部10が前枠3 の前後に締結して固定されている。各
第1取り付けボス62の基部側は、第1補強リブ65を介し
て外当接部60と内当接リブ61とに連結され、その第1補
強リブ65に、枢支枠部39、施錠枠部40が当接する当接部
70が形成され、また第1取り付けボス62の基部側の外周
に貫通孔43を貫通して側枠部32の第2段部36に当接する
当接部72が形成されている。
【0015】各第2取り付けボス63は、枢支枠部39、施
錠枠部40の上下両端部分と中間部分とに配置されてお
り、この各第2取り付けボス63に螺合されたネジ73によ
り枢支枠部39、施錠枠部40が裏側から着脱自在に螺合さ
れている。位置決め突起64は上下の適当箇所に2個あ
り、その位置決め突起64が枢支枠部39、施錠枠部40の位
置決め孔45に挿入されている。第2取り付けボス63、位
置決め突起64は、第2補強リブ66、第3補強リブ67を介
して内当接リブ61又は縦補強リブ68に連結されている。
【0016】左側の前枠カバー33は、中央部分が前枠3
から若干前側に浮き上がるように全体として略偏平状で
あって、その内端部前側に、ガラス扉15との間に隙間が
生じないようにガラス扉15の枢支部74と前後に対応する
ヒンジ用凹部75が形成されている。また右側の前枠カバ
ー33は、ガラス扉15側が高くなるように断面三角形状に
突出すると共に、その中間部分に施錠カバー76が装着さ
れている。施錠カバー76内には発光ダイオード等の表示
ランプ77が設けられている。なお、図4において、78は
遊技盤8 の遊技部品を裏側から覆う裏カバー、79は遊技
盤8 の入賞口等に入賞した遊技球を集める入賞球タンク
で、これらは遊技盤8 の裏側に装着されている。80は賞
球を上皿に払い出す球払い出し手段、81は球払い出し手
段80から払い出された遊技球を上皿19に案内するため等
の案内ユニット、82は賞球を貯留する賞球タンク、83は
賞球タンク82からの賞球を球払い出し手段80に案内する
賞球タンクレールで、これらは裏機構板11の裏側に装着
されている。
【0017】上記構成の弾球遊技機によれば、次のよう
な利点がある。この弾球遊技機には、前枠3 の各側枠部
32の前側に前枠カバー33、下枠部31の前側に下皿カバー
26、ガラス扉15のガラス扉枠50の前側に扉カバー51、開
閉板16の前側に上皿カバー20が夫々あり、これらの各カ
バー20,26,33,51 によって前面側から覆っているため、
その形状によって弾球遊技機全体の前側のデザインを自
由に決定することができる。特に各カバー20,26,33,51
が合成樹脂製であるため、金型成形が可能な範囲内で比
較的容易にデザインを選択し決定することが可能であ
る。従って、従来のベニヤ板製の枠体に化粧シートを接
着して前枠3 を構成する場合に比較して、各カバー20,2
6,33,51 に立体感を持たせる等、弾球遊技機の前側を質
感、量感に溢れた豪華で斬新なデザインに仕上げること
ができる。また前枠カバー33は前枠3 の下枠部31の前面
側の下皿カバー26から上側にあり、この前枠カバー33に
よって前枠3 の各側枠部32と共に金枠17の各枠部39,40
を前面側から覆っているので、金枠17が前面側に露出す
ることもなく、従来のベニヤ板製の前枠3 の前面側に化
粧シートを装着する弾球遊技機に比べて前面側のデザイ
ンの低下を防止できる。このため弾球遊技機の前面側の
デザイン性が非常に向上し、高級感のある弾球遊技機を
容易に製作できる。
【0018】更にガラス扉15は前枠3 の窓孔6 の上端側
を越えて前枠3 の上端まで一体に延びており、このガラ
ス扉15により前枠3 の上枠部30を前面側から覆うように
しているため、前枠3 の上枠部30を前面側から覆うため
のカバーが不要になり、これによって部品点数を削減、
製作コストの低減、組み立て作業の能率化を図ることが
できる。特に、ガラス扉15で前枠3 の上枠部30を前面側
から覆う一方、左右の前枠カバー33を前枠3 の上端まで
延ばしているので、弾球遊技機の前面側に入る分割線の
数が少なくなり、弾球遊技機の前面側のデザインがすっ
きりしたものになる。しかもガラス扉15は窓孔6 から上
側に一体に延びているので、その扉カバー51の上部側
に、電飾部56付きの庇部55を設けることができる等、弾
球遊技機の上部側の装飾性も容易に確保することができ
る。
【0019】各前枠カバー33に一体に成形した第1取り
付けボス62を金枠17の枢支枠部39、施錠枠部40の貫通孔
43を介して前枠3 側に突出させて取り付け孔38に挿入
し、嵌合枠部9 及び受け枠部10の取り付け孔58に裏側か
ら挿通されたネジ69を第1取り付けボス62に螺合し締結
しているので、ネジ69の締結により前枠3 の前後の前枠
カバー33、金枠17の、嵌合枠部9 及び受け枠部10を前枠
3 に一挙に固定でき、組み立て時の作業性が著しく向上
し、容易且つ能率的な組み立て作業が可能である。また
使用後の弾球遊技機を分解して合成樹脂材料等を再利用
する場合にも、ネジ60を外すことにより、前枠カバー3
3、金枠17、嵌合枠部9 及び受け枠部10を前枠3 から分
離できるため、分解時の作業も容易である。このため、
弾球遊技機の分解に要するコストも大幅に低減し、コス
ト的にも材料の再利用が容易になる利点がある。
【0020】第1取り付けボス62は前枠3 の裏側に突出
しない程度の厚さであり、前枠カバー33から裏側への突
出量が小さいので、前枠カバー33の裏側に第1取り付け
ボス62が一体にあるにも拘わらず、組み立て前の前枠カ
バー33の取り扱いが容易であると共に、組み立てた状態
では前枠3 の取り付け孔38内で第1取り付けボス62にネ
ジ69が螺合するため、嵌合枠部9 等にかかる外力により
第1取り付けボス62が剪断するようなことも防止でき
る。更に金枠17は、ガラス扉15を枢支する枢支枠部39
と、施錠機構48側の施錠枠部40とに分割し、その各枠部
39,40 を上下方向に長い帯状に構成しているため、従来
の窓孔6 に嵌合する門形状の金枠17を用いる場合に比較
して、金枠17が非常に簡単で小形であり、金枠17を容易
且つ安価に製作でき、その製作コストを大幅に低減でき
る。
【0021】また金枠17の枢支枠部39、施錠枠部40の貫
通孔43に前枠カバー33の第1取り付けボス62を挿通し、
前枠3 の側枠部32と各前枠カバー33との間で枢支枠部3
9、施錠枠部40を挟持することにより、枢支枠部39、施
錠枠部40を前枠3 の側枠部32に固定しているが、枢支枠
部39、施錠枠部40は、前枠カバー33の第2取り付けボス
63にネジ73で着脱自在に固定しているので、前枠3 の側
枠部32と前枠カバー33との間で位置決め状態で確実に固
定できる。このため、金枠17を枢支枠部39、施錠枠部40
とに分割しているにも拘わらず、ガラス扉15及び開閉板
16の傾き等を防止して、ガラス扉15及び開閉板16の開
閉、施錠を円滑且つ確実にできる。また各前枠カバー33
に枢支枠部39、施錠枠部40をネジ73で固定しているた
め、前枠カバー33を通路に取り付ける前の時点での取り
扱いが容易であると共に、各前枠カバー33を前枠3 に固
定する際の取り扱いが容易である。また各前枠カバー33
に枢支枠部39、施錠枠部40を固定することによって、両
者が互いに補強し合う補強効果が生じ、全体の強度が著
しく向上する利点がある。
【0022】前枠カバー33及び金枠17を前枠3 に固定し
た状態では、各側枠部32の第2段部36にネジ73が対応す
るため、ネジ73の頭部が各側枠部32に当接することもな
い。しかも各第1取り付けボス62の基部側の当接部70と
各側枠部32の第1段部35との間で枢支枠部39、施錠枠部
40を挟持すると共に、内当接リブ61と第3段部37との間
で枢支枠部39、施錠枠部40の折り曲げ部42を挟持し、第
1取り付けボス62の当接部72を第2段部36に当接させて
いるので、前枠カバー33と側枠部32との間で枢支枠部3
9、施錠枠部40を確実に挟持し固定できる。金枠17の枢
支枠部39、施錠枠部40には金属板を使用し、これを折り
曲げて幅方向の両側に上下方向の全長に亘って折り曲げ
部41,42 を設けているので、枢支枠部39、施錠枠部40に
板厚の薄い材料を使用しつつその剛性を確保でき、金枠
17を枢支枠部39と施錠枠部40と分割することと相俟っ
て、金枠17の製作コストを大幅に低減できる。
【0023】左側の前枠カバー33の内端側にヒンジ用凹
部75を形成し、このヒンジ用凹部75の前側にガラス扉15
の枢支部74を配置してヒンジ軸47でガラス扉15の枢支部
74を枢支枠部39に枢支しているため、前枠カバー33とガ
ラス扉15との間に左右方向の隙間ができず、両者間から
異物を挿入する等の不正行為を防止できると共に、前側
から見た場合の見栄えも向上する。以上、本発明の実施
形態について例示したが、本発明はこの実施形態に限定
されるものではない。例えば、前枠カバー33の前面側の
形状は、弾球遊技機全体のデザインに応じて自在に変更
することができる。またガラス扉15には、従来と同じよ
うに前枠3 の窓孔6 に対応する大きさのものを使用する
ことも可能である。その場合、金枠17は従来と同様に門
形状に構成しても良い。更に各実施形態では弾球遊技機
として説明しているが、具体的にはパチンコ機、アレン
ジボール機、その他の何れであっても、全く同様に実施
可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、前枠
3 の裏側に、その窓孔6 を取り囲むように遊技盤装着枠
7 を設け、この遊技盤装着枠7 に、窓孔6 に対応して遊
技盤8を着脱自在に設け、前枠3 の前側に金枠17を介し
てガラス扉15を開閉自在に枢支した弾球遊技機におい
て、前枠3 の前面側に、ガラス扉15の左右両側で前枠3
及び金枠17を前面側から覆う左右一対の合成樹脂製の前
枠カバー33を配置すると共に、各前枠カバー33の裏側に
金枠17を固定し、前後に貫通する複数個の取り付け孔38
を各前枠カバー33に対応させて前枠3 に設け、各取り付
け孔38に嵌合する取り付けボス62を各前枠カバー33に一
体に形成し、遊技盤装着枠7 に裏側から挿通して取り付
けボス62に螺合するネジ69により、遊技盤装着枠7 と前
枠カバー33とを前後方向に締結しているので、組み立
て、分解時の作業を容易且つ能率的にできると共に、前
枠3 の前面側のデザイン性を良好にでき、しかも安価に
製作できる利点がある。特に前枠カバー33の裏側に金枠
17を固定しているため、両者を一体として容易に取り扱
うことができ、また金枠17を前枠カバー33と共に前枠3
に確実に固定できる。請求項2に記載の本発明によれ
ば、金枠17を前枠3 の左右両側の側枠部32に対応して縦
長状に形成された枢支枠部39と施錠枠部40とに分割し、
この枢支枠部39及び施錠枠部40を各前枠カバー33の裏側
に着脱自在に固定しているので、金枠17を容易且つ安価
に製作でき、しかも枢支枠部39、施錠枠部40を前枠カバ
ー33により確実に固定できる。
【0025】請求項3に記載の本発明によれば、枢支枠
部39側の前枠カバー33の内端側にヒンジ用凹部75を設
け、このヒンジ用凹部75内に一部が嵌合するように該ヒ
ンジ用凹部75のガラス扉15の枢支部74側を配置している
ので、枢支枠部39側の前枠カバー33とガラス扉15との間
に隙間が生じない。請求項4に記載の本発明によれば、
前枠3 の左右の側枠部32に段部35〜37を形成し、この段
部35〜37に応じて枢支枠部39及び施錠枠部40に折り曲げ
部41,42 を形成しているので、枢支枠部39、施錠枠部40
に薄手の材料を使用しつつその剛性を確保でき、しかも
枢支枠部39、施錠枠部40を前枠カバー33と前枠3 との間
に容易に介在できる。請求項5に記載の本発明によれ
ば、枢支枠部39の内端側に折り曲げ部42を設け、この折
り曲げ部42に対応するように枢支枠部39にヒンジブラケ
ット46を設け、折り曲げ部42を前枠カバー33と前枠3 で
前後両側から挟持しているので、枢支枠部39のヒンジブ
ラケット46側の剛性が増大すると共に、その折り曲げ部
42側を確実に固定でき、ガラス扉15を確実に枢支でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の正面図
である。
【図2】本発明の一実施形態を示す前枠等の内側の斜視
図である。
【図3】本発明の一実施形態を示す前枠等の分解斜視図
である。
【図4】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の背面図
である。
【図5】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の縦断面
図である。
【図6】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の左側の
横断面図である。
【図7】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の左側の
横断面図である。
【図8】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の左側の
縦断面図である。
【図9】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の右側の
横断面図である。
【図10】本発明の一実施形態を示す弾球遊技機の左側
の分解横断面図である。
【図11】(A)は本発明の一実施形態を示す前枠カバ
ー及び枢支枠部の背面図、(B)はその断面図である。
【図12】本発明の一実施形態を示す前枠カバー及び枢
支枠部の拡大背面図である。
【図13】(A)は本発明の一実施形態を示す前枠カバ
ー及び施錠枠部の背面図、(B)はその断面図である。
【符号の説明】
3 前枠 6 窓孔 7 遊技盤装着枠 8 遊技盤 15 ガラス扉 17 金枠 32 側枠部 33 前枠カバー 35〜37 第1段部〜第3段部 38 取り付け孔 39 枢支枠部 40 施錠枠部 41,42 折り曲げ部 46 ヒンジブラケット 62 第1取り付けボス 69 ネジ 74 枢支部 75 ヒンジ用凹部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前枠(3) の裏側に、その窓孔(6) を取り
    囲むように遊技盤装着枠(7) を設け、この遊技盤装着枠
    (7) に、窓孔(6) に対応して遊技盤(8) を着脱自在に設
    け、前枠(3) の前側に金枠(17)を介してガラス扉(15)を
    開閉自在に枢支した弾球遊技機において、前枠(3) の前
    面側に、ガラス扉(15)の左右両側で前枠(3) 及び金枠(1
    7)を前面側から覆う左右一対の合成樹脂製の前枠カバー
    (33)を配置すると共に、各前枠カバー(33)の裏側に金枠
    (17)を固定し、前後に貫通する複数個の取り付け孔(38)
    を各前枠カバー(33)に対応させて前枠(3) に設け、各取
    り付け孔(38)に嵌合する取り付けボス(62)を各前枠カバ
    ー(33)に一体に形成し、遊技盤装着枠(7) に裏側から挿
    通して取り付けボス(62)に螺合するネジ(69)により、遊
    技盤装着枠(7) と前枠カバー(33)とを前後方向に締結し
    たことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 金枠(17)を前枠(3) の左右両側の側枠部
    (32)に対応して縦長状に形成された枢支枠部(39)と施錠
    枠部(40)とに分割し、この枢支枠部(39)及び施錠枠部(4
    0)を各前枠カバー(33)の裏側に着脱自在に固定したこと
    を特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 枢支枠部(39)側の前枠カバー(33)の内端
    側にヒンジ用凹部(75)を設け、このヒンジ用凹部(75)内
    に一部が嵌合するように該ヒンジ用凹部(75)のガラス扉
    (15)の枢支部(74)側を配置したことを特徴とする請求項
    1又は2に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前枠(3) の左右の側枠部(32)に段部(35)
    〜(37)を形成し、この段部(35)〜(37)に応じて枢支枠部
    (39)及び施錠枠部(40)に折り曲げ部(41)(42)を形成した
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の弾球
    遊技機。
  5. 【請求項5】 枢支枠部(39)の内端側に折り曲げ部(42)
    を設け、この折り曲げ部(42)に対応するように枢支枠部
    (39)にヒンジブラケット(46)を設け、折り曲げ部(42)を
    前枠カバー(33)と前枠(3) で前後両側から挟持したこと
    を特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の弾球遊技
    機。
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