JPH08266732A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH08266732A
JPH08266732A JP9591695A JP9591695A JPH08266732A JP H08266732 A JPH08266732 A JP H08266732A JP 9591695 A JP9591695 A JP 9591695A JP 9591695 A JP9591695 A JP 9591695A JP H08266732 A JPH08266732 A JP H08266732A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技機の合成樹脂製外枠の強度を向
上させ且つ島設備に対する設置を頑丈にする。 【構成】 外枠4を合成樹脂により成形するとともに、
上横部材4aの上面側及び下横部材の下面側に補強リブ
31を形成し、上横部材及び下横部材に島設備へ取付部
材を通すための貫通孔33を開設し、上横部材の上面に
は島設備との接触面を形成する補強金属板34を取り付
け、該補強金属板には上記貫通孔に対応する貫通孔45
を開設し、補強金属板の平面部40には滑べり止め突起
44を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、島設備に複数並べて設
置するパチンコ遊技機やスロット遊技機(パチスロ遊技
機)などの遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】島設備に複数並べて設置する従来の遊技
機、例えばパチンコ遊技機にあっては、外枠が木製であ
り、この外枠を島設備の上下の横材に釘で打ちつけて島
設備に固定するとともに、設置傾斜角度の調整を行って
いる。
【0003】一方、近時は、パチンコ遊技機の外枠を合
成樹脂により形成し、これを釘により島設備への固定す
ることも提案されている。外枠を木製から合成樹脂製に
切り換えることは、ライフサイクルが比較的短いパチン
コ遊技機において、リサイクルを容易にするとともに、
木材という天然資源の保護に寄与し得るという長所を有
するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パチンコ遊
技機の外枠においては、これを樹脂化した場合でも所要
の強度を確保する必要がある。このため、合成樹脂製外
枠の強度を向上させ、また、成形する際に発生するヒケ
を防止するために、外枠を構成する上下の横材並びに左
右の縦材を中実(ムク)とせずに、各部材内に空部を形
成してリブで補強することが有利と考えられる。
【0005】しかしながら、このように外枠の各部材に
空部とリブを形成する場合、金型の抜きなど成型上の問
題から外枠の外側の面に空部が開口してリブで区画され
ることとなる。このため、島設備へ設置する場合に、外
枠の島設備に対する接触面が、空部の開口によって、外
枠と島設備との接触面が小さくなってしまい、頑丈な設
置ができない。
【0006】そこで、本発明は、合成樹脂製の外枠の強
度を向上させ、且つ島設備に対する頑丈な設置ができる
遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、請求項1に記載のも
のは、島設備に設置する外枠を、上下の横部材、左右の
縦部材を有する矩形の枠体により構成し、外枠の前面開
口部を内枠で塞いで遊技部を前面に臨ませた遊技機にお
いて、上記外枠を合成樹脂により成形するとともに、上
横部材の上面側及び下横部材の下面側に補強リブを形成
し、上横部材及び下横部材に島設備への取付部材を通す
ための貫通孔を開設し、上横部材の上面には島設備との
接触面を形成する補強金属板を取り付けると共に、該補
強金属板に上記貫通孔に対応する貫通孔を開設したこと
を特徴とする遊技機である。
【0008】請求項2に記載のものは、請求項1の構成
に加えて、補強金属板は、外枠の上横部材上面にその左
右全長に亘って添設される平面部と、該平面部の両端か
らコ字状に折れ曲がり外枠側面の一部を被う側面部とを
有することを特徴とする遊技機である。
【0009】請求項3に記載のものは、請求項1または
2の構成に加えて、補強金属板の端部に、内枠を開閉可
能に取り付けるためのヒンジ部材を一体に形成したこと
を特徴とする遊技機である。
【0010】請求項4に記載のものは、請求項1から3
のいずれかの構成に加えて、補強金属板は、島設備との
接触面に滑べり止め突起を設けたことを特徴とする遊技
機である。
【0011】請求項5に記載のものは、請求項1から4
のいずれかの構成に加えて、外枠の下横部材の下面に、
島設備との接触面を形成する補強金属板を取り付けると
共に、該補強金属板に遊技機の島設備に対する設置角度
の調節手段を設けたことを特徴とする遊技機である。
【0012】
【作用】請求項1に記載の遊技機では、合成樹脂により
成形した外枠の上下の横部材が補強リブの形成により補
強されるとともに、上横部材の上面に取り付けた補強金
属板により強度が高められる。また、上横部材が補強リ
ブの形成により島設備に接触する面積が減少しても、該
上横部材の取り付けた補強金属板が島設備との接触面積
を補足するので、島設備に対する設置は必要十分な強さ
を確保することが可能となり、頑丈な設置ができる。そ
して、補強金属板に開設した貫通孔から釘などの取付部
材を挿通して島設備に強固に固定することができる。
【0013】請求項2に記載の遊技機では、補強金属板
が、外枠の上横部材上面にその左右全長に亘って添設さ
れる平面部と、該平面部の両端から折れ曲がり外枠側面
の一部を被う側面部とを有するコ字状なので、この補強
金属板が上横部材のみならず外枠側面までを補強して外
枠の変形を防止し、これにより外枠全体の剛性を高める
ことが可能である。
【0014】請求項3に記載の遊技機では、補強金属板
の端部に、内枠を開閉可能に取り付けるためのヒンジ部
材を一体に形成したので、内枠の重量を上横部材の全面
に分散して作用する。したがって、外枠の局部に負荷が
集中することを防止することができ、内枠を安定した状
態で確実に支えることができる。
【0015】請求項4に記載の遊技機では、補強金属板
に、島設備との接触面に滑べり止め突起を設けたので、
この滑べり止め突起が島設備に食い込んで設置後の移動
を阻止する。したがって、島設備に設置した後に、遊技
機の傾斜角度が変化することを有効に阻止することがで
きる。
【0016】請求項5に記載の遊技機では、外枠の下横
部材の下面に、島設備との接触面を形成する補強金属板
を取り付けると共に、該補強金属板に遊技機の島設備に
対する設置角度の調節手段を設けたので、この調節手段
により遊技機の傾斜角度を所定の角度に調節して設置す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1の
正面図、図2はパチンコ遊技機1の斜視図、図3はガラ
ス枠2を開いた状態のパチンコ遊技機1の斜視図、図4
は内枠(前面枠)3を外した状態のパチンコ遊技機1の
斜視図、図5はパチンコ遊技機1の背面図である。
【0018】パチンコ遊技機1は、前後が開放した矩形
の外枠(機枠)4と、該外枠4の一側(本実施例では図
中左側)に上下のヒンジ5,5により外枠4の前面開口
部分に対して開閉可能に軸着した額縁状の内枠3と、該
内枠3の一側にヒンジ6,6により開閉可能に軸着して
内枠3の上半を全幅にわたって被うようにして設けたガ
ラス枠2と、該ガラス枠2の下方一側にヒンジ(図示せ
ず)により開閉可能に軸着して内枠3の下半を全幅にわ
たって被うようにして設けた開閉パネル7などからな
り、内枠3の窓部から後方に一体成形した遊技盤収納枠
8内に遊技盤9を装着してガラス枠2を閉じると、遊技
盤9の表面に形成した遊技部10がパチンコ遊技機1の
前面に臨んで、この遊技部10を遊技者がガラス枠2の
ガラス11を通して見られるように構成されている。
【0019】そして、内枠3は、施錠装置の一部を構成
するフック12によって外枠4の他側の係止部材13に
施錠され、また、ガラス枠2は、施錠装置を構成する他
のフック14によって内枠3の他側に施錠され、これら
は内枠3の上部一側に設けたシリンダ錠15の鍵穴に差
し込んだ鍵を一方に回動すると内枠3が、他方に回動す
るとガラス枠2が解錠する構成となっている。
【0020】また、開閉パネル7の下側の内枠3の前面
部分に操作パネル16を設け、開閉パネル7の表面には
上皿17を、操作パネル16には下皿18と打球発射装
置19の発射操作ハンドル20をそれぞれ設けてある。
【0021】また、本実施例におけるガラス枠2は、上
部一側に切欠部21を形成し、該切欠部21によって内
枠3の閉止状態におけるシリンダ錠15の肉厚な取付部
分22との干渉を回避する。そして、ガラス枠2の上部
他側には、賞球ランプ23と完了ランプ24を一体化し
たランプ表示器を、上部中央部分にはパイロットランプ
25をそれぞれ設けてある。また、ガラス枠2の開口部
の内縁下部および左右には、全体として略U字状に装飾
ランプ表示器26のレンズ部材を配置し、左右のレンズ
部材の途中にはスピーカ27,27を設け、下部のレン
ズ部にはメッセージ表示部28を設けてある。このメッ
セージ表示部28は、例えば“3.7ラッキー 4.9
交換”等を表示した表示札を出し入れ可能に収納してメ
ッセージ表示できるようにしたものである。
【0022】外枠4は、ABS樹脂などの合成樹脂によ
り、上横部材4a、下横部材4b、左縦部材4c、及び
右縦部材4dを有して前後が開放した矩形の枠体として
成型されており、前面開口部分の下部には前面部4eを
一体に形成して強度を高めてある。また、図7及び図8
に示すように、上横部材4aの上面側、下横部材4bの
下面側にはそれぞれ補強リブ31…により区画して有底
空部32…を形成してある。即ち、外枠4の外周面に凹
部状の空部32…を形成して肉厚を調整すると共に、各
空部32間に補強リブ31を形成して所要の強度を確保
している。なお、左縦部材4cの左側面側、および右縦
部材4dの右側面側にもそれぞれ補強リブ31を形成し
て補強してもよい。
【0023】また、補強リブ31には、外枠4の上横部
材4a及び下横部材4bのそれぞれに、島設備への取付
部材である釘を通すための貫通孔33を両端近傍に形成
する。そして、上横部材4aの貫通孔33は横長孔(固
定釘用長孔)として形成し、下横部材4bの貫通孔33
は、角度調整手段として機能するもので、釘1本に対応
する丸孔を外枠4の前後方向に3連に配置した形態で形
成されている。
【0024】また、左右の縦部材4c,4dの上端近傍
の外側面および下端近傍の外側面には、後述する補強金
属板34の厚さに対応した段部35を形成する。上端近
傍に形成する段部35は前後長さの全長にわたって形成
し、下端近傍に形成する段部35は前後長さの内、前方
の一部を残して形成し、補強金属板34を取り付けた際
に、補強金属板34の外面と左右の縦部材4c,4dの
外面とがほぼ面一になるように構成する。
【0025】このように構成された外枠4には、図5に
示すように、遊技盤収納枠8の裏側に取り付けた球排出
装置等の裏メカユニット(裏機構)37を担持する内枠
3が上下のヒンジ5,5により取り付けられる。したが
って、外枠4はこの重量に耐える強度を充分に有する必
要があり、上記補強リブ31による構成はこの要求に対
して充分な強度を提供するものとなる。しかし、反面、
この外枠4を島設備に取り付ける場合、外枠4の上横部
材4aの上面及び下横部材4bの下面が島設備に対して
接触する面積が補強リブ31の端縁の総面積と横部材4
a,4bの周縁の総面積との和となるため、従来の木枠
の場合に比べ非常に小さくなり、頑丈な設置が困難とな
る。
【0026】そこで、外枠4の上横部材4aの上面に
は、島設備との接触面を形成する補強金属板34を取り
付け、また外枠4の下横部材4bの下面には、同じく島
設備との接触面を形成する補強金属板39を取り付け
る。
【0027】上横部材4aの上面に添設する補強金属板
34は、鉄板やアルミニウム板などをコ字状に屈曲した
部材であり、図7に示すように、外枠4の上横部材4a
の上面の左右全長を被う平面部40と、その両端にL字
状に折り曲げて形成した外枠4側面の一部を被う側面部
41,41とを有し、この側面部41,41に設けた小
孔42…により外枠4の側面にネジ止めされる。
【0028】一方、下横部材4bの下面に添設する補強
金属板39は、上横部材4aに添設する補強金属板34
と同様の構成であるが、前後幅は、下横部材4bの前後
長さよりも短く設定してある。これに対して、上記した
上横部材用補強金属板34は、上横部材4aの前後長さ
の全域を被う前後長さに設定してある。この様に、下横
部材4bに添設する補強金属板39の前後幅を狭くした
理由は、外枠4の取り付けた状態で、補強金属板39の
外面が外枠4の外面とほぼ面一になり、しかも前端縁が
段部35に隠されて遊技者から見えなくなり、これによ
り見栄えを良くするためである。なお、上横部材4aに
取り付ける補強金属板34は、遊技者の視線が届き難い
ので、前端縁が見えても目立たない。
【0029】外枠4は、上横部材4aの上面及び下横部
材4bの下面が補強金属板34,39の各平面部40で
被われて空部32の開口部分が閉塞されるので、島設備
との接触面が大きくなり、強固な取付が可能となる。ま
た、外枠4の縦部材4c,4dの側面の隅角部が補強金
属板34,39の側面部41,41により被われるた
め、外枠4自体の強度(剛性)が補強リブ31による補
強と相俟って著しく高められ、補強を確実なものとして
いる。
【0030】また、上面側の補強金属板34の側面部4
1には、内枠開閉用ヒンジ5を構成するヒンジ部材とし
て、筒状軸受部5aを一体に設ける。この様に、補強金
属板34にヒンジ5の軸受部5aを一体に形成すると、
内枠3や裏メカユニット37等の重量が大きくても、こ
の大きな重量を上横部材4aの全面に分散させることが
できるので、外枠4に局部的な負荷を掛けることを防止
することができ、これにより内枠3等を強固且つ安定し
た状態で支持することができる。しかも、従来の様に、
ヒンジ5の軸受部5aを別個に作成する場合に比較し
て、その製造コストの低減を図ることができる。
【0031】また、上横部材4aに取り付ける補強金属
板34の島設備との接触面、即ち平面部40には、島設
備との接触抵抗を更に大きくするために滑べり止め突起
44を切り起こしにより形成すると共に、釘を挿通する
ために上横部材4aの貫通孔33に対応する位置に横長
の貫通孔(固定釘用長穴)45を開設する。一方、下横
部材4bの補強金属板39には、その貫通孔33…に対
応する3つの貫通孔46…を開設する。
【0032】外枠4は、この上横部材4aの貫通孔4
5,33に通した釘を打って上部を島設備の上横材に止
着した後、下部を前後動することにより所定の傾斜角度
に調整し、その角度調整された姿勢位置で下横部材4b
の貫通孔46,33に釘を通して打ち付けることにより
下部を島設備の下横材に固定し、これにより島設備に所
定の傾斜角度で設置される。したがって、補強金属板3
9は島設備との接触面として機能する他、その貫通孔4
6が設置角度の調整補助手段として機能することにな
る。そして、この様にして島設備に設置すると、補強金
属板34と島設備との面接触に加えて、補強金属板34
の滑べり止め突起44…が島設備の木製上横材に食い込
むので、パチンコ遊技機1は初期の設置角度を維持す
る。なお、外枠4を島設備に固定する取付部材は、釘に
限定されるものではなく、例えば木ねじ、ボルトなどで
もよい。
【0033】外枠4と内枠3は合成樹脂製なので、不正
行為を防止するための構成も容易に設けることができ、
外枠4と内枠3との接合部分を、一方に凸部を、他方に
凹部を形成して凹部と凸部との嵌合によりピアノ線等の
侵入を阻止するように構成してもよい。
【0034】本実施例では、外枠4の上下の横部材4
a,4bおよび左右の縦部材4c,4dの各前端面に凹
部を形成し、内枠3の背面側に凸部を形成している。即
ち、図4および図6に示すように、外枠4の上横部材4
a、下横部材4b、左縦部材4c、および右縦部材4d
の各部材の接合部分(前端縁部分)を合成樹脂により断
面コ字状に一体に形成し、これにより各部材に受け凹溝
51が形成されて前面側に開口されており、また、図9
および図12に示すように、受け溝51内には中間部に
ボス部52を有する補強リブ53を形成し、全体として
補強部を構成している。また、ヒンジ5,5側の左縦部
材4cには、図11に示すように、左縦部材4cの前端
縁近傍の内面には開口部が内側(右側)に開口した一条
の凹溝54を上下方向に形成する。
【0035】一方、内枠3の裏面側には、図11および
図12に示すように、内枠3を閉じると補強部の受け溝
51内に嵌合する嵌合突起部材として忍び返し用金属プ
レート55を取り付けると共に、左縦部材4cの凹溝5
4内に嵌合する嵌合突起部材として忍び返し用金属プレ
ート56を取り付ける。この忍び返し用金属プレート5
6は、図11に示すように、内枠3の裏面に当接して上
下に延びる平坦部56aと、該平坦部56aの一側(ヒ
ンジ5側)から鈎形に折り曲げられてヒンジ5側に延在
する折り曲げ縁部56bとを有し、内枠3を閉じると折
り曲げ縁部56bが図11に示すように左縦部材4cの
忍び返し用凹溝54内に嵌合し、外枠4と内枠3との隙
間から差し込まれることがあるピアノ線等の侵入を阻止
する忍び返しを構成するようになっている。
【0036】上記金属プレート56は、上端部と下端部
に、ヒンジ5,5の一部を構成する部材を一体に形成し
てある。具体的には、金属プレート56の上端を前方に
折り曲げて該屈曲部に軸5bを下向きに固定し、この軸
5bを前記軸受部5a内に嵌合するヒンジ用軸とし、ま
た、下端部を前方に折り曲げ該屈曲部に軸受孔を開設
し、この軸受孔をヒンジ用軸孔とする。この様に、金属
プレート56にヒンジ用の部材を一体に形成すると、こ
れらに相当する部材を別個に作成するよりも安価であ
る。なお、下端に形成した軸受孔の相手側となる金属ピ
ン5cは、図4に示すように、外枠4に形成した凸部に
上向きに圧入されている。
【0037】さらに、上記金属プレート56には、その
折り曲げ縁部56bと反対側の遊技盤収納枠8寄りに、
配線等のためのコードバインダー片56cを一体に形成
し、遊技盤収納枠8の側面との間で配線を挟持するよう
に構成してある。
【0038】また、右縦部材4dの受け溝51内には、
図9および図10に示すように、溝側壁から突出させた
小片から成るコードバインダー片59が、上下方向に離
れて2個又はそれ以上配設してある。同様に配線の結束
処理を図る目的で、左縦部材4cにも、図11に示すよ
うに、比較的浅い断面コ字状の凹溝51を一体に形成し
て該凹溝51内にコードバインダー片59を形成する。
【0039】また、本実施例では図13に示すように、
外枠4の上横部材4aの受け溝51を利用して、外枠4
自体に賞球・完了ランプ装置を取り付けてある。即ち、
受け凹溝51内には、その補強リブ63のボス部52上
にランプ基板60を載置し、その中央部をネジによりボ
ス部52に止着する。この賞球・完了ランプ基板60
は、受け凹溝51の溝延在方向に並べて配設した2つの
ランプ61a,61bと、その中間に配設された光漏洩
防止用の仕切りプレート62とを担持しており、その配
線コード63は受け溝51底部に設けた開口部64を抜
けて裏側に導出されている。
【0040】内枠3には、この賞球・完了ランプ基板6
0の位置に対応させて開口窓65を開設し、上記2つの
ランプ61a,61bはこれを通してガラス枠2に嵌め
込まれた左右二色の賞球ランプ23・完了ランプ24の
各レンズを照らし得るように構成されている。したがっ
て、賞球排出時には賞球ランプ23が、また、打止にな
ると完了ランプ24がそれぞれ別個に輝いてその旨を可
視表示することができる。
【0041】なお、上記した実施例はパチンコ遊技機1
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、例えばパチスロ遊技機、アレンジボール遊技
機、雀球遊技機など島設備に複数並べて設置されて、遊
技を直接行なう遊技部10が前面に臨む遊技機であれば
どのような遊技機でもよい。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような効果を奏する。請求項1記載の発明によれば、
遊技機の外枠を合成樹脂により形成し、その上横部材及
び下横部材に補強リブと取付部材用貫通孔を形成すると
共に、その上横部材の上面に島設備との接触面を形成す
る補強金属板を取り付けているので、遊技機の外枠は補
助金属板を介在した状態で島設備に設置されることとな
り、島設備に対する接触面積が大きくなって樹脂による
滑りをなくなると共に、外枠自体が補強されてその強度
が向上する。したがって、補強金属板がない場合に比較
してより頑丈に遊技機の樹脂製外枠を島設備に設置でき
る。
【0043】請求項2の発明によれば、補強金属板の平
面部両端からコ字状に折れ曲がった側面部により、外枠
側面の一部を被うので、補強金属板が平面部しか具備し
ない場合に比べ、より強く外枠を補強することができて
剛性を向上させることができる。したがって、外枠が変
形することを有効に阻止することができる。
【0044】請求項3の発明によれば、補強金属板に内
枠用ヒンジの一部を一体に形成したので、内枠等の重量
を上横部材の全面に分散させて支えることができる。し
たがって、外枠の局部に負荷が集中することを防止する
ことができ、内枠を安定した状態で確実に支持すること
ができる。また、ヒンジの一部を補強金属板に一体にし
て構成すると、ヒンジを単独に作成して取り付ける場合
に比べて、組立作業が簡略化されて省力化に寄与するこ
とができるとともに、製造コストを低減することができ
る。
【0045】請求項4の発明によれば、上記外枠の上横
部材の補強金属板に滑べり止め突起を設けているので、
この島設備への食い込み作用により、島設備への取り付
けをより強固且つ安定なものとすることができる。
【0046】請求項5の発明によれば、上記外枠の下横
部材の下面にも補強金属板を取り付けているので、外枠
の上横部材のみに補強金属板を取り付けた場合よりも大
きな接触面を確保することができ、また、この補強金属
板に、島設備に対する設置角度の調節手段となる貫通孔
を設けているので、設置傾斜角度を定める際の補助とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の斜視図である。
【図3】ガラス枠を開いた状態におけるパチンコ遊技機
の斜視図である。
【図4】外枠に対する内枠の取付を示す斜視図である。
【図5】パチンコ遊技機の背面図である。
【図6】外枠の正面図である。
【図7】外枠の上横部材および該上横部材に取り付ける
補強金属板の斜視図である。
【図8】(a)は外枠の下部の斜視図、(b)は外枠の
底面図、(c)は下横部材に取り付ける補強金属板の斜
視図である。
【図9】外枠の右上部隅角部の拡大斜視図である。
【図10】外枠の右縦部材の断面図である。
【図11】パチンコ遊技機の外枠に内枠が閉じた状態に
おける左縦部材を一部断面にして示す平面図である。
【図12】パチンコ遊技機の外枠に内枠が閉じた状態に
おける右縦部材を一部断面にして示す平面図である。
【図13】外枠の左上部隅角部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 ガラス枠 3 内枠 4 外枠 5 内枠用のヒンジ 6 ガラス枠用のヒンジ 7 開閉パネル 8 遊技盤収納枠 9 遊技盤 10 遊技部 12 内枠用のフック 13 係止部材 14 ガラス枠用のフック 15 シリンダ錠 16 操作パネル 21 切欠部 22 シリンダ錠の取付部分 23 賞球ランプ 24 完了ランプ 25 パイロットランプ 26 装飾ランプ表示器 27 スピーカ 28 メッセージ表示部 31 補強リブ 32 空部 33 貫通孔 34 上横部材に取り付ける補強金属板 35 段部 37 裏メカユニット 39 下横部材に取り付ける補強金属板 40 平面部 41 側面部 42 小孔 44 滑べり止め突起 45 貫通孔 46 貫通孔(設置角度の調整補助手段) 51 受け凹溝 52 ボス部 53 補強リブ 54 凹部 55 金属プレート 56 金属プレート 57 軸 59 コードバインダ片 60 ランプ基板 61 ランプ 62 仕切りプレート 63 配線コード 64 開口部 65 開口窓

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 島設備に設置する外枠を、上下の横部
    材、左右の縦部材を有する矩形の枠体により構成し、外
    枠の前面開口部を内枠で塞いで遊技部を前面に臨ませた
    遊技機において、 上記外枠を合成樹脂により成形するとともに、上横部材
    の上面側及び下横部材の下面側に補強リブを形成し、 上横部材及び下横部材に島設備への取付部材を通すため
    の貫通孔を開設し、 上横部材の上面には島設備との接触面を形成する補強金
    属板を取り付けると共に、該補強金属板に上記貫通孔に
    対応する貫通孔を開設したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 補強金属板は、外枠の上横部材上面にそ
    の左右全長に亘って添設される平面部と、該平面部の両
    端からコ字状に折れ曲がり外枠側面の一部を被う側面部
    とを有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 補強金属板の端部に、内枠を開閉可能に
    取り付けるためのヒンジ部材を一体に形成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 補強金属板は、島設備との接触面に滑べ
    り止め突起を設けたことを特徴とする請求項1から請求
    項3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 外枠の下横部材の下面に、島設備との接
    触面を形成する補強金属板を取り付けると共に、該補強
    金属板に遊技機の島設備に対する設置角度の調節手段を
    設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の遊技機。
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