JP3642605B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、外枠に内枠を開閉可能に支持したパチンコ遊技機やスロット遊技機(パチスロ遊技機)などの遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機などの遊技機は、外枠と該外枠に開閉可能に支持される内枠とから成り、この外枠と内枠は一般的にはベニヤ板などの木材で構成されている。
【0003】
また、近年は、遊技機の主要部分である外枠と内枠とを合成樹脂により成型したものも開発されている。木材の使用をやめ、合成樹脂製に切り換えることは、ライフサイクルが比較的短いパチンコ遊技機において、リサイクルを容易にするとともに、木材という天然資源の保護に寄与し得るという長所を有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、外枠と内枠とを合成樹脂製にすると、合成樹脂が木材に比較して撓みやすいという特性を有するため、内枠と外枠との接合部分に力を加えると、接合部分に容易に隙間を生じさせることが可能である。このため、内枠を閉じた状態での外枠と内枠との隙間からピアノ線などの異物を挿入されて不正行為が行なわれる可能性を生じる。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、合成樹脂製の内枠及び外枠の強度を確保しつつ且つ内枠と外枠との間に異物を挿入される不正行為に対する防犯機能を確実にした遊技機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたもので、請求項1のものは、矩形の外枠と、該外枠に開閉可能に支持された内枠とを有し、外枠の前面開口部を内枠で塞いで遊技盤の遊技部を前面に臨ませた遊技機において、
上記外枠及び内枠を合成樹脂により成形し、
内枠の閉状態で該内枠に相対する外枠の前面接合部分に、前方が開口する凹溝を形成し、内枠の裏面接合部分には、内枠を閉じると上記凹溝に嵌合する嵌合突起部材を設け、
該嵌合突起部材と凹溝との嵌合によって、遊技機外部からの異物の挿入を阻止する異物侵入阻止部を構成し
上記凹溝の内部に止着部を形成し、電気的部材を当該凹溝内に収納するとともに当該止着部に止着したことを特徴とする遊技機である。
【0007】
請求項2に記載のものは、上記内枠の上半を全幅にわたって被うようにガラス枠を内枠に開閉可能に軸着し、該ガラス枠を閉じるとガラスを通して上記遊技部を見られるように構成し、
上記外枠の上横部材における上記凹溝内部の止着部にランプ基板を止着し、
上記内枠には、ランプ基板の位置に対応させるように開口窓を開設し、
上記ガラス枠には、ランプ表示器を設け、上記ランプ基板のランプが上記開口窓を通して当該ランプ表示器のレンズを照らし得るように構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
【0008】
【作用】
請求項1に記載の遊技機では、内枠の閉状態で該内枠に相対する外枠の前面接合部分に、前方開口する凹溝を形成し、内枠の裏面接合部分には、内枠を閉じると上記凹溝に嵌合する嵌合突起部材を設け、該嵌合突起部材と凹溝との嵌合によって異物侵入阻止部を構成したので、この異物侵入阻止部が外枠と内枠との間の隙間から差し込まれた異物の挿入を確実に阻止する。
また、異物侵入阻止部を構成する凹溝が外枠の強度を、嵌合突起部材が内枠の強度を高める補強材として機能する。したがって、外枠と内枠を合成樹脂で成形しても必要十分な強度を確保でき、特に板状の前面枠の強度が嵌合突起部材により顕著に高められる。
【0009】
また、異物侵入阻止部を構成する凹溝の内部を電気的部材の収納空間として利用できる。したがって、電気的部材の設置スペースを別途必要としないし、遊技機の端にもランプ表示器などを配置することが可能になる。
【0010】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機1の正面図、図2はパチンコ遊技機1の斜視図、図3はガラス枠2を開いた状態のパチンコ遊技機1の斜視図、図4は内枠(前面枠)3を外した状態のパチンコ遊技機1の斜視図、図5はパチンコ遊技機1の背面図である。
【0011】
パチンコ遊技機1は、前後が開放した矩形の外枠(機枠)4と、該外枠4の一側(本実施例では図中左側)に上下のヒンジ5,5により外枠4の前面開口部分に対して開閉可能に軸着した額縁状の内枠3と、該内枠3の一側にヒンジ6,6により開閉可能に軸着して内枠3の上半を全幅にわたって被うようにして設けたガラス枠2と、該ガラス枠2の下方一側にヒンジ(図示せず)により開閉可能に軸着して内枠3の下半を全幅にわたって被うようにして設けた開閉パネル7などからなり、内枠3の窓部から後方に一体成形した遊技盤収納枠8内に遊技盤9を装着してガラス枠2を閉じると、遊技盤9の表面に形成した遊技部10がパチンコ遊技機1の前面に臨んで、この遊技部10を遊技者がガラス枠2のガラス11を通して見られるように構成されている。
【0012】
そして、内枠3は、施錠装置の一部を構成するフック12によって外枠4の他側の係止部材13に施錠され、また、ガラス枠2は、施錠装置を構成する他のフック14によって内枠3の他側に施錠され、これらは内枠3の上部一側に設けたシリンダ錠15の鍵穴に差し込んだ鍵を一方に回動すると内枠3が、他方に回動するとガラス枠2が解錠する構成となっている。
【0013】
また、開閉パネル7の表面に上皿17を、開閉パネル7の下側の内枠3の前面部分16には下皿18と打球発射装置19の発射操作ハンドル20をそれぞれ設けてある。
【0014】
また、本実施例におけるガラス枠2は、上部両隅角部に切欠部を形成し、自由端側の切欠部21によって内枠3の閉止状態におけるシリンダ錠15の肉厚な取付部分22との干渉を回避し、軸着基端側の切欠部によってヒンジ5との干渉を回避する。この様に、シリンダ錠15を内枠3の上部一側に配設すると、パチンコ遊技機1の前に遊技者が座っていたとしても、周囲からはシリンダ錠15が良く見えるので、即ち店員が監視し易い位置にあるので、シリンダ錠15に対する不正行為を有効に防止する効果がある。
そして、ガラス枠2の軸着基端側上部には、賞球ランプ23と完了ランプ24を一体化したランプ表示器を、上部中央部分にはパイロットランプ25をそれぞれ設けてある。また、ガラス枠2の開口部の内縁下部および左右には、全体として略U字状に装飾ランプ表示器26のレンズ部材を配置し、左右のレンズ部材の途中にはスピーカ27,27を設け、下部のレンズ部にはメッセージ表示部28を設けてある。このメッセージ表示部28は、例えば“3.7ラッキー 4.9交換”等を表示した表示札を出し入れ可能に収納してメッセージ表示できるようにしたものである。
【0015】
外枠4は、ABS樹脂などの合成樹脂により、上横部材4a、下横部材4b、左縦部材4c、及び右縦部材4dを有して前後が開放した矩形の枠体として成型されており、前面開口部分の下部には前面部4eを一体に形成して強度を高めてある。また、図7及び図8に示すように、上横部材4aの上面側、下横部材4bの下面側にはそれぞれ大きな補強リブ31…により区画して有底空部32…を形成してある。即ち、外枠4の外周面に凹部状の空部32…を形成して肉厚を調整すると共に、各空部32間に補強リブ31を形成して所要の強度を確保している。なお、左縦部材4cの左側面側、および右縦部材4dの右側面側にもそれぞれ補強リブ31を形成して補強してもよい。
【0016】
また、補強リブ31には、外枠4の上横部材4a及び下横部材4bのそれぞれに、島設備への取付部材である釘を通すための貫通孔33を両端近傍に形成する。そして、上横部材4aの貫通孔33は横長孔として形成し、下横部材4bの貫通孔33は、釘1本に対応する丸孔を外枠4の前後方向に3連に配置した形態で形成されている。
【0017】
また、左右の縦部材4c,4dの上端近傍の外側面および下端近傍の外側面には、後述する補強金属板34の厚さに対応した段部35を形成する。上端近傍に形成する段部35は前後長さの全長にわたって形成し、下端近傍に形成する段部35は前後長さの内、前方の一部を残して形成し、補強金属板34を取り付けた際に、補強金属板34の外面と左右の縦部材4c,4dの外面とがほぼ面一になるように構成する。
【0018】
このように構成された外枠4には、図5に示すように、遊技盤収納枠8の裏側に取り付けた球排出装置等の裏メカユニット(裏機構)37を担持する内枠3が上下のヒンジ5,5により取り付けられる。したがって、外枠4はこの重量に耐える強度を充分に有する必要があり、上記補強リブ31による構成はこの要求に対して充分な強度を提供するものとなる。しかし、反面、この外枠4を島設備に取り付ける場合、外枠4の上横部材4aの上面及び下横部材4bの下面が島設備に対して接触する面積が補強リブ31の端縁の総面積と横部材4a,4bの周縁の総面積との和となるため、従来の木枠の場合に比べ非常に小さくなり、頑丈な設置が困難となる。
【0019】
そこで、外枠4の上横部材4aの上面には、島設備との接触面を形成する補強金属板34を取り付け、また外枠4の下横部材4bの下面には、同じく島設備との接触面を形成する補強金属板39を取り付ける。
【0020】
上横部材4aの上面に添設する補強金属板34は、鉄板やアルミニウム板などをコ字状に屈曲した部材であり、図7に示すように、外枠4の上横部材4aの上面の左右全長を被う平面部40と、その両端にL字状に折り曲げて形成した外枠4側面の一部を被う側面部41,41とを有し、この側面部41,41に設けた小孔42…により外枠4の側面にネジ止めされる。
【0021】
一方、下横部材4bの下面に添設する補強金属板39は、上横部材4aに添設する補強金属板34と同様の構成であるが、前後幅は、下横部材4bの前後長さよりも短く設定してある。これに対して、上記した上横部材用補強金属板34は、上横部材4aの前後長さの全域を被う前後長さに設定してある。この様に、下横部材4bに添設する補強金属板39の前後幅を狭くした理由は、外枠4の取り付けた状態で、補強金属板39の外面が外枠4の外面とほぼ面一になり、しかも前端縁が段部35に隠されて遊技者から見えなくなり、これにより見栄えを良くするためである。なお、上横部材4aに取り付ける補強金属板34は、遊技者の視線が届き難いので、前端縁が見えても目立たない。
【0022】
外枠4は、上横部材4aの上面及び下横部材4bの下面が補強金属板34,39の各平面部40で被われて空部32の開口部分が閉塞されるので、島設備との接触面が大きくなり、強固な取付が可能となる。また、外枠4の縦部材4c,4dの側面の隅角部が補強金属板34,39の側面部41,41により被われるため、外枠4自体の強度(剛性)が補強リブ31による補強と相俟って著しく高められ、補強を確実なものとしている。
【0023】
また、上面側の補強金属板34の側面部41には、内枠開閉用ヒンジ5を構成するヒンジ部材として、筒状軸受部5aを一体に設ける。この様に、補強金属板34にヒンジ5の軸受部5aを一体に形成すると、内枠3や裏メカユニット37等の重量が大きくても、この大きな重量を上横部材4aの全面に分散させることができるので、外枠4に局部的な負荷を掛けることを防止することができ、これにより内枠3等を強固且つ安定した状態で支持することができる。しかも、従来の様に、ヒンジ5の軸受部5aを別個に作成する場合に比較して、その製造コストの低減を図ることができる。
【0024】
また、上横部材4aに取り付ける補強金属板34の島設備との接触面、即ち平面部40には、島設備との接触抵抗を更に大きくするために滑べり止め突起44を切り起こしにより形成すると共に、釘を挿通するために上横部材4aの貫通孔33に対応する位置に横長の貫通孔45を開設する。
一方、下横部材4bの補強金属板39には、その貫通孔33…に対応する3つの貫通孔46…を開設する。
【0025】
外枠4は、この上横部材4aの貫通孔45,33に通した釘を打って上部を島設備の上横材に止着した後、下部を前後動することにより所定の傾斜角度に調整し、その角度調整された姿勢位置で下横部材4bの貫通孔46,33に釘を通して打ち付けることにより下部を島設備の下横材に固定し、これにより島設備に所定の傾斜角度で設置される。したがって、補強金属板39は島設備との接触面として機能する他、その貫通孔46が設置角度の調整補助手段として機能することになる。そして、この様にして島設備に設置すると、補強金属板34と島設備との面接触に加えて、補強金属板34の滑べり止め突起44…が島設備の木製上横材に食い込むので、パチンコ遊技機1は初期の設置角度を維持する。
なお、外枠4を島設備に固定する取付部材は、釘に限定されるものではなく、例えば木ねじ、ボルトなどでもよい。
【0026】
外枠4と内枠3は合成樹脂製なので、不正行為を防止するための構成も容易に設けることができ、内枠の閉状態で相対する内枠及び外枠の接合部分の一方には、相手側に開口する凹溝を形成し、他方の接合部分には、内枠を閉じると上記凹溝に嵌合する嵌合突起部材を設け、該嵌合突起部材と凹溝との嵌合によって、遊技機外部から差し込まれるピアノ線などの異物の挿入を阻止する異物侵入阻止部を構成する。
【0027】
本実施例では、外枠4の上下の横部材4a,4bおよび左右の縦部材4c,4dの各前端面に受け凹溝51を形成し、内枠3の裏面に嵌合突起部材を設けている。即ち、図4および図6に示すように、外枠4の上横部材4a、下横部材4b、左縦部材4c、および右縦部材4dの各部材の接合部分(前端縁部分)を合成樹脂により断面コ字状に一体に形成し、これにより各外枠構成部材の全長にわたって受け凹溝51が一連に形成されて前面側に開口される。
【0028】
また、図9および図12に示すように、受け溝51内には中間部分に止着部としてボス部52を有する補強リブ53を両側の受け溝内壁間に形成し、これら補強リブ53と受け凹溝51とで外枠4の補強部を構成している。なお、補強リブ53のボス部52は、一部の補強リブ53に形成するようにしてもよい。また、内枠の軸着基端側であるヒンジ5,5側の左縦部材4cには、図11に示すように、左縦部材4cの前端縁近傍の内面に開口部が外枠4の内側(右側)に開口した一条の凹溝54を上下方向に形成する。そして、図面に示す実施例では受け凹溝の一方の内壁を後退させて凹溝54を受け凹溝の外部に形成したが、内壁を後退させることなく、受け凹溝内に凹溝を形成してもよい。
【0029】
この様に、本実施例における外枠は、上横部材4a、下横部材4b、左縦部材4c、及び右縦部材4dを有して前後が開放した矩形の枠体として成型されており、枠体の主要構成部材4a,4b,4c,4dのそれぞれが、前半部分は前面が開口して補強リブ53で補強された断面コ字形のボックス状に成型され、後半部分は補強リブ31で補強された有底空部32付の板状に成型されている。したがって、外枠4は、合成樹脂製であっても、各構成部材4a,4b,4c,4dは勿論のこと全体としても必要且つ十分な強度を確保することができる。
【0030】
一方、内枠3の裏面側には、図4に示すように、内枠3を閉じると外枠4の受け溝51内或は凹溝54内に嵌合する嵌合突起部材として忍び返し用金属プレート55a,55b,55c,55dを上下左右の各辺に取り付ける。
【0031】
内枠3の上片、下辺、および右辺の裏面に取り付けられて、外枠4の上横材4a、下横材4b、および右横材4dの各受け凹溝51内に嵌合する忍び返し用金属プレート55a,55b,55dは、いずれも同様の構成であり、例えば右辺の裏面に取り付ける忍び返し用金属プレート55dは、図12に示すように、内枠裏面に止着する止着面55′の一側を後方に折り曲げて嵌合片55″を形成した長尺な金属屈曲片である。この忍び返し用金属プレート55dを裏面に止着して内枠3を閉じると、嵌合片55″が外枠4の受け凹溝51内に嵌合して異物侵入阻止部を構成する。
【0032】
外枠4と内枠3との間の隙間Gからピアノ線等の異物を差し込んだ場合、この差し込んだ異物を更に深く侵入させようとすると、異物の先端が忍び返し用金属プレート55dの嵌合片55″に当接して侵入が阻止され、無理に押し込んで異物の先端が後方に曲って進んでも、受け凹溝51の底部が閉塞しているので、これ以上に異物が侵入することを確実に阻止することができる。したがって、外枠4と内枠3との上下および右側の隙間Gから異物を侵入させて不正行為が行なわれることを確実に阻止することができる。しかも、上記忍び返し用金属プレート55d(特に嵌合突起部材の主要部である嵌合片55″)は金属製なので、加熱されたピアノ線等によって溶かされて突き破られるおそれもない。
【0033】
なお、異物の先端が嵌合片55″に当接してから受け凹溝の底部の方に折り曲げ、更に忍び返し用金属プレート55dの嵌合片55″を超してから異物を折り返して、嵌合片55″の奥と受け凹溝51内壁間を通してパチンコ遊技機1の内部に侵入させることは理論上は可能であるが、パチンコ遊技機1の外部から細長い異物の一端を操作して上記の様な動きをなさしめることは事実上できない。したがって、外枠4の受け凹溝51と内枠3の嵌合突起部材である忍び返し用金属プレート55dの嵌合片55″との嵌合による異物侵入阻止部により確実に異物の侵入を阻止することができる。
【0034】
また、上記した忍び返し用金属プレート55dは、内枠3の面に対して起立した嵌合片55″を全長にわたって有しているので、この忍び返し用金属プレート55dが内枠3の補強材としても機能することとなり、合成樹脂製内枠3の強度(剛性)を高めることができる。
【0035】
内枠3の左辺の裏面に取り付けられる忍び返し用金属プレート55cは、図11に示すように、内枠3の裏面に当接して上下に延びる平坦部56aと、該平坦部56aの一側(ヒンジ5側)から後方にほぼ90度起立片56bを折り曲げて、さらにその起立片56bの先端部分を平坦部56aと平行になるようにほぼ90度折り曲げて嵌合片56cを形成し、全体の屈曲部分形状がほぼ鈎形となるように成形されている。したがって、内枠3を閉じると、嵌合片56cが図11に示すように左縦部材4cの忍び返し用凹溝54内に嵌合する。この様に、外枠4及び内枠3のヒンジ側では、嵌合片56cが外枠4の忍び返し用凹溝54内に嵌合することで異物侵入阻止部が構成される。
【0036】
この様な構成から成る異物侵入阻止部にあっては、外枠4と内枠3との間の隙間Gからピアノ線等の異物を差し込んだ場合、この差し込んだ異物を更に深く侵入させようとすると、異物の先端が折り曲げ縁部の起立片56bに当接して侵入が阻止され、無理に押し込んで異物の先端が後方に折れ曲って進んでも、起立片56bの先端では嵌合片56cが更に屈曲しているので、この嵌合片56cがこれ以上異物が侵入することを確実に阻止することができ、さらに異物の先端部分を万一折り返したとしても、この折り返した異物先端は凹溝54の底部に当接して行く手を阻まれる。
【0037】
したがって、外枠4と内枠3との上下および左右の隙間から異物を侵入させて不正行為が行なわれることを確実に阻止することができる。
【0038】
なお、上記した忍び返し用金属プレート55cは、内枠3の面に対して起立した鈎形の折り曲げ縁部(起立片56bと嵌合片56c)を全長にわたって有しているので、この忍び返し用金属プレート55cが内枠3の補強材としても機能することとなり、合成樹脂製内枠の強度(剛性)を高めることができる。
【0039】
また、上記金属プレート55cは、上端部と下端部に、ヒンジ5,5の一部を構成する部材を一体に形成してある。具体的には、金属プレート55cの上端を前方に折り曲げて該屈曲部に軸5bを下向きに固定し、この軸5bを前記軸受部5a内に嵌合するヒンジ用軸とし、また、下端部を前方に折り曲げ該屈曲部に軸受孔を開設し、この軸受孔をヒンジ用軸孔とする。この様に、金属プレート55cにヒンジ用の部材を一体に形成すると、これらに相当する部材を別個に作成するよりも安価である。なお、下端に形成した軸受孔の相手側となる金属ピン5cは、図4に示すように、外枠4に形成した突部に上向きに圧入されている。
【0040】
さらに、上記金属プレート55cには、その起立片56cと反対側の遊技盤収納枠8寄りに、配線等のためのコードバインダー片56dを一体に形成し、遊技盤収納枠8の側面との間で配線を挟持するように構成してある。なお、このコードバインダー片56dは、金属プレート55cの全長にわたって形成する必要はないので、適宜な間隔で数カ所形成すればよい。
【0041】
また、右縦部材4dの受け溝51内には、図9および図10に示すように、溝側壁から突出させた小片から成るコードバインダー片59が、上下方向に離れて2個又はそれ以上配設してある。同様に配線の結束処理を図る目的で、左縦部材4cにも、図11に示すように、比較的浅い断面コ字状の凹溝51を一体に形成して該凹溝51内にコードバインダー片59を形成する。
【0042】
また、本実施例では図13に示すように、外枠4の上横部材4aの受け溝51を利用して、外枠4自体に電気的部材の一例として賞球・完了ランプ装置を取り付けてある。即ち、受け凹溝51内には、その補強リブ53に止着部として形成したボス部52上にランプ基板60を載置し、その中央部をネジによりボス部52に止着する。この賞球・完了ランプ基板60は、受け凹溝51の溝延在方向に並べて配設した2つのランプ61a,61bと、その中間に配設された光漏洩防止用の仕切りプレート62とを担持しており、その配線コード63は受け溝51底部に設けた開口部64を抜けて裏側に導出されている。
【0043】
そして、内枠3には、この賞球・完了ランプ基板60の位置に対応させて開口窓65を開設し、上記2つのランプ61a,61bはこれを通してガラス枠2に嵌め込まれた左右二色の賞球ランプ23・完了ランプ24の各レンズを照らし得るように構成されている。したがって、賞球排出時には賞球ランプ23が、また、打止あるいは球補給状態になると完了ランプ24がそれぞれ別個に輝いてその旨を可視表示することができる。なお、外枠4の受け凹溝51内に止着する電気的部材は、上記した賞球・完了ランプに限定されるものではなく、例えば大当りの発生など遊技に関連して点灯・点滅する装飾ランプやこれらの配線コードでもよい。
【0044】
上記実施例では、嵌合突起部材として忍び返し用金属プレート55a,55b,55c,55dを内枠3の裏面に別途取り付けたが、図14に示すように、内枠3と一体に、嵌合突起部材として突条66a,66b,66c,66dを成形してもよい。そして、これら突条66a…が外枠4の受け凹溝51に嵌合することによって異物侵入阻止部を構成される。ただし、本実施例では金属板から成るヒンジ部材5′,5′は個別に設けることになる。
【0045】
また、異物侵入阻止部を構成する凹溝と嵌合突起部材は、外枠4の上下の横材4a,4b及び左右の縦材4c,4dに対応してほぼロ字状に配設したが、これらはロ字状に連結しても、或は2つのL字状片に二分割した形態、ロ字状の各辺毎に独立の片とした形態、ロ字状の各辺のうち1辺又は2辺を省いた形態など、或は一部を欠截した形態など任意の形態がとりうる。
【0046】
また、上記した実施例はパチンコ遊技機1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチスロ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機など、遊技を直接行なう遊技部10が前面に臨む遊技機であればどのような遊技機でもよい。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、内枠の閉状態で該内枠に相対する外枠の前面接合部分に、前方が開口する凹溝を形成し、内枠の裏面接合部分には、内枠を閉じると上記凹溝に嵌合する嵌合突起部材を設け、該嵌合突起部材と凹溝との 嵌合によって、遊技機外部からの異物の挿入を阻止する異物侵入阻止部を構成したので、外枠と内枠との間の隙間からピアノ線等の異物が差し込まれても、異物の先端が嵌合突起部材に当接して行く手を阻むことができ、万一嵌合突起部材を超えても異物の先端は凹溝内面に当接して行く手を阻まれる。したがって、外枠と内枠との間の隙間から異物が挿入されたとしても、この異物が遊技機内部の機構に到達することがなく、異物の挿入による不正行為を確実に防止することができる。
【0048】
また、異物侵入阻止部を構成する凹溝と嵌合突起部材が防犯機能のみならず、外枠と内枠の補強材としても機能するので、外枠と内枠を合成樹脂で成形しても必要十分な強度を確保できる。したがって、木材よりも撓みやすいという特性を有する合成樹脂で外枠と内枠を成形しても、接合部分に内枠と外枠との接合部分に力を加えた場合に、接合部分に隙間が生じ難くなり、これにより隙間から異物が挿入される可能性を抑制することができる。このため、外枠と内枠との隙間からピアノ線などの異物を挿入される不正行為の発生を未然に防止することができる。
【0049】
そして、異物侵入阻止部を構成する凹溝の内部を電気的部材の収納空間として利用できるので、電気的部材の設置スペースを別途必要としなく、遊技機の限られたスペースの有効利用を図ることができる。また、遊技機の外周端部にもランプ表示器などを何等支障なく配置することができ、遊技機前面の全域を有効に活用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の斜視図である。
【図3】ガラス枠を開いた状態におけるパチンコ遊技機の斜視図である。
【図4】外枠に対する内枠の取付を示す斜視図である。
【図5】パチンコ遊技機の背面図である。
【図6】外枠の正面図である。
【図7】外枠の上横部材および該上横部材に取り付ける補強金属板の斜視図である。
【図8】(a)は外枠の下部の斜視図、(b)は外枠の底面図、(c)は下横部材に取り付ける補強金属板の斜視図である。
【図9】外枠の右上部隅角部の拡大斜視図である。
【図10】外枠の右縦部材の断面図である。
【図11】パチンコ遊技機の外枠に内枠が閉じた状態における左縦部材を一部断面にして示す平面図である。
【図12】パチンコ遊技機の外枠に内枠が閉じた状態における右縦部材を一部断面にして示す平面図である。
【図13】外枠の左上部隅角部の拡大斜視図である。
【図14】内枠の背面に嵌合突起部材として突条を一体成型した内枠の他の実施例の後方から見た斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
2 ガラス枠
3 内枠
4 外枠
5 内枠用のヒンジ
6 ガラス枠用のヒンジ
7 開閉パネル
8 遊技盤収納枠
9 遊技盤
10 遊技部
12 内枠用のフック
13 係止部材
14 ガラス枠用のフック
15 シリンダ錠
16 内枠の前面部分
21 切欠部
22 シリンダ錠の取付部分
23 賞球ランプ
24 完了ランプ
25 パイロットランプ
26 装飾ランプ表示器
27 スピーカ
28 メッセージ表示部
31 補強リブ
32 空部
33 貫通孔
34 上横部材に取り付ける補強金属板
35 段部
37 裏メカユニット
39 下横部材に取り付ける補強金属板
40 平面部
41 側面部
42 小孔
44 滑べり止め突起
45 貫通孔
46 貫通孔
51 受け凹溝
52 ボス部
53 受け凹溝内に形成した補強リブ
54 凹部
55 金属プレート
55′止着片
55″嵌合片
56a 平坦部
56b 起立片
56c 嵌合片
56d コードバインダ
57 軸
59 受け凹溝内のコードバインダ
60 ランプ基板
61 ランプ
62 仕切りプレート
63 配線コード
64 開口部
65 開口窓
66 嵌合突起部材としての突条

Claims (2)

  1. 矩形の外枠と、該外枠に開閉可能に支持された内枠とを有し、外枠の前面開口部を内枠で塞いで遊技盤の遊技部を前面に臨ませた遊技機において、
    上記外枠及び内枠を合成樹脂により成形し、
    内枠の閉状態で該内枠に相対する外枠の前面接合部分に、前方が開口する凹溝を形成し、内枠の裏面接合部分には、内枠を閉じると上記凹溝に嵌合する嵌合突起部材を設け、
    該嵌合突起部材と凹溝との嵌合によって、遊技機外部からの異物の挿入を阻止する異物侵入阻止部を構成し、
    上記凹溝の内部に止着部を形成し、電気的部材を当該凹溝内に収納するとともに当該止着部に止着したことを特徴とする遊技機。
  2. 上記内枠の上半を全幅にわたって被うようにガラス枠を内枠に開閉可能に軸着し、該ガラス枠を閉じるとガラスを通して上記遊技部を見られるように構成し、
    上記外枠の上横部材における上記凹溝内部の止着部にランプ基板を止着し、
    上記内枠には、ランプ基板の位置に対応させるように開口窓を開設し、
    上記ガラス枠には、ランプ表示器を設け、上記ランプ基板のランプが上記開口窓を通して当該ランプ表示器のレンズを照らし得るように構成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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