JPH08294572A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JPH08294572A
JPH08294572A JP12300795A JP12300795A JPH08294572A JP H08294572 A JPH08294572 A JP H08294572A JP 12300795 A JP12300795 A JP 12300795A JP 12300795 A JP12300795 A JP 12300795A JP H08294572 A JPH08294572 A JP H08294572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding frame
clear member
member holding
ball
clear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12300795A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP12300795A priority Critical patent/JPH08294572A/ja
Publication of JPH08294572A publication Critical patent/JPH08294572A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリア部材保持枠に膨出した状態で配設され
ている装飾体上にパチンコ球が載らないようにする。 【構成】 前面にクリア部材保持枠2を開閉可能に設
け、該クリア部材保持枠の透明板ガラス11により遊技
部10の前面を覆ったパチンコ遊技機1において、上記
クリア部材保持枠を、合成樹脂により成形したクリア部
材保持枠本体21と、該クリア部材保持枠本体の開口部
を塞ぐようにして取り付けた板ガラス11とで構成し、
該クリア部材保持枠の前面に、前方に膨出して上面が前
方に下り傾斜したレンズ部材23やホルダー部材53な
どの装飾体を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面に装飾体を配設し
たパチンコ遊技機や雀球式遊技機などの弾球遊技機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機における前面装飾
体としては、遊技機上部のパイロットランプ程度しか備
えられていなかった。しかし、最近ではパチンコ遊技機
の外枠や内枠などの大きな構成部品が樹脂化され、これ
に伴って前面に備えられる装飾体の配置が自由になって
いる。また、合成樹脂が成形し易いという特性を有して
いるので、装飾体も平面的なものから次第に立体的にな
ってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前面の装飾
体が立体的なものになると、前方に大きく膨出する構成
を採ることになるので、大胆なデザインで装飾効果が大
きいものの、その反面、上皿に遊技球を手で流し込む際
に、手からこぼれた遊技球が間違って装飾体上に載って
しまったり、あるいはイタズラで球を載せられてしまう
ことがある。この様な場合に、球が載ったままガラス保
持枠を開けてしまうと、球が飛んで遊技者に当たってし
まうなどの不都合が生じる。また、ガラス保持枠を開け
ない場合でも、遊技球が装飾体の上に載っている状態
は、遊技者によっては上述した球が飛んで来るかもしれ
ないという不安感を与え、また美観を損ねる。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記不都合を解
消し、クリア部材保持枠に膨出した状態で配設されてい
る装飾体上に遊技球が載らないようにした弾球遊技機を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、前面にクリア部材保持枠を開閉可能に設け、該クリ
ア部材保持枠のクリア部材により遊技部の前面を覆った
弾球遊技機において、上記クリア部材保持枠を、合成樹
脂により成形したクリア部材保持枠本体と、該クリア部
材保持枠本体の開口部を塞ぐようにして取り付けた板状
のクリア部材とで構成し、該クリア部材保持枠の前面
に、前方に膨出して上面が前方に下り傾斜した装飾体を
設けたことを特徴とする弾球遊技機である。
【0006】請求項2に記載のものは、前面にクリア部
材保持枠を開閉可能に設け、該クリア部材保持枠のクリ
ア部材により遊技部の前面を覆った弾球遊技機におい
て、上記クリア部材保持枠を、合成樹脂により成形した
クリア部材保持枠本体と、該リア部材保持枠本体の開口
部を塞ぐようにして取り付けた板状のクリア部材とで構
成し、該クリア部材保持枠の前面に、上面に段差を有し
前方に突出した装飾体を設け、該装飾体の各段部の上面
の奥行き寸法を遊技球の半径以下に設定したことを特徴
とする弾球遊技機である。
【0007】請求項3に記載のものは、請求項2の構成
に加えて、上記装飾体の段部毎に色彩を異ならせたこと
を特徴とする弾球遊技機である。
【0008】請求項4に記載のものは、請求項3の構成
に加えて、上記装飾体を複数の別部材を重合させて構成
し、段部を複数の別部材の重合により形成したことを特
徴とする弾球遊技機である。
【0009】請求項5に記載のものは、上記装飾体がク
リア部材保持枠の内周縁に添って配設されたものであ
る。
【0010】
【作用】請求項1の発明では、クリア部材保持枠の前面
に設けた装飾体が装飾効果を高めつつ、この装飾体は前
方に膨出して上面が前方に下り傾斜しているので、装飾
体上に落下した遊技球は、装飾体上面の下り傾斜により
転がり落ちてしまい、装飾体上に停止することがない。
したがって、装飾体の上面に球が載るという状況が発生
しない。このため、クリア部材保持枠を開けた場合で
も、装飾体の上面に載っていた球が飛んで遊技者に当た
ってしまう等の問題が生じない。
【0011】請求項2の発明では、クリア部材保持枠の
前面に設けた装飾体の各段部の上面の奥行き寸法が遊技
球の半径以下なので、装飾体上に落下した遊技球は、装
飾体上面の下り傾斜により転がり落ちてしまい、装飾体
上に停止することがない。したがって、装飾体の上面に
球が載るという状況が発生しない。
【0012】請求項3の発明では、装飾体の段部毎に色
彩が異なるので、コントラストの強い装飾効果を奏す
る。
【0013】請求項4の発明では、請求項3の構成に加
えて、上記装飾体を複数の別部材を重合させて構成し、
段部を複数の別部材の重合により形成したので、多彩な
装飾効果を奏する。
【0014】請求項5に記載のものは、クリア部材保持
枠の内周縁に添って配設した装飾体が遊技機前面を広範
囲に亘って装飾する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は代表的な弾球遊技機であるパチンコ遊技機
1の正面図、図2はパチンコ遊技機1の斜視図、図3は
クリア部材保持枠2を開いた状態のパチンコ遊技機1の
斜視図、図4は内枠(前面枠)3を外した状態のパチン
コ遊技機1の斜視図、図5はパチンコ遊技機1の背面図
である。
【0016】パチンコ遊技機1は、前後が開放した矩形
の合成樹脂製外枠(機枠)4と、該外枠4の一側(本実
施例では図中左側)に上下のヒンジ5,5により外枠4
の前面開口部分に対して開閉可能に軸着した額縁状の合
成樹脂製内枠3と、該内枠3の一側にヒンジ6,6によ
り開閉可能に軸着して内枠3の上半を全幅にわたって被
うようにして設けたクリア部材保持枠2と、該クリア部
材保持枠2の下方一側にヒンジにより開閉可能に軸着し
て内枠3の下半を全幅にわたって被うようにして設けた
開閉パネル7などからなり、内枠3の窓部から後方に一
体成形した遊技盤収納枠8内に遊技盤9を装着してクリ
ア部材保持枠2を閉じると、遊技盤9の表面に形成した
遊技部10がパチンコ遊技機1の前面に臨んで、この遊
技部10を遊技者がクリア部材保持枠2のクリア部材で
ある板ガラス11を通して見られるように構成されてい
る。
【0017】そして、内枠3は、施錠装置の一部を構成
するフック12によって外枠4の他側の係止部材13に
施錠され、また、クリア部材保持枠2は、施錠装置を構
成する他のフック14によって内枠3の他側に施錠さ
れ、これらは内枠3の上部一側に設けたシリンダ錠15
の鍵穴に差し込んだ鍵を一方に回動すると内枠3が、他
方に回動するとクリア部材保持枠2が解錠する構成とな
っている。
【0018】また、開閉パネル7の表面に上皿16を、
開閉パネル7の下側の内枠3の前面部分には下皿17と
打球発射装置19の発射操作ハンドル20をそれぞれ設
けてある。
【0019】クリア部材保持枠2は、中央部分を大きく
開口した合成樹脂製のクリア部材保持枠本体としてのロ
字状ガラス保持枠本体21と、該クリア部材保持枠本体
の裏面側に固定された補助金属板22と、クリア部材保
持枠本体の開口部を塞ぐようにして取り付けた板状のク
リア部材である板ガラス11とが主要な構成部材であ
り、本実施例ではクリア部材保持枠本体の開口部の内側
縁に内側から嵌め込まれたレンズ部材23が付加されて
いる。なお、クリア部材は、板ガラス11に限らず、例
えば透明プラスチック板でもよい。
【0020】ガラス保持枠本体21は、装飾体としても
機能するものであり、本実施例では図6に示すように、
合成樹脂から成る左右2つのコ字状分割片24a,24
bを端部の連結部25a,25bによって連結し、この
連結により全体がロ字状に組み立てられる。このガラス
保持枠本体21の両縁部は裏面側に折り返した様に成形
され、両折り返し部25,25と前面部とによって裏面
側に開口した凹室部26を形成し、この凹室部26内に
配線コード27等の電気部品を収納できるように構成さ
れている。
【0021】なお、折り返し部25,25は、単に凹室
部26を形成するだけではなく、前面部と直交する方向
に壁状に形成されているので、ガラス保持枠本体21自
体の強度を高める補強部としても機能している。そし
て、凹室部26は、ガラス保持枠本体21の裏面に取り
付ける補助金属板22によりカバーされる。したがっ
て、補助金属板22を取り付けた後は、凹室部26内に
収納した配線27等の電気部品は、補助金属板22によ
り覆い隠されてしまい、クリア部材保持枠2を開放した
状態でも体裁を損ねることはない。
【0022】また、ガラス保持枠は、単にガラスを保持
する機能のみならず、装飾体としても機能するものであ
る。したがって、審美性に優れたデザインにもとづいて
成形することが好ましい。例えば、クリア部材である板
ガラス11を通して遊技部10を見るための開口部の形
状を本実施例のように隅角部に丸みをつけた略四角形に
したり、或は円形、楕円形などにしてもよい。また、ガ
ラス保持枠本体21の断面形状は、平らな前面部の端縁
から平らな折返し部を直角に折り返すよりも、前面部お
よび折り返し部25を曲面で構成して柔らかな感じを与
えるようにすることが好ましい。さらに、開口部の開口
内縁(上面)となる部分に折り返し部を形成する場合に
は、この折り返し部を単に曲面で構成するばかりでな
く、前方(遊技者側)に向かって僅かに下り傾斜させて
形成することが望ましい。
【0023】本実施例におけるクリア部材保持枠2は、
上部両隅角部に切欠部31a,31bを形成し、自由端
側の切欠部31bによって内枠3の閉止状態におけるシ
リンダ錠15の肉厚な取付部分32との干渉を回避し、
軸着基端側の切欠部31aによってヒンジ5との干渉を
回避する。この様に、シリンダ錠15を内枠3の上部一
側に配設すると、パチンコ遊技機1の前に遊技者が座っ
ていたとしても、周囲からはシリンダ錠15が良く見え
るので、即ち店員が監視し易い位置にあるので、シリン
ダ錠15に対する不正行為を有効に防止する効果があ
る。
【0024】また、クリア部材保持枠2の軸着基端側上
部には、賞球ランプ33と完了ランプ34を一体化した
ランプ表示器を、上部中央部分にはパイロットランプ3
5をそれぞれ設けるので、ガラス保持枠本体21の左上
部に開口部36を開設し、該開口部内に裏側からレンズ
部材を嵌合して取り付ける。なお、賞球ランプ33と完
了ランプ34の発光源は外枠4に取り付ける。
【0025】また、ガラス保持枠本体21の上辺部には
前面側に横長な凹部37を形成し、この凹部37内にパ
イロットランプ35のランプ基板39を取り付け、上記
凹部37を装飾体である横長なレンズカバー40で覆
う。ランプ基板39の取り付けは、図9に示すように、
各ランプに導通したコネクタ41を基板39の裏面に設
け、また、ガラス保持枠本体21の凹部37の底部に上
記コネクタ41に接続可能なコネクタ42を貫通した状
態で固定しておき、ランプ基板39を前方から凹部37
内に後退させてランプ基板39のコネクタ41を凹部3
7のコネクタ42に接続するとともに、ランプ基板39
の止着孔内にビスを挿通してねじ止めする。したがっ
て、ランプ基板39を所定の位置に止着すれば、別途配
線接続作業を行なう必要がない。なお、凹部37のコネ
クタ42に接続したパイロットランプ用の配線コード2
7は、前記した凹室部26内に通すと共に、ガラス保持
枠本体21と一体成型した凹室部26内のコード止着部
43によって支持した状態で配線することが望ましい。
【0026】上記レンズカバー40を凹部37に取り付
けるには、後端縁部を凹部37内側に嵌め込み、係合突
起44を凹部37の内側に係止することにより取り付け
る。したがって、このレンズカバー40は、ランプの光
によって輝いて装飾効果を高めるばかりでなく、前記分
割片24a,24bの上部接合部分を覆い隠して美観を
向上させる機能もある。
【0027】クリア部材保持枠2の開口部の内縁下部お
よび左右には、全体として略U字状に装飾ランプ表示器
のレンズ部材23を配置し、左右のレンズ部材23の途
中にはスピーカ45,45を設け、このスピーカ取付部
の前面にはスピーカ飾り部材46を取り付け、下部のレ
ンズ部にはメッセージ表示部47を設ける。
【0028】レンズ部材23は、主要な装飾体として機
能するものであり、本実施例では図6に示すように、前
方に曲面で膨出させるとともに、内側の部分に段差48
を形成した断面形状とし、膨出部分49の外周縁にはフ
ランジ部50を形成する。したがって、横長に延在する
レンズ部材23の下部においては、上面となる面が、段
差48を有する曲面で構成されるばかりでなく、尚且つ
この曲面は前方に向かって下り傾斜する。このため、レ
ンズ部材23下部の部分の上面にパチンコ球が落下して
も、このパチンコ球は上面の円弧状曲面の下り傾斜によ
り転動して上皿16に流下してしまい、レンズ部材23
上で停止することはない。
【0029】なお、上記したフランジ部50は、レンズ
部材23をガラス保持枠本体21に装着する際にガラス
保持枠本体21の開口部内縁の内側に重合する取付部と
して機能する部分であり、この重合部分をビス等により
止着してレンズ部材23を固定する。
【0030】メッセージ表示部47は、例えば“3.7
ラッキー 4.9交換”等を表示した表示札51を出し
入れ可能に収納してメッセージ表示できるようにしたも
のであり、レンズ部材23の下部中央部分に形成した嵌
合段部52に重ね合わされる横長なホルダー部材53と
表示札51からなる。そして、ホルダー部材53の長方
形の一辺(ここでは右辺)を開放した表示札取付部に、
例えば“3.7ラッキー 4.9交換”等のメッセージ
を表示した長方形の表示札51を横から差し入れるよう
になっている。
【0031】なお、メッセージ表示部47は、パチンコ
遊技機1の前面に装着されて装飾体としても機能するの
で、ホルダー部材53の表面はデザイン上好ましい曲面
で構成し、上面は前方に向けて下り傾斜させる。また、
表示札51は、スライドさせる代わりに表示板47の撓
み性を利用して長方形の受け枠部内に嵌合させるように
してもよい。
【0032】上記した構成から成るメッセージ表示部4
7を取り付けるには、上側縁に一体成型した嵌合突起5
4を、レンズ部材23の嵌合段部52に設けた嵌合孔5
5に差し込み、下側縁の嵌合突起56を、ガラス保持枠
31の下辺部に設けた嵌合孔57に差し込むことにより
クリア部材保持枠2に取り付ける。この様に、メッセー
ジ表示部47をクリア部材保持枠2に取り付ける際に、
レンズ部材23からクリア部材保持枠2の下部を覆うよ
うにして装着すると、表示面積を大きく採ることができ
るばかりでなく、分割片24a,24bの下部接合部分
を覆い隠して美観を向上させることができる。
【0033】また、レンズ部材23の表面段部49から
メッセージ表示部47の上面部にかけては、レンズ部材
23とメッセージ表示部47のホルダー部材53という
2つの別個の部材が重合されて構成された段部であり、
この部分も装飾体として機能する。そして、パチンコ球
が載って停止しないようにするため、前記したように、
レンズ部材23の表面段部49の露出表面部分はパチン
コ球が載置不可能な円弧状に形成し、また、これに続く
メッセージ表示部47の上面部の表面もパチンコ球が静
止できない傾斜面として形成する。そして、レンズ部材
23とホルダー部材53を異なる色彩にすると、装飾体
が段部毎に色彩が異なった複数色になるので、これによ
り装飾効果を一層高めることができる。例えば、レンズ
部材23を赤色、ホルダー部材53を黄色に着色しても
よい。さらに、装飾体を複数の別部材(例えば、半透明
部材と透明部材)を重合させて構成し、段差形状を複数
の別部材の重合部で形成すると、組み合わせによる多彩
な装飾効果を得ることができる。
【0034】また、レンズ部材23の裏側には、発光源
として白熱ランプや蛍光灯を設けるが、これら発光源の
配線コード27を止着するために、図7に示すように、
レンズ部材23の内部に後方に延出する水平壁部或はリ
ブを一体成型すると共に、この延出部59に鈎形或はコ
字状の配線止着部60を複数箇所一体成型し、これら配
線止着部60により発光源の配線コード27をバインド
処理する。
【0035】上記した構成から成るガラス保持枠本体2
1の裏側に固定する補助金属板22は、本実施例では図
6に示すように、門形に連結される左右2つのL字状の
第1補助金属片61,第2補助金属片62と、この門形
脚部の下端間を連結する第3補助金属片63とを連結し
てなる。そして、第1,第2,第3補助金属片61,6
2,63を全体としてロ字状に連結した状態でガラス保
持枠本体21の裏面に、図7に示すように、ボス部64
を利用してビス65により強固に固定し、これによりガ
ラス保持枠本体21の強度を背面から補強する。このと
き、第1補助金属片61、第2補助金属片62及び第3
補助金属片63は互いにそれぞれの端部において導通し
た状態で配設され、これにより電気的に連続し電気的容
量の大きな塊となる。
【0036】そして、上記した補助金属板22の軸着側
に近い部分(本実施例では第1補助金属片61の上部屈
曲部分近傍)の裏面には、アース用接触部66を形成す
る。このアース用接触部66は、補助金属片61の一部
を切り起こすなどして形成した弾性片により構成するこ
とが望ましく、クリア部材保持枠2を閉じた状態で内枠
3に設けたアース用接触部67に接触し、このアース用
接触部67を介して島設備に予め設けてあるアース線
(図示せず)と接続する。したがって、クリア部材保持
枠2を閉じると、ロ字状の補助金属板22がアース線と
導通し、これにより、遊技部10内を流下する球の静電
気などに起因するノイズを補助金属板22から両アース
用接触部66,67を介して島設備のアース線に逃すこ
とができる。
【0037】また、上記した3つの補助金属片61,6
2,63のうち、クリア部材保持枠2の開閉支軸側(図
7の右側)に位置する第1補助金属片61の上部と下部
には、クリア部材保持枠2開閉用の金属製ヒンジ部材6
a,6bを一体に設ける。上部に設けるヒンジ部材6a
は、補助金属片61の一部を前方に折り曲げて水平部を
形成し、この水平部にヒンジ軸を上向きに、且つスプリ
ングの付勢により上方に突出する状態で設ける。一方、
下部に設けるヒンジ部材6bは、補助金属片61の一部
を前方に折り曲げて水平部を形成し、この水平部にヒン
ジ軸孔を開設したものである。
【0038】図8に示すように、クリア部材保持枠2の
下部のヒンジ部材6bであるヒンジ軸孔内に内枠3下部
のヒンジ軸70を嵌め込んで、クリア部材保持枠2の上
部のヒンジ部材6aであるヒンジ軸を引き下げて突出長
さを縮めた状態でこのヒンジ軸を内枠3上部のヒンジ軸
孔71に位置を合わせ、この状態で操作部から手を放す
とヒンジ軸がスプリングの付勢により上昇し、突出した
ヒンジ軸がヒンジ軸孔71内に嵌合する。したがって、
クリア部材保持枠2を内枠3に開閉可能な状態で簡単に
取り付けることができる。そして、この様にしてクリア
部材保持枠2を取り付けると、クリア部材保持枠2側の
ヒンジ6a,6bが補助金属板22に一体に設けてある
ので、高い取付強度が得られる。
【0039】また、第1,第2,第3補助金属片61,
62,63のいずれも前面部分の外側の縁部を後方に折
り返して折り返し部72を形成し、この折り返し部72
がピアノ線等の侵入を防止する所謂忍び返し部として機
能する。例えば、図7に示すように、クリア部材保持枠
2下端と開閉パネル7上端との間の隙間からピアノ線等
を差し込んで不正行為を行なおうとしても、差し込んだ
ピアノ線等の先端が補助金属板22の折り返し部72に
当接してしまい、内部に侵入することができない。した
がって、ピアノ線等を侵入させて行なう不正行為を有効
に防止することができる。
【0040】上記のように構成されたガラス保持枠本体
21には、ガラスユニット73を裏側から取り付けて開
口部を塞ぐ。このガラスユニット73は、クリア部材で
ある透明板ガラス11をガラス縁枠74内に2枚平行に
納めて構成したもので、図7、図8に示すように、ガラ
ス縁枠74の下部には補助金属板22下部内周縁に嵌装
される溝75を設けた嵌装部76を左右2箇所に有し、
ガラス縁枠74の上部にはワンタッチでガラス保持枠本
体21と嵌合する止着具77を有する。このため、ガラ
スユニット73は、まず下部の嵌装部76を補助金属板
22(第3補助金属片63)に嵌装し、次いで上部の止
着具77によりガラス縁枠74をガラス保持枠本体21
に固定することで、簡単にガラス保持枠本体21に取り
付けられる。この下部の嵌装部76を補助金属板22に
嵌装する際の左右の位置決めを行なうため、補助金属板
22の下部上縁には位置決め突起83が二箇所に設けて
あり、この2つの位置決め突起79,79間に上記嵌装
部76,76が位置するように定められている。
【0041】また、ガラス縁枠74の内周縁の前部に
は、図7に示すように、起立壁80を板ガラス11の前
方に間隔を開けて形成し、ガラス保持枠本体21に取り
付けた状態で上記起立壁80の先端(図8では上端)が
レンズ部材23の内面に近接するように構成してある。
したがって、レンズ部材23と板ガラス11との間から
ピアノ線等が差し込まれても、上記起立壁80がピアノ
線等の侵入を阻止する。また、万一ピアノ線等が起立壁
80を越えて侵入しても、このピアノ線等の先端は、レ
ンズ部材23の内部に形成した前記延出部59に当接
し、この延出部59により侵入が阻止される。このた
め、レンズ部材23と板ガラス11との間からピアノ線
等を差し込んで行なう不正行為を防止することができ
る。
【0042】次に、外枠4と内枠3について簡単に説明
する。外枠4は、ABS樹脂などの合成樹脂により前後
が開放した矩形の枠体として成型されており、上面およ
び下面には補強金属板81a,81bを添設して補強さ
れている。そして、上面の補強金属板81aの側面部に
ヒンジ部材としての軸受筒部5aを一体に設け、この軸
受筒部5aと下部に設けたヒンジ軸5bとにより内枠を
開閉可能に取り付ける。
【0043】内枠3は、開口部から裏側に遊技盤収納枠
8を一体に設けた合成樹脂製の枠体であり、遊技盤収納
枠8内に遊技盤9を装着し、裏側には球排出装置などの
裏機構82を装着できるように構成されている。そし
て、この内枠3の裏面に、金属プレート83を固定する
ことにより補強するとともに、金属プレート83の側縁
を後方に折り曲げてピアノ等の侵入を阻止する様に構成
してある。また、この金属プレート83の上端と下端に
ヒンジ部材5′を一体に設け、該ヒンジ部材により外枠
に対して開閉可能な状態で止着するように構成してあ
る。
【0044】したがって、上記した構成から成る外枠4
に内枠3をヒンジ5,5により開閉可能に取り付け、内
枠3にクリア部材保持枠2をヒンジ6,6により開閉可
能に取り付け、クリア部材保持枠2を内枠3に対して閉
止状態とし、内枠3を外枠4に対して閉止状態とする
と、図1および図2に示すように、クリア部材保持枠2
のクリア部材である板ガラス11を通して遊技部10を
見ることができる。そして、遊技者がパチンコ球を上皿
16に投入して発射操作ハンドル20を操作すると、打
球発射装置19が作動して上皿16内のパチンコ球を1
個ずつ遊技部10内に弾発してパチンコ遊技を行なうこ
とができる。なお、遊技者がパチンコ球を上皿16に投
入する際に、パチンコ球がクリア部材保持枠2の装飾体
上に誤って流下したとしても、このパチンコ球は、下り
傾斜している装飾体上面を転動して上皿16に流下し、
装飾体上に停止することはない。したがって、図3に示
すように、クリア部材保持枠2を開いても、装飾体上に
載ったパチンコ球が遊技者側に飛ぶことはない。
【0045】上記した実施例では装飾体の上面部分を階
段状に構成し、各段の上面をすべて前方に下り傾斜させ
て形成したが、装飾体は上面部分を階段状に構成すると
ともに、各段の上面を水平にしてもよく、この場合には
各段の上面の奥行き寸法をパチンコ球の半径よりも短く
設定する。この様な奥行きに設定すると、装飾体の上面
にパチンコ球が誤って流下したとしても、このパチンコ
球が載っている水平面の奥行きがパチンコ球の半径より
も短いので、このパチンコ球は直ちに前方に転がり落
ち、上皿16に流下する。したがって、前記実施例と同
様に、装飾体の上面部分にパチンコ球が載って停止する
ことはない。なお、段差の寸法はデザインに応じて適宜
な寸法に設定することができる。
【0046】また、装飾体に形成する段部は、一の部材
により一体成形してもよいし、或は別部材を重合するこ
とにより構成してもよい。また、段部の数はデザインに
応じて適宜設計変更することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ク
リア部材保持枠を合成樹脂によって成形したので、金属
板によって成形する場合に比較して複雑な微妙な曲面を
用いてデザインすることができ、クリア部材保持枠自体
の装飾効果を高めることができ、しかもこのクリア部材
保持枠の前面に装飾体を設けたので、両者により装飾効
果を著しく高めることができる。そして、前方に膨出し
た装飾体の上面を前方に下り傾斜させたので、装飾体の
上面に遊技球が載るという状況が発生しない。このた
め、不用意にクリア部材保持枠を開けた場合でも、装飾
体の上面に載っていた球が飛んで遊技者に当たってしま
う等の問題が生じない。また、装飾体の上面を傾斜させ
て形成すると、ゴミなども溜りにくくなる。
【0048】請求項2の発明では、装飾体の上面に段差
を付けて前方に突出させ、各段部の上面の奥行きを遊技
球の半径以下に設定したので、装飾体の上面に遊技球が
載るという状況が発生しないし、単に傾斜面にした場合
よりも迅速に球を落下させることができる。そして、各
段部の上面を下り傾斜させると、さらに迅速に球を落下
させることができる。また、装飾体に段部を形成するこ
とにより、装飾性の向上を図ることができる。
【0049】請求項3の発明では、装飾体の段部を各段
毎に配色を異ならせているので、コントラストの強い装
飾効果を得ることができる。
【0050】また、請求項4の発明では、装飾体を複数
の別部材を重合させて構成し、段部を複数の別部材の重
合部で形成しているので、組み合わせによる多彩な装飾
効果を得ることができる。
【0051】更に、請求項5の発明では、装飾体をクリ
ア部材保持枠の内周縁に添って配設しているので、従来
になく広い範囲に亘って装飾効果を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ遊技機の正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の斜視図である。
【図3】クリア部材保持枠を開いた状態におけるパチン
コ遊技機の斜視図である。
【図4】外枠に対する内枠の取り付けを示す斜視図であ
る。
【図5】パチンコ遊技機の背面図である。
【図6】クリア部材保持枠の一部省略分解斜視図であ
る。
【図7】クリア部材保持枠の下部の断面図である。
【図8】内枠への取付を示すクリア部材保持枠の背面図
である。
【図9】パチンコ遊技機の上部の断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 2 クリア部材保持枠 3 内枠 4 外枠 5 ヒンジ 6 ヒンジ 7 開閉パネル 8 遊技盤収納枠 9 遊技盤 10 遊技部 11 クリア部材である透明板ガラス 16 上皿 17 下皿 19 打球発射装置 20 発射操作ハンドル 21 ガラス保持枠本体 22 補助金属板 23 レンズ部材 24 分割片 25 折り返し部 26 凹室部 27 配線コード 35 パイロットランプ 39 ランプ基板 40 レンズカバー 41,42 コネクタ 45 スピーカ 47 メッセージ表示部 48 レンズ部材の段差 49 レンズ部材の膨出部 50 レンズ部材のフランジ部 51 表示札 53 ホルダー部材 61,62,63 補助金属片 66,67 アース用接触部 73 ガラスユニット 74 ガラス縁枠 75 溝 76 嵌合部 77 止着具 79 位置決め突起 80 起立壁 81 補強金属板 82 裏機構 83 金属プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面にクリア部材保持枠を開閉可能に設
    け、該クリア部材保持枠のクリア部材により遊技部の前
    面を覆った弾球遊技機において、 上記クリア部材保持枠を、合成樹脂により成形したクリ
    ア部材保持枠本体と、該クリア部材保持枠本体の開口部
    を塞ぐようにして取り付けた板状のクリア部材とで構成
    し、 該クリア部材保持枠の前面に、前方に膨出して上面が前
    方に下り傾斜した装飾体を設けたことを特徴とする弾球
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前面にクリア部材保持枠を開閉可能に設
    け、該クリア部材保持枠のクリア部材により遊技部の前
    面を覆った弾球遊技機において、 上記クリア部材保持枠を、合成樹脂により成形したクリ
    ア部材保持枠本体と、該リア部材保持枠本体の開口部を
    塞ぐようにして取り付けた板状のクリア部材とで構成
    し、 該クリア部材保持枠の前面に、上面に段差を有し前方に
    突出した装飾体を設け、該装飾体の各段部の上面の奥行
    き寸法を遊技球の半径以下に設定したことを特徴とする
    弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 上記装飾体の段部毎に色彩を異ならせた
    ことを特徴とする請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 上記装飾体を複数の別部材を重合させて
    構成し、段部を複数の別部材の重合により形成したこと
    を特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 上記装飾体がクリア部材保持枠の内周縁
    に添って配設されていることを特徴とする請求項1から
    4のいずれかに記載の弾球遊技機。
JP12300795A 1995-04-25 1995-04-25 弾球遊技機 Pending JPH08294572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12300795A JPH08294572A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12300795A JPH08294572A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 弾球遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08294572A true JPH08294572A (ja) 1996-11-12

Family

ID=14849949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12300795A Pending JPH08294572A (ja) 1995-04-25 1995-04-25 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08294572A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10328382A (ja) * 1997-05-30 1998-12-15 Okumura Yuki Kk パチンコ遊技機
JP2015066077A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2018075250A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 株式会社藤商事 遊技機
JP2018075251A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 株式会社藤商事 遊技機

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10328382A (ja) * 1997-05-30 1998-12-15 Okumura Yuki Kk パチンコ遊技機
JP2015066077A (ja) * 2013-09-27 2015-04-13 タイヨーエレック株式会社 遊技機
JP2018075250A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 株式会社藤商事 遊技機
JP2018075251A (ja) * 2016-11-10 2018-05-17 株式会社藤商事 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3642605B2 (ja) 遊技機
JP3570786B2 (ja) 遊技機
JP3570779B2 (ja) 遊技機
JPH08294572A (ja) 弾球遊技機
JPH08280903A (ja) 遊技機
JP2004081605A (ja) 遊技機
JPH0910381A (ja) 遊技機
JP2007050029A (ja) 遊技機
AU2003259585B2 (en) Gaming machine
JP4348675B2 (ja) 遊技機
JP2003117200A (ja) パチンコ遊技機
JP2001327719A (ja) 遊技機枠体
JPH08266732A (ja) 遊技機
JPH08215392A (ja) 遊技機
JP2002018071A (ja) 遊技機皿装置
JP3664524B2 (ja) 遊技機
JP2000157699A (ja) 遊技機
JP2003310913A (ja) 遊技機
JP2596896B2 (ja) 遊技機
JP2004237067A (ja) 遊技盤
JPH11137803A (ja) 遊技機のカバー枠構造
JP2000061104A (ja) パチンコ機
JPH09717A (ja) 遊技機
JP3592206B2 (ja) 遊技機の前枠
JPH11137804A (ja) 遊技機