JP4114917B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉体を内ヒンジ機構によって開閉可能に支持した自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機では、販売機本体の前面を覆う扉体を上部ヒンジおよび下部ヒンジで開閉可能に支持しているが、一般的に上部ヒンジおよび下部ヒンジとも外部に露出していて目視可能であるため、不正行為を誘発し、ヒンジ部分が破壊されて扉体が不正に開放されるおそれがある。
【0003】
そこで、例えば、特開平8−161618号公報に記載されているように、本体の天板の下面側および底板の上面側に上部ヒンジおよび下部ヒンジをそれぞれ配置し、これら上部ヒンジと下部ヒンジとの間に扉体を支持し、扉体の上下面にこの扉体と本体の天板および底板との間の隙間、つまり上部ヒンジおよび下部ヒンジを覆う覆い板をそれぞれ取り付けることにより、上部ヒンジおよび下部ヒンジが前方から目視できないようして防盗効果を得ている。
【0004】
また、特開2002−150387号公報に記載されているように、販売機本体の内側と扉体の内側とを内ヒンジ機構を開閉可能に支持することにより、内ヒンジ機構が前方から目視できないようにして防盗効果を得ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平8−161618号公報に記載の自動販売機では、覆い板によって上部ヒンジおよび下部ヒンジを前方から目視できないが、扉体の側面側は扉体の開閉に伴って上部ヒンジおよび下部ヒンジとの干渉が生じることから覆い板を設けることができないため、側方からは上部ヒンジおよび下部ヒンジを目視可能で、防盗効果が十分でない問題がある。
【0006】
また、特開2002−150387号公報に記載の自動販売機では、内ヒンジ機構を用いることにより、内ヒンジ機構を前方から目視できないが、販売機本体と扉体との間には扉体の開閉移動を許容するための隙間があり、この側方の隙間を通じて内ヒンジ機構を目視可能で、防盗効果が十分でない問題がある。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、内ヒンジ機構が外部に露出せず、確実な防盗効果を得ることができる自動販売機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動販売機は、開口部を有する販売機本体と、この販売機本体の開口部を開閉し、閉鎖時に販売機本体の開口部の内側に進入可能とする外形状に形成されるとともに、一側に有する側面部には内ヒンジ機構取付位置でかつ閉鎖時に前記販売機本体の開口部内に配置される位置に切欠部が形成された扉体と、前記販売機本体の開口部内の一側と前記扉体内の一側でかつ一側の側面部の切欠部に対応した位置との間に取り付けられ、前記扉体を前記販売機本体に対して開閉可能に支持するとともに、前記扉体の開放時には扉体の切欠部にて一側の側面部と干渉せずに扉体の開放を許容し、前記扉体の閉鎖時には扉体の少なくとも一部を前記販売機本体の開口部の内側に進入させる内ヒンジ機構とを具備しているものである。
【0009】
そして、この構成では、内ヒンジ機構により、扉体を販売機本体に対して開閉可能に支持するとともに、扉体の閉鎖時には扉体の少なくとも一部を販売機本体の開口部の内側に進入させるため、内ヒンジ機構が側方からも含めて外部に露出せず、確実な防盗効果が得られ、外観も向上する。
【0010】
請求項2記載の自動販売機は、請求項1記載の自動販売機において、扉体の少なくとも上側および両側の外形状は、販売機本体の開口部の内形状より小さく設けられているものである。
【0011】
そして、この構成では、扉体の少なくとも上側および両側の外形状を、販売機本体の開口部の内形状より小さく設けたため、扉体の閉鎖時に、扉体が販売機本体の開口部の内側に進入して収納可能となる。
【0012】
請求項3記載の自動販売機は、請求項1または2記載の自動販売機において、内ヒンジ機構は、販売機本体の開口部内の一側に取り付けられたヒンジ本体、扉体内の一側に取り付けられたヒンジ支え、およびこれらヒンジ本体とヒンジ支えとを回動可能に連結するヒンジピンを有し、ヒンジ本体には開閉する扉体の一側部との接触を回避する逃げ部が設けられているものである。
【0013】
そして、この構成では、内ヒンジ機構のヒンジ本体に、開閉する扉体の一側部との接触を回避する逃げ部を設けたため、ヒンジ本体と扉体とが干渉することなく、扉体が開閉可能に支持される。
【0014】
請求項4記載の自動販売機は、請求項3記載の自動販売機において、販売機本体の開口部内の一側に、複数の内ヒンジ機構のヒンジ本体が取り付けられる基準フレームが配設されているものである。
【0015】
そして、この構成では、複数の内ヒンジ機構のヒンジ本体を基準フレームに取り付けるため、取付基準が共通化され、扉体の傾きや扉下がりなどの扉体の不具合が解消される。
【0016】
請求項5記載の自動販売機は、請求項4記載の自動販売機において、基準フレームは、ヒンジ本体が取り付けられる少なくとも2面のヒンジ取付基準面を有しているものである。
【0017】
そして、この構成では、ヒンジ本体を基準フレームの2面のヒンジ取付基準面に取り付けるため、ヒンジ本体と基準フレームとが確実に位置決めされ、扉体の不具合がより確実に解消される。
【0018】
請求項6記載の自動販売機は、請求項3ないし5いずれか記載の自動販売機において、上部側に配置されるヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンが下方から挿入され、このヒンジピンを下方から支持するヒンジピンブラケットが扉体に着脱可能に取り付けられているものである。
【0019】
そして、この構成では、上部側のヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンを下方から挿入し、このヒンジピンを下方から支持するヒンジピンブラケットを扉体に着脱可能に取り付けたため、扉体の組み付け、取り外しが容易になる。
【0020】
請求項7記載の自動販売機は、請求項3ないし6いずれか記載の自動販売機において、販売機本体は、底板を有し、下部側に配置されるヒンジ本体は、基準フレームと販売機本体の底板との両方に取り付けられているものである。
【0021】
そして、この構成では、下部側に配置するヒンジ本体を基準フレームと販売機本体の底板との両方に取り付けたため、このヒンジ本体で扉体が確実に支持するとともに、販売機本体の強度が向上する。
【0022】
請求項8記載の自動販売機は、請求項3ないし7いずれか記載の自動販売機において、下部側に配置されるヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンが上方から挿入され、このヒンジピンを上方から押えるヒンジピン押えが扉体に着脱可能に取り付けられているものである。
【0023】
そして、この構成では、下部側に配置されるヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンを上方から挿入し、このヒンジピンを上方から押えるヒンジピン押えを扉体に着脱可能に取り付けたため、扉体の組み付け、取り外しが容易になる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0025】
図2に自動販売機の筐体の斜視図、図3に自動販売機の筐体の一部を背面側から視た斜視図、および図8に自動販売機の正面図を示す。
【0026】
自動販売機の筐体11は、前面に開口部12を有する箱形の販売機本体13、およびこの販売機本体13の開口部12を開閉する扉体14を有し、販売機本体13の開口部12内の一側に補強用の基準フレーム15が配設され、この基準フレーム15の上下部に扉体14を開閉可能に支持する上部側の内ヒンジ機構16および下部側の内ヒンジ機構17が配設されている。そして、扉体14の閉鎖時には、扉体14の上側および両側の厚み方向の少なくとも一部が販売機本体13の開口部12の内側に入り込んで収納される。
【0027】
販売機本体13は、天板20、底板21、両側の側板22,23および背面板24を有する箱形で、前面に開口部12が開口形成されている。
【0028】
扉体14は、前面板27、この前面板27の上側の上面部28および両側の側面部29,30を有し、この扉体14の少なくとも上側および両側の外形状が販売機本体13の開口部12の内形状より小さく形成され、上面部28および両側の側面部29,30が販売機本体13の開口部12内に入り込む扉体14の外縁部として構成されている。前面板27には、商品見本展示部31が装着される開口32、硬貨および紙幣の投入部などを含む操作部33が装着される複数の開口34、および商品が払い出される商品取出口35などが形成されている。
【0029】
次に、図1に自動販売機の上部側の内ヒンジ機構16部分の平面図、図4に自動販売機の上部側の内ヒンジ機構16部分の斜視図、および図5に自動販売機の上部側の内ヒンジ機構16部分の分解状態の斜視図を示す。
【0030】
扉体14の一側の側面部29には、その側面部29の先端から前面板27の内面に対向するように折曲片37が折曲形成され、内ヒンジ機構16,17の部分に対応した上部側および下部側に切欠部38がそれぞれ形成されている。これら切欠部38の縁部38aは、扉体14の閉鎖時に販売機本体13の開口部12内に配置される位置に形成されている。
【0031】
基準フレーム15は、上下方向に長尺で、販売機本体13の一側の側板22の内面に接合して固定される固定部41、およびこの固定部41から販売機本体13内に突出する断面略コ字形に折曲された折曲部42を有し、この折曲部42の販売機本体13内に臨む内面にヒンジ取付基準面43が形成されているとともに、このヒンジ取付基準面43と交差する折曲部42の後面にヒンジ取付基準面44が形成されている。
【0032】
また、上部側の内ヒンジ機構16は、販売機本体13に取り付けられるヒンジ本体47、扉体14に取り付けられるヒンジ支え48、これらヒンジ本体47およびヒンジ支え48に下方から挿入して回転可能に連結するヒンジピン49、このヒンジピン49を支持するヒンジピンブラケット50を有している。
【0033】
ヒンジ本体47は、基準フレーム15に取り付けられる取付部51を有し、この取付部51は、後端部が基準フレーム15の方向へ向けて略直角に折曲された断面略L字形で、基準フレーム15の2面のヒンジ取付基準面43,44に接合される取付面52,53が形成されている。取付部51には複数の取付孔54が形成され、これら複数の取付孔54に複数本のボルト55を挿通して基準フレーム15に締結固定されている。
【0034】
ヒンジ本体47の取付部51の前端上部側には、逃げ部56を介して、ヒンジピン49が回転自在に挿通嵌合される軸受部57が円筒状に折曲形成されている。逃げ部56は、扉体14の側面部29から離反する開口部12の内方に突出した水平方向の断面略コ字形に形成されており、この逃げ部56の側面部29に臨む内側に開閉する扉体14の一側の側面部29が進退してその側面部29との接触を回避する窪み部58が形成されている。なお、ヒンジ本体47の逃げ部56および軸受部57の部分に対応して扉体14の側面部29に切欠部38が形成され、この切欠部38の縁部38aが窪み部58に進退される。
【0035】
ヒンジ支え48は、扉体14の内側形状に対応して断面略コ字形に形成された固定部59を有し、この固定部59が扉体14の前面板27、側面部29および折曲片37の内側形状に溶接によって固定され、この固定部59にヒンジピン49が回転自在に挿通される円筒状の軸受筒60が溶接によって固定されている。そして、軸受筒60およびこの軸受筒60に挿通されるヒンジピン49は扉体14の前面板27と側面部29とのなす角部に位置されている。
【0036】
ヒンジピンブラケット50は、扉体14の内側形状に対応して断面略コ字形に形成されており、前部側にはヒンジピン49の下端を嵌合して溶接によって固定される軸固定部61が形成されている。ヒンジピンブラケット50の後部側には複数の取付孔62を有する取付部63が形成され、この取付部63の複数の取付孔62に複数本のねじ64を挿通して扉体14側に着脱可能に締結固定されている。
【0037】
次に、図6に自動販売機の下部側の内ヒンジ機構17部分の斜視図、および図7に自動販売機の下部側の内ヒンジ機構17部分の分解状態の斜視図を示す。
【0038】
下部側の内ヒンジ機構17は、販売機本体13に取り付けられるヒンジ本体67、扉体14に取り付けられるヒンジ支え68、これらヒンジ本体67およびヒンジ支え68に上方から挿入して回転可能に連結するヒンジピン69、このヒンジピン69を上方から押えるヒンジピン押え70を有している。
【0039】
ヒンジ本体67は、基準フレーム15および販売機本体13の底板21に取り付けられる取付部71を有し、この取付部71は、基準フレーム15のヒンジ取付基準面43に取り付ける基準フレーム側取付部72および底板21に取り付ける底板側取付部73を設けた断面略L字形に形成されている。これら基準フレーム側取付部72および底板側取付部73には複数の取付孔74,75が形成され、これら複数の取付孔74,75に複数本のボルト76を挿通して基準フレーム15および底板21に締結固定されている。
【0040】
ヒンジ本体67の基準フレーム側取付部72の前端側には、逃げ部77を介して、ヒンジピン69が回転自在に挿通嵌合される軸受部78が円筒状に折曲形成されている。逃げ部77は、扉体14の側面部29から離反する開口部12の内方に突出した水平方向の断面略コ字形に形成されており、この逃げ部77の側面部29に臨む内側に開閉する扉体14の一側の側面部29が進退してその側面部29との接触を回避する窪み部79が形成されている。なお、ヒンジ本体67の逃げ部77および軸受部78の部分に対応して扉体14の側面部29に切欠部38が形成され、この切欠部38の縁部38aが窪み部79に進退される。また、逃げ部77の下部には底板21に取り付けられる底板側取付部80が折曲形成され、この底板側取付部80に設けられた取付孔81にボルト76を挿通して底板21に締結固定されている。
【0041】
ヒンジ支え68は、扉体14の内側に嵌め込まれる嵌込部82およびヒンジ本体67の逃げ部77および軸受部78上に載置される載置部83を有し、これら嵌込部82および載置部83が扉体14の内側に溶接によって固定されている。載置部83にはヒンジピン69が回転自在に挿通される軸受孔84が形成されている。そして、軸受孔84およびこの軸受孔84に挿通されるヒンジピン69は扉体14の前面板27と側面部29とのなす角部に位置されている。
【0042】
ヒンジピン69は、軸受孔84および軸受部78に上方から挿入される軸部85、およびこの軸部85の上端に設けられた軸受孔84より径大な頭部86を有している。
【0043】
ヒンジピン押え70は、ヒンジピン69を上方から押える押え部87を有するとともに、複数の取付孔88が設けられた取付部89を有し、この取付部89の複数の取付孔88に図示しない複数本のねじを挿通して扉体14側に着脱可能に締結固定されている。
【0044】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0045】
下部側の内ヒンジ機構16においては、販売機本体13のヒンジ本体67上に扉体14のヒンジ支え68を載せ、軸受部78に軸受孔84を同軸上に位置決めし、ヒンジピン69を軸受孔84および軸受部78に上方から挿入し、ヒンジピン69を上方から押えるヒンジピン押え70を扉体14にねじ止めする。
【0046】
上部側の内ヒンジ機構17においては、販売機本体13のヒンジ本体47の軸受部57に扉体14のヒンジ支え48の軸受筒60を同軸上に位置決めし、ヒンジピンブラケット50のヒンジピン49を軸受筒60および軸受部57に下方から挿入し、ヒンジピンブラケット50を扉体14にねじ止めする。
【0047】
そして、これら内ヒンジ機構16,17により、扉体14を販売機本体13に対して開閉可能に支持する。
【0048】
また、扉体14の閉鎖時には、扉体14の外縁部つまり上面部28および両側面部29の厚み方向の少なくとも一部が販売機本体13の開口部12の内側に進入して収納される。そのため、内ヒンジ機構16,17が設けられた扉体14の一側の側面部29および切欠部38は、販売機本体13の一側の側板22に対向し、販売機本体13の開口部12内に位置される。したがって、内ヒンジ機構16,17は、自動販売機の前方、側方および上下方向のいずれから見ても外部に露出せず、確実な防盗効果を得ることができる。さらに、扉体14の外縁部が販売機本体13の開口部12の内側に進入して収納される構成は、従来ない構成であって、外観が向上し、販売促進効果が得られる。
【0049】
また、扉体14を開放する場合、扉体14の側面部29の切欠部38の縁部38aが、内ヒンジ機構16,17のヒンジ本体47,67の逃げ部56,77によって形成された窪み部58,79に進入するため、扉体14とヒンジ本体47,67とが干渉せず、扉体14を大きく開放することができる。
【0050】
このように、内ヒンジ機構16,17により、扉体14を販売機本体13に対して開閉可能に支持するとともに、扉体14の閉鎖時には扉体14の厚み方向の少なくとも一部を販売機本体13の開口部12の内側に進入させて収納するため、内ヒンジ機構16,17が外部に露出せず、確実な防盗効果を得ることができ、外観も向上できる。
【0051】
特に、扉体14の少なくとも上側および両側の外形状を、販売機本体13の開口部12の内形状より小さく設けたため、扉体14の閉鎖時に扉体14の外縁部を販売機本体13の開口部12の内側に進入させて収納できる。
【0052】
また、内ヒンジ機構16,17のヒンジ本体47,67に、開閉する扉体14の一側部との接触を回避する逃げ部56,77を設けたため、ヒンジ本体47,67と扉体14とが干渉することなく、扉体14を開閉可能に支持できる。
【0053】
また、複数の内ヒンジ機構16,17のヒンジ本体47,67を基準フレーム15に取り付けるため、取付基準を共通化でき、扉体14の傾きや扉下がりなどの扉体14の不具合を解消できる。しかも、ヒンジ本体47は基準フレーム15の2面のヒンジ取付基準面43,44に取り付けるため、ヒンジ本体47を基準フレーム15に対する前後左右の位置を確実に位置決めでき、扉体14の不具合をより確実に解消できる。
【0054】
また、上部側のヒンジ本体47およびヒンジ支え48にヒンジピン49を下方から挿入し、このヒンジピン49を下方から支持するヒンジピンブラケット50を扉体14に着脱可能に取り付けたため、扉体14の組み付け、取り外しを容易にできる。同様に、下部側に配置されるヒンジ本体67およびヒンジ支え68にヒンジピン69を上方から挿入し、このヒンジピン69を上方から押えるヒンジピン押え70を扉体14に着脱可能に取り付けたため、扉体14の組み付け、取り外しを容易にできる。
【0055】
また、下部側に配置するヒンジ本体67を基準フレーム15と販売機本体13の底板21との両方に取り付けたため、このヒンジ本体67で扉体14を確実に支持できるとともに、販売機本体13の強度を向上できる。しかも、ヒンジ本体67の逃げ部77も底板側取付部80によって底板21に固定するため、扉体14の負荷に対するヒンジ本体67の強度を向上できる。
【0056】
なお、ヒンジ本体47,67の逃げ部56,77における窪み部58,79の深さを深くとることにより、扉体14の開放角度を大きく設定することができる。また、ヒンジ本体47,67の軸受部57,78の軸受方向の長さを長く設定することにより、扉体14の負荷に対する強度を向上でき、ヒンジ寿命を長くできる。
【0057】
また、販売機本体13、扉体14および内ヒンジ機構16,17の位置関係の設定により、扉体14全体を販売機本体13の開口部12の内側に収納することもできる。
【0058】
【発明の効果】
請求項1記載の自動販売機によれば、内ヒンジ機構により、扉体を販売機本体に対して開閉可能に支持するとともに、扉体の閉鎖時には扉体の少なくとも一部を販売機本体の開口部の内側に進入させて収納するため、内ヒンジ機構が側方からも含めて外部に露出せず、確実な防盗効果を得ることができ、外観も向上できる。
【0059】
請求項2記載の自動販売機によれば、請求項1記載の自動販売機の効果に加えて、扉体の少なくとも上側および両側の外形状を、販売機本体の開口部の内形状より小さく設けたため、扉体の閉鎖時に扉体を販売機本体の開口部の内側に進入させて収納できる。
【0060】
請求項3記載の自動販売機によれば、請求項1または2記載の自動販売機の効果に加えて、内ヒンジ機構のヒンジ本体に、開閉する扉体の一側部との接触を回避する逃げ部を設けたため、ヒンジ本体と扉体とが干渉することなく、扉体を開閉可能に支持できる。
【0061】
請求項4記載の自動販売機によれば、請求項3記載の自動販売機の効果に加えて、複数の内ヒンジ機構のヒンジ本体を基準フレームに取り付けるため、取付基準を共通化でき、扉体の傾きや扉下がりなどの扉体の不具合を解消できる。
【0062】
請求項5記載の自動販売機によれば、請求項4記載の自動販売機の効果に加えて、ヒンジ本体を基準フレームの2面のヒンジ取付基準面に取り付けるため、ヒンジ本体と基準フレームとを確実に位置決めでき、扉体の不具合をより確実に解消できる。
【0063】
請求項6記載の自動販売機によれば、請求項3ないし5いずれか記載の自動販売機の効果に加えて、上部側のヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンを下方から挿入し、このヒンジピンを下方から支持するヒンジピンブラケットを扉体に着脱可能に取り付けたため、扉体の組み付け、取り外しを容易にできる。
【0064】
請求項7記載の自動販売機によれば、請求項3ないし6いずれか記載の自動販売機の効果に加えて、下部側に配置するヒンジ本体を基準フレームと販売機本体の底板との両方に取り付けたため、このヒンジ本体で扉体を確実に支持できるとともに、販売機本体の強度を向上できる。
【0065】
請求項8記載の自動販売機によれば、請求項3ないし7いずれか記載の自動販売機の効果に加えて、下部側に配置されるヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンを上方から挿入し、このヒンジピンを上方から押えるヒンジピン押えを扉体に着脱可能に取り付けたため、扉体の組み付け、取り外しを容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す自動販売機の上部側の内ヒンジ機構部分の平面図である。
【図2】同上自動販売機の筐体の斜視図である。
【図3】同上自動販売機の一部を背面側から視た斜視図である。
【図4】同上自動販売機の上部側の内ヒンジ機構部分の斜視図である。
【図5】同上自動販売機の上部側の内ヒンジ機構部分の分解状態の斜視図である。
【図6】同上自動販売機の下部側の内ヒンジ機構部分の斜視図である。
【図7】同上自動販売機の下部側の内ヒンジ機構部分の分解状態の斜視図である。
【図8】同上自動販売機の正面図である。
【符号の説明】
12 開口部
13 販売機本体
14 扉体
15 基準フレーム
16,17 内ヒンジ機構
21 底板
29 側面部
38 切欠部
43,44 ヒンジ取付基準面
47,67 ヒンジ本体
48,68 ヒンジ支え
49,69 ヒンジピン
50 ヒンジピンブラケット
56,77 逃げ部
70 ヒンジピン押え

Claims (8)

  1. 開口部を有する販売機本体と、
    この販売機本体の開口部を開閉し、閉鎖時に販売機本体の開口部の内側に進入可能とする外形状に形成されるとともに、一側に有する側面部には内ヒンジ機構取付位置でかつ閉鎖時に前記販売機本体の開口部内に配置される位置に切欠部が形成された扉体と、
    前記販売機本体の開口部内の一側と前記扉体内の一側でかつ一側の側面部の切欠部に対応した位置との間に取り付けられ、前記扉体を前記販売機本体に対して開閉可能に支持するとともに、前記扉体の開放時には扉体の切欠部にて一側の側面部と干渉せずに扉体の開放を許容し、前記扉体の閉鎖時には扉体の少なくとも一部を前記販売機本体の開口部の内側に進入させる内ヒンジ機構と
    を具備していることを特徴とする自動販売機。
  2. 扉体の少なくとも上側および両側の外形状は、販売機本体の開口部の内形状より小さく設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. 内ヒンジ機構は、販売機本体の開口部内の一側に取り付けられたヒンジ本体、扉体内の一側に取り付けられたヒンジ支え、およびこれらヒンジ本体とヒンジ支えとを回動可能に連結するヒンジピンを有し、ヒンジ本体には開閉する扉体の一側部との接触を回避する逃げ部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
  4. 販売機本体の開口部内の一側に、複数の内ヒンジ機構のヒンジ本体が取り付けられる基準フレームが配設されている
    ことを特徴とする請求項3記載の自動販売機。
  5. 基準フレームは、ヒンジ本体が取り付けられる少なくとも2面のヒンジ取付基準面を有している
    ことを特徴とする請求項4記載の自動販売機。
  6. 上部側に配置されるヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンが下方から挿入され、
    このヒンジピンを下方から支持するヒンジピンブラケットが扉体に着脱可能に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項3ないし5いずれか記載の自動販売機。
  7. 販売機本体は、底板を有し、
    下部側に配置されるヒンジ本体は、基準フレームと販売機本体の底板との両方に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項3ないし6いずれか記載の自動販売機。
  8. 下部側に配置されるヒンジ本体およびヒンジ支えにヒンジピンが上方から挿入され、
    このヒンジピンを上方から押えるヒンジピン押えが扉体に着脱可能に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項3ないし7いずれか記載の自動販売機。
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