JP2002153651A - 遊技機用の外枠 - Google Patents

遊技機用の外枠

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JP2002153651A
JP2002153651A JP2000354320A JP2000354320A JP2002153651A JP 2002153651 A JP2002153651 A JP 2002153651A JP 2000354320 A JP2000354320 A JP 2000354320A JP 2000354320 A JP2000354320 A JP 2000354320A JP 2002153651 A JP2002153651 A JP 2002153651A
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Yutaka Nahata
豊 名畑
Keiichi Kondo
恵一 近藤
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Nitto Island Key KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 その強度を保持しながら、軽量化を達成する
ことができるとともに、使用後には資源として再生利用
可能な遊技機用の外枠を提供する。 【解決手段】 パチンコ遊技機は、前面側の前枠12
と、機体外郭を形成し、前枠12を開閉可能に支持する
外枠11とから構成されている。この外枠11は、横方
向に延びるように配置された下部枠材16と、下部枠材
16の上面において、両側端部から垂設された一対の縦
枠材17と、両縦枠材17の上端部間を連結する上部枠
材18とから縦長四角枠状に形成されている。下部枠材
16、縦枠材17及び上部枠材18は、その材料として
軽量の金属であるアルミニウムが使用され、略四角筒状
に形成されるとともに、内側からそれぞれ第1〜第3リ
ブ22,27により補強されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコホール
に配設されるパチンコ遊技機において、パチンコゲーム
を展開可能とする遊技盤を装着した前枠をその前面に開
閉可能に支持するための遊技機用の外枠に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機の一種であるパチンコ機
は、その外郭が外枠により形成され、この外枠の前面に
は、打球発射装置、球皿、遊技盤等のパチンコゲームを
展開可能とする遊技構成部材が搭載された四角枠状をな
す前枠が支持されている。前記外枠は、横方向に延びる
ように配置された下部枠材と、下部枠材の両側端部から
立設された一対の縦枠材と、両縦枠材の上端部の間を連
結する上部枠材とにより、上下に延びる縦長四角枠状に
形成されている。前記各枠材は、木材によりそれぞれが
四角柱状に形成されるとともに、金属板を略L字状に曲
げ形成した接続金具、釘等を使用して互いに直角状態で
強固に連結されている。
【0003】前記前枠は、その一側縁上下において開閉
連結手段により外枠に対して開閉及び着脱可能に組み付
けられている。前枠及び外枠の他側縁には、前枠の裏側
に設けられた係止フック、外枠の内側に設けられ、係止
フックと係脱可能な係止片等よりなる施錠機構が設けら
れており、この施錠機構により前枠は外枠に対して閉塞
状態で施錠保持されるようになっている。また、外枠の
両側縁内側には、前枠に搭載された施錠機構、遊技構成
部材等と接触し、干渉することを防止するための逃し部
が凹設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
外枠は、木材及び金属材料により複合的に形成されてい
ることからその重量が嵩み、運搬、設置等がしづらく、
加えて、使用後には資源として再利用することができ
ず、ほとんど廃棄されているという問題があった。この
ため、近年に至っては、外枠の軽量化及び資源としての
再生利用を図るために合成樹脂製の外枠が提案されてい
るが、逃し部を凹設するためにその一部を切削、切除等
したりすると強度が低下してしまうという問題があっ
た。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであり、その目的
は、その強度を保持しながら、軽量化を達成することが
できるとともに、使用後には資源として再生利用可能な
遊技機用の外枠を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明の遊技機用の外枠は、横方
向に延びるように配置された下部枠材と、下部枠材の両
側端部から立設された一対の縦枠材と、両縦枠材の上端
部の間を連結する上部枠材とから四角枠状に形成され、
パチンコゲームを展開可能とするための遊技構成部材が
搭載された前枠をその前面に開閉自在に支持するための
遊技機用の外枠であって、前記各枠材を軽量の金属材料
又は合成樹脂材料によりその内側に空間を有する略四角
筒状に形成するとともに、各枠材の内側には、それらの
補強を行うための板状をなす機能片を、それぞれの枠材
の長手方向に沿って、対向する一対の側壁の間に架設し
たことを特徴とするものである。
【0007】請求項2に記載の発明の遊技機用の外枠
は、請求項1に記載の発明において、前記縦枠材及び上
部枠材のうちの少なくともいずれか一方の前面には開口
部を設けるとともに、開口部を設けた枠材の内側の空間
を前記機能片により開口部側と、開口部より内奥側とで
区分けしたことを特徴とするものである。
【0008】請求項3に記載の発明の遊技機用の外枠
は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記
縦枠材及び上部枠材の間を接続部材を使用して連結する
とともに、この接続部材は、縦枠材及び上部枠材のそれ
ぞれに対し、前記機能片を取付部として、この機能片に
設けられた取付穴に前記開口部から固定部材を挿通し、
固着したことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明をパチンコ遊技機
の外枠に具体化した一実施形態を、図面に基づいて説明
する。なお、以下において上下左右は、外枠を前方から
見た場合の上下左右を示すものとする。
【0010】図1に示すように、本実施形態のパチンコ
遊技機は、外枠11により機体外郭が形成されるととも
に、外枠11の前面には合成樹脂により縦長四角枠状に
形成された前枠12が装着されている。前記外枠11
は、横方向に延びるように配置された下部枠材16と、
下部枠材16の上面において、両側端部から垂設された
一対の縦枠材17と、両縦枠材17の上端部間を連結す
る上部枠材18とから縦長四角枠状に形成されている。
前記前枠12には、前枠12の内側に着脱可能に装着さ
れた遊技盤13、図示しない前面に装着された上球皿、
下球皿、打球発射装置等よりなるパチンコゲームを展開
可能とするための遊技用構成部材が搭載されている。
【0011】前枠12は、後面左側の上下部に設けられ
た連結部材14により外枠11の前面左側縁に着脱可能
に連結され、開閉できるように支持されている。前枠1
2の後面右側縁には上下一対の係止フック19が装着さ
れるとともに、外枠11の右側の縦枠材17の内面には
係止フック19と係脱可能な係止片20が突設されてい
る。上記一対の係止フック19、これら係止フック19
を錠操作するための前枠12の図示しない前面に装着さ
れた錠操作部等により施錠機構15が構成されている。
この施錠機構15は、係止フック19及び係止片20が
係合した施錠状態では外枠11に対して前枠12を閉塞
した状態で保持し、係止フック19及び係止片20の係
合が解除された解錠状態では外枠11に対して前枠12
を開放可能としている。
【0012】次に、外枠11を形成する各枠材16〜1
8について説明する。まず、前記下部枠材16について
説明すると、図2及び図3に示すように、下部枠材16
は、上下及び前後に対向する各一対の側壁を備えた横長
四角筒状に形成されるとともに、その上面には凹条21
が下部枠材16の長手方向に沿って延びるように凹設さ
れている。下部枠材16の内側において、凹条21の下
方位置には機能片としての一対の第1リブ22が下部枠
材16の長手方向に沿って、上下一対の側壁の間に架設
されるようにそれぞれ形成されている。これら第1リブ
22により、凹条21の内側に上下方向から加わる荷重
が支持可能であり、下部枠材16が補強されている。ま
た、下部枠材16の前面には断面C字状をなす取着部2
3が形成されており、この取着部23は、その前面に図
示しない化粧板が取着され、上面で前記前枠12を支持
可能となっている。
【0013】次いで、前記縦枠材17について説明する
と、縦枠材17は、前後及び左右に対向する各一対の側
壁を備えた縦長四角筒状に形成されるとともに、その前
面には開口部24が切り欠き形成されている。また、縦
枠材17は、その内面にも開口部24が切り欠き形成さ
れている。縦枠材17の内側には機能片としての第2リ
ブ25が縦枠材17の長手方向に沿って、左右一対の側
壁の間に架設されるように形成されている。図6に示す
ように、この第2リブ25により、前面の開口部24と
内面の開口部24との間が閉塞されている。縦枠材17
は、2つの開口部24が設けられることにより軽量化が
図られつつも、この第2リブ25により内側から補強さ
れ、その強度が保持されている。
【0014】第2リブ25は、縦枠材17の内側の空間
を前面の開口部24側と、前面の開口部24より内奥側
とで区分けしている。この状態で、縦枠材17の前面の
開口部24側の空間は、開口部24を形成する一対の側
壁及び第2リブ25により取り囲まれて袋状をなしてい
る。このため、前面側の開口部24から挿入された外的
部材により、施錠機構15の係止フック19を操作する
ことが防止される。また、前面の開口部24を形成する
内方側壁24aを切り欠き、その一部を切除することに
より、外枠11の前面側開口は前枠12のサイズに合わ
せてサイズ調節可能に構成されている。すなわち、図1
で外枠11の右側の縦枠材17に示すように、内方側壁
24aを施錠機構15の係止フック19等と対応する位
置で切り欠き、逃し部24bを形成することにより、外
枠11の前面側開口が拡がり、縦枠材17の内面への施
錠機構15の接触による前枠12の開閉操作に対する干
渉が防止されている。
【0015】続いて、前記上部枠材18について説明す
ると、図4及び図5に示すように、上部枠材18は、上
下及び前後に対向する各一対の側壁を備えた横長四角筒
状に形成されるとともに、その前面及び下面に開口部2
6が切り欠き形成されている。上部枠材18の内側に
は、機能片としての第3リブ27が上部枠材18の長手
方向に沿って上下一対の側壁の間に架設されるように形
成されている。この第3リブ27は、上部枠材18を内
側から補強するとともに、上部枠材18の前面の開口部
26と、下面の開口部26との間を閉塞しており、前面
の開口部26から挿入された外的部材による遊技盤13
等への操作を防止している。また、前面の開口部26を
形成する下方側壁26aを切り欠くことにより、前枠1
2のサイズに合わせて外枠11の前面側開口のサイズを
調節することも可能である。
【0016】前記各枠材16〜18は、接続部材として
の第1〜第4接続金具を使用することによりそれぞれ連
結されている。まず、前記下部枠材16と左側の縦枠材
17を連結する第1接続金具28について説明すると、
図2に示すように、第1接続金具28は所定形状をなす
一枚の金属板を複数箇所(本実施形態では3箇所)で折
り曲げることにより形成されている。すなわち、下部枠
材16に取着される基端部29の一側縁には、縦枠材1
7に取着される先端部30が上方へ直角に折曲げ形成さ
れている。この先端部30の上端縁には連結支持部31
がさらに外枠11の内方へ直角に折曲げ形成され、前記
基端部29、先端部30及び連結支持部31は、断面コ
字状をなすようになっている。また、連結支持部31に
は上方から連結支持ピン31aが嵌入され、この連結支
持ピン31aに前記前枠12の下部の連結部材14が着
脱可能に連結されるようになっている。
【0017】上記第1接続金具28は、装着された状態
で下部枠材16の上面が基端部29の取付面となり、縦
枠材17の内面が先端部30の取付面となるように配設
されることにより、外枠11の内側に位置している。基
端部29及び先端部30にはそれぞれ複数の取付穴33
が設けられるとともに、各取付穴33と対応する位置と
なるように、下部枠材16及び縦枠材17にはねじ穴3
5が設けられている。
【0018】そして、固定部材としての丸ねじ34を外
枠11の内方から各取付穴33に挿通し、それぞれ対応
するねじ穴35に螺入することにより、基端部29及び
先端部30がそれぞれ下部枠材16及び左側の縦枠材1
7に固着され、下部枠材16及び左側の縦枠材17が第
1接続金具28を介して連結される。この状態で外枠1
1の下部のコーナ部の外周面は、突起物がなく、平面状
となっている。
【0019】また、前記連結支持部31の内側縁には規
制部32がさらに下方へ直角に折曲げ形成されている。
この規制部32は、取着部23の内面を取付面として、
その外面を取付面に当接させて装着される。規制部32
にはねじ穴35が設けられるとともに、これと対応して
取着部23には取付穴33が設けられている。そして、
固定部材としての平ねじ36が取着部23の内側から取
付穴33に挿通され、ねじ穴35に螺入されることによ
り規制部32が固定され、第1接続金具28の移動が規
制されて位置ずれが防止される。
【0020】次に、下部枠材16と右側の縦枠材17を
連結する第2接続金具28aについて説明すると、図3
に示すように、第2接続金具28aは、第1接続金具2
8から連結支持部31を省略した形状となるように、一
枚の金属板を複数箇所で折り曲げて形成されている。す
なわち、第2接続金具28aは、断面L字状をなすよう
に、下部枠材16に取着される基端部29及び縦枠材1
7に取着される先端部30を有している。また、規制部
32は、先端部30の前側縁から外枠11の内方へ直角
に折曲げ形成されている。そして、第1接続金具28と
同様に、丸ねじ34を基端部29及び先端部30にそれ
ぞれ設けられた取付穴33に外枠11の内方から挿通
し、各取付穴33と対応して下部枠材16及び縦枠材1
7に設けられたねじ穴35に螺入することにより、下部
枠材16及び右側の縦枠材17が第2接続金具28aを
介して連結される。また、規制部32は、平ねじ36に
より、螺着されている。
【0021】次いで、左側の縦枠材17と上部枠材18
を連結する第3接続金具37について説明すると、図4
に示すように、第3接続金具37は、所定形状(本実施
形態では略長板状)をなす一枚の金属板を複数箇所(本
実施形態では9箇所)で折り曲げることにより形成され
ている。すなわち、縦枠材17に固着される下部挿入部
38の上端縁には、上部枠材18に固着される上部挿入
部39が横方向へ直角に折曲げ形成されている。下部挿
入部38は、その上部が下部よりも外側に位置するよう
に、断面クランク状に折り曲げられることによって、上
部枠材18の開口端を閉塞するための蓋部40を有して
いる。
【0022】下部挿入部38の下端両側縁及び上部挿入
部39の先端両側縁には取付部41が外枠11の内方へ
直角に折曲げ形成されている。また、下部挿入部38
は、取付部41を含む外周のサイズが、縦枠材17の内
周のサイズとほぼ同一となるように設定され、縦枠材1
7の内側に挿入可能となっている。加えて、上部挿入部
39は、取付部41を含む外周のサイズが、上部枠材1
8の内周のサイズとほぼ同一となるように設定され、上
部枠材18の内側に挿入可能となっている。そして、下
部挿入部38は、縦枠材17の第2リブ25及び後壁の
内面をそれぞれ取付面として、これら取付面に取付部4
1の外面を接触させるように装着される。また、上部挿
入部39は、上部枠材18の第3リブ27及び後壁の内
面をそれぞれ取付面として、これら取付面に取付部41
の外面を接触させるように装着される。
【0023】各取付部41にはねじ穴35が設けられる
とともに、これらねじ穴35と対応する位置となるよう
に、第2リブ25及び第3リブ27と、縦枠材17及び
上部枠材18の後壁には取付穴33が貫通形成されてい
る。そして、第2リブ25及び第3リブ27の取付穴3
3には平ねじ36を外枠11の前方からそれぞれ挿入
し、その他の取付穴33には丸ねじ34を外枠11の後
方からそれぞれ挿入して取付部41のねじ穴35に螺入
することにより、左側の縦枠材17及び上部枠材18が
第3接続金具37を介して連結される。
【0024】縦枠材17及び上部枠材18が連結された
状態で、その前面は面一となっており、この状態で縦枠
材17の上端部開口の前半部が閉塞される。加えて、第
3接続金具37は、その大半が外枠11の内側に収容さ
れており、外枠11に前枠12を装着する際、前枠12
の後面開口の外周面と接触して互いに干渉し合わないよ
うに配設されている。さらに、外枠11の前方及び後方
よりねじ止めされることにより、外枠11の上部のコー
ナ部の外周面及び内周面は、突起物がなく、平面状とな
っている。
【0025】前記下部挿入部38の後側縁には、上下に
延びる長板状をなす規制部32が横方向へ直角に折曲げ
形成されている。この規制部32は、上部枠材18の後
面を取付面として、その内面が取付面に接触されるよう
に配設されている。この規制部32には取付穴33が形
成されるとともに、上部枠材18の後壁の対応する位置
にはねじ穴35が設けられている。そして、取付穴33
に挿通された丸ねじ34がねじ穴35に螺入されること
により固定された規制部32は、第3接続金具37の移
動を規制し、その位置ずれを防止している。加えて、上
部挿入部39の基端前側縁には取付支持部42が下方へ
直角に折曲げ形成されおり、この取付支持部42には上
部枠材18の開口部26よりその基端が挿入された連結
支持板31bが第3リブ27を介して丸ねじ34により
固着されている。この連結支持板31bには支持穴31
cが設けられ、この支持穴31cに前記前枠12の上部
の連結部材14が連結されるようになっている。
【0026】続いて、右側の縦枠材17と上部枠材18
を連結する第4接続金具37aについて説明すると、図
5に示すように、第4接続金具37aは、第3接続金具
37から取付支持部42を省略した構成となっている。
すなわち、第4接続金具37aは、縦枠材17の内側に
挿入される下部挿入部38及び上部枠材18の内側に挿
入される上部挿入部39を有し、下部挿入部38には蓋
部40が、上部挿入部39には規制部32が設けられて
いる。また、下部挿入部38及び上部挿入部39には取
付部41が設けられ、この取付部41により縦枠材17
及び上部枠材18に対してねじ止めされることで、右側
の縦枠材17と上部枠材18を連結している。
【0027】上記の下部枠材16、縦枠材17及び上部
枠材18は、その材料に軽量の金属であるアルミニウム
が使用されており、押出成形により形成されている。ま
た、第1及び第2接続金具28,28aと、第3及び第
4接続金具37,37aにはアルミニウム製の金属板が
使用されている。このため、外枠11は軽量であるとと
もに、使用後には資源として再生利用可能となってい
る。なお、この実施形態では、各枠材16〜18及び各
接続金具28,28a,37,37aの材料としてアル
ミニウムを使用したが、これに限らず、チタニウム、ア
ルミニウム合金、チタニウム合金等を使用してもよい。
【0028】前記外枠11の作用について以下に記載す
る。さて、図1に示すようなパチンコ遊技機を設置場所
に設置するときには、外枠11の下部枠材16の凹条2
1の内底面に図示しない釘が打ち付けられるとともに、
上部枠材18の下面の開口部26から同様に釘が打ち付
けられて、外枠11が設置場所に固着される。この後、
前枠12の上下一対の連結部材14が左側の縦枠材17
の上下位置に設けられた連結支持部31及び連結支持板
31bにそれぞれ連結されるとともに、前枠12が閉塞
されると、施錠機構15により、外枠11に対して前枠
12が閉塞された状態で保持されてパチンコ遊技機の設
置が完了する。
【0029】前枠12を閉塞するとき、前枠12の後面
開口の外周面と外枠11の前面開口の内周面が干渉する
ようであれば、必要に応じて縦枠材17の内方側壁24
a及び上部枠材18の下方側壁26aを切り欠いて、逃
がし部24bを形成する。このとき、内方側壁24a及
び下方側壁26aが切り欠かれた縦枠材17及び上部枠
材18は、その内側に設けられた第2リブ25及び第3
リブ27によりその強度が保持されており、前枠12の
重量により損傷することが防止される。また、図6に示
すように、第2リブ25は、縦枠材17の前面の開口部
24から内奥を閉塞するように配設されているため、外
的部材により施錠機構15を操作して、前枠12を開放
し、これに搭載された遊技用構成部材に不正を働くこと
が防止される。
【0030】前記の実施形態によって発揮される効果に
ついて、以下に記載する。 ・ 外枠11を形成する各枠材16〜18と、第1及び
第2接続金具28,28aと、第3及び第4接続金具3
7,37aとを軽量の金属であるアルミニウムで成形し
たことにより、外枠11の軽量化を達成することができ
るとともに、使用後には資源として再生利用することが
できる。加えて、各枠材16〜18の内側には補強のた
めの第1〜第3リブ22,25,27を形成したことに
より、外枠11の強度を保持することができる。また、
縦枠材17及び上部枠材18には、それぞれ2つの開口
部24,26が設けられることにより、外枠11のさら
なる軽量化と、アルミニウム材料を低減して製造コスト
の高騰を抑制することができる。
【0031】・ 縦枠材17及び上部枠材18において
は、前面の開口部24,26から内奥が第2及び第3リ
ブ25,27で閉塞されているため、外的部材により施
錠機構15を操作し、前枠12を開放してこれに搭載さ
れた遊技用構成部材に不正を働くことを防止することが
できる。
【0032】・ 縦枠材17及び上部枠材18において
は、第3及び第4接続金具37,37aを前面及び後面
から丸ねじ34及び平ねじ36により固着するように構
成したことにより、外枠11の上部のコーナ部の外周面
を突起物のない平面状とすることができ、外枠11の設
置場所への干渉を防止することができる。
【0033】なお、本実施形態は、次のように変更して
具体化することも可能である。 ・ 図7に示すように、縦枠材17において、その後面
の両側縁に機能片としての一対のリブ43を形成しても
よい。このように構成した場合、縦枠材17の強度を向
上させることができる。
【0034】・ 各枠材16〜18を合成樹脂により成
形してもよい。 ・ 実施形態では固定部材として丸ねじ34、平ねじ3
6といったねじを使用したが、これに限定されるもので
はなく、例えばリベット、ピンを使用してもよい。ある
いは、各枠材16〜18は、外枠11の強度を保持でき
るのであれば、溶接等により連結してもよい。
【0035】・ 第1及び第2接続金具28,28a
と、第3及び第4接続金具37,37aとを、例えば
鉄、銅等の単一の金属、あるいはこれらの合金により成
形してもよい。
【0036】・ 縦枠材17の内面の開口部24及び上
部枠材18の下面の開口部26を省略してもよい。この
ように構成した場合、縦枠材17及び、上部枠材18の
強度を向上させることができる。
【0037】・ 縦枠材17及び上部枠材18の前面の
開口部24,26を省略するとともに、第2及び第3リ
ブ25,27を外枠11の前後方向に延びるように形成
してもよい。
【0038】・ 外枠11の前面側に配設される固定部
材、すなわち開口部24,26から第2及び第3リブ2
5,27に設けられた取付穴33に挿入される固定部材
は、実施形態ではその取付け箇所を平面状とするために
平ねじ36を使用したが、これに限定されるものではな
く、他の取付穴33に挿入されるものと同様に、丸ねじ
34を使用してもよい。
【0039】さらに、前記実施形態より把握できる技術
的思想について以下に記載する。 ・ 前記接続部材を軽量の金属材料又は合成樹脂材料に
より成形したことを特徴とする請求項3に記載の遊技機
用の外枠。このように構成した場合、重量のさらなる軽
減を図ることができる。
【0040】・ 前記縦枠材の内面及び上部枠材の下面
のうちの少なくともいずれか一方に開口部を切欠き形成
した請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機用
の外枠。このように構成した場合、製造コストの高騰を
抑制することができるとともに、重量の軽減を図ること
ができる。
【0041】・ 前記開口部を形成する縦枠材及び上部
枠材の内側となる側壁を、支持される前枠のサイズに合
わせて切除可能に構成したことを特徴とする請求項1か
ら請求項3のいずれかに記載の遊技機用の外枠。このよ
うに構成した場合、成形される外枠を共通のサイズとし
たままで、異なるサイズの前枠にも対応することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明に
よれば、その強度を保持しながら、軽量化を達成するこ
とができるとともに、使用後には資源として再生利用す
ることができる。
【0043】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、開口部より外的部材を挿
入して遊技用構成部材に不正を働くことを防止すること
ができる。
【0044】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明の効果に加えて、外枠の上部のコーナ部の
外面及び内面を突起物のない平面状とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 外枠に前枠が装着された状態を示す分解斜視
図。
【図2】 下部枠材と左側の縦枠材を連結する状態を示
す分解斜視図。
【図3】 下部枠材と右側の縦枠材を連結する状態を示
す分解斜視図。
【図4】 左側の縦枠材と上部枠材を連結する状態を示
す分解斜視図。
【図5】 右側の縦枠材と上部枠材を連結する状態を示
す分解斜視図。
【図6】 図1の6−6線における断面図。
【図7】 別形態の縦枠材を示す断面図。
【符号の説明】
11…外枠、12…前枠、16…下部枠材、17…縦枠
材、18…上部枠材、22…機能片としての第1リブ、
24,26…開口部、25…機能片としての第2リブ、
27…機能片としての第3リブ、33…取付穴。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横方向に延びるように配置された下部枠
    材と、下部枠材の両側端部から立設された一対の縦枠材
    と、両縦枠材の上端部の間を連結する上部枠材とから四
    角枠状に形成され、パチンコゲームを展開可能とするた
    めの遊技構成部材が搭載された前枠をその前面に開閉自
    在に支持するための遊技機用の外枠であって、 前記各枠材を軽量の金属材料又は合成樹脂材料によりそ
    の内側に空間を有する略四角筒状に形成するとともに、
    各枠材の内側には、それらの補強を行うための板状をな
    す機能片を、それぞれの枠材の長手方向に沿って、対向
    する一対の側壁の間に架設したことを特徴とする遊技機
    の外枠。
  2. 【請求項2】 前記縦枠材及び上部枠材のうちの少なく
    ともいずれか一方の前面には開口部を設けるとともに、
    開口部を設けた枠材の内側の空間を前記機能片により開
    口部側と、開口部より内奥側とで区分けしたことを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機用の外枠。
  3. 【請求項3】 前記縦枠材及び上部枠材の間を接続部材
    を使用して連結するとともに、この接続部材は、縦枠材
    及び上部枠材のそれぞれに対し、前記機能片を取付部と
    して、この機能片に設けられた取付穴に前記開口部から
    固定部材を挿通し、固着したことを特徴とする請求項2
    に記載の遊技機用の外枠。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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