JPH061742Y2 - パチンコ機の施錠装置 - Google Patents

パチンコ機の施錠装置

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JPH061742Y2
JPH061742Y2 JP8107688U JP8107688U JPH061742Y2 JP H061742 Y2 JPH061742 Y2 JP H061742Y2 JP 8107688 U JP8107688 U JP 8107688U JP 8107688 U JP8107688 U JP 8107688U JP H061742 Y2 JPH061742 Y2 JP H061742Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はパチンコ機の施錠装置に関し、特にシリンダ
錠に挿入した鍵を異なる方向へ回動操作することにより
前枠とガラス枠とを夫々解錠可能とするいわゆる複式の
パチンコ機の施錠装置に関する。
〈従来の技術〉 周知のように、パチンコ機は外枠の一側に設けたヒンジ
により前枠が開閉可能に螺着されると共に、該前枠の一
側にガラス枠が同方向へ開閉可能に螺着されている。そ
して、外枠の他側には上記前枠及びガラス枠を閉成し、
かつ施錠する施錠装置が設けられてる。そして、この施
錠装置は例えば、実公昭60−31751号公報や実開
昭62−4386号公報で数多く提案されている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、上記した従来の施錠装置では、外枠と前枠とが
片側のヒンジにより開閉自在に螺着され、前枠を閉成し
た場合には、外枠に設けた鍵受部材に前枠に設けた鍵片
が係合して施錠されるようになっている。そこで、外枠
に対する前枠の上下動は、ヒンジ側では金属板を成形し
たサポート部材により規制されているが、自由端となる
施錠装置側では何ら規制されていない。従って、ヒンジ
側では微小な上下動であっても、施錠装置側では拡大さ
れた動きとなる。このため前枠の上下動により鍵受部材
と鍵片との係合が浅くなり、甚だしい場合には係合が外
れて前枠が開放してしまう。前枠の開放がパチンコ機の
輸送中に起これば怪我をしたり、機械のトラブルが発生
する。また、パチンコ店において遊技客が施錠装置側の
隙間を拡大し、この隙間から針金等を挿入して不正行為
を行なうなどの問題が発生している。
そこで、鍵片の溝を深くしたり、鍵片を牽引するスプリ
ングを強化したりして、鍵受部材との係合が外れないよ
うに工夫したものもあるが、スプリングを強化すると、
解錠の際に力がいるようになり、抜本的な対策とはなら
ない。また、ヒンジの寸法精度を向上させたり、ヒンジ
の強度を向上させて、隙間を極力なくすことが考えられ
るが、コストの上昇や作業性の低下を招いて問題があ
る。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、開口部を有する
前枠を外枠に対して開閉可能に螺着すると共に、上記前
枠の開口部にガラス枠を開閉可能に螺着し、鍵穴が上記
前枠の前面に臨むシリンダ錠を有する基板を上記前枠に
設け、この基板には上記シリンダ錠に挿入したキーの一
方への回動により作動する連動杆を摺動可能に添設し、
該連動杆には上記外枠に設けた鍵受部材と係合可能な鍵
片を設け、また上記基板にはシリンダ錠に挿入したキー
の他方への回動により作動してガラス枠を開成する昇降
部材を摺動可能に設け、上記外枠に対して前枠が上方に
移動することを防止する上動防止部材を外枠と前枠との
相対的間隔に臨ませたものである。
〈作用〉 外枠と前枠との相対的間隔に臨ませた上動防止部材に前
枠又は外枠が実質的に当接して、前枠の外枠に対する上
方への移動を阻止することができる。
〈実施例〉 以下、本考案を図面の実施例について説明する。
第1図はパチンコ機1の概略正面図であって、パチンコ
機1は概略、開口部2を設けた矩形状の前枠3を枠状の
外枠4の一側にヒンジ手段5を介して開閉自在に螺着
し、上記前枠3の開口縁部には金属製の金枠6を設け、
該金枠6内の上方部分に二重のガラス7を装着したガラ
ス枠8を開閉自在に螺着すると共に、下方部分に上皿9
を有するパネル10を開閉自在に螺着し、上記開口部2の
下方部分に下皿11及び打球発射装置12の操作ハンドル13
を並設し、上記前枠3の裏面側には遊技盤14を保持する
機構枠15を添設し、更に前枠3の自由端側には前枠3を
外枠4に施錠すると共に、ガラス枠8を前枠3に施錠す
る施錠装置16を設けてなる。また、外枠4の下端付近に
は前枠受材17を横架すると共に、上記前枠受材17より下
方部分には化粧板18を添設して外枠4の下方部分の前面
を閉鎖する。
遊技盤14の表面には、センター役物19やチューリップ式
役物20、各種入賞口21、風車22、賞球ランプ23や完了ラ
ンプ24、装飾部材25等を適宜配設してあり、この遊技盤
14は機構枠15に設けた複数の遊技盤保持具26により着脱
可能に取付けてある。
外枠4は第2図に示すように上下左右の枠材27a,27b,27
c,27dを矩形に組立てなり、一側の上の角部に該角部を
補強すると共に上側のヒンジ手段5を構成する上サポー
ト28を持け、左縦枠材27cと前枠受材17との結合位置に
は下側ヒンジ手段5を構成する下サポート29を設ける。
また、前枠受材17の上面の他側寄りには金属製のプレー
トからなり摩擦抵抗を低下させる前枠受金具30を設け、
前枠3を開閉する際に前枠3の下面を滑らしながら支え
る。そして、外枠4の各角部には補強用のコーナ−サポ
ート31を設けたり、筋交い状の補強材32を設けて強固に
構成し、外枠4にねじれや狂いが生じないようにしてあ
る。
また、前記機構枠15の背面側には一側を蝶番33により開
閉可能に螺着した賞球枠34が臨み、該賞球枠34には球寄
せカバー35や役物カバー36が連設してある。
前記のような前枠3を外枠4に施錠する施錠装置16は、
第3図に示すように、前枠3の自由端の裏面に止着する
縦長な基板37を有し、該基板37には鍵穴が前枠3の前面
に臨むシリンダ錠38を設け、該シリンダ錠38の一方向へ
の回動により作動する鍵片39を基板37の上下部分に摺動
可能に装着すると共に、上記シリンダ錠38の反対方向へ
の回動により作動するガラス枠開放片40を摺動可能に装
着する。
上記基板37は適宜肉厚の金属板を打抜き屈曲成形して、
所要の位置に前面部41、側板部42、案内リブ43、案内ボ
ス44、スプリング掛け45等を設けた縦長な断面ほぼL字
形の部材である。この基板37の前面部41には円形の通孔
(図示せず)を開設し、この通孔にシリンダ錠38を後面
から通し、鍵穴を前枠3の前面に臨ませる。シリンダ錠
38の後端には、鍵穴に挿入したキーの回動により回転す
る回転部材46を設ける。この回転部材46には前後方向に
突出する2本の第1係合ピン47aと第2係合ピン47bを設
ける。
また、基板37の側板部42には案内リブ43に案内されて、
側板部42に沿って摺動可能な連動杆48を設ける。この連
動杆48の長さ方向の中程には切り起し状の係合片49を設
け、上記回転部材46の後方に突出する第1係合ピン47a
と係合可能とする。そして、連動杆48の上下端には係止
溝50を有する上鍵片39a及び下鍵片39bを各々連設する。
各鍵片39は、連動杆48の延長線上に位置する基部51と、
該基部51から同一平面内でほぼ直角に延びる延出部52と
からなり、該延出部52の下縁52′から下方へ突出する突
出部53を設け、該突出部53の後縁53′と上記延出部52の
下縁52′との間の領域を係止溝50とする。また、図示の
実施例では突出部53の先端部分の下縁を傾斜させて傾斜
縁53″としている。
上記のような各鍵片39を固定状に連設した連動杆48と基
板37との間には付勢手段54を設けて各鍵片39を下方へ付
勢する。このため、図示の実施例では前面部41に設けた
スプリング掛け45と連動杆48に設けたスプリング掛け55
との間にスプリング56を張設している。尚、図示の実施
例では基板37の前面部41の裏面側に設けた案内ボス44
と、側板部42の後縁に設けた案内リブ43とで各鍵片39の
基部51をガイドすると共に、案内リブ43に切込を設け、
該切込に延出部52を挟み込んで、上記各鍵片39及び連動
杆48が基板37が離脱しないようになっている。
また、基板37には更に上記連動杆48と重合状にガラス枠
8を開成するためのガラス枠開放片40を有する昇降部材
57を設ける。この昇降部材57は、連動杆48と平行なベー
ス部58と、該ベース部58からほぼ直交する方向に延出す
るガラス枠開放片40と、該ガラス枠開放片40と反対方向
に延出するスプリングフック59とを有し、ベース部58の
上端にはストッパ部60及び係合片61を設けてある。上記
のような構造の昇降部材57を基板37にスライド可能に組
付けると、上記ガラス枠開放片40は基板37の側板部42の
側方へ延出し、別途ガラス枠8に設けたガラス枠施錠杆
62に当接可能である。また、基板37に設けたスプリング
掛け63と昇降部材57のスプリングフック59との間には付
勢手段64としてのスプリング65を張設して昇降部材57を
鍵片39とは逆方向、即ち上向きに付勢する。この場合、
上記したストッパ部60が基板37の側板部42に開設した回
転部材46の逃げ穴66の上縁に当接して可動範囲が規制さ
れると共に、回転部材46の前面側に設けた第2係合ピン
47bに係合片61が係合可能に臨む。
本実施例の施錠装置16では更に外枠4に対して前枠3が
上方に移動することを防止するように、外枠4と前枠3
との間に生じる相対的間隔に上動防止部材67を臨ませ
る。この上動防止部材67は例えば施錠装置16の基板37の
側板部42から鍵片39と平行かつ同方向に延出させて形成
する。即ち、第5図に示すように鍵片39と外枠4に設け
た鍵受部材68とが係止した場合に、上記鍵受部材68の下
縁68′と上動防止部材67の上縁67′との間に僅かな間隙
Δdしか存在しないように設けるのである。上記のよう
に構成すれば、前枠3に当該前枠3を上方へ移動させる
力が作用しても、鍵受部材68の下縁68′に上動防止部材
67の上縁67′が直ちに当接して前枠3の上昇を阻止する
ことができる。尚、この上動防止部材67は基板37ばかり
ではなく、第9図に示すように、外枠4の上枠材27aと
前枠3の背面側に添設した機構枠15との間に存在してい
る相対的間隔に臨むように機構枠15に設けてもよいし、
他の位置に設けてもよい。また、複数設けてもよいが、
ヒンジ手段5の回転中心からなるべく離れた位置に設け
た方がより有効に作用する。
一方、外枠4に別途設ける鍵受部材68は、図示の実施例
によれば、金属板を屈曲させた断面ほぼL字状の部材で
あって、一辺の止着部69を外枠4の右縦枠材27dの内面
にネジ等で止着し、他辺の起立部70が外枠4の内側に突
出し、前枠3を閉成した場合に起立部70の先端が前枠3
の背面側に添設した機構枠15の裏面側に臨むようになっ
ている。
ところで、関東地方と関西地方とではパチンコ機1の大
きさが異なり、関西地方のパチンコ機1の方が横幅で役
10mm程大きい。従って、外枠4と前枠3が地域別に2
種類存在するが、遊技盤14、金枠6、ガラス枠8、施錠
装置16、装飾部材25等の主要部材は共通させて標準化を
計っている。そして、体裁上、遊技盤14はパチンコ機1
の中央に配設しなければならないし、施錠装置16は遊技
盤14の側縁から一定の距離の位置に配設しなければなら
ない。従って、各地方のパチンコ機の寸法に適合する外
枠4と前枠3を組み合せた場合に、外枠4の右縦枠材27
dの内面と施錠装置16の鍵片39との距離が関東地方用の
外枠4(以下、単に関東枠という)と関西地方用の外枠
4(以下単に関西枠という)とでは相違してくるので、
外枠4の右縦枠材27dの内面に止着する鍵受部材68を夫
々の外枠4に対応させるため、起立部70の長さが異なる
2種類部の鍵受部材68を用意しなければらない。そし
て、この鍵受部材68は標準化の試みがなされていないの
が現状である。
しかし、パチンコ機1の自動組立ラインにおいて、鍵受
部材68を誤って取付けると、前枠3と外枠4とが係合で
きなくなり、甚だしいときにはパチンコ機1が破損す
る。そこで、この実施例では、鍵受部材68を関東枠にも
関西枠にも共通して適用できるようになっている。即
ち、この実施例では幅広な関西枠を標準寸法とする場合
に、関西枠に対応する鍵受部材68を単一な標準部材と
し、この鍵受部材68を幅狭な関東枠に用いる場合は、関
西枠における外枠4と前枠3との相対的間隔に等しくな
るように右縦枠材27dの内面に関東枠と関西枠の幅の差
に適応する切欠溝71を設け、この切欠溝71内に鍵受部材
68の止着部69を止着して、鍵片39との相対的な位置を関
西枠と同一とするのである。また、鍵受部材68の起立部
70の先端を、前枠3が閉成した状態では機構枠15の背面
に対峙するように構成する。このように、起立部70の先
端部72を機構枠15の背面に対峙させると、遊技者が前枠
3を手前に引いて外枠4と前枠3の間に隙間を作り、こ
の隙間を利用して不正行為を行なおうとしても、起立部
70の先端部72が機構枠15の背面に当接するので、鍵受部
材68の起立部70が両持ち状となって、鍵受部材68が鍵片
39で引っ張られても曲ることがない。従って、鍵受部材
68が変形して外枠4と前枠3との間に隙間が開いて、こ
の隙間から針金等を挿入して不正行為を働いたり、鍵受
部材68が変形して鍵片39との係合が外れて前枠3が開成
することがない。従って、運搬中に鍵片39と鍵受部材68
との係合が外れて前枠3が突然開いて作業員が怪我をし
たり、パチンコ機1が破損したりすることがないし、パ
チンコ店においては不正遊技の防止にも有効である。
そして、上記のように構成した鍵受部材68を用いれば、
各地域のパチンコ機1に対して共通に使用することがで
きコストの低減に役立つばかりではなく、幅狭な関東枠
には切欠溝71を設けてあるので、一見しただけて関東枠
と関西枠とを識別でき、外枠4を間違えることがない。
しかも、鍵受部材68は共通であるので外枠4に適合する
鍵受部材68を選ぶ必要がなく、作業能率が極めて向上す
る。
次に、上記のような構成の施錠装置16における施錠及び
解錠を説明する。
まず、前枠3の施錠について説明すると、施錠は極めて
簡単であって、前枠3をヒンジ支点に回動させて外枠4
に押圧すればよい。前枠3を押圧すると、外枠4に設け
た鍵受部材68の起立部70の上縁70′に鍵片39の傾斜縁5
3″が当接し、前枠3を更に押込むと起立部70の上縁7
0′を傾斜縁53″がスライドするので、各鍵片39がスプ
リング56の付勢力に抗して上方へ摺動し、傾斜縁53″の
下端を越えるとスプリング56の付勢力により急激に復帰
すると共に、係止溝50内に鍵受部材68が嵌入し、該鍵受
部材68の起立部70の側面に鍵片39の突出部53の後縁53′
が係止する。この状態では前枠3を開放しようとして手
前に引いても、鍵受部材68に鍵片39が係止しているので
前枠3を開成することができずに施錠が行なわれる。
しかも、この施錠状態において上記実施例は上動防止部
材67が作用する。即ち、上記実施例では前枠3を持ち上
げても、上動防止部材67の上縁67′が鍵受部材68の下縁
68′に係止するので、前枠3の上方への移動は不可能で
ある。従って、前枠3をキーなしで開成することはでき
なし、輸送中や製造過程において振動等により前枠3が
持ち上って鍵片39と鍵受部材68の係合が外れて不意に前
枠3が開放することがない。また、遊技者が不正行為を
行なうために前枠3を持ち上げて隙間を拡大することも
できない。
一方、キーを用いて開成する場合は、キーを鍵穴に挿入
して一方向へ回動すればよい。即ち、キーを回動すると
回転部材46が同じ方向へ回動し、第1係合ピン47aが係
合片49の下縁に当接する。そして、更に回転部材46を回
動させると、スプリング56に抗して連動杆48が上昇する
ので鍵片39も上昇し、係止溝50から鍵受部材68の起立部
70が外れる。この鍵片39が鍵受部材68から外れた状態で
前枠3を手前に引けば、前枠3はヒンジ手段5を支点に
回動するので簡単に開成する。
尚、本実施例は上記したように上動防止部材67を設けて
いるので、上記スプリング56の付勢力を弱くしても前枠
3が開成することがないので、極めて軽い回動力でキー
を回すことができる。
また、ガラス枠8についても上記前枠3と同様であっ
て、キーを鍵穴に挿入して上記前枠3と反対方向へ回動
させると、回転部材46の第2係合ピン47bが昇降部材57
が係合片61に当接し、回転部材46の更なる回動によって
昇降部材57がスプリング65に抗して下降し、該昇降部材
57から延出させたガラス枠開放片40がガラス枠8に別途
設けたガラス枠施錠杆62を下方へ押圧移動させ、施錠を
解くことができる。
以上、本考案を図面の実施例について説明したが、本考
案は上記した実施例に限定されるものではなく、実用新
案登録請求の範囲に記載の構成を変更しない限り適宜に
実施できる。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案は、外枠に対して前枠が上方に移動
することを防止する上動防止部材を外枠と前枠の相対的
間隔に臨ませたので、前枠を上方に移動させる力が作用
しても、直ちに上動防止部材が作用して前枠の上動を阻
止する。従って、パチンコ機の運搬中に振動などで前枠
が突然に開成することがなく、機械が破損したり作業員
が怪我をすることがない。また、パチンコ遊技店におい
て、遊技者が前枠を持ち上げて前枠と外枠との間の隙間
を広げて、針金等を挿入して不正遊技を行なおうとして
も、隙間が拡大しないので、不正遊技の防止に有効であ
る。更に、ヒンジの寸法精度や強度の管理を厳密に行な
う必要がなくなるので、コストの低減に役立つし、鍵片
を付勢するスプリングの強度を最小限に設定できるの
で、シリンダ錠を極めて軽い力で操作することが可能に
なり、実用的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はパチンコ機の
正面図、第2図は一部を欠截した前枠と外枠の分解斜視
図、第3図は施錠装置の斜視図、第4図はシリンダ錠の
取付部と回転部材と連動杆の係合状態を示す要部断面
図、第5図は施錠装置の側面図、第6図は第5図のVI−
VI線断面図、第7図はガラス枠を開閉する昇降部材の斜
視図、第8図は前枠を開いた状態のパチンコ機の概略横
断面図、第9図は関西のパチンコ機の背面図、第10図
は同上の施錠装置周辺の横断面図、第11図は関東のパ
チンコ機の背面図、第12図は同上の施錠装置周辺の横
断面図である。 1…パチンコ機、2…開口部、3…前枠、4…外枠、8
…ガラス枠、16…施錠装置、37…基板、38…シリンダ
錠、39…鍵片、48…連動杆、57…昇降部材、67…上動部
材、68…鍵受部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する前枠を外枠に対して開閉可
    能に蝶着すると共に、上記前枠の開口部にガラス枠を開
    閉可能に蝶着し、鍵穴が上記前枠の前面に臨むシリンダ
    錠を有する基板を上記前枠に設け、この基板には上記シ
    リンダ錠に挿入したキーの一方への回動により作動する
    連動杆を摺動可能に添設し、該連動杆には上記外枠に設
    けた鍵受部材と係合可能な鍵片を設け、また上記基板に
    はシリンダ錠に挿入したキーの他方への回動により作動
    してガラス枠を開成する昇降部材を摺動可能に設け、上
    記外枠に対して前枠が上方に移動することを防止する上
    動防止部材を外枠と前枠との相対的間隔に臨ませたこと
    を特徴とするパチンコ機の施錠装置。
JP8107688U 1988-06-21 1988-06-21 パチンコ機の施錠装置 Expired - Lifetime JPH061742Y2 (ja)

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JP2012096101A (ja) * 2012-02-22 2012-05-24 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
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