JP2004033251A - 遊技機用表示装置の取り付け構造 - Google Patents
遊技機用表示装置の取り付け構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004033251A JP2004033251A JP2002190307A JP2002190307A JP2004033251A JP 2004033251 A JP2004033251 A JP 2004033251A JP 2002190307 A JP2002190307 A JP 2002190307A JP 2002190307 A JP2002190307 A JP 2002190307A JP 2004033251 A JP2004033251 A JP 2004033251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- angle
- projector
- image
- screen
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【課題】プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にする。
【解決手段】遊技機1の遊技領域の背面にはスクリーン10が設けられ、このスクリーン10に映像を投射して遊技の演出を行う。このスクリーン10に投射する映像を出射するプロジェクタ20から反射板30への映像出射角度と、プロジェクタ20から出射される映像を反射させてスクリーン10に投射する反射板30の映像反射角度と、を自在に調整できるように構成する。
【効果】プロジェクタから反射板への映像の出射角度や反射板からプロジェクタへの反射角度を調整可能にすることにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業が容易になり、調整作業時間を短縮できる。
【選択図】 図1
【解決手段】遊技機1の遊技領域の背面にはスクリーン10が設けられ、このスクリーン10に映像を投射して遊技の演出を行う。このスクリーン10に投射する映像を出射するプロジェクタ20から反射板30への映像出射角度と、プロジェクタ20から出射される映像を反射させてスクリーン10に投射する反射板30の映像反射角度と、を自在に調整できるように構成する。
【効果】プロジェクタから反射板への映像の出射角度や反射板からプロジェクタへの反射角度を調整可能にすることにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業が容易になり、調整作業時間を短縮できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機用表示装置の取り付け構造に関し、特に遊技機の遊技領域の背面に設けられたスクリーン、映像を出射するプロジェクタ、プロジェクタから出射される映像を反射させてスクリーンに投射する反射板、についての取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の遊技機においては、液晶表示器を用いて画像を表示することにより、遊技者に当たりの期待感を持たせる等の演出が行われることが多い。この演出は遊技の進行上必要不可欠なものであり、より効果的な演出が望まれている。
液晶表示器を用いずに演出を行う技術が特開平6−35066号公報に記載されている。図4は同公報に記載されている遊技機の概略構成図である。同図に示されているように、スロットマシン等の遊技機1において、液晶プロジェクタ20を用いて表示画面を大幅に大型化する。すなわち、液晶プロジェクタ20から出射される映像を反射板30で反射し、その反射された映像を遊技領域に設けられたスクリーン10の背面に投影している。これにより、液晶表示器を用いて画像を表示するよりも大きな画面が得られるので、より効果的な演出を行うことができる。なお、同図において、21は液晶パネル、22はレンズ、2はレバーである。
【0003】
上記のような構成を弾球遊技機に採用した場合、図5示されている構成になる。同図において、(a)は遊技機1の平面図、(b)は遊技機1を遊技者側から見た正面図、(c)は遊技機1の側面図である。同図に示されている遊技機1は、島側に設けられている外枠102に、内枠101が挿入されることによって、ホールに設置される。そして、遊技領域40の背面側にスクリーン10が設けられ、プロジェクタ20から出射される映像が反射板30によって反射された後、スクリーン10に投影される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構成を採用すれば、遊技機の表示画面を大幅に大型化することができる。ここで、効果的な演出を行うためには、液晶プロジェクタから出射される映像が、スクリーンの背面の正しい位置に投影されることが重要である。つまり、プロジェクタ、スクリーン、及び、反射板、の相対的位置関係は、設計値と実機とで大きく異なると画像位置がずれてしまう。このため、相対的位置関係を調整することが重要である。特に、上記のようにプロジェクタを用いた遊技機では、遊技機背面の構造物がコンパクトに収まるようにするため、反射板を利用しているので、相対的位置関係を調整するのに長い時間がかかってしまう。
【0005】
そして、工場出荷前にこれらの相対的位置関係を適切に調整しても、出荷後には適切な調整状態からずれてしまうことがある。これでは、ホール(遊技店)に設置した後に、再度調整を行う必要が生じる。かかる調整をホール設置後に行う場合、ホールの営業時間以外に行うことになり、長い作業時間を確保することができない。特に、調整すべき遊技機の数が多い場合、作業時間が長くなり、ホールの営業に影響を与えかねない。
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的はプロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることのできる遊技機用表示装置の取り付け構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による遊技機用表示装置の取り付け構造は、遊技機の遊技領域の背面に設けられ、映像を投射することによって遊技の演出を行うためのスクリーンと、前記映像を出射するプロジェクタと、前記プロジェクタから出射される映像を反射させて前記スクリーンに投射する反射板とを含む遊技機用表示装置についての取り付け構造であって、前記プロジェクタから前記反射板への前記映像の出射角度を調整する出射角度調整手段と前記映像の前記反射板から前記プロジェクタへの反射角度を調整する反射角度調整手段との少なくとも一方を含むことを特徴とする。プロジェクタからの映像出射角度や反射板の反射角度を調整可能にすることにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることができる。
【0008】
本発明の請求項2による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項1において、前記出射角度調整手段は、前記反射板への前記映像の出射角度を変化できるように前記プロジェクタの筐体を回動自在に軸支する軸支部材と、前記軸支部材によって変化できる前記角度を固定する角度固定部材とを含むことを特徴とする。プロジェクタの筐体を回動させて角度調整し、その調整状態で固定することにより、相対的位置関係を容易に調整することができる。
【0009】
本発明の請求項3による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項2において、前記角度固定部材は、前記軸支部材の軸を中心とする円弧に沿って設けられ前記円弧に沿って前記プロジェクタの筐体を移動させるための長孔と、前記長孔に前記プロジェクタの筐体の一部を固定するビスとを含むことを特徴とする。長孔とビスとを用いてプロジェクタを固定することにより、調整が容易で、かつ、固定も容易に行い得る。
【0010】
本発明の請求項4による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項1において、前記反射角度調整手段は、前記反射板と前記スクリーンの投射面との角度を変化できるように該反射板を回動自在に軸支する軸支部材と、前記軸支部材によって変化できる前記角度を固定する角度固定部材とを含むことを特徴とする。反射板を回動させて角度調整し、その調整状態で固定することにより、相対的位置関係を容易に調整することができる。
【0011】
本発明の請求項5による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項4において、前記角度固定部材は、前記軸支部材の軸を中心とする円弧に沿って設けられ前記円弧に沿って前記反射板を移動させるための長孔と、前記長孔に前記反射板の一部を固定するビスとを含むことを特徴とする。長孔とビスとを用いて反射板を固定することにより、調整が容易で、かつ、固定も容易に行い得る。
【0012】
本発明の請求項6による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項2乃至5のいずれか1項において、前記角度固定部材によって固定されている角度に対応する情報を表示するための表示手段を更に含むことを特徴とする。目盛り等の表示を設けておくことにより、角度の再調整が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等部分に同一符号が付されている。
図1は本発明による遊技機用表示装置の取り付け構造についての実施の一形態を示す概略構成図である。同図に示されているように、本実施形態による取り付け構造は、遊技機1の遊技領域の背面に設けられ、映像を投射することによって遊技の演出を行うためのスクリーン10と、このスクリーン10に投射する映像を出射するプロジェクタ20と、プロジェクタ20から出射される映像を反射させてスクリーン10に投射する反射板30とを含む遊技機用表示装置において、プロジェクタ20から反射板30への映像出射角度、反射板30からスクリーン10への映像反射角度を自在に調整することができるようになっている。図2及び図3を参照し、取り付け構造についてより詳細に説明する。
【0014】
図2に示されているように、プロジェクタ20の筐体は、支持板200によって支持されている。この状態においては、ビス201によって、プロジェクタ20の筐体が、支持板200に対して回動自在に軸支されている。回動自在になっているので、プロジェクタ20を図中の位置20’まで移動させることができ、反射板30への映像出射角度を調整できる。そして、プロジェクタ20の筐体の支持軸であるビス201を中心とする円弧R2に沿って設けられた長孔202が支持板200に設けられており、この長孔202とプロジェクタ20の筐体とがビス203によって固定される。
【0015】
すなわち、ビス203の締め付けが弱い状態においては、ビス201を中心としてプロジェクタ20の筐体を回動させることができ、映像出射角度を調整できる。この調整を行った後、ビス203の締め付けを強めれば、調整が行われた映像出射角度のまま、プロジェクタ20を固定することができる。なお、ビス以外の固定手段を採用しても良いことは勿論である。
【0016】
一方、図3(a)に示されているように、反射板30には、支持片30a及び30bが設けられている。そして、これら支持片30a及び30bに設けられている孔が、支持板300の対応する位置に設けられている孔に、ビス301、303で固定される。これにより、反射板30が支持板300によって支持される。
【0017】
図示されている状態においては、ビス301によって、反射板30が、支持板300に対して回動自在に軸支されている。回動自在になっているので、反射板30からスクリーン10への映像反射角度を調整できる。そして、反射板30の支持軸であるビス301を中心とする円弧R3に沿って設けられた長孔302が支持板300に設けられており、この長孔302と反射板30とがビス303によって固定される。
【0018】
すなわち、ビス303の締め付けが弱い状態においては、ビス301を中心として反射板30を回動させることができ、映像反射角度を調整できる。この調整を行った後、ビス303の締め付けを強めれば、調整が行われた映像反射角度のまま、反射板30を固定することができる。なお、ビス以外の固定手段を採用しても良いことは勿論である。
【0019】
さらに、同図(b)に示されているように、長孔302に沿って目盛りMを設けておけば、それを目安にすることで調整した角度を再現することができる。すなわち、遊技機の出荷前に角度調整を行い、その調整した角度に対応する情報を作業者が憶えておくかメモしておけば、それを参照することにより、出荷後に角度がずれた場合でも調整した角度を容易に再現することができる。つまり、この目盛りMは、固定されている角度に対応する情報を表示する表示機能を有していることになる。
【0020】
本例では、同図中に太線で表されている基準目盛りを中心にして「+1」、「+2」、「−1」、「−2」という目盛りが設けられているので、これらの目盛りを参照することで、角度調整を容易に行うことができる。本例のような数値による表示に限らず、角度に対応する情報を表示しておけば、同様に、角度調整を容易に行うことができる。
【0021】
上述したプロジェクタ20の筐体が固定される支持板200についても、同様に、目盛りを設けておけば、たとえ出荷後に角度がずれた場合でも角度調整を容易に行うことができることは勿論である。
以上のように、プロジェクタの筐体や反射板の角度を調整でき、かつ、調整した状態で固定できるように構成することで、設計値と実機のズレを解消し、適切な位置に映像を表示することができる。そして、調整する順序は、先にプロジェクタの角度を調整し、その後反射板を調整する、という順序とするのが望ましい。そして、その調整時には、調整完了位置についてマーキングするか、目盛り位置を記録しても良い。こうすれば、遊技機の輸送運搬時に各部品を別送し、再度組み立てることも簡単にできる。
【0022】
なお、上記の例では、プロジェクタから反射板への映像の出射角度を調整する出射角度調整手段と、映像の反射板からプロジェクタへの反射角度を調整する反射角度調整手段との両方を設けているが、それらの少なくとも一方を設けるのみでも角度を調整可能にすることができることは明らかである。これにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、プロジェクタから反射板への映像の出射角度や反射板からプロジェクタへの反射角度を調整可能にすることにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることができるという効果がある。
【0024】
また、プロジェクタの筐体や反射板を回動させて角度調整し、その調整状態で固定することにより、相対的位置関係を容易に調整することができる。この場合、長孔とビスとを用いてプロジェクタを固定することにより、調整が容易で、かつ、固定も容易に行い得る。さらに、目盛り等の表示を設けておくことにより、角度の再調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機用表示装置の取り付け構造についての実施の一形態を示す概略構成図である。
【図2】図1中のプロジェクタを取り付けた状態を示す概略図である。
【図3】図1中の反射板を取り付けた状態を示す概略図である。
【図4】プロジェクタを用いた従来の遊技機の概略構成図である。
【図5】プロジェクタを用いた従来の遊技機の他の構成例を示す図であり、(a)は遊技機の平面図、(b)は遊技機を遊技者側から見た正面図、(c)は遊技機の側面図である。
【符号の説明】
1 遊技機
10 スクリーン
20 プロジェクタ
30 反射板
30a,30b 支持片
40 遊技領域
101 内枠
102 外枠
200 支持板
201,203,301,303 ビス
202,302 長孔
300 支持板
M 目盛り
【発明の属する技術分野】
本発明は遊技機用表示装置の取り付け構造に関し、特に遊技機の遊技領域の背面に設けられたスクリーン、映像を出射するプロジェクタ、プロジェクタから出射される映像を反射させてスクリーンに投射する反射板、についての取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の遊技機においては、液晶表示器を用いて画像を表示することにより、遊技者に当たりの期待感を持たせる等の演出が行われることが多い。この演出は遊技の進行上必要不可欠なものであり、より効果的な演出が望まれている。
液晶表示器を用いずに演出を行う技術が特開平6−35066号公報に記載されている。図4は同公報に記載されている遊技機の概略構成図である。同図に示されているように、スロットマシン等の遊技機1において、液晶プロジェクタ20を用いて表示画面を大幅に大型化する。すなわち、液晶プロジェクタ20から出射される映像を反射板30で反射し、その反射された映像を遊技領域に設けられたスクリーン10の背面に投影している。これにより、液晶表示器を用いて画像を表示するよりも大きな画面が得られるので、より効果的な演出を行うことができる。なお、同図において、21は液晶パネル、22はレンズ、2はレバーである。
【0003】
上記のような構成を弾球遊技機に採用した場合、図5示されている構成になる。同図において、(a)は遊技機1の平面図、(b)は遊技機1を遊技者側から見た正面図、(c)は遊技機1の側面図である。同図に示されている遊技機1は、島側に設けられている外枠102に、内枠101が挿入されることによって、ホールに設置される。そして、遊技領域40の背面側にスクリーン10が設けられ、プロジェクタ20から出射される映像が反射板30によって反射された後、スクリーン10に投影される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した構成を採用すれば、遊技機の表示画面を大幅に大型化することができる。ここで、効果的な演出を行うためには、液晶プロジェクタから出射される映像が、スクリーンの背面の正しい位置に投影されることが重要である。つまり、プロジェクタ、スクリーン、及び、反射板、の相対的位置関係は、設計値と実機とで大きく異なると画像位置がずれてしまう。このため、相対的位置関係を調整することが重要である。特に、上記のようにプロジェクタを用いた遊技機では、遊技機背面の構造物がコンパクトに収まるようにするため、反射板を利用しているので、相対的位置関係を調整するのに長い時間がかかってしまう。
【0005】
そして、工場出荷前にこれらの相対的位置関係を適切に調整しても、出荷後には適切な調整状態からずれてしまうことがある。これでは、ホール(遊技店)に設置した後に、再度調整を行う必要が生じる。かかる調整をホール設置後に行う場合、ホールの営業時間以外に行うことになり、長い作業時間を確保することができない。特に、調整すべき遊技機の数が多い場合、作業時間が長くなり、ホールの営業に影響を与えかねない。
【0006】
本発明は上述した従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的はプロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることのできる遊技機用表示装置の取り付け構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による遊技機用表示装置の取り付け構造は、遊技機の遊技領域の背面に設けられ、映像を投射することによって遊技の演出を行うためのスクリーンと、前記映像を出射するプロジェクタと、前記プロジェクタから出射される映像を反射させて前記スクリーンに投射する反射板とを含む遊技機用表示装置についての取り付け構造であって、前記プロジェクタから前記反射板への前記映像の出射角度を調整する出射角度調整手段と前記映像の前記反射板から前記プロジェクタへの反射角度を調整する反射角度調整手段との少なくとも一方を含むことを特徴とする。プロジェクタからの映像出射角度や反射板の反射角度を調整可能にすることにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることができる。
【0008】
本発明の請求項2による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項1において、前記出射角度調整手段は、前記反射板への前記映像の出射角度を変化できるように前記プロジェクタの筐体を回動自在に軸支する軸支部材と、前記軸支部材によって変化できる前記角度を固定する角度固定部材とを含むことを特徴とする。プロジェクタの筐体を回動させて角度調整し、その調整状態で固定することにより、相対的位置関係を容易に調整することができる。
【0009】
本発明の請求項3による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項2において、前記角度固定部材は、前記軸支部材の軸を中心とする円弧に沿って設けられ前記円弧に沿って前記プロジェクタの筐体を移動させるための長孔と、前記長孔に前記プロジェクタの筐体の一部を固定するビスとを含むことを特徴とする。長孔とビスとを用いてプロジェクタを固定することにより、調整が容易で、かつ、固定も容易に行い得る。
【0010】
本発明の請求項4による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項1において、前記反射角度調整手段は、前記反射板と前記スクリーンの投射面との角度を変化できるように該反射板を回動自在に軸支する軸支部材と、前記軸支部材によって変化できる前記角度を固定する角度固定部材とを含むことを特徴とする。反射板を回動させて角度調整し、その調整状態で固定することにより、相対的位置関係を容易に調整することができる。
【0011】
本発明の請求項5による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項4において、前記角度固定部材は、前記軸支部材の軸を中心とする円弧に沿って設けられ前記円弧に沿って前記反射板を移動させるための長孔と、前記長孔に前記反射板の一部を固定するビスとを含むことを特徴とする。長孔とビスとを用いて反射板を固定することにより、調整が容易で、かつ、固定も容易に行い得る。
【0012】
本発明の請求項6による遊技機用表示装置の取り付け構造は、請求項2乃至5のいずれか1項において、前記角度固定部材によって固定されている角度に対応する情報を表示するための表示手段を更に含むことを特徴とする。目盛り等の表示を設けておくことにより、角度の再調整が容易である。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において参照する各図においては、他の図と同等部分に同一符号が付されている。
図1は本発明による遊技機用表示装置の取り付け構造についての実施の一形態を示す概略構成図である。同図に示されているように、本実施形態による取り付け構造は、遊技機1の遊技領域の背面に設けられ、映像を投射することによって遊技の演出を行うためのスクリーン10と、このスクリーン10に投射する映像を出射するプロジェクタ20と、プロジェクタ20から出射される映像を反射させてスクリーン10に投射する反射板30とを含む遊技機用表示装置において、プロジェクタ20から反射板30への映像出射角度、反射板30からスクリーン10への映像反射角度を自在に調整することができるようになっている。図2及び図3を参照し、取り付け構造についてより詳細に説明する。
【0014】
図2に示されているように、プロジェクタ20の筐体は、支持板200によって支持されている。この状態においては、ビス201によって、プロジェクタ20の筐体が、支持板200に対して回動自在に軸支されている。回動自在になっているので、プロジェクタ20を図中の位置20’まで移動させることができ、反射板30への映像出射角度を調整できる。そして、プロジェクタ20の筐体の支持軸であるビス201を中心とする円弧R2に沿って設けられた長孔202が支持板200に設けられており、この長孔202とプロジェクタ20の筐体とがビス203によって固定される。
【0015】
すなわち、ビス203の締め付けが弱い状態においては、ビス201を中心としてプロジェクタ20の筐体を回動させることができ、映像出射角度を調整できる。この調整を行った後、ビス203の締め付けを強めれば、調整が行われた映像出射角度のまま、プロジェクタ20を固定することができる。なお、ビス以外の固定手段を採用しても良いことは勿論である。
【0016】
一方、図3(a)に示されているように、反射板30には、支持片30a及び30bが設けられている。そして、これら支持片30a及び30bに設けられている孔が、支持板300の対応する位置に設けられている孔に、ビス301、303で固定される。これにより、反射板30が支持板300によって支持される。
【0017】
図示されている状態においては、ビス301によって、反射板30が、支持板300に対して回動自在に軸支されている。回動自在になっているので、反射板30からスクリーン10への映像反射角度を調整できる。そして、反射板30の支持軸であるビス301を中心とする円弧R3に沿って設けられた長孔302が支持板300に設けられており、この長孔302と反射板30とがビス303によって固定される。
【0018】
すなわち、ビス303の締め付けが弱い状態においては、ビス301を中心として反射板30を回動させることができ、映像反射角度を調整できる。この調整を行った後、ビス303の締め付けを強めれば、調整が行われた映像反射角度のまま、反射板30を固定することができる。なお、ビス以外の固定手段を採用しても良いことは勿論である。
【0019】
さらに、同図(b)に示されているように、長孔302に沿って目盛りMを設けておけば、それを目安にすることで調整した角度を再現することができる。すなわち、遊技機の出荷前に角度調整を行い、その調整した角度に対応する情報を作業者が憶えておくかメモしておけば、それを参照することにより、出荷後に角度がずれた場合でも調整した角度を容易に再現することができる。つまり、この目盛りMは、固定されている角度に対応する情報を表示する表示機能を有していることになる。
【0020】
本例では、同図中に太線で表されている基準目盛りを中心にして「+1」、「+2」、「−1」、「−2」という目盛りが設けられているので、これらの目盛りを参照することで、角度調整を容易に行うことができる。本例のような数値による表示に限らず、角度に対応する情報を表示しておけば、同様に、角度調整を容易に行うことができる。
【0021】
上述したプロジェクタ20の筐体が固定される支持板200についても、同様に、目盛りを設けておけば、たとえ出荷後に角度がずれた場合でも角度調整を容易に行うことができることは勿論である。
以上のように、プロジェクタの筐体や反射板の角度を調整でき、かつ、調整した状態で固定できるように構成することで、設計値と実機のズレを解消し、適切な位置に映像を表示することができる。そして、調整する順序は、先にプロジェクタの角度を調整し、その後反射板を調整する、という順序とするのが望ましい。そして、その調整時には、調整完了位置についてマーキングするか、目盛り位置を記録しても良い。こうすれば、遊技機の輸送運搬時に各部品を別送し、再度組み立てることも簡単にできる。
【0022】
なお、上記の例では、プロジェクタから反射板への映像の出射角度を調整する出射角度調整手段と、映像の反射板からプロジェクタへの反射角度を調整する反射角度調整手段との両方を設けているが、それらの少なくとも一方を設けるのみでも角度を調整可能にすることができることは明らかである。これにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることができる。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、プロジェクタから反射板への映像の出射角度や反射板からプロジェクタへの反射角度を調整可能にすることにより、プロジェクタ、スクリーン等についての相対的位置関係の調整作業を容易にすることができるという効果がある。
【0024】
また、プロジェクタの筐体や反射板を回動させて角度調整し、その調整状態で固定することにより、相対的位置関係を容易に調整することができる。この場合、長孔とビスとを用いてプロジェクタを固定することにより、調整が容易で、かつ、固定も容易に行い得る。さらに、目盛り等の表示を設けておくことにより、角度の再調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による遊技機用表示装置の取り付け構造についての実施の一形態を示す概略構成図である。
【図2】図1中のプロジェクタを取り付けた状態を示す概略図である。
【図3】図1中の反射板を取り付けた状態を示す概略図である。
【図4】プロジェクタを用いた従来の遊技機の概略構成図である。
【図5】プロジェクタを用いた従来の遊技機の他の構成例を示す図であり、(a)は遊技機の平面図、(b)は遊技機を遊技者側から見た正面図、(c)は遊技機の側面図である。
【符号の説明】
1 遊技機
10 スクリーン
20 プロジェクタ
30 反射板
30a,30b 支持片
40 遊技領域
101 内枠
102 外枠
200 支持板
201,203,301,303 ビス
202,302 長孔
300 支持板
M 目盛り
Claims (6)
- 遊技機の遊技領域の背面に設けられ、映像を投射することによって遊技の演出を行うためのスクリーンと、前記映像を出射するプロジェクタと、前記プロジェクタから出射される映像を反射させて前記スクリーンに投射する反射板とを含む遊技機用表示装置についての取り付け構造であって、前記プロジェクタから前記反射板への前記映像の出射角度を調整する出射角度調整手段と前記映像の前記反射板から前記プロジェクタへの反射角度を調整する反射角度調整手段との少なくとも一方を含むことを特徴とする遊技機用表示装置の取り付け構造。
- 前記出射角度調整手段は、前記反射板への前記映像の出射角度を変化できるように前記プロジェクタの筐体を回動自在に軸支する軸支部材と、前記軸支部材によって変化できる前記角度を固定する角度固定部材とを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機用表示装置の取り付け構造。
- 前記角度固定部材は、前記軸支部材の軸を中心とする円弧に沿って設けられ前記円弧に沿って前記プロジェクタの筐体を移動させるための長孔と、前記長孔に前記プロジェクタの筐体の一部を固定するビスとを含むことを特徴とする請求項2記載の遊技機用表示装置の取り付け構造。
- 前記反射角度調整手段は、前記反射板と前記スクリーンの投射面との角度を変化できるように該反射板を回動自在に軸支する軸支部材と、前記軸支部材によって変化できる前記角度を固定する角度固定部材とを含むことを特徴とする請求項1記載の遊技機用表示装置の取り付け構造。
- 前記角度固定部材は、前記軸支部材の軸を中心とする円弧に沿って設けられ前記円弧に沿って前記反射板を移動させるための長孔と、前記長孔に前記反射板の一部を固定するビスとを含むことを特徴とする請求項4記載の遊技機用表示装置の取り付け構造。
- 前記角度固定部材によって固定されている角度に対応する情報を表示するための表示手段を更に含むことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載の遊技機用表示装置の取り付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002190307A JP2004033251A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 遊技機用表示装置の取り付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002190307A JP2004033251A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 遊技機用表示装置の取り付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004033251A true JP2004033251A (ja) | 2004-02-05 |
Family
ID=31700255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002190307A Pending JP2004033251A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 遊技機用表示装置の取り付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004033251A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007190163A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
US7562872B2 (en) * | 2005-01-19 | 2009-07-21 | Aruze Corp. | Gaming machine |
JP2016073607A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2016150187A (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-22 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2020116404A (ja) * | 2020-03-30 | 2020-08-06 | 株式会社ジーグ | 遊技機 |
JP2023021464A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-13 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2023021476A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2023021475A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2023021477A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635066A (ja) * | 1992-07-14 | 1994-02-10 | Ace Denken:Kk | ゲーム機 |
JPH07194816A (ja) * | 1994-11-15 | 1995-08-01 | Newgin Kk | パチンコ遊技機用の外枠 |
JPH08323012A (ja) * | 1995-06-01 | 1996-12-10 | Heiwa Corp | 弾球遊技機 |
JP2001204554A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-07-31 | Kokuyo Co Ltd | テーブル |
JP2002102529A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Sega Corp | ゲーム装置 |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002190307A patent/JP2004033251A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0635066A (ja) * | 1992-07-14 | 1994-02-10 | Ace Denken:Kk | ゲーム機 |
JPH07194816A (ja) * | 1994-11-15 | 1995-08-01 | Newgin Kk | パチンコ遊技機用の外枠 |
JPH08323012A (ja) * | 1995-06-01 | 1996-12-10 | Heiwa Corp | 弾球遊技機 |
JP2001204554A (ja) * | 2000-01-27 | 2001-07-31 | Kokuyo Co Ltd | テーブル |
JP2002102529A (ja) * | 2000-10-03 | 2002-04-09 | Sega Corp | ゲーム装置 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7562872B2 (en) * | 2005-01-19 | 2009-07-21 | Aruze Corp. | Gaming machine |
JP2007190163A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP4740750B2 (ja) * | 2006-01-19 | 2011-08-03 | 株式会社大都技研 | 遊技台 |
JP2016073607A (ja) * | 2014-10-03 | 2016-05-12 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2016150187A (ja) * | 2015-02-19 | 2016-08-22 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2020116404A (ja) * | 2020-03-30 | 2020-08-06 | 株式会社ジーグ | 遊技機 |
JP2023021464A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-13 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2023021476A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2023021475A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP2023021477A (ja) * | 2021-07-30 | 2023-02-14 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11669007B2 (en) | Projection lens and projector | |
JP6411091B2 (ja) | 演出用ユニット及びこれを備えた遊技機 | |
JP6448929B2 (ja) | 演出用ユニット、及び遊技機 | |
JP2016010529A (ja) | 演出用ユニット及びこれを備えた遊技機 | |
JP5704443B2 (ja) | プロジェクタ装置 | |
JP2008250277A (ja) | 投写型表示装置 | |
JP2004033251A (ja) | 遊技機用表示装置の取り付け構造 | |
JP6590471B2 (ja) | 演出用ユニット、及び遊技機 | |
JP2016067651A (ja) | 演出用ユニット及びこれを備えた遊技機 | |
JP2018199060A (ja) | 遊技機 | |
JP6626971B2 (ja) | 投射型映像表示装置 | |
JP6411092B2 (ja) | 演出用ユニット、及び遊技機 | |
JP4263438B2 (ja) | 遊技機における映像の位置合わせ方法 | |
JP2007271719A (ja) | 投写型表示装置、及び変調素子の位置調整方法及び装置 | |
JPH0459624B2 (ja) | ||
JP6665252B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2018175063A (ja) | 遊技機 | |
JP2018175072A (ja) | 遊技機 | |
JP2004053976A (ja) | 投射型ビデオプロジェクタ− | |
JP3225243B1 (ja) | 遮光マスク | |
JP2004069776A (ja) | 背面投射型プロジェクタ装置 | |
JP2019010552A (ja) | 遊技機 | |
JP2019055251A (ja) | 遊技機 | |
JP2004033249A (ja) | プロジェクタ表示式遊技装置、プロジェクタ表示式遊技機、遊技機の交換方法 | |
JP2006003445A (ja) | リアプロジェクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050413 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080723 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080729 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081202 |