JP2004053976A - 投射型ビデオプロジェクタ− - Google Patents
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Abstract
【課題】投射画面に表示する画像によっては、縦に長い場合の方がバランスがよく都合の良い場合いもある。人の立位画像などは縦に長い画像表示の方が画面に対してバランスよく投射できる。
【解決手段】映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸に平行な軸に回動自在に取り付けられられ、長方形形状投射映像の短軸と仰角ミラーに反射されスクリーンに投射された長方形形状の投射映像の短軸が互いに平行になるように仰角ミラーを配置することにより、縦長表示に適した投射画像を表示することができる。
【選択図】 図2
【解決手段】映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸に平行な軸に回動自在に取り付けられられ、長方形形状投射映像の短軸と仰角ミラーに反射されスクリーンに投射された長方形形状の投射映像の短軸が互いに平行になるように仰角ミラーを配置することにより、縦長表示に適した投射画像を表示することができる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は投射型ビデオプロジェクタ−に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図であり、図8は従来の床置き載置した仰角ミラーによる投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図である。
【0003】
図7に示すように従来の投射型ビデオプロジェクタ−には、プロジェクタ−1の前面に設けたスクリーン8に画像を投射する前面投射型と、透過型スクリーンに画像は投射し、投射面とは反対面から画像を鑑賞する背面投射型のプロジェクタ−(図示せず)などが存在している。
【0004】
従来の前面投射型ビデオプロジェクタ−の使用形態は、図7に示すようにテーブル12の上に載置してスクリーン8に投射して使用されているのが現状である。
【0005】
あるいは図8に示すように床面に載置して仰角ミラー3で投射画像を折り曲げスクリーン8に投射して使用されているものが特開平10−260473号に紹介されている。
【0006】
いずれの場合も投射画像は縦横比が例えば4:3あるいは16:9などの長方形形状の横長(長方形形状の投射画像の短軸がプロジェクタ−載置面に略垂直)で投射されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本来、2つの目で見る人の視野は縦より横に長く、一般にその縦横比は縦:横=16:9が最適とされているため、投射型プロジェクタ−を含む画像表示装置は極普通には横長表示のものが使用される。
【0008】
しかし、表示するものによっては縦長表示の場合の方がバランスがよく、都合の良い場合いもある。例えばブライダル産業用途で、立った人を画面に合わせて投射表示する場合、ファッションデザイン用途でコンピュータ画像を用いて等身大のモデル画像を投射表示する場合、つまり人の立位画像などは縦に長い画像表示の方が画面にバランスよく投射できる。
【0009】
本発明は、ビデオプロジェクタ−本体に仰角ミラーを設け光学系本体から出射した長方形形状投射映像の長軸が縦方向になるように投射する投射型ビデオプロジェクタ−を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の投射型ビデオプロジェクタ−は、長方形形状の投射画面の長軸が床面に対して略垂直になるように投射することを特徴とする。
【0011】
この本発明によると、縦長表示に適した投射画像を表示することが可能である。
【0012】
本発明の第2の投射型ビデオプロジェクタ−は、映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に前記光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、前記光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸と前記仰角ミラーに反射されスクリーンに投射された長方形形状の投射映像の短軸が互いに平行になるように前記仰角ミラーを配置した構成であることを特徴とする。
【0013】
この本発明によると、縦長表示に適した投射画像を表示することが可能である。
【0014】
本発明の第3の投射型ビデオプロジェクタ−は、映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に前記光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、前記仰角ミラーは前記光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸に平行な軸に回動自在に取り付けられられたことを特徴とする。
【0015】
この本発明によると、縦長表示に適した投射画像を表示することが可能である。
【0016】
本発明の第4の投射型ビデオプロジェクターは、ビデオプロジェクタ−本体を床面あるいは床に平行な面に載置し、前記光学系本体から上方向に出射した長方形形状投射映像を前記仰角ミラーにより折り曲げて長方形形状投射映像の長軸が床面に略垂直になるようにすることを特徴とする。
【0017】
この本発明によると、通常は横長表示する投射型ビデオプロジェクターを縦長表示する投射型ビデオプロジェクターとしても使用可能となる。
【0018】
本発明の第5の投射型ビデオプロジェクターは、映像信号を±90度回転させる映像信号回転手段と、前記映像信号回転手段を介して投射する第1の状態と映像信号回転手段を介さずに投射する第2の状態とに切り換える選択手段と前記ビデオプロジェクタ−本体内部に備えることを特徴とする。
【0019】
この本発明によると、通常は横長表示する投射型ビデオプロジェクターを縦長表示する投射型ビデオプロジェクターとしても使用可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の斜視図であり、図2は本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の側面図(a)、正面図(b)、正面図(b)から見た放電ランプ図(c)、図3は本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図である。
【0021】
以下、本発明の実施の形態1について図1〜図3に基づいて説明する。
【0022】
図1(a)、(b)において、1はビデオプロジェクタ−本体、2は投射レンズ、3はビデオプロジェクタ−本体に回動自在に取り付けられた仰角ミラーである。
【0023】
図2において、4は光源である放電ランプ、5は放電ランプの射出光を集光する反射鏡、6は集光光を折り曲げる平面鏡、7は液晶表示パネルであり、また、1はビデオプロジェクタ−本体、2は投射レンズ、3は仰角ミラーで図1と共通部分については同一符号を付している。
【0024】
また、8は投射画像を表示するスクリーンである。
【0025】
放電ランプ4からの射出光は反射鏡5で集光され、平面鏡6で折り曲げられ液晶表示パネル7を照射する。液晶表示パネル7には映像信号に基づいて照射光を変調するもので、液晶表示パネル駆動回路(図示せず)が接続されている。液晶表示パネル7上に形成された表示画像は投射レンズ2で拡大され仰角ミラー3で折り曲げられてスクリーン8に拡大投射される。9は長方形形状の液晶表示パネルの長軸、10は長方形形状の液晶表示パネルの短軸であり、長軸9がスクリーン8に対して図では上下方向になるように投射される。換言すれば、長軸9に平行な矢印(←)がスクリーン8上では図のようになるように(↑)投射される。
【0026】
図2(b)、(c)において、11は投射レンズの光軸であり、また、12は光源である放電ランプ4と反射鏡5で形成する集光光の軸であり、軸12が重量Gと直交するように放電ランプ4はビデオプロジェクター1の中に配置される(理由は後述)。
【0027】
図3は床置きされた本発明の投射型ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図であり、従来例、図8に対してスクリーン上の投射画像は縦長表示になるように投射される。
【0028】
なお、図3では投射面側の画像を鑑賞する場合を示したが、透過型スクリーンを用いて投射面側とは反対面の画像を鑑賞する背面投射も可能である。
【0029】
(実施の形態2)
図4は投射形ビデオプロジェクタ−を投射レンズ光軸に対して90度回転させて載置した図であり、図5は放電ランプの一つであるメタルハライドランプと反射鏡の断面図である。
【0030】
以下、実施の形態2について図4〜図5に基づいて説明する。
【0031】
図4のように、投射型ビデオプロジェクタ−本体を図7のような載置に対して単純に投射レンズの光軸を中心に90度回転させて机上に載置することでも縦長表示の投射画像を鑑賞することも可能である。
【0032】
上記の実施の形態の放電ランプ4として、電極間でアーク放電させるメタルハライドランプを使用した場合には、高輝度と良好な分光特性と長寿命化を得ることができるが、その反面、図4のような姿勢の使用状態であるビデオプロジェクターでは、重力の影響でアーク放電の形状が変化して、投射性能が変化することが考えられる。従って図4のような載置での縦長表示の投射は好ましくなく、図3、図8のように床置き載置し、仰角ミラーで投射画像を折り曲げた方が放電ランプには良好な条件となる。
【0033】
図5は電極間でアーク放電させるメタルハライドランプと反射鏡の断面図である。反射鏡5に対してメタルハライドランプ4aは、反射鏡5の光軸11上に電極4b,4cが並ぶように取り付けられている。
【0034】
ビデオプロジェクター本体1の内部には、放電電極4b,4cの対向方向が重力方向Gと直交する方向になるように配置するとともに、投射レンズ2と放電ランプ4,反射鏡5との間の光路系が、投射レンズ2の光軸10に対して放電ランプ4と反射鏡5で形成する集光光の軸12が直交するように配置されている。
【0035】
このように投射レンズの光軸11と放電ランプ4と反射鏡5で形成する集光光の軸12が直交するように構成することで、ビデオプロジェクター本体1の載置姿勢が図3,図7のいずれの姿勢であっても軸12、つまり放電ランプ4の放電電極4b,4cの対向方向が重力方向Gと直交することになる。
【0036】
(実施の形態3)
図6は液晶表示パネル駆動回路と投射画像±90度回転手段を含むブロック図である。
【0037】
以下、実施の形態3について図6に基づいて説明する。
【0038】
従来例の図7のように横長表示の投射画像であったり、実施例図3のように縦長表示の投射画像であったりした場合には、液晶表示パネルを駆動する映像信号を±90度回転させる機能をプロジェクター本体に持たせることが好ましい。
【0039】
本願発明の投射型ビデオプロジェクターは、映像信号を±90度回転させる±90度映像信号回転手段と、この±90度映像信号回転手段を介して投射する第1の状態と±90度映像信号回転手段を介さずに投射する第2の状態とに切り換える選択手段とを備えることで通常は横長表示する投射型ビデオプロジェクターを縦長表示する投射型ビデオプロジェクターとしても使用可能となる。
【0040】
図6に示すように外部から入力された映像信号を、±90度映像信号回転手段13を介して液晶表示パネル駆動回路14、液晶表示パネル7に信号を供給して液晶表示パネル7上での画像を±90度回転させている。±90度映像信号回転手段13の出力と液晶表示パネル駆動回路14の入力との間に介装されている選択手段15は、図7に示す使用形態の場合には±90度映像信号回転手段12を通過していない映像信号を直接液晶表示パネル駆動回路14に供給するように切り換えて使用される。
【0041】
映像信号を±90度回転させる機能は、映像信号のディジタル信号処理技術により容易に実現可能であり、本願明細書では詳しい説明は省略する。
【0042】
なお、文面全体を通して、「縦」「横」は重力方向に対して略平行方向を「縦」、直交する方向を「横」、「床面」は「横」同様、重力方向に対して直交する方向として記載している。
【0043】
また、「長軸」「短軸」は、長方形の対称軸のうち長方形の長辺に平行な対称軸を「長軸」、短辺に平行な対称軸を「短軸」、「縦長」「縦長表示」は長方形または長方形形状の投射画像の長軸が床面に略垂直、「横長」「横長表示」は長方形または長方形形状の投射画像の短軸が床面に略垂直、「上方向」は床面に略垂直で重力とは反対方向であることを意味する。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、ビデオプロジェクタ−本体に仰角ミラーを設け、光学系本体から出射した長方形形状投射映像の長軸が床面に対して略垂直になるように、つまり縦長表示になるように画像投射する投射型ビデオプロジェクタ−を提供することが可能であり、縦長表示に適した投射画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の
(a)側面図
(b)正面図
(c)正面図から見た放電ランプの図
【図3】本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図
【図4】投射形ビデオプロジェクタ−を投射レンズ光軸に対して90度回転させて載置した図
【図5】メタルハライドランプと反射鏡の断面図
【図6】液晶表示パネル駆動回路と投射画像±90度回転手段を含むブロック図
【図7】従来の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図
【図8】従来の床置き載置した仰角ミラーによる投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図
【符号の説明】
1 ビデオプロジェクター本体
2 投射レンズ
3 仰角ミラー
4 放電ランプ
4a メタルハライドランプ
4b,4c 電極
5 反射鏡
6 平面鏡
7 液晶表示パネル
8 スクリーン
9 液晶表示パネル長軸
10 液晶表示パネル短軸
11 投射レンズの光軸
12 放電ランプ、反射鏡で形成する集光光軸
13 ±90度映像信号回転手段
14 液晶表示パネル駆動回路
15 選択手段
16 テーブル
【発明の属する技術分野】
本発明は投射型ビデオプロジェクタ−に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図であり、図8は従来の床置き載置した仰角ミラーによる投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図である。
【0003】
図7に示すように従来の投射型ビデオプロジェクタ−には、プロジェクタ−1の前面に設けたスクリーン8に画像を投射する前面投射型と、透過型スクリーンに画像は投射し、投射面とは反対面から画像を鑑賞する背面投射型のプロジェクタ−(図示せず)などが存在している。
【0004】
従来の前面投射型ビデオプロジェクタ−の使用形態は、図7に示すようにテーブル12の上に載置してスクリーン8に投射して使用されているのが現状である。
【0005】
あるいは図8に示すように床面に載置して仰角ミラー3で投射画像を折り曲げスクリーン8に投射して使用されているものが特開平10−260473号に紹介されている。
【0006】
いずれの場合も投射画像は縦横比が例えば4:3あるいは16:9などの長方形形状の横長(長方形形状の投射画像の短軸がプロジェクタ−載置面に略垂直)で投射されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本来、2つの目で見る人の視野は縦より横に長く、一般にその縦横比は縦:横=16:9が最適とされているため、投射型プロジェクタ−を含む画像表示装置は極普通には横長表示のものが使用される。
【0008】
しかし、表示するものによっては縦長表示の場合の方がバランスがよく、都合の良い場合いもある。例えばブライダル産業用途で、立った人を画面に合わせて投射表示する場合、ファッションデザイン用途でコンピュータ画像を用いて等身大のモデル画像を投射表示する場合、つまり人の立位画像などは縦に長い画像表示の方が画面にバランスよく投射できる。
【0009】
本発明は、ビデオプロジェクタ−本体に仰角ミラーを設け光学系本体から出射した長方形形状投射映像の長軸が縦方向になるように投射する投射型ビデオプロジェクタ−を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の投射型ビデオプロジェクタ−は、長方形形状の投射画面の長軸が床面に対して略垂直になるように投射することを特徴とする。
【0011】
この本発明によると、縦長表示に適した投射画像を表示することが可能である。
【0012】
本発明の第2の投射型ビデオプロジェクタ−は、映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に前記光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、前記光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸と前記仰角ミラーに反射されスクリーンに投射された長方形形状の投射映像の短軸が互いに平行になるように前記仰角ミラーを配置した構成であることを特徴とする。
【0013】
この本発明によると、縦長表示に適した投射画像を表示することが可能である。
【0014】
本発明の第3の投射型ビデオプロジェクタ−は、映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に前記光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、前記仰角ミラーは前記光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸に平行な軸に回動自在に取り付けられられたことを特徴とする。
【0015】
この本発明によると、縦長表示に適した投射画像を表示することが可能である。
【0016】
本発明の第4の投射型ビデオプロジェクターは、ビデオプロジェクタ−本体を床面あるいは床に平行な面に載置し、前記光学系本体から上方向に出射した長方形形状投射映像を前記仰角ミラーにより折り曲げて長方形形状投射映像の長軸が床面に略垂直になるようにすることを特徴とする。
【0017】
この本発明によると、通常は横長表示する投射型ビデオプロジェクターを縦長表示する投射型ビデオプロジェクターとしても使用可能となる。
【0018】
本発明の第5の投射型ビデオプロジェクターは、映像信号を±90度回転させる映像信号回転手段と、前記映像信号回転手段を介して投射する第1の状態と映像信号回転手段を介さずに投射する第2の状態とに切り換える選択手段と前記ビデオプロジェクタ−本体内部に備えることを特徴とする。
【0019】
この本発明によると、通常は横長表示する投射型ビデオプロジェクターを縦長表示する投射型ビデオプロジェクターとしても使用可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の斜視図であり、図2は本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の側面図(a)、正面図(b)、正面図(b)から見た放電ランプ図(c)、図3は本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図である。
【0021】
以下、本発明の実施の形態1について図1〜図3に基づいて説明する。
【0022】
図1(a)、(b)において、1はビデオプロジェクタ−本体、2は投射レンズ、3はビデオプロジェクタ−本体に回動自在に取り付けられた仰角ミラーである。
【0023】
図2において、4は光源である放電ランプ、5は放電ランプの射出光を集光する反射鏡、6は集光光を折り曲げる平面鏡、7は液晶表示パネルであり、また、1はビデオプロジェクタ−本体、2は投射レンズ、3は仰角ミラーで図1と共通部分については同一符号を付している。
【0024】
また、8は投射画像を表示するスクリーンである。
【0025】
放電ランプ4からの射出光は反射鏡5で集光され、平面鏡6で折り曲げられ液晶表示パネル7を照射する。液晶表示パネル7には映像信号に基づいて照射光を変調するもので、液晶表示パネル駆動回路(図示せず)が接続されている。液晶表示パネル7上に形成された表示画像は投射レンズ2で拡大され仰角ミラー3で折り曲げられてスクリーン8に拡大投射される。9は長方形形状の液晶表示パネルの長軸、10は長方形形状の液晶表示パネルの短軸であり、長軸9がスクリーン8に対して図では上下方向になるように投射される。換言すれば、長軸9に平行な矢印(←)がスクリーン8上では図のようになるように(↑)投射される。
【0026】
図2(b)、(c)において、11は投射レンズの光軸であり、また、12は光源である放電ランプ4と反射鏡5で形成する集光光の軸であり、軸12が重量Gと直交するように放電ランプ4はビデオプロジェクター1の中に配置される(理由は後述)。
【0027】
図3は床置きされた本発明の投射型ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図であり、従来例、図8に対してスクリーン上の投射画像は縦長表示になるように投射される。
【0028】
なお、図3では投射面側の画像を鑑賞する場合を示したが、透過型スクリーンを用いて投射面側とは反対面の画像を鑑賞する背面投射も可能である。
【0029】
(実施の形態2)
図4は投射形ビデオプロジェクタ−を投射レンズ光軸に対して90度回転させて載置した図であり、図5は放電ランプの一つであるメタルハライドランプと反射鏡の断面図である。
【0030】
以下、実施の形態2について図4〜図5に基づいて説明する。
【0031】
図4のように、投射型ビデオプロジェクタ−本体を図7のような載置に対して単純に投射レンズの光軸を中心に90度回転させて机上に載置することでも縦長表示の投射画像を鑑賞することも可能である。
【0032】
上記の実施の形態の放電ランプ4として、電極間でアーク放電させるメタルハライドランプを使用した場合には、高輝度と良好な分光特性と長寿命化を得ることができるが、その反面、図4のような姿勢の使用状態であるビデオプロジェクターでは、重力の影響でアーク放電の形状が変化して、投射性能が変化することが考えられる。従って図4のような載置での縦長表示の投射は好ましくなく、図3、図8のように床置き載置し、仰角ミラーで投射画像を折り曲げた方が放電ランプには良好な条件となる。
【0033】
図5は電極間でアーク放電させるメタルハライドランプと反射鏡の断面図である。反射鏡5に対してメタルハライドランプ4aは、反射鏡5の光軸11上に電極4b,4cが並ぶように取り付けられている。
【0034】
ビデオプロジェクター本体1の内部には、放電電極4b,4cの対向方向が重力方向Gと直交する方向になるように配置するとともに、投射レンズ2と放電ランプ4,反射鏡5との間の光路系が、投射レンズ2の光軸10に対して放電ランプ4と反射鏡5で形成する集光光の軸12が直交するように配置されている。
【0035】
このように投射レンズの光軸11と放電ランプ4と反射鏡5で形成する集光光の軸12が直交するように構成することで、ビデオプロジェクター本体1の載置姿勢が図3,図7のいずれの姿勢であっても軸12、つまり放電ランプ4の放電電極4b,4cの対向方向が重力方向Gと直交することになる。
【0036】
(実施の形態3)
図6は液晶表示パネル駆動回路と投射画像±90度回転手段を含むブロック図である。
【0037】
以下、実施の形態3について図6に基づいて説明する。
【0038】
従来例の図7のように横長表示の投射画像であったり、実施例図3のように縦長表示の投射画像であったりした場合には、液晶表示パネルを駆動する映像信号を±90度回転させる機能をプロジェクター本体に持たせることが好ましい。
【0039】
本願発明の投射型ビデオプロジェクターは、映像信号を±90度回転させる±90度映像信号回転手段と、この±90度映像信号回転手段を介して投射する第1の状態と±90度映像信号回転手段を介さずに投射する第2の状態とに切り換える選択手段とを備えることで通常は横長表示する投射型ビデオプロジェクターを縦長表示する投射型ビデオプロジェクターとしても使用可能となる。
【0040】
図6に示すように外部から入力された映像信号を、±90度映像信号回転手段13を介して液晶表示パネル駆動回路14、液晶表示パネル7に信号を供給して液晶表示パネル7上での画像を±90度回転させている。±90度映像信号回転手段13の出力と液晶表示パネル駆動回路14の入力との間に介装されている選択手段15は、図7に示す使用形態の場合には±90度映像信号回転手段12を通過していない映像信号を直接液晶表示パネル駆動回路14に供給するように切り換えて使用される。
【0041】
映像信号を±90度回転させる機能は、映像信号のディジタル信号処理技術により容易に実現可能であり、本願明細書では詳しい説明は省略する。
【0042】
なお、文面全体を通して、「縦」「横」は重力方向に対して略平行方向を「縦」、直交する方向を「横」、「床面」は「横」同様、重力方向に対して直交する方向として記載している。
【0043】
また、「長軸」「短軸」は、長方形の対称軸のうち長方形の長辺に平行な対称軸を「長軸」、短辺に平行な対称軸を「短軸」、「縦長」「縦長表示」は長方形または長方形形状の投射画像の長軸が床面に略垂直、「横長」「横長表示」は長方形または長方形形状の投射画像の短軸が床面に略垂直、「上方向」は床面に略垂直で重力とは反対方向であることを意味する。
【0044】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、ビデオプロジェクタ−本体に仰角ミラーを設け、光学系本体から出射した長方形形状投射映像の長軸が床面に対して略垂直になるように、つまり縦長表示になるように画像投射する投射型ビデオプロジェクタ−を提供することが可能であり、縦長表示に適した投射画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−の
(a)側面図
(b)正面図
(c)正面図から見た放電ランプの図
【図3】本発明の実施の形態1の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図
【図4】投射形ビデオプロジェクタ−を投射レンズ光軸に対して90度回転させて載置した図
【図5】メタルハライドランプと反射鏡の断面図
【図6】液晶表示パネル駆動回路と投射画像±90度回転手段を含むブロック図
【図7】従来の床置き載置した投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図
【図8】従来の床置き載置した仰角ミラーによる投射形ビデオプロジェクタ−とスクリーンを示した図
【符号の説明】
1 ビデオプロジェクター本体
2 投射レンズ
3 仰角ミラー
4 放電ランプ
4a メタルハライドランプ
4b,4c 電極
5 反射鏡
6 平面鏡
7 液晶表示パネル
8 スクリーン
9 液晶表示パネル長軸
10 液晶表示パネル短軸
11 投射レンズの光軸
12 放電ランプ、反射鏡で形成する集光光軸
13 ±90度映像信号回転手段
14 液晶表示パネル駆動回路
15 選択手段
16 テーブル
Claims (5)
- 長方形形状の投射画面の長軸が床面に対して略垂直になるように投射することを特徴とする投射型ビデオプロジェクタ−。
- 映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に前記光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、前記光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸と前記仰角ミラーに反射されスクリーンに投射された長方形形状の投射映像の短軸が互いに平行になるように前記仰角ミラーを配置した構成であることを特徴とする投射型ビデオプロジェクタ−。
- 映像信号を再生した画像を前面から投射するように光学系本体が組み込まれたビデオプロジェクタ−本体と、ビデオプロジェクタ−本体に前記光学系本体から出射した投射映像の方向を折り曲げる位置に取り付けられた仰角ミラーとを設け、前記仰角ミラーは前記光学系本体から出射した長方形形状投射映像の短軸に平行な軸に回動自在に取り付けられられたことを特徴とする投射型ビデオプロジェクタ−。
- ビデオプロジェクタ−本体を床面あるいは床面に平行な面に載置し、前記光学系本体から上方向に出射した長方形形状投射映像を前記仰角ミラーにより折り曲げて長方形形状投射映像の長軸が床面に略垂直になるようにすることを特徴とする投射型ビデオプロジェクタ−。
- 映像信号を±90度回転させる映像信号回転手段と、前記映像信号回転手段を介して投射する第1の状態と映像信号回転手段を介さずに投射する第2の状態とに切り換える選択手段と前記ビデオプロジェクタ−本体内に備えることを特徴とする請求項2〜4記載の投射型ビデオプロジェクタ−。
Priority Applications (1)
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JP2002212021A JP2004053976A (ja) | 2002-07-22 | 2002-07-22 | 投射型ビデオプロジェクタ− |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-07-22 JP JP2002212021A patent/JP2004053976A/ja active Pending
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