JP4161641B2 - ロッドインテグレータの保持機構、照明光学系の調整機構およびこれを用いたプロジェクタ - Google Patents

ロッドインテグレータの保持機構、照明光学系の調整機構およびこれを用いたプロジェクタ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像を投写表示するプロジェクタ(投写型表示装置)に関し、特に照明光の照度の均一化を図るためのロッドインテグレータの配置位置を調整可能に保持する保持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プロジェクタでは、光源装置から射出された光(照明光)によって光変調装置(電気光学装置とも呼ぶ)を照明する。光変調装置は、光入射面(「光変調領域」あるいは「画素領域」とも呼ぶ。)に照射された光を、画像信号(画像情報)に応じて変調し、画像を表す画像光として射出する。投写光学系は、光変調装置から射出された画像光をスクリーン上に投写することにより画像を表示する。
【0003】
このようなプロジェクタでは、通常、光源装置から光変調装置までの照明光学系の光路中にロッドインテグレータを配置することにより、光変調装置を照明する光の照度の均一性が高められている。
【0004】
また、光変調装置の照明領域は、通常、ロッドインテグレータと光変調装置との間に設けられたリレーレンズ(リレー光学系)によって、ロッドインテグレータの光射出面における光の像が光変調装置上で結像されることにより照明される領域となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
プロジェクタによる投写画像はより明るいことが好ましく、光源装置から射出された照明光がより効率良く光変調領域に照射されることが望まれている。そこで、この要望を満たすために、光変調装置を照明する光のうち、光変調領域に照射されない光の量(以下、「マージン」と呼ぶ。)をできる限り小さくすることが考えられる。このマージンを小さくするためには、例えば、上記リレーレンズに対するロッドインテグレータの光射出面の位置調整が必要となる場合がある。
【0006】
一方、ロッドインテグレータの光入射面の位置が適切な位置からずれていると、光源装置から射出された光のうち、ロッドインテグレータに入射され得る光の量が減少してしまう。ロッドインテグレータに入射する光の量が減少すると、光変調装置を照明する光の照度が低くなることになる。ロッドインテグレータに入射する光量の減少を抑制して、できる限り効率良くロッドインテグレータへ光を入射させるためには、ロッドインテグレータの光入射面の位置調整が必要となる場合もある。
【0007】
以上のように、ロッドインテグレータの光入射面の位置調整を実現しつつ、ロッドインテグレータの光射出面の位置調整を行う技術を確立することが望まれている。
【0008】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、ロッドインテグレータの光入射面の位置調整を実現しつつ、ロッドインテグレータの光射出面の位置調整を行うことが可能な技術を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、ロッドインテグレータの保持機構であって、
前記ロッドインテグレータを保持するための保持体と、
前記保持体を支持するための支持体と、
を備え、
前記保持体は、
前記ロッドインテグレータを保持する保持部と、
前記保持体の姿勢を調整した後に、前記保持体の姿勢を固定するための接着固定部と、
を備え、
前記支持体は、
前記保持体に接触し、前記保持体の姿勢を調整する際に、その接触部分を略中心として互いに直交する3軸の周りに回動自在に、前記保持体を支持する支持部と、
前記接着固定部が挿入され、前記保持体の姿勢を調整した後に、接着によって前記接着固定部を固定して、前記保持体の姿勢を固定する接着溝部と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
この保持機構によれば、ロッドインテグレータの姿勢を調整することができるので、ロッドインテグレータの光入射面の位置調整を実現しつつ、ロッドインテグレータの光射出面の位置調整を行うことが可能である。
【0011】
ここで、前記接着固定部は、前記保持部で保持される前記ロッドインテグレータの中心軸に垂直な接着面を有し、
前記接着溝部は、前記支持部の接触部分を略中心とする前記3軸周りの回動に対応じて、前記接着固定部が回動することを許容する形状を有していることが好ましい。
【0012】
こうすれば、接着固定部を接着溝内で接着して固定させることにより保持体の姿勢を固定することができるとともに、前記保持体を、前記支持部の接触部分を略中心として、互いに直交する3軸周りに回動させることができる。
【0013】
上記保持機構において、
前記支持部は、前記保持部における前記ロッドインテグレータの光入射面が配置される側の端部で前記保持体を支持することが好ましい。
【0014】
こうすれば、ロッドインテグレータの光入射面の位置を基準として、光射出面側の位置調整を実現することができる。
【0015】
なお、前記支持部は、先端部が略半球状の突起で構成されることが好ましい。
【0016】
こうすれば、保持体を、支持部の接触部分を略中心として、互いに直交する3軸周りに自在に回動させることが容易である。
【0017】
また、前記保持体は、前記支持部によって支持される部分に、前記突起の先端形状に対応する形状の凹部を有することが好ましい。
【0018】
こうすれば、保持体の凹部が支持部の先端形状に対応する形状となっているので、保持体を、支持部を略中心として、互いに直交する3軸周りに自在に回動させることがより容易である。
【0019】
なお、前記凹部は、前記保持部で保持される前記ロッドインテグレータの中心軸に沿った方向に長い略半円筒形状を有するようにしてもよい。
【0020】
こうすれば、支持部に接触する保持体の位置を、凹部の長手方向に沿ってずらすことができるので、ロッドインテグレータの中心軸方向に沿った位置を調整することもできる。
【0021】
また、前記支持体は、所定の方向に沿って長い取り付けネジ穴を有するようにしてもよい。
【0022】
所定の方向を、例えば、ロッドインテグレータを利用する装置の光軸方向とすれば、保持機構全体を、光軸方向に沿ってずらすことができるので、このようにしても、ロッドインテグレータの中心軸方向に沿った位置を調整することができる。
【0023】
また、本発明は、集光光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出された集光光の照度を均一化するためのロッドインテグレータと、前記インテグレータロッドの光射出面における光の像を所定の領域で結像させて、前記所定の領域を照明するためのリレー光学系と、を備える照明光学系の調整機構であって、
上記発明のロッドインテグレータの保持機構を備えることを特徴とする。
【0024】
本発明の照明光学系の調整機構は、上記発明のロッドインテグレータの保持機構を備えているので、ロッドインテグレータの光入射面の位置調整を実現しつつ、ロッドインテグレータの光射出面の位置調整を行うことができる。これにより、照明光学系から射出される照明光を効率良く所定の領域に照射することが可能である。
【0025】
また、本発明は、画像を投写するプロジェクタであって、
集光光を射出する光源装置と、
前記光源装置から射出された集光光の照度を均一化するためのロッドインテグレータと、
光入射面から入射する光を、与えられた画像信号に応じて画像を表す画像光として射出する光変調装置と、
前記インテグレータロッドの光射出面における光の像を前記反射型光変調装置の光入射面を少なくとも含む領域で結像させるとともに、前記インテグレータロッドから射出される光を前記光変調装置の光入射面に入射させるためのリレー光学系と、
前記光変調装置から射出される画像光の表す画像を投写する投写光学系と、を備え、
上記発明のロッドインテグレータの保持機構を備えることを特徴とする。
【0026】
本発明のプロジェクタは、ロッドインテグレータの保持機構を備えているので、ロッドインテグレータの光入射面の位置調整を実現しつつ、ロッドインテグレータの光射出面の位置調整を行うことができる。これにより、ロッドインテグレータから射出される光を効率良く光変調装置の光入射面に入射させることが可能であり、より明るい投写画像を得ることができる。
【0027】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.プロジェクタの概略構成:
B.第1の実施例:
B1.ロッドインテグレータの保持機構の構成:
B2.ロッドインテグレータの保持体への搭載:
B3.ロッドインテグレータの保持機構による調整:
B4.ロッドインテグレータの保持機構による効果
C.第2の実施例:
D.変形例:
【0028】
【発明の実施の形態】
A.プロジェクタの概略構成:
図1は、本発明のロッドインテグレータの保持機構が適用されるプロジェクタの概略的な構成を示す平面図である。このプロジェクタ1000は、光源装置100と、カラーホイール200と、後述する実施例の保持機構に搭載されたロッドインテグレータ300と、リレー光学系400と、反射ミラー500と、フィールドレンズ600と、反射型光変調装置700と、投写レンズ(投写光学系)800とを、システム光軸1000axに沿って順に配置して構成されている。これらの各光学要素は、図示しない取り付けガイド上に設けられた各取り付け位置に取り付けられる。なお、以下では、光源装置100から反射ミラー500までのシステム光軸1000axに平行な方向をz方向とし、水平面内でz方向に垂直な方向をx方向とし、z方向およびx方向に垂直な方向をy方向とする。
【0029】
光源装置100から射出された光は、ロッドインテグレータ300の光入射面に効率よく入射するように、光入射面と交差するシステム光軸1000ax上の点でほぼ集束するような集光光とされる。具体的には、光源装置100は、回転楕円面形状の反射面を有する楕円リフレクタ110と、高圧水銀灯などの高圧放電灯やメタルハライドランプ等が利用される光源ランプ120とで構成される。光源ランプ120は、楕円リフレクタ110の第1焦点の位置に配置され、光源装置100から射出される光は、楕円リフレクタ110の第2焦点でほぼ集束する。ロッドインテグレータ300は、光入射面上の中心が楕円リフレクタ110の第2焦点に一致するように配置される。なお、ロッドインテグレータ300は、後述する保持機構によって保持されて、ロッドインテグレータ300の中心軸300axをシステム光軸1000axに一致させて光入射面の中心が楕円リフレクタ110の第2焦点に一致するように配置される。
【0030】
光源装置としては、回転放物面形状の反射面を有するリフレクタを用いるようにしてもよい。ただし、この場合、射出される光が略平行な光となるため、光を集光するためにはレンズを付加する必要がある。
【0031】
なお、光源ランプ120のアーク像の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDAとし、ロッドインテグレータ300の光入射面上に結像される像(以下、「2次光源像」と呼ぶ)の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDSPとし、楕円リフレクタ110の第1および第2焦点距離をf1,f2とすると、2次光源像の大きさDSPは、以下の式で表される。
【0032】
DSP=DA・f2/f1 …(1)
【0033】
上記(1)式からわかるように、第1焦点距離f1または第2焦点距離f2の異なる楕円リフレクタを適宜利用することにより、2次光源像の大きさを調整することが可能である。通常、2次光源像の大きさDSPは、ロッドインテグレータ300の光入射面の大きさよりも小さくなるように設定される。
【0034】
図2は、ロッドインテグレータ300を拡大して概略的に示す斜視図である。このロッドインテグレータ300は、4枚のガラス板を組み合わせることにより形成された略四角柱状のロッドである。また、ロッドインテグレータ300は、光入射面302から光射出面304までの内部が略矩形状の中空を有している。中空の内側面には、反射ミラーが形成されている。通常、この反射ミラーは、ガラス板に誘電体多層膜や、アルミニウム膜、銀膜等の反射膜を形成することにより形成される。
【0035】
ロッドインテグレータ300の光入射面302から内部に入射した光は、内部で反射しながら光射出面304から射出する。ロッドインテグレータ300は、内部の反射ミラーで反射を繰り返すことにより、光入射面302から入射した光の照度分布が一様でない場合においても、照度分布が一様な光に変換して光射出面304から射出する機能を有している。
【0036】
図1のリレー光学系400は、ロッドインテグレータ300の光射出面304(図2)における光の像を、反射型光変調装置700の光変調領域を含む領域上で所定の倍率で結像する機能を有しており、少なくとも1枚以上のレンズにより構成されている。なお、反射型光変調装置700の光変調領域を含む領域上で結像された光の像の領域が照明領域に相当する。
【0037】
なお、ロッドインテグレータ300の光射出面304の形状は、照明領域の輪郭形状が光変調領域の輪郭に相似となるような形状とすることが好ましい。
【0038】
反射ミラー500は、リレー光学系400から射出された光がフィールドレンズ600を介して反射型光変調装置700の光変調領域を含む領域を照明するように反射する。
【0039】
反射型光変調装置700としては、光変調領域に照射された照明光を画像信号(画像情報)に応じて各画素に対応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表す画像光を投写レンズ800の方に射出する機能を有する反射方向制御型光変調装置が利用されている。この反射方向制御型光変調装置としては、例えば、ディジタル・マイクロミラー・デバイス(DMDとも呼ばれる。テキサス・インスツルメンツ(TI)社の登録商標である。)があげられる。反射型光変調装置700から射出される画像光は、フィールドレンズ600および投写レンズ800を介して投写される。これにより、画像光の表す画像が投写表示される。
【0040】
なお、反射ミラー500は、反射ミラー500から反射型光変調装置700までのシステム光軸1000axが、反射方向制御型の光変調装置である反射型光変調装置700の反射に関する機能上の制約のために、反射型光変調装置700から投写レンズ800までのシステム光軸1000ax(反射型光変調装置700の光変調領域を含む面に垂直な中心軸700axに一致する軸)に対して所定の傾きを有するように配置されている。ただし、反射ミラー500は、光源装置100からリレー光学系400までの光学系の配置の仕方によっては省略も可能である。また、反射ミラー500は、必ずしも1枚である必要はなく、複数枚の反射ミラーを組み合わせて構成することも可能である。
【0041】
反射型光変調装置700の「光変調領域」は、照射された光を画像光として利用可能な領域、すなわち、上述の各画素に対応するマイクロミラーが形成されている領域である。なお、「所定の傾き」については、本発明において、特に問題ではないため説明を省略する。
【0042】
なお、カラーホイール200は、回転軸210axの周りに回転可能に設けられた円板状のカラーフィルタである。このカラーホイール200は、回転方向に沿って光の3原色(赤、緑、青)に対応する透過型の色フィルタが形成されており、ロッドインテグレータ300の光入射面の近傍位置もしくは出射面の近傍位置に配置される。カラーホイール200に入射する光は、カラーホイール200の回転に応じて赤、緑、青の色フィルタ領域を一定間隔で循環的に照射する。この結果、カラーホイール200を通過する光は、カラーホイール200の回転に応じて、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)と循環的に変化する。これにより、反射型光変調装置700によって循環的に形成されるR,G,Bそれぞれの画像光によって、カラー画像を表示させることが可能となる。なお、カラーホイール200は省略することも可能であり、この場合に投写される画像はモノクロ画像となる。
【0043】
B.第1の実施例:
B1.ロッドインテグレータの保持機構の構成:
ロッドインテグレータ300は、本実施例の保持機構2000に搭載されて、上記プロジェクタ1000の取り付けガイド上に取り付けられる。図3は、インテグレータ保持機構2000の概観を示す斜視図である。図4は、インテグレータ保持機構2000の分解した状態を示す分解斜視図である。図3(A)および図4(A)は、ロッドインテグレータ300の光入射面302側から見た斜視図であり、図3(B)および図4(B)は、ロッドインテグレータ300の光射出面304側から見た斜視図である。
【0044】
図3および図4に示すように、インテグレータ保持機構2000は、ロッドインテグレータ300を搭載する保持体2100と、保持体2100を支持する支持体2200とを備えている。
【0045】
図5は、保持体2100の概観を示す斜視図である。図5(A)は、ロッドインテグレータ300の光入射面302側に対応する入射側から見た斜視図であり、図5(B)は、ロッドインテグレータ300の光射出面304側に対応する射出側から見た斜視図である。保持体2100は、ロッドインテグレータ300を固定して保持するための保持面2122を有する保持部2120と、保持部2120の一方の側面側に設けられた接着固定部2130と、保持部2120の保持面2122の両方の側面に設けられた調整治具受け部2140とを有している。
【0046】
保持部2120の保持面2122には、保持面2122の裏面2128まで貫通する2つの穴2124,2126が設けられている。これらの穴2124,2126は、後述するロッドインテグレータの搭載治具を用いて保持体2100にロッドインテグレータ300を搭載する際に利用される。また、保持面2122の裏面2128の入射面側端部の中央には、後述する支持体2200の支持部2210を受けるための支持受け溝2110が設けられている。
【0047】
接着固定部2130は、保持面2122にほぼ垂直、すなわち、保持面2122に搭載されるロッドインテグレータ300の中心軸300ax(図2参照)にほぼ垂直な2つの接着面2132を有している。
【0048】
調整治具受け部2140は、保持部2120の入射側端部に設けられた第1の治具受け部2142と、射出側端部に設けられた第2の治具受け部2144とを有している。第2の治具受け部2144の側面には、後述するインテグレータ調整治具の第2の調整腕を掛合させるための掛合穴2146が設けられている。なお、2つの第1の治具受け部2142は、左右で異なった形状を有している。これは、図1に示すように、入射側近傍にカラーホイール200が配置されており、この配置のためのスペースを確保する必要があるからである。仮に、このスペースの確保が不要であるならば、2つの第1の自具受け部2142は左右で同じ形状であってもよい。また、第2の治具受け部2144においても同様である。さらに、第1の治具受け部および第2の治具受け部を連結させた一体形状とすることも可能である。
【0049】
なお、図の斜線部分2129については後述する。
【0050】
図6は、支持体2200の概観を示す斜視図である。図6(A)は、ロッドインテグレータ300の光入射面302の配置される入射側から見た斜視図であり、図6(B)は、ロッドインテグレータ300の光射出面304の配置される射出側から見た斜視図である。支持体2200は、上部に支持部2210を有する支持台2220と、支持台2220のx方向の側面で、保持体2100の接着固定部2130に対応する位置に設けられた接着溝部2230と、支持台2220および接着溝部2230を、上述した取り付けガイドの取り付け位置に取り付けるための台座部2240とを有している。
【0051】
接着溝部2230には、x方向に沿った溝が設けられている。この溝の側壁面2232は、後述するようにz軸に垂直な平面を有している。
【0052】
台座部2240の四隅には、取り付けのためのネジ穴2242−1とピン穴2242−2とが設けられている。この支持体2200、すなわち、インテグレータ保持機構2000は、図示しない取り付けガイドに設けられたピンとピン穴2242−2によって位置決めされた後取り付けネジよって2つのネジ穴2242−1を介して取り付けガイドに取り付けられる。
【0053】
支持部2210は、先端が略半球状の突起形状を有している。また、保持体2100の支持受け溝2110(図5)は、支持部2210の略半球状の突起に対応した形状の溝を有している。この溝は、z方向に長い略半円筒形状を有している。
【0054】
なお、図の斜線部分2248については、後述する。
【0055】
図3および図4の係合部2300は、保持体2100の支持受け溝2110と支持体2200の支持部2210とが係合して構成される。保持体2100は、係合部2300において、支持部2210の略半球状の先端部の中心をほぼ中心に、回動可能に支持される。回動方向は、y軸周りの回転方向と、x軸周りの回転方向と、z軸周りの回転方向である。従って、このロッドインテグレータの保持機構2000は、プロジェクタ1000(図1)に実装された状態において、y軸周りの回転により、システム光軸1000axに対するロッドインテグレータ300の中心軸300axのx方向への傾きを調整することができる。また、x軸周りの回転により、システム光軸1000axに対するロッドインテグレータ300の中心軸300axのy方向への傾きを調整することができる。さらに、z軸周りの回転により、ロッドインテグレータ300のz軸周りの傾きを調整することができる。なお、ロッドインテグレータ300の上記各傾きの調整については、さらに後述する。
【0056】
また、保持体2100の支持受け溝2110は、上述したようにz方向に長い略半円筒形状を有しており、保持体2100の支持受け溝2110内における支持部2210の位置をずらすことができるので、支持体2200に対して、保持体2100のz方向の位置をずらすことができる。これにより、このロッドインテグレータの保持機構2000は、プロジェクタ1000(図1)に実装された状態において、保持体2100に搭載されたロッドインテグレータ300の、z方向、すなわち、システム光軸1000axに沿った方向の位置を調整することも可能である。ただし、z方向の調整範囲は、後述するように固定部2400により制限される。
【0057】
図3および図4の固定部2400は、保持体2100の接着固定部2130と、支持体2200の接着溝部2230とで構成される。図7は、固定部2400を拡大して示す説明図である。図7(A)は固定部2400をy方向から見た平面図、図7(B)は固定部2400をx方向から見た側面図、図7(C)は固定部2400をz方向から見た側面図である。
【0058】
保持体2100に搭載されたロッドインテグレータ300の位置(姿勢)の調整は、上述のように、係合部2300を中心とするx軸周り、y軸周り、z軸周りの回転させることにより実行される。
【0059】
そして、保持体2100の位置(姿勢)は、接着溝部2230の溝の側壁面2232と接着固定部2130の接着面2132との隙間D1,D2に接着剤等を流し込んで硬化させることにより固定される。この結果、保持体2100の支持体2200に対する姿勢が固定されて、保持体2100に搭載されるロッドインテグレータ300の位置が固定される。
【0060】
ここで、上述のように、保持体2100に搭載されたロッドインテグレータ300の位置(姿勢)の調整は、上述のように、係合部2300を中心とするx軸周り、y軸周り、z軸周りに回転させることにより実行されるものであり、これらの回転に応じて、接着固定部2130も、図7(A),(B)および(C)に示すように、係合部2300(支持部2210)を中心としてx軸周り、y軸周り、z軸周りに回転する。このため、保持体2100に搭載されたロッドインテグレータ300を、係合部2300(支持部2210)を中心としてx軸周り、y軸周り、z軸周りに回転させるためには、接着溝2230内における接着固定部2130の係合部2300(支持部2210)を中心とするx軸周り、y軸周り、z軸周りの回転を許容する必要がある。
【0061】
従って、接着固定部2130の接着面2132と、接着溝部2230の溝の側壁面2232との隙間D1,D2を、これらの回転が可能な大きさとする必要がある。さらに、回転範囲を広げるためには、この隙間をより大きくとるほうが好ましい。
【0062】
一方、保持体2100の姿勢を固定するために、接着固定部2130の接着面2132と接着溝部2230の溝の側壁面2232との間の接着強度を確保する必要がある。この接着強度を確保するためには、接着面2132と側壁面2232との間の隙間D1,D2を小さくするほうが好ましい。
【0063】
従って、接着固定部2130の接着面2132と、接着溝部2230の溝の側壁面2232との隙間D1,D2は、接着溝2230内における接着固定部2130の回動を確保するとともに、接着強度を確保できるサイズ以内にする必要がある。
【0064】
以上の点を考慮すると、接着固定部2130の接着面2132は、保持面2122に搭載されるロッドインテグレータ300の中心軸300axにほぼ垂直な平面とすることが好ましい。また、接着溝部2230の溝の側壁面2232も平面とすることが好ましい。また、接着面2132の大きさも、接着強度を十分確保する大きさに設定することが好ましい。
【0065】
接着溝部2230の溝の側壁面2232との隙間D1,D2は、保持体2100を形成する材質や保持体2100の大きさ、接着面2132の大きさにもよるが、通常約0.3mm程度とされる。
【0066】
なお、保持体2100や支持体2200は、通常、樹脂材料を用いて形成することができる。保持体2100や支持体2200を樹脂材料によって形成する場合、支持体2200の入射面側の側面(入射側面)2248(図6)には、反射板を設けることが好ましい。図1のプロジェクタ1000において、光源装置100から射出される光は、ロッドインテグレータ300の光入射面302に入射するように集光される。この集光光は、ロッドインテグレータ300の光入射面302に入射する。従って、通常、支持体2200の入射側面2249に光が照射されることはない。しかしながら、この集光光の発生する熱によって、入射側面2248に劣化、変形等を招く場合がある。また、後述するロッドインテグレータ300の位置調整が不十分で、入射側面2248に光が照射される場合、さらにこの影響が顕著となる。入射側面2248に反射板を設けることは、この影響を防止するためである。
【0067】
同様に、保持体2100の入射面側の側面(入射側面)2129にも反射板を設けるようにしてもよい。
【0068】
また、支持体2200を耐熱性のある金属材料(アルミ,マグネシウム等)を用いて形成するようにしてもよい。保持体2100も同様である。これらの場合には、反射板を設ける必要はない。
【0069】
B2.ロッドインテグレ−タの保持体への搭載:
なお、保持体2100へのロッドインテグレータ300の搭載は、例えば、以下に示すようにして行うことができる。図8は、ロッドインテグレータ300の保持体2100への搭載方法について示す説明図である。ロッドインテグレータ300の保持体2100への搭載は、搭載治具3000を用いて実行される。図8(A)に示すように、搭載治具3000の左側の側壁3100の保持体載置面3110に、保持体2100の保持面2120が右側の側壁3200を向くように保持体2100を載置する。図9は、保持体載置面3110への保持体2100の載置方法について示す説明図である。図9に示すように、保持体載置面3110には、保持体2100の保持部2120に設けられている2つの穴2122,2124に対応する突起3112,3114が設けられている。これらの2つの突起3112,3114を2つの穴2122,2124に挿入することにより、保持体載置面3110上に保持体2100を載置する。
【0070】
図8(A)の右側の側壁3200のロッド載置面3220には、左側の保持体載置面3110に載置されている保持体2100の保持面2120に対応する位置にロッドインテグレータ300が載置されている。図10は、ロッド載置面3220へのロッドインテグレータ300の載置方法について示す説明図である。図10に示すように、ロッド載置面3220には、下側の2つの突起3222,3224と、横側の1つの突起3226とが設けられている。2つの突起3222,3224にロッドインテグレータ300の側面を接触させるとともに、1つの突起3226に光入射面304側の面を接触させて、ロッド載置面3220上にロッドインテグレータ300を載置する。なお、これらの突起3222,3224,3226は、保持体載置面3110上に載置された保持体2100の保持面2122に対応する位置に、ちょうどロッドインテグレータ300が載置されるように形成されている。
【0071】
そして、図8(B)に示すように、ロッド載置面3220を有する右側の側壁3200を、ガイド3300に沿って保持体載置面3110を有する左側の側壁3100の方向にスライドさせて、保持体2100の保持面2122とロッドインテグレータ300とを接触させて組み合わせ、接着剤で固定する。これにより、保持部2100にロッドインテグレータ300を搭載固定することができる。
【0072】
ただし、上記搭載治具3000を用いた保持体2100へのロッドインテグレータ300の搭載方法は、一例であってこれに限定されるものではない。ロッドインテグレータ300を保持体2100の保持面2122に精度よく搭載できる方法であれば、どのような搭載治具を用いてもよく、どのような方法で搭載するようにしてもよい。
【0073】
B3.ロッドインテグレータの保持機構による調整:
プロジェクタ1000(図1)に搭載された状態において、保持機構2000によるロッドインテグレータ300の位置(姿勢)の調整は、以下に示すように実行される。
【0074】
図11は、ロッドインテグレータ300の位置調整実行時における保持機構2000を拡大して示す斜視図である。保持体2100の第1の治具受け部2142の上面には、図示しない調整治具の1対の第1の調整腕AM1,AM2の先端部が上方から押し付けられている。また、保持体2100の第2の治具受け部2144には、図示しない調整治具の1対の第2の調整腕AM3,AM4が、第2の治具受け部2144の側面の穴2146(図6参照)に調整腕の側面に設けられた突起を挿入することにより掛合されている。これら第1の調整腕AM1,AM2と、第2の調整腕AM3,AM4を動かして、ロッドインテグレータ300の姿勢を調整することができる。図12は、ロッドインテグレータ300の調整可能な姿勢について示す説明図である。
【0075】
図12(A)に示すように、第1の調整腕AM1,AM2のうち、一方を下方向に下げ、これに応じて他方を上方向に上げることにより、ロッドインテグレータ300の、支持部2210を略中心とするz軸周りの回転を調整することができる。これにより、反射型光変調装置700を照明する照明領域の、光変調領域に対する傾きを調整することができる。
【0076】
図12(B)に示すように、第2の調整腕AM3,AM4を、y方向(上下方向)またはx方向(左右方向)に連動して一様に変化させることにより、支持部2210を略中心として保持体2100の射出側端部、すなわち、ロッドインテグレータ300の光射出面304側の、x軸周りの回転(上下方向への移動)またはy軸周りの回転(左右方向の移動)を調整することができる。これにより、ロッドインテグレータ300の中心軸300axの、システム光軸1000axに対するx方向への傾きおよびy方向への傾きを調整することが可能となる。これにより、ロッドインテグレータ300の中心軸300axがシステム光軸1000axに一致するように調整することができる。
【0077】
また、図12(C)に示すように、第2の調整腕AM3,AM4を、z方向(前後方向)に連動して一様に変化させることにより、ロッドインテグレータ300の光入射面302および光射出面304のz方向(システム光軸1000axに沿った方向)における位置を調整することができる。ただし、この調整範囲は、接着溝部2230の溝(図7参照)内で、接着固定部2130の接着面2132が変動可能な範囲に制限される。
【0078】
なお、これらの調整は、通常、a)z軸周りの回転の調整、b)y軸周りの回転(左右方向の移動)、c)x軸周りの回転(上下方向の移動)、d)z軸方向の移動の順に実行される。ただし、調整の順番は、これに限定されるものではなく、任意である。
【0079】
B4.ロッドインテグレータの保持機構による効果:
以上説明したように、本実施例の保持機構2000を適用すれば、ロッドインテグレータ300の光入射面の位置調整を実現しつつ、光射出面304のx方向、y方向、およびz方向の位置を調整することが可能である。また、ロッドインテグレータ300のz軸(システム光軸1000ax)周りの回転を調整することにより、反射型光変調装置700の光変調領域に対する照明領域の傾きを調整することもできる。また、この保持機構2000に搭載されたロッドインテグレータ300を用いて照明光学系を構成した場合、より効率よく光源装置から射出される光を照明光として利用することが可能となり、照明光学系から射出される照明光を効率良く所定の領域に照射することが可能である。また、この保持機構2000に搭載されたロッドインテグレータ300を用いた照明光学系を適用してプロジェクタを構成すれば、より明るい投写画像の高輝度化を図ることが可能となる。
【0080】
C.第2実施例:
図13は、第2実施例としての保持機構に適用される支持体2200Aの概観を示す斜視図である。図13(A)は、ロッドインテグレータ300の光入射面302を正面とした場合の右側面側を見た斜視図であり、図13(B)は、左側面側を見た斜視図である。
【0081】
この支持体2200Aも、第1実施例の支持体2200と同様に、上部に支持部2210を有する支持台2220Aと、支持台2220Aのx方向の側面に設けられた接着溝部2230Aと、支持台2220Aおよび接着溝部2230Aを、取り付けガイドGDの取り付け位置に取り付けるための台座部2240Aとを有している。台座部2240Aには、取り付けガイドGDへの位置決めのためのピン穴2242Bと固定のための4つのネジ穴2242Aが、支持台2220Aをはさんでz方向の両側に、設けられている。この支持体2200Aは、取り付けネジよって4つのネジ穴2242Aを介して取り付けガイドGDに固定される。図では、取り付けネジは省略されている。
【0082】
なお、4つのネジ穴2242Aおよび位置決めのためのピン穴2242Bは、z方向に長い長穴となっているため、支持体2200Aは、z方向の位置をずらすことが可能である。
【0083】
図13(B)に示すように、支持台2220Aの左側面に設けられた突起2250を、図示しない調整治具ではさんでz方向に動かすことにより、支持体2200Aのz方向の位置を移動させることができる。これにより、この支持体2200Aを含む保持機構全体のz方向の位置を調整することができる。これにより、搭載されるロッドインテグレータ300のz方向の位置を調整することが可能である。
【0084】
第1実施例の保持機構2000におけるz方向の移動範囲は、上述したように、固定部2300を構成する接着溝部2230の溝の大きさに制限されていた。しかしながら、本実施例では、ネジ穴2242Aのz方向の長さに応じた範囲でz方向の調整が可能である。従って、第2実施例は、第1実施例に比べてz方向の調整の自由度が大きい。
【0085】
また、図13(A)に示すように、支持台2220Aの右側面に設けられた突起2260は、取り付けガイドGD上に設けられた突起GPとによってストッパを構成している。これにより、支持体2200のz方向の移動範囲を積極的に制限することができる。なお、このストッパは、−z方向への移動を制限している場合を示している。これにより、例えば、図1のプロジェクタにおいて、ロッドインテグレータ300が光入射面302近傍に配置されたカラーホイール200に接触しないようにすることができる。なお、取り付けガイドGD側の突起GPを支持台2220Aの突起2260よりも+z方向側に設けて、+z方向側の移動を制限することも可能である。この場合には、例えば、ロッドインテグレータ300の光射出面304近傍にカラーホイールが配置される構成の場合に有効である。また、突起2260を挟むように2つの突起GPを取り付けガイドGDに設けるようにしてもよい。なお、このストッパは、必ずしも必要ではない。
【0086】
D.変形例:
なお、本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0087】
上記実施例では、光変調装置として反射型光変調装置としてDMDを用いたプロジェクタを例に説明しているが、これに限定するものではない。例えば、グレーティングライトバルブ(GLV:Grating Light Valve)、反射型液晶パネル等の他の反射型光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能である。また、反射型光変調装置ではなく透過型光変調装置を用いたプロジェクタにも適用可能である、透過型光変調装置としては、例えば、透過型液晶パネル等があげられる。また、プロジェクタ以外の光学装置にも適用可能である。すなわち、ロッドインテグレータを適用する光学装置であれば、種々の装置に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロッドインテグレータの保持機構が適用されるプロジェクタの概略的な構成を示す平面図である。
【図2】ロッドインテグレータ300を拡大して概略的に示す斜視図である。
【図3】インテグレータ保持機構2000の概観を示す斜視図である。
【図4】インテグレータ保持機構2000の分解した状態を示す分解斜視図である。
【図5】保持体2100の概観を示す斜視図である。
【図6】支持体2200の概観を示す斜視図である。
【図7】固定部2400を拡大して示す説明図である。
【図8】ロッドインテグレータ300の保持体2100への搭載方法について示す説明図である。
【図9】保持体載置面3110への保持体2100の載置方法について示す説明図である。
【図10】ロッド載置面3220へのロッドインテグレータ300の載置方法について示す説明図である。
【図11】ロッドインテグレータ300の位置調整実行時における保持機構2000を拡大して示す斜視図である。
【図12】ロッドインテグレータ300の調整可能な姿勢について示す説明図である。
【図13】第2実施例としての保持機構に適用される支持体2200Aの概観を示す斜視図である。
【符号の説明】
1000…プロジェクタ
1000ax…システム光軸
100…光源装置
110…楕円リフレクタ
120…光源ランプ
200…カラーホイール
210ax…回転軸
300…ロッドインテグレータ
300ax…ロッドインテグレータの中心軸(光軸)
302…光入射面
304…光射出面
400…リレー光学系
500…反射ミラー
600…フィールドレンズ
700…反射型光変調装置
700ax…中心軸
800…投写レンズ
2000…インテグレータの保持機構
2100…保持体
2110…支持受け溝
2120…保持部
2122…保持面
2128…裏面
2124,2126…穴
2129…入射側側面
2130…接着固定部
2132…接着面
2140…調整治具受け部
2142…第1の治具受け部
2144…第2の治具受け部
2146…掛合穴
2200…支持体
2210…支持部
2220…支持台
2230…接着溝部
2232…側壁面
2240…台座部
2242−1…ネジ穴
2242−2…ピン穴
2248…入射側側面
2300…係合部
2400…固定部
3000…搭載治具
3100…側壁
3110…保持体載置面
3112,3114…突起
3200…側壁
3220…ロッド載置面
3222,3224…突起
3226…突起
3300…ガイド
300ax…光軸
2200A…支持体
2220A…支持台
2230A…接着溝部
2240A…台座部
2242A…ネジ穴
2242B…ピン穴
2250…突起
2260…突起
AM1,AM2…第1の調整腕
AM3,AM4…第2の調整腕
GD…取り付けガイド
GP…突起

Claims (9)

  1. ロッドインテグレータの保持機構であって、
    前記ロッドインテグレータを保持するための保持体と、
    前記保持体を支持するための支持体と、
    を備え、
    前記保持体は、
    前記ロッドインテグレータを保持する保持部と、
    前記保持体の姿勢を調整した後に、前記保持体の姿勢を固定するための接着固定部と、
    を備え、
    前記支持体は、
    前記保持体に接触し、前記保持体の姿勢を調整する際に、その接触部分を略中心として互いに直交する3軸の周りに回動自在に、前記保持体を支持する支持部と、
    前記接着固定部が挿入され、前記保持体の姿勢を調整した後に、接着によって前記接着固定部を固定して、前記保持体の姿勢を固定する接着溝部と、
    を備える保持機構。
  2. 請求項1記載の保持機構であって、
    前記接着固定部は、前記保持部で保持される前記ロッドインテグレータの中心軸に垂直な接着面を有し、
    前記接着溝部は、前記支持部の接触部分を略中心とする前記保持体の回動に応じて、前記接着固定部が回動することを許容する形状を有している、保持機構。
  3. 請求項1または請求項2記載の保持機構であって、
    前記支持部は、前記保持部における前記ロッドインテグレータの光入射面が配置される側の端部で前記保持体に接触する、保持機構。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の保持機構であって、
    前記支持部は、先端部が略半球状の突起で構成される、保持機構。
  5. 請求項記載の保持機構であって、
    前記保持体は、前記支持部の接触部分に、前記突起の先端形状に対応する形状の凹部を有する、保持機構。
  6. 請求項5記載の保持機構であって、
    前記凹部は、前記保持部で保持される前記ロッドインテグレータの中心軸に沿った方向に長い略半円筒形状を有する、保持機構。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の保持機構であって、
    前記支持体は、所定の方向に沿って長い取り付けネジ穴を有する、保持機構。
  8. 集光光を射出する光源装置と、前記光源装置から射出された集光光の照度を均一化するためのロッドインテグレータと、前記インテグレータロッドの光射出面における光の像を所定の領域で結像させて、前記所定の領域を照明するためのリレー光学系と、を備える照明光学系の調整機構であって、
    請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のロッドインテグレータの保持機構を備える、照明光学系の調整機構。
  9. 画像を投写するプロジェクタであって、
    集光光を射出する光源装置と、
    前記光源装置から射出された集光光の照度を均一化するためのロッドインテグレータと、
    光入射面から入射する光を、与えられた画像信号に応じて画像を表す画像光として射出する光変調装置と、
    前記インテグレータロッドの光射出面における光の像を前記光変調装置の光入射面を少なくとも含む領域で結像させるとともに、前記インテグレータロッドから射出される光を前記光変調装置の光入射面に入射させるためのリレー光学系と、
    前記光変調装置から射出される画像光の表す画像を投写する投写光学系と、を備え、
    さらに、請求項1ないし請求項8のいずれかに記載のロッドインテグレータの保持機構を備える、投写型表示装置。
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