JP4028551B2 - 照明装置、照明装置システム、照明方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

照明装置、照明装置システム、照明方法、プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば、大画面映像をスクリーン上に投影するための照明装置、照明装置システム、照明方法、プログラム、および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大画面表示が可能な投写型の映像機器として、複数の光源を用いた投写型表示装置(プロジェクタ)が注目されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
ここに、特許文献1の全ての開示は、そっくりそのままここに引用(参照)することにより、一体化される。
【0004】
これらの投写型表示装置は、(1)光源から放射された光を利用して、光変調が行える光変調素子(透過型、反射型の液晶や、アレイ状に配置された微小ミラーによって反射方向を変化できるDMD(ディジタルマイクロミラーデバイス)など)を照明し、(2)外部から供給される映像信号に応じた光学像を光変調素子上に形成し、(3)光変調素子により変調された照明光である光学像を投写レンズによってスクリーン上に拡大投影するものである。
【0005】
(A)さて、大画面への拡大投影表示に関する重要な光学的特性として、その表示画面内の明るさ均一性が挙げられる。
【0006】
表示領域内の明るさ均一性については、ランプから発生された光が、中央部と周辺部とで明るさむらの少ない光束として、光変調素子に照明されることが重要である。つまり、照明光束の明るさ均一性が重要である。
【0007】
図10〜11には、光変調素子としての透過型液晶パネルと、投写レンズとをさらに用いて投写型表示装置を実現するための、複数の光源を用いた従来の照明装置がそれぞれ示されている。
【0008】
図10には、均一な照明を可能にするインテグレータと呼ばれる光学要素として、複数のレンズが二次元状に配置されたレンズアレイ122、123を用いた光学系が示されている。また、図11には、インテグレータとして四角柱状のガラスロッド125を用いた光学系が示されている。
【0009】
これらの照明装置(図10〜11参照)のランプ151、161から出射された光は、(1)楕円面鏡(凹面鏡)152、162で集光され、(2)楕円面鏡152、162の開口部から出射され、(3)複数の光束を所定の方向に反射するための合成ミラー部130の、側面が反射コーティングされた三角柱形状のプリズム131によって反射される。
【0010】
プリズム131によって反射された光束は、光束の中央付近と周辺部とでの輝度差が大きい、明るさむらのある光束である。
【0011】
そこで、照明すべき領域上の輝度均一化を図るため、プリズム131によって反射された光束を部分光束に分割後、照明すべき領域上でそれら部分光束を重畳し、照明光の均一性を向上させる。
【0012】
複数のレンズが二次元状に配置されたレンズアレイ122、123が用いられる場合(図10参照)においては、照明ユニット部120へ入射された光束は、リレーレンズ121によって、照明ユニット部120の光軸に対しておよそ平行な光束とされた後、複数の第一レンズが二次元状に配置されたレンズアレイ122によって、部分光束に分割される。各部分光束は、レンズアレイ122内の個々のレンズに対応するレンズをもつレンズアレイ123によって、レンズアレイ122内の各レンズ開口と相似形で結像し、受光部110の照明すべき領域上で重畳される。
【0013】
レンズアレイ122に入射する時点では明るさむらのある光束が様々な輝度分布をもつ各部分光束に分割され、これらの各部分光束が重畳される。このようにして、照明すべき領域内で均一性の向上された照明が実現される。
【0014】
四角柱状のガラスロッド125が用いられる場合(図11参照)においては、照明ユニット部120へ入射された光束は、ガラスロッド125の端面に入射される。ガラスロッド125の内部に入射された光は、ガラスロッド125の内部を透過あるいは全反射されながら、ガラスロッド125の入射側端面と反対側の端面から出射される。このとき、出射側端面から出射される光は、ガラスロッド125への入射角度に対応した回数分だけガラスロッド125内で全反射されるので、ガラスロッド125の出射側端面という一つの開口部から異なる角度で出射される部分光束となる。各部分光束は、リレーレンズ124によって、受光部110の照明すべき領域上で重畳される。
【0015】
ガラスロッド125に入射する時点では明るさむらのある光束が様々な輝度分布をもつ各部分光束となり、これらの各部分光束が重畳される。このようにして、照明すべき領域内で明るさ均一性の向上された照明が実現される。
【0016】
よって、照明装置(図10〜11参照)を用いた投写型表示装置は、照明を行う面に配置した光変調素子としての液晶パネル(図示省略)によって形成された画像を、投写レンズ(図示省略)を介してスクリーン(図示省略)上に拡大することで、明るさ均一性の高い映像を映し出すことができる。
【0017】
(B)また、図12には、上述した照明装置と同様の構成を有する、9台の照明装置300を用いて透過型のマルチ画面500の後方から投写を行い、スクリーン上に一つのまとまった映像をマルチ画面500によって形成する照明装置システムが示されている。
【0018】
複数の照明装置300を用いて一つのまとまった映像を表示する照明装置システム(図12参照)を利用することにより、より解像度の高い映像の表示や多くの情報の同時表示を実現することができる。
【特許文献1】
特開2000−171901号公報
【発明が解決しようとする課題】
【0019】
(A)ところで、このように複数の光源を用いた光学系では、複数の光源全てが同時に使用されず、ユーザのマニュアル操作に応じて複数の光源の内の一部が使用される場合があることに、本発明者は気付いた。
【0020】
より具体的に述べると、照明装置などによく使用される光源である高圧水銀ランプの寿命は、約2000〜5000時間であって、セットの寿命約5〜10年に比べてかなり短い。このため、表示画面内の明るさが特に要求されない場合や、少しでもランプ交換までの時間を延ばしたい場合などには、複数の光源の内の一部が使用されることが多い。
【0021】
また、複数の光源が使用されていても、突然のランプ破裂や不点灯などのトラブルが発生してしまった場合などには、複数の光源の内の一部が使用されることになる。
【0022】
しかしながら、複数の光源を用いた光学系では、全ての光源が使用される状態のみを想定して均一な照明が可能であるようにデバイス設計が行われている。要するに、複数の光源を用いた光学系では、複数の光源全てが使用されない場合に、表示画面内の明るさ均一性が劣化することがあった。
【0023】
(B)また、複数の照明装置を用いて一つのまとまった映像を表示する照明装置システムにおいては、図13に示されているように、一つのまとまった映像内で明るさが波打つように変化する現象が発生してしまう場合があることに、本発明者は気付いた。
【0024】
より具体的に述べると、3×3のマルチ画面500は、各照明装置に対応する小画面の中央部に最も明るい部分を有し、同小画面の周辺部に最も暗い部分を有するために、一つのまとまった映像内では、(1)縦軸方向の輝度分布がグラフ601のような三つのピークを有する山形を呈し、(2)横軸方向の輝度分布がグラフ602のような三つのピークを有する山形を呈してしまう。
【0025】
しかしながら、このように一つのまとまった映像内で明るさが波打つように変化する現象は、多くのユーザにとって美的ではない。要するに、複数の照明装置を用いて一つのまとまった映像を表示する照明装置システムでは、表示品位が低下してしまうことがあった。
【0026】
本発明は、上記従来のこのような課題を考慮し、たとえば、投写表示における表示品質をより向上することができる照明装置、照明装置システム、照明方法、プログラム、および記録媒体を提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
第1の本発明は、光を生成する複数個の光源と、
前記複数個の光源の全部または一部によって生成された光を反射かつ合成する光反射合成手段と、
前記反射された光の反射光路を調節できるように、前記光反射合成手段を位置変更可能に保持する光反射合成手段保持手段と
前記反射された光を重畳する光重畳手段と、
前記重畳された光の強度分布を測定する光強度分布測定手段と、を備え
前記調節は、前記測定の結果に基づいて行われる、照明装置である。
【0029】
の本発明は、前記反射された光を回転する光回転手段をさらに備えた第1の本発明の照明装置である。
【0030】
の本発明は、前記光反射合成手段は、プリズムまたはミラーを利用して構成されている第1の本発明の照明装置である。
【0031】
の本発明は、前記光重畳手段は、レンズアレイまたはガラスロッドを利用して構成されている第の本発明の照明装置である。
【0032】
の本発明は、複数台の第1の本発明の照明装置を備え、
前記各照明装置の光反射合成手段の位置変更は、あらかじめ定められた所定の関係を満足するように行われる照明装置システムである
【0033】
の本発明は、複数個の光源の全部または一部によって生成された光を反射かつ合成する光反射合成手段を、前記反射された光の反射光路を調節できるように位置変更可能に保持する光反射合成手段保持ステップと、
前記反射された光の反射光路を調節する反射光路調節ステップと
前記反射された光を重畳する光重畳ステップと、
前記重畳された光の強度分布を測定する光強度分布測定ステップと、を備え
前記調節は、前記測定の結果に基づいて行われる、照明方法である。
【0035】
の本発明は、第の本発明の照明方法の反射光路調節ステップをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0036】
の本発明は、第の本発明のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明にかかる実施の形態について、図面を参照しつつ説明を行う。
【0038】
(実施の形態1)
はじめに、本発明にかかる実施の形態1の照明装置の概略構成図である図1を参照しながら、本実施の形態の照明装置の構成について説明する。
【0039】
本実施の形態の照明装置は、ランプユニット部150、160と、合成ミラー部調整機構140と、合成ミラー部130と、照明ユニット部120と、受光部110とを備えている。
【0040】
本実施の形態の照明装置の特徴は、合成ミラー部調整機構140を備えている点にある。
【0041】
ここで、本実施の形態の照明装置の構成についてより詳細に説明する。
【0042】
ランプユニット部150は、不活性ガス等が封入されたアーク放電によって発光体を形成するためのガラス管をもつ超高圧水銀灯のランプ151と、楕円面鏡152とを有する手段である。ランプ151の発光部は、楕円面鏡152の第一の焦点に配置されている。
【0043】
ランプユニット部160は、ランプユニット部150と同様な構成を有しており、ランプ161と楕円面鏡162とを有する手段である。ランプ161の発光部は、楕円面鏡162の第一の焦点に配置されている。
【0044】
ここに、ランプユニット部150、160は、通常は常時点灯される光源であり、(1)ランプユニット部150の光軸とランプユニット部160の光軸とが一致し、(2)ランプユニット部150の光軸(すなわち、ランプユニット部160の光軸)が照明ユニット部120の光軸とほぼ直交し、(3)楕円面鏡152の第二の焦点と楕円面鏡162の第二の焦点とはプリズム131の反射面とほぼ一致するように配置されている。光軸に関しては一点鎖線で図示されているが、焦点に関しては図示が省略されている。
【0045】
合成ミラー部130は、ランプユニット部150、160から出射される光束を照明ユニット部120側へ反射するためのミラー面である側面が金属反射膜や誘電体多層膜などの反射膜でコーティングされた三角柱状のプリズム131を有する手段である。
【0046】
プリズム131の側面は、楕円面鏡152の第二の焦点の近傍(すなわち、楕円面鏡162の第二の焦点の近傍)に配置されている。
【0047】
合成ミラー部調整機構140は、互いにほぼ直交するランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が平行に保たれるように合成ミラー部130を移動させて、その位置を調整するための手段である。
【0048】
ここに、合成ミラー部130の移動は、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に平行な平行移動と、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面の法線に関する回転移動との合成移動として行われる。
【0049】
本実施の形態の照明装置の特徴的な構成要素である合成ミラー部調整機構140の役割に関しては、より詳細に後述される。
【0050】
照明ユニット部120は、照明領域に合わせた光束の成形および均一化を可能とするリレーレンズ121、124と、均一性の高い照明を可能とするインテグレータとしてのレンズアレイ122、123とを有する手段である。
【0051】
レンズアレイ122は、二次元状に配置された複数の第一レンズを有している。レンズアレイ123は、レンズアレイ122内の個々の第一レンズに対応する二次元状に配置された複数の第二レンズを有している。
【0052】
なお、ランプユニット部150、160は本発明の光源に対応し、合成ミラー部130は本発明の光反射合成手段に対応し、合成ミラー部調整機構140は本発明の光反射合成手段保持手段に対応し、照明ユニット部120は本発明の光重畳手段に対応する。また、本実施の形態の照明装置は本発明の照明装置に対応する。
【0053】
つぎに、主として図1を参照しながら、本実施の形態の照明装置の動作について説明する。
【0054】
なお、本実施の形態の照明装置の動作について説明しながら、本発明の照明方法の一実施の形態についても説明する。
【0055】
合成ミラー部調整機構140は、プリズム131の対称面(底面に垂直な対称面)が、ランプユニット部150、160の光軸とほぼ直交し、照明ユニット部120の光軸を含むように、合成ミラー部130の位置をニュートラル位置(ランプ151、161が二つとも使用されるという想定で均一な照明が可能な位置であって、後述の図2においては点線を利用して図示されている位置である)に調整する。
【0056】
ランプ151は、アーク放電によって生成された光を、楕円面鏡152の第一の焦点近傍から放射する。楕円面鏡152は、楕円面鏡152の第一の焦点近傍から放射された光を、プリズム131のランプユニット部150側の側面上の小さな光スポットとして楕円面鏡152の第二の焦点の近傍に集光する。プリズム131は、小さな光スポットとして楕円面鏡152の第二の焦点の近傍に集光された光を、その光スポットを起点として照明ユニット部120の光軸方向に反射する。
【0057】
同様に、ランプ161は、アーク放電によって生成された光を、楕円面鏡162の第一の焦点近傍から放射する。楕円面鏡162は、楕円面鏡162の第一の焦点近傍から放射された光を、プリズム131のランプユニット部160側の側面上の小さな光スポットとして楕円面鏡162の第二の焦点の近傍に集光する。プリズム131は、小さな光スポットとして楕円面鏡162の第二の焦点の近傍に集光された光を、その光スポットを起点として照明ユニット部120の光軸方向に反射する。
【0058】
リレーレンズ121は、それら照明ユニット部120の光軸方向に反射された光を、外側に広がっていかないように照明ユニット部120の光軸とおよそ平行な光束に変換する。
【0059】
レンズアレイ122は、照明ユニット部120の光軸におよそ平行な光束を、複数の第一レンズを利用して部分光束に分割する。
【0060】
レンズアレイ123は、分割された部分光束を、複数の第二レンズおよびリレーレンズ124を利用してレンズアレイ122内の各レンズ開口と相似形で結像させて受光部110の上で重畳させる。
【0061】
かくして、明るさむらのある光束が様々な輝度分布をもつ部分光束に分割され、分割された各部分光束が重畳されることによって、均一性の高い照明が照明すべき領域内で実現されるわけである。
【0062】
ここで、本実施の形態の照明装置の特徴的な構成要素である合成ミラー部調整機構140の役割に関して詳細に述べる。
【0063】
(A)前述したように、表示画面内の明るさが特に要求されない場合や、少しでもランプ交換までの時間を延ばしたい場合や、突然のランプ破裂や不点灯などのトラブルが発生してしまった場合などには、ランプ151、161は二つ同時に使用されない。
【0064】
このようなときには、合成ミラー部調整機構140が合成ミラー部130を移動させてその位置を調整する。
【0065】
より具体的に述べると、本発明にかかる実施の形態1の合成ミラー部調整機構140による調整方向を説明する略平面図である図2に示されているように、ランプ151のみが使用されランプ161が使用されない場合には、合成ミラー部調整機構140(図2においては図示省略されている)は、合成ミラー部130の位置を、前述のニュートラル位置から、(1)矢印Aで図示されたランプユニット部150の光軸方向に沿って、ランプユニット部160側へずらし、(2))矢印Bで図示された照明ユニット部120の光軸方向に沿って、照明ユニット部120側へずらす。
【0066】
このような合成ミラー部130の位置の調整が行われることにより、リレーレンズ121は、プリズム131によって照明ユニット部120の光軸方向に反射されたランプ151からの光を、照明ユニット部120の光軸と平行な光束に変換することができる。
【0067】
かくして、ランプ151のみが使用される場合においても、均一性の高い照明が可能となる。
【0068】
(B)なお、実際の光学系(特にアークランプ等が使用される光学系)では、ガラス管球内の発光部分は、ガラス管球内に封入された不活性ガス等の対流により上方へ弓なりに変形され、光軸に対して回転対称な輝度分布が形成されないことが多い。
【0069】
そもそも、ランプ一つ一つの出力が異なっており、光学要素の配置誤差、形状公差、ミラーやレンズの面内の反射率、透過率のばらつきなどがどうしても発生するため、設計通りにデバイス作成を行っても、照明領域内において完全に均一な照明(すなわち、中央部と周辺部の輝度の差が少なく、光軸に対して回転対称な輝度分布をもつ照明領域が得られるような照明)が実現されることは少ない。
【0070】
前述した合成ミラー部調整機構140による合成ミラー部130の位置の調整は、このような照明領域内の輝度分布の不均一性を解消するためにも有効である。
【0071】
(C)また、ランプ151、161のランプ出力が相異なる場合であっても、ランプ151、161の輝度分布の中心は、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面内に存在することが普通である。このため、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が平行に保たれるような合成ミラー部130の移動によって、ランプ151、161の輝度分布を適切に調整することができ、照明の均一性(特に、ランプユニット部150の光軸方向の均一性)をかなり向上させることが可能である。
【0072】
以上においては、実施の形態1について詳細に説明した。
【0073】
(1)なお、本発明の光反射合成手段の位置変更は、上述した本実施の形態においては、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が平行に保たれるような合成ミラー部130の移動であった。
【0074】
しかし、これに限らず、本発明の光反射合成手段の位置変更は、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が傾けられるような合成ミラー部130の移動であってもよい。
【0075】
より具体的に述べると、このような合成ミラー部130の移動は、ランプユニット部150の光軸に関する回転移動であってもよい。ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に関するランプ151、161の高さが相異なる場合であっても、このような回転移動によって、ランプ151、161の輝度分布を適切に調整することができ、照明の均一性(特に、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面の法線方向の均一性)をかなり向上させることが可能である。
【0076】
もちろん、本発明の光反射合成手段の位置変更は、このような、(a)ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が平行に保たれるような合成ミラー部130の移動と、(b)ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が傾けられるような合成ミラー部130の移動とが、組み合わされた移動であってもよい。
【0077】
ここで、合成ミラー部調整機構のより具体的な構成および動作の一例について、本発明にかかる一実施の形態の照明装置の合成ミラー部調整機構の概略構成図である図3を参照しながら説明する。
【0078】
合成ミラー部130は第一の移動基板170上に固定されており、第一の移動基板170は第二の移動基板171上に配置されている。
【0079】
また、第二の移動基板171に設けられた突起172a、172bは、第一の移動基板170に形成された長孔173a、173bに嵌合されている。
【0080】
第一の移動基板170のランプユニット部150の光軸方向に直交する方向に関する移動は、第一の移動基板170の側面に形成された歯部174に噛み合う小歯車および大歯車が一体となった減速歯車175および減速歯車175と噛み合うウォーム歯車176がモータ177によって駆動されることにより、行われる。
【0081】
より具体的には、減速歯車175がモータ177の一方の方向の回転駆動によって回転されると、第一の移動基板170は第二の移動基板171上を左向きに移動する。また、減速歯車175がモータ177の他方の方向の回転駆動によって回転されると、第一の移動基板170は第二の移動基板171上を右向きに移動する。
【0082】
かくして、第一の移動基板170は、第二の移動基板171上においてランプユニット部150の光軸方向に直交する方向に関して移動可能となっている。
【0083】
また、第二の移動基板171は、第三の移動基板186上に載置されている。
【0084】
第一の移動基板170のランプユニット部150の光軸方向に関する移動は、第二の移動基板171の端面に形成された歯部179に噛み合う小歯車および大歯車が一体となった減速歯車182および減速歯車182と噛み合うウォーム歯車181がモータ180によって駆動されることにより、行われる。
【0085】
より具体的には、減速歯車182がモータ180の一方の方向の回転駆動によって回転されると、第一の移動基板170は第二の移動基板171とともに固定基板178上を奧向きに移動する。また、減速歯車182がモータ180の他方の方向の回転駆動によって回転されると、第一の移動基板170は第二の移動基板171とともに固定基板178上を手前向きに移動する。
【0086】
かくして、第一の移動基板170は、第二の移動基板171上においてランプユニット部150の光軸方向に関して移動可能となっている。
【0087】
また、第二の移動基板171は、ランプユニット部150の光軸と平行に設けられた支軸183を中心にして回転可能に支持されている。
【0088】
そして、減速機構185を介しモータ184の回転駆動によって上下されるピン(図示省略)が、固定基板178の下方に設けられた孔(図示省略)を通じて、第三の移動基板186の下面に当接している。
【0089】
かくして、第一の移動基板170は、第二の移動基板171、第三の移動基板186とともに、支軸183を中心にして回転可能となっている。
【0090】
以上の説明により明らかなように、合成ミラー部調整機構は、合成ミラー部130のプリズム131を空間的に連続移動することができる。
【0091】
(2)また、本発明の光源は、上述した本実施の形態においては、超高圧水銀灯のランプ151、161を有していた。しかし、これに限らず、本発明の光源は、高圧水銀灯のランプや、その他にも発光効率が優れているランプとして用いられるメタルハライドランプや、キセノンランプや、ハロゲンランプなどを有していてもよい。
【0092】
(3)また、本発明の光源は、上述した本実施の形態においては、二つのランプ151、161を有していた。しかし、これに限らず、本発明の光源は、任意の組み合わせで点灯される二つ以上のランプを有していてもよい。
【0093】
より具体的に述べると、本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である図4に示されているように、ランプ151、161に加えて、通常は常時点灯される光源であるランプ151′、161′をさらに備えた(つまり、合計四つのランプ151、161、151′、161′を備えた)照明装置も、本発明に含まれる。
【0094】
このような照明装置は、ランプユニット部150、160、150′、160′と、合成ミラー部調整機構140′と、合成ミラー部130′と、照明ユニット部120と、受光部110とを備えている。
【0095】
ランプユニット部150′は、ランプユニット部150と同様な構成を有しており、ランプ151′と楕円面鏡152′とを有する手段である。ランプ151′の発光部は、楕円面鏡152′の第一の焦点に配置されている。
【0096】
ランプユニット部160′は、ランプユニット部160と同様な構成を有しており、ランプ161′と楕円面鏡162′とを有する手段である。ランプ161′の発光部は、楕円面鏡162′の第一の焦点に配置されている。
【0097】
ここに、ランプユニット部150′、160′は、(1)ランプユニット部150′の光軸とランプユニット部160′の光軸とが一致し、(2)ランプユニット部150′の光軸(すなわち、ランプユニット部160′の光軸)が照明ユニット部120の光軸とほぼ直交し、(3)楕円面鏡152′の第二の焦点と楕円面鏡162′の第二の焦点とはプリズム131′の反射面とほぼ一致するように配置されている。光軸に関しては一点鎖線で図示されているが、焦点に関しては図示が省略されている。
【0098】
そして、ランプユニット部150の光軸とランプユニット部150′の光軸とは、ほぼ直交している。
【0099】
合成ミラー部130′は、ランプユニット部150、160、150′、160′から出射される光束を照明ユニット部120側へ反射するためのミラー面である側面を反射膜でコーティングされた四角錐状(ピラミッド形状)のプリズム131′を有する手段である。
【0100】
プリズム131′の側面は、楕円面鏡152の第二の焦点の近傍(すなわち、楕円面鏡162の第二の焦点の近傍)に配置されている。また、プリズム131′の側面は、楕円面鏡152′の第二の焦点の近傍(すなわち、楕円面鏡162′の第二の焦点の近傍)に配置されている。
【0101】
合成ミラー部調整機構140′は、互いにほぼ直交するランプユニット部150の光軸およびランプユニット部150′の光軸を含む平面に対してプリズム131′の底面が平行に保たれるように合成ミラー部130′を移動させて、その位置を調整するための手段である。
【0102】
ここに、合成ミラー部130′の移動は、ランプユニット部150の光軸およびランプユニット部150′の光軸を含む平面に平行な平行移動と、ランプユニット部150の光軸およびランプユニット部150′の光軸を含む平面の法線に関する回転移動との合成移動として行われる。
【0103】
なお、ランプユニット部150、160、150′、160′は本発明の光源に対応し、合成ミラー部130′は本発明の光反射合成手段に対応し、合成ミラー部調整機構140′は本発明の光反射合成手段保持手段に対応する。
【0104】
以上では、四つのランプを備えた照明装置の具体例について詳細に説明したが、本発明の光反射合成手段や光反射合成手段保持手段の構成を光源の個数に応じた構成とすることにより、三つまたは五つ以上の光源を備えた本発明の照明装置を実現することも可能である。
【0105】
(4)また、本発明の光反射合成手段は、上述した本実施の形態においては、プリズム131を有していた。しかし、これに限らず、本発明の光反射合成手段は、(1)エッジで貼り併せられた二枚のミラーを有していてもよいし、(2)エッジで貼り併せられてはいない二枚のミラー(たとえば、本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である図5に示されているような、合成ミラー部調整機構1140によって、ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に垂直な軸Zの回りに回転移動されるミラー1131、および合成ミラー部調整機構1140′によって、ランプユニット部160の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に垂直な軸Z′の回りに回転移動されるミラー1131′)を有していてもよい。
【0106】
(5)また、本発明の光源は、上述した本実施の形態においては、楕円面鏡152、162を有していた。しかし、これに限らず、本発明の光源は、放物面鏡などを有していてもよい。
【0107】
(6)また、本発明の光重畳手段は、上述した本実施の形態においては、レンズアレイ122、123を有していた。しかし、これに限らず、本発明の光重畳手段は、本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である図6に示されているように、ガラスロッド125などを有していてもよい。
【0108】
(7)また、本発明の光重畳手段は、上述した本実施の形態においては、リレーレンズ121、124を有していた。しかし、これに限らず、本発明の光重畳手段は、ミラー、組み合わされた複数個の単レンズなどを有していてもよいし、(光学系の構成によっては)このような光学要素を有していなくてもよい。
【0109】
(8)また、本発明の照明装置は、光重畳手段によって重畳された光の強度分布を測定する光強度分布測定手段をさらに備え、光反射合成手段の位置変更は、その測定の結果に基づいて行われるものである
【0110】
より具体的に述べると、本実施の形態の照明装置は、本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である図7に示されているように、ハーフミラー101を利用して、受光部110の中央部および周辺部の光量に比例した光量を測定するための、受光部110と等価な位置に配置された二次元状に配置された複数個の光センサを有する光強度分布測定手段102を備えていてもよい。そして、合成ミラー部調整機構140は、アクチュエータ(図示省略)を利用して、合成ミラー部130の位置変更を、前述の光量測定結果に応じ、自動調節またはユーザのマニュアル操作に応じた手動調節を利用してオンタイムで行ってもよい。
【0111】
もちろん、受光部110における光の強度分布は、ハーフミラー101を利用して光路を分割するように配置された光強度分布測定手段102を利用するのではなく、ハーフミラー101や光強度分布測定手段102以外の手段を利用して測定されてもよい。
【0112】
より具体的に述べると、受光部110における光の強度分布は、受光部110の近傍における光強度分布として測定されてもよいし、光変調素子(後述)上の像の投射が投写レンズ(後述)によって行われるスクリーン上における光強度分布として測定されてもよい。
【0113】
(9)また、本発明の照明装置は、光反射合成手段によって反射された光を回転する光回転手段をさらに備えていてもよい。
【0114】
(10)また、本発明の照明装置は、単数または複数の画像表示デバイス(たとえば、透過型の液晶パネル、透過型ライトバルブ、反射型ライトバルブ、アレイ状に配置された微小ミラーによって反射方向を変化できるミラーパネル、光書き込み方式の光変調素子など)をさらに備えていてもよい。
【0115】
より具体的に述べると、本実施の形態の照明装置は、本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である図8に示されているように、透過型の液晶パネル103を備えていてもよい。
【0116】
(11)また、本発明の照明装置は、色分解および色合成を行うための光学要素(たとえば、プリズム、フィルタ、ミラーなど)をさらに備えていてもよい。
【0117】
(12)また、本発明の照明装置は、投写表示を行う投写型表示装置を実現するための投写レンズをさらに備えていてもよい。
【0118】
より具体的に述べると、本実施の形態の照明装置は、図8に示されているように、投写面105に対して投写表示を行うための投写レンズ104をさらに備えていてもよい。
【0119】
なお、上述のような、透過型の液晶パネルなどの画像表示デバイスと投写レンズとを備えた照明装置は、投写型表示装置と呼ばれることが多い。
【0120】
(実施の形態2)
はじめに、本発明にかかる実施の形態2の投写型表示装置および同投写型表示装置による投写表示の説明図である図9を主として参照しながら、本実施の形態の投写型表示装置の構成について説明する。
【0121】
本実施の形態の投写型表示装置は、上述の本実施の形態の照明装置と同様の構成を有する9台の投写型表示装置200を備えている。
【0122】
ただし、前述したように、投写型表示装置200は、透過型の液晶パネルなどの画像表示デバイスと投写レンズとを備えている。
【0123】
本実施の形態においては、それぞれの投写型表示装置200の合成ミラー部調整機構140(図1参照)は、(a)ランプユニット部150(図1参照)の光軸および照明ユニット部120(図1参照)の光軸を含む平面に対してプリズム131(図1参照)の底面が平行に保たれるような平行移動と、(b)ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が傾けられるような移動とが組み合わされた回転移動を利用して、合成ミラー部130(図1参照)を位置変更可能な手段である。
【0124】
なお、本実施の形態の投写型表示装置は、本発明の照明装置システムに対応する。
【0125】
つぎに、図1および9を主として参照しながら、本実施の形態の投写型表示装置の動作について説明する。
【0126】
以下においては、本実施の形態の投写型表示装置の動作の特徴を示す合成ミラー部調整機構140(図1参照)の動作について説明する。
【0127】
それぞれの投写型表示装置200の合成ミラー部調整機構140(図1参照)は、(a)ランプユニット部150(図1参照)の光軸および照明ユニット部120(図1参照)の光軸を含む平面に対してプリズム131(図1参照)の底面が平行に保たれるような平行移動と、(b)ランプユニット部150の光軸および照明ユニット部120の光軸を含む平面に対してプリズム131の底面が傾けられるような移動とが組み合わされた回転移動を利用して、合成ミラー部130(図1参照)を駆動する。
【0128】
それぞれの投写型表示装置200の合成ミラー部130(図1参照)は、合成ミラー部調整機構140(図1参照)によるこのような位置変更によって、3×3のマルチ画面500の全体における中央部が最も明るく周辺部が最も暗くなるように、位置が調整される。
【0129】
より具体的に述べると、それぞれの投写型表示装置200の合成ミラー部130は、3×3のマルチ画面500の全体では、(1)縦軸方向の輝度分布がグラフ501のような中央部に一つのピークを有する山形を呈し、(2)横軸方向の輝度分布がグラフ502のような中央部に一つのピークを有する山形を呈するように、位置が調整される。
【0130】
たとえば、マルチ画面500に向かって最も右側(矢印Xの向きが右向きである)かつ最も上側(矢印Yの向きが上向きである)にある投写型表示装置200に関して述べると、合成ミラー部130は、対応する小画面の左下部に最も明るい部分を有し、同小画面の右上部に最も暗い部分を有するように、その位置が調整される。また、マルチ画面500に向かって最も左側かつ最も下側にある投写型表示装置200に関して述べると、合成ミラー部130は、対応する小画面の右上部に最も明るい部分を有し、同小画面の左下部に最も暗い部分を有するように、その位置が調整される。
【0131】
かくして、3×3のマルチ画面500の全体においては、中央部を最大として、中央部から周辺部に向かって輝度勾配が生じるような、品位の高い表示が実現される。
【0132】
なお、本発明に関連する発明のプログラムは、上述した本発明の照明装置、および照明装置システムの全部または一部の手段(または、装置、素子等)の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0133】
また、本発明または本発明に関連する発明のプログラムは、上述した本発明の照明方法の全部または一部のステップ(または、工程、動作、作用等)の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
【0134】
また、本発明に関連する発明の記録媒体は、上述した本発明の照明装置、および照明装置システムの全部または一部の手段(または、装置、素子等)の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体である。
【0135】
また、本発明または本発明に関連する発明の記録媒体は、上述した本発明の照明方法の全部または一部のステップ(または、工程、動作、作用等)の全部または一部の動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを担持した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記動作を実行する記録媒体である。
【0136】
なお、本発明の上記「一部の手段(または、装置、素子等)」とは、それらの複数の手段の内の、一つまたは幾つかの手段を意味し、本発明の上記「一部のステップ(または、工程、動作、作用等)」とは、それらの複数のステップの内の、一つまたは幾つかのステップを意味する。
【0137】
また、本発明の上記「手段(または、装置、素子等)の機能」とは、前記手段の全部または一部の機能を意味し、本発明の上記「ステップ(または、工程、動作、作用等)の動作」とは、前記ステップの全部または一部の動作を意味する。
【0138】
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0139】
また、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
【0140】
また、記録媒体としては、ROM等が含まれ、伝送媒体としては、インターネット等の伝送媒体、光・電波・音波等が含まれる。
【0141】
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
【0142】
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
【0143】
【発明の効果】
以上述べたところから明らかなように、本発明は、投写表示における表示品質をより向上することができるという長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる実施の形態1の照明装置の概略構成図である。
【図2】 本発明にかかる実施の形態1の合成ミラー部調整機構140による調整方向を説明する略平面図である。
【図3】 本発明にかかる一実施の形態の照明装置の合成ミラー部調整機構の概略構成図である。
【図4】 本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である。
【図5】 本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である。
【図6】 本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である。
【図7】 本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である。
【図8】 本発明にかかる一実施の形態の照明装置の概略構成図である。
【図9】 本発明にかかる実施の形態2の投写型表示装置および同投写型表示装置による投写表示の説明図である。
【図10】 従来の照明装置の概略構成図である。
【図11】 従来の照明装置の概略構成図である。
【図12】 従来の照明装置システムの説明図である。
【図13】 従来の照明装置システムによる投写表示の説明である。
【符号の説明】
110 受光部
120 照明ユニット部
121 リレーレンズ
122 レンズアレイ
123 レンズアレイ
124 リレーレンズ
130 合成ミラー部
131 プリズム
140 合成ミラー部調整機構
150 ランプユニット部
151 ランプ
152 楕円面鏡
160 ランプユニット部
161 ランプ
162 楕円面鏡

Claims (8)

  1. 光を生成する複数個の光源と、
    前記複数個の光源の全部または一部によって生成された光を反射かつ合成する光反射合成手段と、
    前記反射された光の反射光路を調節できるように、前記光反射合成手段を位置変更可能に保持する光反射合成手段保持手段と
    前記反射された光を重畳する光重畳手段と、
    前記重畳された光の強度分布を測定する光強度分布測定手段と、を備え
    前記調節は、前記測定の結果に基づいて行われる、照明装置。
  2. 前記反射された光を回転する光回転手段をさらに備えた請求項1記載の照明装置。
  3. 前記光反射合成手段は、プリズムまたはミラーを利用して構成されている請求項1記載の照明装置。
  4. 前記光重畳手段は、レンズアレイまたはガラスロッドを利用して構成されている請求項記載の照明装置。
  5. 複数台の請求項1記載の照明装置を備え、
    前記各照明装置の光反射合成手段の位置変更は、あらかじめ定められた所定の関係を満足するように行われる照明装置システム。
  6. 複数個の光源の全部または一部によって生成された光を反射かつ合成する光反射合成手段を、前記反射された光の反射光路を調節できるように位置変更可能に保持する光反射合成手段保持ステップと、
    前記反射された光の反射光路を調節する反射光路調節ステップと
    前記反射された光を重畳する光重畳ステップと、
    前記重畳された光の強度分布を測定する光強度分布測定ステップと、を備え
    前記調節は、前記測定の結果に基づいて行われる、照明方法。
  7. 請求項記載の照明方法の反射光路調節ステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. 請求項記載のプログラムを担持した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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