JP2000171901A - 照明光学装置および投写型表示装置 - Google Patents

照明光学装置および投写型表示装置

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JP2000171901A
JP2000171901A JP11269870A JP26987099A JP2000171901A JP 2000171901 A JP2000171901 A JP 2000171901A JP 11269870 A JP11269870 A JP 11269870A JP 26987099 A JP26987099 A JP 26987099A JP 2000171901 A JP2000171901 A JP 2000171901A
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light
optical device
lens
illumination optical
array plate
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JP11269870A
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Takaaki Tanaka
孝明 田中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の光源を用いた場合、光源からの光を効率
よく均一に画像形成手段に照明できないという課題。 【解決手段】複数の光源30,31と、楕円面鏡32,
33と、光の進行方向を所定の方向に反射する反射プリ
ズム34と、プリズム34からの光が入射し実質上平行
な光を出射する集光レンズ35と、2枚のレンズアレイ
板36,37とを備えた照明光学装置39とその照明光
学装置を用いた投写型表示装置であって、照明光学装置
39の光軸に対する複数の光源からの光の光軸の偏芯量
dを一定の値に規定することにより、複数の光源からの
光を、画像形成手段に、非常に効率よく、均一に照明す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を画
像形成手段に照明する照明光学装置と、画像形成手段に
形成される画像を照明光で照射し、投写レンズによりス
クリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】大画面の画像を得るために、映像信号に
応じた光学像を形成する小型の画像形成手段に、光源か
らの光を照明し、投写レンズによりその光学像をスクリ
ーン上に投写、拡大する投写型表示装置が用いられてい
る。画像形成手段には、アクティブマトリクス方式であ
って、ツイストネマチック型の液晶セルの両側に偏光板
を直交ニコルに配置した構成で、偏光を利用して光を変
調する透過型の液晶パネルが広く実用的に用いられてい
る。液晶パネルに光源からの光を照明する照明光学装置
には、複数のレンズから構成される2枚のレンズアレイ
板が用いられている(例えば、USP5,098,18
4号)。2枚のレンズアレイ板は、光源側に配置される
一方のレンズアレイ板に入射する光束を多数に分割し、
分割された各光束を液晶パネル上に重畳し、効率よく均
一に照明するものである。
【0003】また、偏光を利用した液晶パネルを用いた
投写型表示装置の照明光学装置として、偏光分離手段で
ある偏光分離プリズムと、偏光回転手段である1/2波
長板を用いて、自然光を偏光方向が一方向の光に変換す
る偏光変換光学部材を構成し、投写型表示装置の光利用
効率を向上させ、投写型表示装置の高輝度化を図る照明
光学装置が開示されている(例えば、USP5,09
8,184)。さらに、投写型表示装置の高輝度化を図
るため、複数の光源を用いた照明光学装置が開示されて
いる。(例えば、特開平6−265887号公報、特開
平6−242397号公報)図14(a)は、従来の複
数の光源を用いた照明光学装置を導入した投写型表示装
置を示したものである。光源である2つの放電ランプ
1、2からの放射光はそれぞれの凹面鏡3、4により集
光され、略平行光の光束に変換される。それぞれの平行
光束は対応する第1レンズアレイ板5に入射する。第1
レンズアレイ板5は複数の矩形のレンズから構成され、
各矩形のレンズにより入射光束を多数に分割し、それぞ
れの第2レンズアレイ板6の複数の各レンズに収束させ
る。第2レンズアレイ板6の各レンズには多数の微小な
光源像が形成される。第2レンズアレイ板6は第1レン
ズアレイ板5の各レンズを液晶パネル16、17、18
上に重畳結像させる。
【0004】照明光学装置7を出射した光はダイクロイ
ックミラー8、9により、緑、赤、青の3原色光に分離
された後、それぞれの色光に対応する液晶パネル16、
17、18に入射する。このようにして、分割した多数
の光束を液晶パネル上に重畳させて均一な照明を行う。
リレーレンズ11、12は、第2レンズアレイ板と液晶
パネルまでの距離である照明光路長の違いによる液晶パ
ネルへの照明光の強度差を補正している。
【0005】フィールドレンズ13、14、15はそれ
ぞれ液晶パネル16、17、18への照明光を投写レン
ズ20の瞳面21に集光する。液晶パネル16、17、
18から出射した青、緑、赤の3原色光は、ダイクロイ
ックプリズム19により合成された後、投写レンズ20
に入射する。投写レンズ20は液晶パネル16、17、
18の画像をスクリーン(図示せず)上に拡大投写す
る。複数の光源を用いるため明るい投写型表示装置が構
成できる。
【0006】図14(b)には、投写レンズの瞳面21
に形成される光源像の様相を示している。2つの光源
1、2がレンズアレイ板により微小な光源像24とな
り、さらに、光源像群22、23が形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、投写型表示
装置の明るさを向上させるためには、放電ランプの消費
電力を高くすればよいが、放電ランプの寿命を確保しつ
つ、消費電力を高くすると、発光部が大きくなり、光利
用効率が低下するという課題がある。
【0008】このため、比較的消費電力の小さい複数の
光源を用いた方が、投写型表示装置の明るさを効率よく
向上させることができる。図14(a)のような複数の
光源を用いた従来の照明光学装置7の構成では、投写レ
ンズの光軸を挟んで、2つの光源が対称に配置されてい
る。
【0009】しかし、このような場合、投写レンズの瞳
面に形成される光源の像は、図14(b)の投写レンズ
の瞳面に示すように、光軸を挟んで、2つの光源からの
像が形成されることになる。投写レンズには口径蝕があ
り、スクリーン上で、中心の照度に対して周辺の照度が
低下する。これは、投写レンズの瞳面での光源像が口径
蝕によりケラレを生じるためである。
【0010】したがって、光軸を挟んで配置される2つ
の光源の発光特性が異なる場合には、スクリーン周辺部
の明るさに寄与する光源像が異なるため、スクリーン上
で投写画像の色むらを生じる。
【0011】また、1つの光源が不点灯になった場合に
は、スクリーン上での照度分布が不均一となるという課
題を生じる。
【0012】また、このような照明光学装置7を、図1
4(a)に示すような投写型表示装置に導入した場合、
3原色の中の1つの赤の色光については、投写レンズの
瞳面に形成される光源の像が、光軸に対して反転する。
したがって、投写レンズの瞳面での各光源像は、光源1
の緑、青の光源像が22の領域に形成され、光源1の赤
の光源像は23の領域に形成される。
【0013】また、光源2の緑、青の光源像は、23の
領域に形成され、光源2の赤の光源像が22の領域に形
成される。このため、2つの光源の発光特性が少しでも
異なれば、投写レンズの口径蝕により、光源像のケラレ
の様相が変わり、結果として、スクリーン上で大きな色
むらを生じるという課題を生じる。
【0014】したがって、複数の光源を用いて照明光学
装置および投写型表示装置を構成する場合、それぞれの
光源により形成される投写レンズの瞳面での光源像が、
光軸に対してできるだけ対称であって、高効率な照明光
学装置を構成する必要があった。
【0015】さらには、図14(a)に示す構成では、
照明光学装置7からの光を効率よく導くには投写レンズ
のFナンバーを小さくする必要があるが、投写レンズの
低Fナンバー化は投写レンズの大型化とコスト高となる
課題があった。
【0016】また、2つの凹面鏡に対して、それぞれ、
第1および第2のレンズアレイ板が必要であり、コスト
高になるという課題があった。
【0017】本発明は、このような従来の装置における
上記課題を考慮して、投写型表示装置等に用いられる照
明光学装置において、複数の光源を用いた場合であって
も、光源からの光を効率よく均一に画像形成手段に照明
できる照明光学装置と、明るい投写型表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の本発明(請求項1
記載の本発明に対応)は、光源からの光を集光し、画像
を形成する画像形成手段に照明するための照明光学装置
であって、複数の光源と、前記複数の光源からの放射光
をそれぞれ集光する楕円面鏡と、前記楕円面鏡の一方の
焦点近傍に配置された、前記楕円面鏡からの光が入射し
光の進行方向を所定の方向に反射する反射手段と、前記
反射手段で反射された光が入射し実質上平行な光を出射
する集光手段と、複数のレンズから構成された、前記集
光手段からの光を多数の光束に分割する第1のレンズア
レイ板と、複数のレンズから構成された、前記第1のレ
ンズアレイ板からの光が入射する第2のレンズアレイ板
とを備え、前記複数の光源からのそれぞれの光の光軸
は、前記照明光学装置の光軸に対して偏芯した構成であ
って、前記偏芯の量をdとし、前記楕円面鏡の頂点から
前記楕円面鏡の第1焦点までの距離に対する前記頂点か
ら前記楕円面鏡の第2焦点までの距離の比である楕円面
鏡の近軸倍率をmとすると、前記偏芯量dが次式、 0.19m≦d≦0.55m を満たす照明光学装置である。
【0019】又、第2の本発明(請求項2記載の本発明
に対応)は、光源からの光を集光し、画像を形成する画
像形成手段に照明するための照明光学装置であって、複
数の光源と、前記複数の光源からの放射光をそれぞれ集
光する楕円面鏡と、前記楕円面鏡の一方の焦点近傍に配
置された、前記楕円面鏡からの光が入射し光の進行方向
を所定の方向に反射する反射手段と、前記反射手段で反
射された光が入射し実質上平行な光を出射する集光手段
と、複数のレンズ素子から構成された、前記集光手段か
らの光を多数の光束に分割する第1のレンズアレイ板
と、複数のレンズ素子から構成された、前記第1のレン
ズアレイ板からの光が入射する第2のレンズアレイ板と
を備え、前記複数の光源からのそれぞれの光の光軸は、
前記照明光学装置の光軸に対して偏芯した構成であっ
て、前記偏芯の量をdとし、前記第1のレンズアレイ板
の前記レンズ素子のピッチをpとすると、次式、 0.33≦d/p≦0.52 が成立する照明光学装置である。
【0020】又、第3の本発明(請求項3記載の本発明
に対応)は、上記第2のレンズアレイ板から出射された
自然光を、偏光方向が直交する2つの偏光光に分離する
偏光分離手段と、前記偏光分離手段から出射された前記
偏光光の内、一方の偏光光の偏光方向を回転させる偏光
回転手段とを備えた上記第1又は第2の本発明の照明光
学装置である。
【0021】又、第4の本発明(請求項4記載の本発明
に対応)は、上記反射手段は、複数の反射面を備えた反
射プリズムである上記第1〜3の何れかの本発明の照明
光学装置である。
【0022】又、第5の本発明(請求項5記載の本発明
に対応)は、上記反射手段の反射面にはアルミニウム膜
もしくは誘電体膜を備えた上記第1〜3の何れかの本発
明の照明光学装置である。
【0023】又、第6の本発明(請求項6記載の本発明
に対応)は、上記集光手段は球面収差を小さくする1枚
の非球面レンズで構成した上記第1〜3の何れかの本発
明の照明光学装置である。
【0024】又、第7の本発明(請求項7記載の本発明
に対応)は、上記非球面レンズは成形により製造された
上記第6の本発明の照明光学装置である。
【0025】又、第8の本発明(請求項8記載の本発明
に対応)は、上記非球面レンズは樹脂により製造された
上記第6の本発明の照明光学装置である。
【0026】又、第9の本発明(請求項9記載の本発明
に対応)は、上記偏光分離手段は、偏光分離膜と反射膜
とを備えた偏光分離プリズムを前記複数の光源からのそ
れぞれの光の光軸を含む平面に対して直交する方向に一
定のピッチで複数配置した偏光分離プリズムアレイであ
る上記第3の本発明の照明光学装置である。
【0027】又、第10の本発明(請求項10記載の本
発明に対応)は、上記偏光回転手段は、延伸樹脂フィル
ム製の1/2波長板である上記第3の本発明の照明光学
装置である。
【0028】又、第11の本発明(請求項11記載の本
発明に対応)は、上記第1〜3の何れかの本発明の照明
光学装置と、前記照明光学装置からの光が入射し、映像
信号に応じて光学像を形成する画像形成手段と、前記画
像形成手段上の光学像をスクリーン上に投写する投写レ
ンズと、を備えた投写型表示装置である。
【0029】又、第12の本発明(請求項12記載の本
発明に対応)は、上記第1〜3の何れかの本発明の照明
光学装置と、前記光源からの白色光を青、緑、赤の色成
分の光に分離する色分離光学手段と、前記色分離光学手
段からの各色光が入射し、映像信号に応じて光学像が形
成される3つの画像形成手段と、前記各画像形成手段か
らの青、緑、赤の出射光を受け、青、緑、赤の色光を合
成する色合成光学手段と、前記画像形成手段上の光学像
をスクリーン上に投写する投写レンズと、を備えた投写
型表示装置である。
【0030】又、第13の本発明(請求項13記載の本
発明に対応)は、上記第1〜3の何れかの本発明の照明
光学装置と、前記光源からの白色光を青、緑、赤の色成
分の光に分離する色分離光学手段と、前記色分離光学手
段からの各色光が入射し、入射する光を直交する二つの
偏光方向の光に分離する偏光分離プリズムと、前記偏光
分離プリズムからの光が入射し、映像信号に応じて光学
像が形成される3つの画像形成手段と、前記画像形成手
段からの青、緑、赤の出射する光が前記偏光分離プリズ
ムを透過して入射する青、緑、赤の色光を合成する色合
成光学手段と、前記画像形成手段上の光学像をスクリー
ン上に投写する投写レンズと、を備えた投写型表示装置
である。
【0031】又、第14の本発明(請求項14記載の本
発明に対応)は、上記画像形成手段が透過型の液晶パネ
ルである上記第11,又は12の本発明の投写型表示装
置である。
【0032】又、第15の本発明(請求項15記載の本
発明に対応)は、上記画像形成手段が反射型の液晶パネ
ルである上記第13の本発明の投写型表示装置である。
【0033】上記構成のように、複数の光源からの光
を、照明光学装置の光軸近傍に集光、合成する場合に、
照明光学装置の光軸に対する複数の光源からの光の光軸
の偏芯量d、楕円面鏡の近軸倍率m、第1レンズアレイ
板のレンズ素子ピッチpを、一定の関係値に規定するこ
とにより、複数の光源からの光を非常に効率よく、均一
に画像形成手段に照明する照明光学装置が実現できる。
【0034】また、複数の光源を用いても投写レンズ瞳
面に形成される多数の微小な光源像が光軸に対してほぼ
対称に形成できるため、スクリーン上の照度均一性およ
び色均一性を良好にすることができる。
【0035】したがって、光利用効率が高く、均一性が
良好な照明光学装置が構成できる。
【0036】又、上記照明光学装置を用いることによ
り、投写レンズのFナンバーを小さくすることなく、複
数の光源を合成できるため、小型で低コストで高効率の
投写型表示装置が構成できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例の照明光学装
置および投写型表示装置について図面を参照しながら説
明する。 (実施の形態1)図1は本発明における第1の照明光学
装置の構成図である。ここでは、画像形成手段として、
偏光や散乱を利用して光を変調する液晶パネルを用い
る。
【0038】同図において、30、31は光源であるラ
ンプであり、32、33は楕円面鏡である。34は反射
手段である反射プリズムであり、35は集光手段である
集光レンズである。36は第1レンズアレイ板、37は
第2レンズアレイ板である。38は照明レンズであり、
39は本発明の第1の照明光学装置である。40、41
はそれぞれ複数の光源30、31からの光の光軸であ
り、42は照明光学装置の光軸である。dは光軸42に
対する光源30からの光の光軸40の偏芯量を示してい
る。光軸41の偏芯量もdである。
【0039】又、43はフィールドレンズ、44は液晶
パネル、45は投写レンズ、46は投写レンズ45の瞳
面である。尚、反射プリズム34の反射面の法線と光源
の光軸とのなす角度は、45°±1°の範囲内に設定し
ておく。これにより、光源30、31から出た光の反射
プリズム34の反射面での反射後の光の光軸40、41
が、それぞれ光軸42に対して実質上平行となる。
【0040】以上の構成において、メタルハライドラン
プ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプ等のランプ3
0、31から放射される光は、それぞれ対応する楕円面
鏡32、33により集光され、楕円面鏡32、33の第
2焦点近傍に集光スポットを形成する。楕円面鏡32、
33のそれぞれの集光スポットは、本実施の形態の照明
光学装置39の光軸42近傍に形成されるよう構成して
いる。
【0041】集光スポット付近には光源の数に対応する
反射面を有する反射プリズム34を配置し、反射プリズ
ム34は所定の方向に光軸40、41を変換する。反射
プリズム34の反射面の領域は集光スポットの大きさと
同等の大きさである。光軸40、41は照明光学装置3
9の光軸42に対してdだけ偏芯している。
【0042】このようにして、光源30、31からの光
は照明光学装置39の光軸42近傍に集光され、合成さ
れる。2つの集光スポットは光軸42の近傍で、且つ光
軸42を挟んで形成されることになる。
【0043】ここでは、反射面を構成する部材としてプ
リズムを用いている。プリズムを用いるのは反射面の光
軸42近傍の有効領域確保と、面精度を確保するためで
ある。
【0044】又、反射面としてはアルミニウム膜や可視
光を反射する誘電体多層膜を用いて構成している。反射
プリズム34からの光は集光レンズ35により略平行光
に変換される。
【0045】集光レンズ35は球面収差を無収差にする
非球面形状のレンズである。非球面の集光レンズ35は
成形により製造すれば低コストに製造できる。また、樹
脂により製造すればさらに低コストとなり、照明光学装
置を軽量化できる。
【0046】集光レンズ35からの略平行光は複数のレ
ンズから構成される第1レンズアレイ板36に入射す
る。第1レンズアレイ板36に入射した光束は多数の光
束に分割される。分割された多数の光束は、複数のレン
ズから構成される第2レンズアレイ板37に収束する。
第2レンズアレイ板37上には複数の光源30、31の
多数の微小光源像が形成される。
【0047】第1レンズアレイ板36のレンズ素子の焦
点距離は第1レンズアレイ板36と第2レンズアレイ板
37の間隔と等しくしている。第1レンズアレイ板36
のレンズ素子は液晶パネルと相似形の開口形状である。
第2レンズアレイ板37のレンズ素子は第1レンズアレ
イ板36面と液晶パネル面44とが略共役関係となるよ
うに焦点距離を決めている。
【0048】照明レンズ38は第2レンズアレイ板37
の各レンズ素子からの出射した光を液晶パネル44上に
重畳照明するためのレンズであり、その焦点距離は照明
レンズ38の面と液晶パネル44の面との距離としてい
る。
【0049】また、第1および第2レンズアレイ板3
6,37の各レンズ素子は効率よく液晶パネル44に照
明させるため、それぞれ適切に偏芯させている。第2レ
ンズアレイ板37から出射する多数の光束は、液晶パネ
ル44上に重畳され、液晶パネル44上に高効率で均一
に照明される。
【0050】フィールドレンズ43は液晶パネル44上
に照明される光を投写レンズ45の瞳面46に集光する
ためのものである。投写レンズ45の瞳面46と第2レ
ンズアレイ板37面とは略共役関係となる。投写レンズ
45は液晶パネル44上に形成された光学像をスクリー
ン(図示せず)上に投写する。
【0051】図2(a)〜図2(c)は、本実施の形態
の照明光学装置の説明図である。
【0052】即ち、図2(a)は照明光学装置39の一
部構成図、図2(b)は、図2(a)に示す矢印A方向
から見た、光源30による光スポットのみの様相を示す
図、図2(c)は集光スポットの強度分布を示す図であ
る。
【0053】光源30の発光部を円筒形状とし、その長
手方向を光軸40方向に配置した場合の発光部長をL、
楕円面鏡32の頂点と第1焦点の距離をf1、楕円面鏡
32の頂点と第2焦点の距離をf2とする。
【0054】楕円面鏡の第1の焦点近傍に光源30の発
光部が配置される。楕円面鏡32の第2の焦点には、図
2(b)に示すような集光スポットが形成される。
【0055】ここで、楕円面鏡の近軸倍率mは、 m=f2/f1 であり、集光スポットの径Dは、 D=Lm となる。
【0056】光源30、31から光軸42近傍に形成さ
れる集光スポットは、光軸42に対しての偏芯量dがD
/2以上となるように構成すれば、反射面での集光スポ
ットのケラレによる光損失を生じないが、偏芯量dがD
/2より小さい場合には光損失を生じる。その様相を図
2(b)に示している。集光スポットの内、斜線を施し
た部分以外の部分が光損失となる。
【0057】しかしながら、光軸42に対する偏芯量d
が大きくなると、集光レンズ35への入射光束の入射角
が大きくなり、液晶パネル44への照明する光の効率が
低下する。
【0058】したがって、光源の発光部長がある一定の
値である場合に、液晶パネルへの照明光の効率が高くな
る最適な偏芯量が存在することになる。
【0059】集光スポットの強度分布に着目すると、図
2(c)のように集光スポットの中心付近程強度が高く
なる。これは、集光スポットが、光源の発光部長Lがm
倍されて長さDの線状光源となり、その線状光源が円周
方向に重畳されて形成されるため、集光スポット中央部
での光束密度が高くなるためである。
【0060】図3は、偏芯量d/mに対する照明光学装
置の光利用効率を示したものである。
【0061】同図において、横軸は、楕円面鏡の近軸倍
率mに対する偏芯量dを示すd/mであり、縦軸は、相
対的な照明光学装置の光利用効率を示したものである。
【0062】尚、光利用効率は光源30、31の発光部
長Lが1〜1.8mm、液晶パネルサイズが0.9イン
チ〜1.8インチの場合で、図1に示す照明光学装置を
構成して求めたものである。
【0063】図3から、偏芯量を示すd/mが0.38
の時に最も効率が高くなることがわかる。照明光学装置
を構成する部材の精度や性能バラツキを考慮すると、最
大効率に対して効率低下が10%以下となる範囲を実用
範囲と考えた場合、偏芯量dは、
【0064】
【数1】 0.19m≦d≦0.55m (式1) の範囲で効率が高くなる。
【0065】このように、複数の光源を用いて、図1の
ような照明光学装置を構成する場合、複数の光源に対応
するぞれぞれの光軸と照明光学装置の光軸の偏芯量d
が、式1に示す範囲で最も照明光学装置の光利用効率が
高くなる。
【0066】図4は投写レンズ45の瞳面46に形成さ
れる光源30、31の多数の微小な光源像の様相を模式
的に示している。同図では、図示を簡単化するために、
微少な光源像の大きさを場所によらず同一に描いている
が、実際には、瞳面46の周辺部分の光源像のサイズの
方が、中心部分よりも小さくなる傾向がある。
【0067】複数の光源の配列方向に対応して、それぞ
れ光源30、31の微小な光源像47、48が交互に多
数形成される。破線で示している37は多数の微小な光
源像と第2レンズアレイ板の相対位置関係を示してい
る。この瞳面46が2次的な光源として、スクリーン上
(図示せず)に投写される。
【0068】図14(a),図14(b)に示す従来の
照明光学装置のような投写レンズの瞳面での多数の微小
な光源像と比べて、図4の場合、光軸に対して2つの光
源に対応する多数の微小光源像が対称に形成されている
ことがわかる。
【0069】レンズアレイ板を用いて照明光学装置を構
成する場合、投写レンズの瞳面で微小な光源像が離散的
に形成されるが、その微小な光源像の隙間に複数の光源
に対応する微小な光源像を形成している。このため、投
写レンズの瞳面の全体に微小な光源像が密に形成される
ことがわかる。
【0070】このように投写レンズのFナンバーを小さ
くすることなく、複数の光源からの光を投写レンズに導
くことができる。
【0071】尚、照明レンズ38は第2レンズアレイ板
37の各レンズ素子からの出射した光を液晶パネル44
上に重畳照明するためのレンズであるが、その作用を、
第1および第2レンズアレイ板のレンズ素子の適切な偏
芯により実現させる様にすれば、照明レンズ38を配置
しなくもよい。
【0072】第2レンズアレイ板の各レンズ素子は矩形
にしているが、光利用効率を向上させるため、適切に開
口形状を異ならせてもよい。
【0073】以上のように、複数の光源からの光を、照
明光学装置の光軸近傍に集光、合成する照明光学装置に
おいて、照明光学装置の光軸に対する複数の光源からの
光の光軸の偏芯量dを一定の値にすることにより、照明
光学装置の光利用効率を高くすることができる。
【0074】また、複数の光源を用いても投写レンズ瞳
面に形成される多数の微小な光源像が光軸に対してほぼ
対称に形成できるため、スクリーン上の照度均一性およ
び色均一性を良好にすることができる。
【0075】したがって、光利用効率が高く、均一性が
良好な照明光学装置が構成できる。
【0076】また、投写レンズのFナンバーを小さくす
ることなく、複数の光源を合成できるため、小型で低コ
ストで高効率の投写型表示装置が構成できる。
【0077】(実施の形態2)図5は本発明における第
2の照明光学装置の構成を示したものである。
【0078】ここでは、画像形成手段として、偏光を利
用して光を変調する液晶パネルを用いる。
【0079】同図に示す様に、60、61は光源である
ランプであり、62、63は楕円面鏡である。64は反
射手段である反射プリズムであり、65は集光手段であ
る集光レンズである。66は第1レンズアレイ板、67
は第2レンズアレイ板である。68は照明レンズであ
り、69は本発明の第2の照明光学装置である。70、
71はそれぞれ複数の光源60、61からの光の光軸で
あり、72は照明光学装置の光軸である。
【0080】dは光軸72に対する光源からの光の光軸
70の偏芯量を示している。光軸71の偏芯量もdであ
る。
【0081】又、73はフィールドレンズ、74は液晶
パネルである。75は投写レンズ、76は投写レンズの
瞳面である。
【0082】本実施の形態において、図1と異なるの
は、第1レンズアレイ板のレンズ素子ピッチを規定して
いる点である。ここで、pは複数の光源60、61から
の光のそれぞれの光軸70、71を含む平面に対して平
行な方向に配列した第1のレンズアレイ板66のレンズ
素子のピッチである。
【0083】メタルハライドランプ、超高圧水銀ラン
プ、キセノンランプ等のランプ60、61から放射され
る光はそれぞれ対応する楕円面鏡62、63により集光
され、楕円面鏡62、63の第2焦点に集光スポットを
形成する。
【0084】楕円面鏡62、63のそれぞれの集光スポ
ットは照明光学装置69の光軸72近傍に形成されるよ
う構成している。集光スポット付近には光源の数に対応
する反射面を有する反射プリズム64を配置し、反射プ
リズム64は所定の方向に光軸70、71を変換する。
光軸70、71は照明光学装置の光軸72に対してdだ
け偏芯している。
【0085】このようにして、光源60、61からの光
は照明光学装置69の光軸72近傍に集光され、合成さ
れる。2つの集光スポットは光軸近傍に光軸72を挟ん
で形成されることになる。反射プリズム64からの光は
集光レンズ65により略平行光に変換される。
【0086】集光レンズ65からの略平行光は複数のレ
ンズから構成される第1レンズアレイ板66に入射す
る。第1レンズアレイ板66に入射した光束は多数の光
束に分割される。分割された多数の光束は、複数のレン
ズから構成される第2レンズアレイ板67に収束する。
第2レンズアレイ板67上には複数の光源60、61の
多数の微小光源像が形成される。
【0087】第1レンズアレイ板66のレンズ素子の焦
点距離は第1レンズアレイ板66と第2レンズアレイ板
67の間隔と等しくしている。第1レンズアレイ板66
のレンズ素子は液晶パネルと相似形の開口形状である。
第2レンズアレイ板67のレンズ素子は第1レンズアレ
イ板66面と液晶パネル面74とが略共役関係となるよ
うに焦点距離を決めている。
【0088】照明レンズ68は第2レンズアレイ板67
の各レンズ素子からの出射した光を液晶パネル74上に
重畳照明するためのレンズであり、その焦点距離は照明
レンズ面と液晶パネル面の距離としている。
【0089】また、第1および第2レンズアレイ板67
の各レンズ素子は効率よく液晶パネル74に照明させる
ため、それぞれ適切に偏芯させている。第2レンズアレ
イ板67から出射する多数の光束は、液晶パネル74上
に重畳され、液晶パネル74上に高効率で均一に照明さ
れる。
【0090】フィールドレンズ73は液晶パネル74上
に照明される光を投写レンズ75の瞳面76に集光する
ためのものである。投写レンズ75の瞳面76と第2レ
ンズアレイ板67面とは略共役関係となる。投写レンズ
75は液晶パネル74形成された光学像をスクリーン
(図示せず)上に投写する。
【0091】ここで、図2に示した複数の光源からの光
を合成する照明光学装置の説明図を参照する。
【0092】楕円面鏡の第2の焦点には、図2(b)に
示すようなスポット径がDの集光スポットが形成され
る。2つの光源から照明光学装置の光軸近傍に形成され
る集光スポットは、光軸に対しての偏芯量dがD/2以
上となるように構成すれば、反射面での集光スポットの
ケラレによる光損失を生じないが、偏芯量dがD/2よ
り小さい場合には光損失を生じる。集光スポットの内、
斜線を施した部分以外の部分が光損失となる。
【0093】しかしながら、照明光学装置の光軸72に
対する偏芯量dが大きくなると、集光レンズ65への入
射光束の入射角が大きくなり、液晶パネル74への照明
する光の効率が低下する。したがって、光源の発光部長
がある一定の値である場合に、液晶パネルへの照明光の
効率が高くなる最適な偏芯量が存在することになる。
【0094】図6(a)〜図6(b)は、第1のレンズ
アレイ板66と第2のレンズアレイ板67に照明される
光束の様相を示した図である。
【0095】即ち、図6(a)は第1のレンズアレイ板
66に照明される光束の様相を示し、図6(b)は第2
のレンズアレイ板67に照明される光束の様相を模式的
に示している。
【0096】同図において、77、78はそれぞれ光源
60、61からの光が集光レンズ65から出射して、第
1のレンズアレイ板に照明される光束径を示している。
Pはレンズアレイ板の要素レンズのピッチである。
【0097】光源60からの光の光軸70の偏芯量dと
Pとの関係により、第1のレンズアレイ板を照明する光
束径77が変る。偏芯量dが大きくなると、光束77、
78の重畳領域が小さくなり、光損失が増大する。
【0098】本実施の形態では、図6(a)に示す様
に、第1レンズアレイ板66の周辺部分に配列されたレ
ンズ素子列79,80についても、2つの光束径77及
び78の内、少なくとも何れか一つの光束径により照明
できる様に構成している。
【0099】このようにすると、第2のレンズアレイ板
67上に形成される微小光源像が、図6(b)に示すよ
うに形成される。この微小光源像が投写レンズの瞳上に
2次的に形成され、その微小光源像の輝度と面積の積が
スクリーン上の明るさを決める。
【0100】尚、図6(b)においても、図4の場合と
同様に、図示を簡単化するために、微少な光源像の大き
さを場所によらず同一に描いている。後述する実施の形
態3で参照する図10についても同様である。、光源6
0からの光束は周辺列方向レンズ素子79を照明してい
るため、第2レンズアレイ板の周辺レンズ素子には光源
60からの光源像83だけが形成される。
【0101】同様に、光源61からの光束は列方向周辺
レンズ素子80を照明しているため、第2レンズアレイ
板の周辺レンズ素子には光源61からの光源像84だけ
が形成される。周辺レンズ素子に形成される1つの光源
からの微小光源像は、レンズ素子ピッチpと偏芯量dの
関係により、微小光源像の面積が変わり、その面積が大
きい方が照明光学装置の光利用効率が高くなる。
【0102】したがって、偏芯量dとレンズアレイ板の
レンズ素子ピッチpの関係により、光利用効率が変化す
ることになり、光利用効率が高くなる最適な関係が存在
する。
【0103】図7は第1のレンズアレイ板66のレンズ
素子ピッチpと偏芯量dとの関係に対する照明光学装置
の相対的光利用効率を示したものである。
【0104】同図において、横軸はレンズ素子ピッチに
対する偏芯量を示すd/pであり、縦軸は照明光学装置
の相対的な光利用効率を示したものである。
【0105】光利用効率は光源は光源60、61の発光
部長Lが1〜1.8mm、液晶パネルサイズが0.9イ
ンチ〜1.8インチの場合で、図5に示す照明光学装置
を構成して求めたものである。
【0106】図7から、d/pが0.42の時に、最も
効率が高くなることがわかる。
【0107】照明光学装置を構成する部材の精度や性能
バラツキを考慮すると、最大効率に対して効率低下が1
0%以下となる範囲を実用範囲と考えた場合、第1のレ
ンズアレイ板66のレンズ素子ピッチをpとすると、レ
ンズ素子ピッチpと偏芯量dとの関係が、
【0108】
【数2】 0.33≦d/p≦0.52 (式2) の範囲で、光利用効率が高くなる。
【0109】尚、レンズ素子のピッチpは、図6(a)
に示す様に、第1レンズアレイ板66上の光軸72から
の、各光軸71及び72のずれ方向に平行な方向に配列
されたレンズ素子の配列の間隔として定義している。
【0110】このように、複数の光源を用いて、図5の
ような照明光学装置を構成する場合、複数の光源に対応
するぞれぞれの光軸と照明光学装置の光軸の偏芯量d
と、第1レンズアレイ板のレンズ素子のピッチpとの関
係が、式2に示す範囲で最も照明光学装置の光利用効率
が高くなる。
【0111】尚、図6(b)に示された微少な光源像の
様相から見ると、d/pが0.5の時に、光利用効率が
あたかも最高となるかのように思えるが、実はそうでは
ないことは上述した通りである。即ち、現実には図7で
述べた通り、d/pが0.42の時に、光利用効率が最
も高くなるのである。その理由は、以下の通りである。
【0112】即ち、図6(b)では、図4の場合と同様
に、図示を簡単化するために、微少な光源像の大きさを
場所によらず同一に描いている。実際には、第2レンズ
アレイ板67の周辺部分の光源像のサイズの方が、中心
部分よりも小さくなる傾向がある。この様な傾向から、
周辺部分の光源像のサイズを出来るだけ大きく設定する
と、中心部分の光源像のサイズは、各レンズ素子からは
みだす部分が大きくなるので、光損失が増加する。そこ
で、上記はみだす部分を減らすために、偏芯量dをp/
2より小さくすることで各レンズ素子に形成される2つ
の光源像の中心位置がより一層近づく様にする必要があ
る。但し、偏芯量dをあまり小さくし過ぎると、今度
は、式1で述べた様に、反射プリズム64の反射面での
集光スポットのケラレによる光損失が生じる。
【0113】この様な理由により、d/pは、0.5よ
り小さい値で最大値をとることとなる。
【0114】ところで、投写レンズ75の瞳面76に形
成される光源60、61の多数の微小な光源像の様相
は、図6(b)の様相と相似となる。即ち、複数の光源
の配列方向に対応して、それぞれ光源60、61の微小
な光源像81,82が交互に多数形成される。この瞳面
76が2次的な光源として、スクリーン上(図示せず)
に投写される。
【0115】図14に示す従来の照明光学装置のような
投写レンズの瞳面での多数の微小な光源像と比べて、光
軸に対して2つの光源に対応する多数の微小光源像が対
称に形成されていることがわかる。
【0116】レンズアレイ板を用いて照明光学装置を構
成する場合、投写レンズの瞳面で微小な光源像が離散的
に形成されるが、その微小な光源像の隙間に複数の光源
に対応する微小な光源像を形成している。このため、投
写レンズの瞳面の全体に微小な光源像が密に形成される
ことがわかる。
【0117】このように投写レンズのFナンバーを小さ
くすることなく、複数の光源からの光を投写レンズに導
くことができる。
【0118】尚、照明レンズ68は第2レンズアレイ板
67の各レンズ素子からの出射した光を液晶パネル74
上に重畳照明するためのレンズであるが、その作用を、
第1および第2レンズアレイ板のレンズ素子の適切な偏
芯により実現させる様にすれば、照明レンズ68を配置
しなくもよい。
【0119】第2レンズアレイ板の各レンズ素子は矩形
にしているが、光利用効率を向上させるため、適切に開
口形状を異ならせてもよい。
【0120】以上のように、複数の光源からの光を、照
明光学装置の光軸近傍に集光、合成する照明光学装置に
おいて、照明光学装置の光軸に対する複数の光源からの
光の光軸の偏芯量dと第1レンズアレイ板のレンズ素子
ピッチPを一定の関係値に規定することにより、照明光
学装置の光利用効率を高くすることができる。
【0121】また、複数の光源を用いても投写レンズ瞳
面に形成される多数の微小な光源像が光軸に対してほぼ
対称に形成できるため、スクリーン上の照度均一性およ
び色均一性を良好にすることができる。
【0122】したがって、光利用効率が高く、均一性が
良好な照明光学装置が構成できる。また、投写レンズの
Fナンバーを小さくすることなく、複数の光源を合成で
きるため、小型で低コストで高効率の投写型表示装置が
構成できる。 (実施の形態3)図8は本発明における第3の照明光学
装置の構成を示したものである。画像形成手段として、
偏光を利用して光を変調する液晶パネルを用いる。
【0123】同図において、90、91は光源であるラ
ンプ、92、93は楕円面鏡である。94は反射手段で
ある反射プリズム、95は集光手段である集光レンズで
ある。96は第1レンズアレイ板、97は第2レンズア
レイ板である。99は照明レンズである。尚、以上は、
図1および図5の照明光学装置と同様である。
【0124】ここで、図1および図5と異なるのは、偏
光変換光学部材98を備えている点である。
【0125】尚、図9(a)〜図9(b)に偏光変換光
学部材98の構成図を示す。図9(a)は、偏光変換光
学部材98の平面図であり、図9(b)は側面図であ
る。偏光変換光学部材98は、偏光分離膜110と反射
膜111を交互に多数形成して構成した偏光分離プリズ
ムアレイ112と、偏光回転手段である1/2波長板1
13とから構成される。ここで、偏光分離プリズムアレ
イ112は、本発明の偏光分離手段の一例である。
【0126】図8に示す様に、100は本発明の第3の
照明光学装置である。106は偏光を利用して光を変調
する液晶パネル、105はフィールドレンズ、107は
投写レンズ、108は投写レンズの瞳面を示す。
【0127】ランプ90、91から放射される光はそれ
ぞれ対応する楕円面鏡92、93により集光され、楕円
面鏡92、93の第2焦点に集光スポットを形成する。
楕円面鏡92、93のそれぞれの集光スポットは照明光
学装置100の光軸103近傍に形成されるよう構成し
ている。
【0128】集光スポット付近には光源の数に対応する
反射面を有する反射プリズム94を配置し、反射プリズ
ム94は所定の方向に光軸101、102を変換する。
光軸101、102は照明光学装置の光軸103に対し
てdだけ偏芯している。
【0129】このようにして、光源90、91からの光
は照明光学装置100の光軸103近傍に集光され、合
成される。2つの集光スポットは光軸近傍に光軸103
を挟んで形成されることになる。ここで、反射面を構成
する部材としてプリズムを用いている。反射プリズム9
4からの光は集光レンズ95により略平行光に変換され
る。
【0130】集光レンズ95からの略平行光は複数のレ
ンズから構成される第1レンズアレイ板96に入射す
る。第1レンズアレイ板96に入射した光束は多数の光
束に分割される。分割された多数の光束は、複数のレン
ズから構成される第2レンズアレイ板97に収束する。
第2レンズアレイ板97上には複数の光源90、91の
多数の微小光源像が形成される。
【0131】第1レンズアレイ板96のレンズ素子の焦
点距離は第1レンズアレイ板96と第2レンズアレイ板
97の間隔と等しくしている。第1レンズアレイ板96
のレンズ素子は液晶パネルと相似形の開口形状である。
第2レンズアレイ板97のレンズ素子は第1レンズアレ
イ板96の面と液晶パネル106の面とが略共役関係と
なるように焦点距離を決めている。
【0132】光源90、91から光軸103近傍に形成
される集光スポットは、スポット径をDとすると光軸1
03に対しての偏芯量dがD/2以上となるように構成
すれば、反射面での集光スポットのケラレによる光損失
を生じないが、偏芯量dがD/2より小さい場合には光
損失を生じる。
【0133】しかしながら、光軸103に対する偏芯量
dが大きくなると、集光レンズ95への入射光束の入射
角が大きくなり、液晶パネル106への照明する光の効
率が低下する。
【0134】また、偏芯量dが大きくなると第1レンズ
アレイ板に入射する複数の光源からの光束がそれぞれの
重畳領域が狭くなり、光の利用効率が低下する。したが
って、光源の発光部長がある一定の値である場合に、液
晶パネルへの照明光の効率が高くなる最適な偏芯量と、
第1レンズアレイ板のレンズ素子ピッチが存在すること
になる。
【0135】光源90、91の発光部長Lが1〜1.8
mm、液晶パネルサイズが0.9インチ〜1.8インチ
の場合で、図8に示す照明光学装置を構成して、光利用
効率を求めると、楕円面鏡の近軸倍率mと偏芯量dの関
係がd/m=0.38で最も効率が高くなる。
【0136】照明光学装置を構成する部材の精度や性能
バラツキを考慮すると、最大効率に対して効率低下が1
0%以下となる範囲を実用範囲と考えた場合、楕円面鏡
の近軸倍率mと偏芯量dが、
【0137】
【数3】 0.19m≦d≦0.55m (式3) の場合に照明光学装置の光利用効率が高くなる。
【0138】また、第1のレンズアレイ板96のレンズ
素子ピッチをpとすると、レンズ素子ピッチPと偏芯量
dとの関係が、
【0139】
【数4】 0.33≦d/p≦0.52 (式4) の範囲で、照明光学装置の光利用効率が高くなる。
【0140】尚、レンズ素子のピッチpは、図8に示す
通りであり、これは、式2において図6(a)を用いて
説明した定義と同じである。
【0141】尚、本実施の形態では、偏芯量dとピッチ
pの決め方は、式3と式4に示す関係を同時に満足する
ように決めても良いし、あるいは、何れか一方の式を満
足するように決めても良い。
【0142】第2レンズアレイ板97から出射する多数
の光束は、微小な偏光分離プリズムを、複数の光源9
0,91からのそれぞれの光の光軸101、102を含
む平面に対して直交する方向104に、一定のピッチで
多数配列した偏光分離プリズムアレイ112に入射す
る。
【0143】偏光分離プリズムアレイの配列方向を方向
104としているのは、複数の光源とそれぞれの光源の
二つの偏光成分に対応する光源に対して、投写レンズの
瞳面での微小な光源像を緻密に形成するためである。
【0144】微小な偏光分離プリズムは第2レンズアレ
イ板97の方向104と平行な方向のレンズピッチの約
1/2のピッチで配列している。
【0145】一つの偏光分離プリズムに入射した光は偏
光分離膜110によりP偏光は透過し、S偏光は反射す
る。反射したS偏光の光は、隣の反射膜111に入射し
再び反射され、1/2波長板113に入射する。1/2
波長板113は入射した光の偏光方向を90°回転する
ように配置され、入射したS偏光の光をP偏光に変換す
る。
【0146】このように、偏光変換光学部材98により
自然光を一つの偏光方向の光に変換した光は照明レンズ
99に入射する。照明レンズ99は第2レンズアレイ板
97の各レンズ素子からの出射した光を液晶パネル10
6上に重畳照明するためのレンズである。
【0147】また、第1および第2レンズアレイ板の各
レンズ素子は効率よく液晶パネルに照明するため、それ
ぞれ適切に偏芯させている。第2レンズアレイ板97か
ら出射する多数の光束は、液晶パネル106上に重畳さ
れ、液晶パネル106上に高効率で均一に照明される。
【0148】偏光変換光学部材98を配置することによ
り、損失していた一方の偏光方向の光を利用できるた
め、液晶パネルを照明する有効な偏光の光束が増大でき
る。
【0149】フィールドレンズ105は液晶パネル10
6上に照明される光を投写レンズ107の瞳面108に
集光するためのものである。投写レンズ107の瞳面1
08と第2レンズアレイ板97面とは略共役関係とな
る。
【0150】図10には投写レンズ107の瞳面108
に形成される光源90、91の多数の微小な光源像の様
相を図示している。
【0151】複数の光源のそれぞれの光軸を含む面と平
行な方向104の方向に、それぞれ光源90、91の一
方向の偏光成分の微小な光源像120、121が交互に
形成される。
【0152】さらに、偏光変換光学部材98の偏光分離
プリズムアレイ112の配列方向(方向104と垂直な
方向)に、もう一方の偏光成分の微小な光源像122、
123が形成される。この瞳面108が光源として、ス
クリーン上(図示せず)に投写される。
【0153】図14(a)、図14(b)に示す従来の
照明光学装置のような投写レンズの瞳面での光源像と比
べて、光軸に対して複数の光源の光源像が対称に形成さ
れていることががわかる。レンズアレイ板を用いて照明
光学装置を構成する場合、投写レンズの瞳面で微小な光
源像が離散的に形成されるが、その微小な光源像の隙間
に複数の光源に対応する微小な光源像を形成している。
【0154】さらに、それぞれの光源に対応する二つの
偏光成分の微小な光源像を形成している。このため、投
写レンズの瞳面の全体に微小な光源像が非常に緻密に形
成されることがわかる。このように投写レンズのFナン
バーを小さくすることなく、複数の光源からの光をそれ
ぞれ一つの偏光方向に変換してを投写レンズに導くこと
ができる。
【0155】以上のように、複数の光源からの光を、照
明光学装置の光軸近傍に集光、合成する照明光学装置に
おいて、照明光学装置の光軸に対する複数の光源からの
光の光軸の偏芯量dや第1レンズアレイ板のレンズ素子
ピッチPを一定の値に規定することにより、照明光学装
置の光利用効率を高くすることができる。
【0156】また、複数の光源を用いても投写レンズ瞳
面に形成される多数の微小な光源像が光軸に対してほぼ
対称に形成できるため、スクリーン上の照度均一性およ
び色均一性を良好にすることができる。
【0157】したがって、光利用効率が高く、均一性が
良好な照明光学装置が構成できる。また、投写レンズの
Fナンバーを小さくすることなく、複数の光源を合成で
きるため、小型で低コストで高効率の投写型表示装置が
構成できる。
【0158】さらに、自然光を一方向の偏光の光に変換
する偏光変換光学部材を配置するため、光利用効率が非
常に高い照明光学装置および投写型表示装置が構成でき
る。 (実施の形態4)図11は本発明における第1の投写型
表示装置の構成を示したものである。画像形成手段とし
ては偏光や散乱を利用して光を変調する液晶パネルを用
いる。
【0159】同図において、130、131は光源であ
るランプであり、132、133は楕円面鏡である。1
34は反射プリズムであり、135は集光レンズであ
る。136は第1レンズアレイ板、137は第2レンズ
アレイ板である。138は照明レンズであり、139は
本発明の照明光学装置の一例である。
【0160】又、140、141はそれぞれ複数の光源
130、131からの光束の光軸、142は照明光学装
置139の光軸である。dは光軸142に対する光軸1
40の偏芯量を示している。光軸141の偏芯量もdで
ある。144は液晶パネル、143はフィールドレン
ズ、145は投写レンズ、147はスクリーンである。
【0161】以上の構成において、照明光学装置139
から出射した光は、フィールドレンズ143を透過し、
液晶パネル144に入射する。液晶パネル144の各画
素には青、緑、赤のカラーフィルタが形成されている。
【0162】液晶パネル144はアクティブマトリック
ス方式であって、映像信号に応じた画素への印加電圧の
制御により光を変調し、カラー画像を形成する。フィー
ルドレンズ143は液晶パネル144への照明光を投写
レンズ145の瞳面146に集光させるものである。液
晶パネル144を透過した色光は、投写レンズ145に
よりスクリーン147上に拡大投写される。
【0163】以上のように、複数の光源からの光を、照
明光学装置の光軸近傍に集光、合成する照明光学装置に
おいて、照明光学装置の光軸に対する複数の光源からの
光の光軸の偏芯量dや第1レンズアレイ板のレンズ素子
ピッチPを一定の値に規定することにより、複数の光源
からの光を非常に効率よく、均一に液晶パネルへ照明で
きる。
【0164】即ち、偏芯量dとピッチpの決め方は、式
1と式2に示す関係を同時に満足するように決めても良
いし、あるいは、何れか一方の式を満足するように決め
ても良い。
【0165】したがって、均一性が良く、光利用効率の
高い投写型表示装置が構成できる。1枚の液晶パネルを
用いて構成するため、小型で、低コストな投写型表示装
置を構成できる。 (実施の形態5)図12は本発明における第2の投写型
表示装置の構成を示したものである。画像形成手段とし
て、偏光を利用して光を変調する液晶パネルを用いる。
【0166】同図において、130、131は光源であ
るランプ、132、133は楕円面鏡である。134は
反射プリズム、135は集光レンズである。136は第
1レンズアレイ板、137は第2レンズアレイ板であ
る。138は照明レンズであり、139は本発明の照明
光学装置の一例である。
【0167】又、140、141はそれぞれ複数の光源
130、131からの光束の光軸、142は照明光学装
置139の光軸である。dは光軸142に対する複数の
光源の光軸140の偏芯量を示している。光軸141の
偏芯量もdである。160、161はそれぞれ青反射、
緑反射のダイクロイックミラーである。162はダイク
ロイックミラーから構成される色分離光学手段であり、
163、164、165はミラーである。
【0168】又、166,167はリレーレンズ、16
8、169、170はフィールドレンズ、171、17
2、173は液晶パネルである。176は色合成手段で
あるダクロイックプリズムである。174、175はそ
れぞれダイクロイックプリズム176を構成する青反
射、赤反射のダイクロイックミラーであり、177は投
写レンズである。
【0169】照明光学装置139から出射した光は、色
分離光学手段162に入射する。色分離光学手段162
に入射した光は、青反射のダイクロイックミラー16
0、緑反射のダイクロイックミラー161により、青、
緑、赤の色光に分離される。緑、青の色光はそれぞれフ
ィールドレンズ168、170を透過し、液晶パネル1
71、173に入射する。
【0170】赤の色光はリレーレンズ166、167や
ミラーを透過もしくは反射して、フィールドレンズ16
9を透過後、液晶パネル172に入射する。3枚の液晶
パネル171、172、173はアクティブマトリック
ス方式であって、映像信号に応じた画素への印加電圧の
制御により光を変調し、それぞれ赤、緑、青の画像を形
成する。
【0171】液晶パネル171、172、173を透過
した色光は、色合成光学手段であるダイクロイックプリ
ズム176により、合成され投写レンズ177によりス
クリーン(図示せず)上に拡大投写される。
【0172】以上のように、複数の光源からの光を、照
明光学装置の光軸近傍に集光、合成する照明光学装置に
おいて、照明光学装置の光軸に対する複数の光源からの
光の光軸の偏芯量dや第1レンズアレイ板のレンズ素子
ピッチPを、上記実施の形態で述べた様に、一定の値に
規定することにより、複数の光源からの光を非常に効率
よく、均一に液晶パネルへ照明できる。
【0173】したがって、均一性が良く、光利用効率の
高い投写型表示装置が構成できる。
【0174】3枚の液晶パネルを用いて構成するため、
明るく高精細の投写型表示装置が構成できる。
【0175】(実施の形態6)図13は本発明における
第3の投写型表示装置の構成を示したものである。画像
形成手段として、偏光を利用して光を変調する反射型の
液晶パネルを用いる。
【0176】同図において、130、131は光源であ
るランプ、132、133は楕円面鏡である。134は
反射プリズム、135は集光レンズである。136は第
1レンズアレイ板、137は第2レンズアレイ板であ
る。138は照明レンズであり、139は本発明の照明
光学装置の一例である。
【0177】又、140、141はそれぞれ複数の光源
130、131からの光束の光軸、142は照明光学装
置139の光軸である。dは光軸142に対する光軸1
40の偏芯量を示している。光軸141の偏芯量もdで
ある。
【0178】180、181はそれぞれ赤透過、緑反射
のダイクロイックミラー、182はダイクロイックミラ
ーから構成される色分離光学手段である。183はミラ
ー、184、185、186は偏光分離プリズム、18
7、188、189は反射型の液晶パネルである。19
0、191は1/2波長板、194は色合成手段である
ダクロイックプリズムである。
【0179】又、192、193はそれぞれダイクロイ
ックプリズム194を構成する赤反射、青反射のダイク
ロイックミラー、195は投写レンズである。
【0180】照明光学装置139から出射した光は、色
分離光学手段182に入射する。色分離光学手段182
に入射した光は、赤透過のダイクロイックミラー18
0、緑反射のダイクロイックミラー181により、青、
緑、赤の色光に分離される。分離された緑、赤、青の色
光はそれぞれ偏光分離プリズム184、185、186
に入射する。
【0181】偏光分離プリズム184、185、186
は誘電体多層膜から構成される偏光分離膜を有するプリ
ズムである。偏光分離膜の入射角は45°であり、偏光
分離膜面に対してのP偏光を透過させS偏光を反射させ
る。反射した緑、赤、青の色光のS偏光はそれぞれ反射
型の液晶パネル187、188、189に入射する。反
射型の液晶パネル187、188、189は、アクティ
ブマトリクス方式であって、液晶層と反射膜とを備えて
いる。
【0182】液晶にはホメオトロピック液晶やHANモ
ード液晶、45度ツイストネマチック液晶が用いられ
る。反射型の液晶パネルは、映像信号に応じて電圧が印
加されると液晶の複屈折が変化する。反射型の液晶パネ
ルへの入射光は液晶を透過し、反射膜で反射され、再び
液晶を透過する過程で、複屈折により光の偏光状態がS
偏光からP偏光に変化し、出射する。
【0183】反射型の液晶パネル187から出射した緑
のP偏光の色光は偏光分離プリズム184を透過した
後、色合成手段であるダイクロイックプリズム184に
入射する。反射型の液晶パネル188、189からそれ
ぞれ出射した赤、青のP偏光の各色光は、偏光分離プリ
ズム185、186を透過し、1/2波長板190、1
91により偏光方向をS偏光に回転された後、色合成手
段であるダイクロイックプリズム194に入射する。ダ
イクロイックプリズム194により緑、赤、青の各色光
は合成され、投写レンズ195によりスクリーン上に拡
大投写される。
【0184】一方、反射型の液晶パネル187、18
8、189により偏光状態が変化されないS偏光は、偏
光分離プリズム184、185、186で反射し、照明
光学装置139側に戻る。このようにして、反射型の液
晶パネルで光の偏光状態の変化として形成される光学像
がスクリーン(図示せず)上に拡大投写され、フルカラ
ーの投写画像が形成される。
【0185】以上のように、複数の光源からの光を、照
明光学装置の光軸近傍に集光、合成する照明光学装置に
おいて、照明光学装置の光軸に対する複数の光源からの
光の光軸の偏芯量dや第1レンズアレイ板のレンズ素子
ピッチPを、上記実施の形態で述べた様に、一定の値に
規定することにより、複数の光源からの光を非常に効率
よく、均一に液晶パネルへ照明できる。
【0186】したがって、均一性が良く、光利用効率の
高い投写型表示装置が構成できる。
【0187】3枚の反射型の液晶パネルを用いて構成す
るため、明るく高精細の投写型表示装置が構成できる。
【0188】尚、上記実施例において、画像形成手段と
して、偏光や散乱を利用した液晶パネルを用いた例を示
したが、2次元的に配置された多数の微小ミラーの傾き
を変えて反射光の出射角度を変えることにより映像信号
に応じた光学像を形成する画像形成手段を用いてもよ
い。また、透過型のスクリーンを用いて、背面投写の投
写型表示装置を構成してもよい。
【0189】又、上記実施の形態では、投写型表示装置
に用いる照明光学装置としては、偏光変換部材を備えて
いない構成の場合について述べたが、これに限らず例え
ば、偏光を利用して光を変調して画像を形成する方式の
場合には、図8の偏光変換部材98を備えた本発明の別
の照明光学装置を用いてもよい。
【0190】又、上記実施の形態では、光源を2個設け
た場合について説明したが、これに限らず例えば、4個
設ける構成の場合にも上記関係式を適用することによ
り、同様の効果を発揮する。この場合、反射プリズムの
形状は4角錐となる。
【0191】又、上記実施の形態1,2では、式1又は
式2の関係を満たす場合について述べたが、これに限ら
ず、例えば、図1に示す構成で、式1と式2の関係を同
時に満たす様に、偏芯量dとピッチpを決めても良い。
【0192】
【発明の効果】以上述べたことから明らかなように本発
明は、複数の光源を用いた場合であっても、光源からの
光を効率よく均一に画像形成手段に照明できるという長
所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における照明光学装
置の構成図
【図2】(a)〜(c):複数の光源からの光を合成す
る照明光学装置の動作説明図
【図3】d/mと、照明光学装置の相対的な光利用効率
との関係を示す図
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る照明光学装置
における投写レンズの瞳面での複数の光源の微小な光源
像の様相図
【図5】本発明の第2の実施の形態における照明光学装
置の構成図
【図6】(a):第1のレンズアレイ板に照明される光
束の様相を示す図 (b):第2のレンズアレイ板に照明される光束の様相
を示す図
【図7】第1のレンズアレイ板のレンズ素子ピッチと偏
芯量dに対する相対光利用効率を示す図
【図8】本発明の第3の実施の形態における照明光学装
置の構成図
【図9】(a)、(b):偏光変換光学部材の構成図
【図10】本発明の第3の照明光学装置における投写レ
ンズの瞳面での複数の光源の微小な光源像の様相図
【図11】本発明の第4の実施の形態における投写型表
示装置の構成図
【図12】本発明の第5の実施の形態における投写型表
示装置の構成図
【図13】本発明の第6の実施の形態における投写型表
示装置の構成図
【図14】(a):従来の照明光学装置および投写型表
示装置の構成図(b):従来の投写型表示装置の投写レ
ンズの瞳面に形成される光源像の様相を示す図
【符号の説明】
30、31、60、61、90、91、130、131
ランプ 32、33、62、63、92、93、132、133
楕円面鏡 34、64、94、134 反射プリズム 35、65、95、135 集光レンズ 36、66、96、136 第1レンズアレイ板 37、67、97、137 第2レンズアレイ板 38、68、99、138 照明レンズ 39、69、100、139 照明光学装置 40、41、70、71、101、102、140、1
41光源からの光の光軸 42、72、103、142 照明光学装置の光軸 43、73、105、143、168、169、170
フィールドレンズ 44、74、106、144、171、172、173
液晶パネル 45、75、107、145、177、195 投写レ
ンズ 46、76、108、146 投写レンズの瞳面 47、48、81,82,83,84 微小な光源像 77、78照明光束径 79、80第1レンズアレイ板の周辺の列方向レンズ素
子 98 偏光変換光学部材 110 偏光分離膜 111 反射膜 112 偏光分離プリズムアレイ 113、190、191 1/2波長板 147 スクリーン 160 青反射のダイクロイックミラー 161、181 緑反射のダイクロイックミラー 162、182 色分離光学手段 163、164、165、183ミラー 166、167 リレーレンズ 174、193 青反射のダイクロイックミラー 175、192 赤反射のダイクロイックミラー 176、194 ダイクロイックプリズム 180赤透過のダイクロイックミラー 184、185、186 偏光分離プリズム 187、188、189 反射型の液晶パネル

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を集光し、画像を形成する
    画像形成手段に照明するための照明光学装置であって、 複数の光源と、 前記複数の光源からの放射光をそれぞれ集光する楕円面
    鏡と、 前記楕円面鏡の一方の焦点近傍に配置された、前記楕円
    面鏡からの光が入射し光の進行方向を所定の方向に反射
    する反射手段と、 前記反射手段で反射された光が入射し実質上平行な光を
    出射する集光手段と、 複数のレンズから構成された、前記集光手段からの光を
    多数の光束に分割する第1のレンズアレイ板と、 複数のレンズから構成された、前記第1のレンズアレイ
    板からの光が入射する第2のレンズアレイ板とを備え、 前記複数の光源からのそれぞれの光の光軸は、前記照明
    光学装置の光軸に対して偏芯した構成であって、 前記偏芯の量をdとし、前記楕円面鏡の頂点から前記楕
    円面鏡の第1焦点までの距離に対する前記頂点から前記
    楕円面鏡の第2焦点までの距離の比である楕円面鏡の近
    軸倍率をmとすると、前記偏芯量dが次式、 0.19m≦d≦0.55m を満たすことを特徴とする照明光学装置。
  2. 【請求項2】 光源からの光を集光し、画像を形成する
    画像形成手段に照明するための照明光学装置であって、 複数の光源と、 前記複数の光源からの放射光をそれぞれ集光する楕円面
    鏡と、 前記楕円面鏡の一方の焦点近傍に配置された、前記楕円
    面鏡からの光が入射し光の進行方向を所定の方向に反射
    する反射手段と、 前記反射手段で反射された光が入射し実質上平行な光を
    出射する集光手段と、 複数のレンズ素子から構成された、前記集光手段からの
    光を多数の光束に分割する第1のレンズアレイ板と、 複数のレンズ素子から構成された、前記第1のレンズア
    レイ板からの光が入射する第2のレンズアレイ板とを備
    え、 前記複数の光源からのそれぞれの光の光軸は、前記照明
    光学装置の光軸に対して偏芯した構成であって、 前記偏芯の量をdとし、前記第1のレンズアレイ板の前
    記レンズ素子のピッチをpとすると、次式、 0.33≦d/p≦0.52 が成立することを特徴とする照明光学装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のレンズアレイ板から出射され
    た自然光を、偏光方向が直交する2つの偏光光に分離す
    る偏光分離手段と、 前記偏光分離手段から出射された前記偏光光の内、一方
    の偏光光の偏光方向を回転させる偏光回転手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の照明光学装
    置。
  4. 【請求項4】 前記反射手段は、複数の反射面を備えた
    反射プリズムであることを特徴とする請求項1〜3の何
    れかに記載の照明光学装置。
  5. 【請求項5】 前記反射手段の反射面にはアルミニウム
    膜もしくは誘電体膜を備えた請求項1〜3の何れかに記
    載の照明光学装置。
  6. 【請求項6】 前記集光手段は球面収差を小さくする1
    枚の非球面レンズで構成した請求項1〜3の何れかに記
    載の照明光学装置。
  7. 【請求項7】 前記非球面レンズは成形により製造され
    た請求項6記載の照明光学装置。
  8. 【請求項8】 前記非球面レンズは樹脂により製造され
    た請求項6記載の照明光学装置。
  9. 【請求項9】 前記偏光分離手段は、偏光分離膜と反射
    膜とを備えた偏光分離プリズムを前記複数の光源からの
    それぞれの光の光軸を含む平面に対して直交する方向に
    一定のピッチで複数配置した偏光分離プリズムアレイで
    ある請求項3記載の照明光学装置。
  10. 【請求項10】 前記偏光回転手段は、延伸樹脂フィル
    ム製の1/2波長板である請求項3記載の照明光学装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜3の何れかに記載の照明光
    学装置と、 前記照明光学装置からの光が入射し、映像信号に応じて
    光学像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段上の光学像をスクリーン上に投写する
    投写レンズと、を備えたことを特徴とする投写型表示装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項1〜3の何れかに記載の照明光
    学装置と、 前記光源からの白色光を青、緑、赤の色成分の光に分離
    する色分離光学手段と、 前記色分離光学手段からの各色光が入射し、映像信号に
    応じて光学像が形成される3つの画像形成手段と、 前記各画像形成手段からの青、緑、赤の出射光を受け、
    青、緑、赤の色光を合成する色合成光学手段と、 前記画像形成手段上の光学像をスクリーン上に投写する
    投写レンズと、を備えたことを特徴とする投写型表示装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜3の何れかに記載の照明光
    学装置と、 前記光源からの白色光を青、緑、赤の色成分の光に分離
    する色分離光学手段と、 前記色分離光学手段からの各色光が入射し、入射する光
    を直交する二つの偏光方向の光に分離する偏光分離プリ
    ズムと、 前記偏光分離プリズムからの光が入射し、映像信号に応
    じて光学像が形成される3つの画像形成手段と、 前記画像形成手段からの青、緑、赤の出射する光が前記
    偏光分離プリズムを透過して入射する青、緑、赤の色光
    を合成する色合成光学手段と、 前記画像形成手段上の光学像をスクリーン上に投写する
    投写レンズと、を備えたことを特徴とする投写型表示装
    置。
  14. 【請求項14】 前記画像形成手段が透過型の液晶パネ
    ルである請求項11,又は12記載の投写型表示装置。
  15. 【請求項15】 前記画像形成手段が反射型の液晶パネ
    ルである請求項13記載の投写型表示装置。
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