JP2007140344A - 照明光学系および画像投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インテグレータロッド(均一光線束射出体)の光入射側にカラーホイール(色分解体)を配置できるようにして、高品質な投影画像を供給する照明光学系と、それを備える画像形成装置とを提供する。
【解決手段】プロジェクタ9における照明光学系1では、光線束を射出する複数のランプユニット11a・11bと、光線束を所定方向側へと導くプリズムミラー14と、プリズムミラー14から進行してくる光線束を色光に分解するカラーホイール16と、を含んでいる。そして、プリズムミラー14とカラーホイール16との間に、第1リレー光学系15が配置されるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばDMD(Digital Micromirror Device;米国テキサスインスツルメント社製)や液晶表示素子のような光変調素子に光線を照射する照明光学系と、それを備える画像投影装置とに関するものである。
昨今、高輝度の画像を提供できる画像投影装置(プロジェクター等)の要望が高まっている。そして、かかる要望を実現すべく、例えば特許文献1・2のような画像投影装置が開発されている(図10・図11参照)。
特許文献1の画像投影装置109は、図10に示すように、2つの高出力ランプユニット111a・111bを設けることで、投影画像の高輝度化を図っている。そして、2つのランプユニット111a・111bの光線束は、インテグレータロッド118で合成された後に、カラーホイール116を通過して光変調素子102に到達するようになっている。
また、特許文献2の画像投影装置109も、図11に示すように、2つの高出力ランプユニット111a・111bを設けることで、投影画像の高輝度化を図っている。そして、2つのランプユニット111a・111bの光線束は、カラーホイール116上で重ね合わせて集光し、そのカラーホイール116を通過した後に、インテグレータ光学系118で再び合成され、光変調素子102に到達するようになっている。
特表2002−543454号公報(図4等参照) 特許第3596357号公報(図1参照)
いずれの特許文献の画像投影装置109・109も、ランプユニット111の個数を増やしていることから高輝度化を実現できる。しかしながら、これらの特許文献の画像投影装置109・109では、高輝度化を実現できるものの別の問題が生じている。
例えば特許文献1の画像投影装置109では、カラーホイール116がインテグレータロッド(均一光線束射出体)118の光射出側に位置し、さらに、インテグレータロッド118の光射出面と光変調素子102の素子面とが略共役になっている。そのため、カラーホイール116に含まれる各色フィルタの境界線がインテグレータロッド118の光射出面を横切るとき、かかる境界線がそのまま光変調素子102の素子面に投影される。その結果、素子面内の位置によって照明光の色光が異なることになり、色分布の不均一性(色むら)の問題が生じる。
この問題を解決する一方策として、フィルタの境界線がインテグレータロッド118の光射出面を横切る間は画像を表示しないという方法が挙げられる。しかし、表示しない時間が長いほど投影画像の輝度が低下し、複数のランプユニットを用いる効果が減少する。
一方、特許文献2の画像投影装置109では、カラーホイール116はインテグレータ光学系(均一光線束射出体)118の光入射側に位置している。つまり、かかる画像投影装置109は、色むら問題の原因となるカラーホイール116とインテグレータ光学系118の配置関係を解消している。そのため、特許文献1と同じような色むらは生じにくい。
しかし、特許文献2の画像投影装置109では、図11に示すように、2つのランプユニット111a・111bが隣り合うように位置し、かつ、ランプユニット111a・111bの2つ中心光線はカラーホイール116の近傍で交差するようになっている。そのため、カラーホイール16へ入射する光線の角度分布Xは広がり、ひいては入射角も比較的大きくなる。
通常、カラーホイール116に搭載されたカラーフィルタは、入射角「0°」の光線に対しては、所望の波長帯域で透過できる。しかしながら、入射角の大きな光線がカラーフィルタに入射する場合、透過率が50%となるカットオフ波長がシフトしてしまう。そのため、カラーフィルタにおける透過波長帯域が変化する。すると、図11のように、入射角の大きな光線がカラーフィルタに入射する場合、入射角に起因して光線の色純度が低下することになる。そのため、特許文献2の画像投影装置109は、高輝度の画像を提供できるものの、質の良い画像を提供できない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。そして、その目的は、複数の発光ユニットを備える場合に、例えばインテグレータロッド(均一光線束射出体)の光入射側にカラーホイール(色分解体)を配置できるようにして、高品質な投影画像を供給する照明光学系、および、かかる照明光学系を備える画像形成装置の提供にある。
本発明は、光線束を射出する複数の発光ユニットと、光線束を所定方向側へと導く光線束誘導体と、光線束誘導体から進行してくる光線束を色光に分解する色分解体と、を含む照明光学系である。そして、かかる照明光学系では、光線束誘導体と色分解体との間に、リレー光学系が配置されている。
なお、光線束誘導体は、発光ユニットからの光線束を導くために、かかる光線束を受光できる位置(発光ユニット近傍)にある。例えば、対向配置した発光ユニットの間に光線束誘導体は位置するようになっている。
このような照明光学系であれば、光線束誘導体と色分解体との間に、リレー光学系の長さ分のスペースが生じる。そのため、色分解体が、光線束誘導体の近傍に位置する発光ユニットに過剰に近づかない。その上、光線束誘導体により所定方向側に導かれる光線束が、リレー光学系によって、広がることなく色分解体に導かれる。そのため、広がった光線(入射角の比較的大きな光線)が色分解体に入射する場合に生じる色純度の低下問題が起こりにくい。
さらには、リレー光学系が色分解体の光入射側に位置することから、色分解体による色光の射出側に、光線を取り込み、光強度を均一化して射出する均一光線束射出体が位置することになる(均一光線束射出体の光入射側に色分解体が配置できるようになる)。
つまり、本発明は、複数の発光ユニットと、発光ユニットからの光線束を所定方向側へと導く光線束誘導体と、光線束誘導体によって導かれる光線束を取り込み、光強度を均一化させて出射する均一光線束射出体と、を含む照明光学系であって、光線束誘導体と均一光線束射出体との間に、リレー光学系が配置されているともいえる。
このような構成であれば、均一光線束射出体の光入射端が過剰に発光ユニットに近づかない。そのため、かかる光入射端の近傍に(すなわち、均一光線束射出体の光入射側に)色分解体が配置できる。
また、本発明の照明光学系では、光線束誘導体が、複数の発光ユニットからの複数の光線束の進行方向を略同一方向にして誘導していると望ましい。かかるような照明光学系であれば、リレー光学系、ひいては色分解体に入射する光線の広がりを確実に防止できる。そのため、一層、色分解体への入射光線の角度依存に基づく、色純度の低下が防止される。
また、本発明の照明光学系では、発光ユニットは、光線束を発する発光体と、発光体からの光線束を集光する集光体(例えば楕円面リフレクタ)とを含んでおり、かかる集光体が光線束誘導体近傍で各光線束の中心光線を離間するように集光させていると望ましい。
このような集光体であれば、リレー光学系に入射する前の光線束を、集光によって比較的小さくできる。そのため、リレー光学系のサイズは、比較的小さくなった光線束を受光できるようなサイズであればよく、リレー光学系のコンパクト化が達成できる。
また、本発明の照明光学系では、リレー光学系が、光線束誘導体近傍で集光された光像を、縮小結像させて、均一光線束射出体に導光すると望ましい。かかるリレー光学系であれば、均一光線束出射体に入射する光像が小さくなり、均一光線束射出体のコンパクト化が達成できる。また、均一光線束射出体の大きさが変化しない場合には、均一光線束射出体に導光されずに損失する光が減少する(均一光線束射出体に入射する光が増加する)ので、光の利用効率が向上する。
また、照明光学系における色分解体は、並べて配置された複数色のフィルタを含むとともに、フィルタを光線束に対し横切るように移動させることで、色切替を行うようになっていると望ましい。さらに、本発明の照明光学系では、各発光ユニットからの光線束が並ぶようにして色分解体に到達する場合、色分解体において隣り合って配置するフィルタの境界線が、色切替のときに、光線束を略同時に横切るように形成されていると望ましい。
つまり、色切替のとき、フィルタの境界線と光線束の並び方向とが略一致する時間が生じるような照明光学系であれば望ましい。
かかるような照明光学系であれば、例えば2色のフィルタの境界線が2つの光線束を通過していく時間(色切替時間)が短くなる。すると、2色分の光線束が均一光線束射出体で同時にミキシングされる時間も短くなり、均一光線束射出体から射出する光線束の色調が所望の色調に近づくようになる。
なお、本発明の画像投影装置は、上記した照明光学系と、照明光学系からの光線束を画像データに応じて変調させる光変調素子と、光変調素子にて変調された光線束を投影する投影光学系と、を含むようになっている。そのため、かかる画像投影装置であっても、上記した作用効果を奏じる。
本発明の照明光学系等によれば、光線束誘導体と色分解体との間に一定のスペース(リレー光学系の全長分のスペース)を確保できる上、均一光線束射出体の光入射側に色分解体を配置できる。そのため、本発明の照明光学系は、均一光線束射出体の光射出側に色分解体が位置することで生じる色むら問題を防止できる。その上、光線束誘導体により所定方向側に導かれる光線束が、リレー光学系によって、広がることなく色分解体に導かれることから、広がった光線に起因する色純度の低下が起こらない。
よって、本発明の照明光学系等は、均一光線束射出体の光入射側に色分解体を配置できつつ、高品質な投影画像を供給できる。
[実施の形態1]
本発明の実施の一形態について、図面に基づいて説明すれば、以下の通りである。
〈1.プロジェクタの構成について〉
図1は、本発明の画像投影装置の一例であるプロジェクタ9の概略構成図である。この図1に示すように、プロジェクタ9は、照明光学系1、DMD3、および投影光学系4を含んでいる。
《1−1.照明光学系について》
照明光学系1は、対向配置になったランプユニット11(第1ランプユニット11a・第2ランプユニット11b)、プリズムミラー14、第1リレー光学系15、カラーホイール16、インテグレータロッド18、第2リレー光学系21、ミラーユニット22、およびプリズムユニット26を含んでいる。
《《ランプユニットについて》》
ランプユニット(発光ユニット)11a・11bは、光線束を射出するものであり、光線束を発するランプ12(第1ランプ12a・第2ランプ12b)と、ランプ12a・12bからの光線束を反射させるリフレクタ13(第1リフレクタ13a・第2リフレクタ13b)とを含んでいる。なお、ランプユニット11a・11bは水平面に平行な平面上に配置されている。
なお、ランプ(発光体)12としては、例えば、2つの電極間を放電させることにより白色光を発する300Wの超高圧水銀ランプ等が挙げられる。また、リフレクタ13としては、例えば、楕円の反射面(回転楕円面)を有するリフレクタが挙げられる。
ただし、図1に示すリフレクタ(集光体)13は楕円面リフレクタになっており、リフレクタ13内に位置する焦点(リフレクタ内焦点)に、ランプ12が配置されるようになっている。そのため、ランプ12の光線は、もう一方の焦点(リフレクタ外焦点)に集光するようになる。したがって、楕円の反射面を有するリフレクタ13は、光線を集光する機能を有しているといえる。
《《プリズムミラーについて》》
プリズムミラー(光線束誘導体)14は、ランプユニット11a・11b間(例えばリフレクタ外焦点付近)に位置し、両ランプユニット11a・11bからの光線を所定方向側へと導くものである。例えば図2(図1の部分拡大図)に示す本発明の照明光学系1の場合、プリズムミラー14は、光線を反射させることによって、その光線を第1リレー光学系15の位置する側(所定方向側)へと導くようになっている。
なお、図3に示すように、プリズムミラー14は、第1ランプユニット11aからの光線を反射させる第1ミラー面14aと、第2ランプユニット11bからの光線を反射させる第2ミラー面14bとを有している。そして、第1ミラー面14aと第2ミラー面14bとによって形成される角度(頂角の角度)θ1は、例えば96.6°になっている。その上、第1ミラー面14aと第2ミラー面4bとの連結によって形成される一辺14cの近傍(第1集光エリアAREA1;図1・図2参照)で、ランプユニット11a・11bの光線が集光するようになっている。
また、第1ランプユニット11aの光線と第2ランプユニット11bの光線とは、互いに離間した位置で集光するようにもなっている。例えば図2に示すように、第1ランプユニット11aからの光線の集光点と第2ランプユニット11bからの光線の集光点との間隔(離間距離D1)は2.6mmになっている。なお、かかるような離間距離D1が2.6mmの場合、第1ランプユニット11aの光線と第2ランプユニット11bの光線とは、第1リレー光学系15の光軸AX1から1.3mm離れた距離で集光しているともいえる。
その上、かかるように集光する光線は、プリズムミラー14における頂角の角度θ1に起因して、種々の方向に進行するようになっている。例えば図1・図2に示すように、96.6°の角度θ1を有する頂角であれば、集光する両光線束の中心光線は第1リレー光学系15の光軸AX1に向かって近づくように進行する。
《《第1リレー光学系について》》
第1リレー光学系15は、複数のレンズを含む光学系であり、光像をリレー(再結像)するようになっている。そして、この第1リレー光学系15は、プリズムミラー14とカラーホイール16との間に位置するようになっている。特に、第1リレー光学系15は、図2に示すように、第1集光エリアAREA1にて形成される第1集光光像IM1を、インテグレータロッド18の光入射端面18a近傍(第2集光エリアAREA2)に再結像するようになっている。つまり、第1集光光像IM1と光入射端18a近傍とは、第1リレー光学系15により共役関係にある。
ただし、第1集光光像IM1のサイズと第2集光光像IM2のサイズとが、同サイズである必要はない。例えば、第1リレー光学系15は、第1集光光像IM1を縮小させて(例えば約0.87倍に縮小させて)第2集光エリアAREA2に再結像させてもよい。かかるように縮小結像によって形成された第2集光光像IM2であれば、インテグレータロッド18の光入射端面18aのサイズが小さくできるからである。また、インテグレータロッド18の大きさが変化しない場合には、インテグレータロッド18に導光されずに損失する光が減少する(すなわち、インテグレータロッド18に入射する光が増加する)ので、光の利用効率が向上する。
《《カラーホイールについて》》
カラーホイール(色分解体)16は、カラー映像提供のために、第1リレー光学系15を経た白色光を赤色光(R光)、緑光(G光)、または青色光(B光)に色分解するものである。かかるようなカラーホイール16は、例えば図4に示すように、R光、G光、B光のみをそれぞれ選択的に透過させる3種のカラーフィルタ17(17R・17G・17B)を、略円周方向に沿うように配置している。
そして、カラーホイール16は、カラーフィルタ17を回転移動等させるようになっている。そのため、これらカラーフィルタ17(17R・17G・17B)が第1リレー光学系15を経た光線の光路上に順に進出する。その結果、白色光は、時間的にR光、G光、B光に色分解されるようになる。
《《インテグレータロッドについて》》
インテグレータロッド18は、カラーホイール16を経た光線の光強度を均一化させて出射させるものである。かかるようなインテグレータロッド18は、例えば図2のように角柱形状であり、一方の端面(光入射端面)18aで光線を受光し、内部へと入射させる。そして、内部に入った光線は、インテグレータロッド18の内部側面で反射を繰り返しミキシングされながら他方の端面(光射出端面)18bに導かれ、そこから射出するようになっている。
《《第2リレー光学系について》》
第2リレー光学系21は、第1リレー光学系15同様、複数のレンズを含む光学系であり、インテグレータロッド18から射出してきた光線をミラーユニット22へと導くものである。なお、第2リレー光学系21は、インテグレータロッド18の光射出端面18bを、DMD3の表示面(素子面)に共役な状態でリレーするようになっている。そのため、インテグレータロッド18の光射出端面18bの形状(例えば長方形)と、DMD3の表示面の形状とが略相似形になっていると望ましい。このように両者が相似形であれば、照明光が、無駄なく(比較的効率よく)DMD3を照射するためである。
《《ミラーユニットについて》》
ミラーユニット22は、第1ミラー23および第2ミラー24を含むユニットであり、第2リレー光学系21を経た光線をプリズムユニット26へと導いている。具体的には、第1ミラー23は第2リレー光学系21からの光線を第2ミラー24に向けて反射させ、第2ミラー24は第1ミラー23から反射してきた光線をプリズムユニット26に向けて反射させている。
《《プリズムユニットについて》》
プリズムユニット26は、ミラーユニット22からの光線をDMD3へと導くとともに、DMD3からの反射光を投影光学系4へと導くものである。かかるようなプリズムユニット26は、図5・図6に示すように、全反射プリズム27と、透過プリズム28とを含んでいる。なお、図5は図1に示す投影光学系4の位置から透過プリズム28の第2射出面s5を主体的にみた場合の正面図であり、図6は図5の側面図である。ただし、便宜上、図6は図5の正面図も図示している。
全反射プリズム27は、図6に示すように、少なくとも3つのプリズム面を有するようになっている。具体的には、全反射プリズム27は、最初に光線の入射する第1入射面s1と、第1入射面s1を透過してきた光線の到達する臨界面s2と、臨界面s2で全反射した場合の光線をDMD3に向けて射出させる第1射出面s3とを有している。
一方、透過プリズム28は、少なくとも2つのプリズム面を有するようになっている。そして、2面のうちの1つのプリズム面が全反射プリズム27からの光線の入射する第2入射面s4になっており、もう一方のプリズム面が第2入射面s4を透過してきた光線を投影光学系4に射出させる第2射出面s5になっている。
なお、全反射プリズム27の臨界面s2と透過プリズム28の第2入射面s4とは、空気層を介して対向するように配置されている。また、全反射プリズム27の第1入射面s1には、光線をテレセントリックにするために、平凸レンズLS1が取りつけられていると望ましい。
また、ミラーユニット22およびプリズムユニット26は、第2リレー光学系21からの光線を適切に折り返してDMD3に到達させることで、照明光学系1は、インテグレータロッド18の端面(光入射端面18aおよび光射出端面18b)における長手方向と水平面とを略平行にできる。すると、対向配置されたランプユニット11a・11bからの光線束が、プリズムミラー14によって並ぶようにしてインテグレータロッド18に到達する場合、光線束の並び方向H(後述の図8参照)とインテグレータロッド18における端面の長手方向とが一致するようにできる。その結果、比較的効率よく、2つの光線束がインテグレータロッド18に入射するようになる。
《1−2.DMDについて》
DMD3は、照明光学系1から供給される光を画像データに応じて変調する光変調素子である。具体的には、表示画像の画像データに応じてON/OFF駆動される微小ミラーがマトリクス状に配置することで長方形の画像表示領域を形成している。
そして、DMD3の各微小ミラーは、1画素に対応しており、長方形の画像表示領域における長辺に対し45°の角度をなす偏向軸を有している。その上、各微小ミラーは、画像データに応じて偏向軸を中心に±12°偏向するようになっている。そのため、DMD3は、画像データに応じて各微小ミラーの傾斜角を選択的に変化させることで、各微小ミラーに基づく画素光線(反射光線)を投影光学系4へ入射できる。
なお、DMD3の代わりに、例えば反射型や透過型の液晶表示素子で光変調素子として使用することも可能である。
《1−3.投影光学系について》
投影光学系4は、DMD3にて変調された光線をスクリーン等の被投影面に拡大投影するものである。
〈2.プロジェクタ内での光線の進行について〉
ここで、プロジェクタ9内での光線の進行について説明する。まず、対向配置になったランプユニット11a・11bのランプ12a・12bから発せられた光線束は、楕円面を有するリフレクタ13a・13bによって、リフレクタ外焦点近傍に位置するプリズムミラー14へと進行する。
かかる進行の光線は、集光されながら進行するので、比較的小さな光線束幅になり、プリズムミラー14へと到達する。具体的には、第1ランプユニット11aからの光線は第1ミラー面14aに到達し、第2ランプユニット11bからの光線は第2ミラー面14bに到達する。そして、第1ミラー面14a・第2ミラー面14bによって反射された光線束は、第1集光エリアAREA1内にて集光する。
そして、この集光する光線束は、第1リレー光学系15によって、第2集光エリアAREA2内で再結像される。ただし、第1リレー光学系15とインテグレータロッド18との間にカラーホイール16が介在するようになっているため、インテグレータロッド18に入射する光線は、色味を帯びた光線束(色光)になっている。
かかる色味を帯びた光線束は、インテグレータロッド18によって、均一な光強度を有する光線束として射出されるとともに、第2リレー光学系21を通過してミラーユニット22へと進行する。そして、このミラーユニット22によって反射された光線は、プリズムユニット26に向けて進行する。
そして、この進行する光線は、平凸レンズLS1を通過することによって、テレセントリックな光線になって、全反射プリズム27の第1入射面s1に到達する。さらに、光線は第1入射面s1を透過し、臨界面s2へと到達する。このとき、光線は全反射条件を満たすように臨界面s2に到達するようになっている。そのため、光線は全反射することで第1射出面s3に向けて進行する。
その後、光線は第1射出面s3を透過し、DMD3に到達する。DMD3では、画像データに応じて各微小ミラーの傾き角がONまたはOFFに変化する。そして、ONになった微小ミラーで反射された光(投影光)が、第1射出面s3から再び全反射プリズム27に入射し、臨界面s2に到達する。かかる場合、投影光は全反射条件を満たさない角度で臨界面s2に入射するようになっている。したがって、光線は臨界面s2を透過し、空気層を介して透過プリズム28の第2入射面s4へと進行する。
そして、第2入射面s4を透過する光線は、そのまま第2射出面s5も透過して、投影光学系4に向けて進行する。その結果、投影光学系4は、画像データに基づく光線をスクリーン等に投影できるようになる。
〈3.本発明における種々の特徴の一例について〉
以上のように、本発明のプロジェクタ9における照明光学系1では、光線束を射出する複数のランプユニット11a・11bと、光線束を所定方向側へと導くプリズムミラー14と、プリズムミラー14から進行してくる光線束を色光に分解するカラーホイール16と、を含んでいる。そして、プリズムミラー14とカラーホイール16との間に、第1リレー光学系15が配置されるようになっている。
かかるような照明光学系1であれば、プリズムミラー14とカラーホイール16との間に、一定の離間間隔(すなわち第1リレー光学系15の全長と同程度の間隔)が生じることになる。そのため、カラーホイール16が、プリズムミラー14を挟むように位置するランプユニット11a・11bに過剰に近づかない。すると、カラーホイール16が、ランプユニット11a・11bに接触するような事態は起こり得ない。また、ランプユニット11a・11bの光線の有効光路領域に、カラーホイール16が干渉するような事態も起こり得ない。
その上、第1リレー光学系15によって、プリズムミラー14近傍の光像(例えば集光光像)が共役関係を維持しながら、カラーホイール16に導かれる。そのため、プリズムミラー14によって導かれる光線が、広がってカラーホイール16(具体的にはカラーフィルタ17)に入射するような事態は起こり得ない。つまり、カラーフィルタ17への入射光線の角度分布の増加が防止され、ひいては入射角の増加も防止される。その結果、本発明の照明光学系1では、カラーホイール16からの射出光の色純度が、光線の入射角に起因して低下することは起こり得ない。
また、プリズムミラー14とカラーホイール16との間に、第1リレー光学系15が配置されるようになっていると、図1・図2のように第1ランプユニット11aおよび第2ランプユニット11bとを対向配置させた場合でも、カラーホイール16による色光の射出側に、インテグレータロッド18が配置できるようになる。つまり、インテグレータロッド18の光入射側にカラーホイール16が配置できる。
このような配置であれば、各色カラーフィルタ17R・17G・17Bの境界線LN付近を光が通過しても、混色の光がインテグレータロッド18でミキシングされてDMD3に供給される。そのため、カラーホイール16をインテグレータロッド18の光出射側に配置したときに生じるような問題が生じ得ない。具体的には、DMD3の表示面上での部分的な色むらの問題が抑制できる。
また、かかる配置では、カラーフィルタ17を通過後の光線しかインテグレータロッド18に入射しない。そのため、一度に白色光線分のエネルギー負荷がインテグレータロッド18にかかることはない。つまり、白色光線分のエネルギーのうち約3分の1のエネルギー(例えば赤色光線分のエネルギー)しか一度にインテグレータロッド18に入射しない。すると、インテグレータロッド18が光線により過剰に高温化することはない。
そのため、例えば、板ミラー4枚を接着剤等で貼り合わせた中空状のインテグレータロッド18を使用することができる。なぜなら、接着剤等が高温により劣化する事態が起きないためである。また、このような中空状のインテグレータロッド18は、ガラスのみで構成されたインテグレータロッドに比べて全長を短くすることもできる。なぜなら、中空状のインテグレータロッド18の内部は空気と同様の屈折率1.0のため、屈折率1.5等のガラスから成るインテグレータロッド18に比べて、約3分の2の全長で同様の効果を発揮できるためである。
また、図7に示すように、本発明の照明光学系1では、プリズムミラー14が、複数の光線の進行方向を略同一方向(略平行)にして誘導させている(なお、光線は先端黒塗りの矢印で示す)。これは、図7(A)に示すように、第1ランプユニット11aの光線の進行方向と第2ランプユニット11bの光線の進行方向とが、互いに近づきつつも、第1リレー光学系15に向かって略同一方向となる場合や、図7(B)に示すように、第1ランプユニット11aの光線の進行方向と第2ランプユニット11bの光線の進行方向とが同一方向となる場合を意味している。
かかるように、プリズムミラー14がランプユニット11a・11bの両光線を導くようになっていれば、第1リレー光学系15に入射する光線の入射角は比較的小さくなり、ひいては、カラーフィルタ17に入射する光線の入射角も小さくできる。よって、一層、カラーフィルタ17への入射光線の角度依存に基づく、色純度の低下が防止される。
なお、図7(A)の場合、図7(B)に比べてインテグレータロッド18に入射する光線に若干の角度(入射角度)が生じる。しかし、この入射角は極めて小さいものになっている。例えば、プリズムミラー14の頂角θ1が96.6°の場合、中心光線の入射角は13.2°になっている。すると、従来の図11に示すような、カラーホイール116への入射角度のように、極めて大きな角度にはならない。
ただし、入射角が生じると両光線による角度分布が広がり、色純度の問題とともに、投影光の照度むらという問題も生じるおそれもあり得る。しかし、本発明の照明光学系1は、ランプユニット11a・11bの両光線束による角度分布を、照度分布むらの問題を生じない程度に設計している。
つまり、第1リレー光学系15以降の光学系内で、ランプユニット11a・11bの両光線束による角度分布が多少異なることを考慮した上で、プリズムミラー14が設計されている。したがって、本発明の照明光学系1を備えるプロジェクタ9は、1灯のランプユニットを具備する照明光学系1を有するプロジェクタと同程度の照度むらしか起き得ない。
また、ランプユニット11は、光線束を発するランプ12と、ランプ12からの光線束を集光するリフレクタ(例えば楕円面を有するリフレクタ)13を含んでいる。そして、リフレクタ13は、プリズムミラー14の近傍(第1集光エリアAREA1)で光線束を集光させるようになっている。
このようなリフレクタ13であれば、第1リレー光学系15に入射する前の光線束を、集光によって比較的小さくできる。そのため、第1リレー光学系15のサイズは、比較的小さくなった光束を受光できるようなサイズであればよい。つまり、比較的小さな第1リレー光学系15であっても構わない。
なお、図1・図2の照明光学系1のように、リフレクタ13が楕円面を有するものであれば、別個の集光レンズ(コンデンサーレンズ)等を設ける必要がなくなり、照明光学系1のコンパクト化にもつながる。
その上、第1リレー光学系15は、プリズムミラー14近傍(第1集光エリアAREA1)で集光された光像を、縮小結像させてインテグレータロッド18に伝達するようになっている。
つまり、第1リレー光学系15は、その第1リレー光学系15に入射する前の光像をさらに縮小させて、インテグレータロッド18に導くことになる。そのため、インテグレータロッド18の光入射側に位置するカラーホイール16(具体的には、カラーフィルタ17)に入射する光線束幅は一層小さくなる。その結果、色光の切替時間(色切替時間;後述)の短縮化が図れる。
さらには、インテグレータロッド18に入射する光線束幅も小さくなるため、インテグレータロッド18の光入射端18aのサイズも小型化でき、ひいてはインテグレータロッド18の全長の短縮化にもつながる。また、インテグレータロッド18の大きさが変化しない場合には、インテグレータロッド18に導光されずに損失する光が減少する(すなわち、インテグレータロッド18に入射する光が増加する)ので、光の利用効率が向上する。
ところで、カラーホイールの形状は特に限定されるものではない。要は、並べて配置された複数色のカラーフィルタを含むとともに、それらのカラーフィルタを光線を横切るように移動させることで、色切替を行うようになっているカラーホイールであればよい。すると、例えば図4のような、回転移動によって、時間的にR光、G光、B光に色分解できるカラーホイール16が、本発明の照明光学系1に使用できる。
ただし、かかるようなカラーホイール16においては、隣り合って配置したカラーフィルタ17(例えば17R・17G)により形成される境界線LNが生じる。そのため、図8に示すように、この境界線LNをまたいで光線束LF1・LF2が入射すると、2色分の光線束LF1・LF2がインテグレータロッド18で同時にミキシングされることになる。このようなミキシングが長時間にわたって行われると、インテグレータロッド18から射出する光線の色調が所望の色調と異なることになる。
そこで、各ランプユニット11a・11bからの光線束LF1・LF2が、並ぶようにしてカラーホイール16に到達する場合、そのカラーホイール16において隣り合って配置するカラーフィルタ17の境界線LNは、色切替のときに、光線束LF1・LF2を略同時に横切るように形成されている。具体的には、色切替のとき、カラーフィルタ17の境界線LNと光線束の並び方向とが略一致する時間が生じるようになっているとよい。
かかる構成であれば、色調の変化が抑制できる。その理由を図9を用いて説明する。図9は、回転するカラーホイール16での境界線LNが、光線束を横切る状態を示している。そして、図9(A)は、色切替のときにカラーフィルタ17の境界線LNと光線束の並び方向Hとが略一致する時間が生じる状態を示している。一方、図9(B)は、色切替のときにカラーフィルタ17の境界線LNと光線束の並び方向Hとが全く一致しない状態を示している。
なお、点線の境界線LNは、回転移動する境界線LNを段階的に示したものである。具体的には、回転移動に応じて先に光線束LF1・LF2をまたぐ境界線LNの順に応じ、LN1・LN2・LN3としている。また、カラーホイール16の回転方向は、RDとしている。
図9(A)・図9(B)に示すように、境界線LN1から境界線LN3に移動する区間(混色区間)において、2色の混色が生じる。しかしながら、図9(A)に示す本発明の照明光学系1は、カラーフィルタ17の境界線LNと光線束の並び方向Hとが全く一致しない図9(B)の照明光学系に比べて、混色区間を短縮化できる。すなわち、本発明の照明光学系1は、境界線LNが2つの光線束LF1・LF2のうち少なくとも一方を通過していく合計時間(色切替時間)を比較的短くできる。
かかるように混色区間の時間(色切替時間)が比較的短くなると、2色分の光線がインテグレータロッド18で同時にミキシングされる時間も短くなる。すると、インテグレータロッド18から射出する光線の色調が所望の色調に近づくようになる。
また、本発明の照明光学系1は、カラーホイール16の1回転の時間において、2色のカラーフィルタ17(例えば17R・17G)にまたがって入射している時間(色切替時間)の割合を最小にできる。したがって、カラーホイール16の通過時における光の混色を最小限に抑えることにもなる。そのため、明るさ(輝度)を維持しつつ色純度を向上させた照明光学系1ともいえる。
[その他の実施の形態]
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、複数のランプユニットの配置は対向配置に限定されない。つまり、各ランプユニットからの光線が直交するような配置であってもよい(例えば図10参照)。
ただし、対向配置のランプユニット11a・11bの場合、電気系・冷却系等の別部材を適切に配置できる。また、ランプユニットを鉛直方向に沿って配置させると、厚みの大きなプロジェクタになってしまうが、対向配置のランプユニット11a・11bであれば、プロジェクタ9の厚みの抑制も可能になる。
また、上記のリフレクタ13は楕円面を有するものの、その楕円形状は特に限定するものではない。ただし、離心率eは、「0.78≦e≦0.80」の関係(関係1)を満たすようになっていると望ましい。
例えば、離心率eが関係1の上限値を上回る場合、楕円面における2つの焦点間隔が比較的広がることになる。すると、焦点間隔の増加に伴い、集光される光線の幅(光束幅)が比較的大きくなる。そのため、この大型化した光線を受光するプリズムミラーや第1リレー光学系等が大型化せざるを得ない。
一方、離心率eが関係1の下限値を下回る場合、楕円面における2つの焦点間隔が比較的狭くなる。すると、焦点間隔の減少に伴い、過剰に2つのランプユニットが近づくようになり、集光される光線がランプの構造体(バルブ先端)と干渉するような事態が生じ得る。その結果、プリズムミラーに到達する光線量が減少し、光線の有効利用が図れなくなる。
以上から、上記の関係式1を満たすと望ましいといえる。なお、かかる関係1を満たす例としては、下記のような条件を満たすリフレクタ13が挙げられる。
・楕円面における半長径A1=41.45mm
・楕円面における半短径A2=25.50mm
・離心率e=√(1−(A1/A2)2)=0.788
また、インテグレータロッド18の材質も特に限定されるものではない。例えば、ホウケイ酸クラウン光学ガラス(BK7)等の耐熱性が比較的低く、安価な材料を使用することもできる。これは、インテグレータロッド18に入射する光線がカラーフィルタ17を透過した光線になっているために、インテグレータロッド18自体が過剰な高温にならないからである。
本発明における照明光学系およびプロジェクタ(画像投影装置)の概略構成図である。 図1の部分拡大図である。 プリズムミラーの斜視図である。 カラーホイールの正面図である。 プリズムユニットの正面図である。 プリズムユニットの側面図である。 図7(A)は、第1ランプユニットの光線の進行方向と第2ランプユニットの光線の進行方向とが、互いに近づきつつも、第1リレー光学系に向かって略同一方向となっている状態を示す説明図である。図7(B)は、第1ランプユニットの光線の進行方向と第2ランプユニットの光線の進行方向とが同一方向となっている状態を示す説明図である。 カラーホイールの正面図であり、カラーホイール(具体的にはカラーフィルタ)の境界線をまたいで光線束が入射する状態を示している。 回転するカラーホイールでの境界線が光束を横切る状態を示す説明図であり、図9(A)は、色切替のときにカラーフィルタの境界線と光束の並び方向とが略一致する時間が生じる状態を示している。図9(B)は、色切替のときにカラーフィルタの境界線と光束の並び方向とが全く一致しない状態を示している。 従来の画像投影装置の概略構成図である。 図10の他の一例を示す画像投影装置の概略構成図である。
符号の説明
1 照明光学系
3 DMD(光変調素子)
4 投影光学系
9 プロジェクタ(画像投影装置)
11 ランプユニット(発光ユニット)
12 ランプ(発光体)
13 リフレクタ(集光体)
14 プリズムミラー(光線束誘導体)
15 第1リレー光学系(リレー光学系)
16 カラーホイール(色分解体)
17 カラーフィルタ(フィルタ)
LN 境界線
LF1 第1ランプユニットの光線束
LF2 第2ランプユニットの光線束
H 光線束の並び方向
18 インテグレータロッド(均一光線束射出体)
21 第2リレー光学系
22 ミラーユニット
26 プリズムユニット
AREA1 第1集光エリア(光線束誘導体近傍)
IM1 第1集光光像
AREA2 第2集光エリア
IM2 第2集光光像
AX1 第1リレー光学系の光軸

Claims (8)

  1. 光線束を射出する複数の発光ユニットと、
    上記の光線束を所定方向側へと導く光線束誘導体と、
    上記光線束誘導体から進行してくる光線束を色光に分解する色分解体と、
    を含む照明光学系であって、
    上記光線束誘導体と上記色分解体との間に、リレー光学系が配置されていることを特徴とする照明光学系。
  2. 上記色分解体による色光の射出側には、
    光線束を取り込み、光強度を均一化して射出する均一光線束射出体が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の照明光学系。
  3. 上記光線束誘導体は、複数の光線束の進行方向を略同一方向にして誘導していることを特徴とする請求項1または2に記載の照明光学系。
  4. 上記発光ユニットは、光線束を発する発光体と、上記発光体からの光線束を集光する集光体とを含んでおり、
    上記集光体は、上記光線束誘導体の近傍で各光線束の中心光線を離間するように集光させていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明光学系。
  5. 上記集光体が、楕円面リフレクタであることを特徴とする請求項4に記載の照明光学系。
  6. 上記リレー光学系は、上記の光線束誘導体の近傍で集光された光像を、縮小結像させて、上記均一光線束出射体に導光することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明光学系。
  7. 上記色分解体は、並べて配置された複数色のフィルタを含むとともに、上記フィルタを光線束に対し横切るように移動させることで、色切替を行うようになっており、
    各発光ユニットからの光線束が並ぶようにして上記色分解体に到達する場合、
    上記色分解体において隣り合って配置する上記フィルタの境界線は、色切替のときに、上記光線束を略同時に横切るように形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の照明光学系。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の照明光学系と、
    上記照明光学系からの光線束を画像データに応じて変調させる光変調素子と、
    上記光変調素子にて変調された光線束を投影する投影光学系と、
    を含むことを特徴とする画像投影装置。
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