JPH11160791A - 照明光学装置およびこの照明光学装置を使用した投写型表示装置 - Google Patents

照明光学装置およびこの照明光学装置を使用した投写型表示装置

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JPH11160791A
JPH11160791A JP9321824A JP32182497A JPH11160791A JP H11160791 A JPH11160791 A JP H11160791A JP 9321824 A JP9321824 A JP 9321824A JP 32182497 A JP32182497 A JP 32182497A JP H11160791 A JPH11160791 A JP H11160791A
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JP
Japan
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light
lens
illumination optical
optical device
lens array
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JP9321824A
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English (en)
Inventor
Takaaki Tanaka
孝明 田中
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投写型表示装置に使用される、レンズアレイ
板を使用した照明光学装置において、発光部が大きい光
源であっても、照明光を効率よく均一に画像形成手段に
照射できることを目的とする。 【解決手段】 第1レンズアレイ板12と第2レンズアレ
イ板14との間に、第1レンズアレイ板12のレンズ13から
の光を、対応する第2レンズアレイ板14のレンズ15に導
光するライトガイド16を複数配置したライトガイドアレ
イ17を配置する。この構成により、第1レンズアレイ板
12を出射した後、損失していた光束が、ライトガイド16
により対応する第2レンズアレイ板14の各レンズ15に
有効に導光されることによって、発光部が大きい、すな
わち、アーク長が長いランプ10であっても、ライトガイ
ド16がない場合に損失していた光を利用でき、光利用効
率の高い照明光学装置を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源からの光を集
光し、画像を形成する画像形成手段に照明する照明光学
装置、およびこの照明光学装置から出射光により画像形
成手段に形成される画像を照射し、投写レンズによりス
クリーン上に拡大投写する投写型表示装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】大画面の画像を得るために、映像信号に
応じた光学像を形成する小型の画像形成手段に、光源か
らの光を照明し、投写レンズによりその光学像をスクリ
ーン上に投写、拡大する投写型表示装置が使用されてい
る。画像形成手段には、アクティブマトリクス方式であ
って、ツイストネマチック型の液晶セルの両側に偏光板
を直交ニコルに配置し、偏光を利用して光を変調する液
晶パネルが広く実用的に使用されている。
【0003】この液晶パネルに光源からの光を照射する
照明光学装置には、複数のレンズから形成される2枚の
レンズアレイ板が使用されている(たとえば、特開平3
−111806号公報参照)。2枚のレンズアレイ板
は、光源側に配置される一方のレンズアレイ板に入射す
る光束を多数の光束に分割し、分割された各光束を液晶
パネル上に重畳し、効率よく均一に照明するものであ
る。
【0004】従来の投写型表示装置に使用される照明光
学装置の基本構成の一例を、図11に基づいて説明す
る。光源である放電ランプ1からの放射光は放物面鏡2
により集光され、略平行光の光束に変換され、この平行
光束は第1レンズアレイ板3に入射される。第1レンズ
アレイ板3は複数の矩形のレンズから形成され、各矩形
のレンズにより入射光束(前記平行光束)は多数の光束
に分割され、第2レンズアレイ板4の複数の各レンズに
収束される。第2レンズアレイ板4の各レンズには2次
光源像が形成される。第2のレンズアレイ板4と補助レ
ンズ5は、第1のレンズアレイ板3の各レンズを液晶パ
ネル8上に重畳結像させる。
【0005】このようにして、液晶パネル8上に、分割
した多数の光束を重畳させて均一な照明を行う。フィー
ルドレンズ7は液晶パネル8への照明光を投写レンズ
(図示せず)に集光する。図11において、細実線によ
り、放物面鏡2の焦点付近から発光する光が第1レンズ
アレイ板3の中央部と周辺部を透過し、液晶パネル8上
に重畳される光の様子を示し、太実線により、放物面鏡
2の焦点付近からずれた位置から発光する光が液晶パネ
ル8上には照明せず損失する光の様子を示している。
【0006】また、偏光を利用した液晶パネルを用いた
投写型表示装置の照明光学装置として、偏光分離手段で
ある偏光ビームスプリッタと、偏光回転手段である1/
2波長板を使用して、自然光を偏光方向が一方向の光に
変換する偏光変換光学部材を構成し、投写型表示装置の
光利用効率を向上させる照明光学装置が知られている
(たとえば、特開平8−304739号公報参照)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図11に示すように照
明光学装置を構成するとき、照明光学系の光利用効率
は、光源の発光部の大きさの指標となる放電ランプ1の
アーク長が小さくなるほど高くなる(なお、照明光学系
の光利用効率は画像形成手段のサイズや画像形成手段の
方式にも依存する)。画像形成手段として偏光を利用し
た液晶パネル8を使用したとき、通常の光学設計上、比
較的高い光利用効率を得ることができる液晶パネルサイ
ズとランプのアーク長の関係を図12に示す。また偏光
変換光学部材を配置するときは偏光変換光部材を配置し
ない場合に比べて、高い光利用効率を得るには、よりア
ーク長を小さくする必要がある。アーク長が長いときに
は、図11に太実線で示す光束のように液晶パネル8を
照明せず損失する光となる。しかしながら、放電ランプ
1のショートアーク化はランプの発光効率の低下や電極
劣化による寿命の低下を招く。また、ランプの高出力化
は、さらに電極劣化が大きくなり、寿命の確保ができな
くなる。したがって、投写型表示装置の高輝度化を図る
には、光源の発光部が大きい、すなわち、放電ランプ1
のときにはアーク長が長くても光利用効率が高い照明光
学装置が必要であった。
【0008】本発明は、このような照明光学装置におい
て、光源の発光部が大きくても、損失することなく、光
利用効率が高く均一な照明ができることを目的とし、さ
らに、この照明光学装置を使用した投写型表示装置にお
いて、明るく光利用効率が高いことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の照明光学装置
は、光源からの光を集光し、画像を形成する画像形成手
段に照明する照明光学装置であって、前記光源からの放
射光を集光する凹面鏡と、複数のレンズから形成され、
前記凹面鏡により集光された光を多数の光束に分割して
出射する第1レンズアレイ板と、複数のレンズから形成
され、前記第1のレンズアレイ板からの光を入射し、前
記画像形成手段へ向けて出射する第2レンズアレイ板
と、前記第1レンズアレイ板と前記第2レンズアレイ板
との間に配置され、前記第1レンズアレイ板の各レンズ
から、対応する前記第2レンズアレイ板の各レンズに入
射する光を導光する複数のライトガイドとを備えたこと
を特徴としたものである。
【0010】この本発明によれば、光源の発光部が大き
くても、光利用効率が高く均一な照明ができる照明光学
装置が得られる。また本発明の投写型表示装置は、光源
と、上記発明の照明光学装置と、前記照明光学装置から
の光が入射し、映像信号に応じて光学像を形成する画像
形成手段と、前記画像形成手段上の光学像をスクリーン
上に投写する投写レンズとを備えたことを特徴としたも
のである。
【0011】この本発明によれば、明るく光利用効率が
高い投写型表示装置が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光源からの光を集光し、画像を形成する画像形成手
段に照明する照明光学装置であって、前記光源からの放
射光を集光する凹面鏡と、複数のレンズから形成され、
前記凹面鏡により集光された光を多数の光束に分割して
出射する第1レンズアレイ板と、複数のレンズから形成
され、前記第1のレンズアレイ板からの光を入射し、前
記画像形成手段へ向けて出射する第2レンズアレイ板
と、前記第1レンズアレイ板と前記第2レンズアレイ板
との間に配置され、前記第1レンズアレイ板の各レンズ
から、対応する前記第2レンズアレイ板の各レンズに入
射する光を導光する複数のライトガイドとを備えたこと
を特徴としたものであり、光源の発光部が大きいとき、
第1レンズアレイ板を出射した後、損失していた光束
が、ライトガイドにより、対応する第2レンズアレイ板
の各レンズに有効に導光され、光利用効率の高い照明光
学装置が得られるという作用を有する。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
照明光学装置であって、前記第2レンズアレイ板からの
光が入射し、自然光を偏光方向が直交する2つの偏光光
に分離する偏光分離手段と、前記偏光分離手段からの光
が入射し、前記偏光分離手段から出射した一方の偏光光
の偏光方向を回転する偏光回転手段とを備えたことを特
徴としたものであり、第2レンズアレイ板から出射する
多数の光束は、偏光分離手段に入射し、偏光方向が直交
する2つの偏光光に分離され、偏光分離手段を出射した
一方の偏光光は偏光回転手段により偏光方向が回転さ
れ、一つの偏光方向の光に変換される。よって、損失し
ていた一方の偏光光を利用できるため、画像形成手段を
照明する有効な偏光の光束が増大される光利用効率の高
い照明光学装置が得られるという作用を有する。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイドを
反射鏡で構成したことを特徴としたものであり、第1レ
ンズアレイ板を出射した後、損失していた光束が、反射
鏡により、対応する第2レンズアレイ板の各レンズに有
効に導光されるという作用を有する。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイドを
ガラスで構成したことを特徴としたものであり、第1レ
ンズアレイ板を出射した後、損失していた光束が、ガラ
スにより、対応する第2レンズアレイ板の各レンズに有
効に導光されるという作用を有する。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイドの
入射側端の形状を、第1レンズアレイ板のレンズ開口形
状と略同一形状としたことを特徴としたものであり、第
1レンズアレイ板の各レンズを出射した光束は、レンズ
開口形状と略同一形状の入射側端の形状を有するライト
ガイドにより、対応する第2レンズアレイ板の各レンズ
により有効に導光されるという作用を有する。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイドの
出射側端の形状を、第2レンズアレイ板のレンズ開口形
状と略同一形状としたことを特徴としたものであり、第
1レンズアレイ板の各レンズを出射した後、損失してい
た光束が、第2レンズアレイ板のレンズ開口形状と略同
一形状の出射側端の形状を有するライトガイドにより、
対応する第2レンズアレイ板の各レンズにより有効に導
光されるという作用を有する。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイドの
出射側端の開口を、第2レンズアレイ板のレンズ開口よ
り小さくしたことを特徴としたものであり、第1レンズ
アレイ板の各レンズを出射した後、損失していた光束
が、第2レンズアレイ板のレンズ開口より小さい出射側
端の開口を有するライトガイドにより、対応する第2レ
ンズアレイ板の各レンズに収束されながら導光されると
いう作用を有する。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイドの
出射側の開口を、ライトガイドの光の入射側の開口より
小さくしたことを特徴としたものであり、第1レンズア
レイ板の各レンズを出射した後、損失していた光束が、
入射側の開口より小さい出射側の開口を有するライトガ
イドにより、対応する第2レンズアレイ板の各レンズに
収束されながら導光されるという作用を有する。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項2記載の
照明光学装置であって、ライトガイドの光の出射側開口
幅を、第2レンズアレイ板のレンズの開口幅の略1/2
としたことを特徴としたものであり、第1レンズアレイ
板の各レンズを出射した後、損失していた光束が、第2
レンズアレイ板のレンズ開口幅の略1/2の出射側開口
幅を有するライトガイドにより、対応する第2レンズア
レイ板の各レンズに収束されながら導光されるという作
用を有する。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項1また
は請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイド
の入射側端を、第1レンズアレイ板のレンズの出射側面
に近接して配置したことを特徴としたものであり、第1
レンズアレイ板の各レンズを出射した光束は、第1レン
ズアレイ板のレンズの出射側面に近接して配置される入
射側端を有するライトガイドにより、対応する第2レン
ズアレイ板の各レンズにさらに有効に導光されるという
作用を有する。
【0022】請求項11に記載の発明は、請求項1また
は請求項2記載の照明光学装置であって、ライトガイド
の出射側端を、第2レンズアレイ板のレンズの入射側面
に近接して配置したことを特徴としたものであり、第1
レンズアレイ板の各レンズを出射した後、損失していた
光束が、第2レンズアレイ板のレンズの入射側面に近接
して配置される出射側端を有するライトガイドにより、
対応する第2レンズアレイ板の各レンズにさらに有効に
導光されるという作用を有する。
【0023】請求項12に記載の発明は、請求項1また
は請求項2記載の照明光学装置であって、複数のライト
ガイドを、一つの平面上に前記平面と垂直な方向に離散
的に複数の面を配置して構成した反射鏡手段を積層して
構成したことを特徴としたものであり、反射率の高い複
数のライトガイドが容易に形成されるという作用を有す
る。
【0024】請求項13に記載の発明は、光源と、前記
請求項1または請求項2記載の照明光学装置と、前記照
明光学装置からの光が入射し、映像信号に応じて光学像
を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段上の光学
像をスクリーン上に投写する投写レンズとを備えたこと
を特徴としたものであり、第1レンズアレイ板を出射し
た後、損失していた光束が、ライトガイドにより、対応
する第2レンズアレイ板の各レンズに有効に導光され
る、光利用効率の高い照明光学装置からの光が、映像信
号に応じて光学像を形成する画像形成手段に入射され、
画像形成手段上の光学像が投写レンズによりスクリーン
上に投写され、光利用効率の高い投射型表示装置が得ら
れるという作用を有する。
【0025】請求項14に記載の発明は、光源と、前記
請求項1または請求項2記載の照明光学装置と、前記照
明光学装置からの白色光を青、緑、赤の色成分の光に分
離する色分離光学手段と、前記色分離光学手段からの各
色光を入射し、映像信号に応じて光学像を形成する3つ
の画像形成手段と、前記画像形成手段からの青、緑、赤
の出射光を合成する色合成光学手段と、前記画像形成手
段上の光学像をスクリーン上に投写する投写レンズとを
備えたことを特徴としたものであり、照明光学装置から
の白色光は、色分離光学手段により青、緑、赤の色成分
の光に分離され、各色光はそれぞれ、映像信号に応じて
光学像が形成される3つの画像形成手段へ照射され、各
画像形成手段からの青、緑、赤の出射光は、色合成光学
手段により合成され、投写レンズにより画像形成手段上
の光学像はスクリーン上に投写されるという作用を有す
る。
【0026】請求項15に記載の発明は、光源と、前記
請求項1または請求項2記載の照明光学装置と、前記照
明光学装置からの白色光を青、緑、赤の色光に分離し、
再び合成する色分離合成手段と、前記色分離合成手段に
より分離した青、緑、赤の各色光がそれぞれ入射し、映
像信号に応じて光を変調して光学像を形成する3つの画
像形成手段と、前記画像形成手段から出射した青、緑、
赤の各色光を前記色分離合成手段により合成した光を入
射し、前記画像形成手段上の光学像を拡大投写する投写
レンズとを備えたことを特徴としたものであり、照明光
学装置からの白色光は、色分離合成手段により青、緑、
赤の色成分の光に分離され、各色光はそれぞれ、映像信
号に応じて光学像が形成される3つの画像形成手段へ照
射され、各画像形成手段からの青、緑、赤の出射光は、
前記色分離合成手段へ入射されて合成され、投写レンズ
により画像形成手段上の光学像はスクリーン上に投写さ
れるという作用を有する。
【0027】請求項16に記載の発明は、請求項13ま
たは請求項14または請求項15記載の照明光学装置で
あって、画像形成手段が液晶パネルであることを特徴と
したものであり、光利用効率の高い照明光学装置からの
光が、液晶パネルに入射されることにより、光利用効率
の高い投射型表示装置が得られるという作用を有する。
【0028】請求項17に記載の発明は、請求項13ま
たは請求項14または請求項15記載の照明光学装置で
あって、画像形成手段が高分子分散型液晶パネルである
ことを特徴としたものであり、光利用効率の高い照明光
学装置からの光が、高分子分散型液晶パネルに入射され
ることにより、光利用効率の高い投射型表示装置が得ら
れるという作用を有する。
【0029】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の実施の形態1における
照明光学装置の構成図であり、画像形成手段として、偏
光や散乱を利用して光を変調する液晶パネルを使用して
いる。
【0030】図1において、10はメタルハライドラン
プ、超高圧水銀ランプ、キセノンランプなどのランプで
あり、このランプ10から放射される光は放物面鏡11
により、集光され略平行光に変換される。12は複数の
レンズ13から形成される第1レンズアレイ板であり、
放物面鏡11により集光され略平行光に変換された光束
は、この第1レンズアレイ板12に入射し、多数の光束
に分割される。
【0031】14は複数のレンズ15から形成される第
2レンズアレイ板であり、第1レンズアレイ板12によ
り分割された多数の光束は、第2レンズアレイ板14に
収束され、第2レンズアレイ板14上には多数の2次光
源像が形成される。
【0032】第1レンズアレイ板12の各レンズ13の
焦点距離は第1のレンズアレイ板12と第2レンズアレ
イ板14の間隔と等しくし、また第1レンズアレイ板1
2のレンズ13と第2レンズアレイ板14のレンズ15
は同一の矩形開口形状で、焦点距離も等しくしている。
さらに、第2レンズアレイ板14のレンズ15は第1レ
ンズアレイ板12面と液晶パネル面20とが略共役関係
となるようにレンズ15の焦点距離を決めている。
【0033】17は反射鏡で形成されたライトガイド1
6を複数配列して構成したライトガイドアレイである
(詳細は後述する)。18は、第2レンズアレイ板24
の出射側付近に近接して配置され、第2レンズアレイ板
14の周辺から出射する光束を液晶パネル20上に照明
するためのレンズであり、焦点距離は補助レンズ18面
から液晶パネル20面までの面間距離としている。第2
レンズアレイ板14から出射する多数の光束は、補助レ
ンズ18で屈折した後、液晶パネル20上に重畳され、
液晶パネル20上に均一に照明される。またフィールド
レンズ21はライトバルブ上に照明される光を投写レン
ズ(図示せず)に集光するためのものである。19はラ
イトガイドアレイ17を使用した照明光学装置である。
【0034】上記ライトガイド16について説明する。
ランプ10の発光部の放物面鏡11の焦点付近から出射
する光束は、第1レンズアレイ板12のレンズ13から
対応する第2レンズアレイ板14のレンズ15に収束入
射する。しかしながら、ランプ発光部の放物面鏡11の
焦点からずれた点から出射する光束は、第1レンズアレ
イ板12のレンズ13からの光が対応する第2レンズア
レイ板14のレンズ15に入射せず、別のレンズに入射
し、液晶パネル20に到達しない光束となる。この光を
液晶パネル上に照明するために、第1レンズアレイ板1
2の各レンズ13と対応する第2レンズアレイ板14の
各レンズ15との間にライトガイド16を配置してい
る。
【0035】ライトガイド16の入射側の開口形状は第
1レンズアレイ板12のレンズ13の開口形状と同一形
状とし、ライトガイド16での光の損失を生じないよう
第1レンズアレイ板12に近接して配置している。ま
た、ライトガイド16の出射側の開口形状についても、
同様に、第2レンズアレイ板14のレンズ15の開口と
同一形状とし、ライトガイド16の出射側端と第2レン
ズアレイ板14とを近接して配置している。
【0036】ランプの発光部の放物面鏡11の焦点から
ずれた点から出射する光束は、第1レンズアレイ板12
の各レンズを出射した後、ライトガイド16により反射
され、対応する第2レンズアレイ板14の各レンズに入
射し、液晶パネル20を照明する有効な光となる。この
光の様子を図1中に太実線で示している。したがって、
ランプの発光部が大きいために、第1レンズアレイ板1
2を出射した後、損失していた光束が、ライトガイド1
6により、対応する第2レンズアレイ板14の各レンズ
に有効に導光することができ、液晶パネル20を照明す
る光束が増大する。
【0037】図2にライトガイドアレイ17の構成図を
示す。図2(a)はライトガイドアレイ17の構成図で
あり、図2(b)はライトガイドアレイ17の構成方法
を示す。ライトガイド16の入射側および出射側はそれ
ぞれ第1レンズアレイ板12および第2レンズアレイ板
14の各レンズの開口形状に合わせた矩形の開口形状を
し、内面には光を高い反射率で反射するアルミニウム面
を形成している。複数のライトガイドは図2(b)よう
に、薄板上に垂直に配置した複数の薄板面を一つのライ
トガイドユニット22として、そのライトガイドユニッ
ト22の全面にアルミニウムをコートし、各ユニットを
積層してライトガイドアレイ16を構成する。このよう
な構成により、ライトガイド16の全面に反射率の高い
アルミニウムを均一に形成することができる。
【0038】上記構成による作用を説明する。ランプ1
0から放射される光は放物面鏡11により、集光され略
平行光に変換されて、第1レンズアレイ板12へ入射さ
れ、多数の光束に分割される。
【0039】そして、ランプ10の発光部の放物面鏡1
1の焦点付近から出射する光束は、第1レンズアレイ板
12のレンズ13から対応する第2レンズアレイ板14
のレンズ15に収束入射する。またランプ発光部の放物
面鏡11の焦点からずれた点から出射する光束(従来は
損失していた光束)は、第1レンズアレイ板12を出射
した後、ライトガイド16により、対応する第2レンズ
アレイ板14の各レンズに有効に導光される。
【0040】そして、第2レンズアレイ板14から出射
する多数の光束は、補助レンズ18で屈折した後、フィ
ールドレンズ21を介して液晶パネル20上に重畳さ
れ、液晶パネル20上に均一に照明される。
【0041】このように、ライトガイドアレイ17を使
用することによって、第1レンズアレイ板12を出射し
た後、損失していた光束が、ライトガイド16により対
応する第2レンズアレイ板14の各レンズ15に有効に
導光されることにより、発光部が大きい、すなわち、ア
ーク長が長いランプ10であっても、ライトガイド16
がない場合に損失していた光を利用でき、光利用効率の
高い照明光学装置を得ることができる。 (実施の形態2)図3は実施の形態2における照明光学
装置の構成図である。
【0042】実施の形態2では、上記実施の形態1のラ
イトガイドアレイ17に代えて、ライトガイド23を複
数配列した第2ライトガイドアレイ24を設けている。
25はこの第2ライトガイドアレイ24を使用したた照
明光学装置である。
【0043】第2ライトガイドアレイ24では、ライト
ガイド23の出射側開口を第2レンズアレイ板14のレ
ンズ開口よりも小さくし、第1レンズアレイ板12のレ
ンズ13を出射して第2レンズアレイ板12のレンズ1
5に収束する光に沿って、反射面を配置している。ライ
トガイド23で反射する光の様子を図中に太実線で示し
ている。
【0044】このような第2ライトガイドアレイ24の
構成により、図2に示したライトガイドアレイ17と比
較して、さらに有効に第2レンズアレイ板14のレンズ
15に導光することができ、発光部が大きい、すなわ
ち、アーク長が長いランプ10であっても、ライトガイ
ドがない場合に損失していた光を利用でき、さらに光利
用効率の高い照明光学装置を得ることができる。 (実施の形態3)図4は実施の形態3における照明光学
装置の構成図である。放物面鏡11に代えて、凹面鏡に
楕円面鏡26を使用している。
【0045】楕円面鏡26を使用することにより、凹面
鏡の外形、第1および第2レンズアレイ板27,29を
小型に構成できる。第2レンズアレイ板29は第1レン
ズアレイ板27よりも小型になる。実施の形態1に示し
た照明光学装置の補助レンズは使用していない。このた
め、第1および第2レンズアレイ板27,29のそれぞ
れの各レンズ28,30は液晶パネル上に効率よく照明
するため、適切に偏芯されている。
【0046】第1レンズアレイ板27と第2レンズアレ
イ板29の間には、ライトガイド31を複数配列した第
3ライトガイドアレイ32を配置している。このような
レンズアレイ板を用いる場合には、第1レンズアレイ板
27と第2レンズアレイ板29の外形やそれぞれのレン
ズアレイ板の各レンズの外形形状が異なる。したがっ
て、ライトガイド31の入射側および出射側開口は、そ
れぞれのレンズアレイ板27,29のレンズ28,30
に対応した形状としている。ライトガイド31で反射す
る光の様子を図中に太実線で示す。33は第3ライトガ
イドアレイ32を使用したた照明光学装置である。
【0047】上記第3ライトガイドアレイ32の構成を
図5に示す。第3ライトガイドアレイ32の形状とライ
トガイド31の入射側開口および出射側開口形状を示し
ている。ライトガイドアレイ32の外形およびライトガ
イド31の開口はレンズアレイ板27,29の外形およ
びレンズ開口と同一形状としている。
【0048】ライトガイド31を配置しない場合に、ラ
ンプの発光部が大きく、第1レンズアレイ板27を出射
する光束で液晶パネルに到達せず損失していた光束が、
ライトガイド31を配置することにより、対応する第2
レンズアレイ板29の各レンズ30に有効に導光するこ
とができ、液晶パネルを照明する光束が増大する。また
楕円面反射鏡26を使用し、補助レンズを用いない構成
の照明光学装置であるため、小型の照明光学装置が構成
できる。
【0049】このように、第3ライトガイドアレイ32
を使用することにより、発光部が大きい、すなわち、ア
ーク長が長いランプであっても、ライトガイドがない場
合に損失していた光を利用でき、光利用効率の高い照明
光学装置を得ることができる。
【0050】なお、上記実施の形態1〜3において、ラ
イトガイド16,23,31はアルミニウムをコートし
た反射鏡で構成しているが、ガラスで構成してもよい。
このとき、ライトガイドの壁面で全反射するようにす
る。したがって、ライトガイドアレイを構成する場合、
ライトガイドとライトガイドの間は、ライトガイドを構
成するガラスよりも低い屈折率媒質である空隙層などを
設ける。 (実施の形態4)図6は実施の形態4における照明光学
装置の構成図である。上記実施の形態2における、第2
レンズアレイ板14と補助レンズ18間に偏光変換光学
部材40を備えている。画像形成手段としては、偏光を
利用して光を変調する液晶パネル20を使用している。
【0051】上記偏光変換光学部材40は、偏光分離手
段である偏光ビームスプリッタアレイ41と、偏光回転
手段である1/2波長板42とから構成されている。偏
光ビームスプリッタアレイ41は、微小な偏光ビームス
プリッタを第2レンズアレイ板14のレンズピッチの約
1/2のピッチで一方向に複数配列して構成されてい
る。また1/2波長板42は入射した光の偏光方向を9
0°回転するように配置されている。
【0052】また、ライトガイド23の出射側開口は第
2レンズアレイ板14のレンズピッチの約1/2のピッ
チとしている。図6において、43はこの偏光変換光学
部材40を備えた照明光学装置である。
【0053】上記構成による作用を説明する。ランプ1
0から放射される光は放物面鏡11により集光し、略平
行光に変換され、第1レンズアレイ板12に入射し、多
数の光束に分割される。分割された多数の光束は、第2
レンズアレイ板14に収束され、第2レンズアレイ板1
4上には多数の2次光源像が形成される。第2レンズア
レイ板14から出射する多数の光束は、微小な偏光ビー
ムスプリッタを一方向に複数配列した偏光ビームスプリ
ッタアレイ41に入射する。一つの偏光ビームスプリッ
タに入射した光のP偏光は透過し、S偏光は反射する。
反射したS偏光の光は、隣の偏光ビームスプリッタに入
射し再び反射され、1/2波長板42に入射する。1/
2波長板42は入射した光の偏光方向を90°回転する
ように配置され、入射したS偏光の光をP偏光に変換す
る。偏光変換光学部材40により、自然光は一つの偏光
方向の光と変換され、補助レンズ18に入射する。補助
レンズ18で屈折された多数の光束は液晶パネル20上
に重畳され、液晶パネル20を均一に照明する。
【0054】偏光変換光学部材40を配置することによ
り、損失していた一方の偏光方向の光を利用できるた
め、液晶パネル40を照明する有効な偏光の光束が増大
できる。
【0055】またランプの発光部の放物面鏡11の焦点
からずれた点から出射する光束は、第1レンズアレイ板
12の各レンズを出射した後、ライトガイド23により
反射され、対応する第2レンズアレイ板14の各レンズ
15に入射し、液晶パネル20を照明する有効な光とな
る。図中に太実線により、ライトガイド23で反射する
光の様子を示す。したがって、ランプ10の発光部が大
きく、第1レンズアレイ板12を出射する光束で損失し
ていた光束が、ライトガイド23により、対応する第2
レンズアレイ板14の各レンズ15に有効に導光するこ
とができ、液晶パネル40を照明する光束が増大する。
【0056】このように、発光部が大きい、すなわち、
アーク長が長いランプであっても、損失していた光を利
用でき、さらに自然光を一方向の偏光の光に変換する偏
光変換光学部材40を配置するため、光利用効率が非常
に高い照明光学装置を得ることができる。 (実施の形態5)図7は実施の形態5における投写型表
示装置の構成図である。
【0057】実施の形態5における投写型表示装置は、
上記実施の形態1の照明光学装置19から出射される光
を使用している。また画像形成手段としては、偏光を利
用して光を変調する液晶パネル50を使用している。こ
の液晶パネル50はアクティブマトリックス方式であ
り、また液晶パネル50の各画素には青、緑、赤のカラ
ーフィルタが形成されており、映像信号に応じた画素へ
の印加電圧の制御により光を変調し、カラー画像を形成
する。フィールドレンズ51は液晶パネル50への照明
光を投写レンズ52の瞳面に集光させるものである。
【0058】図7において、53は平面ミラーである。
上記構成による作用を説明する。照明光学装置19から
出射した光は、ミラー53で光路を折り曲げた後、フィ
ールドレンズ51を透過し、液晶パネル50に入射す
る。液晶パネル50を透過した色光は、投写レンズ52
によりスクリーン(図示せず)上に拡大投写される。図
中に太実線により、ライトガイド16で反射され、液晶
パネル50を照明する光の様子を示す。
【0059】このように、照明光学装置19において、
第1レンズアレイ板12と第2レンズアレイ板14との
間に、ライトガイドアレイ17を備えることにより、ラ
ンプ30の発光部が大きいために、損失していた光を液
晶パネル50に有効に照明でき、光利用効率の高い投写
型表示装置を得ることができる。また1枚の液晶パネル
50を用いて構成するため、小型で、低コストな投写型
表示装置を構成できる。
【0060】なお、液晶パネル50が偏光を使用して光
を変調する方式の場合には、照明光学装置19に代えて
偏光変換光学部材40を備えた実施の形態4の照明光学
装置43を使用してもよい。 (実施の形態6)図8は実施の形態6における投写型表
示装置の構成図である。
【0061】実施の形態6における投写型表示装置は、
上記実施の形態1の照明光学装置19から出射される光
を使用している。また画像形成手段として、偏光を利用
して光を変調する液晶パネルを3枚使用している。これ
ら3枚の液晶パネル71,72,73はアクティブマト
リックス方式であって、映像信号に応じた画素への印加
電圧の制御により光を変調し、それぞれ赤、緑、青の画
像を形成する。
【0062】図8において、60,61はそれぞれ青反
射、緑反射のダイクロイックミラーであり、これらダイ
クロイックミラー60,61から色分離光学手段62が
構成されている。また、74,75はそれぞれ青反射、
赤反射のダイクロイックミラーであり、これらダイクロ
イックミラー90,91から色合成手段であるダイクロ
イックプリズム76が構成されている。
【0063】63,64,65はミラー、66,67は
リレーレンズ、68,69,70はフィールドレンズ、
77は投写レンズである。上記構成による作用を説明す
る。
【0064】照明光学装置19から出射した光は、色分
離光学手段62に入射する。色分離光学手段62に入射
した光は、青反射のダイクロイックミラー60、緑反射
のダイクロイックミラー61により、青、緑、赤の色光
に分離される。緑の色光はフィールドレンズ69を透過
し、液晶パネル72に入射し、青の色光はミラー63で
反射され、フィールドレンズ70を透過し、液晶パネル
73に入射する。赤の色光はリレーレンズ66,67、
ミラー64,65を透過もしくは反射され、フィールド
レンズ68を透過後、液晶パネル71に入射する。これ
ら3枚の液晶パネル71,72,73は、それぞれ赤、
緑、青の画像を形成する。液晶パネル71,72,73
を透過した色光は、色合成光学手段であるダイクロイッ
クプリズム76により、合成され投写レンズ77により
スクリーン(図示せず)上に拡大投写される。
【0065】このように、照明光学装置19において、
第1レンズアレイ板12と第2レンズアレイ板14との
間に、ライトガイドアレイ17を備えることにより、ラ
ンプ10の発光部が大きいために、損失していた光を液
晶パネル71,72,73に有効に照明でき、光利用効
率の高い投写型表示装置を得ることができる。また、3
枚の液晶パネル71,72,73を用いて構成するた
め、明るく高精細の投写型表示装置が構成できる。
【0066】なお、照明光学装置19に代えて偏光変換
光学部材40を備えた実施の形態4の照明光学装置43
を使用してもよい。 (実施の形態7)図9は実施の形態7における投写型表
示装置の構成図である。
【0067】実施の形態7における投写型表示装置は、
上記実施の形態1の照明光学装置19から出射される光
を使用している。また画像形成手段として、偏光を利用
して光を変調する反射型の液晶パネルを3枚使用してい
る。これら3枚の反射型の液晶パネル86,87,88
はアクティブマトリックス方式であって、液晶層と反射
膜とを備えている。液晶にはホメオトロピック液晶やH
ANモード液晶が用いられており、反射型の液晶パネル
86,87,88は、映像信号に応じて電圧が印加され
ると液晶の複屈折が変化し、それぞれ赤、緑、青の画像
を形成する。
【0068】図9において、81は誘電体多層膜から構
成される偏光分離膜80を有するプリズムからなる偏光
ビームスプリッタであり、偏光分離膜80の入射角は4
5°であり、偏光分離膜80は偏光分離膜面に対しての
P偏光を透過させS偏光を反射させる。
【0069】また85は屈折率が等しい3つのプリズム
を接合して構成され、緑反射のダイクロイックミラー8
2と青反射のダイクロイックミラー83がV字状となる
V字型のプリズム(色分離合成手段)85であり、緑反
射のダイクロイックミラー82と青反射のダイクロイッ
クミラー83のそれぞれの基準入射角を26°、12°
としている。84はプリズム85の入出射面(全反射
面)、89は投写レンズである。
【0070】上記構成による作用を説明する。照明光学
装置19から出射した光は、偏光ビームスプリッタ81
に入射する。偏光ビームスプリッタ81の偏光分離膜8
0の入射角は45°であり、偏光分離膜80は偏光分離
膜面に対してのP偏光を透過させS偏光を反射させ、反
射したS偏光は色分離合成手段であるプリズム85に入
射する。V字型のプリズム85に入射したS偏光の光
は、緑反射のダイクロイックミラー82、青反射のダイ
クロイックミラー83により緑、青、赤の色光に分離さ
れ、それぞれ反射型の液晶パネル86,87,88に入
射する。反射型の液晶パネル86,87,88への入射
光は液晶を透過し、反射膜で反射され、再び液晶を透過
する過程で、複屈折により光の偏光状態がS偏光からP
偏光に変化し、出射する。反射型の液晶パネル86,8
7,88からそれぞれ出射した緑、赤、青の各色光は、
再びV字型のプリズム85に入射する。この場合、投写
画像を形成する光はP偏光であり、V字型プリズム85
で色合成される有効な光はP偏光である。緑、青、赤の
入射光はV字型のプリズム85の緑反射のダイクロイッ
クミラー82、青反射のダイクロイックミラー83によ
り合成され、偏光ビームスプリッタ80に入射する。偏
光ビームスプリッタ80は入射した光のP偏光を透過
し、S偏光を反射する。反射型の液晶パネル86,8
7,88により偏光状態が変化したP偏光は投写レンズ
89によりスクリーン上に拡大投写される。一方、反射
型の液晶パネル86,87,88により偏光状態が変化
されないS偏光は、偏光ビームスプリッタ81を反射
し、照明光学装置19側に戻る。このようにして、反射
型の液晶パネル86,87,88で光の偏光状態の変化
として形成される光学像がスクリーン(図示せず)上に
拡大投写され、フルカラーの投写画像が形成される。
【0071】V字型のプリズム85を用いるために、ダ
イクロイックミラー82,83の基準入射角が小さく、
P偏光、S偏光での分光特性が良好となり、高効率で色
分離合成ができる。図中に太実線により、照明光学装置
19のライトガイド16で反射される光の様子を示す。
【0072】このように、照明光学装置19において、
第1レンズアレイ板12と第2レンズアレイ板14との
間に、ライトガイドアレイ17を備えることにより、ラ
ンプの発光部が大きいために、損失していた光を液晶パ
ネル86,87,88に有効に照明でき、光利用効率の
高い投写型表示装置を得ることができる。また、3枚の
反射型の液晶パネル86,87,88を用いて構成する
ため、明るく高精細の投写型表示装置を構成できる。ま
た1つのV字型プリズム85で色分離合成を行うため
に、小型の投写型表示装置を得ることができる。
【0073】なお、照明光学装置19に代えて偏光変換
光学部材40を備えた実施の形態4の照明光学装置43
を使用してもよい。 (実施の形態8)図10は実施の形態8における投写型
表示装置の構成図である。
【0074】実施の形態8における投写型表示装置は、
上記実施の形態1の照明光学装置19から出射される光
を使用している。また画像形成手段として、散乱を利用
して光を変調する高分子分散型の液晶パネルを3枚使用
している。これら3枚の液晶パネル101,102,1
03はアクティブマトリックス方式であって、映像信号
に応じた画素への印加電圧の制御により光を変調し、そ
れぞれ赤、緑、青の画像を形成する。
【0075】また107は屈折率が等しい3つのプリズ
ムを接合して構成され、青反射のダイクロイックミラー
104と緑反射のダイクロイックミラー105がV字状
となるV字型のプリズム(色分離合成手段)である。1
06はこのプリズム107の出射面(全反射面)であ
る。
【0076】90はミラー、131、132はそれぞれ
緑反射、赤反射のダイクロイックミラー、93,94,
95は平面ミラー、96,97はリレーレンズ、98,
99,100はフィールドレンズ、108は投写レンズ
である。フィールドレンズ98,99,100は液晶パ
ネル101,102,103への照明光を投写レンズ1
08の瞳面に集光させるためのである。
【0077】上記構成による作用を説明する。照明光学
装置19から出射した光は、平面ミラー90により反射
した後、緑反射のダイクロイックミラー91、赤反射の
ダイクロイックミラー92により緑、赤、青の色光に分
離される。青の色光はリレーレンズ96,97および平
面ミラー93,94により透過および反射され、フィー
ルドレンズ98を透過後、液晶パネル101に入射す
る。また緑の色光は平面ミラー95により反射され、フ
ィールドレンズ100を透過し、液晶パネル103に入
射する。また赤の色光はフィールドレンズ99を透過
し、液晶パネル102に入射する。
【0078】3枚の高分子分散型の液晶パネル101,
102,103は、映像信号に応じた画素への印加電圧
の制御により、液晶が散乱状態もしくは透明状態とな
り、それぞれ青、赤、緑の画像を形成する。液晶パネル
101,102,103を透過した色光は、色合成光学
手段であるV字型プリズム107に入射する。V字型プ
リズム107の青反射のダイクロイックミラー104、
緑反射のダイクロイックミラー105、全反射面106
により、各色光が合成され投写レンズ108によりスク
リーン上(図示せず)に拡大投写される。
【0079】高分子分散型液晶パネル101,102,
103は自然光を用いる。このため、実施の形態3の図
8の投写型表示装置の構成で用いている45°入射のダ
イクロイックプリズムでは色合成効率が低下する。V字
型のプリズム107は基準入射角が26°、12°と4
5°よりも小さいために、分光特性が良好となり、高効
率で青、赤、緑の色光を合成できる。図中に太実線によ
り、照明光学装置19のライトガイド16で反射される
光の様子を示す。
【0080】このように、照明光学装置19において、
第1レンズアレイ板12と第2レンズアレイ板14との
間に、ライトガイドアレイ17を備えることにより、ラ
ンプ10の発光部が大きいために、損失していた光を液
晶パネル101,102,103に有効に照明でき、光
利用効率の高い投写型表示装置を得ることができる。ま
た、自然光を利用する3枚の高分子分散型の液晶パネル
101,102,103と、色合成光学手段にV字型の
プリズム107とを使用して構成するため、明るく高精
細の投写型表示装置が得ることができる。
【0081】上記実施の形態において、画像形成手段と
して、偏光や散乱を利用した液晶パネルを使用した例を
示したが、回折、反射などの変化として映像信号に応じ
た光学像を形成する画像形成手段を用いてもよい。ま
た、透過型のスクリーンを用いて、背面投写の投写型表
示装置を構成してもよい。
【0082】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像形成
手段に照明する照明光学装置において、第1レンズアレ
イ板と第2レンズアレイ板の間にライトガイドを備える
ことにより、光源の発光部が大きくても、損失すること
なく、光利用効率が高い照明光学装置が実現できる。ま
た、光利用効率が高い明るい投写型表示装置を構成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における照明光学装置の
構成図である。
【図2】同照明光学装置のライトガイドアレイの斜視図
である。
【図3】本発明の実施の形態2における照明光学装置の
構成図である。
【図4】本発明の実施の形態3における照明光学装置の
構成図である。
【図5】同照明光学装置のライトガイドアレイの斜視図
である。
【図6】本発明の実施の形態4における照明光学装置の
構成図である。
【図7】本発明の実施の形態5における投写型表示装置
の構成図である。
【図8】本発明の実施の形態6における投写型表示装置
の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態7における投写型表示装置
の構成図である。
【図10】本発明の実施の形態8における投写型表示装
置の構成図である。
【図11】従来の照明光学装置の構成図である。
【図12】従来の照明光学装置の液晶パネルサイズとラ
ンプのアーク長との関係図である。
【符号の説明】
10 ランプ 11 放物面鏡 12,27 第1レンズアレイ板 13,28 第1レンズアレイ板を構成するレンズ 14,29 第2レンズアレイ板 15,30 第2レンズアレイ板を構成するレンズ 16,23,31 ライトガイド 17,24,32 ライトガイドアレイ 18 補助レンズ 19,25,33,43 照明光学装置 20,50,71,72,73 液晶パネル 21,51,68,69,70,98、99、100
フィールドレンズ、 22 ライトガイドユニット 26 楕円面鏡 40 偏光変換光学部材 41 偏光ビームスプリッタアレイ 42 1/2波長板 52,77,89,108 投写レンズ 53,63,64,65,90,93,94,95
ミラー 60,74,82,104 青反射のダイクロイック
ミラー 61,83,91,105 緑反射のダイクロイック
ミラー 62 色分離光学手段 66,67,96,97 リレーレンズ 75,92 赤反射のダイクロイックミラー 76 ダイクロイックプリズム 80 偏光分離膜 81 偏光ビームスプリッタ 84,106 全反射面 85,107 V字型のダイクロイックプリズム 86,87,88 反射型の液晶パネル 101,102,103 高分子分散型の液晶パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02F 1/13 505 G02F 1/13 505 1/1335 530 1/1335 530

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を集光し、画像を形成する
    画像形成手段に照明する照明光学装置であって、 前記光源からの放射光を集光する凹面鏡と、 複数のレンズから形成され、前記凹面鏡により集光され
    た光を多数の光束に分割して出射する第1レンズアレイ
    板と、 複数のレンズから形成され、前記第1のレンズアレイ板
    からの光を入射し、前記画像形成手段に向けて出射する
    第2レンズアレイ板と、 前記第1レンズアレイ板と前記第2レンズアレイ板との
    間に配置され、前記第1レンズアレイ板の各レンズか
    ら、対応する前記第2レンズアレイ板の各レンズに入射
    する光を導光する複数のライトガイドとを備えたことを
    特徴とする照明光学装置。
  2. 【請求項2】 前記第2レンズアレイ板からの光が入射
    し、自然光を偏光方向が直交する2つの偏光光に分離す
    る偏光分離手段と、 前記偏光分離手段からの光が入射し、前記偏光分離手段
    から出射した一方の偏光光の偏光方向を回転する偏光回
    転手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の照明光学装
    置。
  3. 【請求項3】 ライトガイドを、反射鏡で構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の照明光学装
    置。
  4. 【請求項4】 ライトガイドを、ガラスで構成したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の照明光学装
    置。
  5. 【請求項5】 ライトガイドの入射側端の形状を、第1
    レンズアレイ板のレンズ開口形状と略同一形状としたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明光学
    装置。
  6. 【請求項6】 ライトガイドの出射側端の形状を、第2
    レンズアレイ板のレンズ開口形状と略同一形状としたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の照明光学
    装置。
  7. 【請求項7】 ライトガイドの出射側端の開口を、第2
    レンズアレイ板のレンズ開口より小さくしたことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の照明光学装置。
  8. 【請求項8】 ライトガイドの出射側の開口を、ライト
    ガイドの光の入射側の開口より小さくしたことを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の照明光学装置。
  9. 【請求項9】 ライトガイドの光の出射側開口幅を、第
    2レンズアレイ板のレンズの開口幅の略1/2としたこ
    とを特徴とする請求項2記載の照明光学装置。
  10. 【請求項10】 ライトガイドの入射側端を、第1レン
    ズアレイ板のレンズの出射側面に近接して配置したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の照明光学装
    置。
  11. 【請求項11】 ライトガイドの出射側端を、第2レン
    ズアレイ板のレンズの入射側面に近接して配置したこと
    を特徴とする請求項1または請求項2記載の照明光学装
    置。
  12. 【請求項12】 複数のライトガイドを、一つの平面上
    に前記平面と垂直な方向に離散的に複数の面を配置して
    構成した反射鏡手段を積層して構成したことを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の照明光学装置。
  13. 【請求項13】 光源と、 前記請求項1または請求項2記載の照明光学装置と、 前記照明光学装置からの光が入射し、映像信号に応じて
    光学像を形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段上の光学像をスクリーン上に投写する
    投写レンズとを備えたことを特徴とする投写型表示装
    置。
  14. 【請求項14】 光源と、 前記請求項1または請求項2記載の照明光学装置と、 前記照明光学装置からの白色光を青、緑、赤の色成分の
    光に分離する色分離光学手段と、 前記色分離光学手段からの各色光を入射し、映像信号に
    応じて光学像を形成する3つの画像形成手段と、 前記画像形成手段からの青、緑、赤の出射光を合成する
    色合成光学手段と、 前記画像形成手段上の光学像をスクリーン上に投写する
    投写レンズとを備えたことを特徴とする投写型表示装
    置。
  15. 【請求項15】 光源と、 前記請求項1または請求項2記載の照明光学装置と、 前記照明光学装置からの白色光を青、緑、赤の色光に分
    離し、再び合成する色分離合成手段と、 前記色分離合成手段により分離した青、緑、赤の各色光
    がそれぞれ入射し、映像信号に応じて光を変調して光学
    像を形成する3つの画像形成手段と、 前記画像形成手段から出射した青、緑、赤の各色光を前
    記色分離合成手段により合成した光を入射し、前記画像
    形成手段上の光学像を拡大投写する投写レンズとを備え
    たことを特徴とする投写型表示装置。
  16. 【請求項16】 画像形成手段が液晶パネルであること
    を特徴とする請求項13または請求項14または請求項
    15記載の投写型表示装置。
  17. 【請求項17】 画像形成手段が高分子分散型液晶パネ
    ルであることを特徴とする請求項13または請求項14
    または請求項15記載の投写型表示装置。
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