JP2001100311A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP2001100311A
JP2001100311A JP2000127549A JP2000127549A JP2001100311A JP 2001100311 A JP2001100311 A JP 2001100311A JP 2000127549 A JP2000127549 A JP 2000127549A JP 2000127549 A JP2000127549 A JP 2000127549A JP 2001100311 A JP2001100311 A JP 2001100311A
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3102Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators
    • H04N9/3105Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM] using two-dimensional electronic spatial light modulators for displaying all colours simultaneously, e.g. by using two or more electronic spatial light modulators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プロジェクタにおいて、表示される画像の色
むらを低減することのできる技術を提供する。 【解決手段】 プロジェクタは、照明光学系と、第1な
いし第3の色光に分離する色光分離光学系と、第1ない
し第3の色光を変調して第1ないし第3の変調光線束を
生成する第1ないし第3の電気光学装置と、第1ないし
第3の変調光線束を合成する色合成部と、合成光を投写
する投写光学系とを備える。また、プロジェクタは、色
合成部に入射する第1および第3の変調光線束の偏光方
向を第1の偏光方向とし、第2の変調光線束の偏光方向
を第2の偏光方向とするためのλ/2位相差板を備え
る。λ/2位相差板は、一方の面が大気に接し、他方の
面が偏光方向を変化させないような透光性の部材に接す
る状態で設けられているため、第1ないし第3の変調光
線束の合成光によって表示される画像の色むらを低減す
ることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像を投写表示
するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクタでは、照明光学系から射出
された光を、液晶パネルなどを用いて画像情報(画像信
号)に応じて変調し、変調された光をスクリーン上に投
写することにより画像表示を実現している。
【0003】図10は、従来のプロジェクタの要部を示
す説明図である。このプロジェクタは、3つの液晶ライ
トバルブ900R,900G,900Bと、クロスダイ
クロイックプリズム920と、投写レンズ940とを備
えている。図示しない照明光学系から射出された赤
(R),緑(G),青(B)の3色の色光は、液晶ライ
トバルブ900R,900G,900Bを通過すること
によって、画像情報に応じて変調される。変調された光
(変調光線束)は、クロスダイクロイックプリズム92
0によって合成され、合成光は投写レンズ940によっ
て投写される。これにより、スクリーンSC上にカラー
画像が表示される。なお、図10では、各液晶ライトバ
ルブ900R,900G,900Bには、s偏光の色光
R,G,Bが入射すると仮定している。
【0004】第2の液晶ライトバルブ900Gは、液晶
パネル901Gと、液晶パネル901Gの光入射面側お
よび光射出面側に偏光軸が直交するように設定されたs
偏光透過用偏光板902Giおよびp偏光透過用偏光板
902Goとを備えている。このような構成により、第
2の液晶ライトバルブ900Gに入射するs偏光光は、
p偏光光に変換されて射出される。
【0005】一方、第1の液晶ライトバルブ900R
は、液晶パネル901Rと、p偏光透過用偏光板902
Riおよびs偏光透過用偏光板902Roと、λ/2位
相差板903Rとを備えている。第1の液晶ライトバル
ブ900Rにおいて、λ/2位相差板903Rは、ガラ
ス板908上に貼り付けられており、また、第1の偏光
板902Riは、λ/2位相差板903R上に貼り付け
られている。ガラス板908に入射したs偏光光は、λ
/2位相差板903Rよってp偏光光に変換され、p偏
光透過用偏光板902Riをそのまま透過した後、液晶
パネル901Rとs偏光透過用偏光板902Roとによ
ってs偏光光に変換されて射出される。第3の液晶ライ
トバルブ900Bについても同様である。
【0006】上記のように、第1および第3の液晶ライ
トバルブ900R,900Bからs偏光光が射出され、
第2の液晶ライトバルブ900Gからp偏光光が射出さ
れるように設定されているのは、クロスダイクロイック
プリズム920において、3つの液晶ライトバルブから
射出された光をうまく合成できるようにするためであ
る。
【0007】なお、上記の説明からも分かるように、本
明細書において「液晶ライトバルブ」とは、入射する光
の偏光方向を調整して、射出する光の偏光方向を所定の
方向とするためのものであり、液晶パネルと偏光板とを
少なくとも含み、場合によりλ/2位相差板をも含むよ
うな広義の液晶ライトバルブを意味している。なお、狭
義の液晶ライトバルブは、λ/2位相差板を含まず、液
晶パネルと偏光板とを含む構成を意味する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、照明光学系
から射出された光が、液晶ライトバブルを照射すると、
通常、液晶ライトバルブの偏光板が発熱し、この発熱に
ともない偏光板に歪みが生じる。なお、この歪み量は、
主として偏光板を照射する光の強度およびその分布に依
存する。
【0009】上述の従来のプロジェクタでは、第1およ
び第3の液晶ライトバルブ900R,900Bに含まれ
るλ/2位相差板903R,903Bが、ガラス板90
8と偏光板902Ri,902Biとの間に挟まれてい
る。このため、偏光板902Riに歪みが生じることに
伴い、λ/2位相差板903Rにも歪みが生じる。
【0010】図11は、図10に示す第1の液晶ライト
バルブ900Rの光入射面側に設けられた偏光板902
Riを−x方向から見たときの平面図である。なお、図
11の偏光板902Riの紙面奥手方向(+x方向)に
は、λ/2位相差板903Rとガラス板908とがこの
順序で配置されている。偏光板902Riは、図中破線
で示すように、通常、中央付近での発熱が比較的大き
く、周辺部での発熱が比較的小さい。このような場合に
は、偏光板902Riは、矢印で示すような方向に歪
む。このとき、偏光板902Riが歪むことにより、偏
光板902Riとガラス板908とに挟まれた位相差板
903Rも、矢印で示すような方向に歪む。このような
現象は、液晶ライトバルブを照射する光線束の光の強度
分布がほぼ均一である場合にも同様に生じ得る。
【0011】このように、λ/2位相差板903Rが歪
む場合には、λ/2位相差板903R(図10)は、歪
んだ部分において、入射したs偏光光をうまくp偏光光
に変換することができない。このとき、光入射面側のp
偏光透過用偏光板902Riから射出されるp偏光光の
強度は小さくなり、これに伴い、光射出面側のs偏光透
過用偏光板902Roから射出されるs偏光光の強度も
小さくなる。このようにして液晶ライトバルブ300R
から射出される変調光線束は、明るさにむらが生じる。
このような変調光線束を用いてスクリーンSC上にカラ
ー画像を表示すると、表示された画像内に色むらが発生
してしまうという問題がある。
【0012】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、プロジェクタに
おいて、表示される画像の色むらを低減することのでき
る技術を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の装
置は、カラー画像を投写表示するためのプロジェクタで
あって、照明光を射出する照明光学系と、前記照明光学
系から射出された前記照明光を、3つの色成分をそれぞ
れ有する第1ないし第3の色光に分離する色光分離光学
系と、前記色光分離光学系により分離された第1ないし
第3の色光を、画像情報に応じて変調して、第1ないし
第3の変調光線束を生成する第1ないし第3の電気光学
装置と、前記第1および第3の変調光線束を反射し、前
記第2の変調光線束を透過することによって、前記第1
ないし第3の変調光線束を合成する色合成部と、前記色
合成部から射出される合成光を投写する投写光学系と、
を備え、さらに、前記第1および第3の電気光学装置
と、前記第2の電気光学装置とのうちのいずれか一方の
電気光学装置の光入射面側または光射出面側に設けら
れ、前記色合成部に入射する前記第1および第3の変調
光線束の偏光方向を第1の偏光方向とし、前記第2の変
調光線束の偏光方向を前記第1の偏光方向と直交する第
2の偏光方向とするためのλ/2位相差板を備え、前記
λ/2位相差板は、一方の面が大気に接し、他方の面が
偏光方向を変化させないような透光性の部材に接する状
態で設けられていることを特徴とする。
【0014】本発明のプロジェクタにおいては、λ/2
位相差板は、一方の面が大気に接し、他方の面が偏光方
向を変化させないような透光性の部材に接する状態で設
けられている。このようにλ/2位相差板を配置すれ
ば、偏光板が歪むことに伴ってλ/2位相差板も歪んで
しまうという従来技術における問題を解決できるので、
表示される画像の色むらを低減することが可能となる。
【0015】上記のプロジェクタにおいて、前記照明光
学系は、前記第1または第2の偏光方向を有する直線偏
光光を前記照明光として射出するための偏光発生部を備
えることが好ましい。
【0016】こうすれば、偏光方向の揃った光を第1な
いし第3の電気光学装置に入射させることができるの
で、光を有効に利用することが可能となる。
【0017】上記のプロジェクタにおいて、前記透光性
の部材は、透光性の板材であり、前記透光性の板材の一
方の面には、前記λ/2位相差板が貼り付けられてお
り、他方の面には、前記電気光学装置に含まれる偏光板
が貼り付けられているようにしてもよい。
【0018】こうすれば、λ/2位相差板と偏光板とを
同じ透光性の板材に設ける場合にも、偏光板が歪むこと
に伴ってλ/2位相差板も歪んでしまうという問題を解
決できるので、表示される画像の色むらを低減すること
が可能となる。
【0019】あるいは、上記のプロジェクタにおいて、
前記電気光学装置に含まれる偏光板は、前記λ/2位相
差板が貼り付けられた前記透光性の部材とは異なる透光
性の部材に貼り付けられているようにしてもよい。
【0020】こうしても、λ/2位相差板が、偏光板と
ともに歪んでしまうという問題を解決できるので、表示
される画像の色むらを低減することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】A.第1実施例:次に、本発明の
実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、本発明
を適用したプロジェクタを示す説明図である。プロジェ
クタ1000は、光源装置120を含む照明光学系10
0と、色光分離光学系200と、リレー光学系220
と、3つの液晶ライトバルブ300R,300G,30
0Bと、クロスダイクロイックプリズム520と、投写
レンズ540とを備えている。
【0022】照明光学系100(図1)から射出された
光は、色光分離光学系200において赤(R)、緑
(G)、青(B)の3色の色光に分離される。分離され
た各色光は、液晶ライトバルブ300R,300G,3
00Bにおいて画像情報に応じて変調される。変調され
た各色光は、クロスダイクロイックプリズム520で合
成され、投写レンズ540によってスクリーンSC上に
カラー画像が投写表示されることとなる。
【0023】図2は、図1の照明光学系100を拡大し
て示す説明図である。この照明光学系100は、光源装
置120と、第1および第2のレンズアレイ140,1
50と、偏光発生光学系160と、重畳レンズ170と
を備えている。光源装置120と第1および第2のレン
ズアレイ140,150とは、光源光軸120axを基
準として配置されており、偏光発生光学系160と重畳
レンズ170とは、システム光軸100axを基準とし
て配置されている。光源光軸120axは、光源装置1
20から射出される光線束の中心軸であり、システム光
軸100axは、偏光発生光学系160より後段の光学
素子から射出される光線束の中心軸である。図示するよ
うに、システム光軸100axと光源光軸120axと
は、x方向に所定のずれ量Dpだけほぼ平行にずれてい
る。このずれ量Dpについては後述する。なお、図2に
おいて照明光学系100が照明する照明領域LAは、図
1の液晶ライトバルブ300R,300G,300Bに
対応する。
【0024】光源装置120は、略平行な光線束を射出
する機能を有している。光源装置120は、発光管12
2と、回転楕円面形状の凹面を有するリフレクタ12
4、と平行化レンズ126とを備えている。発光管12
2から射出された光は、リフレクタ124によって反射
され、反射光は、平行化レンズ126によって光源光軸
120axにほぼ平行な光に変換される。なお、光源装
置としては、回転放物面形状の凹面を有するリフレクタ
を用いてもよい。
【0025】第1のレンズアレイ140は、マトリクス
状に配列された複数の小レンズ142を有している。各
小レンズ142は平凸レンズであり、z方向から見たと
きの外形形状は、照明領域LA(液晶ライトバルブ)と
相似形となるように設定されている。第1のレンズアレ
イ140は、光源装置120から射出された略平行な光
線束を複数の部分光線束に分割して射出する。
【0026】第2のレンズアレイ150は、マトリクス
状に配列された複数の小レンズ152を有しており、第
1のレンズアレイ140と同様のものが用いられてい
る。第2のレンズアレイ150は、第1のレンズアレイ
140から射出された部分光線束のそれぞれの中心軸が
システム光軸100axにほぼ平行となるように揃える
機能を有しているとともに、第1のレンズアレイ140
の各小レンズ142の像を照明領域LA上に結像させる
機能を有している。
【0027】第1のレンズアレイ140の各小レンズ1
42から射出された部分光線束は、図示するように、第
2のレンズアレイ150を介して、その近傍位置、すな
わち、偏光発生光学系160内において集光される。
【0028】偏光発生光学系160は、本発明における
偏光発生部に相当する。図3は、偏光発生光学系160
を示す説明図である。図3(A)は、偏光発生光学系1
60の斜視図を示しており、図3(B)は、+y方向か
ら見たときの平面図の一部を示している。偏光発生光学
系160は、遮光板62と、偏光ビームスプリッタアレ
イ64と、選択位相差板66とを備えている。
【0029】偏光ビームスプリッタアレイ64は、図3
(A)に示すように、略平行四辺形の断面を有する柱状
の透光性板材64cが複数貼り合わされて構成されてい
る。各透光性板材64cの界面には、偏光分離膜64a
と反射膜64bとが交互に形成されている。なお、偏光
分離膜64aとしては誘電体多層膜が用いられ、反射膜
64bとしては誘電体多層膜や金属膜が用いられる。
【0030】遮光板62は、遮光面62bと開口面62
aとがストライプ状に配列されて構成されている。遮光
板62は、遮光面62bに入射する光線束を遮り、開口
面62aに入射する光線束を通過させる機能を有してい
る。遮光面62bと開口面62aとは、第1のレンズア
レイ140(図2)から射出された部分光線束が偏光ビ
ームスプリッタアレイ64の偏光分離膜64aのみに入
射し、反射膜64bには入射しないように配列されてい
る。具体的には、図3(B)に示すように、遮光板62
の開口面62aの中心は、偏光ビームスプリッタアレイ
64の偏光分離膜64aの中心とほぼ一致するように配
置されている。また、開口面62aのx方向の開口幅W
pは、偏光分離膜64aのx方向の大きさとほぼ等しく
設定されている。このとき、遮光板62の開口面62a
を通過した光線束は、そのほとんど全てが偏光分離膜6
4aのみに入射し、反射膜64bには入射しないことと
なる。なお、遮光板62としては、平板状の透明体(例
えばガラス板)に遮光性の膜(例えばクロム膜や、アル
ミニウム膜、誘電体多層膜など)を部分的に形成したも
のを用いることができる。また、アルミニウム板のよう
な遮光性の平板に開口部を設けたものを用いてもよい。
【0031】第1のレンズアレイ140(図2)から射
出された各部分光線束は、図3(B)に実線で示すよう
に、その主光線(中心軸)がシステム光軸100axに
ほぼ平行に遮光板62の開口面62aに入射する。開口
面62aを通過した部分光線束は、偏光分離膜64aに
入射する。偏光分離膜64aは、入射した部分光線束を
s偏光の部分光線束とp偏光の部分光線束とに分離す
る。このとき、p偏光の部分光線束は偏光分離膜64a
を透過し、s偏光の部分光線束は偏光分離膜64aで反
射される。偏光分離膜64aで反射されたs偏光の部分
光線束は、反射膜64bに向かい、反射膜64bにおい
てさらに反射される。このとき、偏光分離膜64aを透
過したp偏光の部分光線束と、反射膜64bで反射され
たs偏光の部分光線束とは、互いにほぼ平行となってい
る。
【0032】選択位相差板66は、開口層66aとλ/
2位相差層66bとによって構成されている。なお、開
口層66aは、λ/2位相差層66bが形成されていな
い部分である。開口層66aは、入射する直線偏光光を
そのまま透過する機能を有している。一方、λ/2位相
差層66bは、入射する直線偏光光を、偏光方向が直交
する直線偏光光に変換する偏光変換素子としての機能を
有している。本実施例においては、図3(B)に示すよ
うに、偏光分離膜64aを透過したp偏光の部分光線束
は、λ/2位相差層66bに入射する。したがって、p
偏光の部分光線束は、λ/2位相差層66bにおいて、
s偏光の部分光線束に変換されて射出される。一方、反
射膜64bで反射されたs偏光の部分光線束は、開口層
66aに入射するので、s偏光の部分光線束のまま射出
される。すなわち、偏光発生光学系160に入射した非
偏光の部分光線束は、s偏光の部分光線束に変換されて
射出されることとなる。なお、反射膜64bで反射され
るs偏光の部分光線束の射出面だけにλ/2位相差層6
6bを配置することにより、偏光発生光学系160に入
射する部分光線束をp偏光の部分光線束に変換して射出
することもできる。選択位相差板66としては、開口層
66aの部分に何も設けず、単に、λ/2位相差層66
bをp偏光の部分光線束またはs偏光の部分光線束の射
出面に貼りつけるようなものであってもよい。
【0033】図3(B)から分かるように、偏光発生光
学系160から射出される2つのs偏光光の中心は、入
射する非偏光の光(s偏光光+p偏光光)の中心よりも
+x方向にずれている。このずれ量は、λ/2位相差層
66bの幅Wp(すなわち、偏光分離膜64aのx方向
の大きさ)の半分に等しい。このため、図2に示すよう
に、光源光軸120axとシステム光軸100axと
は、Wp/2に等しい距離Dpだけずれている。
【0034】第1のレンズアレイ140から射出された
複数の部分光線束は、上記のように、偏光発生光学系1
60によって各部分光線束ごとに2つの部分光線束に分
離されるとともに、それぞれ偏光方向の揃ったほぼ1種
類の直線偏光光に変換される。偏光方向の揃った複数の
部分光線束は、図2に示す重畳レンズ170によって照
明領域LA上で重畳されることとなる。このとき、照明
領域LAを照射する光の強度分布は、ほぼ均一となって
いる。
【0035】照明光学系100(図1)は、偏光方向の
揃った照明光(s偏光光)を射出し、色光分離光学系2
00やリレー光学系220を介して、液晶ライトバルブ
300R,300G,300Bを照明する。
【0036】色光分離光学系200は、2枚のダイクロ
イックミラー202,204と、反射ミラー208とを
備えており、照明光学系100から射出される光線束
を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有する。
第1のダイクロイックミラー202は、照明光学系10
0から射出された光の赤色光成分を透過させるととも
に、青色光成分と緑色光成分とを反射する。第1のダイ
クロイックミラー202を透過した赤色光Rは、反射ミ
ラー208で反射されて、クロスダイクロイックプリズ
ム520へ向けて射出される。色光分離光学系200か
ら射出された赤色光Rは、フィールドレンズ232を通
って赤色光用の液晶ライトバルブ300Rに達する。こ
のフィールドレンズ232は、照明光学系100から射
出された各部分光線束をその中心軸に対して平行な光線
束に変換する機能を有している。なお、他の液晶ライト
バルブ300G,300Bの光入射面側に設けられたフ
ィールドレンズ234,230についても同様である。
【0037】第1のダイクロイックミラー202で反射
された青色光Bと緑色光Gのうち、緑色光Gは第2のダ
イクロイックミラー204によって反射されて、色光分
離光学系200からクロスダイクロイックプリズム52
0へ向けて射出される。色光分離光学系200から射出
された緑色光Gは、フィールドレンズ234を通って緑
色光用の液晶ライトバルブ300Gに達する。一方、第
2のダイクロイックミラー204を透過した青色光B
は、色光分離光学系200から射出されて、リレー光学
系220に入射する。
【0038】リレー光学系220に入射した青色光B
は、リレー光学系220に備えられる入射側レンズ22
2、リレーレンズ226および反射ミラー224,22
8および射出側レンズ(フィールドレンズ)230を通
って青色光用の液晶ライトバルブ300Bに達する。な
お、青色光Bにリレー光学系220が用いられているの
は、青色光Bの光路の長さが他の色光R,Gの光路の長
さよりも大きいためであり、リレー光学系220を用い
ることにより入射側レンズ222に入射した青色光Bを
そのまま、射出側レンズ230に伝えることができる。
【0039】3つの液晶ライトバルブ300R,300
G,300Bは、与えられた画像情報(画像信号)に従
って、入射した3色の色光をそれぞれ変調して変調光線
束を生成する。各液晶ライトバルブは、それぞれ、液晶
パネルと、その光入射面側および光射出面側に配置され
た偏光板とを備えている。なお、液晶ライトバルブの詳
細については、さらに、後述する。
【0040】クロスダイクロイックプリズム520は、
液晶ライトバルブ300R,300G,300Bを通っ
て変調された3色の色光(変調光線束)を合成してカラ
ー画像を表す合成光を生成する。クロスダイクロイック
プリズム520には、赤色光反射膜521と、青色光反
射膜522とが、4つの直角プリズムの界面に略X字状
に形成されている。赤色光反射膜521は、赤色光を反
射する誘電体多層膜によって形成されており、青色光反
射膜522は、青色光を反射する誘電体多層膜によって
形成されている。これらの赤色光反射膜521と青色光
反射膜522によって3つの色光が合成されて、カラー
画像を表す合成光が生成される。
【0041】クロスダイクロイックプリズム520で生
成された合成光は、投写レンズ540の方向に射出され
る。投写レンズ540は、クロスダイクロイックプリズ
ム520から射出された合成光を投写して、スクリーン
SC上にカラー画像を表示する。なお、投写レンズ54
0としてはテレセントリックレンズを用いることができ
る。
【0042】図4は、図1のプロジェクタ1000の要
部を示す説明図である。なお、図4では、図1の偏光発
生光学系160からクロスダイクロイックプリズム52
0に至るまでの光学系が、偏光方向に注目して描かれて
いる。また、偏光方向にほとんど関係しない光学素子
(レンズ等)は図示が省略されている。なお、後述する
第2実施例以降の他の実施例についても同様にして示す
こととする。
【0043】第1実施例では、図2において説明したよ
うに、偏光発生光学系160はs偏光光を射出する。s
偏光光は、前述したように2つのダイクロイックミラー
202,204によって赤色光Rと緑色光Gと青色光B
とに分離される。ダイクロイックミラー202,204
を通過する際には偏光方向は変化しないので、3色の光
はs偏光光のままである。
【0044】第1のダイクロイックミラー202で分離
されたs偏光の赤色光Rは、反射ミラー208で反射さ
れ、第1の液晶ライトバルブ300Rに入射する。液晶
ライトバルブ300Rは、液晶パネル301Rと、その
光入射面側および光射出面側に設けられた2つの偏光板
302Ri,302Roとを備えている。また、液晶パ
ネル301Rの光入射面側には、λ/2位相差板303
Rが備えられている。第1および第2の偏光板302R
i,302Roの偏光軸は、互いに直交するように設け
られており、第1の偏光板302Riはp偏光光を透過
するp偏光透過用偏光板であり、第2の偏光板302R
oはs偏光光を透過するs偏光透過用偏光板である。こ
のように、液晶ライトバルブ300Rは、図10に示す
液晶ライトバルブ900Rと同様に、λ/2位相差板3
03Rと、2つの偏光板302Ri,302Roとを備
えている。しかし、図10の従来のプロジェクタにおい
ては、λ/2位相差板903Rが、ガラス板908と偏
光板902Riとの間に挟まれているのに対し、本実施
例のプロジェクタにおいては、λ/2位相差板303R
は、一方の面が大気に接し、他方の面が偏光方向を変化
させない透光性のガラス板308に接する状態で配置さ
れている。具体的には、ガラス板308の一方の面に
は、λ/2位相差板303Rが貼り付けられており、他
方の面には、偏光板302Riが貼り付けられている。
このようにすれば、偏光板302Riが発熱により歪む
とともに、λ/2位相差板303Rも歪んでしまうとい
う問題を回避することができる。なお、図4では、光射
出面側の偏光板302Roは独立して設けられている
が、液晶パネル301Rの射出面やクロスダイクロイッ
クプリズム520の入射面などに貼り付けるようにして
もよい。
【0045】第1の液晶ライトバルブ300Rに入射し
たs偏光光は、λ/2位相差板303Rによってp偏光
光に変換される。このp偏光光は、p偏光透過用偏光板
302Riをそのまま透過し、液晶パネル301Rによ
って変調されることにより、一部がs偏光光に変換さ
れ、s偏光光のみがs偏光透過用偏光板302Roから
射出される。
【0046】第2のダイクロイックミラー204で分離
されたs偏光の緑色光Gは、そのまま第2の液晶ライト
バルブ300Gに入射する。第2の液晶ライトバルブ3
00Gは、液晶パネル301Gと、液晶パネル301G
の光入射面側に設けられたs偏光透過用偏光板302G
iと、光射出面側に設けられたp偏光透過用偏光板30
2Goとを備えている。第2の液晶ライトバルブ300
Gに入射するs偏光の緑色光Gは、s偏光透過用偏光板
302Giをそのまま透過し、液晶パネル301Gによ
って変調されることにより、一部がp偏光光に変換さ
れ、p偏光光のみがp偏光透過用偏光板302Goから
射出される。
【0047】第2のダイクロイックミラー204で分離
されたs偏光の青色光Bは、2つの反射ミラー224,
228で反射され、第3の液晶ライトバルブ300Bに
入射する。第3の液晶ライトバルブ300Bは、液晶パ
ネル301Bと、2つの偏光板302Bi,302Bo
と、λ/2位相差板303Bと、λ/2位相差板303
Bおよび偏光板302Biが貼り付けられたガラス板3
08とを備えている。なお、第3の液晶ライトバルブ3
00Bは、第1の液晶ライトバルブ300Rと同様なの
で、詳細な説明は省略する。
【0048】ところで、本実施例において第1および第
3の液晶ライトバルブ300R,300Bから射出され
る光がs偏光光となるように設定され、第2の液晶ライ
トバルブ300Gから射出される光がp偏光光となるよ
うに設定されているのは、クロスダイクロイックプリズ
ム520において3つの液晶ライトバルブから射出され
た光をうまく合成できるようにするためである。すなわ
ち、前述したように、クロスダイクロイックプリズム5
20には、赤色光反射膜521と青色光反射膜522と
が略X字状に形成されている。これらの反射膜521,
522は、通常、s偏光光の反射特性に優れている。こ
のため、2つの反射膜521,522で反射すべき光を
s偏光光とし、2つの反射膜521,522を透過すべ
き光をp偏光光としている。これにより、第1の液晶ラ
イトバルブ300Rで変調されたs偏光の赤色光は、そ
れぞれ赤色光反射膜521でほとんど反射され、第3の
液晶ライトバルブ300Bで変調されたs偏光の青色光
は、青色光反射膜522でほとんど反射される。また、
第2の液晶ライトバルブ300Gで変調されたp偏光の
緑色光は、赤色光反射膜521と青色光反射膜522と
をほとんど透過する。したがって、クロスダイクロイッ
クプリズム520は、3つの液晶ライトバルブ300
R,300G,300Bから射出された各偏光光を効率
よく合成することができる。なお、図4では、図示の便
宜上、赤色光と青色光が反射される位置を、2つの反射
膜521,522からずれた位置に描いている。
【0049】上記のように、本実施例のプロジェクタに
おいては、λ/2位相差板303R,303Bは、一方
の面が大気に接し、他方の面が偏光方向を変化させない
透光性のガラス板308に接する状態で配置されてい
る。これにより、偏光板302Ri,302Biが熱に
よって歪んだとしても、偏光板とともにλ/2位相差板
303R,303Bが歪んでしまうという問題を回避す
ることができる。このとき、λ/2位相差板303R,
303Bは、入射するs偏光光をうまくp偏光光に変換
することができるので、光入射面側の偏光板302R
i,302Biから射出されるp偏光光の強度、およ
び、光射出面側の偏光板302Ro,302Boから射
出されるs偏光光の強度は、図10の従来のプロジェク
タと比較してほとんど低下しない。この結果、3つの液
晶ライトバルブ300R,300G,300Bから射出
される変調光線束を合成することによってスクリーンS
C(図1)上に表示されるカラー画像の色むらを低減す
ることが可能となる。
【0050】なお、以上の説明からも分かるように、本
実施例において、第1ないし第3の液晶ライトバルブ3
00R,300G,300Bのうち、λ/2位相差板3
03R,303Bを除いたものが、それぞれ本発明にお
ける第1ないし第3の電気光学装置に相当する。本実施
例のプロジェクタは、本発明の第1および第3の電気光
学装置の光入射面側にλ/2位相差板が設けられたもの
に相当する。なお、一般に、電気光学装置の語は、液晶
パネルのみを示す狭義の電気光学装置を意味する場合も
あるが、本明細書では、液晶パネルと偏光板とを含む広
義の電気光学装置を意味している。また、第1および第
3の液晶ライトバルブ300R,300Bから射出され
るs偏光光が、本発明における第1の偏光方向を有する
第1および第3の変調光線束に相当し、第2の液晶ライ
トバルブ300Gから射出されるp偏光光が、本発明に
おける第2の偏光方向を有する第2の変調光線束に相当
する。
【0051】B.第2実施例:図5は、第2実施例の要
部を示す説明図である。第1実施例(図4)において
は、液晶ライトバルブ300R,300Bの光入射面側
にλ/2位相差板303R,303Bが設けられている
が、第2実施例においては、液晶ライトバルブ310
R,310Bの光射出面側にλ/2位相差板313R,
313Bが設けられている。ただし、第2実施例におけ
る第1および第3の液晶ライトバルブ310R,310
Bでは、光入射面側にs偏光透過用偏光板312Ri,
312Biが設けられており、光射出面側にp偏光透過
用偏光板312Ro,312Boが設けられている。
【0052】第1の液晶ライトバルブ310Rには、s
偏光の赤色光が入射し、s偏光透過用偏光板312Ri
をそのまま透過して、液晶パネル311Rに入射する。
液晶パネル311Rは入射したs偏光光の一部をp偏光
光に変換し、光射出面側に配置されたp偏光透過用偏光
板312Roからは、p偏光光のみが射出される。p偏
光透過用偏光板312Roから射出されたp偏光光は、
ガラス板318を介してλ/2位相差板313Rに入射
し、s偏光光に変換されて射出される。第3の液晶ライ
トバルブ310Bについても同様である。また、他の構
成要素は、第1実施例(図4)と同じなので詳細な説明
は省略する。
【0053】この第2実施例のプロジェクタにおいて
も、λ/2位相差板313R,313Bは、一方の面が
大気に接し、他方の面が偏光方向を変化させない透光性
のガラス板318に接する状態で配置されている。した
がって、偏光板312Ro,312Boとともにλ/2
位相差板が歪んでしまうという問題を回避することがで
きる。この結果、表示されるカラー画像の色むらを低減
することが可能となる。
【0054】また、第1実施例の場合と異なり、本実施
例では3つの液晶ライトバルブ310R,310G,3
10Bの光入射面側にはすべてs偏光透過用偏光板31
2Ri,312Gi,312Biを設けることができ、
光射出面側にはすべてp偏光透過用偏光板312Ro,
312Go,312Boを設けることがきる。このと
き、液晶パネル311R,311G,311Bの液晶の
配向状態も同一に設定することができる。したがって、
第2実施例では、λ/2位相差板を除く3つの液晶ライ
トバルブを共通化して、部品種類を低減することが可能
となる。
【0055】なお、本実施例のプロジェクタは、本発明
の第1および第3の電気光学装置の光射出面側にλ/2
位相差板が設けられたものに相当する。
【0056】C.第3実施例:図6は、第3実施例の要
部を示す説明図である。第3実施例は、第1実施例(図
4)の偏光発生光学系160を、p偏光光を出射する偏
光発生光学系160’に置き換えたものである。第1実
施例(図4)においては、液晶ライトバルブ300R,
300Bの光入射面側にλ/2位相差板303R,30
3Bが設けられているが、第3実施例においては、液晶
ライトバルブ320Gの光入射面側のみにλ/2位相差
板323Gが設けられている。他の構成要素は、第1実
施例と同様である。すなわち、第1および第3の液晶ラ
イトバルブ320R,320Bの光入射面側にはp偏光
透過用偏光板322Ri,322Biが設けられてお
り、光射出面側にはs偏光透過用偏光板322Ro,3
22Boが設けられている。また、第2の液晶ライトバ
ルブ320Gの光入射面側にはs偏光透過用偏光板32
2Giが設けられており、光射出面側にはp偏光透過用
偏光板322Goが設けられている。
【0057】第3実施例においても、図6に示すよう
に、λ/2位相差板323Gは、一方の面が大気に接
し、他方の面が偏光方向を変化させない透光性のガラス
板328に接する状態で配置されている。したがって、
偏光板322Giとともにλ/2位相差板323Gが歪
んでしまうという問題を回避することができる。この結
果、表示されるカラー画像の色むらを低減することが可
能となる。
【0058】また、本実施例の場合には、第1実施例の
場合と比較して、λ/2位相差板323Gを1枚だけ設
ければよいので、部品点数を低減できるという利点もあ
る。
【0059】なお、本実施例のプロジェクタは、本発明
の第2の電気光学装置の光入射面側にλ/2位相差板が
設けられたものに相当する。
【0060】D.第4実施例:図7は、第4実施例の要
部を示す説明図である。第3実施例(図6)において
は、液晶ライトバルブ320Gの光入射面側にλ/2位
相差板323Gが設けられているが、第4実施例におい
ては、液晶ライトバルブ330Gの光射出面側にλ/2
位相差板333Gが設けられている。ただし、第4実施
例における第2の液晶ライトバルブ330Gは、光入射
面側にp偏光透過用偏光板332Giが設けられてお
り、光射出面側にs偏光透過用偏光板332Goが設け
られている。
【0061】第4実施例においても、図7に示すよう
に、λ/2位相差板333Gは、一方の面が大気に接
し、他方の面が偏光方向を変化させない透光性のガラス
板338に接する状態で配置されている。したがって、
偏光板332Giとともにλ/2位相差板333Gが歪
んでしまうという問題を回避することができる。この結
果、表示されるカラー画像の色むらを低減することが可
能となる。
【0062】また、本実施例では、第2実施例(図5)
と同様に、3つの液晶ライトバルブ330R,330
G,330Bの光入射面側にはすべてp偏光透過用偏光
板332Ri,332Gi,332Biを設けることが
でき、光射出面側にはs偏光透過用偏光板332Ro,
332Go,332Boを設けることができる。このと
き、液晶パネル331R,331G,331Bの液晶の
配向状態も同一に設定することができる。したがって、
第4実施例では、λ/2位相差板を除く3つの液晶ライ
トバルブを共通化して、部品種類を低減できることが可
能となる。さらに、本実施例の場合には、第1実施例の
場合と比較して、λ/2位相差板333Gを1枚だけ設
ければよいので、部品点数を低減できるという利点もあ
る。
【0063】なお、本実施例のプロジェクタは、本発明
の第2の電気光学装置の光射出面側にλ/2位相差板が
設けられたものに相当する。
【0064】E.第5実施例:図8は、第5実施例の要
部を示す説明図である。なお、図8においては、図1の
プロジェクタ1000に示すような3つのフィールドレ
ンズ232,234,230’も一緒に示されている。
第1実施例(図4)では、第1および第3の液晶ライト
バルブ300R,300Bの光入射面側のλ/2位相差
板303R,303Bは、それぞれガラス板308上に
貼り付けられているが、第5実施例では、第1および第
3の液晶ライトバルブ300Ra,300Baの光入射
面側に設けられたフィールドレンズ232,230’の
射出面に貼り付けられている。このため、このプロジェ
クタでは、図1の両凸形状のフィールドレンズ230に
代えて、平凸形状のフィールドレンズ230’を用いて
いる。このようにλ/2位相差板303R,303Bを
フィールドレンズ232,230’に貼り付ける場合に
は第1実施例(図4)におけるガラス板308を省略で
きる。
【0065】第5実施例においても、2つのλ/2位相
差板303R,303Gは、一方の面が大気に接し、他
方の面が偏光方向を変化させないフィールドレンズ23
2,230’に接する状態で配置されている。したがっ
て、第1実施例と同様に、表示されるカラー画像の色む
らを低減することが可能である。なお、図6に示す第3
実施例のプロジェクタにおいても同様に適用可能であ
り、この場合には、第2の液晶ライトバルブ320Gの
λ/2位相差板323Gをフィールドレンズ234に貼
り付けるようにすればよい。
【0066】なお、本実施例のプロジェクタは、本発明
の第1および第3の電気光学装置の光入射面側にλ/2
位相差板が設けられたものに相当する。
【0067】F.第6実施例:図9は、第6実施例の要
部を示す説明図である。第2実施例(図5)では、第1
および第3の液晶ライトバルブ310R,310Bの光
射出面側のλ/2位相差板313R,313Bは、それ
ぞれガラス板318上に貼り付けられているが、第6実
施例では、第1および第3の液晶ライトバルブ310R
a,310Baの光射出面側に設けられたクロスダイク
ロイックプリズム520の2つの入射面に貼り付けられ
ている。この場合にも、第5実施例と同様に、第2実施
例(図5)において用いられているガラス板318を省
略できる。
【0068】第6実施例においても、2つのλ/2位相
差板313R,313Gは、一方の面が大気に接し、他
方の面が偏光方向を変化させないクロスダイクロイック
プリズム520に接する状態で配置されている。したが
って、第2実施例と同様に、表示されるカラー画像の色
むらを低減することが可能である。なお、図7に示す第
4実施例のプロジェクタにおいても同様に適用可能であ
り、この場合には、第2の液晶ライトバルブ330Gの
λ/2位相差板333Gをクロスダイクロイックプリズ
ム520の入射面に貼り付けるようにすればよい。
【0069】なお、本実施例のプロジェクタは、本発明
の第1および第3の電気光学装置の光射出面側にλ/2
位相差板が設けられたものに相当する。
【0070】以上説明したように、本発明のプロジェク
タにおいては、λ/2位相差板は、一方の面が大気に接
し、他方の面が偏光方向を変化させないような透光性の
部材に接する状態で設けられている。このようにしてλ
/2位相差板を配置すれば、偏光板が熱によって歪むこ
とに伴ってλ/2位相差板も歪んでしまうという問題を
解決できるので、表示される画像の色むらを低減するこ
とが可能となる。
【0071】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0072】(1)上記実施例では、λ/2位相差板
は、ガラス板に貼り付けられた偏光板や、クロスダイク
ロイックプリズム、フィールドレンズなどの他の光学的
機能を有する光学素子とともに設けられているが、λ/
2位相差板は独立して設けるようにしてもよい。すなわ
ち、単に、ガラス板にλ/2位相差板を貼り付けたもの
を単独で設けるようにしてもよい。この場合にも、λ/
2位相差板は、一方の面が大気に接し、他方の面が偏光
方向を変化させないような透光性の部材に接する状態で
設けられることになるので、スクリーン上に表示される
画像の色むらを低減することが可能となる。
【0073】なお、液晶ライトバルブに含まれる偏光板
は、図4〜図7に示すように、λ/2位相差板が貼り付
けられた透光性の板材に貼り付けられていてもよいし、
図8,図9に示すように、λ/2位相差板が貼り付けら
れた透光性の部材とは異なる透光性部材に貼り付けられ
ていてもよい。いずれの場合にも、λ/2位相差板が、
偏光板とともに歪んでしまうという問題を解決できるの
で、表示される画像の色むらを低減することができる。
【0074】(2)上記実施例では、第2の液晶ライト
バルブから射出される緑色の変調光線束を常にp偏光光
として、第1および第3の液晶ライトバルブから射出さ
れる赤色および緑色の変調光線束を常にs偏光光として
いるが、p偏光光あるいはs偏光光とする光の色はこれ
に限られない。例えば、図4において、2つの液晶ライ
トバルブ300G,300Bの配置を交換し、かつ、ク
ロスダイクロイックプリズム520の青色光反射膜52
2に代えて緑色光反射膜を設ける場合には、赤色および
緑色の変調光線束をs偏光光とし、青色の変調光線束を
p偏光光とすることができる。一般には、第1および第
3の液晶ライトバルブから第1の偏光方向(s偏光)を
有する変調光線束が射出され、第2の液晶ライトバルブ
から第2の偏光方向(p偏光)を有する変調光線束が射
出されればよい。
【0075】(3)上記実施例では、s偏光光あるいは
p偏光光を射出する照明光学系100を利用している
が、液晶ライトバルブの光入射面側に偏光板を設ける場
合には、偏りのない光を入射させるようにしてもよい。
こうすれば、照明光学系に備えられた偏光発生光学系1
60,160’を省略できる。この場合には、液晶ライ
トバルブの光射出面側にλ/2位相差板を設けるように
すればよい。ただし、上記実施例のようにすれば、光入
射面側の偏光板に入射する光を有効に利用することがで
きるので、スクリーンSC上に明るい画像を表示できる
という利点がある。
【0076】また、上記実施例のように、s偏光光ある
いはp偏光光を射出する照明光学系100を利用する場
合には、液晶ライトバルブの光入射面側に設けられた偏
光板は省略してもよい。すなわち、液晶ライトバルブの
光入射面側に設けられた偏光板は、照明光の偏光度を高
めるためのものであるため、液晶ライトバルブに入射す
る光の偏光度が高い場合には省略可能である。この場合
には、液晶ライトバルブの光射出面側に、λ/2位相差
板と偏光板とを設けるようにすればよい。
【0077】(4)上記実施例では、液晶ライトバルブ
の光入射面側または光射出面側にλ/2位相差板が設け
られているが、λ/4位相差板を2つ組み合わせてλ/
2位相差板の機能を実現するようにしてもよい。例え
ば、第1実施例(図4)のプロジェクタにおいては、第
1の液晶ライトバルブ300Rのλ/2位相差板303
Rに代えて、第1のλ/4位相差板を設け、フィールド
レンズ232(図1)の射出面に第2のλ/4位相差板
を設けるようにすればよい。この場合にも、λ/4位相
差板は、一方の面が大気に接し、他方の面が偏光方向を
変化させないような透光性の部材に接する状態で設ける
ことが好ましい。
【0078】(5)上記実施例では、本発明の色合成部
としてクロスダイクロイックプリズム520を用いてい
るが、これに限られない。色合成部としては、例えば、
クロスダイクロイックプリズム520に含まれる2つの
反射膜521,522のそれぞれをガラス板等に形成し
たものを用いてもよい。一般に、色合成部としては、入
射する第1および第3の変調光線束を反射し、第2の変
調光線束を透過することによって、第1ないし第3の変
調光線束を合成するようなものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したプロジェクタを示す説明図で
ある。
【図2】図1の照明光学系100を拡大して示す説明図
である。
【図3】偏光発生光学系160を示す説明図である。
【図4】図1のプロジェクタ1000の要部を示す説明
図である。
【図5】第2実施例の要部を示す説明図である。
【図6】第3実施例の要部を示す説明図である。
【図7】第4実施例の要部を示す説明図である。
【図8】第5実施例の要部を示す説明図である。
【図9】第6実施例の要部を示す説明図である。
【図10】従来のプロジェクタの要部を示す説明図であ
る。
【図11】図10に示す第1の液晶ライトバルブ900
Rの光入射面側に設けられた偏光板902Riを−x方
向から見たときの平面図である。
【符号の説明】
62…遮光板 62a…開口面 62b…遮光面 64…偏光ビームスプリッタアレイ 64a…偏光分離膜 64b…反射膜 64c…各透光性板材 64c…透光性板材 66…選択位相差板 66a…開口層 66b…λ/2位相差層 100…照明光学系 1000…プロジェクタ 100ax…システム光軸 120…光源装置 120ax…光源光軸 122…発光管 124…リフレクタ 126…平行化レンズ 140,150…第1,第2のレンズアレイ 142,152…小レンズ 160,160’…偏光発生光学系 170…重畳レンズ 200…色光分離光学系 202,204…ダイクロイックミラー 208…反射ミラー 220…リレー光学系 222…入射側レンズ 224,228…反射ミラー 226…リレーレンズ 230,230’,232,234…フィールドレンズ 300R,300G,300B…液晶ライトバルブ 300Ra,300Ga,300Ba…液晶ライトバル
ブ 301R,301G,301B…液晶パネル 302Ri…p偏光透過用偏光板 302Ro…s偏光透過用偏光板 302Gi…s偏光透過用偏光板 302Go…p偏光透過用偏光板 302Bi…p偏光透過用偏光板 302Bo…s偏光透過用偏光板 303R,303B…λ/2位相差板 308…ガラス板 310R,310G,310B…液晶ライトバルブ 310Ra,310Ra,310Ba…液晶ライトバル
ブ 311R,311G,311B…液晶パネル 312Ri,312Gi,312Bi…s偏光透過用偏
光板 312Ro,312Go,312Bo…p偏光透過用偏
光板 313R,313B…λ/2位相差板 318…ガラス板 320R,320G,320B…液晶ライトバルブ 322Ri…p偏光透過用偏光板 322Ro…s偏光透過用偏光板 322Gi…s偏光透過用偏光板 322Go…p偏光透過用偏光板 322Bi…p偏光透過用偏光板 322Bo…s偏光透過用偏光板 323G…λ/2位相差板 328…ガラス板 330R,330G,330B…液晶ライトバルブ 331R,331G,331B…液晶パネル 332Ri,332Gi,332Bi…p偏光透過用偏
光板 332Ro,332Go,332Bo…s偏光透過用偏
光板 333G…λ/2位相差板 338…ガラス板 520…クロスダイクロイックプリズム 521…赤色光反射膜 522…青色光反射膜 540…投写レンズ 900R,900G,900B…液晶ライトバルブ 901R,901G,901B…液晶パネル 902Ri…p偏光透過用偏光板 902Ro…s偏光透過用偏光板 902Gi…s偏光透過用偏光板 902Go…p偏光透過用偏光板 902Bi…p偏光透過用偏光板 902Bo…s偏光透過用偏光板 903R…λ/2位相差板 908…ガラス板 920…クロスダイクロイックプリズム 940…投写レンズ LA…照明領域 SC…スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 360 H04N 5/74 K H04N 5/74 9/31 C 9/31 G02F 1/1335 530 Fターム(参考) 2H088 EA14 EA15 HA13 HA15 HA20 HA24 MA04 MA20 2H091 FA05X FA05Z FA08X FA08Z FA11X FA11Z FA14X FA26X FA41Z FD15 LA11 LA16 LA18 MA07 5C058 AB06 BA06 EA11 EA12 EA26 EA51 5C060 BA04 BA09 BC05 DA05 GA02 HC00 HC12 HC24 HC25 HD02 JA18 JB06 5G435 AA00 AA04 BB12 BB17 CC12 DD02 DD05 FF03 FF05 FF13 GG01 GG02 GG03 GG04 GG08 GG28 HH02 LL15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー画像を投写表示するためのプロジ
    ェクタであって、 照明光を射出する照明光学系と、 前記照明光学系から射出された前記照明光を、3つの色
    成分をそれぞれ有する第1ないし第3の色光に分離する
    色光分離光学系と、 前記色光分離光学系により分離された第1ないし第3の
    色光を、画像情報に応じて変調して、第1ないし第3の
    変調光線束を生成する第1ないし第3の電気光学装置
    と、 前記第1および第3の変調光線束を反射し、前記第2の
    変調光線束を透過することによって、前記第1ないし第
    3の変調光線束を合成する色合成部と、 前記色合成部から射出される合成光を投写する投写光学
    系と、を備え、 さらに、前記第1および第3の電気光学装置と、前記第
    2の電気光学装置とのうちのいずれか一方の電気光学装
    置の光入射面側または光射出面側に設けられ、前記色合
    成部に入射する前記第1および第3の変調光線束の偏光
    方向を第1の偏光方向とし、前記第2の変調光線束の偏
    光方向を前記第1の偏光方向と直交する第2の偏光方向
    とするためのλ/2位相差板を備え、 前記λ/2位相差板は、一方の面が大気に接し、他方の
    面が偏光方向を変化させないような透光性の部材に接す
    る状態で設けられていることを特徴とするプロジェク
    タ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプロジェクタであって、 前記照明光学系は、 前記第1または第2の偏光方向を有する直線偏光光を前
    記照明光として射出するための偏光発生部を備える、プ
    ロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプロジェクタであって、 前記透光性の部材は、透光性の板材であり、 前記透光性の板材の一方の面には、前記λ/2位相差板
    が貼り付けられており、他方の面には、前記電気光学装
    置に含まれる偏光板が貼り付けられている、プロジェク
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のプロジェクタであって、 前記電気光学装置に含まれる偏光板は、前記λ/2位相
    差板が貼り付けられた前記透光性の部材とは異なる透光
    性の部材に貼り付けられている、プロジェクタ。
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