JP2000193926A - 光源ユニット及び照明光学系、並びに投写型表示装置 - Google Patents

光源ユニット及び照明光学系、並びに投写型表示装置

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JP2000193926A
JP2000193926A JP10368729A JP36872998A JP2000193926A JP 2000193926 A JP2000193926 A JP 2000193926A JP 10368729 A JP10368729 A JP 10368729A JP 36872998 A JP36872998 A JP 36872998A JP 2000193926 A JP2000193926 A JP 2000193926A
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Japan
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light
light source
optical system
concave mirror
source lamp
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JP10368729A
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Hisashi Iechika
尚志 家近
Toshiaki Hashizume
俊明 橋爪
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源全体の大きさをあまり大きくすることな
く、光射出量を大きする。 【解決手段】 光源の光軸上に配置され、放射状の光を
射出する光源ランプと、光源ランプから射出された光を
反射するために設けられ、光源の光軸を中心軸とする回
転楕円体の凹面を有する凹面鏡と、凹面鏡の開口面から
射出する集光光を略平行光に変換する機能を有する平行
化レンズと、を備える。光源ランプの中心と凹面鏡との
位置関係は、次式に従ってほぼ決定される。Lf≒Lo
・√(Wf/Wo)。ここで、Lfは、光源ランプの中
心から凹面鏡の内面までの最短距離[mm]を示し、W
fは光源ランプの強度[W]を示し、Wo、Loは、基
準光源ランプと、上記凹面鏡と形状のみ異なる所定の凹
面鏡とで構成される所定の基準光源における基準光源ラ
ンプの強度[W]と、基準光源ランプの中心から所定の
凹面鏡の内面までの最短距離[mm]を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明光学系及びこ
れに用いられる光源に関するものである。また、この照
明光学系を用いて明るい投写画像を表示可能な投写型表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写型表示装置では、電気光学装置を用
いて、照明光学系による照明光を、表示したい画像情報
に応じて変調し、この変調光線束をスクリーン上に投写
して画像表示を実現している。
【0003】照明光学系を構成する光源としては、通
常、略平行な光線束を射出する光源が用いられる。この
光源は、通常、光源の光軸を中心軸とする回転放物面体
の内面を反射面とする放物面凹面鏡(パラボラリフレク
タ)と、この回転放物面体の焦点位置に配置された光源
ランプとで構成される。以下では、この光源を「放物面
光源」と呼ぶ。また、焦点位置から放物面凹面鏡の内面
までの光軸上における距離を「焦点距離」と呼ぶ。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】放物面光源において、
光源ランプから射出された放射光のうち放物面凹面鏡で
反射されずに射出する光には、放物面光源の後段に配置
された光学装置に入射できない無効な光となる場合が多
い。このような無効な光を低減して、後段の光学装置に
入射する有効な光の射出量(光射出量)を大きくするた
めには、放物面凹面鏡の開口径を一定とすると、放物面
凹面鏡の凹面に光源ランプをより近づけて、開口面から
光源ランプまでの距離をできる限り離すようにすればよ
い。すなわち、焦点距離のより短い放物面凹面鏡を用い
ればよい。但し、放物面凹面鏡の焦点距離はある程度以
上短くなると、それ以上短くなっても光射出量がほとん
ど変化しなくなる最適焦点距離が存在する。従って、放
物面光源は、最適焦点距離を有する放物面凹面鏡の焦点
位置に光源ランプを配置して、出力効率の良い光源を実
現する場合が多い。
【0005】画像投写型表示装置において、投写される
画像は、より明るいことが好ましく、このため照明光学
系の光射出量、および、これに用いられる光源の光射出
量がより大きいことが要求される。ここで、上記のよう
に最適化された放物面光源の光射出量をさらに大きくす
るためには、光源ランプの光射出量、すなわち、光出力
の強度(光強度)を大きくする必要がある。しかし、放
物面凹面鏡に入射した光源ランプの光の一部は熱に変換
されて放物面凹面鏡の温度を上昇させる。従って、従来
よりも光強度の大きな光源ランプを用いると、放物面凹
面鏡の温度上昇が大きくなり、放物面凹面鏡の使用可能
温度を超えてしまう場合がある。このため、単純には、
従来より大きな光強度の光源ランプに置きかえることが
できないという問題がある。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、光源全体の大き
さをあまり大きくすることなく、光強度の大きな光源ラ
ンプを用いて、光源の光射出量やこの光源を用いた照明
光学系の光射出量を大きくする技術を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題を解決するため、本発明の照明光学系は、所定
の光学装置の光入射面を照明領域として照明する照明光
学系であって、集光光を射出する光源と、前記集光光を
略平行光に変換する機能を有する平行化レンズと、前記
平行化レンズの入射面側または射出面側に配置され、前
記光源からの射出光を複数の部分光線束に分割するため
の複数の第1の小レンズを有する第1のレンズアレイ
と、前記第1のレンズアレイおよび前記平行化レンズの
射出面側に配置され、前記複数の第1の小レンズに対応
する複数の第2の小レンズを有する第2のレンズアレイ
と、を備え、前記光源は、前記光源の光軸上に配置さ
れ、放射状の光を射出する光源ランプと、前記光源ラン
プから射出された光を反射するために設けられ、前記光
源の光軸を中心軸とする回転楕円体の凹面を有する凹面
鏡と、を備えることを特徴とする。
【0008】本発明の照明光学系の光源ランプは、上述
のように、回転楕円体の凹面を有する凹面鏡を用いてい
るので、同じ大きさの開口面を有する従来の光源、すな
わち、回転放物面体の凹面を有する凹面鏡を用いた光源
に比べて大きな強度を有する光源ランプを用いることが
できる。この結果、光源全体の大きさをあまり大きくす
ることなく、強度の大きな光源ランプを用いて光源の光
射出量を多くすることができ、この光源を用いた照明光
学系の光射出量を多くすることができる。
【0009】上記照明光学系において、前記光源ランプ
の中心と前記凹面鏡との位置関係は、下式に従ってほぼ
決定されることがこのましい。
【0010】Lf≒Lo・√(Wf/Wo) …(1) ここで、前記Lfは、前記光源ランプの中心から前記凹
面鏡の内面までの最短距離[mm]を示し、前記Wfは
前記光源ランプの強度[W]を示し、Wo、Loは、基
準光源ランプと、前記凹面鏡と形状のみ異なる所定の凹
面鏡とで構成される所定の基準光源における前記基準光
源ランプの強度[W]と、前記基準光源ランプの中心か
ら前記所定の凹面鏡の内面までの最短距離[mm]を示
す。
【0011】このようにすれば、光源ランプの強度に応
じた光の熱損失によって発生する凹面鏡の温度上昇を抑
制することができる。これにより、同じ大きさの開口面
を有する従来の光源、すなわち、回転放物面体の凹面を
有する凹面鏡を用いた光源に比べて大きな強度を有する
光源ランプを用いることができる。
【0012】上記照明光学系において、前記平行化レン
ズと、前記第1のレンズアレイとが光学的に一体化され
るようにしてもよい。
【0013】ここで、「光学的に一体化する」とは、各
光学要素が互いに密着していることや、複数の機能を併
せ持つ一つの光学要素であることを意味する。例えば、
平行化レンズと第1レンズアレイとを接着剤で貼り合わ
せたり、あるいは、一体成形することによって光学的に
一体化することができる。また、平行化レンズの機能と
第1のレンズアレイの機能とを併せ持つ複数の偏心レン
ズで構成された偏心レンズアレイとして形成することも
できる。
【0014】複数の光学要素を光学的に一体化すれば、
各光学要素の界面において発生する光損失を低減し、光
の利用効率を高めることができる。また、光学系の簡略
化が可能である。
【0015】また、前記平行化レンズは、前記第1のレ
ンズアレイの入射面側に配置されるとともに、前記凹面
鏡の開口部に取り付けられているようにしてもよい。
【0016】こうすれば、光源から射出される光の利用
効率を向上させることができる。
【0017】また、上記各照明光学系において、さら
に、前記第2のレンズアレイの射出面側に、非偏光な光
を偏光方向の揃った1種類の直線偏光光に変換して射出
する偏光発生光学系を備え、前記偏光発生光学系は、入
射する光を偏光面が互いに直交する2種類の直線偏光光
に分離する偏光分離光学系と、前記偏光分離光学系によ
って得られた一方の直線偏光光の偏光方向を他方の直線
偏光光の偏光方向と同じとなるように偏光変換する偏光
変換光学系と、を備えようにしてもよい。
【0018】上記の構成によれば、偏光方向が揃ったほ
ぼ1種類の直線偏光光光のみを照明光として使用するこ
とができるため、後述するように、この照明光学系を投
写型表示装置等に組み込む場合に光の利用効率を向上さ
せることが可能である。
【0019】本発明の上記各照明光学系は、投写型表示
装置の照明光学系として利用することができる。投写型
表示装置としては、本発明の上記各照明光学系と、前記
照明領域としての光入射面を有し、前記照明光学系から
の入射光を画像情報に応じて変調する電気光学装置と、
前記電気光学装置で得られる変調光線束を投写面上に投
写する投写光学系と、を備えるようにすることができ
る。
【0020】本発明の照明光学系が組み込まれた投写型
表示装置等では、投写画像の明るさを向上させることが
できる。
【0021】なお、本発明の照明光学系は第1のレンズ
アレイによって分割された複数の部分光線束のそれぞれ
が照明領域を照明する、いわゆるインテグレータ光学系
を有している。従って、光源から射出された光線束が光
線束の断面内でその光強度分布に大きな偏りを有してい
た場合でも、明るさが均一で明るさや色むらの無い照明
光を得ることが可能となる。この結果、画面全体に渡っ
て明るさがほぼ均一で明るさや色むらの無い投写画像を
得ることができる。
【0022】さらに、本発明の照明光学系において、前
述したような偏光分離光学系と偏光変換光学系とを有す
る偏光発生光学系を備えるようにした場合には、次のよ
うな効果を得ることができる。
【0023】電気光学装置として液晶パネルが利用され
る場合においては、偏光板等の偏光選択光学系によって
表示に不要な偏光方向の異なる直線偏光光を吸収した光
を利用するため、光の利用効率が極めて低下する。ま
た、偏光選択光学系として偏光板を用いる場合には光の
吸収によって偏光板の温度が著しく上昇するため、偏光
板を冷却するための大がかりな冷却装置が必要である。
しかしながら、偏光発生光学系を備えていれば、光源か
ら射出された非偏光な光を、全体としてほぼ1種類の偏
光方向を有する直線偏光光に変換することができる。こ
れにより、偏光方向が揃ったほぼ1種類の直線偏光光の
みを液晶パネルで利用可能な照明光として使用すること
ができる。従って、光源から射出された光の大部分を利
用することが可能となり、極めて明るい投写画像を得る
ことが可能となる。また、表示に不要な偏光方向の異な
る直線偏光光が照明光にはほとんど含まれていないた
め、偏光板における光吸収は少なく、偏光板の温度上昇
を抑制することができ、冷却装置の簡易化を図ることが
できる。
【0024】なお、上記投写型表示装置は、さらに、前
記照明光学系からの射出光を少なくとも2色の色光に分
離する色光分離光学系と、前記色光分離光学系により分
離された各色光をそれぞれ変調する複数の前記電気光学
装置と、それぞれの前記電気光学装置から射出された各
色の変調光を合成する色光合成光学系と、を備え、前記
色光合成光学系によって得られた合成光を前記投写光学
系を介して投写するようにすることもできる。
【0025】上記のように投写型表示装置を構成すれ
ば、極めて明るいカラー画像を投写表示することができ
る。
【0026】本発明の略平行な光を射出する光源ユニッ
トは、前記光源ユニットの光軸上に配置され、放射状の
光を射出する光源ランプと、前記光源ランプから射出さ
れた光を反射するために設けられ、前記光源ユニットの
光軸を中心軸とする回転楕円体の凹面を有する凹面鏡
と、前記凹面鏡の開口面から射出する集光光を略平行光
に変換する機能を有する平行化レンズと、を備え、前記
光源ランプの中心と前記凹面鏡との位置関係は、下式に
従ってほぼ決定されることを特徴とする。
【0027】 Lf≒Lo・√(Wf/Wo) …(2) ここで、前記Lfは、前記光源ランプの中心から前記凹
面鏡の内面までの最短距離[mm]を示し、前記Wfは
前記光源ランプの強度[W]を示し、Wo、Loは、基
準光源ランプと、前記凹面鏡と形状のみ異なる所定の凹
面鏡とで構成される所定の基準光源における前記基準光
源ランプの強度[W]と、前記基準光源ランプの中心か
ら前記所定の凹面鏡の内面までの最短距離[mm]を示
す。
【0028】本発明の光源ユニットは、上述のように、
回転楕円体の凹面を有する凹面鏡を備え、光源ランプと
凹面鏡との位置関係が上記(2)式によってほぼ決定さ
れる光源を備えている。これにより、光源ランプの強度
に応じた光の熱損失によって発生する凹面鏡の温度上昇
を抑制することができる。従って、同じ大きさの開口面
を有する従来の光源、すなわち、回転放物面体の凹面を
有する凹面鏡を備える光源に比べて大きな強度を有する
光源ランプを用いることができる。この結果、光源ユニ
ット全体の大きさをあまり大きくすることなく、強度の
大きな光源ランプを用いて光源ユニットの光射出量を多
くすることができる。また、この光源ユニットを照明光
学系に用いれば、従来に比べて照明光学系の光射出量を
多くすることができる。さらに、この照明光学系を投写
型表示装置に用いれば、従来に比べて明るい投写画像を
得ることができる。
【0029】また、上記光源ユニットにおいて、前記平
行化レンズは、前記凹面鏡の開口部に取り付けられてい
るようにしてもよい。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の各
実施例を説明する。尚、以下の各実施例においては、特
に断りのない限り、互いに直交する3つの方向を便宜的
に光の進行方向をz軸方向(光軸と平行な方向)とし、
z軸方向から見て12時の方向をy軸方向(縦方向)と
し、3時の方向をx軸方向(横方向)とする。
【0031】A.照明光学系:図1は、本発明の照明光
学系の要部を平面的に見た概略構成図である。この照明
光学系100は、光源20と、平行化レンズ30と、第
1のレンズアレイ40と、第2のレンズアレイ50と、
偏光発生光学系60と、重畳レンズ70と、を備えてい
る。各構成要素は、システム光軸100axに沿ってこ
の順に配置されている。但し、これらの光学要素のう
ち、光源20と、平行化レンズ30と、第1のレンズア
レイ40と、第2のレンズアレイ50とは、光源光軸2
0axを中心として配置されている。光源光軸20ax
はシステム光軸100axから−x軸方向に所定のずれ
量Dpだけほぼ平行にずれている。このずれ量Dpにつ
いては後述する。
【0032】光源20は、光源ランプ22と凹面鏡24
と防爆ガラス28とを有している。凹面鏡24は、回転
楕円体24aの凹面(回転楕円面)24bを反射面とす
る楕円面凹面鏡である。回転楕円体24aはガラス等の
セラミックで形成されている。回転楕円面24b上には
誘電体多層膜が形成されており、回転楕円面24bが多
層膜反射鏡として機能する。なお、回転楕円面24b上
にアルミニウム膜や銀膜などの金属膜を形成して、回転
楕円面24bが金属反射鏡として機能するようにしても
よい。光源ランプ22としては、メタルハライドランプ
や高圧水銀灯などの高圧放電灯が用いられる。防爆ガラ
ス28は、光源ランプ22の爆発による影響を防ぐため
に、凹面鏡24の開口面26を塞ぐように設けられてい
る。
【0033】光源ランプ22の中心は、回転楕円面24
bの光源光軸20ax上における2つの焦点のうち、回
転楕円面24bに近い方の一方の焦点(一次焦点)の位
置に配置されている。ここで、「光源ランプ22の中
心」とは、光源ランプ22のアークの中心を意味してい
る。光源ランプ22は、放射状の光線を射出する。光源
ランプ22から射出された放射光は、回転楕円面24b
で反射され、回転楕円面24bの他方の焦点(二次焦
点)の位置に集光される。
【0034】平行化レンズ30は、凹レンズで構成され
ており、光源20から射出する集光光を略平行な光(略
平行光)に変換する機能を有している。
【0035】第1のレンズアレイ40は、平行化レンズ
30から射出された略平行光を複数の部分光線束に分割
するとともに、各部分光線束をそれぞれ第2のレンズア
レイ50の近傍で集光させる機能を有している。また、
第2のレンズアレイ50は、第1のレンズアレイ40か
ら射出された部分光線束のそれぞれの中心軸がシステム
光軸100axにほぼ平行となるように揃える機能を有
している。
【0036】図2は、第1のレンズアレイ40の外観を
示す斜視図である。第1のレンズアレイ40は、略矩形
形状の輪郭を有する第1の小レンズ42がM行N列のマ
トリクス状に配列された構成を有している。なお、図2
は、M=5,N=4の例を示している。第2のレンズア
レイ50(図1)は、第1のレンズアレイ40の第1の
小レンズ42に対応するように、第2の小レンズ52が
M行N列のマトリクス状に配列された構成を有してい
る。
【0037】図1に示す第1のレンズアレイ40の各第
1の小レンズ42は、平行化レンズ30から射出された
略平行な光線束を複数の(すなわちM×N個の)部分光
線束に分割し、各部分光線束を第2のレンズアレイ50
の近傍で集光させる。各第1の小レンズ42をz方向か
ら見た外形形状は、通常、照明領域LAにおける実際に
光を照射する領域の形状とほぼ相似形をなすように設定
されている。例えば、照明領域として液晶パネルを想定
し、画像の有効領域のアスペクト比(横と縦の寸法の比
率)が4:3であるならば、第1の小レンズ42のアス
ペクト比も4:3に設定する。
【0038】図3は、偏光発生光学系60の構成を示す
説明図である。図3(A)は、偏光発生光学系60の斜
視図を示し、図3(B)は、平面図の一部を示してい
る。この偏光発生光学系60は、遮光板62と、偏光ビ
ームスプリッタアレイ64と、選択位相差板66とを備
えている。偏光ビームスプリッタアレイ64は、それぞ
れ断面が平行四辺形の柱状の複数の透光性板材64c
が、交互に貼り合わされた形状を有している。透光性板
材64cの界面には、偏光分離膜64aと反射膜64b
とが交互に形成されている。なお、この偏光ビームスプ
リッタアレイ64は、偏光分離膜64aと反射膜64b
が交互に配置されるように、これらの膜が形成された複
数枚の板ガラスを貼り合わせて、所定の角度で斜めに切
断することによって作製される。偏光分離膜64aは誘
電体多層膜で、また、反射膜64bは誘電体多層膜或い
はアルミニウム膜で形成することができる。
【0039】遮光板62は、複数の遮光面62bと複数
の開口面62aとがストライプ状に配列されて構成され
たものである。遮光板62の遮光面62bに入射した光
線束は遮られ、開口面62aに入射した光線束は遮光板
62をそのまま通過する。従って、遮光板62は、遮光
板62上の位置に応じて透過する光線束を制御する機能
を有している。遮光面62bと開口面62aの配列の仕
方は、第2のレンズアレイ50から射出された部分光線
束が偏光ビームスプリッタアレイ64の偏光分離膜64
aにのみ入射し、反射膜64bには入射しないように設
定されている。すなわち、図3(B)に示すように、遮
光板62のそれぞれの開口面62aの中心と偏光ビーム
スプリッタアレイ64の偏光分離膜64aの中心がほぼ
一致するように配置されている。また、開口面62aの
開口横幅(x方向の開口幅)は偏光分離膜64aのx方
向の幅Wpにほぼ等しい大きさに設定されている。この
結果、偏光分離膜64aを経ずして反射膜64bに直接
入射する部分光線束は、予め遮光板62の遮光面62b
で遮られるためほとんど存在しない。また、遮光板62
の開口面62aを通過した光線束はそのほとんど全てが
偏光分離膜64aのみに入射することになる。遮光板6
2としては、本例のように平板状の透明体(例えばガラ
ス板)に遮光性の膜(例えばクロム膜、アルミニウム
膜、及び、誘電体多層膜)を部分的に形成したものを使
用できる。或いは、アルミニウム板のような遮光性の平
板に開口部を設けたもの等を使用できる。
【0040】第2のレンズアレイ50から射出された1
つの部分光線束は、図3(B)に実線で示すように、そ
の主光線(中心軸)がシステム光軸100axにほぼ平
行に遮光板62の1つの開口面62aを通過して対応す
る偏光分離膜64aに入射する。偏光分離膜64aに入
射した部分光線束は、s偏光の部分光線束とp偏光の部
分光線束とに分離される。p偏光の部分光線束は、偏光
分離膜64aをそのまま透過する。一方、s偏光の部分
光線束は、偏光分離膜64aで反射され、さらに反射膜
64bで反射されて、偏光分離膜64aをそのまま通過
したp偏光の部分光線束とほぼ平行な状態で射出され
る。選択位相差板66における偏光分離膜64aを通過
する光の射出面部分にはλ/2位相差層66bが形成さ
れており、反射膜64bで反射された光の射出面部分に
はλ/2位相差層が形成されていない開口層66aを有
している。従って、偏光分離膜64aを透過したp偏光
の部分光線束は、λ/2位相差層66bによってs偏光
の部分光線束に変換されて射出される。なお、第2のレ
ンズアレイ50から射出された他の複数の部分光線束も
同様である。この結果、偏光発生光学系60に入射した
非偏光な複数の部分光線束は、ほとんどs偏光の部分光
線束に変換される。もちろん反射膜64bで反射される
光の射出面部分だけに選択位相差板66のλ/2位相差
層66bを形成することにより、ほとんどの光線束をp
偏光光に変換して射出することもできる。
【0041】なお、図3(B)から解るように、偏光発
生光学系60から射出する2つのs偏光光の中心(2つ
のs偏光光の中央)は、入射する非偏光な光(s偏光光
+p偏光光)の中心よりもx方向にずれている。このず
れ量は、λ/2位相差層66bの幅Wp(すなわち偏光
分離膜64aのx方向の幅)の半分に等しい。このた
め、図1に示すように、光源20の光軸20axは、偏
光発生光学系60以降のシステム光軸100axから、
Wp/2に等しい距離Dpだけずれた位置に設定されて
いる。
【0042】第2のレンズアレイ50から射出された複
数の部分光線束は、上述のように、偏光発生光学系60
によって各部分光線束ごとに2つの部分光線束に分離さ
れるとともに、それぞれ非偏光な光が偏光方向の揃った
ほぼ1種類の直線偏光光に変換される。
【0043】偏光方向のほぼ揃った複数の部分光線束
は、図1に示す重畳レンズ70によって照明領域LA上
で重畳される。
【0044】以上のことから、第1のレンズアレイ40
と、第2のレンズアレイ50と、重畳レンズ70とは、
いわゆるインテグレータ光学系を構成していることがわ
かる。このインテグレータ光学系により、照明領域LA
はほぼ均一に照明されることになる。なお、光の利用効
率は低下するが、重畳レンズ70を省略することも可能
である。また、平行化レンズ30から射出される光線束
の平行性が良い場合には、第2のレンズアレイ50や遮
光板62を省略することも可能である。
【0045】本発明の照明光学系100は、楕円面凹面
鏡24で構成された光源20と平行化レンズ30とを備
えている点に特徴を有している。図4は、放物面凹面鏡
24Aを用いた光源20Aと本発明の楕円面凹面鏡24
を用いた光源20とを比較して示す説明図である。
【0046】図4(A)は、放物面凹面鏡24Aと、光
源ランプ22Aとを有する従来の光源(放物面光源)2
0Aを示している。光源20Aから射出される有効な光
射出量は、放物面凹面鏡24Aの開口面26Aの開口径
が一定ならば、光源ランプ22Aと放物面凹面鏡24A
の開口面端とを結ぶ線と、光源光軸20axとがなす角
度θapが小さいほど大きくなる傾向にある。すなわ
ち、光源ランプ22Aから開口面26Aまでの距離Lp
aが大きく、光源ランプ22Aから放物面凹面鏡24A
の内面までの光源光軸20ax上における距離(焦点距
離)Lpbが小さいほど大きくなる傾向にある。なお、
「有効な光射出量」とは、光源よりも後段に配置された
光学装置に入射可能な光の射出量を意味する。
【0047】ここで、放物面凹面鏡24Aの開口面26
Aの開口径を(2Ra)とすると、LpaとLpbとR
aとは、下式(3)に示す関係で表される。
【0048】 Lpa+Lpb=Ra・Ra/(4・Lpb) Lpb=(−Lpa+√(Lpa・Lpa+・Ra・Ra))/2 …(3)
【0049】(3)式からわかるように、開口径(2R
a)と距離Lpaが決まると焦点距離Lpbが一義的に
決定される。すなわち、開口径を一定とすると、焦点距
離が決定される。また、開口径を一定として、焦点距離
Lpbを小さくすると距離Lpaは大きくなり、逆に焦
点距離Lpbを大きくすると距離Lpaは小さくなる関
係にある。
【0050】ここで、従来例で説明したように、放物面
凹面鏡の焦点距離はある程度以上短くなると、それ以上
短くなっても光射出量がほとんど変化しなくなる最適焦
点距離が存在する。従って、通常、放物面光源20A
は、最適焦点距離を有する放物面凹面鏡24Aの焦点位
置に光源ランプ22Aを配置して、出力効率の良い光源
を実現している。
【0051】このとき、さらに、放物面光源20Aの有
効な光射出量を大きくするためには、光源ランプ22A
の光射出量、すなわち、光出力の強度(光強度)を大き
くする必要がある。しかし、放物面凹面鏡に入射した光
源ランプの光の一部は反射されずに熱に変換されて放物
面凹面鏡の温度を上昇させる。このため、従来よりも光
強度の大きな光源ランプを用いると、放物面凹面鏡の温
度上昇がさらに大きくなり、放物面凹面鏡の使用可能温
度を超えてしまう場合がある。
【0052】図5は、光源ランプの強度と放物面凹面鏡
24Aの可能な焦点距離との関係を示す説明図である。
原則として、光源ランプの強度に対応する可能な焦点距
離は、下式(4)に従ってほぼ決定される。
【0053】 Lf≒Lo・√(Wf/Wo) …(4)
【0054】ここで、Lfは、光源ランプ22Aの中心
から放物面凹面鏡24Aの内面までの最短距離[mm]
を示し、Wfは光源ランプ22Aの強度[W]を示し、
Wo、Loは、基準光源ランプと、放物面凹面鏡24A
と形状のみ異なる所定の凹面鏡とで構成される所定の基
準光源における基準光源ランプの強度[W]と、基準光
源ランプの中心から所定の凹面鏡の内面までの最短距離
[mm]を示す。このWo、Loは、凹面鏡の材質や厚
みに依存して変化するパラメータである。なお、放物面
凹面鏡24AにおけるLfは焦点距離を示している。ま
た、強度とは、光源ランプの消費電力を意味している。
但し、光の出力強度であってもよい。したがって、上記
(4)式は、放物面凹面鏡24Aに基準光源の凹面鏡と
材質や厚みが同じ凹面鏡を用いた場合の光源ランプ22
Aの強度Wf[W]と、光源ランプ22Aの中心から放
物面凹面鏡24Aの内面までの最短距離Lf[mm]を
示している。
【0055】図5の実線は、Wo=100[W]、Lo
=7.5[mm]の場合に、(4)式から求められる光
源ランプの各強度Wf[W]における最短距離(焦点距
離)Lf[mm]の例を示している。また、破線は、W
o=120[W]、Lo=7.0[mm]の場合に、
(4)式から求められる光源ランプの各強度Wf[W]
における最短距離(焦点距離)Lf[mm]の例を示し
ている。
【0056】図5の黒四角の点は、Wo=100
[W]、Lo=7.5[mm]の場合と同じ材質や厚み
を有する凹面鏡を有する光源の焦点距離の実測値の例を
示している。また、図5の黒丸の点は、Wo=120
[W]、Lo=7.0[mm]の場合と同じ材質や厚み
を有する凹面鏡を有する光源の焦点距離の実測値の例を
示している。これらの測定結果は、それぞれ効率等の誤
差を含んでいるため、(4)式で求められる各強度に対
応する焦点距離(実線や破線で示す)に対して若干ずれ
ているものの、ほぼ一致しているといえる。従って、使
用する光源ランプの光強度に応じて要求される焦点距離
を、(4)式からほぼ決定することができる。なお、
(4)式に応じてほぼ決定される焦点距離は、10%程
度の誤差を含んでいてもよい。この程度の誤差は、装置
設計上の誤差と考えることができる。
【0057】(4)式からわかるように、光源ランプの
強度が大きくなるほど焦点距離を大きくする必要があ
る。しかし、放物面光源20Aでは、上記(3)式を用
いて説明したように、放物面凹面鏡24Aの開口径が一
定の場合、焦点距離Lpbを大きくすると、光源ランプ
22Aから放物面凹面鏡24Aの開口面26Aまでの距
離Lpaを小さくしなければならない。すなわち、光源
ランプを放物面凹面鏡の最適焦点位置に配置することが
できす、有効な光の射出量の割合が低下する。従って、
放物面光源20Aにおいては、放物面凹面鏡24Aの開
口径を大きくしないで、より大きな光強度の光源ランプ
を用いることが困難である場合が多い。
【0058】一方、本発明の照明光学系100に備えら
れた光源(楕円面光源)20は、以下に説明するよう
に、従来の放物面光源20Aとほぼ同じ大きさの開口径
のままで、より大きな光射出量を有する光源を実現する
ことができる。ただし、楕円面光源20の楕円面凹面鏡
24は、従来の放物面光源20Aの放物面凹面鏡24A
と同じ材質やほぼ同じ厚みで構成されている。図4
(B)は、図1の光源(楕円面光源)20を示してい
る。楕円面凹面鏡24の開口径は図4(A)における放
物面凹面鏡24Aの開口径(2Ra)と同じに設定され
ている。また、光源ランプ22から楕円面凹面鏡24の
開口面26までの距離は、図4(A)における光源ラン
プ22Aから放物面凹面鏡24Aの開口面26Aまでの
距離Lpaと同じに設定されている。すなわち、光源ラ
ンプ22と楕円面凹面鏡24の開口面端とを結ぶ線と、
光源光軸20axとのなす角度は、図4(A)における
光源ランプ22Aと放物面凹面鏡24Aの開口面端とを
結ぶ線と、光源光軸20axとのなす角度θapと同じ
に設定されている。すなわち、楕円面光源20は、同じ
強度の光源ランプを用いた場合の放物面光源20Aの有
効な光射出量とほぼ同じとなる。
【0059】ここで、楕円面凹面鏡24の形状は、2つ
の焦点に応じて決定される。従って、楕円面凹面鏡24
は、距離LPaおよび開口径(2Ra)が一定でも、複
数の異なった形状とすることができ、これに応じて焦点
距離も異なった値とすることができる。すなわち、焦点
距離Lpbは、光源ランプ22の配置される一次焦点と
は異なる二次焦点の位置に応じて、任意に調整可能であ
る。
【0060】従って、楕円面光源20は、使用する光源
ランプの強度の大きさに応じた焦点距離の楕円面凹面鏡
24を用いて構成することができる。これにより、楕円
面光源20は、従来の放物面光源20Aの放物面凹面鏡
24Aと同じ材質やほぼ同じ厚みで構成された楕円面凹
面鏡24の開口径を、放物面凹面鏡24Aとほぼ同じ大
きさとしたままで、より大きな光射出量を実現すること
ができる。また、有効な光射出量の割合をほとんど変化
させることもない。
【0061】なお、楕円面凹面鏡24においても、光源
ランプの光強度に対応する焦点距離は、上記(4)式に
従ってほぼ決定することができる。ただし、楕円面凹面
鏡24においては、光源ランプ22の中心から楕円面凹
面鏡24の内面までの最短距離Lfは、楕円面凹面鏡2
4の焦点距離Lpbとは異なっている。但し、通常、最
短距離Lfは、楕円面凹面鏡24の焦点距離Lpbとほ
ぼ同じと考えることができる。
【0062】以上説明したように、本発明の照明光学系
100は、楕円面凹面鏡24を有し、光源ランプ22と
楕円面凹面鏡24との位置関係が上記(4)式によって
ほぼ決定される光源20を備えている。このため、同じ
材質やほぼ同じ厚みで構成され、かつ、ほぼ同じ大きさ
の開口面を有する放物面凹面鏡を備える光源に比べて大
きな強度を有する光源ランプを用いることができる。こ
の結果、光源全体の大きさをあまり大きくすることな
く、光源の光射出量を多くすることができ、この光源を
用いた照明光学系の光射出量を多くすることができる。
【0063】なお、本発明の照明光学系100は、以下
に示すように変形することができる。図6は、照明光学
系100の変形例を示す概略構成図である。この照明光
学系100Bは、照明光学系100(図1)の平行化レ
ンズ30の凹面および第1のレンズアレイ40の凸面の
向きをそれぞれ反対向きにするとともに、平行化レンズ
30と第1のレンズアレイ40とを接着剤で貼り合わせ
て光学的に一体化した例を示している。平行化レンズ3
0と第1のレンズアレイ40とを一体成形するようにし
てもよい。
【0064】図7は、照明光学系100の他の変形例を
示す概略構成図である。この照明光学系100Cは、照
明光学系100(図1)の平行化レンズ30および第1
のレンズアレイ40を、これらの機能を併せ持つ1つの
偏心レンズアレイ30Cに置き換えて、平行化レンズ3
0と第1のレンズアレイ40とを光学的に一体化した例
を示している。
【0065】上記変形例の照明光学系100B、100
Cのように、平行化レンズ30と第1のレンズアレイ4
0とを光学的に一体化すれば、各光学要素の界面におい
て発生する光損失を低減し、光利用効率を一層高めるこ
とが可能である。また、照明光学系の簡略化を図ること
ができる。
【0066】なお、上記照明光学系100,100Bに
おいて、平行化レンズ30と第1のレンズアレイ40と
の配置の前後関係およびレンズの向きは、それぞれ独立
して変更することができる。
【0067】また、上記照明光学系100,100Bに
おいて、第2のレンズアレイ50と偏光発生光学系60
と重畳レンズ70とは、説明の便宜上、離間して示され
ている。しかし、これらの光学要素50,60,70
は、例えば、それぞれを接着剤で貼り合わせて、密接配
置するようにすることが好ましい。このようにすれば、
各光学要素の界面において発生する光損失を低減し、光
利用効率を一層高めることが可能である。なお、第2の
レンズアレイ50や重畳レンズ70の向きは、凸面の向
きを反対向きに配置するようにしてもよい。
【0068】B.投写型表示装置:図8は、本発明の照
明光学系を用いた投写型表示装置の要部を平面的に見た
概略構成図である。投写型表示装置1000は、照明光
学系100と、色光分離光学系200と、リレー光学系
220と、3枚の液晶ライトバルブ300R,300
G,300Bと、クロスダイクロイックプリズム320
と、投写光学系340とを備えている。
【0069】この投写型表示装置1000は、照明光学
系100から射出された光を、色光分離光学系200で
赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離し、
分離された各色光を液晶ライトバルブ300R,300
G,300Bを通して画像情報に対応させて変調し、変
調された各色光をクロスダイクロイックプリズム320
で合成して、投写光学系340を介してスクリーンSC
上に画像を表示するものである。
【0070】照明光学系100は、上述したように、偏
光方向の揃えられた直線偏光光(上述の例では、s偏光
光)の照明光を射出し、照明領域80である液晶ライト
バルブ300R,300G,300Bを照明する。液晶
ライトバルブ300R,300G,300Bは、それぞ
れ、電気光学装置である液晶パネルと、その光入出射面
側に配置された偏光板とによって構成されている。液晶
パネルの光の入射面に配置されている偏光板は、照明光
の偏光度を高めるためのものであり、照明光学系100
から射出される直線偏光光の偏光方向を、これらの偏光
板の透過軸方向となるように配置されている。このよう
にすれば、照明光学系100から射出された照明光を効
率よく利用することができる。また、偏光板における光
吸収は少なく、偏光板の温度上昇を抑制することがで
き、冷却装置の簡易化を図ることができる。
【0071】色光分離光学系200は、2枚のダイクロ
イックミラー202,204と、反射ミラー208とを
備えており、照明光学系100から射出される光線束
を、赤、緑、青の3色の色光に分離する機能を有する。
第1のダイクロイックミラー202は、照明光学系10
0から射出された光の赤色光成分を透過させるととも
に、青色光成分と緑色光成分とを反射する。第1のダイ
クロイックミラー202を透過した赤色光Rは、反射ミ
ラー208で反射されて、クロスダイクロイックプリズ
ム320へ向けて射出される。色光分離光学系200か
ら射出された赤色光Rは、フィールドレンズ232を通
って赤色光用の液晶ライトバルブ300Rに達する。こ
のフィールドレンズ232は、照明光学系100から射
出された各部分光線束をその中心軸に対して平行な光線
束に変換する。他の液晶ライトバルブの前に設けられた
フィールドレンズ234,230も同様である。
【0072】第1のダイクロイックミラー202で反射
された青色光Bと緑色光Gのうちで、緑色光Gは第2の
ダイクロイックミラー204によって反射されて、色光
分離光学系200からクロスダイクロイックプリズム3
20へ向けて射出される。色光分離光学系200から射
出された緑色光Gは、フィールドレンズ234を通って
緑色光用の液晶ライトバルブ300Gに達する。一方、
第2のダイクロイックミラー204を透過した青色光B
は、色光分離光学系200から射出されて、リレー光学
系220に入射する。
【0073】リレー光学系220に入射した青色光B
は、リレー光学系220に備えられる入射側レンズ22
2、リレーレンズ226および反射ミラー224,22
8および射出側レンズ(フィールドレンズ)230を通
って青色光用の液晶ライトバルブ300Bに達する。こ
こで、青色光Bにリレー光学系が用いられているのは、
青色光Bの光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長
いため、光の利用効率の低下を防止するためである。す
なわち、入射側レンズ222に入射した青色光Bをその
まま、射出側レンズ230に伝えるためである。なお、
照明光学系100の重畳レンズ70から、液晶ライトバ
ルブ300R、300G、300Bまでの距離は、ほぼ
等しくなるように設定されている。
【0074】3枚の液晶ライトバルブ300R,300
G,300Bは、与えられた画像情報(画像信号)に従
って、3色の色光をそれぞれ変調して画像を形成する光
変調手段としての機能を有する。クロスダイクロイック
プリズム320は、液晶ライトバルブ300R,300
G,300Bを通って変調された3色の色光を合成して
カラー画像を形成する色光合成光学系としての機能を有
する。なお、クロスダイクロイックプリズム320に
は、赤色光反射ダイクロイック面321と、青色光反射
ダイクロイック面322とが、4つの直角プリズムの界
面に略X字状に形成されている。赤色光反射ダイクロイ
ック面321には、赤色光を反射する誘電体多層膜が形
成されている。青色光反射ダイクロイック面322に
は、青色光を反射する誘電体多層膜が形成されている。
これらの赤色光反射ダイクロイック面321と青色光反
射ダイクロイック面322によって3つの色光が合成さ
れて、カラー画像を投写するための合成光が形成され
る。
【0075】クロスダイクロイックプリズム320で生
成された合成光は、投写光学系340の方向に射出され
る。投写光学系340は、クロスダイクロイックプリズ
ム320から射出された合成光を投写して、スクリーン
SC上にカラー画像を表示する。なお、投写光学系34
0としてはテレセントリックレンズを用いることができ
る。
【0076】この投写型表示装置1000は、光射出量
が多く、かつ、ほぼ1種類の直線偏光光を射出する照明
光学系100を用いている。これにより、光の利用効率
が高く、かつ、明るい画像を表示させることができる。
【0077】また、この投写型表示装置1000の照明
光学系として上述した他の変形例における照明光学系を
用いてもほぼ同様の効果を得ることができる。
【0078】なお、本発明は上記の実施例や実施形態に
限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々の態様において実施することが可能であり、例
えば次のような変形も可能である。
【0079】(1)上記照明光学系は、偏光発生光学系
を備える構成の照明光学系を例に説明しているが、これ
を省略することも可能である。また、上記照明光学系
は、重畳レンズを備える構成の照明光学系を例に説明し
ているが、これを省略することも可能である。これらの
ようにしても、上記照明光学系と同様に光射出量の多い
照明光学系を構成することができる。
【0080】(2)上記各実施例では、照明光学系およ
び投写型表示装置を例に説明しているが、光源と平行化
レンズとを1つの光源ユニットとすることも可能であ
る。この場合において、平行化レンズを凹面鏡の開口面
に取り付けるようにしてもよい。また、光源に備える防
爆レンズと平行化レンズとを光学的に一体化することも
可能である。
【0081】(3)上記投写型表示装置は、透過型の投
写型表示装置に本発明の照明光学系を適用した場合を例
に説明しているが、本発明は反射型の投写型表示装置に
も適用することが可能である。ここで、「透過型」と
は、透過型液晶パネル等のように光変調手段としての電
気光学装置が光を透過するタイプであることを意味して
おり、「反射型」とは、反射型液晶パネルのように光変
調手段としての電気光学装置が光を反射するタイプであ
ることを意味している。反射型の投写型表示装置では、
クロスダイクロイックプリズムは、光を赤、緑、青の3
色の光に分離する色光分離手段として利用できると共
に、変調された3色の光を再度合成して同一の方向に射
出する色光合成手段としても利用できる。反射型の投写
型表示装置にこの発明を適用した場合にも、透過型の投
写型表示装置とほぼ同様な効果を得ることができる。
【0082】(4)また、上記投写型表示装置は、カラ
ー画像を表示する投写型表示装置を例に説明している
が、モノクロ画像を表示する投写型表示装置に本発明の
照明光学系を適用することも可能である。この場合に
も、上記投写型表示装置と同様な効果を得ることができ
る。
【0083】(5)また、上記投写型表示装置は、電気
光学装置として液晶パネルを用いた例を示しているが、
これに限定されるものではなく、入射光を画像情報に応
じて変調するものであればよい。例えば、デジタル・マ
イクロミラー・デバイス(TI社の商標)を用いること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明光学系の要部を平面的に見た概略
構成図である。
【図2】第1のレンズアレイ40の外観を示す斜視図で
ある。
【図3】偏光発生光学系60の構成を示す説明図であ
る。
【図4】放物面凹面鏡24Aを用いた光源20Aと本発
明の楕円面凹面鏡24を用いた光源20とを比較して示
す説明図である。
【図5】光源ランプの強度と放物面凹面鏡24Aの可能
な焦点距離との関係を示す説明図である。
【図6】照明光学系100の変形例を示す概略構成図で
ある。
【図7】照明光学系100の他の変形例を示す概略構成
図である。
【図8】本発明の照明光学系を用いた投写型表示装置の
要部を平面的に見た概略構成図である。
【符号の説明】
20…楕円面光源 20A…放物面光源 20ax…光源光軸 22…光源ランプ 22A…光源ランプ 24…凹面鏡 24…楕円面凹面鏡 24A…放物面凹面鏡 24a…回転楕円体 24b…回転楕円面 26…開口面 26A…開口面 28…防爆ガラス 30…平行化レンズ 30C…偏心レンズアレイ 40…第1のレンズアレイ 42…第1の小レンズ 50…第2のレンズアレイ 52…第2の小レンズ 60…偏光発生光学系 62…遮光板 62a…開口面 62b…遮光面 64…偏光ビームスプリッタアレイ 64a…偏光分離膜 64b…反射膜 64c…透光性板材 66…選択位相差板 66a…開口層 66b…λ/2位相差層 70…重畳レンズ 80…照明領域 100…照明光学系 100B…照明光学系 100C…照明光学系 100ax…システム光軸 1000…投写型表示装置 200…色光分離光学系 202…第1のダイクロイックミラー 204…第2のダイクロイックミラー 208…反射ミラー 220…リレー光学系 222…入射側レンズ 224,228…反射ミラー 226…リレーレンズ 230…射出側レンズ(フィールドレンズ) 232,234…フィールドレンズ 300R,300G,300B…液晶ライトバルブ 320…クロスダイクロイックプリズム 321…赤色光反射ダイクロイック面 322…青色光反射ダイクロイック面 340…投写光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H088 EA13 EA14 EA15 HA13 HA15 HA20 HA21 HA24 HA25 HA28 MA06 2H091 FA05Z FA10Z FA11Z FA14Z FA26X FA26Z FA29Z FA41Z FB08 LA16 MA07 2H099 AA12 BA09 CA08 CA11 DA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の光学装置の光入射面を照明領域と
    して照明する照明光学系であって、 集光光を射出する光源と、 前記集光光を略平行光に変換する機能を有する平行化レ
    ンズと、 前記平行化レンズの入射面側または射出面側に配置さ
    れ、前記光源からの射出光を複数の部分光線束に分割す
    るための複数の第1の小レンズを有する第1のレンズア
    レイと、 前記第1のレンズアレイおよび前記平行化レンズの射出
    面側に配置され、前記複数の第1の小レンズに対応する
    複数の第2の小レンズを有する第2のレンズアレイと、
    を備え、 前記光源は、 前記光源の光軸上に配置され、放射状の光を射出する光
    源ランプと、 前記光源ランプから射出された光を反射するために設け
    られ、前記光源の光軸を中心軸とする回転楕円体の凹面
    を有する凹面鏡と、を備える、 照明光学系。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の照明光学系であって、 前記光源ランプの中心と前記凹面鏡との位置関係は、下
    式に従ってほぼ決定される、照明光学系。 Lf≒Lo・√(Wf/Wo) ここで、前記Lfは、前記光源ランプの中心から前記凹
    面鏡の内面までの最短距離[mm]を示し、前記Wfは
    前記光源ランプの強度[W]を示し、Wo、Loは、基
    準光源ランプと、前記凹面鏡と形状のみ異なる所定の凹
    面鏡とで構成される所定の基準光源における前記基準光
    源ランプの強度[W]と、前記基準光源ランプの中心か
    ら前記所定の凹面鏡の内面までの最短距離[mm]を示
    す。
  3. 【請求項3】 前記平行化レンズと、前記第1のレンズ
    アレイとが光学的に一体化された、請求項1または請求
    項2記載の照明光学系。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2記載の照明光学
    系であって、 前記平行化レンズは、前記第1のレンズアレイの入射面
    側に配置されるとともに、前記凹面鏡の開口部に取り付
    けられている、照明光学系。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の照明光学系であって、さらに、 前記第2のレンズアレイの射出面側に、非偏光な光を偏
    光方向の揃った1種類の直線偏光光に変換して射出する
    偏光発生光学系を備え、 前記偏光発生光学系は、 入射する光を偏光面が互いに直交する2種類の直線偏光
    光に分離する偏光分離光学系と、 前記偏光分離光学系によって得られた一方の直線偏光光
    の偏光方向を他方の直線偏光光の偏光方向と同じとなる
    ように偏光変換する偏光変換光学系と、を備える、 照明光学系。
  6. 【請求項6】 画像を投写して表示する投写型表示装置
    であって、 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の照明光学系
    と、 前記照明光学系が照明する照明領域としての光入射面を
    有し、前記照明光学系からの入射光を画像情報に応じて
    変調する電気光学装置と、 前記電気光学装置で得られる変調光線束を投写面上に投
    写する投写光学系と、を備える、 投写型表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の投写型表示装置であっ
    て、さらに、 前記照明光学系からの射出光を少なくとも2色の色光に
    分離する色光分離光学系と、 前記色光分離光学系により分離された各色光をそれぞれ
    変調する複数の前記電気光学装置と、 それぞれの前記電気光学装置から射出された各色の変調
    光を合成する色光合成光学系と、を備え、 前記色光合成光学系によって得られた合成光を前記投写
    光学系を介して投写する、 投写型表示装置。
  8. 【請求項8】 略平行な光を射出する光源ユニットであ
    って、 前記光源ユニットの光軸上に配置され、放射状の光を射
    出する光源ランプと、 前記光源ランプから射出された光を反射するために設け
    られ、前記光源ユニットの光軸を中心軸とする回転楕円
    体の凹面を有する凹面鏡と、 前記凹面鏡の開口面から射出する集光光を略平行光に変
    換する機能を有する平行化レンズと、を備え、 前記光源ランプの中心と前記凹面鏡との位置関係は、下
    式に従ってほぼ決定される、光源ユニット。 Lf≒Lo・√(Wf/Wo) ここで、前記Lfは、前記光源ランプの中心から前記凹
    面鏡の内面までの最短距離[mm]を示し、前記Wfは
    前記光源ランプの強度[W]を示し、Wo、Loは、基
    準光源ランプと、前記凹面鏡と形状のみ異なる所定の凹
    面鏡とで構成される所定の基準光源における前記基準光
    源ランプの強度[W]と、前記基準光源ランプの中心か
    ら前記所定の凹面鏡の内面までの最短距離[mm]を示
    す。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の光源ユニットであって、 前記平行化レンズは、前記光面鏡の開口部に取り付けら
    れている、光源ユニット。
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