JP7070620B2 - 光源装置およびプロジェクター - Google Patents

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本発明は、光源装置およびプロジェクターに関する。
プロジェクターに用いられる光源装置として、発光素子から射出された励起光を蛍光体に照射した際に蛍光体から発せられる蛍光を利用した光源装置が提案されている。下記の特許文献1には、蛍光体を含む平板状の波長変換部材と、励起光を射出する発光ダイオード(LED)と、を備え、波長変換部材の複数の面のうち、面積が広い面から励起光を入射させ、波長変換部材の面積が狭い面から変換光を射出させる光源装置が開示されている。
特表2008-521233号公報
従来の光源装置において白色の照明光を生成する場合、蛍光を射出する光源ユニットに加えて、青色光を生成する青色光源ユニットが別途必要となるため、装置構成が大型化する、という問題があった。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様によれば、第1波長帯を有する第1光を射出する第1光源と、第2波長帯を有する第2光を射出する第2光源と、蛍光体を含み、前記第1光源から射出された前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第3波長帯の第3光に変換する波長変換部と、前記第2光の光路に配置され、前記第2光に対する偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、前記第2光源から射出されて前記偏光分離合成素子を経由した前記第2光を前記偏光分離合成素子に向けて反射するとともに、前記波長変換部から射出された前記第3光を透過させるダイクロイックミラーと、前記第2光の光路における前記偏光分離合成素子および前記ダイクロイックミラーの間に配置される位相差板と、前記第2光の光路における前記偏光分離合成素子および前記ダイクロイックミラーの間に配置される拡散部と、前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光、および前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光、を集光する集光光学部と、を備え、前記集光光学部は、第1端部と、第2端部と、入射した光を反射させる反射部と、を有し、前記第2光源から射出されて前記偏光分離合成素子を経由した前記第2光は、前記第2端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第1端部から射出され、前記ダイクロイックミラーに入射し、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、前記偏光分離合成素子に入射し、前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、前記偏光分離合成素子に入射し、前記偏光分離合成素子は、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光と、前記波長変換部から射出された前記第3光とを合成し、合成光を生成することを特徴とする光源装置が提供される。
本発明の第2態様によれば、本発明の第1態様の光源装置と、前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備えることを特徴とするプロジェクターが提供される。
第1実施形態のプロジェクターの構成を示す図である。 光源装置の概略構成図である。 第1実施形態の変形例の光源装置の要部拡大図である。 第2実施形態の光源装置の概略構成図である。 第3実施形態の光源装置の概略構成図である。 第3実施形態のダイクロイックミラーの平面図である。 第4実施形態の光源装置の概略構成図である。 第4実施形態の光源装置の平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を用いて説明する。
本実施形態のプロジェクターは、光変調装置として液晶パネルを用いたプロジェクターの一例である。
なお、以下の各図面においては各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがある。
(第1実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターの構成を示す図である。
図1に示す本実施形態のプロジェクター1は、スクリーン(被投写面)SCR上にカラー画像を表示する投写型画像表示装置である。プロジェクター1は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの各色光に対応した3つの光変調装置を用いている。
プロジェクター1は、光源装置2と、均一照明光学系40と、色分離光学系3と、光変調装置4Rと、光変調装置4Gと、光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学装置6と、を備えている。
光源装置2は、照明光WLを均一照明光学系40に向けて射出する。光源装置2の詳細な構成については、後で詳しく説明する。
均一照明光学系40は、インテグレーター光学系31と、偏光変換素子32と、重畳光学系33と、を備えている。インテグレーター光学系31は、第1レンズアレイ31aと、第2レンズアレイ31bと、を備えている。偏光変換素子32はインテグレーター光学系31から射出される光の偏光方向を変換する。具体的に偏光変換素子32は、第1レンズアレイ31aで分割され、第2レンズアレイ31bから射出された各部分光束を直線偏光に変換する。偏光変換素子32は、光源装置2から射出される照明光WLに含まれる偏光成分のうち一方の直線偏光成分をそのまま透過させるとともに、他方の直線偏光成分を光軸に垂直な方向に反射する偏光分離層と、偏光分離層で反射された他方の直線偏光成分を光軸に平行な方向に反射する反射層と、反射層で反射された他方の直線偏光成分を一方の直線偏光成分に変換する位相差板とを有している。重畳光学系33はインテグレーター光学系31と協働して、被照明領域における照明光WLによる照度分布を均一化する。
このようにして均一照明光学系40は、光源装置2から射出された照明光WLの強度分布を、被照明領域である光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bのそれぞれにおいて均一化する。均一照明光学系40から射出された照明光WLは、色分離光学系3へ入射する。
色分離光学系3は、白色の照明光WLを赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとに分離する。色分離光学系3は、第1ダイクロイックミラー7aと、第2ダイクロイックミラー7bと、第1反射ミラー8aと、第2反射ミラー8bと、第3反射ミラー8cと、第1リレーレンズ9aと、第2リレーレンズ9bと、を備えている。
第1ダイクロイックミラー7aは、光源装置2からの照明光WLを赤色光LRと、その他の光(緑色光LGおよび青色光LB)とに分離する。第1ダイクロイックミラー7aは、分離された赤色光LRを透過するとともに、その他の光(緑色光LGおよび青色光LB)を反射する。一方、第2ダイクロイックミラー7bは、その他の光を緑色光LGと青色光LBとに分離する。第2ダイクロイックミラー7bは、分離された緑色光LGを反射し、青色光LBを透過する。
第1反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置され、第1ダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを光変調装置4Rに向けて反射する。一方、第2反射ミラー8bおよび第3反射ミラー8cは、青色光LBの光路中に配置され、第2ダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを光変調装置4Bに向けて反射する。また、緑色光LGは、第2ダイクロイックミラー7bによって光変調装置4Gに向けて反射される。
第1リレーレンズ9aおよび第2リレーレンズ9bは、青色光LBの光路中における第2ダイクロイックミラー7bの光射出側に配置されている。第1リレーレンズ9aおよび第2リレーレンズ9bは、青色光LBの光路長が赤色光LRや緑色光LGの光路長よりも長いことに起因した青色光LBの照明分布の違いを修正する。
光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられている。また、液晶パネルの入射側および射出側には、偏光板(図示せず)がそれぞれ配置され、特定の方向の直線偏光のみを通過させる構成となっている。
光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bの入射側には、それぞれフィールドレンズ10R、フィールドレンズ10G、フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10R、フィールドレンズ10G、およびフィールドレンズ10Bは、それぞれの光変調装置4R、光変調装置4G、光変調装置4Bに入射する赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの主光線を平行化する。
合成光学系5は、光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bから射出された画像光が入射することにより、赤色光LR,緑色光LG,青色光LBに対応した画像光を合成し、合成された画像光を投射光学装置6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられる。
投射光学装置6は、複数の投射レンズから構成されている。投射光学装置6は、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上に画像が表示される。
以下、光源装置2について説明する。
図2は、光源装置2の概略構成図である。
図2に示すように、光源装置2は、波長変換部50と、第1光源51と、第2光源52と、偏光分離合成素子53と、角度変換部(集光光学部)54と、ミラー55と、ダイクロイックミラー56と、拡散部57と、位相差板58と、接着層59と、を備えている。
波長変換部50は、四角柱状の形状を有し、互いに対向する第1端部50aおよび第2端部50bと、第1端部50aおよび第2端部50bに交差する4つの側面50cと、を有する。波長変換部50は、蛍光体を少なくとも含み、励起波長帯の励起光Eを、励起波長である第1波長帯とは異なる第3波長帯を有する蛍光(第3光)Yに変換する。波長変換部50において、励起光Eは側面50cから入射し、蛍光Yは第1端部50aから射出される。
なお、波長変換部50は、必ずしも四角柱状の形状を有していなくてもよく、三角柱などの他の多角形状であってもよい。もしくは、波長変換部50は、円柱状であってもよい。
波長変換部50は、励起光Eを蛍光Yに波長変換するセラミック蛍光体(多結晶蛍光体)を含んでいる。蛍光Yの波長帯は、例えば490~750nmの黄色の波長域である。すなわち、蛍光Yは、赤色光成分および緑色光成分を含む黄色の蛍光である。
波長変換部50は、多結晶蛍光体に代えて、単結晶蛍光体を含んでいてもよい。もしくは、波長変換部50は、蛍光ガラスから構成されていてもよい。もしくは、波長変換部50は、ガラスや樹脂からなるバインダー中に多数の蛍光体粒子が分散された材料から構成されていてもよい。このような材料からなる波長変換部50は、励起光Eを第1波長帯の蛍光Yに変換する。
具体的には、波長変換部50の材料は、例えばイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)系蛍光体を含んでいる。賦活剤としてのセリウム(Ce)を含有するYAG:Ceを例に挙げると、波長変換部50の材料として、Y、Al、CeO等の構成元素を含む原料粉末を混合して固相反応させた材料、共沈法、ゾルゲル法等の湿式法により得られるY-Al-Oアモルファス粒子、噴霧乾燥法、火炎熱分解法、熱プラズマ法等の気相法により得られるYAG粒子等を用いることができる。
第1光源51は、青色の励起光(第1光)Eを射出するLEDを有する。第1光源51は、波長変換部50の側面50cに対向して設けられ、側面50cに向けて励起光Eを射出する。第1波長帯である励起波長帯は、例えば400nm~480nmの青色の波長域であり、ピーク波長は例えば445nmである。すなわち、励起光Eは青色光である。第1光源51は、波長変換部50の4つの側面50cのうち、一部の側面50cに対向して設けられていてもよいし、全ての側面50cに対向して設けられていてもよい。
第1光源51は、青色の励起光Eを射出するLEDを有しているが、LEDの他、導光板、拡散板、レンズ等の他の光学部材を備えていてもよい。LEDの個数は、特に限定されない。
ミラー55は、波長変換部50の第2端部50bに設けられている。ミラー55は、波長変換部50の内部を導光し、第2端部50bに到達した蛍光Yを反射させる。ミラー55は、波長変換部50の第2端部50bに形成された金属膜や誘電体多層膜から構成されている。
上記構成の光源装置2において、第1光源51から射出された励起光Eが波長変換部50に入射すると、波長変換部50に含まれる蛍光体が励起され、任意の発光点から蛍光Yが発せられる。蛍光Yは任意の発光点から全ての方向に向かって進むが、側面50cに向かった蛍光Yは、側面50cで全反射し、全反射を繰り返しつつ第1端部50aもしくは第2端部50bに向かって進む。第1端部50aに向かった蛍光Yは角度変換部54に入射する。一方、第2端部50bに向かった蛍光Yは、ミラー55で反射され、第1端部50aに向かって進む。
波長変換部50に入射した励起光Eのうち、蛍光体の励起に使われなかった励起光Eの一部は第2端部50bに設けられたミラー55で反射されるため、波長変換部50の内部に閉じ込められて再利用される。
波長変換部50で生成された蛍光Yは角度変換部54に入射する。角度変換部54は、波長変換部50の第1端部50aの光射出側に設けられ、波長変換部50から射出された蛍光Yを集光する集光レンズとして機能する。また、角度変換部54は、波長変換部50から射出された蛍光Yをピックアップするピックアップレンズとしての機能も有する。角度変換部54は接着層59を介して波長変換部50の第1端部50aに貼り付けられて保持される。角度変換部54は、入射した光を集光する集光光学部である。
角度変換部54は、波長変換部50に対向する第1端部54aと、偏光分離合成素子53に対向する第2端部54bと、入射した光を反射させる側面(反射部)54cと、を有する。角度変換部54の側面54cは、入射した光を反射させる反射部として機能する。第1端部54aから入射した光の一部は、反射部である側面54cで第2端部54bに向けて反射され、第1端部から角度変換部54に入射した光が集光される。また、第2端部54bから入射した光の一部が、反射部である側面54cで第1端部54aに向けて反射され、第2端部54bから角度変換部54に入射した光が集光される。
本実施形態において、角度変換部54は、複合放物面型集光器(Compound Parabolic Concentrator, CPC)で構成されている。集光光学部すなわち角度変換部54は、例えば、ガラスや透光性樹脂などの、空気よりも屈折率の高い透光性材料から成る部材により構成されている。角度変換部54の側面54c、すなわち透光性材料の側面、における外部との屈折率差により、角度変換部54に入射した光が反射される。角度変換部54は、光軸J1に交差する(垂直な)断面積が光の進行方向に沿って拡がっており、第2端部54bの断面積は第1端部54aの断面積よりも大きい。側面54cの光軸J1を含む面による断面は放物面からなる。なお、角度変換部54の光軸は波長変換部50の光軸J1に一致している。角度変換部54として、テーパーロッドを用いてもよい。角度変換部54として、テーパーロッドを用いた場合も、CPCを用いた場合と同様の効果が得られる。また、角度変換部54はこれに限らず、側面に反射ミラーが設けられていてもよく、その場合、筒状の側面にミラーが設けられている中空構造であってもよい。
上記構成の角度変換部54に入射した蛍光Yは、角度変換部54の内部を進行する間に、側面54cで全反射する毎に光軸J1に平行な方向に向きを変える。このようにして、角度変換部54は、第2端部54bにおける蛍光Yの最大射出角度を第1端部54aにおける蛍光Yの最大入射角度よりも小さくする。すなわち、角度変換部54は蛍光Yを平行化して第2端部54bから射出する。このように蛍光Yを平行化して射出することで後段に配置される均一照明光学系40における光利用効率を高めることができる。なお、角度変換部54の光射出側に必要に応じてコリメーターレンズを設けることで、第2端部54bから射出された光の平行度をさらに高めるようにしてもよい。
一般的に光射出領域の面積と光の立体角(最大射出角)との積で規定される光のエテンデューは保存されるため、角度変換部54の透過前後においても蛍光Yのエテンデューは保存される。本実施形態の角度変換部54は、上述のように第2端部54bの断面積を第1端部54aの断面積よりも大きくした構成を有する。そのため、エテンデュー保存の観点から鑑みても、本実施形態の角度変換部54は、第2端部54bにおける蛍光Yの最大射出角度を第1端部54aに入射する蛍光Yの最大入射角よりも小さい角度とすることが可能である。
第2光源52は複数の半導体レーザー52aを含む。ここで、波長変換部50の第1端部50aおよび第2端部50bの中心を通る中心軸を波長変換部50の光軸J1と定義したとき、波長変換部50の光軸J1と直交し、偏光分離合成素子53の中心を通る軸を第2光源52の光軸J2と定義する。
第2光源52は光軸J2の方向から見て、複数の半導体レーザー52aがアレイ状に配列された構成を有する。複数の半導体レーザー52aのそれぞれは、蛍光Yの第3波長帯とは異なる第2波長帯の青色レーザーBaを射出する。第2波長帯は、例えば440nm~480nmの青色の波長帯である。なお、第2光源52は1個の半導体レーザー52aのみで構成されてもよい。以下、第2光源52は、複数の半導体レーザー52aから射出される複数の青色レーザーBaを含む青色光(第2光)Bを射出する。
偏光分離合成素子53は、波長変換部50の第1端部50aの光射出側に設けられている。偏光分離合成素子53は、波長変換部50の光軸J1および第2光源52の光軸J2に対して45度の角度をなすように配置されている。
偏光分離合成素子53は、青色光Bに対する偏光分離機能を有する。すなわち、偏光分離合成素子53は、入射する光のうち青色光Bに対して、S偏光成分を反射し、P偏光成分を透過させる偏光分離機能を有する。一方、偏光分離合成素子53は、波長変換部50から射出され、青色光Bとは波長域が異なる黄色の蛍光Yに対しては、偏光状態にかかわらず、透過させる色分離機能を有する。本実施形態の場合、第2光源52から射出された青色光Bは、偏光分離合成素子53に対するS偏光成分として偏光分離合成素子53に入射する。そのため、第2光源52から射出された青色光Bは、偏光分離合成素子53により角度変換部54に向けて反射される。
本実施形態において、拡散部57および位相差板58は、青色光Bの光路における偏光分離合成素子53およびダイクロイックミラー56の間に配置される。本実施形態において、位相差板58は、角度変換部54の第2端部54bに設けられ、拡散部57は、角度変換部54の第1端部54aに形成される。
位相差板58は、1/4波長板から構成されている。これにより、位相差板58は、偏光分離合成素子53で反射されたS偏光成分の青色光Bを、例えば右回りの円偏光の青色光Bc1に変換する。位相差板58を透過した青色光Bc1は角度変換部54に入射する。
青色光Bc1は、第2端部54bから第1端部54aに向かって角度変換部54を通過し、第1端部54aに設けられた拡散部57に入射する。本実施形態において、拡散部57は角度変換部54と一体に形成されている。拡散部57は、テクスチャー加工、ディンプル加工等の加工を施して形成した凸構造、凹構造、または凹凸構造により構成されている。なお、拡散部57としては多重散乱を抑えることが望ましく、多重散乱を抑えることで青色光Bc1の偏光状態の乱れを抑制できる。
青色光Bc1は拡散部57を透過して接着層59に入射する。本実施形態において、接着層59の屈折率は角度変換部54の屈折率と異なる。そのため、青色光Bc1が拡散部57を通過して接着層59に入射する際、拡散部57と接着層59との界面の屈折率差および凹凸構造によって種々な方向に散乱される。これにより、青色光Bc1は拡散部57を通過することで拡散される。
拡散部57を透過することで拡散された青色光Bc1は接着層59内を通過してダイクロイックミラー56に入射する。すなわち、青色光Bc1は、位相差板58、角度変換部54および拡散部57を経由してダイクロイックミラー56に入射する。
本実施形態において、ダイクロイックミラー56は、青色光Bの光路における偏光分離合成素子53および波長変換部50の間に配置される。具体的に、ダイクロイックミラー56は、波長変換部50の第1端部50aと接着層59との間に設けられている。ダイクロイックミラー56は誘電体多層膜から構成されている。
ダイクロイックミラー56は、第2光源52から射出された青色光B(青色光Bc1)を偏光分離合成素子53に向けて反射するとともに、波長変換部50の内部で生成された蛍光Yを透過させる。ダイクロイックミラー56は右回り円偏光の青色光Bc1の光路を反対方向に折り返すように反射させる。このとき、右回り円偏光の青色光Bc1はダイクロイックミラー56により回り円偏光の青色光Bc2として反射される。
また、波長変換部50に入射した励起光Eのうち、蛍光体の励起に使われなかった励起光Eの一部は第1端部50aに設けられたダイクロイックミラー56で反射され、波長変換部50の内部に閉じ込められて蛍光Yの生成に再利用される。
ダイクロイックミラー56で反射された青色光Bc2は、再び拡散部57を透過することで拡散され、角度変換部54の第1端部54aに入射する。本実施形態において、青色光Bc2は拡散部57を2度通過するので、レーザー光からなる青色光Bによるスペックルノイズを低減することができる。
図示は省略するが、青色光Bc2は角度変換部54の内部を進行する間に、側面54cで全反射する毎に光軸J1に平行な方向に向きを変える。そのため、青色光Bcは、蛍光Yと同様、平行化された状態で第2端部54bから射出する。
青色光Bc2は角度変換部54から射出される際、第2端部54bに設けられた位相差板58を再び透過する。左回り円偏光の青色光Bc2は、位相差板58によってP偏光成分の青色光B1に変換される。このようにダイクロイックミラー56で反射された青色光Bc2は、第1端部54aから第2端部54bに向かって角度変換部54を通過して偏光分離合成素子53にP偏光成分の青色光B1として入射する。すなわち、青色光B1は角度変換部54によって平行化される。
偏光分離合成素子53は、P偏光成分の青色光B1を透過させるとともに、蛍光Yを偏光状態によらず透過させる。これにより、偏光分離合成素子53は、青色光B1と蛍光Yとを合成し、白色の照明光(合成光)WLを生成する。
上記構成の光源装置2において、第1光源51から射出された励起光Eが波長変換部50に入射すると、波長変換部50に含まれる蛍光体が励起され、任意の発光点Pから蛍光Yが発せられる。蛍光Yは任意の発光点Pから全ての方向に向かって進むが、側面50cに向かった蛍光Yは、側面50cで全反射し、全反射を繰り返しつつ第1端部50aもしくは第2端部50bに向かって進む。第1端部50aに向かった蛍光Yは、ダイクロイックミラー56を透過し、拡散部57で拡散されて角度変換部54に入射する。角度変換部54に入射した蛍光Yは平行化されて偏光分離合成素子53に入射する。
一方、第2端部50bに向かった蛍光Yは、ミラー55で反射され、第1端部50aに向かって進む。
波長変換部50に入射した励起光Eのうち、蛍光体の励起に使われなかった励起光Eは、第1端部50aに設けられたダイクロイックミラー56、および第2端部50bに設けられたミラー55で反射されるため、波長変換部50の内部に閉じ込められて再利用される。
上記構成の光源装置2において、第2光源52から射出された青色光Bが偏光分離合成素子53に入射すると、青色光BはS偏光として偏光分離合成素子53により反射される。偏光分離合成素子53で反射された青色光Bは、位相差板58、角度変換部54および拡散部57を経由して青色光Bc1としてダイクロイックミラー56に入射する。青色光Bc1はダイクロイックミラー56によって青色光Bc2として反射され、青色光Bc2は拡散部57、角度変換部54および位相差板58を経由してP偏光の青色光B1として偏光分離合成素子53を透過する。青色光B1は角度変換部54により平行化されて偏光分離合成素子53に入射する。
その結果、黄色の蛍光Yと青色光B1とが合成された白色の照明光WLが光源装置2から射出される。光源装置2から射出された照明光WLは、角度変換部54によって平行化されているため、図1に示すように、均一照明光学系40に向かって進む。そして、照明光WLは、均一照明光学系40によって、被照明領域である光変調装置4R、光変調装置4G、および光変調装置4Bを均一に照明する。
本実施形態の場合、波長変換部50から黄色の蛍光Yが射出され、第2光源52から青色光Bが射出され、蛍光Yと青色光Bとが合成されて白色の照明光WLが得られるため、蛍光Yの光量と青色光Bの光量とのバランスを調整することにより、照明光WLのホワイトバランスを調整することができる。具体的なホワイトバランスの調整方法として、例えば光源装置2に蛍光量および青色光量の各々を検出するセンサーを備えておき、センサーが検出した各光量の標準値からのずれに応じて、第1光源51や第2光源52に供給する電力を適宜調整する構成としてもよい。
(実施形態の効果)
本実施形態の光源装置2によれば以下の効果を奏する。
本実施形態の光源装置2は、励起光Eを射出する第1光源51と、青色光Bを射出する第2光源52と、蛍光体を含み、第1光源51から射出された励起光Eを、蛍光Yに変換する波長変換部50と、青色光Bに対する偏光分離機能を有する偏光分離合成素子53と、青色光Bの光路における偏光分離合成素子53および波長変換部50の間に配置され、青色光Bを偏光分離合成素子53に向けて反射するとともに蛍光Yを透過させるダイクロイックミラー56と、青色光Bの光路における偏光分離合成素子53およびダイクロイックミラー56の間に配置される位相差板58と、青色光Bの光路における偏光分離合成素子53およびダイクロイックミラー56の間に配置される拡散部57と、波長変換部50の光射出側に設けられ、波長変換部50から射出された蛍光Yとダイクロイックミラー56で反射された青色光Bとを集光する角度変換部54と、を備える。角度変換部54は、波長変換部50に対向する第1端部54aと、偏光分離合成素子53に対向する第2端部54bと、入射した光を反射させる側面54cと、を有する。
第2光源52から射出されて偏光分離合成素子53を経由した青色光Bは、第2端部54bから第1端部54aに向かって角度変換部54を通過してダイクロイックミラー56に入射する。ダイクロイックミラー56で反射された青色光Bc2は、第1端部54aから第2端部54bに向かって角度変換部54を通過して偏光分離合成素子53に入射する。波長変換部50から射出された蛍光Yは、第1端部54aから第2端部54bに向かって角度変換部54を通過して偏光分離合成素子53に入射する。偏光分離合成素子53は、ダイクロイックミラー56で反射された青色光B1と、波長変換部50から射出された蛍光Yとを合成し、照明光WLを生成する。
本実施形態の光源装置2においては、ダイクロイックミラー56で反射した青色光B1を偏光分離合成素子53に平行化して入射させるピックアップ光学系、および、波長変換部50から射出した蛍光Yを偏光分離合成素子53に平行化して入射させるピックアップ光学系を、角度変換部54で兼用することができる。これにより、白色の照明光WLを得られる光源装置2をコンパクトな構成で実現することができる。
また、本実施形態の光源装置2において、拡散部57は、角度変換部54の第1端部54aに形成される。
この構成によれば、拡散部57を角度変換部54に一体形成できるので、部品点数を削減できる。
また、本実施形態の光源装置2において、角度変換部54は接着層59を介して波長変換部50に保持されており、接着層59の屈折率は、角度変換部54の屈折率と異なる。
この構成によれば、拡散部57と接着層59との界面で屈折率差が生じるため、角度変換部54の第1端部54aに拡散部57を形成した構成を実現することができる。
また、本実施形態の光源装置2において、位相差板58は、角度変換部54の第2端部54bに設けられる。
この構成によれば、拡散部57を形成した第1端部54aと異なる第2端部54bに位相差板58を形成することができる。これにより、組み立て製造が容易となる。
また、本実施形態の光源装置2において、位相差板58は、1/4波長板である。
この構成によれば、第2光源52から射出された青色光Bが位相差板58を2回通過することで、青色光Bの偏光状態を偏光分離合成素子53に対するP偏光からS偏光に変化させることができる。これにより、偏光分離合成素子53は、第2光源52から射出された青色光BをS偏光として反射し、ダイクロイックミラー56で反射されてきた青色光B1をP偏光として透過させることができる。すなわち、偏光分離合成素子53が青色光Bに対して偏光分離機能を有する構成を実現できる。
また、本実施形態の光源装置2において、角度変換部54は、光軸J1に交差する(垂直な)断面積が第1端部54aから第2端部54bに向かって拡がっている。
この構成によれば、第1端部54aから入射した光は角度変換部54の内部を進行する間に、側面54cで全反射する毎に光軸J1に平行な方向に向きを変える。すなわち、角度変換部54は蛍光Yおよび青色光B1を含む照明光WLを平行化して第2端部54bから射出できる。
本発明のプロジェクターは、上記の光源装置2と、光源装置2からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置4R,4G,4Bと、光変調装置4R,4G,4Bにより変調された光を投射する投射光学装置6と、を備える。
本実施形態のプロジェクター1によれば、上述した光源装置2を備えているため、小型化が図れるとともに、光利用効率に優れたものとなる。
(変形例)
本実施形態の光源装置2において、拡散部57および位相差板58を配置する位置は、青色光Bの光路における偏光分離合成素子53およびダイクロイックミラー56の間であれば特に限定されない。
図3は、第1実施形態の変形例の光源装置2Aの要部拡大図である。図3において、図2と共通の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
図3に示すように、本変形例の光源装置2Aにおいて、拡散部57および位相差板58は角度変換部54の第2端部54bと偏光分離合成素子53との間に配置されている。すなわち、本変形例において、拡散部57および位相差板58は角度変換部54と別体で構成されている。
本変形例において、拡散部57は位相差板58よりも第2端部54bに近い位置に配置される。拡散部57は位相差板58に設けられている。本変形例の光源装置2Aにおいては、拡散部57と角度変換部54とが別体で構成される。そのため、角度変換部54の第1端部54aおよび第2端部54bを平面で形成できるため、角度変換部54の製造が容易となる。
また、第1実施形態において、拡散部57を角度変換部54の第1端部54aと一体に形成する場合を例に挙げたが、別体で形成した拡散部57を第1端部54aに貼り付けて設けてもよい。
また、第1実施形態において、拡散部57の構成は限定されることはなく、例えば、接着層59内に接着層59とは異なる屈折率を有する複数のフィラーを分散させた構成を採用してもよい。
なお、拡散部57のみが角度変換部54の第2端部54bと偏光分離合成素子53との間に配置され、位相差板58は角度変換部54の第1端部54a側に配置されてもよい。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態に係る光源装置について説明する。本実施形態と第1実施形態と共通の構成については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図4は本実施形態の光源装置102の概略構成図である。
図4に示すように、光源装置102は、波長変換部50と、第1光源51と、第2光源52と、偏光分離合成素子153と、角度変換部54と、ミラー55と、ダイクロイックミラー56と、拡散部57と、位相差板58と、接着層59と、集光レンズ60と、を備えている。
本実施形態において、第2光源52から射出された青色光Bは集光レンズ60に入射する。集光レンズ60は、例えば、1枚の凸レンズで構成され、第2光源52から射出された青色光Bを集光した状態で偏光分離合成素子153に入射させる。すなわち、本実施形態の光源装置102は、青色光Bを集光させる集光レンズ60を備え、青色光Bは、集光レンズ60によって集光された状態でダイクロイックミラー56に入射する。
本実施形態の光源装置102では、青色光Bが集光レンズ60によって集光された状態で偏光分離合成素子153に入射するので、偏光分離合成素子153のサイズを小型化することができる。
ここで、蛍光Yおよび青色光B1は偏光分離合成素子153を透過可能であるが、偏光分離合成素子153を透過する際に少なからず損失が生じてしまう。これに対し、本実施形態の光源装置102によれば、光軸J1に沿う方向から視た場合において、偏光分離合成素子153の大きさは角度変換部54の第2端部54bよりも小さい。そのため、角度変換部54の第2端部54bから射出された青色光B1および蛍光Yの光路の一部は偏光分離合成素子153を透過せず、均一照明光学系40に直接入射する。
本実施形態の光源装置102によれば、偏光分離合成素子153を透過することによる青色光B1および蛍光Yの光損失を抑制できるので、後段に配置される均一照明光学系40の光利用効率を向上できる。
(第3実施形態)
続いて、本発明の第3実施形態に係る光源装置について説明する。本実施形態と第1実施形態と共通の構成については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図5は本実施形態の光源装置202の概略構成図である。図5では第2光源52を簡略化して示している。
図5に示すように、光源装置202は、波長変換部50と、第1光源51と、第2光源52と、偏光分離合成素子53と、角度変換部54と、ミラー55と、ダイクロイックミラー56と、拡散部57と、位相差板58と、接着層59と、集光レンズ60と、ダイクロイックミラー(他のダイクロイックミラー)61と、を備えている。
本実施形態の光源装置202において、拡散部57および位相差板58は角度変換部54の第1端部54aに配置されている。本実施形態において、拡散部57および位相差板58は角度変換部54と別体で構成されている。拡散部57は位相差板58よりも波長変換部50に近い位置に配置される。
本実施形態において、角度変換部54に入射した青色光Bは、位相差板58および拡散部57を経由して青色光Bc1としてダイクロイックミラー56に入射する。青色光Bc1はダイクロイックミラー56によって青色光Bc2として反射され、青色光Bc2は拡散部57、位相差板58および角度変換部54を経由してP偏光の青色光B1として偏光分離合成素子53を透過する。青色光B1は角度変換部54により平行化されて偏光分離合成素子53に入射する。
本実施形態の光源装置202では、青色光Bの光路における偏光分離合成素子53および角度変換部54の間に、ダイクロイックミラー61が配置されている。ダイクロイックミラー61は、角度変換部54から射出される蛍光Yの光路の一部に設けられる。ダイクロイックミラー61は、波長変換部50の第2端部50bに設けられている。
ダイクロイックミラー61は誘電体多層膜から構成される。ダイクロイックミラー61は、波長変換部50の内部で生成された蛍光Yを反射させるとともに青色光Bを透過させる特性を有する。ダイクロイックミラー61により反射された蛍光Yは波長変換部50へと戻り、リサイクルされる。
図6はダイクロイックミラー61を光軸J1に沿う方向から視た平面図である。
図6に示すように、ダイクロイックミラー61は開口61aを有する。ダイクロイックミラー61の開口61aの大きさは、角度変換部54の第2端部54bの大きさよりも小さい。そのため、本実施形態の光源装置202は、ダイクロイックミラー61を角度変換部54の第2端部54bに設けることで、ダイクロイックミラー61を設けない場合に比べて、蛍光Yの光射出領域の面積を小さくできる。よって、光源装置202は、蛍光Yのエテンデューを小さくできる。
また、本実施形態の光源装置202は、ダイクロイックミラー61と波長変換部50との間を往復させることで開口61aのみから蛍光Yを射出するため、蛍光Yの光密度を向上させることができる。
以上のように本実施形態の光源装置202によれば、蛍光Yのエテンデューを小さくすることで蛍光Yを効率良く利用することができる。また、蛍光Yの光密度を向上させることで明るい照明光WLを生成することができる。
(第4実施形態)
続いて、本発明の第4実施形態に係る光源装置について説明する。本実施形態と第3実施形態と共通の構成については同じ符号を付し、詳細については説明を省略する。
図7は本実施形態の光源装置302の概略構成図である。
図7に示すように、光源装置302は、波長変換部50と、第1光源51と、第2光源152と、偏光分離合成素子253と、角度変換部54と、ミラー55と、ダイクロイックミラー56と、拡散部57と、位相差板58と、接着層59と、集光レンズ60と、ダイクロイックミラー(他のダイクロイックミラー)62と、を備えている。
本実施形態の第2光源152は、一対の光源部152a、152bを含む。
本実施形態の光源装置302において、一対の光源部152a、152bは、光軸J1を挟むように配置されている。一対の光源部152a、152bは互いに向き合うように配置されている。なお、光源部152a、152bの光軸J3は互いに一致している。光軸J3は光軸J1と直交する。各光源部152a、152bは、光軸J3の方向から視て、複数の半導体レーザー(図示略)がアレイ状に配置された構成を有する。
本実施形態の偏光分離合成素子253は、一対の偏光分離ミラー253a、253bを含む。なお、偏光分離ミラー253a、253bはサイズ以外、上記実施形態の偏光分離合成素子53と同一の光学特性を有している。
本実施形態の光源装置302において、偏光分離ミラー253a、253bは、各光源部152a、152bに対応している。偏光分離ミラー253aは、波長変換部50の光軸J1および光源部152aの光軸J3に対して45度の角度をなすように配置されている。同様に、偏光分離ミラー253bは、波長変換部50の光軸J1および光源部152bの光軸J3に対して45度の角度をなすように配置されている。なお、偏光分離ミラー253a、253bはプリズム部材254を介してダイクロイックミラー61に設けられる。
偏光分離ミラー253aは光源部152aから射出された青色光Bを角度変換部54に向けて反射し、偏光分離ミラー253bは光源部152bから射出された青色光Bを角度変換部54に向けて反射する。
図8は光源装置302を光軸J1に沿う方向から視た平面図である。
図8に示すように、偏光分離合成素子253は、ダイクロイックミラー61における開口61aの非形成領域に対応して設けられる。具体的に、偏光分離ミラー253a、253bはダイクロイックミラー61の開口61aと重ならないように設けられている。すなわち、偏光分離合成素子253は、蛍光Yの光射出口として機能するダイクロイックミラー61の開口61aと重ならない。
ここで、蛍光Yは偏光分離合成素子253を構成する偏光分離ミラー253a、253bを透過可能であるが、偏光分離ミラー253a、253bを透過する際に少なからず損失が生じる。これに対し、本実施形態の光源装置302によれば、偏光分離合成素子253が蛍光Yの光射出口である開口61aと重ならないため、ダイクロイックミラー61の開口61aから射出された蛍光Yは偏光分離合成素子253を透過することなく、均一照明光学系40に直接入射する。
したがって、本実施形態の光源装置302によれば、偏光分離合成素子253を透過することによる蛍光Yの光損失を抑制できるので、後段に配置される均一照明光学系40の光利用効率を向上できる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、透過型のプロジェクターに本発明の光源装置を適用した場合の例について説明したが、本発明の光源装置は反射型のプロジェクターにも適用することも可能である。ここで、「透過型」とは、液晶パネル等を含む液晶ライトバルブが光を透過する形態であることを意味する。「反射型」とは、液晶ライトバルブが光を反射する形態であることを意味する。なお、光変調装置は、液晶ライトバルブに限られず、例えばデジタルマイクロミラーデバイスが用いられてもよい。
また、上記実施形態において、3つの液晶パネルを用いたプロジェクターの例を挙げたが、本発明は、1つの液晶ライトバルブのみを用いたプロジェクター、4つ以上の液晶ライトバルブを用いたプロジェクターにも適用可能である。
また、上記実施形態では、本発明の光源装置をプロジェクターに搭載した例を示したが、これに限定されない。本発明の光源装置は、照明器具や自動車のヘッドライト等にも適用することができる。
1…プロジェクター、2,2A,102,202…光源装置、4B,4G,4R…光変調装置、6…投射光学装置、50…波長変換部、51…第1光源、52,152…第2光源、53,153,253…偏光分離合成素子、54…角度変換部(集光光学部)、54a…第1端部、54b…第2端部、54c…側面(反射部)、55…ミラー、56…ダイクロイックミラー、57…拡散部、58…位相差板、59…接着層、60…集光レンズ、61…ダイクロイックミラー(他のダイクロイックミラー)、61a…開口、E…励起光(第1光)、B…青色光(第2光)、J1…光軸、WL…照明光(合成光)、Y…蛍光(第3光)。

Claims (10)

  1. 第1波長帯を有する第1光を射出する第1光源と、
    第2波長帯を有する第2光を射出する第2光源と、
    蛍光体を含み、前記第1光源から射出された前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第3波長帯の第3光に変換する波長変換部と、
    前記第2光の光路に配置され、前記第2光に対する偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、
    前記第2光源から射出されて前記偏光分離合成素子を経由した前記第2光を反射するとともに、前記波長変換部から射出された前記第3光を透過させるダイクロイックミラーと、
    前記第2光の光路における前記偏光分離合成素子および前記ダイクロイックミラーの間に配置される位相差板と、
    前記第2光の光路における前記偏光分離合成素子および前記ダイクロイックミラーの間に配置される拡散部と、
    前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光、および前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光、を集光する集光光学部と、を備え、
    前記集光光学部は、
    第1端部と、
    第2端部と、
    入射した光を反射させる反射部と、を有し、
    前記拡散部は、前記集光光学部の前記第1端部に形成され、
    前記集光光学部は、接着層を介して前記波長変換部に保持され、
    前記接着層の屈折率は、前記集光光学部の屈折率と異なっており、
    前記第2光源から射出されて前記偏光分離合成素子を経由した前記第2光は、前記第2端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第1端部から射出され、前記ダイクロイックミラーに入射し、
    前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、前記偏光分離合成素子に入射し、
    前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、前記偏光分離合成素子に入射し、
    前記偏光分離合成素子は、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光と、前記波長変換部から射出された前記第3光とを合成し、合成光を生成する
    ことを特徴とする光源装置。
  2. 前記位相差板は、前記集光光学部の前記第2端部に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記位相差板、前記集光光学部の前記第2端部と前記偏光分離合成素子との間に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記第2光を集光させる集光レンズを備え、
    前記第2光は、前記集光レンズによって集光された状態で前記偏光分離合成素子に入射する
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記位相差板は、1/4波長板である
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光源装置。
  6. 前記集光光学部は、光軸に交差する断面積が前記第1端部から前記第2端部に向かって拡がっている
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光源装置。
  7. 第1波長帯を有する第1光を射出する第1光源と、
    第2波長帯を有する第2光を射出する第2光源と、
    蛍光体を含み、前記第1光源から射出された前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第3波長帯の第3光に変換する波長変換部と、
    前記第2光の光路に配置され、前記第2光に対する偏光分離機能を有する偏光分離合成素子と、
    前記第2光源から射出されて前記偏光分離合成素子を経由した前記第2光を反射するとともに、前記波長変換部から射出された前記第3光を透過させるダイクロイックミラーと、
    前記第2光の光路における前記偏光分離合成素子および前記ダイクロイックミラーの間に配置される位相差板と、
    前記第2光の光路における前記偏光分離合成素子および前記ダイクロイックミラーの間に配置される拡散部と、
    前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光、および前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光、を集光する集光光学部と、
    前記第2光の光路における前記偏光分離合成素子および前記集光光学部の間に配置される他のダイクロイックミラーと、を備え、
    前記集光光学部は、
    第1端部と、
    第2端部と、
    入射した光を反射させる反射部と、を有し、
    前記第2光源から射出されて前記偏光分離合成素子を経由した前記第2光は、前記第2端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第1端部から射出され、前記ダイクロイックミラーに入射し、
    前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、前記偏光分離合成素子に入射し、
    前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、前記偏光分離合成素子に入射し、
    前記偏光分離合成素子は、前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光と、前記波長変換部から射出された前記第3光とを合成し、合成光を生成し、
    前記他のダイクロイックミラーは、前記波長変換部から射出される前記第3光の光路の一部に設けられ、前記第3光を反射するとともに前記第2光を透過させる
    ことを特徴とする源装置。
  8. 前記他のダイクロイックミラーは、前記集光光学部の前記第2端部に設けられる
    ことを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  9. 第1波長帯を有する第1光を射出する第1光源と、
    第2波長帯を有する第2光を射出する第2光源と、
    蛍光体を含み、前記第1光源から射出された前記第1光を、前記第1波長帯とは異なる第3波長帯の第3光に変換する波長変換部と、
    前記第2光の光路に配置され、前記第2光に対する偏光分離機能を有する偏光分離ミラーと、
    前記第2光源から射出されて前記偏光分離ミラーを経由した前記第2光を反射するとともに、前記波長変換部から射出された前記第3光を透過させるダイクロイックミラーと、
    前記第2光の光路における前記偏光分離ミラーおよび前記ダイクロイックミラーの間に配置される位相差板と、
    前記第2光の光路における前記偏光分離ミラーおよび前記ダイクロイックミラーの間に配置される拡散部と、
    前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光、および前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光、を集光する集光光学部と、
    前記第2光の光路における前記偏光分離ミラーおよび前記集光光学部の間に配置され、開口を有する他のダイクロイックミラーと、を備え、
    前記他のダイクロイックミラーは、前記波長変換部から射出される前記第3光の光路の一部に設けられ、前記第3光を反射するとともに前記第2光を透過させ、
    前記集光光学部は、
    第1端部と、
    第2端部と、
    入射した光を反射させる反射部と、を有し、
    前記第2光源から射出されて前記偏光分離ミラーを経由した前記第2光は、前記第2端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第1端部から射出され、前記ダイクロイックミラーに入射し、
    前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、
    前記波長変換部から射出されて前記ダイクロイックミラーを透過した前記第3光は、前記第1端部から前記集光光学部に入射し、前記集光光学部を通過して前記第2端部から射出され、
    前記偏光分離ミラーは、前記他のダイクロイックミラーにおける前記開口の非形成領域に対応して設けられ、
    前記ダイクロイックミラーで反射された前記第2光と、前記波長変換部から射出された前記第3光とは、前記他のダイクロイックミラーの前記開口に入射する
    ことを特徴とする光源装置。
  10. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光を画像情報に応じて変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された光を投射する投射光学装置と、を備える
    ことを特徴とするプロジェクター。
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