JP2004021198A - プロジェクタ - Google Patents

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Koichi Akiyama
秋山 光一
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Abstract

【課題】SCR技術を適用したプロジェクタにおいて、配置スペースの小型化を可能とする。
【解決手段】本発明のプロジェクタは、光源装置から射出された光の照度分布を均一化して光射出面から射出するためのロッドインテグレータを備えている。このロッドインテグレータの光入射面と光射出面とは、互いに平行でない2つの面上にそれぞれ配置されている。光源装置は、ロッドインテグレータの光入射面に向けて集光光を射出するように配置されるとともに、集光光がロッドインテグレータの光入射面における開口近傍で集束するように配置されている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像を投写表示するプロジェクタ(投写型表示装置)に関し、特に、光の照度分布を均一にすることが可能なロッドインテグレータを備えたプロジェクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プロジェクタでは、光源装置から射出された光(照明光)によって、光変調装置(電気光学装置とも呼ぶ。)の光入射面(光照射面とも呼ぶ。)が照明される。光変調装置の光入射面から入射した光は、画像信号(画像情報)に応じて変調され、光変調装置から画像を表す画像光として射出される。そして、光変調装置から射出された画像光を、投写光学系を介してスクリーン上に投写することにより画像が表示される。
【0003】
光変調装置としては、変調した画像光が反射光として光入射面から射出するタイプの反射型光変調装置と、変調した画像光が透過光として光入射面と反対側の光射出面から射出するタイプの透過型光変調装置とがある。反射型光変調装置の例としては、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD、TI社の商標)のようなマイクロミラー型光変調装置や、反射型液晶パネル等があげられる。透過型光変調装置の例としては、透過型液晶パネルがあげられる。なお、DMDは、液晶パネルに比べて光照射面に照射された光の利用効率が高い。
【0004】
1つの光変調装置を利用するプロジェクタ(「単板式プロジェクタ」とも呼ばれる。)では、例えば、次のようにしてカラー表示を実現することができる。すなわち、照明光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に対応する3つの色フィルタを有するカラーホイールに入射させて、照明光に含まれるRGB3原色の光を順に循環的に透過して射出させる。光変調装置の光入射面には、カラーホイールから射出された3原色の光が順に照射される。光変調装置では、光入射面から順に入射する光を、その光の色に対応する色信号に基づいて変調することにより、それぞれの色信号に対応する色成分の画像光を生成する。生成された各色の画像光の表す画像(以下、「色成分画像」とも呼ぶ。)を順に投写する。順に投写された3つの色成分画像は、人間の目の残像効果によって合成されて1つのカラー画像として見えることになる。
【0005】
なお、このように、RGB3原色の光に対応する色成分画像を順に表示させることによるカラー画像の表示を、「時分割表示」あるいは「フィールドシーケンシャル表示」とも呼ぶ。
【0006】
ここで、上記フィールドシーケンシャル表示の場合、カラーホイールを透過できない色の光が無駄となる。例えば、R光が透過されるときにはG光及びB光が、G光が透過されるときにはB光及びR光が、B光が透過されるときにはR光及びG光が無駄になる。このため、光源装置から射出された光が照明光として十分に利用されず利用効率の点で問題がある。
【0007】
このような問題を解決して光の利用効率を向上させる方法が、SOCIETY FOR INFORMATION DISPLAY 2001 INTERNATIONAL SYMPOSIUM DIGEST OF TECHNICAL PAPERS・Volume XXXII(page 1076 )に記載されたSequential Color Recaptureand Dynamic Filtering: A Method of Scrolling Color(D. Scott Dewald, Steven M. Penn, and Michael Davis)で提案されている。
【0008】
図6は、上記文献において説明されているSCR(Sequential Color Recapture)技術を用いたプロジェクタの要部を示す概略平面図である。このプロジェクタ1000(以下、「SCRプロジェクタ」と呼ぶ。)は、光源装置100と、SCR用のロッドインテグレータ200(以下、「SCRインテグレータ」と呼ぶ。)と、SCR用のカラーホイール300(以下、「SCRホイール」と呼ぶ。)と、リレー光学系400と、反射ミラー500と、フィールドレンズ600と、DMD700と、投写レンズ(投写光学系)800とを、システム光軸1000axに沿って順に配置して構成されている。なお、以下では、図6に示すように、光源装置100から反射ミラー500までの各構成要素が並ぶシステム光軸1000axの方向をx方向と規定し、DMD700から投写レンズ800までの各構成要素が並ぶシステム光軸1000axの方向をy方向と規定する。
【0009】
光源装置100は、回転楕円面形状の反射面を有する楕円リフレクタ110と、メタルハライドランプや高圧水銀灯などの高圧放電灯が利用される光源ランプ120とで構成される。なお、光源装置100の中心軸100axおよびSCRインテグレータ200の中心軸200axは、システム光軸1000axに一致するように配置されている。光源ランプ120は、楕円リフレクタ120の第1焦点F1に配置され、光源装置100から射出される光は、楕円リフレクタ120の第2焦点F2で集束する集光光となる。SCRインテグレータ200は、その光入射面202の中心(中心軸200ax上の点)が楕円リフレクタ110の第2焦点F2となるように配置される。このような構成とすることにより、光源装置100から射出された集光光を、SCRインテグレータ200の光入射面202から内部に効率よく入射するようにすることができる。なお、光源装置としては、回転放物面形状の反射面を有するリフレクタを用いたものを用いるようにしてもよい。ただし、この場合、射出される光が略平行な光となるため、光を集光するためにレンズを用いる必要がある。
【0010】
なお、光入射面202における光源ランプ120のアーク像の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDAとし、SCRインテグレータ200の光入射面202上で結像される像(以下、「2次光源像」と呼ぶ)の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDSPとし、楕円リフレクタ110の第1および第2焦点距離をf1,f2とすると、2次光源像の大きさDSPは、以下の式で表される。
【0011】
DSP=DA・f2/f1 …(1)
【0012】
上記(1)式からわかるように、第1焦点距離f1または第2焦点距離f2の異なる楕円リフレクタを適宜利用することにより、2次光源像の大きさを調整することが可能である。
【0013】
SCRインテグレータ200の光入射面202から内部に入射した光は、内部で反射しながら光射出面204から射出する。SCRインテグレータ200は、内部で反射を繰り返すことにより、光入射面202から入射した光の照度分布が一様でない場合においても、照度分布が一様な光に変換して光射出面から射出する機能を有している。
【0014】
図7は、SCRインテグレータ200を示す説明図である。図7(B)はSCRインテグレータ200の平面図を示し、図7(A)は光入射面202側の側面図を示し、図7(C)は光射出面204側の側面図を示している。SCRインテグレータ200は、光入射面202および光射出面204が略矩形状の輪郭を有する四角柱状の透光性ロッドである。
【0015】
このSCRインテグレータ200は、内部全体が透光性部材で形成されており、光入射面202から入射した光を、ロッド側面の境界における媒質の屈折率の差による内部全反射により光射出部へ導き、光射出面204から射出される光の照度分布をほぼ均一化する機能を有している。
【0016】
透光性光射出面204の輪郭形状は、通常、DMD700の光入射面を照明する光の照明効率を考慮して、この光入射面に相似な形状とされる。例えば、DMD700の光入射面のアスペクト比(縦横比)は、約4:3あるいは約16:9であるので、光射出面204の輪郭形状も同様に約4:3あるいは約16:9となるように構成されている。
【0017】
なお、SCRインテグレータとしては、ライトトンネルとも呼ばれる内側面が反射面で覆われた中空のロッドインテグレータを用いることも可能である。すなわち、このSCRインテグレータとしては、少なくとも、光入射面から入射した光の照度分布が一様でない場合においても、その光を反射させながら光射出面に導き、光の照度分布が一様な光に変換して光射出面から射出する機能を有しているロッドインテグレータであればよい。
【0018】
SCRインテグレータ200の光入射面202の外側には、光入射面202と接する側を反射面とする反射ミラー206が形成されている。この反射ミラー206には、光入射面202に垂直な中心軸200axを中心とする円系の開口部206aが形成されている。開口部206aを通過する光のみが光入射面202からSCRインテグレータ200の内部に入射可能である。
【0019】
従って、上記(1)式で表される2次光源像の大きさDSPは、開口部206aを効率良く通過して光入射面202からSCRインテグレータ200に入射するように、開口部206aの大きさよりも小さくなるように設定されることが好ましい。なお、反射ミラー206における光の反射機能については、後でさらに説明する。
【0020】
開口部206aの大きさは、光源装置100からSCRインテグレータ200内に入射させる光の入射効率と、後述する反射ミラー206における光の反射効率とを考慮して適宜設定される。通常、開口部206aの開口径は、反射ミラー206の長手方向の大きさに対して1/3程度の大きさに設定される。
【0021】
反射ミラー206は、開口部206aに対応する部分を除く光入射面202上にアルミニウム膜、銀膜等を形成することにより形成される。また、誘電体多層膜(コールドミラー等)を蒸着することによっても形成可能である。また、ESRフィルム(3M社製)を貼り付けることによっても形成可能である。なお、平板状の透明体(例えばガラス板)にアルミニウム膜、銀膜、誘電体多層膜、ESRフィルム等を選択的に形成したものを、光入射面202に近接配置したり、貼り合わせたりすることも可能である。
【0022】
図6のSCRインテグレータ200の光射出面204から射出された光は、SCRホイール300に入射する。
【0023】
図8は、SCRホイール300を示す説明図である。SCRホイール300は、回転軸320を中心に図示しないモータによって回転可能に構成された円板状のフィルタ面310を有している。フィルタ面310には、R(赤),G(緑),B(青)それぞれの色フィルタの境界線(図中実線で示す曲線)が、フィルタ面310上における回転軸320上の中心点を中心にアルキメデスのスパイラルを形成するように配列形成されている。R,G,Bそれぞれの色フィルタは、それぞれ対応する色光を透過し、他の色光を反射するフィルタである。これらの色フィルタは、それぞれ対応するダイクロイック膜をフィルタ面310上にコーティングすることにより形成される。
【0024】
SCRホイール300は、フィルタ面310がSCRインテグレータ200の光射出面204に平行に近接配置される。
【0025】
SCRインテグレータ200の光射出面204から射出される光は、図8に破線で示したように、ある時間タイミングにおいて複数の色フィルタに入射し、それぞれ対応する色光のみを透過し、他の色光を反射する。
【0026】
図9は、SCRホイール300で反射された光について示す説明図である。例えば、SCRインテグレータ200の光射出面204から射出されてSCRホイール300のフィルタ面310上に形成されたR光透過フィルタ310Rに入射した光のうち、R光は透過され、G光およびB光は反射されて光射出面204からSCRインテグレータ200の内部に再び入射する。
【0027】
この反射されたG光およびB光(以下、「GB光」と呼ぶ。)は、SCRインテグレータ200の内部で反射を繰り返しながら光入射面202の方向へ戻る。光入射面202上には、反射ミラー206が形成されているので、光入射面202に到達したGB光は、反射ミラー206の開口部206aを通過する一部のGB光を除いて反射ミラー206で反射される。
【0028】
反射ミラー206で反射されたGB光はSCRインテグレータ200の内部を反射しながら光射出面204の方向へ進み、光射出面204から射出されて、再度SCRホイール300に入射する。再度SCRホイール300に入射したGB光が、透過可能な色フィルタ、例えば、G光ならばG光透過フィルタ310G、B光ならばB光透過フィルタ310Bに入射した場合には、SCRホイール300を通過して照明光として利用可能となる、一方、再度SCRホイール300に入射したGB光は、透過不可のフィルタ、すなわち、R光透過フィルタ310Rに入射した場合には、再び反射されて、透過可能なフィルタに入射して有効な光として利用されるまでSCRインテグレータ200内を繰り返し往復することになる。
【0029】
なお、上述の説明は最初にR光フィルタ310Rに入射する光の場合を例に説明しているが、他のG光透過フィルタ310GあるいはB光透過フィルタ310Bに最初に入射する光においても同様である。
【0030】
以上説明したように、SCRプロジェクタ1000では、SCRホイール300で反射されて有効に利用されなかった光を再利用することが可能となる。従って、フィールドシーケンシャル表示において発生していたカラーホイールによる光の無駄を抑制して、光源装置100から射出された光を効率良く利用することが可能である。なお、このように光を再利用する技術を、「SCR技術」と呼んでいる。
【0031】
図6のリレー光学系400は、SCRホイール300を通過したSCRインテグレータ200の光射出面204における光の像を、DMD700の光入射面702を少なくとも含む領域上で所定の結像倍率で結像する機能を有しており、少なくとも1以上のレンズにより構成することができる。
【0032】
ここで、SCRホイール300のフィルタ面310はSCRインテグレータ200の光射出面204に近接配置されているので、リレー光学系400は、SCRホイール300を通過した光の像を所定の結像倍率で結像すると考えてもよい。なお、照明領域として結像される像(以下、「照明領域の像」とも呼ぶ。)の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)DAは、SCRインテグレータ200の光射出面の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDIとし、結像倍率をksとすると、以下の式で表される。
【0033】
DA=DI・ks …(2)
【0034】
なお、所定の結像倍率ksは、DMD700の光照射面を効率よく照明するように、照明領域の像の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)DAが光入射面702の大きさにほぼ等しくなるように設定される。通常、結像倍率ksは、約1.5倍〜約2.5倍の範囲で設定される。
【0035】
反射ミラー500は、リレー光学系400から射出された光がフィールドレンズ600を介してDMD700に入射するように反射する。
【0036】
DMD700は、光入射面702から入射する光を、与えられた画像信号(画像情報)に応じて各画素に対応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表す画像光を投写レンズ800の方向に射出する機能を有する反射方向制御型光変調装置(マイクロミラー型光変調装置)である。DMD700の光入射面702から射出される画像光は、フィールドレンズ600及び投写レンズ800を介して投写される。これにより、画像光の表す画像が投写表示される。
【0037】
なお、反射ミラー500からDMD700までのシステム光軸1000axは、DMD700の上述の反射方向を制御する機能上の制約のために、DMD700から投写レンズ800までのシステム光軸1000axに対して所定の傾きを有することが要求される。このため、反射ミラー500は、リレー光学系400から射出される光の中心軸を反射して、DMD700から投写レンズ800までのシステム光軸1000axに対して所定の傾きを有するように配置されている。ただし、反射ミラー500は、光源装置100からリレー光学系400までの光学系の配置によっては、省略することも可能である。また、反射ミラー500は、必ずしも1枚である必要はなく、複数枚の反射ミラーを組み合わせて構成することも可能である。
【0038】
ここで、「DMD700の光入射面702」は、照射された光を画像光として利用可能な領域、すなわち、上述の各画素に対応するマイクロミラーが形成されている領域を示す。
【0039】
また、「所定の傾き」は、利用するデバイスに応じて適宜決定されものであり、以下の説明では特に問題ではないため、説明を省略する。
【0040】
ところで、図10は、DMD700の光入射面702を少なくとも含む領域上で結像される光の像を模式的に示す説明図である。SCRインテグレータ200の光射出面204から射出される光は、図8に破線で示したように、あるタイミングにおいて複数の色フィルタに入射する。従って、SCRホイール300を通過して結像される光の像は、図10に示すように、R,G,Bの複数の色光の領域に区分される。また、SCRホイール300の回転に応じて、各色フィルタの境界は放射方向に移動するので、これに応じて、SCRホイール300を通過した結像される光の像において、R,G,Bの複数の色光に区分されている領域のパターンは、例えば、図10(A)および(B)に示すように、例えば、表示タイミングT=0における状態から、表示タイミングT=1における状態へと変化する。なお、表示タイミングとは、表示画像のデータを更新する単位時間を示している。
【0041】
従って、ある表示タイミングにおいて、DMD700の各画素には、その画素に照射されている光の色に応じた色成分画像に相当する画像信号を供給する必要がある。照明される光の色のパターンは、例えば、SCRホイールの回転に応じて変化するようにSCRホイール300上に設けられた図示しない基準点の位置に応じて一義的に決定することが可能である。図示しない画像処理回路では、この基準点の位置を観測することにより対応する光の色のパターン情報を求めて、このパターン情報に応じて各画素の画像信号を生成して、DMD700に供給する。
【0042】
以上のようにして、SCRプロジェクタ1000では、各画素に、照射される光の色に応じた色成分画像を表示する。そして、表示された各画素の色成分画像が人間の目の残像効果によって合成されて1つのカラー画像として見えることになる。
【0043】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記SCRプロジェクタ1000では、図6に示したように、光源装置100から反射ミラー500までの各構成要素が、直線状のシステム光軸1000axに沿ってx方向に順に配置されている。このため、光源装置100から反射ミラー500までの各構成要素が配置された方向(x方向)の配置スペースが、DMD700から投写レンズ800までの各光性要素が配置された方向(y方向)の配置スペースに比べて、かなり大きくなる傾向にある。そこで、光源装置100から反射ミラー500までの配置スペースを小さくすることが望まれている。
【0044】
図11は、光源装置100から反射ミラー500までの配置スペースを小さくしたSCRプロジェクタの一例を示す概略平面図である。光源装置100から反射ミラー500までの配置スペースを小さくするには、図11のプロジェクタ1000Aに示すように、光源装置100から射出される光が−y方向に進むように、SCRインテグレータ200の中心軸200axに対して、光源装置100の中心軸100axが、SCRインテグレータ200の光入射面202側でほぼ垂直に交わるように配置する。そして、光源装置100から射出される光が、SCRインテグレータ200の光入射面202の方向にほぼ垂直に折り曲げられるように、SCRインテグレータ200の光入射面202の前に、反射ミラー150を配置すればよい。
【0045】
しかしながら、このプロジェクタ1000Aにおいて配置される反射ミラー150は、光源装置100から射出される光の集光角に依存してかなり大きなサイズとなる。このように、使用する部品が大きくなることは、部品コストや配置スペース等の観点から望ましくない。
【0046】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、光の照度分布を均一にすることが可能なロッドインテグレータを備え、SCR技術を適用したプロジェクタにおいて、配置スペースの小型化を可能とする技術を提供することを目的とする。
【0047】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明は、画像を投写するプロジェクタであって、
集光光を射出する光源装置と、
前記光源装置から射出され、光入射面から入射した光の照度分布を均一化して光射出面から射出するためのロッドインテグレータと、
前記ロッドインテグレータの光射出面に近接して配置されたカラーホイールと、
前記カラーホイールを介して前記ロッドインテグレータから射出された光が入射し、該光を、与えられた画像信号に応じて反射して画像を表す画像光として射出する反射型光変調装置と、を備え、
前記カラーホイールは、所望の色光を透過し他の色光を反射する反射型色フィルタが、前記ロッドインテグレータから射出された光を複数の色光に区分して透過するようにスパイラル状に複数形成され、該カラーホイールが前記中心軸に平行な回転軸を中心に回転することにより、前記カラーホイールを透過する光に含まれる複数の色光の区分領域が循環的に変化するように構成されており、
前記ロッドインテグレータの前記光入射面と前記光射出面とは、互いに平行でない2つの面上にそれぞれ配置されており、
前記ロッドインテグレータの光入射面には、該光入射面に垂直な中心軸を略中心とする開口を有し、該開口の外周側に、前記カラーホイールで反射され、前記ロッドインテグレータ内を前記光射出面側から前記光入射面側に戻る光を反射する反射面を有する反射ミラーを有しており、
前記光源装置は、前記ロッドインテグレータの光入射面に向けて前記集光光を射出するように配置されるとともに、前記集光光が前記光入射面における前記開口近傍で集束するように配置されていることを特徴とする。
【0048】
本発明のプロジェクタは、光源装置から射出された光の照度分布を均一化して光射出面から射出するためのロッドインテグレータとして、ロッドインテグレータの光入射面に、光源装置から射出される集光光の中心軸を略中心とする開口を有し、開口の外周側に、カラーホイールで反射され、ロッドインテグレータ内を前記光射出面側から光入射面側に戻る光を反射する反射面を有する反射ミラーを有しているものを適用しており、SCR技術を用いたプロジェクタを構成している。また、ロッドインテグレータの前記光入射面と前記光射出面とは、互いに平行でない2つの面上にそれぞれ配置されており、光源装置は、ロッドインテグレータの光入射面に向けて集光光を射出するように配置されるとともに、集光光が光入射面の開口近傍で集束するように配置されている。これにより、従来例のSCR技術を用いたプロジェクタのように、直線状のシステム光軸に沿って順に配置されている各構成要素のうち、光源装置の配置位置を、直線状に並ぶ他の構成要素とは、異なった位置に配置を変更することができる。これにより、プロジェクタを構成する各構成要素の配置スペースの小型化が可能となる。しかも、従来例で説明したようなサイズの大きな反射ミラーを用いる必要もない。
【0049】
上記構成において、前記2つの面は互いに垂直であることが好ましい。
【0050】
こうすれば、より効果的な配置スペースの小型化が可能である。
【0051】
なお、前記ロッドインテグレータは、中空の内側面を有し、前記光入射面から入射した光を前記内側面で反射させながら前記光射出面へ導き、該光射出面から射出される光の照度分布をほぼ均一化するものでもよい。
【0052】
また、前記ロッドインテグレータは、前記光入射面から入射した光を、媒質の屈折率の差による内部全反射により光射出部へ導き、該光射出部から射出される光の照度分布をほぼ均一化するものでもよい。
【0053】
なお、媒質の屈折率の差による内部全反射によるロッドインテグレータは、
略矩形状の光入射面と光射出面を有する四角柱状のロッドと、
互いに直角をなす2つの直角面を有し、一方の直角面が前記ロッドの光入射面と貼り合わされており、他方の直角面に前記反射ミラーが形成されている直角プリズムとを有することが好ましい。
【0054】
上記構成によれば、ロッドインテグレータの光入射面と光射出面とが互いに平行でない2つの面を形成しているロッドインテグレータを容易に構成することができる。
【0055】
【発明の実施の形態】
A.実施例:
図1は、本発明の実施例に係るSCRプロジェクタを示す概略平面図である。SCRプロジェクタ1000Bは、従来例で説明したSCRプロジェクタ1000A(図11)と同様に、光源装置100の配置位置を変更するとともに、SCRインテグレータ200をSCRインテグレータ200Bに置き換えた点に特徴を有している。なお、実施例のSCRプロジェクタ1000Bは、以上の特徴点を除いて、従来例と全く同じであるので、以下では、SCRインテグレータ200Bおよび光源装置100の配置位置について特に説明を加える。
【0056】
図2は、SCRインテグレータ200Bを示す説明図である。図2(A)の斜視図に示すように、SCRインテグレータ200Bは、光入射面212および光射出面214が略矩形状の輪郭を有し、内部全体が透光性部材で形成された四角柱状の透光性ロッド210と、直角プリズム220とで構成されている。直角プリズム220の直角をなす2つの直角面222,224の一方の直角面224が透光性ロッド210の光入射面212に貼り合されている。他方の直角面222がSCRインテグレータ200Bの光入射面となる。この光入射面に相当する直角面222と光射出面214とは、互いに垂直な面を形成している。
【0057】
この直角面222の外側には、直角面222と接する側を反射面とする反射ミラー228が形成されている。この反射ミラー228には、直角面222に垂直なSCRインテグレータ200Bの中心軸200Baxを中心とする円形の開口部228aが形成されている。この反射ミラー228が本発明の反射ミラーに相当する。また、2つの直角面222,224に挟まれた斜面226の外側にも、斜面226と接する側を反射面とする反射ミラー230が形成されている。なお、この斜面226は、2つの直角面222,224に対して45度傾斜している。
【0058】
なお、反射ミラー228は、開口部228aに対応する部分を除く直角面222上にアルミニウム膜、銀膜等を形成することにより形成される。また、誘電体多層膜(コールドミラー等)を蒸着することによっても形成可能である。また、ESRフィルム(3M社製)を貼り付けることによっても形成可能である。なお、平板状の透明体(例えばガラス板)にアルミニウム膜、銀膜、誘電体多層膜、ESRフィルム等を選択的に形成したものを、光入射面202に近接配置したり、貼り合わせたりすることも可能である。
【0059】
また、反射ミラー230も、反射ミラー228と同様に形成することができる。
【0060】
光源装置100は、図1に示すように、光源装置100の中心軸100axが、直角面222に垂直な中心軸200Baxと一致するように配置されている。また、光源装置100の楕円リフレクタ110の第2焦点F2がSCRインテグレータ200Bの光入射面である直角面222の中心(中心軸200Bax上の点)に位置するように配置されている。これにより、光源装置100から射出された光は、SCRインテグレータ200Bの光入射面である直角面222から内部に効率よく入射するように、直角面222のほぼ中心(中心軸200Bax上の点)でほぼ集束するような集光光とされる。
【0061】
直角プリズム220は、一方の直角面222から直角プリズム220に入射した光を、反射ミラー230によって反射して他方の直角面224を介して透光性ロッド210の光入射面212から入射させる機能を有している。従って、図2(B)のSCRインテグレータ200Bの概略平面図に示すように、光源装置100から射出され、直角プリズム220の一方の直角面222から入射した光(例えば、図中破線で示す。)は、反射ミラー230によって直角プリズム220の他方の直角面224に向けて反射される。反射ミラー230で反射されて他方の直角面224から射出された光は、透光性ロッド210の光入射面212から透光性ロッド210内に入射する。
【0062】
また、SCRホイール300で反射されて、光射出面214から透光性ロッド210内に入射した光(例えば、図中実線で示す。)は、従来例でも説明したように、透光性ロッド210内で反射されながら光入射面212から射出される。光入射面212から射出された光は、直角プリズム220の他方の直角面224から直角プリズム220内に入射する。直角プリズム220に入射した光は、反射ミラー230によって一方の直角面222の方向に向けて反射される。直角面222上には、反射ミラー228が形成されているので、直角面222に到達した光は、反射ミラー228の開口部228aを通過する一部の光を除いて反射ミラー228によって反射され、再びSCRインテグレータ200Bを通過して光射出面214から射出される。
【0063】
なお、透光性ロッド210は、従来のSCRインテグレータ200と同様に、光入射面212から入射した光を反射させながら光射出面214に導き、照度分布の均一でない光を照度分布の均一な光に変換する。
【0064】
以上説明したように、SCRインテグレータ200Bは、照度分布の均一でない光を照度分布が均一な光に変換する本来の機能に加えて、光入射面から入射した光の進行方向を異なった方向に変更する機能を有している。本例では、光入射面である直角プリズム220の直角面222に垂直に入射する光(−y方向に進む光)を反射してほぼ垂直な方向に進む光(+x方向に進む光)に変更する。この光の進行方向を変更する機能により、従来例のSCRプロジェクタ1000(図6)のように、光源装置100から反射ミラー500までの各構成要素が直線状のシステム光軸1000axに沿ってx方向に順に配置される構成ではなく、従来例のSCRプロジェクタ1000A(図11)と同様に、光源装置100の中心軸100ax(光源装置100からSCRインテグレータ200Bまでのシステム光軸1000ax)が、SCRインテグレータ200から反射ミラー500までのシステム光軸1000axに対してほぼ垂直に交わるように配置することができる。この結果、従来例のSCRプロジェクタ1000において問題となっていた光源装置100から反射ミラー500までの各構成要素が配置された方向(x方向)の配置スペースを小さくすることが可能となる。また、従来例のプロジェクタ1000Aにおいて問題となっていた大きなサイズの反射ミラーを用いる必要もない。
【0065】
なお、本例のSCRインテグレータ200Bを構成する直角プリズム220の斜面226上には、反射ミラー230が形成されているが、必ずしも反射ミラー230は必ずしも必要ではない。直角プリズム220の斜面224に入射する光源装置100から射出された集光光の入射角が、斜面226における全反射条件を満足するものであれば、反射ミラー230を省略することが可能である。また、全反射条件を反俗しない入射角の光があっても、その光が反射されないことによる光の損失が問題とならない場合にも反射ミラー230を省略することができる。
【0066】
以上の説明からわかるように、SCRインテグレータ200Bの反射ミラー228の反射面が本発明の第1の反射面に相当し、反射ミラー230の反射面が第2の反射面に相当する。
【0067】
B.変形例:
なお、本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
【0068】
B1.変形例1:
図3は、変形例としてのSCRインテグレータ200Cの一部を示す概略斜視図である。
【0069】
このSCRインテグレータ200Cは、実施例におけるSCRインテグレータ200B(図2)のように、透光性ロッド210に直角プリズム220を貼り合せるのではなく、これと同じ外形を有する透光性ロッド210Cを一体的に形成したものである。また、こうして形成された透光性ロッド210の、SCRインテグレータ200Bの光入射面である直角プリズム220の一方の直角面222に対応する位置に反射ミラー228を形成し、直角プリズム220の斜面226に対応する位置に反射ミラー230を形成したものである。
【0070】
本変形例のSCRインテグレータ200Cを、実施例のSCRインテグレータ200Bと置き換えても、実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
【0071】
B2.変形例2:
図4は、他の変形例としてのSCRインテグレータ200Dの一部を示す概略斜視図である。
【0072】
このSCRインテグレータ200Dも、実施例におけるSCRインテグレータ200B(図2)と同様な外形を有している。ただし、以下に示す点で実施例のSCRインテグレータ200および第1の変形例のSCRインテグレータ200Cと異なっている。
【0073】
図5は、図4に一点鎖線で示すように切断されたSCRインテグレータ200Dのうち、矢印A方向側の部分210Dを示す概略斜視図と、矢印B方向側の部分220Dを示す概略斜視図である。図5(A)および図(B)に示すように、このSCRインテグレータ200Dの内部は中空となっており、図示しない光射出面は、そのまま開口されている。各内側面全体には反射ミラーが形成されており、内側面全体が光の反射面となる。ただし、光の入射面に相当する面には、実施例の開口部228a(図2)と同様な開口部228Daが形成されている。
【0074】
図5(A)に示した部分210Dは、実施例のSCRインテグレータ200Bにおける透光性ロッド210に対応する部分(以下、この部分を「インテグレータ部」とも呼ぶ。)であり、図5(B)に示した部分220Dは、実施例のSCRインテグレータ200Bにおける直角プリズム220、並びに、直角プリズム220の一方の直角面222上に形成された反射ミラー228および斜面226上に形成された反射ミラー230に対応する部分(以下、この部分を「光路変更部」とも呼ぶ。)である。なお、インテグレータ部210Dは、光路変更部220Dから入射した光を内側面で反射させながら図示しない光射出面に導き、照度分布が均一でない光を均一な照度分布に変換して射出する。
【0075】
本変形例のSCRインテグレータ200Dを、実施例のSCRインテグレータ200Bと置き換えても、実施例と同様の作用・効果を得ることができる。
【0076】
B3.変形例3:
上記実施例のSCRインテグレータ200Bにおいて、直角プリズム220の部分を、変形例3のSCRインテグレータ200Dの光路変更部220D(図5(B))に置き換えることも可能である。また、SCRインテグレータ200Bの透光性ロッド210の部分を、変形例3のSCRインテグレータ200Dのインテグレータ部210D(図5(A))に置き換えることも可能である。
【0077】
B4.変形例4:
上記実施例および変形例では、ロッドインテグレータの光入射面と光射出面とが、互いに垂直な面を形成する場合を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、互いに平行でない面を形成するものであってもよい。
【0078】
B5.変形例5:
上記実施例では、反射型光変調装置としてDMDを備えているプロジェクタを例に説明しているが、例えば、1つの反射型液晶パネルを備えるプロジェクタにも本発明を適用することが可能であり、種々の反射型変調装置を利用したプロジェクタにも本発明を適用することが可能である。
【0079】
B6.変形例6:
上記実施例や変形例では、SCR技術を利用したプロジェクタを例に説明しているが、これを利用しないプロジェクタにも本発明を適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るSCRプロジェクタを示す概略平面図である。
【図2】SCRインテグレータ200Bを示す説明図である。
【図3】変形例としてのSCRインテグレータ200Cの一部を示す概略斜視図である。
【図4】他の変形例としてのSCRインテグレータ200Dの一部を示す概略斜視図である。
【図5】図4に一点鎖線で示すように切断されたSCRインテグレータ200Dのうち、矢印A方向側の部分210Dを示す概略斜視図と、矢印B方向側の部分220Dを示す概略斜視図である。
【図6】SCR技術を用いたプロジェクタの要部を示す概略平面図である。
【図7】SCRインテグレータ200を示す説明図である。
【図8】SCRホイール300を示す説明図である。
【図9】SCRホイール300で反射された光について示す説明図である。
【図10】DMD700の光入射面702を少なくとも含む領域上で結像される光の像を模式的に示す説明図である。
【図11】光源装置100から反射ミラー500までの配置スペースを小さくしたSCRプロジェクタの一例を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1000…プロジェクタ(SCRプロジェクタ)
1000A…プロジェクタ(SCRプロジェクタ)
1000B…プロジェクタ(SCRプロジェクタ)
1000ax…システム光軸
100…光源装置
100ax…中心軸
110…楕円リフレクタ
120…光源ランプ
200…SCRインテグレータ(SCR用のインテグレータロッド)
200ax…中心軸
202…光入射面
204…光射出面
206…反射ミラー
300…SCRホイール(SCR用のカラーホイール)
310…フィルタ面
310R…R光透過フィルタ
310G…G光透過フィルタ
310B…B光透過フィルタ
320…回転軸
400…リレー光学系
500…反射ミラー
600…フィールドレンズ
700…DMD
700ax…中心軸
702…光入射面
800…投写レンズ(投写光学系)
200B…ロッドインテグレータ(SCRインテグレータ)
200Bax…中心軸
210…透光性ロッド
212…光入射面
214…光射出面
220…直角プリズム
222,224…直角面
226…斜面
228…反射ミラー
228a…開口部
200C…ロッドインテグレ−タ(SCRインテグレータ)
210C…透光性ロッド
200D…ロッドインテグレ−タ(SCRインテグレータ)
210D…部分
220D…部分
228Da…開口部

Claims (5)

  1. 画像を投写するプロジェクタであって、
    集光光を射出する光源装置と、
    前記光源装置から射出され、光入射面から入射した光の照度分布を均一化して光射出面から射出するためのロッドインテグレータと、
    前記ロッドインテグレータの光射出面に近接して配置されたカラーホイールと、
    前記カラーホイールを介して前記ロッドインテグレータから射出された光が入射し、該光を、与えられた画像信号に応じて反射して画像を表す画像光として射出する反射型光変調装置と、を備え、
    前記カラーホイールは、所望の色光を透過し他の色光を反射する反射型色フィルタが、前記ロッドインテグレータから射出された光を複数の色光に区分して透過するようにスパイラル状に複数形成され、該カラーホイールが前記中心軸に平行な回転軸を中心に回転することにより、前記カラーホイールを透過する光に含まれる複数の色光の区分領域が循環的に変化するように構成されており、
    前記ロッドインテグレータの前記光入射面と前記光射出面とは、互いに平行でない2つの面上にそれぞれ配置されており、
    前記ロッドインテグレータの光入射面には、該光入射面に垂直な中心軸を略中心とする開口を有し、該開口の外周側に、前記カラーホイールで反射され、前記ロッドインテグレータ内を前記光射出面側から前記光入射面側に戻る光を反射する反射面を有する反射ミラーを有しており、
    前記光源装置は、前記ロッドインテグレータの光入射面に向けて前記集光光を射出するように配置されるとともに、前記集光光が前記光入射面における前記開口近傍で集束するように配置されている、プロジェクタ。
  2. 前記2つの面は互いに垂直である請求項1記載のプロジェクタ。
  3. 前記ロッドインテグレータは、中空の内側面を有し、前記光入射面から入射した光を前記内側面で反射させながら前記光射出面へ導き、該光射出面から射出される光の照度分布をほぼ均一化する、請求項1または請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 前記ロッドインテグレータは、前記光入射面から入射した光を、媒質の屈折率の差による内部全反射により光射出面へ導き、該光射出面から射出される光の照度分布をほぼ均一化する、請求項1または請求項2記載のプロジェクタ。
  5. 請求項4記載のプロジェクタであって、
    前記ロッドインテグレータは、
    略矩形状の光入射面と光射出面を有する四角柱状のロッドと、
    互いに直角をなす2つの直角面を有し、一方の直角面が前記ロッドの光入射面と貼り合わされており、他方の直角面に前記反射ミラーが形成されている直角プリズムとを有する、プロジェクタ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006046654A1 (ja) * 2004-10-29 2006-05-04 Sharp Kabushiki Kaisha 光学インテグレータ、照明装置、及び投影型画像表示装置
JP2007180229A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Harison Toshiba Lighting Corp 紫外線照射装置
JP2008112114A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Victor Co Of Japan Ltd 光学素子、光源装置、画像表示装置及び光学素子の製造方法
KR101620914B1 (ko) 2009-07-02 2016-05-17 삼성전자주식회사 광학 시스템

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