JP3589225B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像を投写表示するプロジェクタ(投写型表示装置)に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、プロジェクタでは、光源装置から射出された光を照明光として、電気光学装置の照明領域(光照射面)が照明される。そして、電気光学装置の光照射面に入射した光が、画像情報(画像信号)に応じて変調され、電気光学装置から画像を表す画像光が射出される。電気光学装置から射出された画像光を、投写光学系を介してスクリーン上に投写することにより画像が表示される。電気光学装置としては、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD、TI社の商標)のようなマイクロミラー型光変調装置や液晶パネルが多く利用されている。なお、DMDは、液晶パネルに比べて光照射面に照射された光の利用効率が高い電気光学装置である。
【0003】
1つの電気光学装置を利用するプロジェクタ(「単板式プロジェクタ」とも呼ばれる。)では、例えば、次のようにしてカラー表示を実現することができる。すなわち、照明光を赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に対応する3つの色フィルタを有するカラーホイールに入射させて、照明光に含まれるRGB3原色の光を順に循環的に透過して射出させる。電気光学装置の光照射面には、カラーホイールから射出された3原色の光が順に照射される。電気光学装置では、順に照射される光を、その光の色に対応する色信号によって変調することにより、それぞれの色信号に対応する画像光を生成する。生成された各色の画像光の表す画像(以下、「色成分画像」とも呼ぶ。)を順に投写する。順に投写された3つの色成分画像は、人間の目の残像効果によって合成されて1つのカラー画像として見えることになる。
【0004】
このように、RGB3原色の光に対応する色成分画像を順に表示させてカラー画像を表示(「時分割表示」あるいは「フィールドシーケンシャル表示」とも呼ぶ。)させる場合、カラーホイールを透過しない色の光が無駄となる。例えば、R光が透過されるときにはG光及びB光が、G光が透過されるときにはB光及びR光が、B光が透過されるときにはR光及びG光が無駄になる。このため、光源装置から射出された光が照明光として十分に利用されず利用効率の点で問題がある。
【0005】
このような問題を解決して光の利用効率を向上させる方法が、SOCIETY FOR INFORMATION DISPLAY 2001 INTERNATIONAL SYMPOSIUM DIGEST OF TECHNICAL PAPERS・Volume XXXII( page 1076)に記載されたSequential Color Recapture and Dynamic Filtering: A Method of Scrolling Color(D. Scott Dewald, Steven M. Penn, and Michael Davis)で提案されている。
【0006】
図5は、上記文献において説明されているSCR(Sequential Color Recapture)技術を用いたプロジェクタの要部を示す概略平面図である。このプロジェクタ(以下、「SCRプロジェクタ」と呼ぶ。)1000は、光源装置100と、SCR用のインテグレータロッド(以下、「SCRインテグレータ」と呼ぶ。)200と、SCR用のカラーホイール(以下、「SCRホイール」と呼ぶ)。300と、リレー光学系400と、反射ミラー500と、フィールドレンズ600と、DMD700と、投写レンズ(投写光学系)800とを、システム光軸(中心軸)1000axに沿って順に配置して構成されている。
【0007】
光源装置100から射出された光は、SCRインテグレータ200の光入射面202から内部に効率よく入射するように、システム光軸1000ax上の光入射面202上でほぼ集束するような集光光とされる。具体的には、光源装置110は、回転楕円面形状の反射面を有する楕円リフレクタ110と、メタルハライドランプや高圧水銀灯などの高圧放電灯が利用される光源ランプ120とで構成される。光源ランプ120は、楕円リフレクタ120の第1焦点F1に配置され、SCRインテグレータ130は、その光入射面202が楕円リフレクタ110の第2焦点F2となるように配置される。このような構成とすることにより、光源装置100は、システム光軸1000ax上の光入射面202上でほぼ集束する集光光を射出することができる。
【0008】
なお、光源ランプ120のアーク像の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDAとし、SCRインテグレータ130の光入射面上に結像される像(以下、「2次光源像」と呼ぶ)の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDSPとし、楕円リフレクタ110の第1,第2焦点距離をf1,f2とすると、2次光源像の大きさDSPは、以下の式で表される。
【0009】
DSP=DA・f2/f1 …(1)
【0010】
上記(1)式からわかるように、第1焦点距離f1または第2焦点距離f2の異なる楕円リフレクタを適宜利用することにより、2次光源像の大きさを調整することが可能である。
【0011】
SCRインテグレータ200の光入射面202から内部に入射した光は、内部で反射しながら光射出面204から射出する。SCRインテグレータは、内部で反射を繰り返すことにより、光入射面202から入射した光の照度分布が一様でない場合においても、照度分布が一様な光に変換して光射出面から射出する機能を有している。
【0012】
図6は、SCRインテグレータ200を示す説明図である。図6(B)はSCRインテグレータ200の平面図を示し、図6(A)は光入射面202側の側面図を示し、図6(C)は光射出面204側の側面図を示している。SCRインテグレータ200は、光入射面202及び光射出面204が矩形状の輪郭を有する四角柱状の透光性ロッドである。光射出面204の輪郭形状は、通常、DMD700の光照射面(照明領域)に照射される光の照明効率を考慮して、この光照射面に相似な形状とされる。例えば、DMD700の光照射面のアスペクト比(縦横比)は、約4:3あるいは約16:9であるので、光射出面204の輪郭形状も同様に約4:3あるいは約16:9となるように構成されている。
【0013】
光入射面202の表面上には、光入射面202と接する側を反射面とする反射ミラー206が形成されている。この反射ミラー206には、システム光軸1000axに一致するように配置されるSCRインテグレータ200の中心軸200axを中心とする円系の開口部206aが形成されている。開口部206aを通過する光のみが光入射面202からSCRインテグレータ200の内部に入射可能である。従って、上記(1)式で表される2次光源像の大きさDSPは、開口部206aを効率良く通過して光入射面202からSCRインテグレータ200に入射するように、開口部206aの大きさよりも小さくなるように調整されることが好ましい。なお、反射ミラー206における光の反射機能については、後でさらに説明する。
【0014】
開口部206aの大きさは、光源装置100からSCRインテグレータ200内に入射させる光の入射効率と、後述する反射ミラー206における光の反射効率とを考慮して適宜設定される。通常、開口部206aの開口径は、反射ミラー206の長手方向の長さに対して1/3程度の長さに設定される。
【0015】
反射ミラー206は、開口部206aに対応する部分を除く光射出面202上にアルミニウム膜、銀膜等を形成することにより形成される。また、誘電体多層膜(コールドミラー等)を蒸着することによっても形成可能である。また、ESRフィルム(3M社製)を貼り付けることによっても形成可能である。なお、平板状の透明体(例えばガラス板)にアルミニウム膜、銀膜、誘電体多層膜、ESRフィルム等を選択的に形成したものを、光射出面202に近接配置したり、貼り合わせたりすることも可能である。
【0016】
図5のSCRインテグレータ200の光射出面204から射出された光は、SCRホイール300に入射する。
【0017】
図7は、SCRホイール300を示す説明図である。SCRホイール300は、回転軸320を中心に図示しないモータによって回転可能に構成された円板状のフィルタ面310を有している。フィルタ面310には、R,G,Bそれぞれの色フィルタの境界線(図中実線で示す曲線)が、フィルタ面310上における回転軸320上の中心点を中心にアルキメデスのスパイラルを形成するように配列形成されている。R,G,Bそれぞれの色フィルタは、それぞれ対応する色光を透過し、他の色光を反射するフィルタである。これらの色フィルタは、それぞれ対応するダイクロイック膜をフィルタ面310上にコーティングすることにより形成される。
【0018】
SCRホイール300は、フィルタ面310がSCRインテグレータ200の光射出面204に平行に近接配置される。
【0019】
SCRインテグレータ200の光射出面204から射出される光は、図7に破線で示したように、ある時間タイミングにおいて複数の色フィルタに入射し、それぞれ対応する色光のみを透過し、他の色光を反射する。
【0020】
図8は、SCRホイール300で反射された光について示す説明図である。例えば、SCRインテグレータ200の光射出面204から射出されてSCRホイール300のフィルタ面310上に形成されたR光透過フィルタ310Rに入射した光のうち、R光は透過され、G光およびB光は反射されて光射出面204からSCRインテグレータ200の内部に再び入射する。
【0021】
この反射されたG光およびB光(以下、「GB光」と呼ぶ。)は、SCRインテグレータ200の内部で反射を繰り返しながら光入射面202の方向へ進む。光入射面202上には、反射ミラー206が形成されているので、光入射面202に到達したGB光は、反射ミラー206の開口部206aを通過する一部のGB光を除いて反射ミラー206で反射される。
【0022】
反射ミラー206で反射されたGB光はSCRインテグレータ200の内部を反射しながら光射出面204の方向へ進み、光射出面204から射出されて、再度SCRホイール300に入射する。再度SCRホイール300に入射したGB光が、透過可能な色フィルタ、例えば、G光ならばG光透過フィルタ310G、B光ならばB光透過フィルタ310Bに入射した場合には、SCRホイール300を通過して照明光として利用可能となる、一方、再度SCRホイール300に入射したGB光が、透過不可のフィルタ、すなわち、R光透過フィルタ310Rに入射した場合には、再び反射されて、透過可能なフィルタに入射して有効な光として利用されるまでSCRインテグレータ200内を繰り返し往復することになる。
【0023】
なお、上述の説明は最初にR光フィルタ310Rに入射する光の場合を例に説明しているが、他のG光透過フィルタ310GあるいはB光透過フィルタ310Bに最初に入射する光においても同様である。
【0024】
この結果、SCRホイール300で反射されて有効に利用されなかった光を再利用することが可能となる。従って、フィールドシーケンシャル表示においてカラーホイールによって発生していた光の無駄を抑制して、光源装置100から射出された光を効率良く利用することが可能である。なお、このように光を再利用する技術を、「SCR技術」と呼んでいる。
【0025】
リレー光学系400は、SCRホイール300を通過した光の像をDMD700の光照射面上で所定の結像倍率で結像する機能を有しており、少なくとも1つの集束レンズにより構成することができる。なお、DMD700の光照射面上で結像された像が照明領域に相当する。なお、SCRホイール300のフィルタ面310はSCRインテグレータ200の光射出面204に近接配置されているので、リレー光学系400は、SCRホイール300を通過した光の像をDMD700の光照射面上で所定の結像倍率で結像すると考えてもよい。なお、結像される像の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)DAは、SCRインテグレータ200の光射出面の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)をDIとし、結像倍率をksとすると、以下の式で表される。
【0026】
DA=DI・ks …(2)
【0027】
なお、所定の結像倍率ksは、DMD700の光照射面を効率よく照明するように、結像される像(照明領域)の大きさ(横方向または縦方向の大きさ)DAが光照射面の大きさにほぼ等しくなるように設定される。通常、結像倍率ksは、約1.5倍〜約2.5倍の範囲で設定される。
【0028】
反射ミラー500は、リレー光学系400から射出された光がフィールドレンズ600を介してDMD700に入射するように反射する。なお、反射ミラー500は、必ずしも必要な構成要素ではなく、省略することも可能である。
【0029】
DMD700は、光照射面に照射された光を画像信号(画像情報)に応じて各画素に対応するマイクロミラーで反射することにより、画像を表す画像光を投写レンズ800の方向に射出する機能を有する反射方向制御型光変調装置である。DMD700から射出される画像光は、フィールドレンズ600及び投写レンズ800を介して投写される。これにより、画像光の表す画像が投写表示される。
【0030】
なお、反射ミラー500からDMD700までのシステム光軸1000axは、DMD700の上述の反射方向を制御する機能上の制約のため、DMD700から投写レンズ800までのシステム光軸1000ax(DMD200の光照射面の法線に平行な軸である。)に対して所定の傾きを有するように構成されている。ここで、DMD700の「光照射面」は、照射された光を画像光として利用可能な領域、すなわち、後述するマイクロミラーが形成されている領域を示す。なお、「所定の傾き」については、ここでは、特に問題ではないため説明を省略する。
【0031】
ところで、図9は、SCRホイール300を通過した光の像を模式的に示す説明図である。SCRインテグレータ200の光射出面204から射出される光は、図7に破線で示したように、あるタイミングにおいて複数の色フィルタに入射する。従って、SCRホイール300を通過した光は、図9に示すように、R,G,Bの複数の色光の領域に区分される。また、SCRホイール300の回転に応じて、各色フィルタの境界は放射方向に移動するので、これに応じて、SCRホイール300を通過した光のR,G,Bの複数の色光に区分されている領域のパターンは、例えば、図9(A)および(B)に示すように、例えば、表示タイミングT=0における状態から、表示タイミングT=1における状態へと変化する。なお、表示タイミングとは、表示画像のデータを更新する単位時間を示している。
【0032】
従って、ある表示タイミングにおいて、DMD700の各画素には、その画素に照射されている光の色に応じた色成分画像に相当する画像信号を供給する必要がある。照明される光の色のパターンは、例えば、SCRホイールの回転に応じて変化する、SCRホイール300上に設けられた図示しない基準点の位置に応じて一義的に決定することが可能である。画像処理回路では、この基準点の位置を観測することにより対応する光の色のパターン情報を求めて、このパターン情報に応じた画像信号を生成して、DMD700に供給している。
【0033】
【発明が解決しようとする課題】
図10は、上記SCRプロジェクタ1000における問題点を示す説明図である。図10は、ある表示タイミングにおいて、DMD700の各画素に供給される画像信号を対応する色ごとに区分した状態を示している。図中に示す破線は、各画素を照明する光の複数の色光に区分された領域の境界線(以下、「色光境界線」と呼ぶ。)のうち、R光領域とB光領域との色光境界線を示している。図10(A)に示すように、R光領域とB光領域の色光境界線は、実線で示されたRの画像領域とBの画像領域の境界線に一致することが好ましい。図10(B)に示すように、色光境界線の位置がずれて照明されたり、図10(C)に示すように、色光境界線がぼやけて照明されたり、図10(D)に示すように、色光境界線が歪んで照明されたりすると、供給されている画像信号の色と照射される光の色とが異なる画素が発生し、表示画像の画質の劣化を招くことになる。
【0034】
従って、SCR技術を用いたプロジェクタにおいては、SCRホイールを通過した光の像を電気光学装置の光照射面上で結像させることにより電気光学装置の光照射面を照明する際に、SCRホイールを通過した光に含まれる複数の色光の区分領域の境界線を、電気光学装置の光照射面上で高精度に結像させることが望まれている。
【0035】
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、SCRを適用したプロジェクタにおいて、照明領域としての光の像を高精度に結像させて、表示画像の品質を高めることが可能な技術を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明のプロジェクタは、
中心軸上の所定の位置で集束する集光光を射出する光源装置と、
前記所定の位置近傍に光入射面を有し、前記光源装置から射出された光を均一化するためのインテグレータロッドと、
前記インテグレータロッドの光射出面に近接して配置されたカラーホイールと、
前記インテグレータロッドの光射出面における光の像を所定の照明領域上で結像するためのリレー光学系と、
画像を表す画像信号を出力する画像処理回路と、
前記所定の照明領域を有し、前記リレー光学系から射出されて該所定の照明領域を照明する光から、前記画像処理回路が出力する画像信号に応じて前記画像を表す画像光を生成する電気光学装置と、
前記電気光学装置から射出された画像光の表す画像を投写する投写光学系と、を備え、
前記インテグレータロッドの光入射面には、前記中心軸を中心とする開口部と、前記開口部の外周側に位置し、該インテググレータロッド内を前記光射出面側から前記光入射面側に進む光を反射する反射面とを有する反射ミラーが形成されており、
前記カラーホイールは、所望の色光を透過し他の色光を反射する反射型色フィルタが、前記インテグレータロッドから射出された光を複数の色光に区分して透過するようにスパイラル状に複数形成され、該カラーホイールが前記中心軸に平行な回転軸を中心に回転することにより、前記カラーホイールを透過する光に含まれる複数の色光の区分領域が循環的に変化するように構成されており、
前記画像処理回路は、前記カラーホイールに設けられた基準点の位置を観測し、前記基準点の位置に応じて前記電気光学装置を照明する色光のパターンを決定し、前記色光のパターンに対応する画像信号を生成して前記電気光学装置に出力し、
前記リレー光学系は、前記画像処理回路から前記電気光学装置に入力される前記画像信号によって表される前記色光のパターンの境界線と、前記リレー光学系から射出され前記所定の領域上で結像する前記複数の色光の区分領域の境界線とが一致するように、前記所定の照明領域として結像する光の像に発生し得る収差のうち、少なくとも歪曲収差を補正するための第1の光学要素と、少なくとも色収差を補正するための第2の光学要素とを含んでいることを特徴とする。
【0037】
本発明のプロジェクタでは、リレー光学系によって、所定の照明領域として結像する光の像に発生し得る収差のうち、少なくとも歪曲収差と色収差とを補正することができるので、カラーホイールを通過した光に含まれる複数の色光の区分領域の境界線を、歪曲収差や色収差の発生を抑制して、画像処理回路から電気光学装置に入力される画像信号によって表される前記色光のパターンの境界線と一致するように高精度に結像させることが可能となる。これにより、照明領域としての光の像を高精度に結像させて、投写される画像の表示品質を高めることができる。
【0038】
ここで、前記第1の光学要素は、非球面状の凸面を有する少なくとも1つの集束レンズを含み、
前記第2光学要素は、球面状の凹面を有する少なくとも1つの発散レンズを含むことが好ましい。
【0039】
この構成によれば、第1の光学要素および第2の光学要素を容易に構成することができる。
【0040】
なお、前記発散レンズは、40以下のアッベ数を有する比較的分散の高い光学ガラス材料で形成されていることが好ましい。
【0041】
この構成によれば、色収差を補正するための発散レンズをより高精度に実現可能である。
【0042】
また、前記発散レンズは、球面状の凸面を有する凸レンズと球面状の凹面を有する凹レンズとが接合された接合レンズであることも好ましい。
【0043】
この構成によっても、容易に第2の光学要素を実現することができる。
【0044】
ここで、前記接合レンズの前記凹レンズが40以下のアッベ数を有する比較的分散の高い光学ガラス材料で形成されており、または、前記接合レンズの前記凸レンズが超低分散光学ガラス材料と異常分散光学ガラス材料のいずれかで形成されていることが好ましい。
【0045】
この構成によれば、色収差を補正するための発散レンズをより高精度に実現可能となる。
【0046】
なお、前記集束レンズは、アクリル系樹脂材料またはオレフィン系樹脂材料で形成されていることが好ましい。
【0047】
この構成によれば、歪曲収差を補正するための第1の光学要素を容易、かつ、高精度に構成することが可能となる。
【0048】
上記各構成のプロジェクタにおいて、
前記光源装置からリレー光学系までの光路中に、約700nm〜約2000nmの赤外光を反射する赤外線反射フィルタを備えることが好ましい。
【0049】
この構成によれば、約700nm〜約2000nmの赤外光によってリレー光学系に発生する特性の劣化を防止することが可能である。
【0050】
【発明の実施の形態】
A.実施例:
図1は、本発明の実施例に係るプロジェクタを示す概略平面図である。プロジェクタ1000Aは、従来例で説明したプロジェクタ1000のリレー光学系400をリレー光学系400Aに置き換えた点を除いて同じ構成を有している。なお、反射ミラー500を除く各構成要素100,200,300,400’,600,700,800は、SCRプロジェクタに最低限必要な構成要素を示しており、各構成要素間に反射ミラーやレンズ等の種々の光学要素を適宜配置することが可能である。各構成要素の機能は従来例と全く同じであるので、以下では、リレー光学系400’について説明する。
【0051】
リレー光学系400’は、3枚の両凸レンズ(以下、単に「凸レンズ」とも呼ぶ。)412,414,418と、1枚の両凹レンズ(以下、単に「凹レンズ」とも呼ぶ。)416とで構成された複合レンズであるが、等価的には1枚の両凸レンズとして機能する。従って、リレー光学系400’は、従来例のリレー光学系400(図5参照)と同様に、SCRインテグレータ200の光射出面204における光の像をDMD700の光照射面上で結像する機能、実質的には、SCRホイール300を通過した光の像をDMD700の光照射面上で結像する機能を有している。
【0052】
リレー光学系400’を構成する各レンズのレンズ面には、DMD700の光照射面上を照明する照明効率(「光の利用効率」とも呼ぶ。)を向上させるために、可視光域の光の反射を防止する反射防止膜をコーティングすることが好ましい。
【0053】
3枚の凸レンズ412,414,418の凸面は、DMD700の光照射面上で結像される光の像に発生し得る種々の収差のうち、少なくとも歪曲収差を良好に抑制するように形成されている。ただし、必ずしもレンズの凸面全体を、歪曲収差が抑制されるように形成する必要はなく、少なくともSCRホイール300から射出された光が入射する範囲を、歪曲収差が抑制されるように形成するようにすればよい。
【0054】
なお、凸レンズを形成する材料としては、透明度が高く光の透過率が高いアクリル系樹脂やオレフィン系樹脂材料等のプラスチック(樹脂)材料を用いることが好ましい。ただし、光学ガラス材料を用いて形成することも可能であるが、製造の容易性、製造コスト等を考慮すれば、プラスチック材料を用いることが好ましい。
【0055】
凹レンズ416は、球面形状の凹面を有するレンズある。ここで、一般に、凹レンズによって発生し得る色収差は、凸レンズによって発生する色収差とは反対の特性を示す。そこで、凹レンズ416は、3枚の凸レンズ412,414,418によって発生し得る色収差をキャンセルするような分散を有する光学ガラス材料を用いて形成されている。なお、光学ガラス材料としては、アッベ数が40以下のものを用いることが好ましい。ただし、必ずしも光学ガラス材料に限定されるものではなく、3枚の凸レンズ412,414,418によって発生し得る色収差をキャンセル可能な光学材料であればよい。
【0056】
以上、説明したように、リレー光学系400’は、DMD700の光照射面上で結像するSCRインテグレータ200の光射出面204における光の像に発生し得る収差のうち、少なくとも歪曲収差および色収差を抑制することが可能である。従って、このリレー光学系400’を用いたSCRプロジェクタ1000Aは、SCRホイール300を通過した光に含まれる複数の色光の区分領域の境界線を、少なくとも歪曲収差や色収差の発生を抑制して、DMD700の光照射面上で高精度に結像させることが可能であり、表示画像の品質を高めることができる。
【0057】
なお、上記リレー光学系400’では、3枚の凸レンズ412,414,418の全ての凸面形状を、DMD700の光照射面上で結像される光の像に発生し得る収差のうち、少なくとも歪曲収差を良好に抑制するように形成されているが、3枚の凸レンズ412,414,418のうち少なくとも1枚の凸レンズの凸面形状が、DMD700の光照射面上で結像される光の像に発生し得る種々の収差のうち、少なくとも歪曲収差を良好に抑制するように形成されているようにしてもよい。
【0058】
ところで、光源装置100からリレー光学系400’までの間の光路上のいずれかの位置には、以下の理由から赤外光を反射する赤外線反射フィルタを設けて、例えば、約700nm〜約2000の赤外光を反射するようにすることが好ましい。
【0059】
例えば、リレー光学系400’を構成する凸レンズを形成する材料としてアクリル系樹脂を用いた場合、アクリル系樹脂には、1200nm、1400nm、1700nm付近に光の吸収帯域があるため、これらの帯域の光を吸収して発熱することによる劣化を招く場合がある。従って、上記のように赤外線反射フィルタを設ければ、リレー光学系を構成する凸レンズを、少なくともアクリル系樹脂を用いて形成した場合に、発熱による劣化を防止することができる。
【0060】
B.変形例:
なお、本発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例のリレー光学系400’は、3枚の両凸レンズ412,414,418と、両凸レンズ414,418の間に配置された1枚の両凹レンズ416とで構成される複合レンズを例に説明しているが、これに限定されるものではない。
【0061】
図2は、変形例のリレー光学系を示す説明図である。図2(A)のリレー光学系400Aに示すよう、両凹レンズ416を、2つの両凸レンズ412,414の間に配置するようにしてもよい。また、図2(B)のリレー光学系400Bに示すように、両凹レンズ416を、SCRホイール300側の最前面位置、あるいは、図2(C)のリレー光学系400Cに示すように反射ミラー500側の最後面に配置するようにしてもよい。
【0062】
図3は、別の変形例のリレー光学系を示す説明図である。図3(A),(B)のリレー光学系400D,400Eに示すように、1枚の両凸レンズ422と、1枚の両凹レンズ424の2枚の単レンズにより構成することも可能である。なお、図3(A)のリレー光学系400Dと図3(B)のリレー光学系400Eとは、両凸レンズ422と両凹レンズ424との前後関係が反対の場合を示している。
【0063】
両凸レンズ422は、上記実施例のリレー光学系400’の両凸レンズ412,414,418と同様に、DMDの光照射面上で結像される光の像に発生し得る収差のうち、少なくとも歪曲収差を良好に抑制するように形成されている。また、両凹レンズ424は、上記実施例のリレー光学系400’の両凹レンズ424と同様に、両凸レンズ422により発生する色収差をキャンセルするように形成されている。
【0064】
なお、上記実施例および変形例では、リレー光学系を構成する複合レンズに、1枚の両凹レンズを含む場合を例に示しているが、必ずしも1枚である必要はなく、複数の両凹レンズを含むようにしてもよい。
【0065】
また、上記実施例および変形例では、両凸レンズを用いたリレー光学系を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、平凸レンズ、凸平レンズ、凸凹レンズ、凹凸レンズによる種々の集束レンズ(正レンズ、単に「凸レンズ」とも呼ぶ。)を利用することが可能である。また、上記実施例および上記変形例では、両凹レンズを用いたリレー光学系を例に説明しているが、これに限定されるものではなく、凸凹レンズ、平凹レンズ、凹平レンズ、凹凸レンズによる種々の発散レンズ(負レンズ、単位「凹レンズ」とも呼ぶ。)を利用することが可能である。
【0066】
すなわち、リレー光学系を構成する複合レンズは、DMDの光照射面上で結像される光の像に発生し得る収差のうち、少なくとも歪曲収差を良好に抑制するように形成されている少なくとも1つの集束レンズと、色収差を抑制するように形成されている少なくとも1つの発散レンズとを含むように形成されていればよい。
【0067】
図4は、さらに別の変形例のリレー光学系を示す説明図である。
図4(A),(B)のリレー光学系400F,400Gに示すように、1つの接合レンズ430と、1枚の両凸レンズ432とにより構成することも可能である。
【0068】
両凸レンズ432は、上記実施例のリレー光学系400’の両凸レンズ412,414,418と同様に、DMDの光照射面上で結像される光の像に発生し得る種々の収差のうち、少なくとも歪曲収差を良好に抑制するように形成されている。両凸レンズ432による色収差を抑制するための発散レンズとしては、単レンズではなく、球面形状の凸面を有する両凸レンズ430aと、球面形状の凹面を有する両凹レンズ430bとを接合した接合レンズ430を用いるようにしてもよい。
【0069】
両凸レンズ430aおよび両凹レンズ430bは、光学ガラス材料を用いて形成されている。なお、色収差をキャンセルするためには、両凹レンズ430bを分散の高いアッベ数が40以下の光学ガラス材料で形成することが好ましい。あるいは、両凸レンズ430aを超低分散光学ガラスまたは異常分散光学ガラス材料で形成することが好ましい。
【0070】
なお、図4の例では、1枚の両凸レンズ432と、1つの接合レンズ430とで構成された複合レンズの場合を示しているが、実施例のリレー光学系400’のように2枚以上の集束レンズを含む構成において、1つの発散レンズを接合レンズにより構成してもよい。また、2枚以上の接合レンズを含む構成も可能である。
【0071】
B2.変形例2:
上記実施例では、集光光を射出する光装置100として、楕円リフレクタを用いた構成を例に示しているが、回転放物面を反射面とするパラボラリフレクタを用いることも可能である。ただし、パラボラリフレクタを用いる場合には、パラボラリフレクタで反射される光は略平行光となるので、略平行光を集光光とするレンズを反射光学系420の前に配置する必要がある。
【0072】
B3.変形例3:
上記実施例では、電気光学装置としてDMDを備えているSCRプロジェクタを例に説明しているが、例えば、1つの液晶パネルを備えるSCRプロジェクタにも本発明を適用することが可能である。すなわち、電気光学装置としては、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであれば、どのような電気光学装置を用いたSCRプロジェクタにおいても本発明を適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るプロジェクタを示す概略平面図である。
【図2】変形例のリレー光学系を示す説明図である。
【図3】別の変形例のリレー光学系を示す説明図である。
【図4】さらに別の変形例のリレー光学系を示す説明図である。
【図5】SCR技術を用いたプロジェクタの要部を示す概略平面図である。
【図6】SCRインテグレータ200を示す説明図である。
【図7】SCRホイール300を示す説明図である。
【図8】SCRホイール300で反射された光について示す説明図である。
【図9】SCRホイールを通過した光の像を模式的に示す説明図である。
【図10】SCRプロジェクタ1000における問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1000…プロジェクタ
1000A…プロジェクタ
1000ax…システム光軸(中心軸)
100…光源装置
110…楕円リフレクタ
120…光源ランプ
200…SCRインテグレータ(SCR用のインテグレータロッド)
202…光入射面
204…光射出面
206…反射ミラー
206a…開口部
300…SCRホイール(SCR用のカラーホイール)
310…フィルタ面
310R…R光透過フィルタ
310G…G光透過フィルタ
310B…B光透過フィルタ
400…リレー光学系
500…反射ミラー
600…フィールドレンズ
700…DMD
800…投写レンズ(投写光学系)
400’…リレー光学系
400A,400B,400C…リレー光学系
412,414,418…(両)凸レンズ
416…(両)凹レンズ
400D…リレー光学系
400E…リレー光学系
422…(両)凸レンズ
424…(両)凹レンズ
400F,400G…リレー光学系
430…接合レンズ
430a…(両)凸レンズ
430b…(両)凹レンズ
432…(両)凸レンズ

Claims (7)

  1. 画像を投写するプロジェクタであって、
    中心軸上の所定の位置で集束する集光光を射出する光源装置と、
    前記所定の位置近傍に光入射面を有し、前記光源装置から射出された光を均一化するためのインテグレータロッドと、
    前記インテグレータロッドの光射出面に近接して配置されたカラーホイールと、
    前記インテグレータロッドの光射出面における光の像を所定の照明領域上で結像するためのリレー光学系と、
    画像を表す画像信号を出力する画像処理回路と、
    前記所定の照明領域を有し、前記リレー光学系から射出されて該所定の照明領域を照明する光から、前記画像処理回路が出力する画像信号に応じて前記画像を表す画像光を生成する電気光学装置と、
    前記電気光学装置から射出された画像光の表す画像を投写する投写光学系と、を備え、
    前記インテグレータロッドの光入射面には、前記中心軸を中心とする開口部と、前記開口部の外周側に位置し、該インテググレータロッド内を前記光射出面側から前記光入射面側に進む光を反射する反射面とを有する反射ミラーが形成されており、
    前記カラーホイールは、所望の色光を透過し他の色光を反射する反射型色フィルタが、前記インテグレータロッドから射出された光を複数の色光に区分して透過するようにスパイラル状に複数形成され、該カラーホイールが前記中心軸に平行な回転軸を中心に回転することにより、前記カラーホイールを透過する光に含まれる複数の色光の区分領域が循環的に変化するように構成されており、
    前記画像処理回路は、前記カラーホイールに設けられた基準点の位置を観測し、前記基準点の位置に応じて前記電気光学装置を照明する色光のパターンを決定し、前記色光のパターンに対応する画像信号を生成して前記電気光学装置に出力し、
    前記リレー光学系は、前記画像処理回路から前記電気光学装置に入力される前記画像信号によって表される前記色光のパターンの境界線と、前記リレー光学系から射出され前記所定の領域上で結像する前記複数の色光の区分領域の境界線とが一致するように、前記所定の照明領域として結像する光の像に発生し得る収差のうち、少なくとも歪曲収差を補正するための第1の光学要素と、少なくとも色収差を補正するための第2の光学要素とを含んでいることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1記載のプロジェクタであって、
    前記第1の光学要素は、非球面状の凸面を有する少なくとも1つの集束レンズを含み、
    前記第2光学要素は、球面状の凹面を有する少なくとも1つの発散レンズを含む、
    プロジェクタ。
  3. 前記発散レンズは、40以下のアッベ数を有する比較的分散の高い光学ガラス材料で形成されている請求項2記載のプロジェクタ。
  4. 請求項2記載のプロジェクタであって、
    前記発散レンズは、球面状の凸面を有する凸レンズと球面状の凹面を有する凹レンズとが接合された接合レンズである、
    プロジェクタ。
  5. 前記接合レンズの前記凹レンズが40以下のアッベ数を有する比較的分散の高い光学ガラス材料で形成されており、または、前記接合レンズの前記凸レンズが超低分散光学ガラス材料と異常分散光学ガラス材料のいずれかで形成されている、請求項4記載のプロジェクタ。
  6. 前記集束レンズは、アクリル系樹脂材料またはオレフィン系樹脂材料で形成されている請求項2ないし請求項5のいずれかに記載のプロジェクタ。
  7. 前記光源装置からリレー光学系までの光路中に、約700nm〜約2000nmの赤外光を反射する赤外線反射フィルタを備える請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のプロジェクタ。
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