JP5381363B2 - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5381363B2
JP5381363B2 JP2009140900A JP2009140900A JP5381363B2 JP 5381363 B2 JP5381363 B2 JP 5381363B2 JP 2009140900 A JP2009140900 A JP 2009140900A JP 2009140900 A JP2009140900 A JP 2009140900A JP 5381363 B2 JP5381363 B2 JP 5381363B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
projection
projector
color
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009140900A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010079253A (ja
Inventor
博隆 柳澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2009140900A priority Critical patent/JP5381363B2/ja
Priority to US12/544,275 priority patent/US8876302B2/en
Priority to CN2009101715640A priority patent/CN101666960B/zh
Publication of JP2010079253A publication Critical patent/JP2010079253A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5381363B2 publication Critical patent/JP5381363B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/142Adjusting of projection optics

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Description

本発明は、光変調部によって形成した画像をスクリーン上に投射するプロジェクタに関する。
従来のプロジェクタとして、緑色を減光する光学フィルタを投射レンズの後段に着脱可能に配置することにより、投射像のコントラストを確保しつつ明るいモードと色を重視したモードとを光学的に切替えるものがある(特許文献1参照)。
別のプロジェクタとして、色再現性を改善させる光学フィルタを特定色の透過型液晶パネルの前段の光路上に進退させる機構を設けたものが存在する(特許文献2参照)。なお、このプロジェクタでは、明るさを重視する高輝度モードでホワイトバランスを調整することについて触れている。
また、別のプロジェクタとして、投射光を赤色・青色・緑色で直線偏光の方向が異なる状態で射出すると、スクリーンに対する投射光の入射角度に起因して輝度ムラや、色ムラが発生する可能性があるが、これを抑制するために、赤色・青色・緑色を合成するダイクロイックプリズムの光出射側に1/4波長板を配置して各色の光を円偏光に変換するものが知られている(特許文献3参照)。
特開2004−94175号公報 特開2001−13585号公報 特開2007−304607号公報
しかしながら、特許文献1のプロジェクタは、光学フィルタを投射レンズの前面に装着する構造になっており、光学フィルタの不使用時に光学フィルタの保管や投射レンズの保護が問題となる場合がある。
また、特許文献2のプロジェクタは、液晶パネルの前段に光学フィルタを配置するので、光学フィルタを進退させるための機構的なスペースを液晶パネルの周辺に確保する必要があり、光学系の配置に制約が生じ、或いはプロジェクタが大型化する傾向が生じる。
また、特許文献3のプロジェクタは、比較的光密度の高い液晶パネルと投射レンズとの間に光学フィルタとしての1/4波長板を挿入しているので、1/4波長板の信頼性を保つため高価な材料を用いたり、また、投射レンズのバックフォーカスを長く取ったりする必要性があり、光学系の配置に制約が増し、コストがかかる可能性がある。
そこで、本発明は、光学系の配置設計上の自由度を確保しつつ、光学フィルタを省スペースで光路上に進退可能に組み込んだプロジェクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るプロジェクタは、(a)照明光を変調する光変調部と、(b)光変調部を経て変調された画像光を投射する投射部と、(c)光学フィルタとカバーとを、投射部の射出側の光路上に択一的に入れ替え可能に保持するホルダとを備える。ここで、光学フィルタとは、例えば透過光の波長分布を調整する色フィルタや、通過光の偏光状態を調整する偏光調整素子である1/4波長板や偏光板のほか、全体の光量を低減することで調整する減光フィルタ等を意味する。
上記プロジェクタによれば、ホルダが、光学フィルタとカバーとを投射部の射出側の光路上に択一的に入れ替え可能に保持するので、光学フィルタを光路上に配置した場合、当該光学フィルタの特性に応じた投射を行うことができ、カバーを光路上に配置した場合、投射部を損傷や埃から保護することができる。この際、ホルダによって光学フィルタとカバーとを投射部の射出側の光路上に入れ替えて配置できるので、光学フィルタやカバーをホルダとともに省スペースでプロジェクタ内に組み込むことができ、プロジェクタの光学エンジン部分の基本構成を変更する必要がない。
また、本発明の具体的な態様又は側面によれば、上記プロジェクタにおいて、光学フィルタが、透過光の波長分布を調整する色フィルタである。この場合、光学フィルタとして色フィルタを光路上に配置することで、例えば色再現性を優先する色調優先モードで投射を行うことができる。
本発明の別の態様によれば、色フィルタの射出面には、透過波長特性が非一様な誘電体多層膜が形成され、色フィルタの入射面には、反射防止膜が形成されている。この場合、色フィルタによる特定色の減光を正確に行うことができるとともに、色フィルタによる反射を低減して画質劣化を抑制することができる。
本発明のさらに別の態様によれば、光学フィルタが、通過光の偏光状態を調整する偏光調整素子である。この場合、光学フィルタとして偏光調整素子を光路上に配置することで、投射光の偏光状態を調整することができる。
本発明のさらに別の態様によれば、偏光調整素子が、1/4波長板である。この場合、光学フィルタとして1/4波長板を光路上に配置することで、例えば投射光が波長域によって偏光方向の異なる直線偏光成分を含んでいても、投射光の各成分を全て円偏光等の同一の偏光状態に揃えることができる。これにより、スクリーンに対する投射光の角度に起因する輝度ムラや、色ムラを比較的安価に低減できる。
本発明のさらに別の態様によれば、カバーが、少なくとも光透過性のカバーガラスを含んで構成される。ここで、カバーガラスとは、投射部の保護を目的として配置されるが、透過光を可視波長域で基本的に減衰させないものを意味する。この場合、光透過性のカバーガラスを用いることで、投射部を損傷や埃から保護しつつ、投射を行うことができる。
本発明のさらに別の態様によれば、カバーガラスの射出面及び入射面には、反射防止膜が形成されている。この場合、カバーガラスによる反射を低減して画質劣化を抑制することができる。
本発明のさらに別の態様によれば、光学フィルタとカバーガラスとは、投射光に対して互いに等しい光路長を有し、投射部から等距離の位置にそれぞれ配置されている。この場合、光学フィルタとカバーガラスとを切替えて光路上に配置しても、投射像の結像状態がほとんど変化しない。
本発明のさらに別の態様によれば、(a)カバーが、保護用のシャッタ板をさらに含んで構成され、(b)ホルダが、光学フィルタとカバーガラスとシャッタ板とを投射部の射出側の光路上に択一的に入れ替え可能に保持する。これにより、プロジェクタの動作をオフにした際に保護用のシャッタ板を光路上に配置することで、光学フィルタやカバーガラスを機械的損傷から保護することができる。
本発明のさらに別の態様によれば、(a)光学フィルタが、色フィルタであり、(b)色フィルタとカバーガラスとのいずれが投射部の射出側の光路上に配置されているかに応じて、光変調部の変調状態を調整する表示制御装置をさらに備える。表示制御装置は、色フィルタが光路上に配置されている場合、例えば色再現性を優先する色調優先モードに対応する光変調を行い、カバーガラスが光路上に配置されている場合、例えば輝度を優先する輝度優先モードに適した変調を行う。つまり、プロジェクタの光学的な特性に合わせて自動的な諧調制御が可能になる。
本発明のさらに別の態様によれば、ホルダが、投射光を直接通過させるための光通過開口をさらに備え、光学フィルタとカバーと光通過開口とを投射部の射出側の光路上に択一的に入れ替え可能に保持する。この場合、光学フィルタとカバーとの入れ替えができることに加え、これらを光通過開口に入れ替えることが可能となり、光通過開口を光路上に配置することで、ホルダにおける光のロスが全く無い状態での投射を行うことができる。
本発明のさらに別の態様によれば、ホルダが、投射部の光軸に略垂直な方向に並列して少なくとも光学フィルタとカバーとを保持し、光軸に略垂直な方向に光学フィルタとカバーとをスライド移動させる。この場合、光学フィルタとカバーとの収納スペースを極めて小さくすることができる。
本発明のさらに別の態様によれば、ホルダが、少なくとも光学フィルタを投射部の光軸に対して所定の傾斜角だけ傾斜させた状態で保持する。この場合、光学フィルタからの反射光が投射部、光変調部等に戻されて画質劣化の原因となることを防止できる。また、カバーが光透過性のカバーガラスをさらに含むものであるときは、カバーを所定の傾斜角だけ傾斜させることで、カバーガラスからの反射光についても同様に処理できる。
本発明のさらに別の態様によれば、少なくとも光学フィルタが投射部の射出側の光路上で露出する場合、投射動作の停止を禁止する停止制御装置をさらに備える。なお、例えばカバーが光透過性のカバーガラスを含むものであるとき、停止制御装置は、光学フィルタの場合と同様にカバーガラスが露出する場合においても停止を禁止させるものとすることができる。光学フィルタ又はカバーガラスは、光路上から退避したときに、例えばプロジェクタのケースの内側に収納される。これにより、光学フィルタ等が露出したままでプロジェクタの動作をオフにしてしまうことを回避できる。つまり、光学フィルタ等が露出したままでプロジェクタがケースに収納されることなど、光学フィルタ等が傷つく可能性を低減できる。
本発明のさらに別の態様によれば、ホルダを駆動して光学フィルタとカバーとを光路上に切替えて配置する駆動装置をさらに備える。この場合、光学フィルタとカバーとを非手動で光路上に切替えて配置することができる。
本発明の第1実施形態のプロジェクタについて説明する平面図である。 図1のプロジェクタの正面図である。 (A)は、光学フィルタが光路上に配置される第1動作位置を示し、(B)は、カバーガラスが光路上に配置される第2動作位置を示す。 (A)は、光学フィルタの断面図であり、(B)は、カバーガラスの断面図であり、(C)は、光学フィルタの透過波長特性を説明するグラフである。 図1のプロジェクタを制御する回路部分を説明するブロック図である。 図1のプロジェクタの一動作例を説明するフローチャートである。 図1のプロジェクタの別動作例を説明するフローチャートである。 第2実施形態のプロジェクタを説明する平面図である。 図8のプロジェクタの一動作例を説明するフローチャートである。 第3実施形態のプロジェクタを説明する平面図である。 図10のプロジェクタの一動作例を説明するフローチャートである。 図10のプロジェクタの別動作例を説明するフローチャートである。 第4実施形態のプロジェクタを説明する平面図である。 図13のプロジェクタの一動作例を説明するフローチャートである。 第5実施形態のプロジェクタを説明する平面図である。 第6実施形態のプロジェクタを説明する平面図である。 第7実施形態のプロジェクタを説明する平面図である。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの光学系の構成を説明する平面図であり、図2は、本実施形態のプロジェクタの正面図である。
本実施形態のプロジェクタ100は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、この光学像をスクリーン上に拡大投射するための光学機器である。このプロジェクタ100は、光源装置10と、均一化光学系20と、色分離導光光学系30と、光変調部40と、クロスダイクロイックプリズム50と、投射レンズ60と、外装ケース70とを備える。ここで、光源装置10及び均一化光学系20は、照明装置を構成する。また、光変調部40は、3つの液晶ライトバルブ40a,40b,40cを含む。各液晶ライトバルブ40a,40b,40cは、異なる色光をそれぞれ変調する液晶表示装置である。
上記プロジェクタ100において、光源装置10は、放電発光型の発光管11と、楕円面型のリフレクタ12と、球面型の副鏡13と、平行化レンズ14とを備える。発光管11から周囲に放射された光束は、リフレクタ12で直接反射され、或いは副鏡13で反射された後にリフレクタ12でさらに反射されて収束光束となる。この収束光束は、平行化レンズ14によって平行光束とされて、前方側すなわち均一化光学系20の第1レンズアレイ23に入射する。なお、上述した楕円面型のリフレクタ12に代えて、放物面等の各種凹面鏡を用いることができる。放物面の凹面鏡を用いた場合、リフレクタ12の後段に平行化レンズ14等を設けなくとも、光源装置10から平行光束を射出させることが可能となる。
均一化光学系20は、均一化された照度の照明光を光変調部40に供給する。この均一化光学系20は、光源装置10から射出された光束を適当な状態に分割する第1及び第2レンズアレイ23,24と、両レンズアレイ23,24を経た複数の光束を重畳させる重畳レンズ25と、重畳レンズ25に入射する光束の偏光方向を揃える偏光変換装置27とを備える。まず、第1及び第2レンズアレイ23,24は、それぞれシステム光軸SAに直交する面内で2次元的にマトリクス状に配置された複数の要素レンズからなる。このうち、第1レンズアレイ23を構成する要素レンズによって、平行化レンズ14を経た光束は、複数の部分光束に分割される。また、第2レンズアレイ24を構成する要素レンズによって、第1レンズアレイ23からの各部分光束は、適当な発散角で射出される。重畳レンズ25は、第2レンズアレイ24から射出され偏光変換装置27を経た部分光束を全体として適宜収束させて、後段の液晶ライトバルブ40a,40b,40cの被照明領域すなわち表示領域で重畳させる。つまり、第1及び第2レンズアレイ23,24と、重畳レンズ25とは、照明光を均一化するためのインテグレータ光学系として機能している。偏光変換装置27は、第1レンズアレイ23により分割され第2レンズアレイ24を経た各部分光束の偏光方向を一方向の直線偏光に揃える役割を有する。この偏光変換装置27は、PBSや波長板を含みY方向にそれぞれ延びる例えば4つのプリズム要素をX方向に配列した構造を有するプリズムアレイである。なお、プリズムアレイを構成するプリズム要素の数は、4つに限らずプロジェクタ100の仕様に応じて適宜変更することができる。
色分離導光光学系30は、第1及び第2ダイクロイックミラー31a,31bと、反射ミラー32a,32b,32cと、3つのフィールドレンズ33a,33b,33cとを備え、均一化光学系20から出射した照明光を赤(R)、緑(G)、及び青(B)の3色に分離するとともに、各色光を後段の液晶ライトバルブ40a,40b,40cへ導く。より詳しく説明すると、まず、第1ダイクロイックミラー31aは、RGBの3色のうちR光を反射しG光及びB光を透過させる。また、第2ダイクロイックミラー31bは、GBの2色のうちG光を反射しB光を透過させる。この色分離導光光学系30において、第1ダイクロイックミラー31aで反射されたR光は、反射ミラー32aを経て入射角調節用のフィールドレンズ33aに入射する。また、第1ダイクロイックミラー31aを透過し、第2ダイクロイックミラー31bで反射されたG光は、入射角調節用のフィールドレンズ33bに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー31bを通過したB光は、リレーレンズLL1,LL2及び反射ミラー32b,32cを経て入射角調節用のフィールドレンズ33cに入射する。
光変調部40において、各液晶ライトバルブ40a,40b,40cは、非発光型の光変調装置として、入射した照明光の空間的強度分布を変調する。液晶ライトバルブ40a,40b,40cは、色分離導光光学系30から射出された各色光に対応してそれぞれ照明される3つの液晶パネル41a,41b,41cと、各液晶パネル41a,41b,41cの入射側にそれぞれ配置される3つの第1偏光フィルタ42a,42b,42cと、各液晶パネル41a,41b,41cの射出側にそれぞれ配置される3つの第2偏光フィルタ43a,43b,43cとを備える。
この光変調部40において、第1ダイクロイックミラー31aで反射されたR光は、第1光路OP1上のフィールドレンズ33a等を介して液晶ライトバルブ40aに入射し、液晶ライトバルブ40aを構成する液晶パネル41a上の表示領域を照明する。第1ダイクロイックミラー31aを透過し、第2ダイクロイックミラー31bで反射されたG光は、第2光路OP2上のフィールドレンズ33b等を介して液晶ライトバルブ40bに入射し、液晶ライトバルブ40bを構成する液晶パネル41b上の表示領域を照明する。第1及び第2ダイクロイックミラー31a,31bの双方を透過したB光は、第3光路OP3上のフィールドレンズ33c等を介して液晶ライトバルブ40cに入射し、液晶ライトバルブ40cを構成する液晶パネル41c上の表示領域を照明する。各液晶パネル41a〜41cは、入射した照明光の状態の空間的分布を変調し、各液晶パネル41a〜41cにそれぞれ入射した3色の光は、画素単位で偏光状態を調節される。この際、第1偏光フィルタ42a〜42cによって、各液晶パネル41a〜41cに入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、第2偏光フィルタ43a〜43cによって、各液晶パネル41a〜41cから射出される変調光から所定の偏光方向の変調光が取り出される。以上により、各液晶ライトバルブ40a,40b,40cは、それぞれに対応する各色の変調光すなわち像光を形成する。
クロスダイクロイックプリズム50は、像光用の光合成光学系として、各液晶ライトバルブ40a,40b,40cからの各色の像光を合成する。より詳しく説明すると、クロスダイクロイックプリズム50は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、X字状に交差する一対の誘電体多層膜51a,51bが形成されている。一方の第1誘電体多層膜51aは、R光を反射し、他方の第2誘電体多層膜51bは、B光を反射する。クロスダイクロイックプリズム50は、液晶ライトバルブ40aからのR光を誘電体多層膜51aで反射して進行方向右側に射出させ、液晶ライトバルブ40bからのG光を誘電体多層膜51a,51bを介して直進・射出させ、液晶ライトバルブ40cからのB光を誘電体多層膜51bで反射して進行方向左側に射出させる。このようにして、クロスダイクロイックプリズム50によりR光、G光及びB光が合成され、カラー画像による画像光である合成光が形成される。
投射レンズ60は、投射部であり、クロスダイクロイックプリズム50を経て形成された合成光による画像光を所望の拡大率で拡大してスクリーン(不図示)上にカラーの画像を投射する。この際、投射レンズ60を経た画像光は、射出側光路OP4に沿って外装ケース70の投射窓装置72を通過する。なお、投射レンズ60は、レンズのみで構成されるものに限らず、ミラー等を含む光学系からなる投射部とできる。
外装ケース70は、ケース本体71と、投射窓装置72とを備える。ここで、ケース本体71は、上述の光源装置10、均一化光学系20、色分離導光光学系30、光変調部40、クロスダイクロイックプリズム50、及び投射レンズ60で構成される光学系部分を収納して、これらを外部から保護する。投射窓装置72は、光学フィルタとしての色フィルタ74aと光透過性のカバーガラス74bとを組み込んだホルダを具体化したものである。ここで、色フィルタ74aは、透過光の波長分布の調整機能を有する光学フィルタであり、光路上に配置することで色再現性を優先した投射を行うことができる。投射窓装置72は、ケース本体71のフロントパネル71aにはめ込まれて固定され、投射レンズ60の前面を保護するとともに投射光の色調を状況に応じて調整する機能を有する。このため、投射窓装置72は、色フィルタ74a及びカバーガラス74bを隣接させて配置し支持する可動部材74と、可動部材74をスライド移動可能に保持するガイド部材75と、可動部材74に駆動力を付与して必要なタイミングでスライド移動させる駆動装置78とを備える。なお、投射窓装置72の正面は、図2に示すように、遮蔽体によって全体的に覆われているが、投射レンズ60に対向する位置に投射光を通過させるための円形の開口72cを有する。
投射窓装置72において、可動部材74は、色フィルタ74a及びカバーガラス74bのほかに、これら色フィルタ74a及びカバーガラス74bを同一平面内に支持するフレーム74cを備える。フレーム74cは、後に詳述するガイド部材75に案内されてシステム光軸SA方向に垂直なZ方向に往復移動可能になっている。この結果、可動部材74は、図3(A)に示すように色フィルタ74aの中心がシステム光軸SA上に配置される第1動作位置と、図3(B)に示すようにカバーガラス74bの中心がシステム光軸SA上に配置される第2動作位置とのいずれかに切り換えて配置される。この際、可動部材74が移動するZ方向は、投射レンズ60の光軸に垂直で、ケース本体71の底面が広がるXZ面に平行となっている。なお、可動部材74は、例えばユーザがフロントパネル71aから突起するノブ74dを操作することによって移動可能になっている。このノブ74dは、可動部材74のフレーム74c上に固定されており、動作位置の切り換え時に、フロントパネル71aに形成されたスロット72dに沿って移動する。
ガイド部材75は、可動部材74をシステム光軸SAに略垂直な状態となるように保持するとともに、可動部材74を図3(A)に示す第1動作位置と図3(B)に示す第2動作位置との間で往復移動するように案内する。このため、ガイド部材75は、Z方向に延びフレーム74cの上下縁部分と嵌合する案内溝(不図示)等を有する。
なお、ガイド部材75は、可動部材74を第1動作位置と第2動作位置との中間位置に配置することもできるが、例えば不図示のラッチ等によって、可動部材74を第1動作位置と第2動作位置とにおいてのみ安定して保持できるものとする。この場合、色フィルタ74a及びカバーガラス74bのいずれか一方がシステム光軸SA上にアライメントして配置されることになる。また、ガイド部材75は、フレーム74cを僅かに傾斜した状態に保持することができる。この場合、色フィルタ74aやカバーガラス74bがシステム光軸SAに垂直ではなく、僅かに垂直からずれた状態で配置されることになる。色フィルタ74aやカバーガラス74bを例えば傾斜角1〜10°程度傾斜させることにより、色フィルタ74aやカバーガラス74bからの反射光が投射レンズ60、光変調部40等に戻されて画質劣化の原因となることを防止できる。
駆動装置78は、詳細な説明を省略するが、モータや機械機構を備えている。駆動装置78は、例えばユーザの遠隔操作によってその動作を制御できるようになっており、可動部材74を第1動作位置と第2動作位置とに必要なタイミングで移動させることができる。
投射窓装置72の役割について説明すると、可動部材74が図3(A)の第1動作位置にあるとき、投射レンズ60の正面に色フィルタ74aが配置される結果として、投射光を特定の波長域で減光することになり、色再現性を改善することができる。また、可動部材74が図3(B)の第2動作位置にあるとき、投射レンズ60の正面に開口72cを塞ぐようにカバーガラス74bが配置される結果として、投射光を実質的に減光することなく投射レンズ60を覆うことで、投射レンズ60を直接的に保護することができる。なお、投射レンズ60の射出側の第1レンズ61は、最近の広角化の要求に対応するためプラスチックや傷付きやすい特殊な材料で形成される場合が多くなっているが、色フィルタ74aやカバーガラス74bのいずれか一方が正面にあるため、外的な要因から保護される。つまり、投射レンズ60は、前面側を投射窓装置72によって移動時等に限らず常時覆われており、投射レンズ60に傷等が発生することが確実に防止される。また、投射レンズ60の表面にゴミが付着し或いは投射レンズ60内部にゴミが進入することを防止できる。なお、例えば色フィルタ74aが比較的損傷しやすいものである場合には、プロジェクタ100の非使用時において、可動部材74を第1動作位置に移動させておくことで、カバーガラス74bは、投射レンズ60の保護をするカバーとして機能する。
図4(A)は、色フィルタ74aの構造を説明する断面図であり、図4(B)は、カバーガラス74bの構造を説明する断面図である。
まず、図4(A)の色フィルタ74aは、平板状の光透過基板81の両平面上に、光フィルタ層82aと反射防止膜82bとを設けたものである。光透過基板81は、波長特性を特に有しない白板ガラス等のガラス材料で形成された平板であり、射出側の平坦面81a上に上記光フィルタ層82aが形成されており、入射側の平坦面81b上に上記反射防止膜82bが形成されている。光フィルタ層82aは、誘電体多層膜からなり、例えば図4(C)のような透過波長特性を有する。つまり、光フィルタ層82aは、色フィルタ74aに入射した投射光のうち、G色の波長域の光束のみを適宜減光する。反射防止膜82bは、誘電体の単層膜又は多層膜からなり、色フィルタ74aに入射した投射光が光透過基板81の平坦面81bで反射されることを防止する。なお、反射防止膜82bの透過波長特性は、図示を省略するが、例えばR色の反射防止を優先したものとする。つまり、RGBの各色の反射を防止する一様な波長特性とすることもできるが、光フィルタ層82aでG色の減光が行われるので、反射防止膜82bに光フィルタ層82aの機能を一部分担させると考えれば、反射防止膜82bをR光の反射のみ防止するもの、或いはR光及びB光の反射のみ防止するものとできる。
図4(B)のカバーガラス74bは、波長特性を特に有しない白板ガラス等のガラス材料で形成された平板状の光透過基板81で構成される。光透過基板81の射出側の平坦面81a上に反射防止膜82cが形成されており、光透過基板81の入射側の平坦面81b上にも反射防止膜82bが形成されている。反射防止膜82c,82bの透過波長特性は、例えばRGBの各色の反射を一様に防止する波長依存性の少ないものとする。
以上において、色フィルタ74aのシステム光軸SAに沿った光路長は、カバーガラス74bのシステム光軸SAに沿った光路長と等しくなっている。つまり、色フィルタ74aの厚みを屈折率で積分した光学的距離は、カバーガラス74bの厚みを屈折率で積分した光学的距離と等しくなっている。また、投射レンズ60の射出端から光路上の色フィルタ74aの入射面までの距離は、投射レンズ60の射出端から光路上のカバーガラス74bの入射面までの距離と等しくなっている。これにより、色フィルタ74aとカバーガラス74bとを切替えてシステム光軸SA上に配置しても、投射レンズ60による投射像の結像状態がほとんど変化しなくなる。
図5は、図1のプロジェクタ100の動作を制御するための回路部分90等を概念的に説明するブロック図である。この回路部分90は、外部から入力されたビデオ信号等の信号に対して必要な画像処理を施すための画像処理部92と、画像処理部92の出力に基づいて各液晶パネル41a,41b,41cを駆動するパネル駆動部93と、投射窓装置72の状態を検出する位置センサ96と、投射窓装置72用の駆動装置78の動作を制御する投射窓駆動部97と、ユーザが操作するためのキー入力部98と、これらの動作を統括的に制御する主制御部99とを備える。
以上の回路部分90のうち、画像処理部92は、ビデオ信号をパネル駆動部93の動作に適する信号に変換するための部分で、入力された画像信号に対して適宜補正処理を行う画像補正回路92aを備える。画像処理部92すなわち画像補正回路92aは、主制御部99からの指令に基づいて、ビデオ信号に対して諧調補正、色補正、色ムラ補正、歪補正等の各種画像処理を行う。
パネル駆動部93は、画像処理部92から出力された画像処理後の画像信号に基づいて各液晶パネル41a,41b,41cの表示状態を調節する駆動信号を発生する。これにより、画像処理部92から出力された画像信号に対応して、液晶パネル41a,41b,41cを組み込んだ各色の液晶ライトバルブ40a,40b,40cにおいて、透過率分布としての画像(動画や静止画)を形成することができる。
位置センサ96は、投射窓装置72の可動部材74が図3(A)の第1動作位置にあるか、可動部材74が図3(B)の第2動作位置にあるかを検出する。つまり、位置センサ96は、色フィルタ74aとカバーガラス74bとのいずれか投射レンズ60の正面の射出側光路OP4上にあるかを検出して、その検出結果を主制御部99に出力する。
投射窓駆動部97は、主制御部99からの制御信号に基づいて駆動装置78に必要なタイミングで電力を供給し、可動部材74を第1動作位置又は第2動作位置にスライド移動させ、色フィルタ74aとカバーガラス74bとの切換を行う。
キー入力部98は、ユーザ用の操作部であり、主制御部99に対してユーザの指示を入力するための入力装置として機能する。ユーザは、キー入力部98を操作することによって、プロジェクタ100による投射状態の一般的な調節を行うことができる。また、ユーザは、キー入力部98を操作することによって、投射窓駆動部97に窓の切換動作を行わせることができる。つまり、キー入力部98の操作によって、可動部材74を第1動作位置又は第2動作位置に配置することができ、投射レンズ60の正面の射出側光路OP4上に色フィルタ74a又はカバーガラス74bを択一的に配置することができる。なお、キー入力部98は、同様の機能を有するリモコン操作装置に置き換えることができ、或いは、かかるリモコン操作装置と併用することができる。
主制御部99は、制御装置としてプロジェクタ100の全体的な動作を制御するものであり、マイクロコンピュータ等からなるとともに、プロジェクタ100の動作に必要な各種データを保持するための記憶部99aを内蔵する。記憶部99aは、プロジェクタ100を動作させるための各種プログラム等を記憶しており、プロジェクタ100の動作状態を適切に維持する。主制御部99は、可動部材74が第1及び第2動作位置のいずれに配置されているか、すなわち色フィルタ74aとカバーガラス74bとのいずれが投射レンズ60の射出側光路OP4上に配置されているかに応じて、光変調部40による照明光の変調状態を適宜調整する。
図6は、図5の回路部分90の具体的な動作例を説明するフローチャートである。この場合、プロジェクタ100は、ユーザのキー操作等に応じて投射動作を開始しているものとする。
まず、主制御部99は、位置センサ96の検出出力をチェックし、投射窓駆動部97において窓の切換動作が行われたか否かを検出する(ステップS11)。具体的には、可動部材74が図3(A)の第1動作位置から図3(B)の第2動作位置に移動した場合、或いは可動部材74が図3(B)の第2動作位置から図3(A)の第1動作位置に移動した場合、窓の切換動作が行われたと判断する。
そして、主制御部99は、位置センサ96の検出結果に基づいて処理を変更する(ステップS12)。
位置センサ96の検出結果から可動部材74が図3(A)の第1動作位置にあると判断された場合、主制御部99は、画像処理部92に対し入力信号の色補正を含む画像処理を行わせ(色調優先モード)、パネル駆動部93を介して液晶パネル41a,41b,41cに表示動作を維持させる(ステップS14)。この色調優先モードでの色補正に際しては、例えば主制御部99の記憶部99a等に保管された諧調調整テーブルが参照される。なお、画像処理部92の色調優先モードの動作で行われる色補正は、色調優先の色補正となっている。つまり、この状態では、可動部材74が第1動作位置にあって、色フィルタ74aが投射レンズ60の正面の射出側光路OP4上にあるので、G色の画像成分が減光される。よって、色フィルタ74aによる減光分を補償するような諧調補正を主に液晶パネル41bに対応するG色に関して行うことにより、RGBの各色の照明光がバランスよく変調され、投射画像の色再現性を良好なものとすることができる。なお、以上の色調優先の色補正は、G色の諧調補正だけでなく、R色の諧調補正やB色の諧調補正を伴うものとできる。これにより、投射画像の色再現性をさらに良好なものとできる。また、色調優先の色補正は、画像内の色ムラを低減する色ムラ補正、画像内の形状的歪を修正する形状歪補正等の通常の画像処理を伴うものとできる。
一方、位置センサ96の検出結果から可動部材74が図3(B)の第2動作位置にあると判断された場合、主制御部99は、画像処理部92に対し入力信号の色補正を含む画像処理を行わせ(輝度優先モード)、パネル駆動部93を介して液晶パネル41a,41b,41cに表示動作を維持させる(ステップS15)。この輝度優先モードでの色補正に際しては、例えば主制御部99の記憶部99a等に保管された諧調調整テーブルが参照される。なお、画像処理部92の輝度優先モードの動作で行われる色補正は、輝度優先の色補正となっている。つまり、この状態では、可動部材74が第2動作位置にあって、カバーガラス74bが投射レンズ60の正面の射出側光路OP4上にあるので、各色の画像成分は減光されない。しかしながら、高輝度優先であっても可能な限り色調が自然であることは望ましいので、輝度を損なわない範囲で各色に関して諧調補正を行う。なお、以上の輝度優先の色補正は、画像内の色ムラを低減する色ムラ補正、画像内の形状的歪を修正する形状歪補正等を伴うものとできる。また、上記のような輝度優先の色補正を特に行わないで、色ムラ補正、形状歪補正等の通常の画像処理のみを行うこともできる。
以上で説明した色調優先モードや輝度優先モードでの表示に際して、主制御部99や画像処理部92は、照明光の変調状態を調整する表示制御装置として機能する。
次に、主制御部99は、キー入力部98等の操作をチェックして、ユーザが電源オフの操作を行ったか否かを判断する(ステップS21)。電源オフの操作が行われていなければ、当初のステップS11に戻って以上で説明した動作を繰り返すが、電源オフの操作が行われている場合、次のステップS24に進んで、電源オフ処理のルーチンを実行する。つまり、液晶パネル41a,41b,41cの表示動作を停止させるとともに、光源装置10の消灯処理が行われる。
図7は、図6に示す動作の変形例を説明するフローチャートである。この場合、主制御部99は、予めキー入力部98等の操作をチェックして、ユーザが表示モードの切換を行ったか否かを判断する(ステップS31)。表示モードの切換があった場合、切換によって選択されたモードに応じて処理を変更する(ステップS32)。すなわち、色調優先モードがユーザによって選択された場合、主制御部99は、投射窓駆動部97を介して駆動装置78を動作させ、可動部材74を図3(A)に示す第1動作位置に配置する(ステップS34)。その後、主制御部99は、画像処理部92に対し入力信号の色補正を含む画像処理を色調優先で行わせる(ステップS14)。一方、輝度優先モードがユーザによって選択された場合、主制御部99は、投射窓駆動部97を介して駆動装置78を動作させ、可動部材74を図3(B)に示す第2動作位置に配置する(ステップS35)。その後、主制御部99は、画像処理部92に対し入力信号の色補正を含む画像処理を輝度優先で行わせる(ステップS15)。
以上の説明から明らかなように、本実施形態のプロジェクタ100によれば、ホルダとしての投射窓装置72が、色フィルタ74aとカバーガラス74bとを、投射部としての投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に入れ替え可能に保持する。これにより、可動部材74が第1動作位置にあって色フィルタ74aが射出側光路OP4上に配置されている場合、自動的な判断によって色再現性を優先する色調優先モードで画像投射を行うことができる。また、可動部材74が第2動作位置にあってカバーガラス74bが射出側光路OP4上に配置されている場合、自動的な判断によって輝度を優先する輝度優先モードで投射を行うことができる。この際、投射窓装置72によって色フィルタ74aとカバーガラス74bとを投射レンズ60の射出側光路OP4上に入れ替えて配置できるので、色フィルタ74aやカバーガラス74bを投射窓装置72とともに省スペースでプロジェクタ100内に組み込むことができ、プロジェクタ100の光学エンジン部分の基本構成を変更する必要がない。なお、光学エンジン部分とは、主に色分離導光光学系30と、光変調部40と、クロスダイクロイックプリズム50とを意味するものとする。
〔第2実施形態〕
以下、図8を参照して、第2実施形態のプロジェクタについて説明する。なお、本実施形態のプロジェクタ100は、第1実施形態のプロジェクタ100を変形したものであり、特に説明しない部分は第1実施形態と同様であるものとし、図示及び全体の説明を省略する。
本実施形態のプロジェクタ100は、投射窓装置72において、光学フィルタとして、通過する光の偏光状態を調整する偏光調整素子である1/4波長板74hを備えている。つまり、可動部材74は、フレーム74cによって1/4波長板74hと、カバーガラス74bとを同一面上に支持しており、投射窓装置72は、これら1/4波長板74h及びカバーガラス74bのいずれか1つを投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能にしている。また、ここでは、一例として、各液晶ライトバルブ40a,40b,40cのうち、R光及びB光に対応する液晶ライトバルブ40a,40cにおいて、第1偏光フィルタ42a,42cの光路前段に1/2波長板42a,42c配置している。一方、G光に対応する液晶ライトバルブ40bには、1/2波長板を設けていない。これにより、R光及びB光と、G光とで、各液晶ライトバルブ40a,40b,40cにおける偏光状態が異なるものとなっている。
以下、本実施形態のプロジェクタ100の構成について具体的に説明する。まず、各色光を含む照明光は、偏光変換装置27により、均一化光学系20において例えば紙面に垂直なS偏光SSに揃えられる。各液晶ライトバルブ40a,40b,40cに入射する各色光のうち、R光及びB光は、1/2波長板42a,42cにより紙面に平行なP偏光PPに変換されて液晶パネル41a,41cに入射する。一方、G光は、S偏光SSのまま液晶パネル41bに入射する。なお、各液晶パネル41a,41b,41cや、各第1偏光フィルタ42a,42b,42c等は、それぞれ入射する色光の直線偏光の状態に対応した設計となっている。R光及びB光は、液晶パネル41a,41cを経ることにより、画像として投射される光が、P偏光PPからS偏光SSに変換され、クロスダイクロイックプリズム50に入射する。一方、G光は、液晶パネル41bを経ることにより、画像として投射される光が、S偏光SSからP偏光PPに変換されクロスダイクロイックプリズム50に入射する。R光及びB光は、S偏光SSに変換されていることにより、それぞれに対応するクロスダイクロイックプリズム50の誘電体多層膜51a,51bに対する反射特性が良好なものとなる。一方、G光は、P偏光PPに変換されていることにより、誘電体多層膜51a,51b双方に対する透過特性が良好なものとなる。つまり、R光及びB光の偏光状態とG光の偏光状態とを異なるものとすることで、クロスダイクロイックプリズム50を通過する際の光のロスを低減している。次に、ダイクロイックプリズム50及び投射レンズ60を経た投射光は、投射窓装置72の1/4波長板74hを通過する。1/4波長板74hの光学軸は、各色光の偏光方向に対して45°となるように配置されている。これにより、各色光について、当該光学軸に平行な成分と垂直な成分とに1/4波長分の位相差を生じさせ、各色光の偏光状態をいずれも円偏光にしている。これにより、投射光の成分であるR光、G光及びB光は、いずれも円偏光となって射出される。
直線偏光の光をスクリーン等の被照射対象に投射する場合、光の入射角度に依存して被照射対象で光が反射する。このため、各色で直線偏光の方向が異なっていると、スクリーンに対する入射角度が比較的大きくなる斜め投射を行う場合や、観察者がスクリーンに対して斜めの位置にいる場合に、投影される画像の色調が偏ったものとなり、輝度ムラや色ムラを発生する可能性がある。これに対して、本実施形態では、1/4波長板74hにより、各色光の偏光状態をいずれも円偏光にしていることで、偏光状態が均一になり、斜め投射等の場合における輝度ムラや色ムラの発生を低減することができる。この際、1/4波長板74hは、投射レンズ60の外側に設置されるため、例えば液晶パネル41a,41b,41cから投射レンズ60までの間のような比較的光密度の高い位置に挿入する場合に比べ、耐久性の良い高価な材料を用いる必要性がなく、比較的安価な材料を用いることができる。また、確実に直線偏光を円偏光に変えるために必要となる1/4波長板74hの角度姿勢の調整も比較的容易に行うことができる。
図9は、本実施形態のプロジェクタ100の具体的な動作例を説明するフローチャートである。
主制御部99は、予めキー入力部98等の操作をチェックして、ユーザが表示モードの切換を行ったか否かを判断する(ステップS31)。表示モードの切換があった場合、切換によって選択されたモードに応じて処理を変更する(ステップS132)。すなわち、斜め投射に対応した傾斜対応モードがユーザによって選択された場合、主制御部99は、投射窓駆動部97を介して駆動装置78を動作させ、可動部材74を図8に示す第1動作位置に配置して、画像処理を行わせる(ステップS134)。一方、正面方向への投射に対応した通常モードがユーザによって選択された場合、主制御部99は、投射窓駆動部97を介して駆動装置78を動作させ、可動部材74を第2動作位置に配置して(不図示)、画像処理を行わせる(ステップS135)。次に、主制御部99は、キー入力部98等の操作をチェックして、ユーザが電源オフの操作を行ったか否かを判断する(ステップS21)。電源オフの操作が行われていなければ、当初のステップS31に戻って以上で説明した動作を繰り返すが、電源オフの操作が行われている場合、電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。
本実施形態の光学フィルタとして用いる偏光調整素子は、1/4波長板74hに限らず、種々の特性を有するものを適用することが考えられる。一例としては、比較的複屈折の大きな材料(例えば、ニオブ酸リチウム)を用いることで光学ローパスフィルターとして機能させたり、複屈折性を利用してブラックマトリクスを消したりすることも可能である。
なお、1/4波長板74hの材料としては、複屈折性を有する無機材料(水晶など)のほか、複屈折性を有する有機材料(ポリカーボネートなど)を用いることも可能であり、劣化や損傷を防ぐために、非使用時や光学フィルタを介した投射が不要なときには、カバーガラス74bを用いることで、光学フィルタの損傷・劣化を低減することができる。
また、1/4波長板74hは、各色光の偏光状態を直線偏光から円偏光にするとしているが、各色光の偏光状態が、偏光状態の偏りが十分小さければ、完全な円偏光ではなく楕円偏光に変換されるものであってもよい。
〔第3実施形態〕
以下、図10等を参照して、第3実施形態のプロジェクタについて説明する。なお、本実施形態のプロジェクタ100は、第1実施形態のプロジェクタ100を変形したものであり、特に説明しない部分は第1実施形態と同様であるものとする。
図10に示すように、このプロジェクタ100に設けた投射窓装置172は、色フィルタ74a及びカバーガラス74bに加えて保護用のシャッタ板74xを備える。つまり、可動部材74は、フレーム74cによって光学フィルタ74aと、カバーガラス74bと、シャッタ板74xとを同一面上に支持しており、投射窓装置172は、これら部材74a,74b,74xのいずれか1つを投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能にしている。なお、可動部材74が第1動作位置にあって、色フィルタ74aが射出側光路OP4上に配置されている場合、プロジェクタ100において色フィルタ74aによる減光分に対応した色補正が行われ、色調優先の画像が投射される。また、可動部材74が第2動作位置にあって、カバーガラス74bが射出側光路OP4上に配置されている場合、プロジェクタ100において必要な色補正が行われ、輝度優先の画像が投射される。可動部材74が第3動作位置にあって、保護用のシャッタ板74xが射出側光路OP4上に配置された場合、可動部材74により、画像投射が行われていない電源オフ時に投射レンズ60の前面を保護することができる。なお、電源オフ時にシャッタ板74xが射出側光路OP4上に配置される結果として、色フィルタ74aやカバーガラス74bが投射窓装置172内に収納されるので、プロジェクタ100の移動時や運搬時に色フィルタ74aやカバーガラス74bを機械的損傷から保護することができる。つまり、シャッタ板74xは、プロジェクタ100の非使用時において、可動部材74を移動させることで、投射レンズ60等を保護するカバーとして機能する。
図11は、本実施形態のプロジェクタ100の具体的な動作例を説明するフローチャートである。
主制御部99は、投射動作を開始させており、ステップS11で窓の切換動作が行われたことが検出された場合、可動部材74が第1〜第3動作位置のいずれにあるかを判断し、その判断結果に基づいて処理を変更する(ステップS112)。
可動部材74が第1動作位置にあって色フィルタ74aが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、画像処理部92に対し色調優先の色補正等を含む画像処理を行わせ、パネル駆動部93を介して液晶パネル41a,41b,41cに表示動作を行わせる状態を維持する(ステップS14)。また、可動部材74が第2動作位置にあってカバーガラス74bが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、画像処理部92に対し輝度優先の色補正等を含む画像処理を行わせ、パネル駆動部93を介して液晶パネル41a,41b,41cに表示動作を行わせる状態を維持する(ステップS15)。さらに、可動部材74が第3動作位置にあってシャッタ板74xが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、ステップS24に進んで、電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。つまり、液晶パネル41a,41b,41cの表示動作を停止させるとともに、光源装置10の消灯処理が行われる。
表示動作が維持されている場合、主制御部99は、キー入力部98等の操作をチェックして、ユーザが電源オフの操作を行ったか否かを判断する(ステップS21)。電源オフの操作が行われていなければ、当初のステップS11に戻って以上で説明した動作を繰り返すが、電源オフの操作が行われている場合、ステップS122に進んで、可動部材74が第1〜第3動作位置のいずれにあるかを判断し、その判断結果に基づいて処理を変更する(ステップS122)。
可動部材74が第1動作位置又は第2動作位置にあって色フィルタ74a又はカバーガラス74bが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、電源のオフ動作を一時的に禁止する(ステップS125)。つまり、主制御部99は、投射動作の停止を禁止する停止制御装置として機能する。この際、主制御部99は、画像処理部92及びパネル駆動部93を介して液晶パネル41a,41b,41cを適宜動作させ、警告表示を行わせる(ステップS126)。具体的には、シャッタ板74xが閉止しておらず色フィルタ74a又はカバーガラス74bが露出したままであることを告知する文字表示を現在表示中の投射画像に重ねてスクリーン上に投射させる。なお、このような警告表示は、現在表示中の投射画像に代えて行うことができる。
一方、可動部材74が第3動作位置にあってシャッタ板74xが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、直ちに電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。
ステップS125で電源のオフ動作が一時的に禁止された場合、主制御部99は、一定時間の経過を待って、ユーザが電源オフの操作を維持しているか否かを判断する(ステップS127)。電源オフの操作を維持していなければ、当初のステップS11に戻って以上で説明した動作を繰り返す。一方、電源オフの操作が維持されている場合、主制御部99は、投射窓駆動部97を介して駆動装置78を動作させ、可動部材74を第3動作位置に強制的に切り換える(ステップS128)。主制御部99は、可動部材74が第3動作位置に設置されたことを確認した後、電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。
以上の動作例では、可動部材74が第3動作位置にある場合にステップS127でユーザが電源オフの操作を維持しているか否かを判断するが、可動部材74が第3動作位置にある限り、ユーザによる電源のオフ動作を禁止することもできる。また、可動部材74が第3動作位置にある場合、ステップS125〜S127を省略し、可動部材74を第3動作位置に強制的に切り換えた後(ステップS128)、電源オフ処理のルーチンを実行することもできる(ステップS24)。
本実施形態において、投射窓装置172を、図1に示す投射窓装置72と、投射窓装置72とは別に独立して設けたシャッタ装置とで構成することができる。この場合、シャッタ装置のシャッタ板74xと色フィルタ74a及びカバーガラス74bの一方とが投射レンズ60の射出側光路OP4上に同時に配置されることになる。よって、図12のフローチャートに示すように、主制御部99は、定期的にシャッタ装置が閉止状態か否かを判断する(ステップS120)。シャッタ装置が閉止状態で保護用のシャッタ板74xが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。つまり、液晶パネル41a,41b,41cの表示動作を停止させるとともに、光源装置10の消灯処理が行われる。また、主制御部99は、シャッタ装置が開放状態であっても、ステップS21で電源オフの操作が行われていると判断した場合、シャッタ装置を強制的に閉止状態としシャッタ板74xを投射レンズ60の射出側光路OP4上に配置し(ステップS129)、電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。
〔第4実施形態〕
以下、図13を参照して、第4実施形態のプロジェクタについて説明する。なお、本実施形態のプロジェクタ100は、第1実施形態のプロジェクタ100を変形したものであり、特に説明しない部分は第1実施形態と同様であるものとし、図示及び全体の説明を省略する。
図13に示すように、このプロジェクタ100に設けた投射窓装置72は、色フィルタ74aと保護用のシャッタ板74xとを備える。つまり、可動部材74は、フレーム74cによって色フィルタ74aと、シャッタ板74xとを同一面上に支持しており、投射窓装置72は、これら色フィルタ74a及びシャッタ板74xのいずれか1つを投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能にしている。なお、可動部材74が第1動作位置にあって、色フィルタ74aが射出側光路OP4上に配置されている場合、プロジェクタ100において色フィルタ74aによる減光分に対応した色補正が行われ、色調優先の画像が投射される。また、可動部材74が第2動作位置にあって、保護用のシャッタ板74xが射出側光路OP4上に配置された場合、可動部材74により、画像投射が行われていない電源オフ時に投射レンズ60の前面を保護することができる。なお、電源オフ時にシャッタ板74xが射出側光路OP4上に配置される結果として、色フィルタ74aが投射窓装置72内に収納されるので、プロジェクタ100の移動時や運搬時に色フィルタ74aを機械的損傷から保護することができる。つまり、可動部材74を移動させることで、シャッタ板74xを投射レンズ60や色フィルタ74a等を保護するカバーとして機能させることができる。
図14は、本実施形態のプロジェクタ100の具体的な動作例を説明するフローチャートである。主制御部99は、ステップS11で窓の切換動作が行われたことが検出された場合、可動部材74が第1及び第2動作位置のいずれにあるかを判断し、その判断結果に基づいて処理を変更する(ステップS112)。
可動部材74が第1動作位置にあって色フィルタ74aが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、画像処理部92に対し色調優先の画像処理を行わせる状態を維持する(ステップS14)。また、可動部材74が第2動作位置にあってシャッタ板74xが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。表示動作が維持されている場合、主制御部99は、キー入力部98等の操作をチェックして、ユーザが電源オフの操作を行ったか否かを判断し(ステップS21)、電源オフの操作が行われている場合、可動部材74が第1及び第2動作位置のいずれにあるかを判断し、その判断結果に基づいて処理を変更する(ステップS122)。
可動部材74が第1動作位置にあって色フィルタ74aが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、電源のオフ動作を一時的に禁止する(ステップS125)。この際、主制御部99は、画像処理部92及びパネル駆動部93を介して液晶パネル41a,41b,41cを適宜動作させ、警告表示を行わせる(ステップS126)。一方、可動部材74が第2動作位置にあってシャッタ板74xが投射レンズ60を覆っていると判断した場合、主制御部99は、直ちに電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。
ステップS125で電源のオフ動作が一時的に禁止された場合、主制御部99は、一定時間の経過を待って、ユーザが電源オフの操作を維持しているか否かを判断し(ステップS127)、電源オフの操作が維持されている場合、主制御部99は、投射窓駆動部97を介して駆動装置78を動作させ、可動部材74を第2動作位置に強制的に切り換え(ステップS128)、電源オフ処理のルーチンを実行する(ステップS24)。
なお、上記実施形態では、投射窓装置72は、色フィルタ74aとシャッタ板74xとのいずれか1つを投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能としているが、光学フィルタとして、色フィルタ74aに代えて、例えば第2実施形態に示す図8の1/4波長板74hを用いることも可能である。
〔第5実施形態〕
以下、図15を参照して、第5実施形態のプロジェクタについて説明する。なお、本実施形態のプロジェクタ100は、第3実施形態のプロジェクタ100を変形したものであり、特に説明しない部分は第3実施形態と同様であるものとし、図示及び全体の説明を省略する。
図15に示すように、このプロジェクタ100に設けた投射窓装置172は、色フィルタ74a及び保護用のシャッタ板74xに加えて光を素通しさせる開口枠部74yを備える。開口枠部74yは、投射光を直接通過させる例えば円形の光通過開口74zを有する枠体である。つまり、図15では、図10のカバーガラス74bに代えて、開口枠部74yを設けた構成となっている。従って、可動部材74は、色フィルタ74aと、シャッタ板74xと、開口枠部74yとを同一面上に支持しており、投射窓装置172は、色フィルタ74a、シャッタ板74x及び開口枠部74yの光通過開口74zのいずれか1つを投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能にしている。投射窓装置172は、光通過開口74zを光路上に配置することで、光を素通しさせることができ、ロスが全く無い状態で投射を行うことができる。
以下、投射窓装置172の動作について説明する。可動部材74が第1動作位置にあって、色フィルタ74aが射出側光路OP4上に配置されている場合、プロジェクタ100において色フィルタ74aによる減光分に対応した色補正が行われ、色調優先の画像が投射される。可動部材74が第2動作位置にあって、開口枠部74yの光通過開口74zが射出側光路OP4上に配置されている場合、プロジェクタ100において必要な色補正が行われ、輝度優先の画像が光のロスの無い明るい状態で投射される。可動部材74が第3動作位置にあって、保護用のシャッタ板74xが射出側光路OP4上に配置された場合、可動部材74により、画像投射が行われていない電源オフ時に投射レンズ60の前面を保護することができる。なお、電源オフ時にシャッタ板74xが射出側光路OP4上に配置される結果として、色フィルタ74aや開口枠部74yが投射窓装置172内に収納されシャッタ板74xが投射レンズ60前面を覆うので、プロジェクタ100の移動時や運搬時に、投射レンズ60や色フィルタ74aを機械的損傷から保護することができ、また、開口枠部74yから埃等が侵入することを防止することができる。
なお、本実施形態の具体的な動作例については、第3実施形態において、図11に示すフローチャートで説明した場合において、図10のカバーガラス74bを図15の開口枠部74yに代えたものと同様であるので、詳細な説明を省略する。この際、第3実施形態と同様に、本実施形態においても、図15において、可動部材74が第1動作位置にあって色フィルタ74aが投射レンズ60を覆っている、又は可動部材74が第2動作位置にあって開口枠部74yが投射レンズ60の後段にある、と判断した場合、主制御部99は、電源のオフ動作を一時的に禁止するものとできる。つまり、上記の場合、主制御部99は、投射動作の停止を禁止する停止制御装置として機能する。
また、上記実施形態では、投射窓装置172は、色フィルタ74aと、シャッタ板74xと、開口枠部74yとのいずれか1つを投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能としているが、光学フィルタとして、色フィルタ74aに代えて、例えば第2実施形態の1/4波長板74hを用いることも可能である。
〔第6実施形態〕
以下、図16を参照して、第6実施形態のプロジェクタについて説明する。なお、本実施形態のプロジェクタ200は、第3実施形態のプロジェクタ100を変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態を基本構造として引用する第3実施形態と同様であるものとする。
プロジェクタ200は、光源10と、均一化光学系20と、色分離光学系230と、光変調部240と、クロスダイクロイックプリズム50と、投射レンズ60とを備える。
光変調部240は、液晶パネル241a、241b、241cと、偏光ビームスプリッタ243a、243b、243cとを備える。ここで、液晶パネル241aと偏光ビームスプリッタ243aとは、照明光のうちR光を画像情報に基づいて2次元的に輝度変調するためのR色用の液晶ライトバルブ240aを構成する。同様に、液晶パネル241bと偏光ビームスプリッタ243bとは、G色用の液晶ライトバルブ240bを構成し、液晶パネル241cと偏光ビームスプリッタ243cとは、B色用の液晶ライトバルブ240cを構成する。なお、各液晶パネル241a、241b、241cは、入射光の偏光方向を入力信号に応じて画素単位で変化させる光反射型の液晶パネル(画像表示素子)である。
具体的に説明すると、液晶ライトバルブ240aにおいて、偏光ビームスプリッタ243aは、図1の偏光フィルタ42a、43aに代えて設けられたものであり、液晶パネル241aに入射させる光の偏光方向と、液晶パネル241aから射出された光の偏光方向とについての調整を行っている。この偏光ビームスプリッタ243a中には、偏光を分離するための偏光分離膜3sが内蔵されている。偏光ビームスプリッタ243aは、入射光のうちシステム光軸SAを含む平面に垂直な方向(図16の紙面に垂直な方向)のS偏光を偏光分離膜3sによって反射して液晶パネル241aへと入射させ、液晶パネル241aから射出された変調光のうちシステム光軸SAを含む平面に平行な方向(図16の紙面に平行な方向)のP偏光を偏光分離膜3sを介して射出させる。
なお、他の液晶ライトバルブ240b,240cも、液晶ライトバルブ240aと同様の構造を有しており、変調の対象となる照明光の色が異なる点を除いて液晶ライトバルブ240aと同様に動作するので、説明を省略する。
また、色分離光学系230において、第1ダイクロイックミラー231aは、RGBの3色のうちR光を反射しG光及びB光を透過させる。また、第2ダイクロイックミラー231bは、GBの2色のうちG光を反射しB光を透過させる。この色分離導光光学系30において、第1ダイクロイックミラー231aで反射されたR光は、液晶ライトバルブ240aに入射する。また、第1ダイクロイックミラー231aを透過し、第2ダイクロイックミラー231bで反射されたG光は、液晶ライトバルブ240bに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー231bを透過したB光は、液晶ライトバルブ240cに入射する。
本実施形態でも、投射窓装置172により、色フィルタ74aと、カバーガラス74bと、シャッタ板74xとのいずれか1つを、投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能にしている。なお、投射窓装置172は、図1等に示す簡単な構造の投射窓装置72に置き換えることができる。また、光学フィルタについても、色フィルタのほか、ポリイミド等の種々のものを適用することができる。
〔第7実施形態〕
以下、図17を参照して、第7実施形態のプロジェクタについて説明する。なお、本実施形態のプロジェクタ300は、第3実施形態のプロジェクタ100を変形したものであり、特に説明しない部分は、第1実施形態を基本構造として引用する第3実施形態と同様であるものとする。
プロジェクタ300は、光源310と、照明光学系320と、光変調部340と、投射レンズ60とを備える。ここで、光源310は、放電発光型の発光管11と、放物面型のリフレクタ12と、集光レンズ314とを備える。また、照明光学系320は、カラーホイール326と、ロッドインテグレータ328と、重畳レンズ329とを備える。光変調部340は、フィールドレンズ341とデジタル・マイクロミラー・デバイス342とを備える。デジタル・マイクロミラー・デバイス342は、反射方向制御型の光変調装置である。
動作について説明すると、光源310から射出された照明光は、カラーホイール326に入射する。カラーホイール326は、不図示のモータによって回転可能になっており、光源310に対向配置されるフィルタ面326aには、RGBの3色若しくは透明部(白色)を含めた4色のフィルタが扇状に形成されている。フィルタ面326aは、入射した照明光をRGBの3色に時系列的に色分割等して射出する。カラーホイール326を経た照明光は、集光された状態でロッドインテグレータ328の入射面IPに入射し、ロッドインテグレータ328内で伝搬される際に光束の分割が行われるとともに、分割された光束が一旦重ね合わされた状態で入射面IPから射出される。ロッドインテグレータ328から射出された照明光は、重畳レンズ325を経た後、ミラー329により折り曲げられて、光変調部340を均一に照明する。デジタル・マイクロミラー・デバイス342は、これに入射する照明光を、画像信号に応じて各画素に対応するマイクロミラーで必要な期間だけ反射することにより、反射光としての画像光を投射光学系の方向に射出する。デジタル・マイクロミラー・デバイス342から射出される像光は、フィールドレンズ341を介し、投射レンズ60によって不図示のスクリーンに投射される。
本実施形態でも、投射窓装置172により、色フィルタ74aと、カバーガラス74bと、シャッタ板74xとのいずれか1つを、投射レンズ60の射出側光路OP4上に択一的に配置可能にしている。なお、投射窓装置172は、図1等に示す簡単な構造の投射窓装置72に置き換えることができる。
この発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
例えば、上記実施形態では、色フィルタ74aとカバーガラス74bとが平板状であるとしたが、これらを球面等で構成される曲率を有するものとできる。
また、色フィルタ74a及びカバーガラス74bを備える可動部材74をガイド部材75によって直線的に往復移動させる必要はなく、ターレット機構を利用して回転移動させることもできる。
また、上記実施形態では、G光減光用の色フィルタ74aを射出側光路OP4上に配置した場合に、画像処理部92に色調優先モード色補正を行わせているが、色フィルタ74aを他の色を減光させるものとできる。例えば、緑等の有色の黒板に投射を行う場合、色フィルタ74aは、黒板の色をキャンセルするような色補正を行うものとする。この際、画像処理部92に階調制御によって色補正を行わせることもできる。
また、上記第1実施形態では、色フィルタ74a及びカバーガラス74bのいずれを射出側光路OP4上に配置した状態でも、電源オフを許容しているが、色フィルタ74aの保護がより望ましいことを考慮すると、色フィルタ74aを射出側光路OP4上に配置した状態では電源オフを禁止することもできる。この際の処理は、図9で説明したステップS125,S126,S127,S128,S24と同様となる。ただし、強制的な電源オフでは、シャッタ板74xではなくカバーガラス74bを射出側光路OP4上に配置することになる。
また、上記第2実施形態では、偏光調整素子として、1/4波長板等を用いているが、この他にも、例えば3D効果のために1/2波長板を用いるといったことも可能である。
また、上記実施形態では、色フィルタ74aによってG光を減光するものとしたが、光源に合わせて他のR光やB光を減光することもできる。この際、単一の色フィルタ74aによって2色以上の波長域で減光を行うこともできる。また、色フィルタ74aとして、可視波長域で一様に減光する減光フィルタを適用させることもできる。
また、均一化光学系20において、第1及び第2レンズアレイ23,24に代えてロッドインテグレータを用いることができ、或いは第1及び第2レンズアレイ23,24や重畳レンズ25を省略することもできる。
また、上記実施形態の光源装置10に用いるランプとしては、高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等種々のものが考えられる。また、光源装置10は、副鏡13を有しないタイプの光源とすることができる。
また、プロジェクタとしては、投射面を観察する方向から画像投射を行う前面プロジェクタと、投射面を観察する方向とは反対側から画像投射を行う背面プロジェクタとがあるが、図1等に示すプロジェクタの構成は、いずれにも適用可能である。
また、上記実施形態では、第1〜第6実施形態において、3つの液晶パネル41a〜41c,241a〜241cを用いたプロジェクタ100,200の例を挙げたが、本発明は、1つ又は2つの液晶パネルのみを用いたプロジェクタ、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも適用可能である。
10…光源装置、 20…均一化光学系、 25…重畳レンズ、 27…偏光変換装置、 30…色分離導光光学系、 31a,31b…ダイクロイックミラー、 40…光変調部、 40a,40b,40c…液晶ライトバルブ、 41a,41b,41c…液晶パネル、 42a〜42c…第1偏光フィルタ、 43a〜43c…第2偏光フィルタ、 50…クロスダイクロイックプリズム、 60…投射レンズ、 70…外装ケース、 71…ケース本体、 72…投射窓装置、 74…可動部材、 74a…色フィルタ、 74b…カバーガラス、 74c…フレーム、 74h…1/4波長板、 74x…シャッタ板、 74y…開口枠部、 74z…光通過開口、 75…ガイド部材、 78…駆動装置、 81…光透過基板、 82a…光フィルタ層、 82c,82b…反射防止膜、 92…画像処理部、 92a…画像補正回路、 93…パネル駆動部、 96…位置センサ、 97…投射窓駆動部、 99…主制御部、 100,200,300…プロジェクタ、 172…投射窓装置、 OP1…第1光路、 OP2…第2光路、 OP3…第3光路、 OP4…射出側光路、 SA…システム光軸

Claims (14)

  1. 照明光を変調する光変調部と、
    前記光変調部を経て変調された画像光を投射する投射部と、
    光学フィルタとカバーとを、前記投射部の射出側の光路上に択一的に入れ替え可能に保持するホルダと、
    少なくとも前記光学フィルタが前記投射部の射出側の光路上で露出する場合、投射動作の停止を禁止する停止制御装置と、
    を備えるプロジェクタ。
  2. 前記光学フィルタは、透過光の波長分布を調整する色フィルタである、請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記色フィルタの射出面には、透過波長特性が非一様な誘電体多層膜が形成され、前記色フィルタの入射面には、反射防止膜が形成されている、請求項2に記載のプロジェクタ。
  4. 前記光学フィルタは、通過光の偏光状態を調整する偏光調整素子である、請求項1に記載のプロジェクタ。
  5. 前記偏光調整素子は、1/4波長板である、請求項4に記載のプロジェクタ。
  6. 前記カバーは、少なくとも光透過性のカバーガラスを含んで構成される、請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  7. 前記カバーガラスの射出面及び入射面には、反射防止膜が形成されている、請求項6に記載のプロジェクタ。
  8. 前記光学フィルタと前記カバーガラスとは、投射光に対して互いに等しい光路長を有し、前記投射部から等距離の位置にそれぞれ配置されている、請求項6及び請求項7のいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  9. 前記カバーは、保護用のシャッタ板をさらに含んで構成され、
    前記ホルダは、前記光学フィルタと前記カバーガラスと前記シャッタ板とを前記投射部の射出側の光路上に択一的に入れ替え可能に保持する、請求項6から請求項8までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  10. 前記光学フィルタは、前記色フィルタであり、
    前記色フィルタと前記カバーガラスとのいずれが前記投射部の射出側の光路上に配置されているかに応じて、前記光変調部の変調状態を調整する表示制御装置をさらに備える、請求項6から請求項9までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  11. 前記ホルダは、投射光を直接通過させるための光通過開口をさらに備え、前記光学フィルタと前記カバーと前記光通過開口とを前記投射部の射出側の光路上に択一的に入れ替え
    可能に保持する、請求項1から請求項10までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  12. 前記ホルダは、前記投射部の光軸に略垂直な方向に並列して少なくとも前記光学フィルタと前記カバーとを保持し、前記光軸に略垂直な方向に前記光学フィルタと前記カバーとをスライド移動させる、請求項1から請求項11までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
  13. 前記ホルダは、少なくとも前記光学フィルタを前記投射部の光軸に対して所定の傾斜角だけ傾斜させた状態で保持する、請求項12に記載のプロジェクタ。
  14. 前記ホルダを駆動して前記光学フィルタと前記カバーとを光路上に切替えて配置する駆動装置をさらに備える、請求項1から請求項13までのいずれか一項に記載のプロジェクタ。
JP2009140900A 2008-09-01 2009-06-12 プロジェクタ Active JP5381363B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009140900A JP5381363B2 (ja) 2008-09-01 2009-06-12 プロジェクタ
US12/544,275 US8876302B2 (en) 2008-09-01 2009-08-20 Projector
CN2009101715640A CN101666960B (zh) 2008-09-01 2009-08-28 投影仪

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008223134 2008-09-01
JP2008223134 2008-09-01
JP2009140900A JP5381363B2 (ja) 2008-09-01 2009-06-12 プロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010079253A JP2010079253A (ja) 2010-04-08
JP5381363B2 true JP5381363B2 (ja) 2014-01-08

Family

ID=41724939

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009140900A Active JP5381363B2 (ja) 2008-09-01 2009-06-12 プロジェクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8876302B2 (ja)
JP (1) JP5381363B2 (ja)
CN (1) CN101666960B (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011095352A (ja) * 2009-10-28 2011-05-12 Canon Inc 画像投射装置
WO2011146266A2 (en) * 2010-05-19 2011-11-24 3M Innovative Properties Company Fly eye integrator polarization converter
JP5459092B2 (ja) * 2010-06-17 2014-04-02 セイコーエプソン株式会社 光源装置およびプロジェクター
JP5593872B2 (ja) * 2010-06-22 2014-09-24 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
JP2012070292A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Sony Corp 撮像装置、撮像装置の制御方法、およびプログラム
TWI418917B (zh) * 2010-10-15 2013-12-11 Young Optics Inc 投影裝置
JP5830884B2 (ja) * 2011-03-15 2015-12-09 セイコーエプソン株式会社 プロジェクター
US9006998B2 (en) 2011-08-08 2015-04-14 Quarkstar Llc Dimmable lighting devices and methods for dimming same
JP5978839B2 (ja) * 2012-08-02 2016-08-24 セイコーエプソン株式会社 プロジェクションシステム
US9835854B1 (en) * 2013-05-30 2017-12-05 Kla-Tencor Corporation Apparatus for shielding a homogenizer
JP6331340B2 (ja) * 2013-11-08 2018-05-30 セイコーエプソン株式会社 表示装置、及び、表示装置の制御方法
CN104749862B (zh) * 2013-12-26 2017-07-21 中强光电股份有限公司 投影机的防尘罩
US11026088B2 (en) * 2014-08-29 2021-06-01 Maxell, Ltd. Communication system, communication device and communication terminal device
US9575396B2 (en) * 2014-09-09 2017-02-21 Beijing Lenovo Software Ltd. Electronic device and control method thereof
CN107209443A (zh) 2015-02-05 2017-09-26 索尼公司 投影仪、功能性滤光器和替代玻璃板
CN105573034B (zh) * 2015-06-18 2017-05-24 海信集团有限公司 一种激光光源和激光投影显示装置
CN108572497B (zh) * 2017-03-14 2019-12-17 深圳光峰科技股份有限公司 光源装置及投影系统
CN110928124A (zh) 2017-03-14 2020-03-27 深圳光峰科技股份有限公司 光源装置及投影系统
US20210116618A1 (en) * 2017-03-31 2021-04-22 Nec Corporation Work support system and protective eyeglasses
JP7363518B2 (ja) * 2020-01-24 2023-10-18 セイコーエプソン株式会社 投写光学系およびプロジェクター
CN113376940B (zh) * 2020-02-25 2022-09-20 中强光电股份有限公司 投影装置及其色域切换方法
CN112748630A (zh) * 2021-01-14 2021-05-04 深圳市影领极光科技有限公司 一种具有蓝牙音响和手机充电功能的便携式投影仪
CN115248526B (zh) * 2022-02-18 2022-12-27 深圳市晶鸿电子有限公司 家用投影装置、控制方法及存储介质

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0244729U (ja) * 1988-09-21 1990-03-28
JP3383082B2 (ja) * 1994-07-29 2003-03-04 シャープ株式会社 投影型画像表示装置
JP2000227578A (ja) 1998-11-12 2000-08-15 Fujitsu Ltd 投写型表示装置
JP2007304607A (ja) * 1998-11-12 2007-11-22 Fujitsu Ltd 投写型表示装置
JP2001013585A (ja) 1999-06-28 2001-01-19 Minolta Co Ltd 照明光学系及び投射型表示装置
US7116378B1 (en) * 2000-08-15 2006-10-03 Displaytech, Inc. Color-balanced brightness enhancement for display systems
JP3654220B2 (ja) * 2001-08-22 2005-06-02 セイコーエプソン株式会社 レンズ検査装置
US6919992B2 (en) 2001-10-01 2005-07-19 Canon Kabushiki Kaisha Color separating-combining optical system, image display optical system, and projection image display apparatus
JP3958008B2 (ja) * 2001-10-01 2007-08-15 キヤノン株式会社 画像表示光学系および投射型画像表示装置
US7283181B2 (en) * 2002-01-31 2007-10-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Selectable color adjustment for image display
JP3589225B2 (ja) * 2002-02-08 2004-11-17 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
JP2003295317A (ja) * 2002-04-05 2003-10-15 Mitsubishi Electric Corp 投写型表示装置
JP2004062136A (ja) * 2002-06-03 2004-02-26 Seiko Epson Corp 色調補正フィルタ
JP3994831B2 (ja) * 2002-07-09 2007-10-24 セイコーエプソン株式会社 光学装置、この光学装置を備えるプロジェクタ、及びこの光学装置に用いられるフィルタ
JP2004184889A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Hitachi Ltd 投射型映像表示装置
US6827453B2 (en) * 2003-04-02 2004-12-07 Dell Products L.P. Method and system for control of display lamp illumination with lens cap position
JP3985228B2 (ja) * 2003-06-06 2007-10-03 ミネベア株式会社 カラーホイール、その製造方法、およびそれを備えた分光装置並びに画像表示装置
JP2005115202A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Canon Inc 液晶プロジェクタ装置
JP2006145845A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Canon Inc 投射型表示装置
JP2006145863A (ja) * 2004-11-19 2006-06-08 Olympus Corp プロジェクタ
TWI270737B (en) * 2005-03-14 2007-01-11 Benq Corp Electrical device with translatable lens cover
US7264362B2 (en) * 2005-03-17 2007-09-04 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Lens cover
KR100699150B1 (ko) * 2005-05-25 2007-03-22 엘지전자 주식회사 영상투사기의 투사렌즈 셔터 개폐장치
JP3778211B2 (ja) * 2005-07-11 2006-05-24 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタの光学系の変更に応じた画像処理
US20090051884A1 (en) * 2007-08-21 2009-02-26 United Microelectronics Corp. Projection apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
CN101666960B (zh) 2011-06-08
CN101666960A (zh) 2010-03-10
US20100053558A1 (en) 2010-03-04
US8876302B2 (en) 2014-11-04
JP2010079253A (ja) 2010-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5381363B2 (ja) プロジェクタ
US6905211B2 (en) Color separation device, imaging optical engine, and projection apparatus
JP4344285B2 (ja) ディスプレイ装置
JP4157729B2 (ja) 反射型映像投射装置と、それを用いた投写型映像ディスプレイ装置、及び、それに用いる光源装置
JP5228959B2 (ja) プロジェクター
US8049822B2 (en) Projection type video display
EP1762882B1 (en) Wavelength-selective polarization conversion element
JP4141938B2 (ja) プロジェクタ
US8474987B2 (en) Projector having light amount control based on projection system F-number
WO2015132906A1 (ja) 投写型表示装置および画像表示方法
WO2005114319A1 (ja) プロジェクタ
JP3562513B2 (ja) 画像表示装置
JP6503816B2 (ja) プロジェクター
JP6436514B2 (ja) 投写型表示装置
JP6422141B2 (ja) 投写型表示装置および画像表示方法
JP4581371B2 (ja) 画像表示装置
JP2010014926A (ja) プロジェクタ
WO2016152033A1 (ja) プロジェクター
JP2010243779A (ja) プロジェクター
JP2009216906A (ja) 調光装置、照明装置及びプロジェクタ
JP2007114347A (ja) プロジェクタ
JP2007206141A (ja) プロジェクタ
KR100826356B1 (ko) 프로젝터
JP2006053430A (ja) プロジェクタ
JP2010128239A (ja) 分離合成光学系及びそれを用いた多板式の投影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120516

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130321

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130326

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130903

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5381363

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350