JP4158317B2 - 照明装置およびこの照明装置を用いた投写型表示装置 - Google Patents

照明装置およびこの照明装置を用いた投写型表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶やDMD(Digital Micromirror Device)などのライトバルブに対して照明光を照射する照明光学系(照明装置)、およびこれを用いた投写型表示装置に係わり、さらに詳しくは、照明均一性に優れ、かつ、光の利用効率の高い投写型表示装置用の照明光学系(照明装置)およびこの照明光学系(照明装置)を用いた投写型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大画面の画像表示装置としてプロジェクタ装置(投写型表示装置)が注目されている。
小型で高精細・高輝度のCRTを用いたCRTプロジェクタ装置、液晶パネルを用いた液晶プロジェクタ装置、DMD(Digital Micromirror Device)を用いたDMDプロジェクタ装置等が製品化されている。
また、映画やTVプログラムといったAVソースに対応するだけでなく、コンピュータ画像を投写するデータプロジェクタと呼ばれるカテゴリの製品が急速に市場を拡大しており、投写画面の明るさやコントラスト向上、高解像度化、明るさの均一性向上などの著しい性能改善が行われている。
【0003】
特に、液晶やDMDなどのライトバルブを用いたプロジェクタ装置は、明るさと解像度の向上を独立して行うことができる点でCRTプロジェクタ装置より優れており、プロジェクションテレビ(リア投写型プロジェクタ)への適用も増えている。
従来のライトバルブ照明光学系(照明装置)は、光源と投写レンズの射出瞳を共役関係とするレンズ系の光路中にライトバルブを配置してこれを照明する、一種のケーラー照明法にもとづいたものが殆どであった。
しかしながら、近年は照明均一性を向上させるためにフライアイインテグレータ照明法や、ロッドインテグレータ照明法が多用され、照明光学系(照明装置)に対してより高いレベルの結像性能と、複雑な構成の光学系が要求されるようになっている。
【0004】
図17は特許公報第2939237号公報に開示された従来の反射型プロジェクターである。
図において、110は光を生成して出射する光源、120は光源110から出射した光を波長によって選択的に透過させるカラーホイール、130は光源110側から入射した光を発散/収束または乱反射させて均一光にする光混合手段(光ミキシング素子)、140は入射光を収束させて平行光にするリレイレンズユニット、150は画像生成手段160から反射されて再入射した光を反射させる臨界角プリズム、170は入射した光がスクリーンに向かうように拡大透過させる投写レンズユニットである。
【0005】
光混合手段130の具体的な例として、図では、スクランブラ135が配置されている。
135aおよび135bは、それぞれスクランブラ135の入射面および出射面であって、光源110のランプ111から出射した光が収束される点には、光路に対して垂直な入射面135aが配置され、同じく光路に対して垂直な出射面135bと4つの側面とから直六面体を形成している。
また、出射面135bの縦横比は、画像生成手段160を構成するFLCD( Ferroelectric Liquid Crystal Display:強誘電体液晶表示素子)163の縦横比に対応した長方形となる。
スクランブラ135によって光源110からの不均一光は、混合されて均一な光となり出射面135bから出射される。
リレイ(伝達)レンズユニット140は、この均一光を発散させる収束レンズ141と、入射する発散光を収束させ平行光にするコリメータレンズ143から構成されており、この平行光によりFLCD163を照明している。
【0006】
この従来例の構成に拠れば、臨界角プリズム150を採用して光の進行経路を変換させることによって偏光ビームスプリッタの採用を排除するとともに、長い光学長を必要とすることなく光学系の光軸整列が容易になる反射型プロジェクタを提供することが可能である。
臨界角プリズム150についてはここでは詳しく述べないが、照明光学系と投写光学系を光学的および物理的に分離する作用を除けば、投写像の解像度を劣化させる作用を有する点、不要なゴースト光を発生させる原因となり易い点、製造の難易度が高いためコスト上昇の原因となり易い点など問題も多い。
【0007】
一方、臨界角プリズム150を用いない場合は、上述の照明光学系と投写光学系の物理的干渉の問題が発生する可能性が高い。
この従来例には、画像生成手段としてDMDを用いた実施例も開示されているが、特にDMDを用いた場合には前記干渉の問題が避けられない場合が多い。
DMDは、入射光の反射方向を微小ミラー(マイクロミラー)の傾きを変えることによって選択し、入射光束に画像情報に基づく変調を与える働きがある。
よってDMDを照明する光線の入射角度に制限があり、これが照明光学系と投写光学系の物理的な干渉を引き起こす要因となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図18は、DMD2ピクセルの構成を示す斜視図である。
図において、510、511はマイクロミラーで、素子500の法線からそれぞれ+10度あるいは−10度に傾いているところを示している。
DMDの詳細については、Larry J. Hornbeck, “Digital Light Processing for High-Brightness, High-Resolution Applications.”, SPIE Vol.3013, pp.27-40,などに詳しく紹介されているので、ここではこれ以上の詳しい説明は省略する。
【0009】
DMDを照明するには、上記マイクロミラーの動作から明らかなように、DMDの法線から一定角度傾いた方向から光線を入射させなければならない。
マイクロミラーは±10度に傾き、またマイクロミラーの回転軸は正方形のマイクロミラーに向かって45度の方向であるから、反射光線をDMDの法線方向に出射させる場合には法線から20度傾き、かつアジマス45度の方向から照明光を入射させる必要がある。
【0010】
図19は、DMDを画像生成手段として用いた光学システムの部分を示す概略図であり、臨界角プリズムを用いない場合の照明光学系と投写光学系との物理的干渉を説明するものである。
図において、440は照明光学系の最終レンズ、441は最終レンズ440の鏡胴、512はDMD、70は照明光軸、71は投写光軸、80は投写レンズ、αはDMD512への光線の進入角であり、照明光軸70とDMD512の法線のなす角度である。
投写レンズ80は、DMD512の正面に配置されており、後置絞りタイプを想定して図示した。
【0011】
DMD512のマイクロミラーの傾きが±10°の場合、DMD512への光線の入射角度はα=20°とする必要があるので、図中点線円で囲んだ付近で物理的な干渉が生じる可能性が非常に高くなる。
この場合、照明光束や投写光束の一部が遮られ、照明性能や投写性能を犠牲にしなければならなくなる。
このような不具合を回避するためには、例えば投写レンズの入射開口径を小さくしたり、鏡胴の一部を意図的に削除したりしなければならなかった。
しかし、これらは投写レンズの性能低減やコスト上昇を引き起こす要因であるため、実際には図20に示すように投写レンズの光軸をDMDの中心軸に対して所定量だけシフトさせる方法が採られる事が多い。なお、図20の符号は図19と同様であるので説明を省略する。
【0012】
この光軸シフトを行うとプロジェクタ装置の投写方向が装置から上向きになるため、フロントプロジェクタの場合には積極的に採用される技術である。
勿論、投写レンズ80がシフトして配置された分、DMDの法線に対する照明光の入射角度は大きな角度βにする必要があり、さらに投写レンズ80のイメージサークルも図19の場合より大きく設計する必要がある。
しかしながら、投写方向の傾きが許されないシステムの場合には、前記干渉の問題を避けることが困難であり、例えば臨界角プリズムの配置などのコストを上昇させる方法が採られていた。
【0013】
本発明の目的は、上述のような問題点を解決するためになされたものであり、臨界角プリズム等の高価な光学素子を用いることなく、DMDなどに代表される反射型ライトバルブへの照明を行い、照明光束が部分的に遮られても照明性能、特に照明均一性に大きな影響を与えない照明光学系(照明装置)、ならびにこの照明光学系(照明装置)を用いたプロジェクタ装置(投写型表示装置)を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る照明装置は、発光体から出射される光を集光して、上記発光体の集光像を所定の位置に形成する集光手段と、形成された上記発光体の集光像の位置近傍に入射端面を有し、出射端面に均一光源面形成される光ミキシング素子と、光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて、順に第1レンズ群および第2レンズ群が配置され、上記第1レンズ群によって、光ミキシング素子の入射端面と第2レンズ群を構成するレズが配置される位置の仮想面とを第1の光学的な共役関係とするとともに、上記第1レンズ群および第2レンズ群によって、光ミキシング素子の出射端面と上記被照明面とを第2の光学的な共役関係とし、光出射面から非テレセントリックな状態で照明光束を上記ライトバルブの被照明面側に出射する伝達光学系とを備えたものである。
【0015】
また、この発明に係る照明装置の伝達光学系の第2レンズ群は、光ミキシング素子側から順に、光ミキシング素子側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズと正の屈折力を有するレンズであることを特徴とするものである。
【0016】
また、この発明に係る照明装置は、伝達光学系の第1レンズ群を1枚の正レンズ、第2レンズ群を2枚の正レンズで構成したことを特徴とするものである。
【0017】
また、この発明に係る照明装置の光ミキシング素子は、単一反射部材の折り曲げ加工により成形された中空柱状をなすことを特徴とするものである。
【0018】
また、この発明に係る照明装置の伝達光学系の第1レンズ群および第2のレンズ群は、少なくとも一方が凹面鏡あるいは凸面鏡であることを特徴とするものである。
【0019】
また、この発明に係る投写型表示装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置と、上記照明装置の伝達光学系から出射された非テレセントリックな状態の光束により照明され、各々独立して駆動される2次元アレイ構造からなる多数の画素を有するライトバルブと、ライトバルブから出射した光をスクリーン手段に伝達する投写レンズ手段とを備えたものである。
【0020】
また、この発明に係る投写型表示装置の伝達光学系は、光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて順に第1レンズ群および第2レンズ群が配置され、第1レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するメニスカスレンズを含み、第2レンズ群は、光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて、負の屈折力を有する第1のレンズ手段と正の屈折力を有する第2のレンズ手段を前記光源側から順に備え、伝達光学系から非テレセントリックな状態で照明光束を出射するとともに、伝達光学系全系の焦点距離をf0、第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
0.68 < f1/f0 < 0.76
の関係を満足することを特徴とするものである。
【0021】
また、この発明に係る投写型表示装置の照明装置は、光ミキシング素子の直前あるいは直後に回転カラーフィルタを配置したことを特徴とするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
実施の形態1.
一般的に、プロジェクタ装置(投写型表示装置)は、例えば外部より入力される映像信号の情報を反映した電気信号に対応するようにライトバルブ(例えば、液晶やDMDなど)を駆動するための電気信号を発生する信号生成部と、後に詳述するような光ミキシング素子を用いた照明光学系(照明装置)と、この照明光学系(照明装置)と整合性の高い投写光学系から投写される光束を受けて、その面上に映像を映し出すためのスクリーン手段とを備えている。
【0023】
図1は、本発明の実施の一形態に係る照明光学系(照明装置)の構成を示す図である。
図において、1は光源ランプ(発光体)10とリフレクタ(反射鏡)11から構成される光源、2はコンデンサレンズ系であり、光源1とコンデンサレンズ系2により集光手段を構成している。
また、3は一対の入射端面31と出射端面32を有する光ミキシング素子、4はリレー( Relay:伝達)レンズ系、5はライトバルブの被照明面である。
リレーレンズ系(伝達レンズ系あるいは伝達光学系とも称する)4は、第1のレンズ41と第2のレンズ42で構成される第1レンズ群45、第3のレンズ43と第4のレンズ44で構成される第2レンズ群46の合わせて2群からなるレンズ系で構成されている。
また、第4のレンズ44近傍にリレーレンズ系(伝達レンズ系)4の絞り6が配置されている。
また、図中の一点鎖線は光軸、その他の直線は光線の振舞いを模式的に示すものである。
【0024】
まず、光源1側からライトバルブの被照明面5へ向かって順に、それぞれの構成要素の動作を説明する。
光源ランプ10は白色光や単色光などを出射する発光体を有しており、発光体から放出された光はリフレクタ11によって所定の集光方法による光束の収斂、あるいは略平行化が行われる。
前者(即ち、光束の収斂)は回転楕円鏡を用いて第1焦点近傍に発光体を配置する方法が、また、後者(即ち、光束の略平行化)は回転放物面鏡を用いてその焦点位置近傍に発光体を配置する方法がよく知られている。
図1に例示したリフレクタ11は回転放物面鏡であり、略平行化された光束はコンデンサレンズ系2によって収斂されて光ミキシング素子3に導かれる。
【0025】
光ミキシング素子3はリフレクタ11とコンデンサレンズ系2によって集光された光源1の集光像が持つ輝度ムラを低減する光強度均一化素子であり、出射端面32近傍において照明光源となる均一光源面を形成する。
このため、光ミキシング素子3の出射端面32の形状は基本的にはライトバルブの被照明面5と相似形状であることが望ましい。
また、光ミキシング素子3は、光学ガラスや耐熱ガラス、耐熱性樹脂等の透明部材からなる柱状のバルクを形成しており、光を伝達する原理は光ファイバやカレイドスコープ(万華鏡)のように、空気界面との全反射によるものが一般的である。
なお、素子の側面での反射が効率よく行われるのであれば、全反射による伝達でなくてもよく、反射ミラー片を組み合わせて柱状に形成したりすることも勿論可能である。光ミキシング素子の詳しい動作については後述する。
【0026】
リレーレンズ系4はこの光ミキシング素子3の出射端面とライトバルブの被照明面5を共役とする結像関係を満足するように構成され、均一光源面である出射端面32からの光を効率良くライトバルブの被照明面5へ伝達(リレー)し、これを照明する働きがある。
このとき照明光束の主光線60は光軸に対して傾いた状態でライトバルブの被照明面5へ入射する。
つまり、照明光束は非テレセントリック(Non-telecentric)な状態でライトバルブの被照明面5を照明する。
なお、主光線が光軸とほぼ平行な状態の光学系をテレセントリック系と言うので、非テレセントリック状態とは主光線と光軸が平行でない状態のことを言う。
【0027】
リレーレンズ系4は光源1側より順に、光源1側に凹面を向けた正のメニスカスレンズ41、両凸レンズ42、光源1側に凸面を向けた負のメニスカスレンズ43、両凸レンズ44から構成され、正のメニスカスレンズ41と両凸レンズ42は第1レンズ群45を、負のメニスカスレンズ43と両凸レンズ44は第2レンズ群46を形成している。第1レンズ群45と第2レンズ群46は共に正の屈折力を有している。
【0028】
図2は、本照明光学系(照明装置)の光ミキシング素子3からライトバルブの被照明面までの光線の収束ならびに発散を模式的に示す図である。
図中、30は光ミキシング素子3の入射単面31近傍に形成される仮想的な光源面である。
リレーレンズ系4は、仮想光源面30に形成される多数の仮想光源の像を絞り6近傍に形成する第1の光学的共役関係と、出射端面32に形成される均一光源面の像をライトバルブの被照明面5の近傍に形成する第2の光学的共役関係の、2つの共役関係を成立させている。
なお、図2において、記号Aは第1の光学的共役関係を、また、記号Bは第2の光学的共役関係を示している。
【0029】
図3は、本実施の形態である照明光学系(照明装置)の絞り6近傍に形成される仮想光源の像を撮影したものである。
図ではネガポジ反転させているので、光が集中して輝度が高くなっている領域は黒っぽくなっている。
点線円で囲んだ範囲は両凸レンズ44の外形を示しており、ほぼレンズの有効径いっぱいまで仮想光源の像12が広がっていることがわかる。
こうして多数の光源に分かれた光は再びライトバルブの被照明面5において重畳されて、これを均一に照明する。
図4は、仮想光源像による重畳照明を模式的に示す図である。
【0030】
仮想光源の像が図3のように複数に分かれるのは、光ミキシング素子3の作用による。
図5は多数の仮想光源が形成される作用を説明する図であり、13は光源ランプ10の発光体の像、14、15はともに仮想発光体像、61、62は光ミキシング素子3内を進行する光線を模式的に示したものである。
光ミキシング素子3はガラス等の透明媒質で形成された柱状の素子であり、空中もしくは透明媒質より低い屈折率値を有する媒質内に配置される。
【0031】
入射端面31から入射した光は、光ファイバやカレイドスコープと同じ原理で界面での全反射を繰り返し、出射端面側へ進行する。
これを出射端面32側から見ると、あたかも仮想発光体像14や15が仮想光源面30内で分離して配置しているように観察される。光線61は側面での1回反射、光線62は2回反射に対応しているが、このように素子内部での反射回数が仮想光源の位置ならびに分離数を決めることになる。
【0032】
さて、以上に述べたように本実施の形態では、第2レンズ群46の近傍にリレーレンズ系4の絞り6を設定し、光ミキシング素子3の作用による多数の仮想光源の像を形成することができるため、前述の投写光学系と照明光学系の物理的な干渉の問題を、照明光学系(照明装置)としての性能を大きく劣化させることなく解消することが可能である。
【0033】
図6は、照明光学系(照明装置)の一部を投写レンズの鏡胴が遮っている状態を模式的に示す図である。
図において、8は投写レンズ、50はDMD、45、46はそれぞれ第1レンズ群、第2レンズ群を代表するレンズである。
その他の符号は前述の通りである。
図6では投写レンズ8とレンズ46が物理的に干渉している。
【0034】
図7は、図3に示した仮想光源の像の一部が投写レンズ8によって遮光された状態を模式的に示している。
図において、8aは投写レンズ8の断面を模式的に示す円、12は多数の光源像である。
このとき、第2レンズ群では仮想光源像の一部が遮られることになる。
図7からも明らかなように、多数の仮想光源のうち外側に形成される大きな角度成分を持つ光が遮られる。
【0035】
そこで、以上のような物理的干渉状態を計算機モデルに設定し、照明性能がどのように保たれるかをシミュレーションで確かめた。
図8は、部分的に欠落した第2レンズ群のモデルを示している。図中点線の楕円で囲んだ領域が欠落しているレンズ部分である。
図9、図10はそれぞれ第2レンズ群の一部分が欠落したモデル、第2レンズ群に欠落がない場合のライトバルブの被照明面での照明光束の強度分布を計算した結果を示している。
【0036】
図中、白っぽい部分が強度の大きい領域を示しており、ライトバルブの有効領域を想定した長方形の範囲を照明していることがわかる。
また、光ミキシング素子3の効果と、これを伝達するリレーレンズ系4の作用により、図9、図10ともに高い均一性を保ちながらライトバルブの被照明面を照明していることがわかる。
図8に示したように、レンズ系を大きく欠落させたにもかかわらず、光量損失は約1.5%に抑えられることが分かった。
【0037】
このような照明光束の均一性を保つ作用は、リレーレンズ系4の絞り6の位置と、ライトバルブの被照明面5が光学的なフーリエ変換の関係になっているためであり、その点からすれば絞り6付近で半分の仮想光源像が遮られても、ライトバルブの被照明面5の均一性は保たれることになる。
また、図3に示したように、レンズの外周付近に形成される仮想光源像ほど単位面積に占める光集中領域の大きさの割合が小さく、投写レンズの鏡胴などのように円筒形の物体によって光が遮られる場合は、光量の損失はレンズの欠落の度合いに比べて比較的少なく抑えることができる。
【0038】
ここで、絞り6付近で仮想光源像が遮られても、ライトバルブの被照明面5に入射される照明光束の均一性が保たれるの理由について、簡単に説明する。
いま、光軸上に並んだA面、B面、C面の3つの光学面を想定し、B面はA面のフーリエ変換面、C面はB面のフーリエ変換面の関係にあるとする。
一方、物体と像との関係で言うと、A面に配置した物体がB面付近に配置されたレンズ手段によってC面付近で結像するとする。
これをフーリエ変換で説明すると、「レンズ手段による結像」が「2段階からなるフーリエ変換」とほぼ等価になる。
つまり、A面に配置された物体からの光(情報)をフーリエ変換すると、B面にはフーリエ像が形成されるが、これをさらに逆フーリエ変換すると、C面において物体とほぼ同じ像が形成されることになる。
【0039】
フーリエ変換の場合、上記途中のフーリエ像(即ち、B面に形成されるフーリエ像)は、その情報の一部が欠落しても最終像には大きな影響を与えないという関係がある。
本照明装置の光学系の場合、フーリエ像に相当するものが「多数の光源像」であり、これが一部欠落しても最終的な像質(即ち、照明光束とその均一性)には大きな影響を与えない。但し、光量は低減する。
原理的には光軸を含む面でレンズを縦割りにして、半分(半円)の光を欠落させても、最終像の形状や均一性は影響を受けない。
なお、「光学的なフーリエ変換」の詳細については、「フーリエ変換とその光学への応用( P.M.Duffieux 著、辻内順平訳、共立出版(1986年発行)」のP65〜80“第5章 コンボリューションの応用、ディクリレの定理”」を参考にされたい。
【0040】
次に、具体的なリレーレンズ系(伝達レンズ系)4の設計方法について説明する。
図11は、光ミキシング素子3から絞り6までの構成を示す図であり、符号は全て前述の通りであるので説明を省略する。
図11には仮想光源面30上のある仮想光源から出射された光が絞り6近傍に到達する様子を模式的に示しているが、この光線の振舞いからも明らかなように、絞り6近傍での仮想光源像の形成にはリレーレンズ系4を構成するレンズのうち、第1レンズ群45が主な働きをしていることがわかる。
第2レンズ群46は結像面に近いので、結像には大きく寄与しない。このような状態を図12でさらに概念的に示す。
【0041】
図12中、33は仮想光源面における仮想光源の大きさを表す矢印、34は光ミキシング素子3の出射端面32に形成される均一面光源の大きさを表す矢印、47ならびに48はそれぞれ第1レンズ群、第2レンズ群のレンズ作用を代表した理想的な薄肉レンズである。また、50はライトバルブの被照明面に形成される均一面光源の像の大きさを表す矢印、60は絞り6近傍に形成される仮想光源像の大きさを表す矢印である。
前述の通り、仮想光源面とその像の共役関係Aと、均一面光源とその像の共役関係Bからなる2つの共役関係が成立している。
【0042】
具体的なレンズ設計においても、この2つの共役関係を保つようにすればよいが、光ミキシング素子3の光軸方向の長さが均一面光源の均一性と仮想光源の像位置の両方に大きく影響を与える点、仮想光源の像位置とライトバルブの被照明面の位置関係は、ライトバルブの被照明面の位置と投写レンズの瞳位置の関係と見かけ上同等としなければならない点などに特に注意が必要である。
【0043】
本実施の形態による照明光学系(照明装置)では、このような条件を満たす以外にも伝達光学系(即ち、リレーレンズ系4)として次のような設計を行った。
まず、正の屈折力を有するレンズのみでは軸外収差、特に歪曲収差と色収差を補正することが困難であるため、第2レンズ群内に負の屈折力を有するレンズを配置することによって前記軸外収差を良好に補正した。
また、第2レンズ群を負正のレトロフォーカス構成としリレーレンズ系4のバックフォーカスを長くし、レンズ系を大きくすることなく所定の結像倍率を得ている。また、両凸レンズ44の出射面に絞り6を設け、この絞り6近傍に仮想光源の像を形成することにより歪曲収差を良好に補正した。
これによって、ライトバルブの被照明面5とほぼ相似な形状である光ミキシング素子の寸法マージン量を低く抑えることができ、光の利用効率を向上させている。
【0044】
また、リレーレンズ系4の全系の焦点距離をf0、第1レンズ群45の合成焦点距離をf1としたとき、本実施の形態の第1レンズ群45の合成焦点距離f1は、
0.68 < f1/f0 < 0.76 (1)
の条件を満たしている。
【0045】
この条件式(1)の上限を超えると、第2レンズ群46の屈折力が大きくなり、歪曲収差が増大する。
また、リレーレンズ系4の主点間隔が大きくなるためリレーレンズ系4の全長が必要以上に大きくなる。
一方、条件式(1)の下限を下回ると、リレーレンズ系4の有効径が増大するため、省スペース性やコストの点で不利となる。
【0046】
また、リレーレンズ系4の第2レンズ群46の合成焦点距離をf2としたとき、前記式(1)を満たす条件のもとでf2は、
1.27 < f2/f0 < 1.42 (2)
の条件を満たしている。
この条件式(2)の値f2/f0は条件式(1)の値f1/f0と同様の振舞いを示すので、有効な範囲は条件式(1)に準ずる。
【0047】
また、第2レンズ群46を構成する正レンズおよび負レンズの材質の平均アッベ数をそれぞれνp、νnとすると、本実施の形態は
νp/νn > 1.7 (3)
の条件を満たしている。
これは色消しレンズの条件から、一般に大きいほど色消しに有利であると言われる値であり、この条件式(3)の値を下回ると十分な色消しを行うことができなくなる。
【0048】
この条件式(3)を満たす材料で第2レンズ群47を構成すれば、倍率色収差を比較的良好に補正することが可能である。
よって光ミキシング素子3の出射端面の像をライトバルブの被照明面5上に効率よく伝達することができ、照明領域周辺部での色づきを抑え、照明の寸法マージンを低減して光の利用効率を向上させている。
【0049】
下記の表1に示す数値実施例1は、実施の形態1の光ミキシング素子3の出射端面である光源面からライトバルブの被照明面5までのデータである。
本データにおいて、f0は全系の焦点距離、f1は第1レンズ群の合成焦点距離、f2は第2レンズ群の合成焦点距離、FNOはFナンバー、REDは近軸倍率、RODは光ミキシング素子の光軸長さを示している。
また、表中2行目において、左から順にiは物体側からの順序を示し、Riは第i面の曲率半径、Diは第i面から第i+1面までの間隔、ndはd線に対する屈折率、νdはアッベ数を示している。
なお、R=∞は平面を表すものとする。
また、光ミキシング素子3はBSC7(nd=1.5168)で光軸方向に沿う長さは60mmを想定した。
【0050】
【表1】
Figure 0004158317
【0051】
数値実施例1の条件式(1)、(2)、(3)に相当する数式の値はそれぞれ
f1/f0 = 0.701
f2/f0 = 1.293
νp/νn = 1.95
であり、いずれも条件を満たしている。
なお、νpは各正レンズのアッベ数νdの平均値であり、νnは各負レンズのアッベ数νdの平均値であるが、数値実施例1においては表1から明らかなように、正レンズは3枚あり、それぞれのアッベ数νdは、64.2、64.2、60.3であるので、νpはこれらの平均値である62.9となり、また、負レンズは1枚のみでそのアッベ数νdは32.2であるのでνnは32.2となる。
従って、νp/νnは1.95となる。
【0052】
さて、下記の表2に示す数値実施例2および表3に示す数値実施例3は、数値実施例1とほぼ同様の構成からなるリレーレンズ系4の設計例である。
前述の数値実施例1と同様、BSC7で構成される光ミキシング素子の光軸方向に沿う長さはともに50mmを想定した。
なお、レンズ枚数を減らし、非球面レンズを採用することにより、同等の光学性能を維持することも勿論可能であるが、この場合はレンズ枚数低減の効果や、有効径等の条件を考慮すると第1レンズ群45への導入が効果的であると考えられる。
【0053】
【表2】
Figure 0004158317
【0054】
数値実施例2の条件式(1)、(2)、(3)に相当する数式の値はそれぞれ
f1/f0 = 0.736
f2/f0 = 1.297
νp/νn = 1.95
であり、いずれも条件を満たしている。
【0055】
【表3】
Figure 0004158317
【0056】
数値実施例3の条件式(1)、(2)、(3)に相当する数式の値はそれぞれ
f1/f0 = 0.743
f2/f0 = 1.405
νp/νn = 1.95
であり、いずれも条件を満たしている。
【0057】
なお、リレーレンズ系4の構成例については以上に説明したタイプに限定されることはなく、例えば、正レンズのみで全系を構成することも可能である。
この場合、前述の負レンズを内包したレンズタイプとは性能が異なるが、求める照明性能のレベルによっては、このような単純なレンズ構成を用いても構わない。
【0058】
実施の形態2.
図13は、実施の形態2に係る照明光学系(照明装置)におけるリレーレンズ系(伝達レンズ系あるいは伝達光学系とも称す)4の構成を示す図であり、本実施の形態でのリレーレンズ系4は第1レンズ群45を1枚の正レンズ、第2レンズ群46を2枚の正レンズで構成したことを特徴し、リレーレンズ系4以外の基本的な構成は図1に示した実施の形態1と同様である。
【0059】
図において、49は第2レンズ群を構成する両凸レンズであり、その他の符号は前述の通りである。
本実施の形態では、第2レンズ群46を構成する2枚のレンズ44および49はいずれも正レンズであり、レトロフォーカス構成にしていないため、レンズ径を制限すると結像倍率が小さくなるなどの問題も生じ易いが、仮想光源の像を絞り6近傍に形成する作用によって、前記干渉の問題を解消することができる点は同様である。
【0060】
本実施の形態による照明光学系(照明装置)が提供する照明性能においては、光ミキシング素子3の出射端面に形成される2次的な光源面の品質、即ち、強度分布の均一性が実現されることによって高い効果を得ることができる。
ここで、光源1から光ミキシング素子3までの系について、図1を用いて説明する。
図1に示す光源1は、白色光や単色光などを出射する発光体を有するランプであり、例えばメタルハライドランプ、超高圧水銀ランプなど、実効的な発光源の寸法パラメータが小さく、発光効率の高いものが好ましい。
【0061】
これは発光源から発散した光をリフレクタ11によって集光する場合に、集光効率を高めることができるからである。
本実施の形態ではリフレクタ11の内面形状を回転2次曲面のひとつである回転放物面とし、この放物面の焦点近傍に発光源が位置されるようにランプの配置を行った。
リフレクタ11で略平行化された光束は、コンデンサレンズ系2によって収斂されて発光源の像を形成する。
この発光源の像の大きさと角度分布は、コンデンサレンズ系2の設定によって所定の値に近づけることが可能である。
【0062】
本実施の形態では、電極ギャップ長が約1.3mmの放電ランプを光源1とし、焦点距離7.5mmの放物面からなるリフレクタ11を用い、コンデンサレンズ系2によりて有効直径が4mm程度の発光源の像を形成している。
勿論、リフレクタ11を同じ回転2次曲面である回転楕円鏡とし、コンデンサレンズ系2を用いない集光光学系を構成することも好適である。
いずれにしても、発光源の像を後段の光ミキシング素子3の伝達特性に合わせて形成することが重要である。
【0063】
光ミキシング素子3は、リレーレンズ系4の結像倍率とライトバルブの被照明面5の大きさから端面の寸法を決めることができる。
また、リレーレンズ系4の結像性能を活かすために、光ミキシング素子3の出射端面32はライトバルブの被照明面5の形状とほぼ相似な形状とすることが望ましい。
入射端面31は発光源の像が形成される位置に配置すると最も伝達効率が高くなるが、入射光のエネルギー密度が大きいために耐熱性を高めることが重要である。
なお、入射面と出射面の形状や寸法を変えるといった変形例も勿論可能であることは言うまでもない。
【0064】
実施の形態3.
図14は、光ミキシング素子の変形例を示す断面図であり、本実施の形態3に係る照明光学系(照明装置)のその他の基本的な構成は前述の実施の形態1あるいは2と同様である。
図において、35は中空光ミキシング素子、36は基材、37は反射材であり、4つの平面から中空の柱状素子を形成したものである。
反射材37が中空の内面に配置されており、入射端面から進入した光は反射材37による反射を繰り返して進行し、前述のガラスロッドの場合と同様の均一な強度分布を有する光源面を出射面近傍に形成する。
一般的に全反射を利用するロッドタイプのものに比べて、反射部材を用いる場合は効率が劣るが、アルミ材の表面をアルマイト処理した基材に高純度のアルミを真空蒸着し、更にその上にSiO2膜とTiO2膜を蒸着形成したような反射材に優れた反射特性、耐熱性、耐候性を有するものがある。
このような材料としては、例えば、アラノッド社(独)製のMIRO材が好適である。
【0065】
このような中空光ミキシング素子35によれば、エネルギー密度の高い集光点を空間に形成することが可能である上、素子全体を放熱効果の高い金属で形成可能であるため、システム全体の冷却を容易にできる。
また、外壁面を保持のために用いても内面の反射性能にほとんど影響を与えることがないので、簡便な方法による保持が可能でありコスト面でも有利である。
さらに、MIRO材等の薄板材料を用いれば、単一部材の折り曲げ加工のみで成形できるので製造も容易である。
【0066】
実施の形態4.
前述の実施の形態1乃至3においては、リレーレンズ系(伝達光学系)4は、レンズ素子を用いた第1および第2レンズ群の複数のレンズ群によって構成されているが、レンズ群を用いず、凹面鏡や凸面鏡、非球面鏡などの組み合わせによってリレーレンズ系(伝達光学系)4を構成することは勿論可能である。
【0067】
図15は、リレーレンズ系(伝達光学系)4の第1および第2レンズ群を、レンズ素子に代えて凹面鏡や凸面鏡、非球面鏡の組合せによって構成した例を概略的に示す図である。
図において、1は光源、3は光ミキシング素子、5は反射型ライトバルブ、8は投写レンズ、400、401はそれぞれ凹面鏡や凸面鏡、あるいは非球面鏡である第1および第2のミラー手段である。
光ミキシング素子3から出射された光は、第1のミラー手段400、第2のミラー手段401の順で反射されて光路が折れ曲がり、反射型ライトバルブ5へと導かれる。
【0068】
なお、本実施の形態における伝達光学系においても、図2に示した実施の形態1の場合と同様に、第1のミラー手段400および第2のミラー手段401で構成されたリレーレンズ系(伝達光学系)4は、仮想光源面30に形成される多数の仮想光源の像を絞り6近傍に形成する第1の光学的共役関係と、出射端面32に形成される均一光源面の像をライトバルブの被照明面5の近傍に形成する第2の光学的共役関係の、2つの共役関係を成立させているとともに、光出射面からは非テレセントリックな状態で照明光束を出射する。
【0069】
本実施の形態においては、全系の光路を折り曲げる必然性が生じるため、隣接する光学素子の物理的な干渉が生じる可能性が高くなるが、本実施の形態による光学系は投写光学系と照明光学系の物理的な干渉をある程度許容できるため、全系レイアウトを考慮する上で自由度が高まるという利点がある。
さらに、図15のように照明光学系(照明装置)をレンズ素子で構成されたレンズ群を用いることなく、全てミラー手段で構成すれば、原理的に色収差が発生しないため、光の利用効率を高めることも容易である。
【0070】
実施の形態5.
図16は、回転カラーフィルタを用いた単板式(即ち、ライトハセルブが1枚)のプロジェクタ装置(投写型表示装置)の光学系を示す図である。
図において、50は反射型ライトバルブであり、ここではTexas Instruments 社のDMD( Digital Micromirror Device )を想定して説明を行う。
90は回転カラーフィルタであり、その他の符号は実施の形態1を示す図1と同様であるので説明を省略する。
【0071】
回転カラーフィルタ90は、例えば、映像信号の同期信号に同期して回転することによってフィールドシーケンシャルでカラー化を行うための光学装置であり、前述のDMDを反射型ライトバルブとした場合に整合性が高い。
投写レンズ8から出射した光は図示しないスクリーン上に拡大投写されて、大画面の映像を提供することができる。
【0072】
照明光学系(照明装置)の部分は、実施の形態1で説明した通り、投写レンズ8との物理的な干渉がある程度許されるため、全体の構成要素の配置条件が緩和されるだけでなく、投写光量の損失を最低限に抑えながら均一な投写画面を得ることができる。
よって本実施の形態によれば非常に光利用効率が高く、コンパクトで安価な光学システムを構成し、かつ、明るく均一な投写画像を提供するプロジェクタ装置を実現することができる。
【0073】
なお、回転カラーフィルタ90はこれを透過する光束径が小さいほど、装置の寸法増大を抑えることができるため、照明光学系(照明装置)全系の中でも光束径が小さい位置に配置することが望ましい。
具体的には、図16に示すように光ミキシング素子3の直前、あるいは直後に配置することが望ましい。
カラー化については、回転カラーフィルタ90を用いなければならないということはなく、照明光学系(照明装置)と整合が高く、高効率のプロジェクタ装置を提供できるカラー化手段であれば、これを光学系の一部に配置することは全く問題がなく可能である。
【0074】
【発明の効果】
この発明に係る照明装置は、発光体から出射される光を集光して、上記発光体の集光像を所定の位置に形成する集光手段と、形成された上記発光体の集光像の位置近傍に入射端面を有し、出射端面に均一光源面形成される光ミキシング素子と、光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて、順に第1レンズ群および第2レンズ群が配置され、上記第1レンズ群によって、光ミキシング素子の入射端面と第2レンズ群を構成するレズが配置される位置の仮想面とを第1の光学的な共役関係とするとともに、上記第1レンズ群および第2レンズ群によって、光ミキシング素子の出射端面と上記被照明面とを第2の光学的な共役関係とし、光出射面から非テレセントリックな状態で照明光束を上記ライトバルブの被照明面側に出射する伝達光学系とを備えたので、光ミキシング素子の出射端面に形成される均一な強度分布を持った光源面とライトバルブの被照明面を光学的に共役な関係とし、かつ、第2レンズ群の最終面に設定された絞りの近傍に発光体の多数の光源像を形成するので、第2レンズ群からライトバルブの被照明面に出射される照明光束の一部が物理的に欠落しても、被照明面上の照明均一性に影響を与えず、かつ、光の利用効率の高い投写型表示装置用の照明装置を提供できる。
【0075】
また、この発明に係る照明装置の伝達光学系の第2のレンズ群は、光ミキシング素子側から順に、上記光ミキシング素子側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズと正の屈折力を有するレンズであることを特徴とするので、軸外収差を良好に補正することができ、高品位な照明装置を提供できる。
【0076】
また、この発明に係る照明装置は、伝達光学系の第1レンズ群を1枚の正レンズ、第2レンズ群を2枚の正レンズで構成したことを特徴とするので、伝達光学系のレンズ構成が簡単になり、装置を安価に実現できる。
【0077】
また、この発明に係る照明装置の光ミキシング素子は、単一反射部材の折り曲げ加工により成形された中空柱状をなすことを特徴とするので、光ミキシング素子の外壁面をその保持のために用いても内面の反射性能にほとんど影響は与えず、簡便な方法による保持が可能であり、装置を安価に実現できる。
【0078】
また、この発明に係る照明装置の伝達光学系の第1レンズ群および第2のレンズ群は、少なくとも一方が凹面鏡あるいは凸面鏡であることを特徴とするもので、色収差を低減し、光の利用効率が高い高品位な照明装置を提供できる。
さらに、照明光学系の光路が折り曲げられるので、コンパクトな照明装置を提供できる。
【0079】
また、この発明に係る投写型表示装置は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置と、上記照明装置の伝達光学系から出射された非テレセントリックな状態の光束により照明され、各々独立して駆動される2次元アレイ構造からなる多数の画素を有するライトバルブと、ライトバルブから出射した光をスクリーン手段に伝達する投写レンズ手段とを備えたので、照明装置の第2レンズ群からライトバルブの被照明面に出射される照明光束の一部が理的に欠落しても、被照明面上での照明均一性に影響を与えず、かつ、光の利用効率の高い投写型表示装置を提供できる。
【0080】
また、この発明に係る投写型表示装置の伝達光学系は、光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて順に第1レンズ群および第2レンズ群が配置され、第1レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するメニスカスレンズを含み、第2レンズ群は、光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて、負の屈折力を有する第1のレンズ手段と正の屈折力を有する第2のレンズ手段を前記光源側から順に備え、伝達光学系から非テレセントリックな状態で照明光束を出射するとともに、伝達光学系全系の焦点距離をf0、第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
0.68 < f1/f0 < 0.76
の関係を満足することを特徴とするので、照明装置の伝達光学系における歪曲収差の増大が防止できると共に、省スペース化が図れ、高品位、かつ、コンパクトな投写型表示装置を提供できる。
【0081】
また、この発明に係る投写型表示装置の照明装置は、光ミキシング素子の直前あるいは直後に回転カラーフィルタを配置したことを特徴とするので、光利用効率が高く、安価でコンパクトな投写型表示装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る照明装置の構成を示す図である。
【図2】 実施の形態1に係る伝達光学系を説明する概略図である。
【図3】 実施の形態1に係る多数の光源像を説明する概略図である。
【図4】 実施の形態1に係る多数の光源像からの光線の振舞いを説明する図である。
【図5】 実施の形態1に係る光ミキシング素子の動作を説明するための図である。
【図6】 実施の形態1において照明光学系の一部と投写光学系の投写レンズの一部(鏡胴)が遮っている状態を示す図である。
【図7】 実施の形態1において仮想光源の像の一部が投写レンズによって遮光された状態を模式的に示す図である。
【図8】 実施の形態1に係る第2レンズ群の部分的欠落を説明する概略図である。
【図9】 第2レンズ群の一部分が欠落した場合の計算機シミュレーションによるライトバルブの被照明面の強度分布を示す図である。
【図10】 第2レンズ群に欠落がない場合の計算機シミュレーションによるライトバルブの被照明面の強度分布を示す図である。
【図11】 実施の形態1に係る伝達光学系を説明する概略図である。
【図12】 実施の形態1に係る伝達光学系の共役関係を説明する概略図である。
【図13】 実施の形態2に係る照明光学系(照明装置)の伝達光学系の構成を示す図である。
【図14】 実施の形態3に係る照明光学系(照明装置)の光ミキシング素子の変形例を示す概略図である。
【図15】 実施の形態4に係る伝達光学系の変形例を模式的に示す概略図である。
【図16】 実施の形態5に係る投写型表示装置の構成を示す図である。
【図17】 従来の投写型表示装置の概略構成を示す図である。
【図18】 DMD2ピクセルの動作を説明するための概略図である。
【図19】 DMDを画像生成手段として用いた従来の光学システムにおける投写光学系と照明光学系の物理的干渉を説明するため図である。
【図20】 DMDを画像生成手段として用いた従来光学システムにおける投写光学系と照明光学系の物理的干渉を回避する事例を説明するため図である。
【符号の説明】
1 光源 2 コンデンサレンズ系
3 光ミキシング素子 4 リレーレンズ系(伝達光学系)
5 ライトバルブの被照明面 6 絞り
7 光軸 8 投写レンズ
10 光源ランプ(発光体) 11 リフレクタ(反射鏡)
12 多数の光源像 13 発光体の像
14 仮想発光体像 15 仮想発光体像
30 仮想光源面 31 入射端面
32 出射端面 35 中空光ミキシング素子
36 基材 37 反射材
41 正のメニスカスレンズ 42 両凸レンズ
43 負のメニスカスレンズ 44 両凸レンズ
45 第1レンズ群 46 第2レンズ群
49 両凸レンズ 50 DMD
60 主光線 61 光線
62 光線 90 カラーフィルタ
400 ミラー手段 401 ミラー手段

Claims (8)

  1. 発光体から出射される光を集光して、上記発光体の集光像を所定の位置に形成する集光手段と、
    形成された上記発光体の集光像の位置近傍に入射端面を有し、出射端面に均一光源面形成される光ミキシング素子と、
    上記光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて、順に第1レンズ群および第2レンズ群が配置され、上記第1レンズ群によって、上記光ミキシング素子の入射端面と上記第2レンズ群を構成するレズが配置される位置の仮想面とを第1の光学的な共役関係とするとともに、上記第1レンズ群および第2レンズ群によって、上記光ミキシング素子の出射端面と上記被照明面とを第2の光学的な共役関係とし、光出射面から非テレセントリックな状態で照明光束を上記ライトバルブの被照明面側に出射する伝達光学系とを備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 伝達光学系の第2レンズ群は、光ミキシング素子側から順に、上記光ミキシング素子側に凸面を向けた負の屈折力を有するメニスカスレンズと正の屈折力を有するレンズであることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 伝達光学系の第1レンズ群を1枚の正レンズ、第2レンズ群を2枚の正レンズで構成したことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  4. 光ミキシング素子は、単一反射部材の折り曲げ加工により成形された中空柱状をなすことを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  5. 伝達光学系の第1レンズ群および第2のレンズ群は、少なくとも一方が凹面鏡あるいは凸面鏡であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の照明装置と、
    上記照明装置の伝達光学系から出射された非テレセントリックな状態の光束により照明され、各々独立して駆動される2次元アレイ構造からなる多数の画素を有するライトバルブと、
    上記ライトバルブから出射した光をスクリーン手段に伝達する投写レンズ手段を備えことを特徴とする投写型表示装置。
  7. 照明装置の伝達光学系は、光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて順に第1レンズ群および第2レンズ群が配置され、
    上記第1レンズ群は、少なくとも1枚の正の屈折力を有するメニスカスレンズを含み、上記第2レンズ群は、上記光ミキシング素子側からライトバルブの被照明面側にかけて、負の屈折力を有する第1のレンズ手段と正の屈折力を有する第2のレンズ手段を前記光源側から順に備え、上記伝達光学系から非テレセントリックな状態で照明光束を出射するとともに、伝達光学系全系の焦点距離をf0、第1レンズ群の焦点距離をf1としたとき、
    0.68 < f1/f0 < 0.76
    の関係を満足することを特徴とする請求項6に記載の投写型表示装置。
  8. 照明装置は、光ミキシング素子の直前あるいは直後に回転カラーフィルタを配置したことを特徴とする請求項6に記載の投写型表示装置。
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