JP4041700B2 - 照明光学系およびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射型液晶やDMD素子などの反射型画像表示素子を用いた照明光学系に関し、特に、画像表示素子に対し斜め方向から照明する偏心照明光学系において、画像表示素子を照明する光の照度を均一にするために構成を改良した照明光学系およびこれを用いた投写型表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、投写型表示装置において、映像を信号に変え光変調を行なうライトバルブとしては、透過型や反射型の液晶表示素子や、微小ミラーが規則的に配列されたDMD素子などが知られている。その中でも反射型液晶やDMD素子を用いた構成として、これらの画像表示素子に対し斜め方向から照明する(すなわち、入射角≠0となる)偏心照明光学系が知られている。図7はこのような構成の投写型表示装置の一例で、画像表示素子として反射型液晶表示パネル59を用いた構成である。この素子は、高効率で微小な画素を作ることに適しており、高品位な映像を提供するライトバルブとして注目されている。
【0003】
図7において、光源部50は発光体51および放物面よりなるリフレクタ52からなり、光軸に略平行な光束を出射する。インテグレータ部55は、光源部50からの光束に対して作用する第2フライアイレンズ(第1インテグレータ板)53と、この第2フライアイレンズ53の各レンズ素子からの光束を、後段の液晶表示パネル上に重畳せしめる第1フライアイレンズ(第2インテグレータ板)54とからなる。上記2つのフライアイレンズ53、54は複数の微小なレンズ素子を二次元的に規則的に配列したものであって、その各レンズ素子は液晶表示パネル59の有効領域と相似形状に形成されている。
【0004】
第2フライアイレンズ53は、光源部50から出射された明るさムラの大きな略平行光を、複数の微小なレンズ素子に対応する複数の部分光線束に分割するとともに、各部分光線束をそれぞれ第1フライアイレンズ54の近傍で集光させる。分割後の部分光線束の明るさムラは、分割前の光束に比較して小さい。第1フライアイレンズ54は、第2フライアイレンズ53の各微小レンズ素子に対応する各微小レンズ素子を備えている。第1フライアイレンズ54は、第2フライアイレンズ53による複数の光源像を重畳させ、レンズ56、57よりなる集光光学系58を介して反射型液晶表示パネル59の照射面上に結像させる。照射面上では、上記各部分光線束が互いに重畳することになるので、インテグレータ部入射時に比し、明るさムラの小さな照明を実現することができる。そして、液晶表示パネル59で反射され画像情報が担持された光束が、図示されない投写レンズによりスクリーン上に投写される。
【0005】
このような、2枚のフライアイを用いて照射面上での照明均一化を図る手法は、従来、よく知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記照明光学系では、液晶表示パネル59を照明する光の照度を均一化するために2枚のフライアイレンズ53、54を用いているにもかかわらず、図示されるように2枚のフライアイレンズ53、54が液晶表示パネル59に対して傾いて配列されているために、液晶表示パネル上での照度分布が均一でなくなってしまうという問題がある。図7のような配置の場合には、第2フライアイレンズ53による複数の2次光源像は光軸Xに対して直交する平面上に形成されるが、液晶表示パネル59はこの平面に対して傾いて配置されているため、この複数の2次光源像と液晶表示パネル59との距離は液晶表示パネル59の紙面上下方向において異なり、素子上部側では遠く、素子下部側では近いことになる。その結果、液晶表示パネル上での照度分布が上下方向で大きく異なってしまい問題となっていた。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、2枚のフライアイレンズと反射型画像表示素子とが所定の位置関係となるように照明光学系を構成することによって、反射型画像表示素子を照明する光の照度を均一にすることができる照明光学系およびこれを用いた投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る照明光学系は、光源部からの略平行光束が照射される複数の分割領域に対応させて複数の2次光源像を形成し、この複数の2次光源像からの光を集光し、照明光を形成する2枚のフライアイレンズおよび集光光学系と、前記照明光を所定の映像情報に応じて変調し出射する反射型画像表示素子から構成された照明光学系において、
前記照明光は前記反射型画像表示素子に対し所定の角度をもって入射し、この入射光とは異なる方向へ出射され、
前記2枚のフライアイレンズの一方が、他方のフライアイレンズに対し、両フライアイレンズのレンズ光軸に垂直となる方向にシフトして配置され、
前記光源部が、この光源部の光軸と、前記2枚のフライアイレンズの中心を互いに結ぶ線とが互いに略平行となるように、配置され、
前記2枚のフライアイレンズと前記反射型画像表示素子とが互いに略平行となるように配置されていることを特徴とするものである。
【0011】
また、前記2枚のフライアイレンズのうち、前記反射型画像表示素子側に配置されたフライアイレンズが、光軸に対して垂直な方向に偏心した複数の微小レンズ素子よりなるよう構成されていてもよい。さらに、前記反射型画像表示素子側に配置された前記フライアイレンズの前記複数の微小レンズ素子の偏心方向および偏心量が、このフライアイレンズの全ての前記微小レンズ素子において共通とされていることが好ましい。
【0012】
また、前記反射型画像表示素子側に配置された前記フライアイレンズと前記反射型画像表示素子の間に配される前記集光光学系が、前記照明光の進行方向を変向させるためのプリズムを備えているよう構成されていてもよい。
【0013】
また、前記反射型画像表示素子側に配置されたフライアイレンズと前記反射型画像表示素子との間に、前記光源部の光軸と該反射型画像表示素子の水平方向軸とが互いに略平行となるように、前記照明光の進行方向を変向させる反射鏡が配置されていてもよい。
【0014】
本発明に係る投写型表示装置は、前記照明光学系と、前記反射型画像表示素子により変調された光による光学像をスクリーン上に投映する投写レンズとを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
なお、上記「反射型画像表示素子の水平方向軸」とは、反射型画像表示素子が映像信号に応じて表示する映像画面の水平方向と平行な方向に延びる軸を表すものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、後述する本発明の実施例1に係る投写型表示装置の構成を示す概略図である。
【0017】
図1に示すように、本実施形態の投写型表示装置は、光源部10と、この光源部10から発せられた白色光束をミキシングして光量分布の均一化を図るための、インテグレータ部15と集光光学系18と、この均一光とされた照明光に画像情報を担持せしめる反射型画像表示素子としての液晶表示パネル19と、この画像情報が担持された光束をスクリーン21に拡大投映するための投写レンズ20とからなる。
【0018】
上記光源部10は、図1に示すごとく、キセノンランプやメタルハライドランプ等の放電管からなる発光体11と、放物面鏡よりなるリフレクタ12とからなる。放物面鏡よりなるリフレクタ12は、発光体11の発光源を焦点位置とするものであり、発光体11から発せられて光源部10の光軸Xの後方および外方へ向かう光束の一部を該光軸Xに略平行な光束として前方へ反射させるものである。
【0019】
インテグレータ部15は、光源部10からの光束に対して作用する第2フライアイレンズ13aと、第2フライアイレンズ13aの各レンズ素子からの光束を、後述する液晶表示パネル上に重畳せしめる第1フライアイレンズ14aとを備えてなる。上記2つのフライアイレンズ13a、14aは複数の微小なレンズ素子を2次元的に規則的に配列したものであって、その各レンズ素子は後段の液晶表示パネルの有効領域と相似形状に形成されている。
【0020】
第2フライアイレンズ13aは、光源部10から出射された明るさムラの大きな略平行光を、複数の微小なレンズ素子に対応する複数の部分光線束に分割するとともに、各部分光線束をそれぞれ第1フライアイレンズ14aの近傍で集光させる。第1フライアイレンズ14aは、第2フライアイレンズ13aの各微小レンズ素子に対応する各微小レンズ素子を備えている。第1フライアイレンズ14aは、第2フライアイレンズ13aによる複数の光源像を重畳させ、レンズ16、17よりなる集光光学系18を介して反射型液晶表示パネル19の照射面上に結像させる。照射面上では、上記各部分光線束が互いに重畳することになるので、明るさムラの小さな照明光を実現することができる。
【0021】
このように形成された照明光は反射型液晶表示パネル19に対し斜め方向から所定の角度をもって入射し、その照射面で、所定の映像情報に応じて変調され、その反射光はこの入射光とは異なる方向へと出射されて、投写レンズ20を介しスクリーン21に拡大投映される。なお、上記所定の角度とは、液晶表示パネル19に対する入射光および反射光の両光路上の部材が、互いに他の光路上の光線を遮る等悪影響を与えない程度の角度とされていることが望ましい。例えば、反射型画像表示素子として液晶表示パネル19が用いられている場合には通常偏光板が両光路に配されるので、これらの部材のスペースを考慮する必要がある。
【0022】
ここで、本実施形態では、第2フライアイレンズ13a、第1フライアイレンズ14a、および反射型液晶表示パネル19は、互いに略平行となるように配置されている。すなわち、第2フライアイレンズ13aと第1フライアイレンズ14aの各微小レンズが配設された面と反射型液晶表示パネル19の照射面は互いに略平行となる。
【0023】
これにより、第2フライアイレンズ13aの各微小レンズ素子による複数の2次光源像は、第1フライアイレンズ14aの対応する微小レンズ素子近傍に、この第1フライアイレンズ14aの光軸と直交する平面上に結像され、さらに、この2次光源像はこの平面と平行な反射型液晶表示パネル19の照射面に重畳される。第2フライアイレンズ13a、第1フライアイレンズ14a、および液晶表示パネル19は、互いに略平行となるように配置されているので、この複数の2次光源像と液晶表示パネル19との距離は液晶表示パネル19のどの部分でも略等しく、照射面上での照度分布の均一性が高い。
【0024】
これら3つの部材、第2フライアイレンズ13a、第1フライアイレンズ14a、および反射型液晶表示パネル19を互いに平行とし、かつ、反射型液晶表示パネル19に照明光を所定の角度をもって入射させるための具体的手法を、以下に3つの実施例を挙げて示す。
【0025】
<実施例1>
図1は、本発明の実施例1に係る照明光学系を備えた投写型表示装置の構成を示す概略図である。本実施例において、第1フライアイレンズ14aは、第2フライアイレンズ13aに対し略平行となるように配置されているが、この位置は両フライアイレンズ13a、14aのレンズ光軸に垂直となる方向にシフトされている。このようなシフト配置により、2枚のフライアイレンズ13a、14aの中心を互いに結ぶ線の大略延長線上に液晶表示パネル19を配置して、液晶表示パネル19に照明光を所定の角度をもって入射させることができる。
【0026】
なお、正メニスカスレンズの周辺部を利用した偏心レンズ16、及び正レンズの周辺部を利用した偏心レンズ17よりなる集光光学系18は、第1フライアイレンズ14aと相俟って照明光を液晶表示パネル上に結像させる。上記「偏心レンズ」とは、レンズの光学的な中心がレンズの幾何学的な中心の位置からずれているレンズを意味しており、このようなレンズを用いることにより、スペース等の制約により上記シフト量が限定される場合にも、液晶表示パネル19への照明光の入射角度を調整することが可能となる。また、レンズ16の、光源側に凸面を向けた正メニスカス形状は収差補正に有効で、両フライアイレンズ13a、14aのレンズ素子と相似形状をなす液晶表示パネル19の有効領域に無駄なく照明光を照射し、照明効率向上を図ることができる。また、レンズ17は液晶表示パネル19の近傍に配され、この液晶表示パネルへの照明光の入射角を小さくする作用も有する。照明光を斜めに入射させる構成であっても、画像表示素子として液晶表示パネルを用いる場合は、十分な性能が発揮されるためには入射角が小さい方が望ましい。
【0027】
なお、集光光学系18のレンズ16、17を非球面レンズとするか、または集光光学系18中に別の非球面レンズを追加することにより、収差補正をさらに良好とすることができ、照明効率向上を図ることができる。
【0028】
また、本実施例では、2枚のフライアイレンズ13a、14aがシフト配置されているので、光源部10の配置も図1に示すとおり、この光源部10の光軸と2枚のフライアイレンズ13a、14aの中心を互いに結ぶ線とが、互いに略平行となるように配置されている。2枚のフライアイレンズ13a、14aは必ずしも対応するレンズ素子が同サイズで、同一配置のものに限られないが、このような同一構成の2枚のフライアイレンズ13a、14aの場合は、光源部10の光軸は、一方のフライアイレンズのレンズ素子の中心を通り、かつもう一方のフライアイレンズの対応するセルの中心を通る光線に対しても、略平行となる。光源部10は、この光源部10の光軸と2枚のフライアイレンズ13a、14aの中心を互いに結ぶ線とが一致するように配置された場合に、照明効率が最大となる。
【0029】
<実施例2>
図2は、本発明の実施例2に係る照明光学系を備えた投写型表示装置の構成を示す概略図である。本実施例について、実施例1と同様の部分については同一の符号で示しており、説明は省略する。
【0030】
本実施例において、第1フライアイレンズ14bは、第2フライアイレンズ13bに対し略平行で、かつこの2枚のフライアイレンズ13b、14bと光源部10の光軸とが共軸となるように配置されている。2枚のフライアイレンズ13b、14bとが共軸となるように配置することにより、第2フライアイレンズ13bに光源部10からの略平行光束が略垂直に入射するように構成することができ、さらに照明効率の点を考え併せると、望ましくは光源部10は2枚のフライアイレンズ13b、14bと共軸となるように配置する。
【0031】
このように配置された場合、第2フライアイレンズ13bと同様のレンズを第1フライアイレンズ14bの位置に配置し、後段の集光光学系の屈折力のみによって液晶表示パネル19に照明光を所定の角度をもって入射させることも可能ではあるが、本実施例では、第1フライアイレンズ14bを、光軸に対して垂直な方向に偏心した複数の微小レンズ素子よりなるよう構成することで、照明光の進行方向を変向させ、液晶表示パネル19に照明光を所定の角度をもって入射させている。第1フライアイレンズ14bの作用により照明光を変向させる場合には、集光光学系の屈折力のみを利用して変向させる場合に比べ、集光光学系の屈折力を小さくすることができるので、収差補正を良好とすることができ好ましい。
【0032】
図3は、この第1フライアイレンズ14bの構成を示す概略図であり、(a)は液晶表示パネル側から見た正面図、(b)は(a)の側面図、(c)は(a)の上面図である。図3に示すとおり、この第1フライアイレンズ14bは、外周部に保持枠23を備え、複数の長方形の微小レンズ22が互いの辺が接する状態で密に配置された構成とされている。微小レンズ22は、このレンズの幾何学的な中心に対し光学的な中心が図3(b)において紙面左上方向に偏心したレンズであって、これにより照明光の進行方向を変向させる。
【0033】
なお、図3においては、同一形状の微小レンズ22が7行5列に配列されているが、フライアイレンズの行数列数は任意である。また、微小レンズは、必ずしも同一の長方形状でなくともよい。また、図3においては、(b)および(c)に示されるとおり、微小レンズ22は、フライアイレンズ14bのy軸方向に偏心し、x軸方向には偏心しない(レンズの幾何学的な中心と光学的な中心とが一致した同心レンズ状である)レンズとされているが、所望の照明光の変向方向に応じ、いずれの軸方向にどれだけ偏心させるかを適宜選択する。
【0034】
また、この複数の微小レンズ素子22の偏心方向および偏心量を、図3に示すように、この第1フライアイレンズ14bの全ての微小レンズ素子22において共通とする場合には、フライアイレンズ14bの製造が容易となりコスト低減を図ることができる。
【0035】
<実施例3>
図4は、本発明の実施例3に係る照明光学系を備えた投写型表示装置の構成を示す概略図である。本実施例について、実施例1と同様の部分については同一の符号で示しており、説明は省略する。また、本実施例において、実施例2と略同様に第1フライアイレンズ14cは、第2フライアイレンズ13cに対し略平行で、かつこの2枚のフライアイレンズ13c、14cと光源部10の光軸とが共軸となるように配置されている。その作用効果は実施例2と同様であるので説明は省略する。
【0036】
本実施例による構成では、第1フライアイレンズ14cの複数の微小レンズは第2フライアイレンズ13cのものと同様の同心レンズとされ、第1フライアイレンズ14cと反射型液晶表示パネル19の間に配される集光光学系18が、照明光の進行方向を変向させるためのプリズム24を備えている。このプリズム24の作用により照明光の進行方向を変向させ、液晶表示パネル19に照明光を所定の角度をもって入射させている。
【0037】
なお、このような照明光の進行方向を変向させるためのプリズム24は、本実施例のみならず、インテグレータ部が上述した実施例に示したように構成されている場合にも集光光学系中に配することができる。また、このプリズム24と同様に照明光の進行方向を変向させる作用を得られるものとして、集光光学系中にプリズム24に代えてフレネルレンズや回折光学素子を配置することもできる。プリズム24やこれらの部材の配設位置は集光光学系中の任意の位置とすることができる。また、フレネルレンズのように集光作用をも併せ持つ部材とした場合には、集光光学系中の他のレンズ部材のパワーを分担させることもできるので、収差補正をより良好とすることができる。
【0038】
以上、3つの実施例により、2枚のフライアイレンズおよび反射型液晶表示パネルの3つの部材を互いに平行とし、かつ、反射型液晶表示パネルに照明光を所定の角度をもって入射させるための具体的手法を示した。なお、本発明の実施形態において、例えば装置のコンパクト化を目的として、照明光の進行方向を変向させるための反射鏡を、上記3つの部材の光学的平行性を保って任意の位置に配することが可能である。
【0039】
ところで一般に、上記のような光源を用いる場合には、ランプ性能を発揮させるためにランプの軸が水平となるように設置しなければならない。上記実施例1はこの条件を満足していないが、本発明の実施形態としては、光路中に照明光の進行方向を変向させる反射鏡が配置されていても光学的に上記3つの部材の平行性が保たれていれば同様の作用効果を得ることができるので、このような反射鏡によりランプの光軸が水平となるように構成することが可能である。
【0040】
図5は、上記実施例1として説明した投写型表示装置を、このように構成した場合の側面図である。この装置は、反射型液晶表示パネル側に配置されたフライアイレンズ(図示せず)と反射型液晶表示パネル39との間に、光源部30の光軸と反射型液晶表示パネル39の水平方向軸とが互いに略平行となるように、照明光の進行方向を変向させる反射鏡31を有する照明光学系を備えてなる。光源部30から出射された略平行光束は、紙面手前から奥行方向に進み、図示を省略しているが上述した実施例1と略同様に配されたインテグレータ部および偏心レンズを介し、反射鏡31により変向されて偏心レンズ37を介し液晶表示パネル39に照明光として入射される。液晶表示パネル39で反射され画像情報を担持した光束は、投写レンズ40を介しこの画像をスクリーン41上に拡大投映する。
【0041】
なお、上記「液晶表示パネルの水平方向軸」とは、反射型画像表示素子が映像信号に応じて表示する映像画面の水平方向と平行な方向に延びる軸を表すものであり、図5においてこの水平方向軸と光源部30のランプの軸とは、共に紙面に対し垂直となる。このような反射鏡31を配することにより、2枚のフライアイレンズおよび反射型液晶表示パネルの3つの部材を互いに平行とし、かつ、反射型液晶表示パネルに照明光を所定の角度をもって入射させながらも、ランプの軸が水平となるように構成することができ、ランプ性能を十分に発揮させることができる。なお、上記実施例2、3に示した構成のインテグレータ部を用いた照明光学系の場合でも、構成によってはこのような反射鏡を配置することが有効となる。
【0042】
また、図6は、図5に示した装置に、さらに光線の進行方向を変向させるための反射鏡42を加えた構成の投写型表示装置を示している。この装置においても、2枚のフライアイレンズおよび反射型液晶表示パネルの3つの部材を互いに平行とし、かつ、反射型液晶表示パネルに照明光を所定の角度をもって入射させ、さらに、光源部30のランプの軸が液晶表示パネル39の水平方向軸と互いに略平行となるように構成されている。このような構成は、例えば背面投写型のプロジェクタとして用いた場合、装置のコンパクト化が可能となり特に有効である。
【0043】
なお、本発明に係る照明光学系およびこれを用いた投写型表示装置としては、上記実施形態のものに対し種々の態様の変更が可能である。例えば、集光光学系のレンズ形状、レンズ枚数は上記のものに限定されない。
【0044】
また、画像表示素子としては、反射型液晶表示素子に限られず、例えば、複数の微小鏡面素子を配列してなる微小鏡面素子パネル(DMD素子)を用いることができる。この微小鏡面素子パネルも、そのパネルの法線に対して所定角度をもって斜めから光束を入射させることが必要とされているが、この場合は、集光光学系において、上記レンズ17として示したような、素子近傍に配され素子への入射角度を小さくするように機能するレンズを配する必要はない。
【0045】
また、カラー化のために色分離合成用プリズムを反射型画像表示素子の前段に配し、分離された各色毎に画像表示素子により画像情報を担持させるようにしてもよい。また、カラーホイールを、例えば光源部とインテグレータ部の間に配しカラー化を図るように構成してもよい。
【0046】
また、上記照明光学系は投写型表示装置のほか、均一な照明光が必要な種々の装置に適応可能であり、これら照明光学系および投写型表示装置の構成も上記のものに限定されるものではない。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の照明光学系によれば、反射型画像表示素子に対し斜め方向から照明する偏心照明光学系において、2枚のフライアイレンズと反射型画像表示素子とを互いに略平行に配置することによって、光源側フライアイレンズによる2次光源像が反射型画像表示素子に対して平行に配列されるようになり、反射型画像表示素子を照射する光の照度を均一にすることができる。また、この照明光学系を用いた投写型表示装置において、均一な照度分布を持った投映画像をスクリーン上に投映することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る投写型表示装置の概略構成図
【図2】本発明の実施例2に係る投写型表示装置の概略構成図
【図3】図2の第1フライアイレンズの構成を示す図
【図4】本発明の実施例3に係る投写型表示装置の概略構成図
【図5】図1の装置の第1の変更例
【図6】図1の装置の第2の変更例
【図7】従来の投写型表示装置の概略構成図
【符号の説明】
10、30、50 光源部
11、51 光源
12、52 リフレクタ
13a、13b、13c、53 第2フライアイレンズ
14a、14b、14c、54 第1フライアイレンズ
15、55 インテグレータ部
16、17、37、56、57 レンズ
18、58 集光光学系
19、39、59 液晶表示パネル
20、40 投写レンズ
21、41 スクリーン
22 微小レンズ
23 保持枠
24 プリズム
31、42 反射鏡
X 光軸
Claims (6)
- 光源部からの略平行光束が照射される複数の分割領域に対応させて複数の2次光源像を形成し、この複数の2次光源像からの光を集光し、照明光を形成する2枚のフライアイレンズおよび集光光学系と、前記照明光を所定の映像情報に応じて変調し出射する反射型画像表示素子から構成された照明光学系において、
前記照明光は前記反射型画像表示素子に対し所定の角度をもって入射し、この入射光とは異なる方向へ出射され、
前記2枚のフライアイレンズの一方が、他方のフライアイレンズに対し、両フライアイレンズのレンズ光軸に垂直となる方向にシフトして配置され、
前記光源部が、この光源部の光軸と、前記2枚のフライアイレンズの中心を互いに結ぶ線とが互いに略平行となるように、配置され、
前記2枚のフライアイレンズと前記反射型画像表示素子とが互いに略平行となるように配置されていることを特徴とする照明光学系。 - 前記2枚のフライアイレンズのうち、前記反射型画像表示素子側に配置されたフライアイレンズが、光軸に対して垂直な方向に偏心した複数の微小レンズ素子よりなることを特徴とする請求項1記載の照明光学系。
- 前記反射型画像表示素子側に配置された前記フライアイレンズの前記複数の微小レンズ素子の偏心方向および偏心量が、このフライアイレンズの全ての前記微小レンズ素子において共通とされていることを特徴とする請求項2記載の照明光学系。
- 前記反射型画像表示素子側に配置された前記フライアイレンズと前記反射型画像表示素子の間に配される前記集光光学系が、前記照明光の進行方向を変向させるためのプリズムを備えていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の照明光学系。
- 前記反射型画像表示素子側に配置されたフライアイレンズと前記反射型画像表示素子との間に、前記光源部の光軸と該反射型画像表示素子の水平方向軸とが互いに略平行となるように、前記照明光の進行方向を変向させる反射鏡が配置されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の照明光学系。
- 請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の照明光学系と、前記反射型画像表示素子により変調された光による光学像をスクリーン上に投映する投写レンズとを備えたことを特徴とする投写型表示装置。
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