JP2007180229A - 紫外線照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
紫外線利用効率が高くて、しかもコンパクトな紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】
紫外線照射装置は、ショートアーク形水銀ランプSHLと、ショートアーク形水銀ランプが第1焦点に配置される開口径Dの楕円反射鏡ERと、楕円反射鏡の開口中心からその光軸方向へ数式L≦1.5Dを満足する距離L離間した位置に配設され、楕円反射鏡から出射した反射紫外線の進行方向をほぼ90°の角度で変更させるミラーM1と、ミラーで反射して集光された紫外線が一端から入射し、他端から出射するように配設された導光体LGと、楕円反射鏡とミラーとの間を結ぶ第1の光軸に対して垂直で、かつミラーと導光体との間を結ぶ第2の光軸を含む平面を挟んで楕円反射鏡の反対側に回転中心が位置するとともに、ミラーと導光体との間に介在して紫外線の通過量を制御する円盤状紫外線通過量制御機構UVCとを具備している。
【選択図】
図1

Description

本発明は、ショートアーク形水銀ランプを紫外線光源として用いた紫外線照射装置に関する。
半導体露光や紫外線硬化形樹脂の硬化など多様な用途に紫外線照射装置が用いられている。このような紫外線照射装置では、紫外線光源としてショートアーク形の超高圧水銀ランプ(以下、ショートアーク形水銀ランプという。)が従来から使用されている。この紫外線照射装置には、ショートアーク形水銀ランプから放射される紫外線を楕円反射鏡で集光し、導光体を経由して外部へ導出するとともに、調光板を用いて紫外線量を所望量に調節し、かつシャッター板を用いて紫外線照射を行ったり遮断したりできるように構成されているタイプのものがある。
ところが、従来のこの種紫外線照射装置においては、ショートアーク形水銀ランプから放射された紫外線を効率よく反射して集光するためには、ある程度開口径の大きな楕円反射鏡を用いる必要があるとともに、調光板およびシャッター板を配置するためのスペースを確保する必要があるために相当程度の大きさとならざるを得なかった。
本発明は、紫外線利用効率が高くて、しかもコンパクトな紫外線照射装置を提供することを目的とする。
第1の発明の紫外線照射装置は、ショートアーク形水銀ランプと;ショートアーク形水銀ランプが第1焦点に配置される開口径Dの楕円反射鏡と;楕円反射鏡の開口中心からその光軸方向へ数式L≦1.5Dを満足する距離L離間した位置に配設され、楕円反射鏡から出射した反射紫外線の進行方向をほぼ90°の角度で変更させるミラーと;ミラーで反射して集光された紫外線が一端から入射し、他端から出射するように配設された導光体と;楕円反射鏡とミラーとの間を結ぶ第1の光軸に対して垂直で、かつミラーと導光体との間を結ぶ第2の光軸を含む平面を挟んで楕円反射鏡の反対側に回転中心が位置するとともに、ミラーと導光体との間に介在して紫外線の通過量を制御する円盤状紫外線通過量制御機構と;を具備していることを特徴としている。
第2の発明の紫外線照射装置は、ショートアーク形水銀ランプと;ショートアーク形水銀ランプが第1焦点に配置される楕円反射鏡と;楕円反射鏡から出射した反射紫外線の進行方向をほぼ90°の角度で変更させるミラーと;ミラーで反射して集光した紫外線が一端から入射し、他端から出射するように配設された導光体と;ミラーと導光体とを結ぶ光軸と交差する方向に回転軸が傾斜し、かつミラーと導光体との間に介在して紫外線の通過量を制御する円盤状紫外線通過量制御機構と;を具備していることを特徴としている。
本発明によれば、円盤状紫外線通過量制御機構の配置を改良したことで、紫外線利用効率が高くて、しかもコンパクトな紫外線照射装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
図1ないし図7は、本発明の紫外線照射装置を実施するための第1の形態を示し、図1は正面断面図、図2はショートアーク形水銀ランプの正面図、図3は配置説明図、図4は光線追跡解析図、図5は調光板の正面図、図6は調光特性を比較例のそれとともに示すグラフ、図7はシャッター板の正面図である。本形態は、第1の発明に対応している。
本形態の紫外線照射装置は、ショートアーク形水銀ランプSHL、楕円反射鏡ER、ミラーM1、導光体LGおよび円盤状紫外線通過量制御機構UVCを具備している。
〔ショートアーク形水銀ランプSHLについて〕 ショートアーク形水銀ランプSHLは、図2に示すように、透光性気密容器1、一対の電極2K、2A、外部リード構体3、4および放電媒体を備えている。
透光性気密容器1は、耐火性を有する石英ガラスなどから形成され、例えば包囲部1aおよび一対の封止部1b、1bを備えている。包囲部1aの内部には放電空間1cが形成されている。封止部1bは、透光性気密容器1を気密に封止するとともに、後述する一対の電極2K、2Aを放電空間1c内に封装している。さらに詳述すれば、透光性気密容器1が石英ガラスからなる場合、封止部1bは、その内部に例えば封着金属箔(図示しない。)が気密に埋設されている。なお、封着金属箔は、例えばモリブデン箔からなり、所要の電流容量を得るために、1枚または並列状態で複数枚が用いられる。
一対の電極2K、2Aは、耐火性で導電性の金属、例えばタングステン(W)、レニウム(Re)またはタングステン−レニウム合金など、からなる。そして、直流点灯の場合、陰極2Kと陽極2Aで構成される。また、一対の電極2K、2Aは、包囲部1aの内径より小さい電極間距離、例えば2.8mmとなるようにそれぞれ先端が離間対向して配置されている。
放電媒体は、水銀および希ガスを主体として構成されている。なお、水銀は、点灯時に蒸発して超高圧水銀蒸気状態を呈する。希ガスは、例えばアルゴンガスからなり、始動ガスおよび緩衝ガスとして作用する。
外部リード構体3、4は、一対の電極2K、2Aを点灯回路に接続して受電するための手段である。また、ショートアーク形水銀ランプSHLを紫外線照射装置の内部に装着する際に、取付手段として外部リード構体3、4を利用することができる。この場合、外部リード構体3、4は、図示のような口金構造を採用することができる。
本形態においては、外部リード構体3の口金部分3aから図2において右側へ突出しているボルト部分3bを、図示しないナットを用いて支持することによって、ショートアーク形水銀ランプSHLを紫外線照射装置の内部に装着することができる。また、同時に点灯回路の出力端の負極側に接続するように構成されている。
他方、外部リード構体4は、口金部分4aから外部へ延在する可とう性の被覆導体4bを備えている。なお、被覆導体4bの先端には、接続端子4cが配設されている。
さらに、外部リード構体3、4は、図示しないが、それらの一端が封止部1b、1b内に延在して封着金属箔に溶接されている。
そうして、ショートアーク形水銀ランプSHLは、点灯されると透光性気密容器1の内部に超高圧水銀蒸気放電が生起して紫外線を発生する。
ショートアーク形水銀ランプSHLは、上述した基幹的な構造に加えて、所望により以下の構成を付加することが許容される。
1.(陰極保温膜5について) 陰極保温膜5は、陰極2Kに水銀が付着するのを防止するために陰極2Kを保温するための手段である。そして、例えば主として陰極2K側の封止部の外面に形成された白金などの蒸着膜からなる。なお、陰極2Kに水銀が付着すると、始動電圧過昇や点灯不良を生じやすくなる。
2.(陽極保温膜6について) 陽極保温膜6は、気密容器1の温度上昇を早めるための手段である。そして、例えば陽極2Aの主として基端部分に対向する気密容器1の外面に形成された白金などの蒸着膜からなる。なお、気密容器1の温度上昇を早めることで光束立ち上がりが速くなる。
3.(トリガーワイヤ7について) トリガーワイヤ7は、始動時に電極近傍の電位傾度を大きくしてショートアーク形水銀ランプSHLの始動性を良好にするための手段である。そして、例えば基端が陰極2K側の外部リード構体3に接続し、中間が包囲部1aの外面に近接して延在し、先端が陽極2A側の封止部1bの包囲部1aに隣接する部位に巻き付けられている。
〔楕円反射鏡ERについて〕 楕円反射鏡ERは、第1焦点f1および第2焦点f2を有し、かつ開口の直径がDであり、例えば反射面が椀形の回転楕円体形状をなしている。また、その第1焦点f1にショートアーク形水銀ランプSHLの発光中心が位置するように配置されることによって、ショートアーク形水銀ランプSHLから放射される紫外線を反射して第2焦点f2に集光する。
また、楕円反射鏡ERは、好適には椀形のガラス基体の内面に紫外線反射・赤外線透過性被膜を被着させてなされる構成のものを採用することができる。そして、ショートアーク形水銀ランプSHLの発光部が内部に収納される。
〔ミラーM1について〕 ミラーM1は、楕円反射鏡ERから出射した反射紫外線の進行方向をほぼ90°の角度で変更させる光学手段である。この反射手段には平面反射鏡を用いることができる。なお、所望によりミラーM1の傾斜角を微調整する角度調整手段を付加することができる。
また、ミラーM1は、図3に示すように、楕円反射鏡ERの開口中心から光軸方向へ数式L≦1.5Dを満足する距離L離間した位置に配設される。なお、距離Lは、楕円反射鏡の開口とミラーM1の間における第1の光軸LX1の長さに等しい。
さらに、ミラーM1は、楕円反射鏡ERの開口と第2焦点f2との間に位置して、好ましくは第2焦点f2になるべく接近した位置になるように、配設されている。
〔導光体LGについて〕 導光体LGは、第2焦点f2に集光した紫外線を照射位置など所望の位置まで導光する手段である。既知の各種導光体を採用することができるものとする。しかし、好適には内面全反射構造の石英ガラスロッドを適当な外皮で保護した構成のものがよい。
また、導光体LGは、ミラーM1で反射した紫外線が一端から入射し、他端から出射する。他端から出射した紫外線をそのまま利用してもよいし、さらに後述するように他の光学手段を用いて紫外線の照射方向を変更したり、集光または拡散させるなど適宜の利用形態になるように設定したりすることが許容される。
〔円盤状紫外線通過量制御機構UVCについて〕 円盤状紫外線通過量制御機構UVCは、回転中心の周り節動回転可能な紫外線制御用の調光板P1および/またはシャッター板P2を備えている。なお、節動回転とは、複数ステップのうち1ステップごとに節動し得る1回転以下のいわゆる回動を含む意味である。
また、円盤状紫外線通過量制御機構UVCは、図1に示すように、楕円反射鏡ERとミラーM1とを結ぶ第1の光軸LX1に対して直角で、かつミラーM1と導光体LGとを結ぶ第2の光軸LX2を含む平面Pを挟んで反射鏡ERの反対側に回転中心x1、x2が位置する。そして、円盤部P1またはP2の作用部がミラーM1と導光体LGとの間に介在して紫外線の通過量を制御する光学制御機構である。
したがって、本形態の円盤状紫外線通過量制御機構UVCによれば、導光体LGの他端から出射する紫外線量を制御することができる。紫外線の制御は、調光および通過・遮断の切り換え(シャッター動作)のいずれか一方または両方が可能なように構成することができる。調光を行うときには調光機構DPが、また通過・遮断の切り換え(シャッター動作)を行うときにはシャッター機構SPが、それぞれ配設される。両方を行う際には、調光機構DPの調光板P1とシャッター機構SPのシャッター板P2の作用部が近接するように配設される。
調光機構DPは、図5に示すように、回転中心x1の周りに回転する調光板P1およびこの調光板P1を所定角度だけ節動回転させるための駆動回転を行う節動回転駆動手段(図示しな。)、例えばステッピングモータを備えている。そして、調光板P1には複数ステップの節動回転位置(例えば回転中心x1の回りの270°の間に63ステップ)がディジタル的に設定され、そのステップごとに節動させて所定のステップ位置に到達するように構成するとともに、各ステップ位置には1個または複数個の透孔からなり、開口面積がステップ数に応じて順次変化して、通過紫外線量が0〜100%を規定している開口OP1が環状に配置されている。
そうして、本形態における調光機構DPによれば、調光板P1を節動回転駆動するとともに、予めステップ数と開口面積とを所定の関係に設定してあるので、図6に示すような直線性に優れた調光特性を得ることができる。なお、図6において、横軸はステップ数を、縦軸は紫外線の相対照度比を、それぞれ示す。また、図中の曲線Aは本形態の調光特性、曲線Bは比較例の調光特性、をそれぞれ示す。比較例は、調光信号に基づき等間隔で円盤部を所定角度回転させるアナログ的な設定を行う構成である。
シャッター機構SPは、図1、図3および図7に示すように、回転中心x2の周りに回転するシャッター板P2およびこのシャッター板P2を所定角度、図7においては45°だけ節動回転駆動を行う節動回転駆動手段SM2、例えばステッピングモータを備えている。そして、シャッター板P2には第1の節動回転位置において無開口になっていて紫外線を遮断(オフ)し、第2の節動回転位置においてシャッター開口OP2が形成されていて紫外線を通過(オン)させるように構成されている。
なお、本形態において、円盤状紫外線通過量制御機構UVCすなわち調光機構DPまたは/およびシャッター機構SPは、ミラーM1を具備していない紫外線照射装置であっても適用して所期の作用、効果を奏することができる。
〔本形態における紫外線照射装置の動作について〕 本形態においては、図4に示すように、ショートアーク形水銀ランプSHLから放射された紫外線は、楕円反射鏡ER内において、第1焦点f1から出射して楕円反射鏡ERの反射面で反射して楕円反射鏡ERから図1および図4において下方へ集光しながら出射する。そして、ミラーM1に入射し、反射して、第1の光軸LX1に対してほぼ90°方向に向きが変更され、さらに集光しながら第2焦点f2に収斂する。
第2焦点f2に収斂した紫外線は、円盤状紫外線通過量制御機構UVCすなわち調光機構DPまたは/およびシャッター機構SPを通過して導光体LG内にその一端から入射する。そして、導光体LG内を導光されて他端から出射する。
なお、図4は、光線追跡法による紫外線の反射による集光、ミラーM1による光路変更および導光体LGから出射した紫外線の照射の状態を示している。
ところで、本発明においては、楕円反射鏡ERとミラーM1の距離Lが数式L≦1.5Dを満足するので、反射鏡の開口を大きくして紫外線反射効率を大きくすることができる。
また、円盤状紫外線通過量制御機構UVCすなわち調光機構DPまたは/およびシャッター機構SPは、それらの調光板P1およびシャッター板P2の回転中心x1、x2が図1に示すように、楕円反射鏡ERとミラーM1とを結ぶ第1の光軸LX1に対して直角で、かつミラーMと導光体LGとを結ぶ第2の光軸LX2を含む平面Pを挟んで反射鏡ERの反対側に位置するので、楕円反射鏡ERから反射してミラーM1に入射する紫外線通過領域に円盤状紫外線通過量制御機構UVCすなわち調光機構DPまたは/およびシャッター機構SPが入り込むことがなくなるか、多少入り込んだとしてもわずかになる。そのため、紫外線が円盤状紫外線通過量制御機構UVCによって蹴られる損失が少なくなり、紫外線の利用効率を高めることができる。
さらに、以上に加えてショートアーク形水銀ランプSHLをフラッシュアップ点灯するように構成した点灯回路を具備することにより、紫外線発生効率を連続定格点灯のときより高めることができる。なお、フラッシュアップ点灯とは、待機中は小ランプ電力(例えば定格ランプ電力以下)で点灯を持続させておき、紫外線照射時に大きなランプ電力(例えば定格ランプ電力超)に切り換えて点灯するパルス点灯方式である。
〔その他の構成について〕 本形態の紫外線照射装置においては、さらに以下の構成を具備している。
1.(光学系について) 以上説明した光学系に加えて紫外線を図示しないワークに照射しやすくするために、導光体LGの他端にミラーM2を配設することができる。これにより、ワークに向けて照射口IROから出射する紫外線の向きを下方へ変更することができる。
2.(排気機構ASについて) 紫外線照射装置から外部へ塵埃などが放散されないように排気機構ASを具備することができる。排気機構ASを排気ダクト(図示しない。)に接続すれば、紫外線照射装置内が低圧になり、内部から塵埃などの不純物が放散しなくなる。
3.(光源位置微調整機構LXRについて) 光源位置微調整機構LXRは、ショートアーク形水銀ランプSHLの管軸位置を微調整する機構である。なお、ショートアーク形水銀ランプSHLは、後述するハウジングHの天井から吊持されている。
4.(ハウジングHについて) ハウジングHは、以上の各手段を内部の所定位置に収納している。
以下、図8ないし図10を参照して本発明の紫外線照射装置を実施するための第2ないし第4の形態について説明する。なお、各図において、図1と同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
図8は、本発明の紫外線照射装置を実施するための第2の形態を示す正面断面図である。本形態は、円盤状紫外線通過量制御機構UVCすなわち調光機構DPおよび/またはシャッター機構SPが、第1の形態におけるように第2の光軸LX2に対して直交しているのではなく、傾斜して配設されている。このため、調光機構DPおよび/またはシャッター機構SPの回転軸が第2の光軸LX2と交差する方向に設定されている。
なお、楕円反射鏡ERの開口径Dと第1の光軸LX1の距離Lとの関係については、数式L≦1.5Dを満足することにより紫外線の反射効率が高くなるので好ましいが、所望により上記数式を満足しなくてもよい。
そうして、本形態によれば、楕円反射鏡ERからミラーM1へ向かう反射紫外線が円盤状紫外線通過量制御機構UVCによって蹴られるのを回避するのが容易になる。このため、より一層紫外線利用効率が高くて、しかもコンパクトな紫外線照射装置を提供することができる。
図9は、本発明の紫外線照射装置を実施するための第3の形態を示す側面断面図である。本形態は、ミラーM1、M2を用いないで紫外線を照射するように構成されている。
円盤状紫外線通過量制御機構UVCは、第1の形態におけるそれと基本的に同様な構成である。しかし、シャッター機構SPは、シャッター板P2が平行に離間した2枚で構成され、かつその2枚の間に調光板P1が挟まれるように入り込んでいる点で異なっている。なお、図中の符号SM2は調光機構DPの節動回転駆動手段である。
図10は、本発明の紫外線照射装置を実施するための第4の形態を示す正面断面図である。本形態は、基本構造が図9に示す第3の形態と同様であるが、ランプ冷却手段LCが配設されている点で異なる。すなわち、ランプ冷却手段LCは、ショートアーク形水銀ランプSHLの主として陽極付近に対向する透光性気密容器の外面に空気を吹き付けるエアブロアによって構成されている。そして、楕円反射鏡ERからの反射紫外線が通過するほぼ逆円錐形状をなす領域の外側に配設されている。
なお、本形態は、ミラーM1を具備する図1に示すような紫外線照射装置にも適用できる。
そうして、本形態においては、ランプ冷却手段LCによりショートアーク形水銀ランプSHLを冷却するので、発光効率を所望の高い値に維持しながら点灯できる。また、ランプ冷却手段LCが反射紫外線を蹴ることがないので、紫外線損失が生じなくなる。
本発明は、半導体露光、紫外線硬化性樹脂の硬化、光洗浄など紫外線を照射して行う処理に適用することができる。
本発明の紫外線照射装置を実施するための第1の形態を示す正面断面図 同じくショートアーク形水銀ランプの正面図 同じく配置説明図 同じく光線追跡解析図 同じく調光板の正面図 同じく調光特性を比較例のそれとともに示すグラフ 同じくシャッター板の正面図 本発明の紫外線照射装置を実施するための第2の形態を示す正面断面図 本発明の紫外線照射装置を実施するための第3の形態を示す側面断面図 本発明の紫外線照射装置を実施するための第4の形態を示す正面断面図
符号の説明
D…開口の直径、DP…調光機構、ER…楕円反射鏡、L…距離、LG…導光体、LX1…第1の光軸、LX2…第2の光軸、M1、M2…ミラー、P1…調光板、P2…シャッター板、P…平面、SHL…ショートアーク形水銀ランプ、SP…シャッター機構、UVC…円盤状紫外線通過量制御機構、x1、x2…回転中心

Claims (8)

  1. ショートアーク形水銀ランプと;
    ショートアーク形水銀ランプが第1焦点に配置される開口径Dの楕円反射鏡と;
    楕円反射鏡の開口中心からその光軸方向へ数式L≦1.5Dを満足する距離L離間した位置に配設され、楕円反射鏡から出射した反射紫外線の進行方向をほぼ90°の角度で変更させるミラーと;
    ミラーで反射しして集光された紫外線が一端から入射し、他端から出射するように配設された導光体と;
    楕円反射鏡とミラーとの間を結ぶ第1の光軸に対して垂直で、かつミラーと導光体との間を結ぶ第2の光軸を含む平面を挟んで楕円反射鏡の反対側に回転中心が位置するとともに、ミラーと導光体との間に介在して紫外線の通過量を制御する円盤状紫外線通過量制御機構と;
    を具備していることを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 円盤状紫外線通過量制御機構は、その回転軸が第2の光軸とほぼ平行に配設されていることを特徴とする請求項1記載の紫外線照射装置。
  3. ショートアーク形水銀ランプと;
    ショートアーク形水銀ランプが第1焦点に配置される楕円反射鏡と;
    楕円反射鏡から出射した反射紫外線の進行方向をほぼ90°の角度で変更させるミラーと;
    ミラーで反射して集光された紫外線が一端から入射し、他端から出射するように配設された導光体と;
    ミラーと導光体とを結ぶ光軸と交差する方向に回転軸が傾斜し、かつミラーと導光体との間に介在して紫外線の通過量を制御する円盤状紫外線通過量制御機構と;
    を具備していることを特徴とする紫外線照射装置。
  4. 円盤状紫外線通過量制御機構は、紫外線通過量を可変する調光板を備えた調光機構および紫外線通過を断続するシャッター板を備えたシャッター機構の少なくともいずれか一方を含んでいることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の紫外線照射装置。
  5. 調光機構は、回転中心の周りに回転する調光板および調光板を所定角度だけ節動回転駆動させる節動回転駆動手段を備え、調光板には複数ステップの回転位置が設定され、ステップごとに紫外線通過用の開口面積が順次変化した開口が形成されていることを特徴とする請求項4記載の紫外線照射装置。
  6. シャッター機構は、回転中心の周りに回転するシャッター板およびシャッター板を所定角度だけ節動回転駆動する節動回転駆動手段を備え、シャッター板は第1の節動回転位置において無開口になっていて紫外線を遮断し、第2の節動回転位置においてシャッター開口が形成されていて紫外線を通過させるように構成されていることを特徴とする請求項4記載の紫外線照射装置。
  7. 円盤状紫外線通過量制御手段は、調光板およびシャッター板の作用部が隣接配置されている調光機構およびシャッター機構を備えており;
    調光機構は、回転中心の周りに回転する調光板および調光板を所定角度だけ節動回転駆動する節動回転駆動手段を備え、調光板には複数ステップの回転位置が設定され、ステップごとに紫外線通過用の開口面積が順次変化した開口が形成されており;
    シャッター機構は、回転中心の周りに回転するシャッター板およびシャッター板を所定角度だけ節動回転駆動する節動駆動駆動手段を備え、シャッター板は第1の節動回転位置において無開口になっていて紫外線を遮断し、第2の節動回転位置においてシャッター開口が形成されていて紫外線を通過させるように構成されている;
    ことを特徴とする請求項4記載の紫外線照射装置。
  8. 反射鏡の開口とミラーの間に形成される反射紫外線通過領域の外側に冷却気流吹出口が配設されたランプ冷却手段を具備していることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一記載の紫外線照射装置。
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