JP4897397B2 - 紫外線照射装置 - Google Patents
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第2の形態は、第1の形態において、フラッシュアップ点灯において、相対的大電力の投入による第1の期間における紫外線出力の立ち上がり時間t1を0.2〜2秒に設定する。
透光性気密容器:包囲部の内径20mm
一対の電極 :電極間距離2.8mm
放電媒体 :水銀およびArガス
点灯回路(フラッシュアップ点灯を行う。)
第1の期間 :1000W
第2の期間 :700W
第1・第2の期間:それぞれ10秒間
電力立ち上がり時間:0.2秒
[比較例1]
電力立ち上がり時間:0.1秒
その他は実施例と同じ。
波長365nmの紫外線照度の相対最大値(%)は、表1に示すとおりであった。
点灯時間(hr) 実施例(%) 比較例(%)
0 100 100
100 95 90
500 90 80
1000 85 75
表1から理解できるように、実施例(本発明)によれば、比較例に比較してショートアーク形水銀ランプの寿命の進展に伴う紫外線照度の低下が顕著に抑制される。
第3の形態は、第1の形態において、図1におけるハウジングHの内容積V(cm3)とし、フラッシュアップ点灯における相対的大電力のランプ電力をW(W)としたとき、数式V/W≦45を満足するように構成している。
その他は、実施例1と同じ。
[比較例2]
点灯回路 :800Wのランプ電力を連続投入する回路
V/W=45.4
その他は実施例1と同じ。
波長365nmの紫外線照度の最大値(mW/cm2)は、表2に示すとおりであった。
紫外線照度の最大値(mW/cm2)
実施例2 200
比較例2 160
表2から理解できるように、実施例2の方が比較例2より紫外線照度が大きくなる。
W(W) V/W 紫外線照度の最大値(mW/cm2)
700 51.8 120
800 45.4 160
1000 36.3 200
1200 30.3 240
表3から理解できるように、本形態によれば、紫外線照度の最大値が顕著に大きくなる。
露光時間(秒) 0.5 1.0 1.5 2.0
実施例2 × × ○ ○
比較例2 × × × ×
表4から理解できるように、実施例2によれば、紫外線硬化性樹脂Aの場合、露光時間が1.5秒以上であれば、紫外線硬化性樹脂Aの硬化の実用に供することができる。これに対して、比較例2では硬化が得られなかった。
露光時間(秒) 0.5 1.0 1.4 1.6 1.8 2.0
実施例2 × × ○ ○ ○ ○
比較例2 × × × × × ○
表5から理解できるように、実施例2によれば、露光時間が1.4秒以上であれば、紫外線硬化性樹脂Bの硬化の実用に供することができる。これに対して、比較例2では2.0秒未満の時間では硬化が得られなかった。
第4の形態は、ショートアーク形水銀ランプの少なくとも一方の電極、好ましくは一対の電極における軸部の外周面に直径が0.3mm以下の耐火性金属、例えばタングステン(W)の細線からなるコイルを形成した構成である。なお、コイルは、好ましくは密巻きである。
第5の形態は、ショートアーク形水銀ランプの一対の電極を陰極および陽極により構成して直流点灯を行うように構成するとともに、陽極を透光性気密容器の外部から冷却する冷却手段を配設した構成である。冷却手段は、具体構造が特段限定されるものではないが、好ましくはエアブロワーを用いるのがよい。
第6の形態は、ショートアーク形水銀ランプにおける透光性気密容器の包囲部が、その肉厚体積をGV(cm3)とし、フラッシュアップ時のランプ電力をW(W)としたとき、BVおよびWが数式50<W/GV<300を満足するように構成されている。
第7の形態は、ショートアーク形水銀ランプにおける一対の電極の少なくとも一方の周囲を包囲する透光性気密容器の包囲部の外面に保温膜(例えば、図2における符号6を付した部分)を形成する場合に、当該保温膜の膜厚をL(mm)としたとき、Lが数式L<0.5を満足する構成である。なお、保温膜の材質の好ましい材質は、白金膜などである。
第8の形態は、ショートアーク形水銀ランプにおける透光性気密容器の内容積をVa(cm3)とし、一対の電極の少なくとも一方の周囲を包囲する透光性気密容器の包囲部の外面に保温膜(例えば、図2における符号6を付した部分)を形成する場合に、当該保温膜の体積をVb(cm3)としたとき、VaおよびVbが数式Vb/Va<0.1を満足する構成である。
第9の形態は、ショートアーク形水銀ランプの一対の電極を陰極および陽極として直流点灯を行うように構成する場合において、陽極の放電スポットが形成されない位置に、ゲッターが配設されている構成である。ゲッターとしては、例えばタンタル(Ta)、ジルコニウム(Zr)、ジルコニウム−アルミニウム合金などの既知の金属の粉末を主成分とする塗布液を上記所定の位置に塗布乾燥により被着させることによって形成することができる。
第10の形態は、ショートアーク形水銀ランプの一対の電極を陰極および陽極として直流を行うように構成する場合において、図9に示すように、透光性気密容器の陰極側の封止部の管軸方向の長さをL1とし、当該封止部に装着する口金の封止部に対向する部分の長さをL2としたとき、L1およびL2が数式1.5≦L1/L2≦5を満足する構成である。なお、口金は、金属製である。また、図9において、図2と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
第11の形態は、ショートアーク形水銀ランプの一対の電極を陰極および陽極として直流を行うように構成する場合において、図2に示す保温膜5の管軸方向の長さをL3(mm)としたとき、L3が数式L3>3を満足する構成である。なお、保温膜の材質の好ましい材質は、白金膜などである。
第12の形態は、ショートアーク形水銀ランプの一対の電極を陰極および陽極として直流を行うように構成する場合において、図10の概念的断面図に示すように、以下の位置の少なくとも1箇所に保温膜を形成した構成である。なお、保温膜の材質の好ましい材質は、白金膜などである。また、図10において、図2と同一部分については同一符号を付して説明は省略する。
第13の形態は、ショートアーク形水銀ランプと、相対的大電力を供給してショートアーク形水銀ランプをフラッシュアップ点灯する第1の期間と相対的小電力を供給してショートアーク形水銀ランプの放電を持続させて待機点灯する第2の期間を交互に繰り返えす点灯回路と、開閉動作を行ってショートアーク形水銀ランプから発生した紫外線を通過または遮断するシャッター機構と、シャッター機構を通過した紫外線をワークに照射する紫外線照射部と、を具備し、図11の(a)に示すように第1の期間における相対的大電力の投入による紫外線出力Aが立ち上がった後に、図11の(d)に示すようにシャッター開放動作が開始し、図11の(b)に示すように紫外線出力Bの照射が開始するように構成されている紫外線照射装置である。
第14の形態は、紫外線照射に代えて可視光を照射する可視光照射モードを選択可能に具備しているとともに、当該可視光照射モード時にはショートアーク形水銀ランプを待機点灯させるように構成されていることを特徴とする。
第15の形態は、ショートアーク形水銀ランプのフラッシュアップ点灯時に電力レベル変化を監視するモニタ機能を備えていることを特徴とする。
Claims (1)
- ショートアーク形水銀ランプと;
相対的大電力を供給してショートアーク形水銀ランプをフラッシュアップ点灯する第1の期間と相対的小電力を供給してショートアーク形水銀ランプの放電を持続させて待機点灯する第2の期間を交互に繰り返す点灯回路と;
開閉動作を行ってショートアーク形水銀ランプから発生した紫外線を通過または遮断するシャッター機構と;
シャッター機構を通過した紫外線をワークに照射する紫外線照射部と;
を具備し、点灯回路における相対的大電力の投入立ち上がり開始時とシャッター機構の開放開始時とがほぼ一致するとともに、第1の期間における相対的大電力の投入による紫外線出力の立ち上がり時間をt1とし、シャッター機構の閉鎖状態から開放までのシャッター機構を通過する紫外線出力の立ち上がり時間をt2としたとき、時間t1およびt2が数式t2≧t1を満足するように構成され、
フラッシュアップ点灯における光量立ち上がり時間を、0.2〜2.0秒に設定したことを特徴とする紫外線照射装置。
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