JP5761558B2 - セラミックメタルハライドランプ - Google Patents
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Description
(構成)
本発明の一実施形態に係るセラミックメタルハライドランプ10は、定格ランプ電力が45Wから72Wランプのように比較的小型のランプを対象とする。
図2は、図1A、図1B及び図1Cに示すセラミックメタルハライドランプの回路図である。図2において、一点鎖線20から右側の回路が、図1A、図1B及び図1Cに示すセラミックメタルハライドランプの外球20内の素子の回路であり、一点鎖線20から左側の安定器22及び電源24は、ランプの点灯装置の構成である。一点鎖線20の位置において、ランプは口金30を介して電気的に点灯装置に接続されている。
FECは、印加電圧と分極との関係が非線形であり、正弦波などの印加電圧を交番させて逆電圧にしたときでも残留分極があるため、図3の上の図に示すように、ヒステリシスカーブを描く。この特性を利用してFECをスイッチング素子としてパルス電圧を発生することができる。つまり、図3の下の図に示すように、FECに交流電圧を加えると、半サイクルごとに急激な電流変化(dI/dt)が生じてパルス電圧が発生する。
図4は、図1A乃至図1Cに示すセラミックメタルハライドランプ10の始動及び再始動動作を説明するための図である。
この時間では、外球20内は、室温と同じであり「常時点灯温度」には達していない。電源を投入すると、バイメタル8は室温では閉じているため、発光管1の両端及びFEC9の端子間に電源電圧がかかる。これにより、FECが、交流電源の電圧変化に同期して発振するとともに、充電と放電とを繰り返し、安定器22にインダクタンスに比例した高電圧パルスを発生させる。この際、FECは、発振による自己発熱により、温度がゆっくり上昇する。
ランプが点灯し、外球20内の温度が上昇する。発光管1からの熱放射及び発光管1のキャピラリー1cからの熱伝導により、FEC9の温度及びバイメタル8の温度が上昇する。
FEC9の温度がキュリー点(約90°C)を越えると、FEC9が発振しなくなり高電圧パルスが発生されなくなる。
次に、バイメタル8の温度が「開閉動作温度」を越えるとバイメタルが開き、FEC9の端子間の電圧がゼロVになる。なお、バイメタル8の温度が開閉動作温度を越える時間は、FEC9の温度がキュリー点を越える前の時間であってもよい。これは、バイメタル8の配置の変更によって変えることができる。
電源を切断する。ランプが消灯し、各素子の温度が下降する。
時間5から数秒後に電源の再投入を試みる。電源電圧は発光管1の両端に印加されるが、バイメタル8の接点が開のため、FEC9に電圧が印加されない。このため、発光管1は消灯したままであり、各素子の温度は下がり続ける。
FEC9の温度がキュリー点以下に下がる。バイメタル8の温度は開閉動作温度より高い。つまり、バイメタル8の接点は開いている。このため、この時点で電源を再投入してもFEC9に電圧がかからないため、FEC9は発振しない。
バイメタル8の温度が開閉動作温度より低くバイメタルの接点が閉じている。このため、電源を再投入すると、FEC9に電圧がかかり、FEC9が発振して安定器22にインダクタンスに比例したパルスが発生する。
発光管1が点灯し、各素子の温度が再び上昇する。
バイメタル8の温度が開閉動作温度を越えるため、バイメタルの接点が開となり、高電圧パルスは発生しなくなる。
FEC9の温度がキュリー点を越えるが、既にバイメタルの接点が開となっているので、特に変化はない。
バイメタル8の開閉は、バイメタル片の温度が開閉動作温度を越えるか否かで決定される。バイメタル片の温度は、発光管1の特に発光部1aの熱放射及び発光管1のキャピラリー1cからの熱伝導によって引き起こされる。特に、バイメタル8と発光管1の特に発光部1aとの距離によって定まる。
図5は、本発明の他の実施形態に係るセラミックメタルハライドランプ100の正面図である。
1・・・発光管
1a・・・発光部
1b,1c・・・キャピラリー
2・・・ステム
3,4・・・支柱
5・・・マウント支持板
8・・・バイメタル
9・・・FEC
10・・・Rc
11・・・ゲッタ
12・・・Rd
20,50・・・外球
Claims (3)
- 発光管と、
電気的に互いに直列に接続され且つ前記発光管と電気的に並列に接続されたバイメタル、強誘電体コンデンサ及び電流制限抵抗とを備えるセラミックメタルハライドランプであって、
前記発光管が、一対の電極を有する発光部と該発光部の対向位置に配置された一対のキャピラリーとを備え、
前記バイメタルが前記発光管の一方のキャピラリーの長手方向軸線と平行に配置されていて、該バイメタルの少なくとも一部が、該キャピラリーと位置的に並列に配置されており、
前記バイメタルは、前記発光部からの発光を遮ることがないように前記発光部の位置まで延長しないように配置され、
前記バイメタルの少なくとも一部は前記発光管の発光部と前記キャピラリーとの体積の差により形成された前記キャピラリーの周囲の空間内に配置される、セラミックメタルハライドランプ。 - 請求項1のセラミックメタルハライドランプにおいて、
前記セラミックメタルハライドランプは、定格ランプ電力45〜72Wのランプである、セラミックメタルハライドランプ。 - 請求項1又は2のセラミックメタルハライドランプにおいて、
パルス発生器の無い安定器を有するランプ点灯装置に用いることができる、セラミックメタルハライドランプ。
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