JP2008112114A - 光学素子、光源装置、画像表示装置及び光学素子の製造方法 - Google Patents

光学素子、光源装置、画像表示装置及び光学素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学素子における一の面と他の面との間の鋭角のエッジ部のカケを防止し、加工及び加工後の取扱いを容易とし、光学素子の形状精度を高精度に維持することができるようにする。
【解決手段】複数の面からなる多面体として形成され該多面体内が固体媒質によって満たされた光学素子22であって、複数の面のうちの一の面1とこの一の面1に傾斜して対向する他の面5との間に鋭角のエッジ部が形成されており、他の面5の少なくともエッジ部の近傍には、保護部材29が貼着されている。
【選択図】図13

Description

本発明は、例えば画像表示装置等において空間光変調素子を照明する光源装置、このような光源装置を構成する光学素子及び光学素子の製造方法、並びに、このような光源装置を有して構成される画像表示装置に関する。
従来、空間光変調素子を備え、この空間光変調素子を光源装置により照明し、空間光変調素子を経た変調光を結像させて画像表示を行う画像表示装置が提案されている。このような画像表示装置においては、空間光変調素子は、表示画像を表示し、この画像に応じて照明光を変調させる。空間光変調素子により変調された変調光は、結像光学系によって結像され、例えば、スクリーン上などに画像を表示する。
このような画像表示装置の光源装置として、光源として、特許文献1に記載されているような固体発光素子を用いたものが提案されている。固体発光素子とは、発光ダイオード(LED)、半導体レーザーダイオード(LD)、電界発光素子(EL)などである。
また、このような画像表示装置の光源装置としては、空間光変調素子を均一に照明するため、図17及び図18に示すように、インテグレータ光学系を有するものが使用されている。このインテグレータ光学系は、光源からの照明光の輝度分布を均一化するものである。
図17に示すフライアイレンズインテグレータ光学系においては、照明光を複数の小レンズが配列されたフライアイレンズ101,102を通すことによって、空間光変調素子103を照明する照明光の輝度分布が均一化される。
また、図18に示すロッドインテグレータ光学系においては、照明光を角柱状のロッド104内を通すことによって、このロッド104内における内面反射が繰り返され、照明光の輝度分布が均一化される。すなわち、このロッドインテグレータ光学系においては、ロッド104の一端面(入射端面)に光源像を結像させ、あるいは、光源105を密着させ、光源105からの光をロッド104内を内面反射(全反射)させながら伝播させ、ロッド104の他端面(射出端面)より射出させる。ロッド104の射出端面を被照明物体となる空間光変調素子103上に結像させることにより、照明分布が均一な良好な照明光が得られる。
特開平7−66455公報
前述のような画像表示装置においては、空間光変調素子をより高輝度に照明することによって、高輝度の画像表示が行えるようにすることが要望されており、光源の高出力化が図られている。しかし、光源を高出力化すると、消費電力の増大、発熱量の増大、装置構成の大型化が招来されるため、光源を高出力化することなく、光源からの光の利用効率を向上させることによって、空間光変調素子を高輝度に照明することが望まれている。
ところで、光学理論として、光学面(例えば、レンズ)を介した2つの領域の間には、常に以下の関係が成り立つという「ヘルムホルツ・ラグランジェの不変量」が知られている。
Nuy=N´u´y´(∵N、N´は屈折率、u、u´は光線角度、y、y´は像高である。)
また、この関係は、像高(物体高)y、y´を面積(S)として示し、光線角度u、u´を立体角(θ)で示すと、エテンデュー(E´tendue)として捉えることができ、光学面を介した2つの領域でエテンデューが不変であると換言することができる。エテンデューEは、以下の式によって表される。
E=πSsinθ
この関係は、複数の光学系でも不変であり、物体と像の関係でも成立する。したがって、この関係は、照明光源と被照明物体(空間光変調素子)の間にも成立し、前述のような光源装置においても成立する。
例えば、図18に示した角柱状のロッド104を用いたロッドインテグレータ光学系においては、ロッド104の射出端面からの光線の放射角度は、光源105からの光線放射角度と同一であり、「ヘルムホルツ・ラグランジェの不変量」が成立している。また、ロッド104の射出端面を結像させる光学系においても「ヘルムホルツ・ラグランジェの不変量」が満足されるので、照明光学系全体として、「ヘルムホルツ・ラグランジェの不変量」が成立する。
ここで、照明光学系の仕様(像高y´と光線角度u´)が、光源の仕様(物体高yと放射角度u)に比べて十分に大きく、以下の関係が成立するときには、光源から発せられた光線のほぼ全てを、照明光学系に取り込むことが可能となることを意味する。
Nuy<N´u´y´
なお、フライアイインテグレータ光学系においても、同様に「ヘルムホルツ・ラグランジェの不変量」が成立する。
このように、光源装置における光源からの光の利用効率は、光源における発光面積と光線放射角度との関数であるエテンデューで決まってしまう。つまり、有限の大きさを持つ面光源からの光の利用効率は、光源の発光面積と放射角度とによって一義的に決まってしまうことになる。
したがって、空間光変調素子などの被照明物をより高輝度で照明するためには、光源の単位面積当たりの発光光量を増加させるか、または、光源からの光線放射角度を小さくすることが必要であることになる。これらの対策は、いずれも光源の性能向上を図るものであり、光源からの光の利用効率を向上させるものではない。
なお、光源からの光の利用効率を向上させようとした照明光学系として、図19及び図20に示すように、テーパー状のロッド、または、テーパー状のライトパイプを用いたインテグレータ光学系が提案されている。図19に示すように、第5の面を光源105に比べて大きくしたテーパー状のライトパイプを用いたインテグレータ光学系においては、「ヘルムホルツ・ラグランジェの不変量」が成立することにより、光線射出角度θ´が小さくなる。逆に、図20に示すように、第5の面を光源105に比べて小さくしたテーパー状のライトパイプを用いたインテグレータ光学系においては、「ヘルムホルツ・ラグランジェの不変量」が成立することにより、光線射出角度θ´が大きくなる。これらのインテグレータ光学系において、エテンデューは変化していない。すなわち、これらのインテグレータ光学系においては、光源からの光の光利用効率は、向上していない。
また、光源としてLEDを用いて、LEDからの光をライトパイプ内に導入し、ライトパイプ内において不要な偏光をLEDに戻し、LEDによる戻り光(反射光)を位相差板によって90deg旋光させるようにした光源装置が提案されている。この光源装置は、偏光変換に関する構成であり、偏光変換を行いつつ、光の利用効率の向上、すなわち、エテンデューの改善を図っている。しかし、偏光変換を行うことが前提となっているため、エテンデューを任意の値に改善することはできない。
さらに、このような光源装置においては、光学素子の形状精度を高精度に維持する必要がある。そして、光学素子において一の面と他の面との間に鋭角のエッジ部がある場合には、このエッジ部のカケが発生し易く、加工及び加工後の取扱いが困難となっている。
そこで、本発明は、前述の実情に鑑みて提案されるものであって、光源からの光の利用効率を向上させ、エテンデューを改善することによって、光源の単位面積当たりの発光光量を増加させることなく、また、光源からの光線放射角度を小さくすることなく、空間光変調素子などの被照明物をより高輝度で照明することができる光源装置を提供し、また、光源装置を構成する光学素子における一の面と他の面との間の鋭角のエッジ部のカケを防止し、加工及び加工後の取扱いを容易とし、光学素子の形状精度を高精度に維持することができるようにし、さらに、このような光源装置を用いた画像表示装置を提供することを目的とするものである。
前述の課題を解決し、前記目的を達成するため、本発明に係る光学素子は、以下の構成を有するものである。
〔構成1〕
複数の面からなる多面体として形成され該多面体内が固体媒質によって満たされた光学素子であって、複数の面のうちの一の面とこの一の面に傾斜して対向する他の面との間に鋭角のエッジ部が形成されており、他の面の少なくともエッジ部の近傍には、保護部材が貼着されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る光源装置は、以下の構成のいずれか一を有するものである。
〔構成2〕
裏面側に反射膜が配置され表面側に発光面を有する面発光光源である固体発光素子と、固体発光素子の発光面に空隙を介して対向された第1の面と互いに平行に対向し第1の面に対して略々垂直となされた第2及び第3の面と第2及び第3の面に対して略々垂直となされ第1の面に対向し該第1の面に対して傾斜された第4の面と第1乃至第4の面の側縁部が周縁となっている第5の面とを有しこれら第1乃至第5の面に囲まれた多面体の空間が周囲の媒質の屈折率以上の屈折率を有する媒質により満たされ第5の面の少なくとも第1の面との間のエッジ部の近傍に保護部材が貼着されている光学素子とを備え、光学素子の第5の面は、固体発光素子の発光面の面積よりも小面積となっており、固体発光素子より発せられた光は、第1の面より光学素子内に入射し、第1乃至第4の面及び固体発光素子の反射膜のいずれかにおいて反射された後、あるいは、これら第1乃至第4の面及び反射膜によって反射されずに、第5の面を介して外方に射出されることを特徴とするものである。
〔構成3〕
裏面側に反射膜が配置され表面側に発光面を有する面発光光源である固体発光素子と、固体発光素子の発光面に空隙を介して対向された第1の面と互いに平行に対向し第1の面に対して略々垂直となされた第2及び第3の面と第2及び第3の面に対して略々垂直となされ第1の面に対向し該第1の面に対して傾斜された第4の面と第1乃至第4の面の側縁部が周縁となっている第5の面とを有しこれら第1乃至第5の面に囲まれた多面体の空間が周囲の媒質の屈折率以上の屈折率を有する媒質により満たされ第5の面の少なくとも第1の面との間のエッジ部の近傍に保護部材が貼着されている光学素子と、光学素子内の媒質の屈折率以上の屈折率を有する媒質により該光学素子の第5の面において該光学素子に一体的に連続され該光学素子から離れるにつれて拡径されたテーパ形状に形成されており射出端面となる先端面が第5の面と平行となされたライトパイプとを備え、光学素子の第5の面は、固体発光素子の発光面の面積よりも小面積となっており、固体発光素子より発せられた光は、第1の面より光学素子内に入射し、第1乃至第4の面及び固体発光素子の反射膜のいずれかにおいて反射された後、あるいは、これら第1乃至第4の面及び反射膜によって反射されずに、第5の面を経てライトパイプ内に入射し、このライトパイプの射出端面から外方に射出されることを特徴とするものである。
〔構成4〕
構成2、または、構成3を有する光源装置において、第4の面は、曲面であることを特徴とするものである。
〔構成5〕
構成2乃至構成4のいずれか一を有する光源装置において、第4の面は、固体発光素子に対向する面が、第5の面側において第1の面に向けて凹筒面となっており、中央部に変曲点を有し、第5の面から遠い側において第1の面に向けて凸筒面となっていることを特徴とするものである。
〔構成6〕
構成2乃至構成5のいずれか一を有する光源装置において、第4の面、または、第4の面及びこの第4の面に連続するライトパイプの一の面には、反射材料からなる反射面が形成されていることを特徴とするものである。
〔構成7〕
構成3乃至構成6のいずれか一を有する光源装置において、ライトパイプの射出端面には、反射型偏光板、または、反射型偏光板及び四分の一波長板が設置されていることを特徴とするものである。
また、本発明に係る画像表示装置は、以下の構成を有するものである。
〔構成8〕
構成2乃至構成7のいずれか一を有する光源装置と、光源装置から射出された光によって照明される空間光変調素子と、空間光変調素子を経た光が入射され該空間光変調素子の像を結像させる結像光学系とを備えたことを特徴とするものである。
〔構成9〕
複数の面からなる多面体として形成され該多面体内が固体媒質によって満たされた光学素子の製造方法であって、複数の面のうちの一の面とこの一の面に傾斜して対向する他の面との間に鋭角のエッジ部を形成するにあたり、他の面を研磨して形成した後にこの他の面の少なくともエッジ部の近傍に保護部材を貼着し、保護部材の一部とともに一の面を研磨してこの一の面を形成することを特徴とするものである。
構成1を有する本発明に係る光学素子においては、一の面とこの一の面に傾斜して対向する他の面との間に鋭角のエッジ部が形成されており、他の面の少なくともエッジ部の近傍には、保護部材が貼着されているので、エッジ部のカケなどの損傷が防止される。
構成2を有する本発明に係る光源装置においては、固体発光素子より発せられた光は、第1の面より光学素子内に入射し、第1乃至第4の面及び固体発光素子の反射膜のいずれかによって反射された後、あるいは、これら第1乃至第4の面及び反射膜によって反射されずに、固体発光素子の発光面の面積よりも小面積の第5の面より外方に射出されるので、固体発光素子からの光が第5の面に集光され、光の利用効率が向上され、光源エテンデューに支配的であった照明光の輝度を向上させることができる。
また、この光源装置においては、光源の発光分布の均一化もなされるため、光源として、必ずしも大面積の固体発光素子を用いずとも、例えば、小面積の固体発光素子を配列させて光源として用いても、それら固体発光素子の境界面における発光分布を均一化することができる。
さらに、この光源装置においては、光学素子の第5の面の少なくとも第1の面との間のエッジ部の近傍に保護部材が貼着されているので、エッジ部のカケなどの損傷が防止される。
構成3を有する本発明に係る光源装置においては、固体発光素子より発せられた光は、第1の面より光学素子内に入射し、第1乃至第4の面及び固体発光素子の反射膜のいずれかによって反射された後、あるいは、これら第1乃至第4の面及び反射膜によって反射されずに、固体発光素子の発光面の面積よりも小面積の第5の面を経てテーパ形状のライトパイプ内に入射し、このライトパイプの射出端面となる先端面から外方に射出されるので、固体発光素子からの光が第5の面において集光され、光の利用効率が向上され、また、第5の面に到達した光を効率よくライトパイプ内に導入することができ、光源エテンデューに支配的であった照明光の輝度を向上させることができる。
また、この光源装置においては、光源の発光分布の均一化もなされるため、光源として、必ずしも大面積の固体発光素子を用いずとも、例えば、小面積の固体発光素子を配列させて光源として用いても、それら固体発光素子の境界面における発光分布を均一化することができる。
さらに、この光源装置においては、光学素子の第5の面の少なくとも第1の面との間のエッジ部の近傍に保護部材が貼着されているので、エッジ部のカケなどの損傷が防止される。
なお、これら光源装置において、固体発光素子の発光面及び第5の面を矩形とすれば、画像表示装置における空間光変調素子などの矩形の被照明物を高効率に照明することができる。
構成4を有する本発明に係る光源装置においては、第4の面が曲面であることにより、光の利用効率が向上し、光源エテンデューに支配的であった照明光の輝度を向上させることができる。
構成5を有する本発明に係る光源装置においては、第4の面は、固体発光素子に対向する面が、第5の面側において第1の面に向けて凹筒面となっており、中央部に変曲点を有し、第5の面から遠い側において第1の面に向けて凸筒面となっているので、光の利用効率が向上し、光源エテンデューに支配的であった照明光の輝度を向上させることができる。
構成6を有する本発明に係る光源装置においては、第4の面、または、第4の面及びこの第4の面に連続するライトパイプの一の面には、反射材料からなる反射面が形成されているので、光学素子内の光が第4の面を透過して光学素子外に射出されることが防止され、固体発光素子からの光の利用効率を向上させることができる。
構成7を有する本発明に係る光源装置においては、ライトパイプの射出端面には、反射型偏光板、または、反射型偏光板及び四分の一波長板が設置されているので、ライトパイプの射出端面から、偏光方向の揃った照明光を射出させることができる。
構成8を有する本発明に係る画像表示装置においては、構成2乃至構成7のいずれか一を有する光源装置を有するので、この光源装置から射出された光によって空間光変調素子を高効率で照明することができ、高輝度の画像を表示することができる。
構成9を有する本発明に係る光学素子の製造方法においては、一の面とこの一の面に傾斜して対向する他の面との間に鋭角のエッジ部を形成するにあたり、他の面を研磨して形成した後にこの他の面の少なくともエッジ部の近傍に保護部材を貼着し、保護部材の一部とともに一の面を研磨してこの一の面を形成するので、製造中及び製造後の取扱いにおいて、エッジ部のカケなどの損傷を防止することができる。
すなわち、本発明は、光源からの光の利用効率を向上させ、エテンデューを改善することによって、光源の単位面積当たりの発光光量を増加させることなく、また、光源からの光線放射角度を小さくすることなく、空間光変調素子などの被照明物をより高輝度で照明することができる光源装置を提供することができ、また、光源装置を構成する光学素子における一の面と他の面との間の鋭角のエッジ部のカケを防止し、加工及び加工後の取扱いを容易とし、光学素子の形状精度を高精度に維持することができるようにし、さらに、このような光源装置を用いた画像表示装置を提供することができるものである。
以下、本発明に係る光源装置及びこの光源装置を用いた画像表示装置の構成について詳細に説明する。
〔光源装置の第1の実施の形態〕
図1は、本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における構成を示す斜視図である。
図2は、本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における構成を示す縦断面図である。
この光源装置は、図1及び図2に示すように、面発光光源である固体発光素子21を有している。この固体発光素子21は、裏面側に反射膜21aが配置され、表面側に発光層(発光面)21bを有して構成されている。このような固体発光素子21としては、いわゆる高輝度LEDを用いることができる。
図3は、本発明に係る光源装置における固体発光素子の構成を示す断面図である。
高輝度LEDにおいては、図3に示すように、いわゆるフォトニクス結晶により形成された発光層21bの裏面側に反射膜21aが形成されている。発光層21bからは、表面側及び裏面側に光が射出される。発光層21bから表面側に射出された光は、そのまま高輝度LEDの表面側に射出される。発光層21bから裏面側に射出された光は、反射膜21aによって反射され、発光層21bを透過して表面側へ射出される。また、外方からの発光層21bへの入射光は、発光層21bを透過し、裏面側の反射膜21aで反射され、再び発光層21bを透過して表面側へ射出される。このようにして、高輝度LEDにおいては、従来のLEDにおいて裏面側で光吸収により失われていた光が反射されて表面側に射出されるため、高輝度化が図られている。
なお、LEDの発光層21bは、この発光層21bが発している波長の光を透過させるので、この波長帯域のLEDに対する入射光は、発光層21bを透過して、裏面側において反射膜21aにより反射されることとなる。
なお、この固体発光素子21の発光層(発光面)21bは、例えば、2mm×6mmの矩形状となっている。
このようなLEDの発光層21bの材料は、赤色発光の場合、AlGaAs、AlGaInP、GaAsPなど、緑色発光の場合、InGaN、AlGaInPなど、青色発光の場合、InGaNなどである。これらInGaN系材料は、一般的には、サファイア基板1c上にエピタキシャル成長によって形成される。そして、反射膜21aは、例えば、レーザーリフトオフにより半導体をサファイア基板1cから剥離させ、P型半導体表面を平坦化して形成される。この反射膜21aは、半導体裏面に直接スパッタ等で成膜することができる。なお、このLEDは、シリコン基板21d上に反射膜21aを下側にして設置され、図示しないワイヤボンディングを介して給電される。
そして、この光源装置は、図1及び図2に示すように、固体発光素子21の発光層(発光面)21bに第1の面1を空隙KGを介して対向させた光学素子(プリズム)22を有している。この光学素子22の第1の面1は、固体発光素子21の発光層(発光面)21bと略々同一形状となっている。この光学素子22は、第1の面1に対して略々垂直となされ互いに平行に対向した第2及び第3の面2,3を有している。また、この光学素子22は、第2及び第3の面2,3に対して略々垂直となされ、第1の面1に対向し、この第1の面に対して傾斜された第4の面4を有している。さらに、この光学素子22は、第1乃至第4の面1,2,3,4の側縁部が周縁となっている第5の面を有する。
すなわち、これら第1乃至第5の面1,2,3,4,5に囲まれた空間は、第2及び第3の面2,3を底面とする三角柱形状となっている。この光学素子22において、第5の面5は、第1の面1の面積(固体発光素子21の発光面21bの面積)よりも小面積となっている。
なお、図2及び後述の図4は、縦断面図であるため、第2及び第3の面2,3については、第3の面3のみが表され、第2の面2については、断面の手前側となるため、表されない。
この実施の形態においては、図1に示すように、第5の面5の縁部の一部となる固体発光素子21の反射膜21aの一側縁部21eは、固体発光素子21の発光面21bの短辺部となっている。したがって、第5の面5においては、対向する2つの辺(固体発光素子21の反射膜21aの一側縁部21e及び第4の面4の側縁部4a)が、図1中矢印Aで示すように、固体発光素子21の発光面の短辺部に等しい長さであり、図1中矢印Bで示す他の2つの辺(第2及び第3の面2,3の一側縁部2a,3a)の長さは、図1中矢印Cで示す固体発光素子21の発光面の長辺部より短くなっている。
そして、これら第1乃至第5の面に囲まれた多面体の空間、すなわち、光学素子22内は、周囲の媒質(例えば、空気)の屈折率以上の屈折率を有する透明な媒質により満たされている。この光学素子22をなす媒質としては、例えば、「ゼオネックス(ZEONEX)」(日本ゼオン(株)の登録商標)の如きシクロオレフィンポリマや、その他種々の光学用合成樹脂材料、または、種々の光学ガラス材料を用いることができる。
この光源装置において、固体発光素子21より発せられた光は、第1の面1より光学素子22内に入射し、第1乃至第4の面1,2,3,4及び固体発光素子21の反射膜21aのいずれかにおいて内面反射(全反射)された後、あるいは、これら第1乃至第4の面1,2,3,4及び反射膜21aによって反射されずに、第5の面5を介して外方に射出される。
この光学素子22内において、ある面で光線が全反射される条件は、その面に対する光線の入射角をθとし、光学素子22の外方の媒質の屈折率をnとし、光学素子22内の媒質の屈折率をn´とすると、以下のように示される。
sinθ=n/n´
例えば、光学素子22の外方の媒質を空気として、屈折率nを1とし、光学素子22内の媒質を「BK−7」として、屈折率n´を1.51とすると、θは、約41°となる。つまり、光学素子22内において、ある面に対する入射角が約41°より大きい光線は、全反射される。したがって、この光源装置においては、固体発光素子21の反射膜21aの反射率が低くとも、第1の面1で全反射される光線があるため、光学素子22内の光線を効率よく第5の面5に導くことができる。
そして、この光源装置においては、光学素子22の第4の面4には、反射材料からなる反射面を形成することが望ましい。反射材料としては、Al(アルミニウム)膜やAg(銀)膜を用いることができる。光学素子22の第4の面4の外面部に反射膜としてAl膜を形成した場合には、第4の面4の反射率は92%程度、反射膜としてAg膜を形成した場合には、第4の面4の反射率は98%程度となる。
この光源装置におけるエテンデューの特性曲線(エテンデューカーブ)を求めると、固体発光素子21単体における特性曲線よりも、同じエテンデューにおける射出光強度(相対輝度)が高くなる。エテンデューは、前述したように、Sπsinθ(∵Sは、発光面積、θは、光線放射角度)で示される。エテンデューの特性曲線は、エテンデューを所定の値に設定したとき、すなわち、発光面積S及び光線放射角度θを所定の値に設定したときに、得られる射出光強度(相対輝度)を示す。なお、発光面積Sは、光源装置においては、第5の面5の面積であり、固体発光素子21単体においては、発光面21bの面積である。また、本発明に係る光源装置においては、第2及び第3の面2,3が互いに平行になっているため、光線が第5の面5から射出されるまでに反射膜21a及び各反射面2,3,4が構成する多面体内において反射される回数が少なく、また、反射光が固体発光素子21に戻りにくくなっており、高効率に光線を射出させることができる。
図4は、本発明に係る光源装置の第1の実施の形態においてライトパイプを設けた構成を示す縦断面図である。
しかしながら、第5の面5においては、光学素子22内の媒質の屈折率が周囲の媒質よりも屈折率が高いため、内面反射が起こり、光学素子22内の光束が全て外方側に射出されるわけではない。そのため、この光源装置においては、図4に示すように、光学素子22の第5の面において光学素子22に一体的に連続させて、光学素子22から離れるにつれて拡径されたテーパ形状に形成されたライトパイプ8を設けることが望ましい。
このライトパイプ8は、光学素子22内の媒質の屈折率以上の屈折率を有する媒質(光学用合成樹脂材料や光学ガラス材料)によって形成されている。そして、このライトパイプ8において射出端面8aとなる先端面は、第5の面5と平行となされている。なお、ライトパイプ8をなす媒質の屈折率と光学素子22をなす媒質の屈折率とが等しい場合、すなわち、ライトパイプ8をなす媒質と光学素子22をなす媒質とが同一材料である場合には、第5の面5は存在しないことになるが、この場合には、固体発光素子21の反射膜21aの一側縁部21eを通りライトパイプ8の射出端面8aに平行な仮想面が第5の面5であるということになる。この第5の面5(仮想面)は、前述したように、固体発光素子21の発光面21bの面積より小さくなっている。
この光源装置において、固体発光素子21より発せられた光は、第1の面1より光学素子22内に入射し、第1乃至第4の面1,2,3,4及び固体発光素子21の反射膜21aのいずれかにおいて多重反射を繰返した後、あるいは、これら第1乃至第4の面1,2,3,4及び反射膜21aによって反射されずに、第5の面5を経て、ライトパイプ8の基端側よりこのライトパイプ8内に入射する。そして、ライトパイプ8内に入射した光は、ライトパイプ8内で内面反射を繰り返し、コーンアングル(入射角)分布が改善され、ライトパイプ8の射出端面8aから外方に射出される。このようにしてライトパイプ8の射出端面8aから射出された光は、フィールドレンズを介して、例えば、空間光変調素子などの被照明物を照明する。
図5は、本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における第5の面5及びライトパイプ8の射出端面8aにおけるコーンアングル分布を示す正面図である。
この光源装置の光学素子22の第5の面5における入射光のコーンアングル(入射角)分布は、図5に示すように、0°から90°に亘って分布しており、ライトパイプ8が設けられていない場合には、入射角が約41°を超えた光線は、第5の面5から射出することができない。そして、ライトパイプ8が設けられることにより、第5の面5に入射した光線は、全てライトパイプ8内に入射し、ライトパイプ8の射出端面8aにおいては、図5に示すように、コーンアングル分布が約41°以内となるように改善される。したがって、ライトパイプ8の射出端面8aにおいては、ほぼ全ての光線が射出端面8aより外方に射出される。
ライトパイプ8の形状は、改善したいコーンアングル分布に依存する。例えば、90°のコーンアングル分布を持った光を30°以内のコーンアングル分布に改善したい場合には、ライトパイプ8の入射面の面積をS、射出端面8aの面積をS´とすると、以下の関係が成立する。
S´=S・{sin(90°)/sin(30°)}= 4S
この式は、縦横方向について同様の割合で改善する場合であり、縦方向、または、横方向だけについて改善する場合には、ライトパイプ8の入射面の縦方向、または、横方向の一辺の長さをX、射出端面8aの一辺(入射面の一辺に対応する方向の一辺)の長さをX´とすると、以下の関係が成立する。
X´=X・{sin(90°)/sin(30°)}=2X
ライトパイプ8の長さは、コーンアングル分布の改善率に関係しているため、必要に応じて任意に決めることができる。なお、この実施の形態においては、ライトパイプ8の長さは、1.5cm乃至3cm程度となる。
なお、このように、光学素子22にライトパイプ8が一体的に形成される場合には、光学素子22の第4の面4に連続するライトパイプ8の一の面にも、第4の面4と同様に、反射材料からなる反射面を形成してもよい。
図6は、本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における構成を示す斜視図である。
このように、光学素子22にライトパイプ8が一体的に形成された光源装置を構成するには、図6に示すように、固体発光素子21が構成されたパッケージ23上に、光学素子22とライトパイプ8とが一体的に形成されたもののライトパイプ8の中途部分を接着剤によって固定し、光学素子22の部分を固体発光素子21に対向させることによって構成することができる。
ここで使用される接着剤としては、光学素子22及びライトパイプ8をなす媒質として「ゼオネックス(ZEONEX)」(日本ゼオン(株)の登録商標)を用いる場合においては、「XNR5552」(商品名)(UV硬化型アクリル系接着剤、ナガセケムテックス社製)や、「XVL90K」(商品名)(UV硬化型アクリル系接着剤、協立化学産業社製)などが挙げられる。また、光学素子22及びライトパイプ8をなす媒質として、光学ガラスを用いる場合においては、「ELC2500Clear」(商品名)(UV熱併用硬化型エポキシ系接着剤、ELECTRO-LIFE CORPORATION社製)、「XNR5541」(商品名)(UV熱併用硬化型エポキシ系接着剤、ナガセケムテックス社製)や、「U-1541」(商品名)(UV硬化型エポキシ系接着剤、ケミテック社製)などが挙げられる。
図7は、本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における他の構成を示す断面図である。
この光源装置において、光学素子22の第5の面5は、図2に示すように、第4の面4に対して、略々垂直に形成されていることが好ましいが、図7に示すように、第4の面4に対して垂直となっていなくともよい。また、この実施の形態においては、固体発光素子21の発光面21b及び第5の面5は、ともに矩形となっているが、そのように限定されるものではない。
ところで、従来のロッドインテグレータを用いた光源装置において、照明光の射出面の面積を光源の発光面積よりも小さくした場合には、光線がロッド内を伝播するに伴って、界面での光線反射角度が小さくなり、一部の光線は、界面での全反射臨界角より小さくなり、射出面から射出できなくなる。これに対し、本発明に係る光源装置においては、固体発光素子21から発した光をできるだけ少ない反射回数で第5の面5を通過するような形状となっているため、ライトパイプ8の射出端面8aより高効率で射出される。
〔光源装置の第2の実施の形態〕
図8は、本発明に係る光源装置の第2の実施の形態における構成を示す断面図である。なお、図8は、縦断面図であるため、第2及び第3の面2,3については、第3の面3のみが表され、第2の面2については、断面の手前側となるため、表されない。
本発明に係る光源装置は、図8に示すように、第4の面4を、曲面、例えば、固体発光素子21側が凹である曲面として構成してもよい。この場合において、この第4の面4がなす曲面は、この反射面4の第5の面5の一部をなす側縁部4aに平行な方向について直線状となっている円筒面等の曲面であってもよく、または、球面や放物面等であってもよいし、また、さらに高次の曲面であってもよい。この場合においても、各反射面1,2,3,4,5は、閉じた多面体を構成している。
このように第4の面4を曲面とした場合においても、前述したような、第5の面5に一体的に形成されるライトパイプ8を設けることが好ましい。
この場合においても、固体発光素子21より発せられた光は、第1乃至第4の面1,2,3,4及び固体発光素子21の反射膜21aのいずれかによって多重反射された後、あるいは、これら第1乃至第4の面1,2,3,4及び反射膜21aによって反射されずに、第5の面5を経て、ライトパイプ8の射出端面8aより外方に射出される。
〔光源装置の第3の実施の形態〕
図9は、本発明に係る光源装置の第3の実施の形態における構成を示す断面図である。なお、図9は、縦断面図であるため、第2及び第3の面2,3については、第3の面3のみが表され、第2の面2については、断面の手前側となるため、表されない。
本発明に係る光源装置は、第4の面4の形状を光の利用効率が最大となるように最適化して、構成することができる。この場合における第4の面4の形状は、図9に示すように、固体発光素子21に対向する面が、第5の面5側において第1の面1に向けて凹筒面(固体発光素子21から離れるほうが凹)となっており、中央部に変曲点Pを有し、第5の面5から遠い側において第1の面1に向けて凸筒面(固体発光素子21に近づくほうが凸)となっている。この第4の面4がなす曲面は、この反射面4の第5の面5の一部をなす側縁部4aに平行な方向について直線状となっている筒面等の曲面となっている。
第5の面5の面積が固体発光素子21の面積の25%であって、固体発光素子21の反射膜21aの反射率が60%である場合においては、最適化された第4の面4の形状は、以下の式で示される形状となる。
Y=B*sin1.25(Xπ/4C)
ここで、Bは第5の面5の固体発光素子21からの高さ(図9中矢印Bで示す2つの辺(第2及び第3の面2,3の一側縁部2a,3a)の長さ)を示し、Cは図9中矢印Cで示す固体発光素子21の発光面の長辺部の長さを示し、Xは固体発光素子21の第5の面5から遠い側の辺からの距離を示し、Yは距離Xにおける固体発光素子21から第4の面4までの高さを示している。
この曲線における変曲点Pは、第4の面4の中心部(X=(C/2)の位置)となっている。また、この曲線は、固体発光素子21の反射膜21aの反射率が高くなるにつれて、直線に近い形状となる。
〔光源装置の第4の実施の形態〕
図10は、本発明に係る光源装置の第4の実施の形態における構成を示す断面図である。なお、図10は、縦断面図であるため、第2及び第3の面2,3については、第3の面3のみが表され、第2の面2については、断面の手前側となるため、表されない。
本発明に係る光源装置は、図10に示すように、ライトパイプ8の射出端面8aに、四分の一波長(λ/4)板24及び反射型偏光板(Wire Grid:ワイヤグリッド)25を設けて構成してもよい。
この場合には、射出端面8aに到達した光のうちの一部は、四分の一波長板24及び反射型偏光板25を透過して出射されるが、反射型偏光板25を透過できない偏光方向の成分は、反射型偏光板25によって反射され、四分の一波長板24を透過してライトパイプ8内に戻る。ライトパイプ8内に戻った光は、ライトパイプ8内及び光学素子22内で反射され、再び四分の一波長板24を透過して反射型偏光板25に到達する。このとき、反射型偏光板25を透過できる偏光方向に変換されている成分は、反射型偏光板25を透過して出射される。
このような過程が繰り返されることにより、射出端面8aからは、偏光方向が揃えられた照明光が、高効率で射出されることになる。偏光方向が揃えられた照明光が高効率で得られることは、偏光変調を行う空間光変調素子を照明する場合において有用である。
〔光源装置の第5の実施の形態〕
図11は、本発明に係る光源装置の第5の実施の形態における構成を示す断面図である。なお、図11は、縦断面図であるため、第2及び第3の面2,3については、第3の面3のみが表され、第2の面2については、断面の手前側となるため、表されない。
本発明に係る光源装置は、図11に示すように、ライトパイプ8の射出端面8aに、ライトパイプ8と一体化したレンズ(凸レンズ、または、凹レンズなど)26を設けて構成してもよい。
この場合には、射出端面8aに到達した光は、レンズ26によって収束、または、拡散されて出射される。ライトパイプ8からの射出光をフィールドレンズ等のレンズにより導いて被照明物を照明する場合においては、ライトパイプ8の射出端面8aにレンズ26が一体化されていることにより、部品点数の削減を図ることができる。
〔光源装置の第6の実施の形態〕
図12は、本発明に係る光源装置の第6の実施の形態における構成を示す平面図である。
この実施の形態においては、前述した光源装置において、光学素子22、または、光学素子22及びライトパイプ8を中空体とし、この光学素子22、または、光学素子22及びライトパイプ8内を所定の屈折率を有する液体により充填して構成する。すなわち、この実施の形態においては、光学素子22及びライトパイプ8は、外面部を薄い透明材料によって構成して、中空の透明体として構成する。これら光学素子22及びライトパイプ8内に充填される液体としては、水の他、ジエチルエーテルなどの有機材料が考えられる。
そして、光学素子22及びライトパイプ8内に充填された液体は、図12に示すように、循環パイプ27を経て、熱交換装置28との間で循環される。すなわち、光学素子22及びライトパイプ8内の液体は、固体発光素子21の発する熱によって加熱され、循環パイプ27を経て熱交換装置28に送られ、この熱交換装置28において冷却されて、循環パイプ27を経て光学素子22及びライトパイプ8内に戻る。
この光源装置においては、このような循環が繰り返されることにより、光学素子22及びライトパイプ8内の液体の温度上昇が抑えられる。
光学素子22及びライトパイプ8内を充填する液体としては、透過率が高く、冷却効果の高い液体を用いることが望ましい。この光源装置においては、光学素子22及びライトパイプ8の各面をなす部材の内面に、反射材料からなる反射面を形成することが望ましい。この反射材料としては、Al(アルミニウム)膜やAg(銀)膜を用いることができ、Al膜を用いた場合には、反射率は92%程度、Ag膜を用いた場合には、反射率は98%程度となる。
ただし、光学素子22の第1の面1は、固体発光素子21からの光が入射する必要があるため、反射面は形成しない。また、第5の面5も、光学素子22から射出する光が透過する必要があり、ライトパイプ8が一体的に設けられる場合には仮想面であるので、反射面は形成しない。
この光源装置の光学素子22を固体の媒質で形成した場合において、この媒質の光吸収が1%であるとした場合、光学素子22内で5回の内面反射が生ずるとすると、全体の透過率は、99%の5乗、すなわち、約95%となり、約5%の光が媒質に吸収される。入射光のパワーが10Wであるとすると、0.5Wの光が吸収されることになる。光学素子22をなす媒質の質量が0.025g(4mm×2.5mm×1mm、比重2.5)とすると、1秒間に光学素子22に吸収される熱量は、0.5(W)×1(sec)=0.5(J)であるから、温度上昇は、以下のようになる。
(0.5×1)/(0.7×0.025)=6.7〔K〕
つまり、光学素子22から外部に熱が逃げないとすると、光学素子22の温度は、1秒間に6.7°Cずつ上昇することになる。したがって、光学素子22が熱伝導の低い材料により形成されている場合には、光学素子22が高温になり、融解や破壊を生ずる虞れがある。
前述のように、光学素子22及びライトパイプ8内を液体により充填し、この液体を循環させることによって、光学素子22及びライトパイプ8内の液体の温度上昇を抑えることにより、光学素子22の融解や破壊を防止することができる。
〔光学素子の製造方法〕
前述のような光源装置において、固体発光素子21からの光の利用効率を向上させ、エテンデューを改善することにより、固体発光素子21における単位面積あたりの発光光量を増加させることなしに、照明効率を向上させるためには、光学素子22の形状精度を高精度に維持する必要がある。特に、光学素子22において第1の面1と第4の面4との間の鋭角のエッジ部は、カケが発生し易く、加工及び加工後の取扱いが困難である
図13は、本発明に係る光源装置の光学素子の製造方法を説明する断面図である。なお、図13は、縦断面図であるため、第2及び第3の面2,3については、第3の面3のみが表され、第2の面2については、断面の手前側となるため、表されない。
そこで、この実施の形態における光源装置では、図13に示すように、第4の面4に、保護部材29を貼り付けることによって、第4の面4と第1の面1との間の鋭角の頂角を保護するようにしている。この保護部材29は、光学素子22と同一、または、同様の材料によって、平板状に形成されている。この保護部材29は、第4の面4上に反射面を形成した後に、この反射面上に貼り付ける。保護部材29の貼り付けに使用する接着剤は、前述したように、合成樹脂材料に対しては、UV硬化型アクリル系接着剤、光学ガラスに対しては、UV熱併用硬化型エポキシ系接着剤やUV硬化型エポキシ系接着剤などを使用することができる。
なお、第4の面4上に反射面は、保護部材29を貼り付ける場合においては、予め保護部材29の側に形成しておくようにしてもよい。すなわち、反射面を形成しない第4の面4上に、反射面が形成された保護部材29を、反射面が形成された側の面を第4の面4に向けて貼り付けることにより、第4の面4と保護部材29との間に反射面が形成された状態となる。
また、光学素子22を合成樹脂材料により射出成型によって形成する場合には、第1の面1及び第4の面4は射出成型後の後加工をなされないので、図13に示すように、第1の面1及び第4の面4の形状が形成された後に、保護部材29を貼り付けることになる。
図14は、本発明に係る光源装置の光学素子の製造方法の他の例を説明する断面図である。
一方、光学素子22を光学ガラスにより研磨して形成する場合には、図14に示すように、第4の面4が形成された後に、この第4の面4に保護部材29を貼り付け、この保護部材29の縁部分と第1の面1とを共に研削して第1の面1を形成するようにしてもよい。
なお、光学素子22を合成樹脂材料により射出成型によって形成する場合においても、第4の面4に保護部材29を貼り付けた後に、保護部材29の縁部分と第1の面1とを共に研磨し、第1の面1を後加工するようにしてもよい。
図15は、本発明に係る光源装置の光学素子の製造方法のさらに他の例を説明する断面図である。
そして、第4の面4が曲面である場合には、図15に示すように、この第4の面4の形状に合わせた形状を有する保護部材29を作成して、第4の面4上に貼り付けるようにする。
また、第4の面4が曲面である場合には、保護部材29を紫外線硬化樹脂材料や熱硬化樹脂材料によって形成することとし、第4の面4上に未硬化の樹脂材料を盛り上げて塗布した後、この樹脂材料を硬化させるようにしてもよい。
このような製造方法を採用することにより、この光源装置において、光学素子22における第1の面1と第4の面4との間の鋭角のエッジ部のカケを防止し、加工及び加工後の取扱いを容易とするとともに、光学素子22の形状精度を高精度に維持し、固体発光素子21からの光の利用効率を向上させ、エテンデューを改善することにより、固体発光素子21における単位面積あたりの発光光量を増加させることなしに、照明効率を向上させることができる。
〔画像表示装置の実施の形態〕
図16は、本発明に係る画像表示装置30の実施の形態における構成を示す平面図である。
本発明に係る画像表示装置30は、図16に示すように、前述した本発明に係る光源装置11R,11G,11Bと、この光源装置から射出された光によって照明される空間光変調素子10R,10G,10Bと、これら空間光変調素子10R,10G,10Bを経た光が入射され、該空間光変調素子10R,10G,10Bの像を結像させる結像光学系13とを備えて構成される。この画像表示装置30は、各空間光変調素子10R,10G,10Bをこれら空間光変調素子10R,10G,10Bに対応された光源装置11R,11G,11Bにより照明し、各空間光変調素子10R,10G,10Bを経た変調光を色合成して結像させ、カラー画像の表示を行う画像表示装置である。
各空間光変調素子10R,10G,10Bは、表示画像の赤色成分、緑色成分及び青色成分をそれぞれ表示し、これら画像に応じて照明光を偏光変調させる。この実施の形態においては、各空間光変調素子10R,10G,10Bは、反射型のものであり、入射された照明光を偏光変調して反射する。
各光源装置11R,11G,11Bは、前述したように、固体発光素子と第1乃至第5の面とを有して構成され、第5の面に延長してロッドインテグレータ8が設けられて構成されている。各光源装置11R,11G,11Bにおいて、固体発光素子は、ヒートシンク20上に設けられている。
各光源装置11R,11G,11Bは、赤色成分の画像の表示する空間光変調素子10Rを赤色の照明光で照明し、緑色成分の画像の表示する空間光変調素子10Gを緑色の照明光で照明し、青色成分の画像の表示する空間光変調素子10Bを青色の照明光で照明する。
赤色用の光源装置11Rから発せられた照明光は、リレーレンズ12R、フィールドレンズ13R及びワイヤグリッド14Rを経て、赤色用の反射型空間光変調素子10Rに入射される。赤色の照明光は、反射型空間光変調素子10Rによって赤色成分の画像信号に応じて偏光変調されて反射され、ワイヤグリッド14Rにより反射され、赤色の画像光として、色合成プリズム15に入射される。
また、青色用の固体発光素子211Bから発せられた照明光は、リレーレンズ12B、フィールドレンズ13B及びワイヤグリッド14Bを経て、青色用の反射型空間光変調素子10Bに入射される。青色の照明光は、反射型空間光変調素子10Bによって青色成分の画像信号に応じて偏光変調されて反射され、ワイヤグリッド14Bにより反射され、青色の画像光として、色合成プリズム15に入射される。
そして、緑色用の固体発光素子211Gから発せられた照明光は、リレーレンズ12G、フィールドレンズ13G及びワイヤグリッド14Gを経て、緑色用の反射型空間光変調素子10Gに入射される。緑色の照明光は、反射型空間光変調素子10Gによって緑色成分の画像信号に応じて偏光変調されて反射され、ワイヤグリッド14Gにより反射され、緑色の画像光として、色合成プリズム15に入射される。
色合成プリズム15に入射された赤色、緑色及び青色の画像光は、色合成されて、結像光学系となる投射レンズ16に入射される。この投射レンズ16は、各色の画像光を図示しないスクリーン上に投射し、拡大して結像させて、画像表示を行う。
本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における構成を示す斜視図である。 本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における構成を示す縦断面図である。 本発明に係る光源装置における固体発光素子の構成を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第1の実施の形態においてライトパイプを設けた構成を示す縦断面図である。 本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における第5の面及びライトパイプの射出端面におけるコーンアングル分布を示す正面図である。 本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における構成を示す斜視図である。 本発明に係る光源装置の第1の実施の形態における他の構成を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第2の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第3の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第4の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第5の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明に係る光源装置の第6の実施の形態における構成を示す平面図である。 本発明に係る光源装置の光学素子の製造方法を説明する断面図である。 本発明に係る光源装置の光学素子の製造方法の他の例を説明する断面図である。 本発明に係る光源装置の光学素子の製造方法のさらに他の例を説明する断面図である。 本発明に係る画像表示装置の実施の形態における構成を示す平面図である。 従来の光源装置(フライアイインテグレータ)の構成を示す側面図である。 従来の光源装置(ロッドインテグレータ)の構成を示す側面図である。 従来の光源装置(拡大テーパ状ライトパイプ)の構成を示す側面図である。 従来の光源装置(縮小テーパ状ライトパイプ)の構成を示す側面図である。
符号の説明
1 第1の面
2 第2の面
2a 第2の面の一側縁部
3 第3の面
3a 第3の面の一側縁部
4 第4の面
4a 第4の面の側縁部
5 第5の面
8 ライトパイプ
8a 射出端面
10R 空間光変調素子
10G 空間光変調素子
10B 空間光変調素子
11R 光源装置
11G 光源装置
11B 光源装置
16B 投射レンズ
21 固体発光素子
21a 反射膜の一側縁部
22 光学素子
24 四分の一波長板
25 反射型偏光板
26 レンズ
27 循環パイプ
28 熱交換装置
29 保護部材
30 画像表示装置

Claims (9)

  1. 複数の面からなる多面体として形成され、該多面体内が固体媒質によって満たされた光学素子であって、
    前記複数の面のうちの一の面と、この一の面に傾斜して対向する他の面との間に、鋭角のエッジ部が形成されており、前記他の面の少なくとも前記エッジ部の近傍には、保護部材が貼着されている
    ことを特徴とする光学素子。
  2. 裏面側に反射膜が配置され表面側に発光面を有する面発光光源である固体発光素子と、
    前記固体発光素子の発光面に空隙を介して対向された第1の面と、互いに平行に対向し前記第1の面に対して略々垂直となされた第2及び第3の面と、前記第2及び第3の面に対して略々垂直となされ前記第1の面に対向し該第1の面に対して傾斜された第4の面と、前記第1乃至第4の面の側縁部が周縁となっている第5の面とを有し、これら第1乃至第5の面に囲まれた多面体の空間が、周囲の媒質の屈折率以上の屈折率を有する媒質により満たされ、前記第5の面の少なくとも前記第1の面との間のエッジ部の近傍に保護部材が貼着されている光学素子と
    を備え、
    前記光学素子の前記第5の面は、前記固体発光素子の発光面の面積よりも小面積となっており、
    前記固体発光素子より発せられた光は、前記第1の面より前記光学素子内に入射し、前記第1乃至第4の面及び前記固体発光素子の反射膜のいずれかにおいて反射された後、あるいは、これら第1乃至第4の面及び反射膜によって反射されずに、前記第5の面を介して外方に射出される
    ことを特徴とする光源装置。
  3. 裏面側に反射膜が配置され表面側に発光面を有する面発光光源である固体発光素子と、
    前記固体発光素子の発光面に空隙を介して対向された第1の面と、互いに平行に対向し前記第1の面に対して略々垂直となされた第2及び第3の面と、前記第2及び第3の面に対して略々垂直となされ前記第1の面に対向し該第1の面に対して傾斜された第4の面と、前記第1乃至第4の面の側縁部が周縁となっている第5の面とを有し、これら第1乃至第5の面に囲まれた多面体の空間が、周囲の媒質の屈折率以上の屈折率を有する媒質により満たされ、前記第5の面の少なくとも前記第1の面との間のエッジ部の近傍に保護部材が貼着されている光学素子と、
    前記光学素子内の媒質の屈折率以上の屈折率を有する媒質により、該光学素子の第5の面において該光学素子に一体的に連続され、該光学素子から離れるにつれて拡径されたテーパ形状に形成されており、射出端面となる先端面が前記第5の面と平行となされたライトパイプと
    を備え、
    前記光学素子の前記第5の面は、前記固体発光素子の発光面の面積よりも小面積となっており、
    前記固体発光素子より発せられた光は、前記第1の面より前記光学素子内に入射し、前記第1乃至第4の面及び前記固体発光素子の反射膜のいずれかにおいて反射された後、あるいは、これら第1乃至第4の面及び反射膜によって反射されずに、前記第5の面を経て前記ライトパイプ内に入射し、このライトパイプの射出端面から外方に射出される
    ことを特徴とする光源装置。
  4. 前記第4の面は、曲面である
    ことを特徴とする請求項2、または、請求項3記載の光源装置。
  5. 前記第4の面は、前記固体発光素子に対向する面が、第5の面側において、前記第1の面に向けて凹筒面となっており、中央部に変曲点を有し、第5の面から遠い側において、前記第1の面に向けて凸筒面となっている
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一に記載の光源装置。
  6. 前記第4の面、または、前記第4の面及びこの第4の面に連続する前記ライトパイプの一の面には、反射材料からなる反射面が形成されている
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか一に記載の光源装置。
  7. 前記ライトパイプの射出端面には、反射型偏光板、または、反射型偏光板及び四分の一波長板が設置されている
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか一に記載の光源装置。
  8. 請求項2乃至請求項7のいずれか一に記載の光源装置と、
    前記光源装置から射出された光によって照明される空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子を経た光が入射され、該空間光変調素子の像を結像させる結像光学系と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  9. 複数の面からなる多面体として形成され、該多面体内が固体媒質によって満たされた光学素子の製造方法であって、
    前記複数の面のうちの一の面と、この一の面に傾斜して対向する他の面との間に、鋭角のエッジ部を形成するにあたり、
    前記他の面を研磨して形成した後に、この他の面の少なくとも前記エッジ部の近傍に、保護部材を貼着し、
    前記保護部材の一部とともに前記一の面を研磨して、この一の面を形成する
    ことを特徴とする光学素子の製造方法。
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