JP2010210985A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストおよび装置の大型化を抑えつつ、輝度ダイナミックレンジを広げることのできるプロジェクターを提供すること。
【解決手段】本発明のプロジェクター1は、被照射面に画像を表示させるプロジェクター1であって、光源部と、光源部から射出された光を画像信号に応じて変調する第1光変調素子と、第1光変調素子で変調された光を屈折させる第1光学系4と、第1光学系4で屈折された光を反射して広角化させる少なくとも1つの凹面ミラー31を備える第2光学系6と、第1光学系4と第2光学系6との間に配置され、被照射面に表示される画像の輝度を制御する第2光変調素子8と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクター、特に輝度制御を行うプロジェクターの技術に関する。
従来、プロジェクターによる表示画像の迫力を増すために、輝度ダイナミックレンジを広げることが行われている。例えば、投写レンズの手前に中間像を結像するためのリレー光学系を配置し、その中間像部分に輝度制御用の光変調素子を配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。リレー光学系と投写レンズの間に配置された光変調素子によって輝度制御を行うことで、輝度ダイナミックレンジを広げている。
特開2005−250440号公報
しかしながら、特許文献1に開示のものは、中間像を結像するためのリレー光学系を設けているため、プロジェクターの製造コストが増加してしまう。また、中間像を結像するためのリレー光学系を設けることでレンズ長が増加し、装置が大型化してしまう。また、近年の画像の高精細化に対応するために解像力の高いリレー光学系を用いれば、さらなるコスト増加および装置の大型化を招いてしまう。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、製造コストおよび装置の大型化を抑えつつ、輝度ダイナミックレンジを広げることのできるプロジェクターを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、被照射面に画像を表示させるプロジェクターであって、光源部と、光源部から射出された光を画像信号に応じて変調する第1光変調素子と、第1光変調素子で変調された光を屈折させる第1光学系と、第1光学系で屈折された光を反射して広角化させる少なくとも1つの凹面ミラーを備える第2光学系と、第1光学系と第2光学系との間に配置され、被照射面に表示される画像の輝度を制御する第2光変調素子と、を有する。
第1光学系で屈折された光を、凹面ミラーで反射して広角化させる場合には、第1光学系と第2光学系との間に中間像が結像される。したがって、第1光学系と第2光学系の間に第2変調素子を配置することで、中間像を結像させるためのリレー光学系を設けずに、画像の輝度を制御することができる。これにより、製造コストおよび装置の大型化を抑えつつ、輝度ダイナミックレンジを広げることのできるプロジェクターを得ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第2光変調素子は、中間像が結像される位置に配置されることが望ましい。中間像が結像される位置に第2光変調素子を配置することで、画素ごとの輝度制御が可能となる。これにより、より細かく高精細な輝度制御が可能となる。
また、本発明の好ましい態様としては、第2光変調素子は、中間像が結像される位置の近傍に配置されることが望ましい。この場合、画素ごとの輝度制御ではなく、各画素に対してその周辺を含む所定のエリアごとの輝度制御を行うことができる。これにより、輝度が細かく変化した不自然な状況を生み出すことがなくなり、自然に近い滑らかな輝度制御が可能になる。また、中間像が結像される位置に第2変調素子を配置する場合に比べて、要求される取り付け位置の精度を抑えることができ、製造コストを抑えることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第2光変調素子は、光の入射面における複数の光束のスポット径の差が、光軸に対して垂直な面における複数の光束のスポット径の差よりも小さくなるような角度で配置されていることが望ましい。光を屈折させる第1光学系には、光軸に平行な主光線を中心として一定の広がりを有する複数の光束が入射する。これら光束は第1光学系で屈折されることで、光束ごとに広がり方や進行方向が変化して、光束の幅であるスポット径が様々に変化する。第2変調素子を、光束のスポット径の差が小さくなるような角度で配置することで、画像制御を行うエリアのサイズ差を小さくすることができる。これにより、画像全体を略均一にエリア分けして輝度制御を行うことができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第2光変調素子は、入射面における複数の光束のスポット径が略同一となるような角度で配置されていることが望ましい。第2光変調素子を、複数の光束のスポット径が略同一となるような角度で配置することで、画像制御を行うエリア同士のサイズが均一化され、画像全体をより一層均一にエリア分けして輝度制御を行うことができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第2光変調素子は、透過型変調素子であることが望ましい。第1光変調素子に透過型変調素子を採用した場合に、同じ構成を持つパネルを第2光変調素子として使用することができるので、部品の共通化によるコスト抑制を図ることができる。また、各光変調素子を制御するためのドライバ回路を共通化することができるので、より一層のコスト抑制を図ることができる。
また、本発明の好ましい態様としては、第2光変調装置は、反射型変調素子であることが望ましい。第2光変調素子が反射型変調素子であるので、第1光学系と第2光学系との間で光路を折り曲げることができる。光路を折り曲げることで装置の小型化を図ることができる。
本発明の実施例1に係るプロジェクターの使用状態を示す斜視図。 プロジェクター内部の概略構成を示す横断面図。 投写光学部の概略構成を示す図。 像形成光学部の概略構成を示す図。 本実施例1の変形例1に係るプロジェクターが備える投写光学部の部分拡大図。 本実施例1の変形例2に係るプロジェクターが備える投写光学部の部分拡大図。 輝度制御用光変調素子の配置された角度を説明するための部分拡大図。 本発明の実施例2に係るプロジェクターの外観斜視図。
以下に図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るプロジェクターの使用状態を示す斜視図である。図2は、プロジェクター内部の概略構成を示す横断面図である。プロジェクター1はスクリーンに投写光を投写して画像を表示させるフロント投写型のプロジェクターである。観察者はスクリーンに表示された画像を観察する。プロジェクター1は、スクリーン10に近い位置から広角化された投写光を投写して画像を表示させる近接投写型のプロジェクターである。
スクリーン10は、反射型投影板であり、表側のスクリーン投写面(被照射面)10aに入射した入射光を拡散反射することにより画像を表示する。なお、スクリーン投写面10aの法線に沿う軸をZ軸とする。Z軸と直交し互いに垂直に交わる軸をX軸及びY軸とする。
プロジェクター1は、筐体2、投写光学部50、像形成光学部60を有して大略構成される。投写光学部50、像形成光学部60は、筐体2の内部に備えられる。筐体2には、投写光学部50から投写された投写光を外部に射出させるための開口部2aが形成されている。
投写光学部50は、物面OS上の画像をスクリーン10のスクリーン投写面10a上に拡大投写するためのものである。投写光学部50は、屈折光学系(第1光学系)4、反射光学系(第2光学系)6、輝度制御用光変調素子(第2光変調素子)8を有して構成される。屈折光学系4は、複数のレンズで構成され、反射光学系6は、少なくとも1つの凹面ミラーを備える。
図3は、投写光学部50の概略構成を示す図である。屈折光学系4は、図2のスクリーン10の下方において、スクリーン投写面10aに対して垂直に延びる光軸OAに沿って配置された複数の屈折レンズで構成される。各レンズは、物面OS側から反射光学系6に向かって配列されている。各レンズは、光軸OAに対し回転対称になっている。なお、各レンズの全部または一部が非回転対称になっていても構わない。各レンズの配置は、反射光学系6等の形状や配置との関係でスクリーン10に最適な投写ができるように調整されている。なお、光軸OAは、スクリーン投写面10aに対して垂直に延びる場合に限られない。また、各レンズの一部、またはすべての光軸が同一でなくても構わない。
物面OS上の各物点からは、物面OSに垂直で光軸OAに平行な主光線を中心として一定の広がりを有する複数の光束が射出される。物面OSから射出した光束は、屈折光学系4を通過する際に屈折されて、光軸OAよりも下側方向に向かう。屈折光学系4を通過した光は、光軸OAよりも下側に設けられている反射光学系6で反射され、放射状の投写光としてスクリーン10に投写される。
反射光学系6は、1枚の凹面ミラー31で構成される。この凹面ミラー31は、光軸OAを軸とする回転対称面で構成され、反射面が凹面形状となっている。凹面ミラー31は、光軸OAの下側すなわち光軸OAを挟んだスクリーン10の反対側部分で光を反射させる。凹面ミラー31は、屈折光学系4を通過した光束を、スクリーン10のスクリーン投写面10aに向けて反射させる。
屈折光学系4を通過した光束は、凹面反射ミラーである凹面ミラー31によって、一旦収束してその後拡散するように反射される。すなわち、凹面ミラー31は、投写光を広角化させる機能を発揮する。このように、凹面ミラー31で投写光を広角化させるプロジェクターでは、屈折光学系4を通過した光が、反射光学系6に入射する手前で中間像55を結像する。
輝度制御用光変調素子8は、透過型変調素子であり、例えば、液晶パネルである。本実施例1では、輝度制御用光変調素子8は、屈折光学系4と反射光学系6との間の光路上に、光の入射面が光軸OAに対して垂直となるように配置されている。また、輝度制御用光変調素子8は、屈折光学系4側からみて、中間像55よりも手前となる位置に配置されている。輝度制御用光変調素子8は、入射した光を画像信号に応じて変調して、中間像55の輝度を制御する。
次に、像形成光学部60について説明する。図4は、像形成光学部60の概略構成を示す図である。発光管70は、赤色(R)光、緑色(G)光、青色(B)光を含む光を射出する光源部であり、例えば、超高圧水銀ランプである。
第1インテグレータレンズ71及び第2インテグレータレンズ72は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子を有する。第1インテグレータレンズ71は、発光管70からの光束を複数に分割する。第1インテグレータレンズ71の各レンズ素子は、発光管70からの光束を第2インテグレータレンズ72のレンズ素子近傍にて集光させる。第2インテグレータレンズ72のレンズ素子は、第1インテグレータレンズ71のレンズ素子の像を空間光変調装置上に形成する。
2つのインテグレータレンズ71、72を経た光は、偏光変換素子73にて特定の振動方向の直線偏光に変換される。重畳レンズ74は、第1インテグレータレンズ71の各レンズ素子の像を空間光変調装置上で重畳させる。第1インテグレータレンズ71、第2インテグレータレンズ72及び重畳レンズ74は、発光管70からの光の強度分布を空間光変調装置上にて均一化させる。重畳レンズ74からの光は、第1ダイクロイックミラー75に入射する。第1ダイクロイックミラー75は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー75で反射したR光は、第1ダイクロイックミラー75、反射ミラー76でそれぞれ光路が折り曲げられ、R光用フィールドレンズ77Rへ入射する。R光用フィールドレンズ77Rは、反射ミラー76からのR光を平行化し、R光用空間光変調装置14Rへ入射させる。
R光用空間光変調装置14Rは、R光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置である。R光用空間光変調装置14Rで変調されたR光は、色合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム80へ入射する。
第1ダイクロイックミラー75を透過したG光及びB光は、第2ダイクロイックミラー81へ入射する。第2ダイクロイックミラー81は、G光を反射し、B光を透過させる。第2ダイクロイックミラー81で反射したG光は、第2ダイクロイックミラー81で光路が折り曲げられ、G光用フィールドレンズ77Gへ入射する。G光用フィールドレンズ77Gは、第2ダイクロイックミラー81からのG光を平行化し、G光用空間光変調装置14Gへ入射させる。G光用空間光変調装置14Gは、G光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置である。G光用空間光変調装置14Gで変調されたG光は、クロスダイクロイックプリズム80のうちR光が入射した面とは異なる面へ入射する。なお、各光用空間光変調装置14R,14G,14Bは、透過型変調素子であり、例えば、液晶パネルである。
第2ダイクロイックミラー81を透過したB光は、リレーレンズ82を透過した後、反射ミラー83での反射により光路が折り曲げられる。反射ミラー83からのB光は、さらにリレーレンズ84を透過した後、反射ミラー85での反射により光路が折り曲げられ、B光用フィールドレンズ77Bへ入射する。R光の光路及びG光の光路よりもB光の光路が長いことから、空間光変調装置における照明倍率を他の色光と等しくするために、B光の光路には、リレーレンズ82、84を用いるリレー光学系が採用されている。
B光用フィールドレンズ77Bは、反射ミラー85からのB光を平行化し、B光用空間光変調装置14Bへ入射させる。B光用空間光変調装置14Bは、B光を画像信号に応じて変調する空間光変調装置である。B光用空間光変調装置14Bで変調されたB光は、クロスダイクロイックプリズム80のうちR光が入射する面、G光が入射する面とは異なる面へ入射する。
クロスダイクロイックプリズム80は、互いに略直交するように配置された2つのダイクロイック膜86、87を有する。第1ダイクロイック膜86は、R光を反射し、G光及びB光を透過させる。第2ダイクロイック膜87は、B光を反射し、R光及びG光を透過させる。クロスダイクロイックプリズム80は、それぞれ異なる方向から入射したR光、G光及びB光を合成し、投写光学部50の方向へ射出する。クロスダイクロイックプリズム80から射出された像光は、投写光学部50の屈折光学系4等を経て投写される。
このように、各光用空間光変調素子14R,14G,14Bで変調された光を、輝度制御用光変調素子で変調して輝度を変化させるので、スクリーン10に表示される画像の輝度ダイナミックレンジを広げ、迫力ある画像を提供することができる。また、凹面ミラー31で投写光を広角化させるプロジェクター1では、屈折光学系4を通過した光が、反射光学系6に入射する手前で中間像55を結像するので、中間像55を結像するためのリレー光学系を別途設ける必要がない。したがって、製造コストおよび装置の大型化を抑えつつ輝度ダイナミックレンジを広げることができる。
なお、本実施例1では、フロント投写方式のプロジェクターとして説明したが、もちろんリア投写方式のプロジェクターであっても構わない。
図5は、本実施例1の変形例1に係るプロジェクターが備える投写光学部50の部分拡大図である。なお、図5では、屈折光学系4内を通過する光の光路の記載は省略している。上述した構成と同様の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本変形例1では、輝度制御用光変調素子8が、中間像55が結像される位置に配置される。より具体的には、輝度制御用光変調素子8における光の入射面8aの位置が、中間像55の結像される位置となるように配置される。また、輝度制御用光変調素子8は、各光用空間光変調素子14R,14G,14Bと同じ画素数となっている。
このように、中間像55が結像される位置に、各光用空間光変調素子14R,14G,14Bと同じ画素数の輝度制御用光変調素子8を配置すれば、各光用空間光変調素子14R,14G,14Bで変調された画素ごとに輝度制御用光変調素子8で再度の輝度制御が可能となる。これにより、より細かく高精細な輝度制御が可能となる。
なお、輝度制御用光変調素子8を、中間像55が結像される位置の近傍に配置してもよい。この場合、画素ごとの輝度制御ではなく、各画素に対してその周辺を含む所定のエリアごとの輝度制御を行うことができる。これにより、輝度が細かく変化した不自然な状況を生み出すことがなくなり、自然に近い滑らかな輝度制御が可能になる。また、中間像55が結像される位置に配置する場合に比べて、要求される取り付け位置の精度を抑えることができるので、製造コストを抑えることができる。
また、各光用空間光変調装置14R,14G,14Bは、透過型変調素子であり、輝度制御用光変調素子8も透過型変調素子であるので、例えば、各光用空間光変調装置14R,14G,14Bおよび輝度制御用光変調素子8に同じ液晶パネルを用いて、部品の共通化によるコスト抑制を図ることができる。各光用空間光変調装置14R,14G,14Bおよび輝度制御用光変調素子8に同じ液晶パネルを用いれば、制御用のドライバ回路も共通化できるので、より一層のコスト抑制を図ることができる。
また、輝度制御用光変調素子8の画素数を、各光用空間光変調素子14R,14G,14Bの画素数よりも少なくしてもよい。画素数を少なくすることで、輝度制御用光変調素子8のコストを抑えて、プロジェクター1の製造コストを抑えることができる。この場合、画素ごとの輝度制御ではなく、所定のエリアごとの輝度制御を行うことができる。
図6は、本実施例1の変形例2に係るプロジェクターが備える投写光学部50の部分拡大図である。なお、図6では、屈折光学系4内を通過する光の光路の記載は省略している。上述した構成と同様の部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
本変形例2では、輝度制御用光変調素子8は、入射面8aにおける複数の光束のスポット径の差が、光軸に対して垂直な面における複数の光束のスポット径の差よりも小さくなるような角度で配置されている。図7は、輝度制御用光変調素子8の配置された角度を説明するための部分拡大図である。輝度制御用光変調素子8は、入射面8aに入射する光束の幅(スポット径)w1〜w4の差が、図3のように輝度制御用光変調素子8を光軸OAに垂直に配置した場合の光束の幅の差よりも小さくなるような角度で配置される。特に本変形例2では、光束の幅w1〜w4が略同一となるような角度で配置されている。このような角度で輝度制御用光変調素子8を配置することで、画像制御を行うエリア同士のサイズが均一化され、画像全体を均一にエリア分けして輝度制御を行うことができる。
図8は、本発明の実施例2に係るプロジェクター101の外観斜視図である。実施例1と同様の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。本実施例2に係るプロジェクター101は、実施例1と同様に、屈折光学系4と反射光学系6との間に輝度制御用光変調素子108が配置されている。なお、輝度制御用光変調素子108は、中間像の近傍に配置されている。
本実施例2では、輝度制御用光変調素子108として反射型変調素子を用いる。反射型変調素子としては、例えば、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)、DMD(Digital Micromirror Device)を用いる。輝度制御用光変調素子108として反射型変調素子を用いることで、光軸OAを折り曲げてスクリーン投写面10aと略平行にすることができる。屈折光学系4を構成する各レンズは光軸OAに沿って配置されるので、輝度制御用光変調素子108として反射型変調素子を用いることで、投写光学部50をZ軸方向においてコンパクト化することができる。これにより、プロジェクター101もZ軸方向においてコンパクト化することができる。
例えば、実施例1のように反射型変調素子を用いない場合には、投写光学部50がZ軸方向に大型化して、スクリーン10の下部にまでプロジェクター1が入り込んでしまう場合がある。このような場合には、スクリーン10の下部にプロジェクター1を配置するスペースが必要となってしまい、プロジェクター1の使用場所に制限が生じる。本実施例2のように、輝度制御用光変調素子108として反射型変調素子を用いることで、プロジェクター101をZ軸方向においてコンパクト化すれば、プロジェクター101の使用場所の制限を緩和することができる。また、実施例1と同様に、輝度制御用光変調素子108によって、スクリーン10に表示される画像の輝度ダイナミックレンジを広げて、迫力ある画像を提供することができる。
なお、輝度制御用光変調素子108を、中間像が結像される位置に配置してもよいし、光束のスポット径の差が小さくなるような角度で配置してもよい。
1,101 プロジェクター、2 筐体、2a 開口部、4 屈折光学系(第1光学系)、6 反射光学系(第2光学系)、8,108 輝度制御用光変調素子(第2光変調素子)、8a 入射面、10 スクリーン、10a スクリーン投写面(被照射面)、14R R光用空間光変調素子(第1光変調素子)、14G G光用空間光変調素子(第1光変調素子)、14B B光用空間光変調素子(第1光変調素子)、31 凹面ミラー、50 投写光学部、55 中間像、60 像形成光学部、70 中間像、71 第1インテグレータレンズ、72 第2インテグレータレンズ、73 偏光変換素子、74 重畳レンズ、75 第1ダイクロイックミラー、76 反射ミラー、77R R光用フィールドレンズ、77G G光用フィールドレンズ、77B B光用フィールドレンズ、80 クロスダイクロイックプリズム、81 第2ダイクロイックミラー、82 リレーレンズ、83 反射ミラー、84 リレーレンズ、85 反射ミラー、86 第1ダイクロイック膜、87 第2ダイクロイック膜

Claims (7)

  1. 被照射面に画像を表示させるプロジェクターであって、
    光源部と、
    前記光源部から射出された光を画像信号に応じて変調する第1光変調素子と、
    前記第1光変調素子で変調された光を屈折させる第1光学系と、
    前記第1光学系で屈折された光を反射して広角化させる少なくとも1つの凹面ミラーを備える第2光学系と、
    前記第1光学系と前記第2光学系との間に配置され、前記被照射面に表示される画像の輝度を制御する第2光変調素子と、を有することを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記第2光変調素子は、中間像が結像される位置に配置されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記第2光変調素子は、中間像が結像される位置の近傍に配置されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  4. 前記第2光変調素子は、光の入射面における複数の光束のスポット径の差が、光軸に対して垂直な面における複数の光束のスポット径の差よりも小さくなるような角度で配置されていることを特徴とする請求項3に記載のプロジェクター。
  5. 前記第2光変調素子は、前記入射面における複数の光束のスポット径が略同一となるような角度で配置されていることを特徴とする請求項4に記載のプロジェクター。
  6. 前記第2光変調素子は、透過型変調素子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のプロジェクター。
  7. 前記第2光変調装置は、反射型変調素子であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のプロジェクター。
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