JPH0635066A

JPH0635066A - ゲーム機

Info

Publication number: JPH0635066A
Application number: JP4187105A
Authority: JP
Inventors: Takatoshi Takemoto; 孝俊武本; Kazunari Kawashima; 一成川嶋
Original assignee: Ace Denken KK
Current assignee: Ace Denken KK
Priority date: 1992-07-14
Filing date: 1992-07-14
Publication date: 1994-02-10

Abstract

(57)【要約】【目的】正面の表示画面にゲーム用動画が表示されてゲ
ームが行なわれるスロットマシン等のゲーム機におい
て、表示画面を大幅に大型化する。【構成】内蔵の小型液晶パネル２１にゲーム用動画を映
し出してこれを拡大投影する液晶プロジェクタ２０を内
部に配設し、液晶プロジェクタ２０の投影光を裏面側に
受けて、ゲーム用動画を正面側に映し出すべく、この投
影光を正面側に透過させるスクリーン１０を、前記表示
画面として正面に配設する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、正面の表示画面にゲー
ム用動画が表示されてゲームが行なわれるスロットマシ
ン等のゲーム機に係わり、前記表示画面の大幅な大型化
が可能なゲーム機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、遊技場に設置されるスロットマシ
ンやパチンコ機等のゲーム機にあっては、１台のゲーム
機で各種のゲームが可能となる等の利点から、正面に表
示画面を設け、この表示画面にゲーム用動画を表示して
ゲームを行なう方式のものが提案されている。そして従
来、この種のゲーム機においては、例えば通常のＣＲＴ
や液晶ディスプレイを直接正面に取付けて、前記表示画
面を構成していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、前記表示画
面を大型化するには、前記ＣＲＴや液晶ディスプレイ自
体を大型にしなければならず、技術的にもコスト的にも
限界があり、表示画面を大幅に大型化してゲームの面白
さを向上させることは困難であった。

【０００４】本発明は、このような従来の事情に着目し
てなされたもので、前記表示画面の大幅な大型化が可能
なゲーム機を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、１正面の表示画面にゲーム用動画が表示されてゲーム
が行なわれるゲーム機において、内蔵する小型液晶パネ
ル（２１）に前記ゲーム用動画を映し出してこれを拡大
投影する液晶プロジェクタ（２０）を内部に配設し、前
記液晶プロジェクタ（２０）の投影光を裏面側に受け
て、前記ゲーム用動画を正面側に映し出すべく、この投
影光を正面側に透過させるスクリーン（１０）を、前記
表示画面として正面に配設したことを特徴とするゲーム
機。

【０００６】２前記液晶プロジェクタ（２０）は、前
記スクリーン（１０）の後方に向けて投影光を発射する
よう、前記スクリーン（１０）の側方に配置し、前記ス
クリーン（１０）の後方には、前記液晶プロジェクタ
（２０）の投影光を反射させこれを前記スクリーン（１
０）の裏面に入射させる反射鏡（３０）を配設したこと
を特徴とする項１記載のゲーム機。

【０００７】３前記液晶プロジェクタ（２０）は、前
記スクリーン（１０）の下方から後方に向けて投影光を
発射するよう、前記スクリーン（１０）の下側に配置
し、前記反射鏡（３０）の反射面は、前記投影光を縦方
向に拡大すべく、上下方向に湾曲しスクリーン（１０）
側に凸なものとしたことを特徴とする項２記載のゲーム
機。

【０００８】４前記液晶プロジェクタ（２０）は、前
記スクリーン（１０）の下方から後方に向けて投影光を
発射するよう、前記スクリーン（１０）の下側に配置
し、前記反射鏡（３０）の反射面は、前記投影光を横方
向に拡大すべく、左右方向に湾曲しスクリーン（１０）
側に凸なものとしたことを特徴とする項２記載のゲーム
機。

【０００９】

【作用】本発明のゲーム機は、内部に配設した液晶プロ
ジェクタ（２０）によりゲーム用動画を拡大投影して正
面のスクリーン（１０）に映し出すようにしたから、液
晶プロジェクタ（２０）の拡大率を上げることで、大き
なコスト増加を伴わずに表示画面の大幅な大型化が可能
となる。

【００１０】また、液晶プロジェクタ（２０）をスクリ
ーン（１０）の側方に配置し、液晶プロジェクタ（２
０）の投影光を反射させスクリーン（１０）裏面に入射
させる反射鏡（３０）を配設した場合には、スクリーン
（１０）の後方所定距離の位置に液晶プロジェクタ（２
０）を配置し直接投影光を入射させる場合に比し、ゲー
ム機を薄型に維持することができる。

【００１１】また、前記反射鏡（３０）の反射面を上下
方向に湾曲したものとしたときには、この反射鏡（３
０）によって、投影光を縦方向に拡大して表示画面をさ
らに拡大できる。

【００１２】また、前記反射鏡（３０）の反射面を左右
方向に湾曲したものとしたときには、この反射鏡（３
０）によって、投影光を横方向に拡大して表示画面をさ
らに拡大できる。

【００１３】

【実施例】以下、図１，２に基づき本発明の一実施例を
説明する。本実施例のゲーム機１は、例えばスロットマ
シンとして機能するもので、図１に示すように、正面上
部に設けられたスクリーン１０と、内部下方に配設され
た液晶プロジェクタ２０と、スクリーン１０の後方に設
けられた反射鏡３０とを有し、遊技者によるレバー２等
の操作に応じて、スクリーン１０に映し出されたドラム
の図柄（ゲーム用動画）がまるで回転しているかのよう
に変化してゲームが行なわれるものである。

【００１４】液晶プロジェクタ２０は、小型液晶パネル
２１を内蔵し、この小型液晶パネル２１に映し出した前
記図柄等のゲーム用動画を内部のレンズ２２で拡大投影
するものである。この液晶プロジェクタ２０は、スクリ
ーン１０の下方から後方に向けて投影光を発射するよ
う、スクリーン１０の下側に配置されている。

【００１５】スクリーン１０は、前記液晶プロジェクタ
２０の投影光を裏面側に受けて、前記ゲーム用動画を正
面側に映し出すべく、この投影光を正面側に透過させる
ものである。

【００１６】反射鏡３０は、液晶プロジェクタ２０の投
影光を反射させこれを前記スクリーン１０の裏面に入射
させるものである。なお、この反射鏡３０としては、平
面鏡を使用しても良いが、図２に示すように反射面が縦
方向あるいは横方向に湾曲した凸面状のものを使用すれ
ば、さらに投影光を拡大することができる。

【００１７】なお、このゲーム機１は、いわゆるマイク
ロコンピュータ等よりなる制御部（図示略）を備え、こ
の制御部が前記レバー２等の操作入力を受けて液晶プロ
ジェクタ２０に制御信号を送り所定のゲーム用動画の投
影光を発射させるようになっている。

【００１８】次に作用を説明する。制御部により制御さ
れて液晶プロジェクタ２０が発射する拡大投影光は、反
射鏡３０に反射してスクリーン１０の裏面に入射し、こ
のスクリーン１０の正面側に透過する。このため、液晶
プロジェク内部の液晶パネル２１に映し出されたゲーム
用動画は、液晶プロジェクタ２０の拡大投影作用により
大幅に拡大されてスクリーン１０正面側に映す出され
る。なお、反射鏡３０が前述のような拡大作用を有する
ものとされていれば、縦横にさらに拡大されて表示され
ることになる。

【００１９】したがって、液晶プロジェクタ２０や反射
鏡３０の拡大率を上げ、それに伴ってスクリーン１０の
みを大型にするだけで、大きなコスト増加を伴わずに表
示画面の大幅な大型化が可能となる。このため、従来の
限界を越えてゲーム用動画を大きく映し出したり、ゲー
ム用動画の内容を従来にない豊富なものとしてゲームの
面白さを向上させることができる。

【００２０】しかも、上記ゲーム機１であると、液晶プ
ロジェクタ２０をスクリーン１０の側方に配置し、液晶
プロジェクタ２０の投影光を反射させスクリーン１０裏
面に入射させる反射鏡３０を配設したから、スクリーン
１０の後方所定距離の位置に液晶プロジェクタ２０を配
置し直接投影光を入射させる場合に比し、ゲーム機を薄
型に維持することができる。

【００２１】

【発明の効果】本発明のゲーム機は、内部に配設した液
晶プロジェクタによりゲーム用動画を拡大投影して正面
のスクリーンに映し出すようにしたから、液晶プロジェ
クタの拡大率を上げることで、大きなコスト増加を伴わ
ずに表示画面の大幅な大型化が可能となる。このため、
従来の限界を越えてゲーム用動画を大きく映し出した
り、ゲーム用動画の内容を従来にない豊富なものとして
ゲームの面白さを向上させることができる。したがっ
て、ゲーム機の需要増大ひいては産業の発達に貢献でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例であるゲーム機の主構成を示
す側断面図である。

【図２】本発明における反射鏡の一例を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１…ゲーム機１０…スクリーン２０…液晶プロジェクタ２１…小型液晶パネル３０…反射鏡

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】正面の表示画面にゲーム用動画が表示され
てゲームが行なわれるゲーム機において、内蔵する小型液晶パネルに前記ゲーム用動画を映し出し
てこれを拡大投影する液晶プロジェクタを内部に配設
し、前記液晶プロジェクタの投影光を裏面側に受けて、前記
ゲーム用動画を正面側に映し出すべく、この投影光を正
面側に透過させるスクリーンを、前記表示画面として正
面に配設したことを特徴とするゲーム機。
【請求項２】前記液晶プロジェクタは、前記スクリーン
の後方に向けて投影光を発射するよう、前記スクリーン
の側方に配置し、前記スクリーンの後方には、前記液晶プロジェクタの投
影光を反射させこれを前記スクリーンの裏面に入射させ
る反射鏡を配設したことを特徴とする請求項１記載のゲ
ーム機。
【請求項３】前記液晶プロジェクタは、前記スクリーン
の下方から後方に向けて投影光を発射するよう、前記ス
クリーンの下側に配置し、前記反射鏡の反射面は、前記投影光を縦方向に拡大すべ
く、上下方向に湾曲しスクリーン側に凸なものとしたこ
とを特徴とする請求項２記載のゲーム機。
【請求項４】前記液晶プロジェクタは、前記スクリーン
の下方から後方に向けて投影光を発射するよう、前記ス
クリーンの下側に配置し、前記反射鏡の反射面は、前記投影光を横方向に拡大すべ
く、左右方向に湾曲しスクリーン側に凸なものとしたこ
とを特徴とする請求項２記載のゲーム機。