JP2004057499A - 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機 - Google Patents

表示方法、遊技機用表示装置および遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2004057499A
JP2004057499A JP2002220119A JP2002220119A JP2004057499A JP 2004057499 A JP2004057499 A JP 2004057499A JP 2002220119 A JP2002220119 A JP 2002220119A JP 2002220119 A JP2002220119 A JP 2002220119A JP 2004057499 A JP2004057499 A JP 2004057499A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
projection
image
unit
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002220119A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tsukagoshi
塚越 真一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2002220119A priority Critical patent/JP2004057499A/ja
Publication of JP2004057499A publication Critical patent/JP2004057499A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】表示制御部の負担を軽減しつつ、表示画面を自然な状態で揺動表示し得る遊技機用表示装置を提供する。
【解決手段】画像投射用の投射光Lを射出するプロジェクタユニット31と、射出された投射光Lをスクリーンフィルム32に向けて反射するミラー33と、プロジェクタユニット31による投射光Lの射出を制御する表示制御部12とを備え、スクリーンフィルム32に画像を投射表示可能に構成された遊技機用表示装置であって、プロジェクタユニット31およびミラー33の少なくとも一方を揺動させるアクチュエーター17a〜17cを備え、表示制御部12が、プロジェクタユニット31に対して投射光Lを射出させている状態において予め規定された所定条件が満たされたときにアクチュエーター17a〜17cに対してプロジェクタユニット31およびミラー33の少なくとも一方を揺動させる。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、背面投射方式で画像を投射表示する表示方法、並びに背面投射方式で画像を投射表示可能に構成された遊技機用表示装置および遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のパチンコ台(遊技機)として、実開平7−24381号公報には、リアプロジェクションタイプの投影機(4)を用いてフロントパネル(1)の透光性光画像表示部(2)に遊技用の画像を投影(投射)可能なパチンコ(パチンコ台)が開示されている。この場合、投影機は、液晶表示素子および光源などを備えて構成され、投影機とフロントパネルとの間には、投影レンズ(5)が配設されている。このパチンコ台では、まず、表示制御部によって表示用画像データが生成され、この表示用画像データが液晶表示素子に出力される。次に、投影機内部において光源から射出された光が液晶表示素子によって表示用画像データに対応する光画像(投射光)に変調され、この投射光が投影機から射出される。この際に、投影機によって射出された投射光が投影レンズによって拡大されてフロントパネルの透光性光画像表示部に投射され、透光性光画像表示部に画像(アニメーション)が表示される。この場合、表示制御部は、一例として1秒間に数十フレーム分の表示用画像データを生成して液晶表示素子に順次出力し、液晶表示素子は、表示制御部によって出力された表示用画像データに基づいて逐次光変調する。これにより、透光性光画像表示部には、各種のアニメーションが投射表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のパチンコ台には、以下の問題点がある。すなわち、このパチンコ台では、表示制御部によって生成された表示用画像データに基づいて、液晶表示素子が光画像(投射光)に変調することにより、この投射光が透光性光画像表示部に投射されて透光性光画像表示部にアニメーションが投射表示されている。この場合、アニメーションの表示内容(演出内容)によっては、透光性光画像表示部に表示させる画像全体を大きく揺り動かす(揺動しているように表示させる)必要が生じることがある。具体的には、アニメーション中のキャラクタ同士が衝突した場面や、爆発した場面などを表示する場合、画像全体を揺動させて衝突や爆発によって生じる衝撃を視覚的に演出する。この際に、従来のパチンコ台では、表示制御部が、各フレーム毎に背景やキャラクタ等の表示位置を徐々に変化させた表示用画像データを生成することで、画像全体が揺動しているかのように表示させている。このため、この従来のパチンコ台による揺動表示方法には、表示制御部による表示用画像データの生成処理が非常に煩雑になっているという問題点がある。また、この揺動表示方法では、キャラクタ等の表示位置を変化させる変化量を数値化した所定のデータに基づいて表示用画像データを生成するため、画像の揺れ方がぎこちないという問題点も存在する。
【0004】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、表示制御部の負担を軽減しつつ、表示画面を自然な状態で揺動表示し得る表示方法、遊技機用表示装置および遊技機を提供することを主目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本発明に係る表示方法は、投射機構に対して画像投射用の投射光を射出させると共に光反射部に対して当該投射光を結像部に向けて反射させることにより、当該結像部に画像を投射表示する表示方法であって、前記投射機構に前記投射光を射出させている状態において予め規定された所定条件が満たされたときに当該投射機構および前記光反射部の少なくとも一方を揺動させることにより、前記結像部に前記画像を揺動表示する。
【0006】
また、本発明に係る表示方法は、上記の表示方法において、前記結像部に順次投射表示する複数の前記画像のそれぞれに関する表示態様が記録された表示手順情報に従って前記投射機構に対して当該各画像を投射表示するための前記投射光を順次射出させると共に、当該投射表示した前記画像に関する前記表示態様の一部として前記少なくとも一方を揺動させる旨の指示情報が記録されているときに前記所定条件が満たされたものとして当該少なくとも一方を揺動させる。
【0007】
さらに、本発明に係る表示方法は、上記の表示方法において、前記結像部に投射表示している前記画像が当該結像部に対する上下方向および左右方向に揺れ動き、かつ拡大縮小表示されるように前記少なくとも一方を揺動させる。
【0008】
また、本発明に係る表示方法は、上記の表示方法において、遊技機に振動が加わったときに前記所定条件が満たされたものとして前記少なくとも一方を揺動させる。
【0009】
また、本発明に係る遊技機用表示装置は、画像投射用の投射光を射出する投射機構と、当該投射機構によって射出された前記投射光を結像部に向けて反射する光反射部と、前記投射機構による前記投射光の射出を制御する制御部とを備え、前記結像部に画像を投射表示可能に構成された遊技機用表示装置であって、前記投射機構および前記光反射部の少なくとも一方を揺動させる揺動機構を備え、前記制御部は、前記投射機構に対して前記投射光を射出させている状態において予め規定された所定条件が満たされたときに前記揺動機構に対して当該投射機構および前記光反射部の少なくとも一方を揺動させる。なお、本発明における「揺動」には、比較的短い周期の振動から、比較的長い周期の往復動までの各種の揺れ動く様が含まれるものとする。
【0010】
また、本発明に係る遊技機用表示装置は、上記の遊技機用表示装置において、前記結像部に順次投射表示される複数の前記画像のそれぞれに関する表示態様が記録された表示手順情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記表示手順情報に従って前記投射機構に対して前記各画像を投射表示するための前記投射光を順次射出させると共に当該投射表示させた前記画像に関する前記表示態様の一部として前記揺動機構を作動させる旨の指示情報が記録されているときに前記所定条件が満たされたものとして当該揺動機構に対して前記少なくとも一方を揺動させる。
【0011】
さらに、本発明に係る遊技機用表示装置は、上記の遊技機用表示装置において、前記揺動機構は、前記結像部に投射表示されている前記画像が当該結像部に対する上下方向および左右方向に揺れ動き、かつ拡大縮小表示されるように前記制御部の制御に従って前記少なくとも一方を揺動可能に構成されている。
【0012】
また、本発明に係る遊技機用表示装置は、上記の遊技機用表示装置において、前記制御部は、遊技機に加わった振動が振動センサによって検出されたときに前記所定条件が満たされたものとして前記揺動機構に対して前記少なくとも一方を揺動させる。
【0013】
また、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機用表示装置を備えている。
【0014】
また、本発明に係る遊技機は、上記の遊技機において、前記遊技機に加わった振動を検出する振動センサを備え、前記制御部は、前記振動センサによって前記振動が検出されたときに前記所定条件が満たされたものとして前記揺動機構に対して前記少なくとも一方を揺動させる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る表示方法、遊技機用表示装置および遊技機の好適な実施の形態について説明する。
【0016】
最初に、パチンコ台1の構成について、図面を参照して説明する。
【0017】
パチンコ台(遊技機)1は、一例として、抽選によって「大当たり」が生じる「セブン機」タイプのパチンコ台であって、図1に示すように、本発明に係る表示方法に従って、その遊技盤(遊技盤面)21の遊技部21a(同図に示す円の内側)に表示画面G(例えば、同図に示す大地、富士山、および数字の「123」)を背面投射方式によって投射表示可能に構成されている。このパチンコ台1は、図2に示すように、遊技機構2、主制御部3、主記憶部4、表示装置5および振動センサ6を備えている。この場合、振動センサ6は、パチンコ台1内部に配設され、パチンコ台1に加わった振動を検出して表示装置5にセンサ信号S1を出力する。
【0018】
遊技機構2は、図3に示すように、遊技盤21と開閉機構27とを備えて構成されている。遊技盤21は、全体として光透過性樹脂によって形成され、図1に示すように、円形の遊技部21aが中央部に形成されると共にその周囲に額縁部21bが形成されて構成されている。この場合、図3に示すように、遊技部21aには、複数の釘22,22・・が固定されると共に、チャッカー23、大入賞口(アタッカー)24、入賞口25,25(図1参照)、および風車26,26(図1参照)などが配設されている。また、遊技盤21の正面には、透明なガラス28aがはめ込まれた扉28が配設されている。開閉機構27は、遊技盤21の裏面に取り付けられて大入賞口24を開閉させる。主制御部3は、遊技機構2および表示装置5を総括的に制御すると共に、各遊技状態に対応したコマンドCを表示装置5に出力することによって各種表示画面Gを表示させる。この場合、コマンドCには、表示画面Gを表示させるための表示手順指定や図柄指定などの指示が含まれている。主記憶部4は、主制御部3の動作プログラムなどを記憶する。
【0019】
表示装置5は、本発明に係る遊技機用表示装置に相当し、図2に示すように、画像表示光学部11、表示制御部12、RAM13、表示手順データ記憶部14、VRAM15、画像データ記憶部16およびアクチュエーター17a〜17cを備えて構成されている。画像表示光学部11は、図2,3に示すように、プロジェクタユニット31、スクリーンフィルム32、ミラー33およびフレネルレンズ34を備えている。プロジェクタユニット31は、本発明における投射機構に相当し、表示制御部12によって出力された表示用画像データDgに基づいて変調した投射光Lを射出する。具体的には、プロジェクタユニット31は、例えば、光源ランプと、光源ランプによって射出された白色光を投射光Lに変調するための変調手段(一例として、液晶パネル、入射側偏光板および射出側偏光板を備えた液晶ライトバルブ)と、投射光Lを拡大する投射レンズとを備えて構成されている。また、図3に示すように、プロジェクタユニット31は、パチンコ台1の内部における底面寄りの位置に配設されてアクチュエーター17a〜17cによって保持され、投射光Lを例えば上向きに射出する。スクリーンフィルム32は、本発明における結像部に相当し、遊技盤21の裏面に貼付され、プロジェクタユニット31によって射出されてミラー33によって反射された投射光Lを受光して各種画像(表示画面G)を結像する。ミラー33は、本発明における光反射部に相当し、プロジェクタユニット31によって射出された投射光Lをスクリーンフィルム32に向けて反射する。フレネルレンズ34は、投射光Lを平行光に変換してスクリーンフィルム32に投射させる。
【0020】
表示制御部12は、本発明における制御部に相当し、主制御部3によって出力されたコマンドCに従って図4に示す画像表示処理40を実行することにより、表示用画像データDgを生成してプロジェクタユニット31に出力し、例えば、図1に示す表示画面Gを表示するための投射光Lをプロジェクタユニット31に射出させる。RAM13は、表示制御部12によって生成された各種データや表示制御部12の演算結果を一時的に記憶する。表示手順データ記憶部14は、本発明における記憶部に相当し、表示用画像データDgの生成時に使用する画像データの指定、画像を表示させる画面上の位置および表示時間の指定、並びにアクチュエーター17a〜17cに対する揺動制御指示(本発明における指示情報)などが記述された表示手順データDsや、表示制御部12の動作プログラムなどを記憶する。VRAM15は、表示制御部12によって画像データDp,Dp・・に対応する画像が仮想的に描画されることによって生成された表示用画像データDgを記憶する。
【0021】
画像データ記憶部16は、表示用画像データDgを生成するための画像データDp,Dp・・(数字が描かれた画像や背景画の画像データ)を記憶する。アクチュエーター17a〜17c(以下、区別しないときには「アクチュエーター17」ともいう)は、本発明における揺動機構に相当し、一例としてエアシリンダやステッピングモータ等を備えて表示制御部12によって出力される揺動制御信号S2に基づいてプロジェクタユニット31を揺動させる。この場合、アクチュエーター17aが図3に示す矢印Xの向きでプロジェクタユニット31を揺動させ、アクチュエーター17bが図1に示す矢印Yの向きでプロジェクタユニット31を揺動させ、アクチュエーター17cが図1,3に示す矢印Zの向きでプロジェクタユニット31を揺動(上下動)させる。このアクチュエーター17は、その一端部が両図に示す断面L字状のベース部材を介してパチンコ台1の筐体に固定され、その他端部がプロジェクタユニット31に固定されている。
【0022】
次に、パチンコ台1の全体的な動作について、図面を参照して説明する。
【0023】
このパチンコ台1では、電源が投入された際に、まず、主制御部3が、例えば、図1に示す表示画面Gを表示させるためのコマンドCを出力し、これに応じて、表示装置5の表示制御部12が、図4に示す画像表示処理40を実行する。この画像表示処理40では、まず、表示制御部12が、受信したコマンドCの内容をチェックして(ステップ41)、コマンドCによって指定された表示手順データDsを表示手順データ記憶部14から読み込む(ステップ42)。次に、表示制御部12は、その表示手順データDsに従って、画像データDp,Dp・・を画像データ記憶部16から読み込む(ステップ43)。次いで、表示制御部12は、読み込んだ画像データDp,Dp・・に対して所定の画像処理を実施することにより、VRAM15内に表示用画像データDgを生成する(ステップ44)。この際に、表示制御部12は、画像データDp,Dp・・にそれぞれ対応する画像をVRAM15内に仮想的に描画することによって表示画面Gに対応する表示用画像データDgを生成する。続いて、表示制御部12は、VRAM15に記憶させた表示用画像データDgをプロジェクタユニット31に出力する(ステップ45)。
【0024】
この際に、プロジェクタユニット31は、出力された表示用画像データDgに基づいて、光源ランプによって射出された白色光を表示画面Gに応じた陰影や着色が施された投射光Lに変調して射出する。この際に、プロジェクタユニット31によって射出された投射光Lは、ミラー33によって反射されて、フレネルレンズ34を通過することによって平行光に変換され、スクリーンフィルム32に投射される。これにより、図1に示すように、遊技部21aの裏面に対応する部位(スクリーンフィルム32)に表示画面Gが結像(投射表示)される。次に、表示制御部12は、コマンドCによって指示された表示手順データDs中に表示画面Gを揺動させる旨の指示(以下、「揺動制御指示」ともいう)が存在するか否かを判別し(ステップ46)、揺動制御指示が存在しないときには、振動センサ6によってセンサ信号S1が出力されたか否かを判別する(ステップ48)。この際に、表示手順データDs中に揺動制御信号が存在せず、かつ振動センサ6によってセンサ信号S1が出力されていないときには、表示制御部12は、揺動制御が不要であると判別し(ステップ50)、ステップ41に戻る。この場合、表示制御部12は、主制御部3によって新たなコマンドCが出力されていないときには、先に入力したコマンドCに基づいてステップ42〜46,48,50の一連の処理を繰り返して実行し、新たなコマンドCが入力されたときには、その新たなコマンドCに基づいてステップ42〜45を実行する。これにより、例えば図5に示すように、大地および富士山と共に花火が打ち上げられている背景の上に数字の「777」が描画された表示画面Gが遊技部21aの裏面(スクリーンフィルム32)に投射表示される。
【0025】
一方、新たなコマンドCによって指定された表示手順データDs中に揺動制御指示が存在するとき(本発明における所定条件が満たされたときの一例)には(ステップ46)、表示制御部12は、アクチュエーター17に対する揺動制御内容(プロジェクタユニット31を揺動させる向き、揺動させる量、および揺動させる時間など)を表示手順データDsの内容に応じて決定する(ステップ47)。この場合、表示手順データDsには、アクチュエーター17a〜17cのそれぞれをどのように作動させるかについての情報が記録されている。具体的には、表示画面Gを図5に示す矢印X1の方向に揺動させるときには、アクチュエーター17aを作動させるための情報(本発明における第1の方向でプロジェクタユニット31を揺動させるための情報)が記録されている。また、表示画面Gを矢印Y1の方向に揺動させるときには、アクチュエーター17bを作動させるための情報(本発明における第2の方向でプロジェクタユニット31を揺動させるための情報)が記録されている。さらに、表示画面Gを拡大縮小させるときには、アクチュエーター17cを作動させるための情報(本発明における第3の方向でプロジェクタユニット31を揺動させるための情報)が記録されている。したがって、表示制御部12は、表示手順データDs中に記録されているこれらの情報に基づいて、アクチュエーター17a〜17cのそれぞれに対する揺動制御内容を決定する。
【0026】
次に、表示制御部12は、振動センサ6によってセンサ信号S1が出力されたか否かを判別する(ステップ48)。この際に、センサ信号S1が出力されていないときには、表示制御部12は、ステップ47で決定した揺動方法に従って揺動制御する必要があると判別し(ステップ50)、アクチュエーター17a〜17cに揺動制御信号S2をそれぞれ出力する(ステップ51)。これに応じて、アクチュエーター17a〜17cは、それぞれ揺動制御信号S2に従って伸縮動する。この際に、アクチュエーター17aがプロジェクタユニット31を図3に示す矢印Xの向きで揺動させ、アクチュエーター17bがプロジェクタユニット31を図1に示す矢印Yの向きで揺動させ、アクチュエーター17cがプロジェクタユニット31を図1,3に示す矢印Zの向きで揺動(上下動)させる。これにより、遊技部21aの裏面に投射表示されている表示画面Gが、矢印X1,Y1の向きで小刻みに揺動させられ、かつ小刻みに拡大表示および縮小表示される。同時に、図示しないスピーカが主制御部3の制御下で花火の爆発音を放音する。したがって、表示画面G全体の揺動表示と爆発音とが相俟って、非常にリアルな花火の打上げシーンが展開される。
【0027】
一方、例えば遊技者がパチンコ台1を叩いたり揺すったりして振動を加えたときには、振動センサ6がその振動を検出してセンサ信号S1を表示制御部12に出力する。これに応じて、表示制御部12は、前述したステップ48において、振動センサ6によってセンサ信号S1が出力されたと判別する(本発明における所定条件が満たされたときの他の一例)。この際に、表示制御部12は、予め規定された手順に従ってアクチュエーター17に対する揺動制御内容を決定する(ステップ49)。具体的には、表示制御部12は、ステップ47において揺動制御指示に従って揺動制御内容を決定しているときには、その決定内容と、センサ信号S1の出力時に実行する揺動制御内容との双方が相乗的に実施されるように、アクチュエーター17の揺動制御内容を決定する。一方、ステップ46において揺動制御指示が存在しないと判別したときには、センサ信号S1の出力時に実行する揺動制御内容のみが実施されるように、アクチュエーター17の揺動制御内容を決定する。
【0028】
さらに具体的には、ステップ47において例えばアクチュエーター17a〜17cを「Aa〜Ac(Aa〜Acは所定の伸縮量)」だけそれぞれ伸縮させる旨が決定され、センサ信号S1の出力時にアクチュエーター17a〜17cを「Ba〜Bc(Ba〜Bcは所定の伸縮量)」だけそれぞれ伸縮させる旨が規定されているときには、表示制御部12は、ステップ49において「Aa+Ba」だけアクチュエーター17aを伸縮させる旨を決定する。同様にして、アクチュエーター17bについては「Ab+Bb」、アクチュエーター17cについては「Ac+Bc」を伸縮させる旨を決定する。一方、ステップ46において表示手順データDs中に揺動制御指示が存在しないと判別しているときには、センサ信号S1の出力時に実行する揺動方法のみに基づいてアクチュエーター17a〜17cの揺動方法を決定する。具体的には、上記の例における「Ba,Bb,Bc」だけ伸縮させる旨を決定する。
【0029】
次に、表示制御部12は、ステップ49の決定内容に従ってアクチュエーター17を揺動制御する必要があると判別し(ステップ50)、アクチュエーター17a〜17cに揺動制御信号S2をそれぞれ出力する(ステップ51)。これに応じて、アクチュエーター17a〜17cは、それぞれ揺動制御信号S2に従って伸縮動することにより、プロジェクタユニット31を図1,3に示す矢印X,Y,Zの向きで揺動させる。これにより、パチンコ台1に加わった振動に応じて、投射表示されている表示画面Gが、矢印X1,Y1の向きで揺動させられつつ拡大縮小表示される。この結果、遊技者は、自らがパチンコ台1を叩くなどしたことによって表示画面Gが揺動することに驚いて、パチンコ台1に対する叩きや揺すりを停止する。この後、表示制御部12は、ステップ41に戻り、主制御部3によって新たなコマンドCが出力されていないときには、先に入力したコマンドCに基づいてステップ42〜46,48,50の一連の処理を繰り返して実行し、新たなコマンドCが入力されたときには、その新たなコマンドCに基づいてステップ42〜45を実行する。
【0030】
このように、このパチンコ台1によれば、予め規定された所定条件が満たされたとき(この場合、表示手順データDs中に揺動制御指示が存在するとき、または振動センサ6によってセンサ信号S1が出力されたとき)に、表示制御部12がアクチュエーター17に対してプロジェクタユニット31を揺動させることにより、背景やキャラクタ等の表示位置が徐々に変化する表示用画像データを生成する従来の揺動表示方法とは異なり、表示制御部12による表示用画像データDgの生成処理に対する負担を低減でき、しかも、プロジェクタユニット31を実際に揺動させて表示画面Gを揺動させるため、自然な状態で表示画面Gを揺動表示させることができる。また、このパチンコ台1によれば、揺動制御指示が表示手順データDsに記録されているときに、表示制御部12がその揺動制御指示に従ってアクチュエーター17に対してプロジェクタユニット31を揺動させることにより、例えば花火が爆発するシーンや、キャラクタ同士が衝突するシーンなどに合わせて表示手順データDsに揺動制御指示を記録しておくことで、対応するシーンにおいて的確に表示画面Gを揺動させることができ、非常にリアルで趣向性の高い表示を行うことができる。
【0031】
さらに、このパチンコ台1によれば、例えば遊技者がパチンコ台1を叩くなどしたとき(振動センサ6によってセンサ信号S1が出力されたとき)に、表示制御部12がアクチュエーター17を制御して表示画面Gを揺動させることにより、遊技者に対してパチンコ台1の叩きや揺すりを止めさせることができる。また、このパチンコ台1によれば、アクチュエーター17が、投射表示されている表示画面Gを上下方向、左右方向および拡大縮小方向に揺動させる方向にプロジェクタユニット31を揺動させることにより、背景やキャラクタ等の表示位置が徐々に変化する表示用画像データを生成する従来の揺動表示方法とは異なり、表示画面Gを容易に揺動させることができる。
【0032】
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に限定されない。例えば、本発明の実施の形態では、アクチュエーター17a〜17cによってプロジェクタユニット31を揺動させる構成を採用したパチンコ台1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、プロジェクタユニット31に代えて例えばミラー33を揺動させることによって表示画面Gを揺動させる構成を採用することもできる。また、プロジェクタユニット31とミラー33の双方を揺動可能に構成することもできる。さらに、本発明の実施の形態では、アクチュエーター17a〜17cの3つの揺動機構によって表示画面Gを揺動させる例を説明したが、本発明はこれに限定されず、1または2の揺動機構によって表示画面Gが上下方向、左右方向、拡大縮小方向のうちのいずれか1方向または2方向に揺動するように構成することもできる。
【0033】
また、ミラー33を可撓性部材で形成すると共に、図3に示すように、ミラー33を湾曲させるアクチュエーター17xを配設してもよい。この構成によれば、遊技盤21に投射表示されている表示画面Gが、アクチュエーター17xの伸縮によって歪んだり正常表示されたりする趣向性の高い表示を行うことができる。また、本発明の実施の形態では、パチンコ台1に本発明に係る遊技機用表示装置(表示装置5)を搭載した例を説明したが、本発明に係る遊技機はパチンコ台に限定されず、パチスロや各種アーケードゲームに適用することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る表示方法、遊技機用表示装置および遊技機によれば、予め規定された所定条件が満たされたときに、制御部が揺動機構に対して投射機構および光反射部の少なくとも一方を揺動させることにより、制御部による表示用画像データの生成処理に対する負担を低減でき、しかも、投射機構または光反射部を実際に揺動させて表示画面を揺動させるため、自然な状態で表示画面を揺動表示させることができる。また、本発明に係る表示方法、遊技機用表示装置および遊技機によれば、指示情報が記録されているときに、制御部がその指示情報に従って揺動機構に対して投射機構および光反射部の少なくとも一方を揺動させることにより、例えば花火が爆発するシーンや、キャラクタ同士が衝突するシーンなどに合わせて指示情報を記録しておくことで、対応するシーンにおいて的確に表示画面を揺動させることができ、非常にリアルで趣向性の高い表示を行うことができる。
【0035】
さらに、本発明に係る表示方法、遊技機用表示装置および遊技機によれば、例えば遊技者が遊技機を叩くなどしたとき(振動センサによってセンサ信号が出力されたとき)に、制御部が揺動機構を制御して表示画面を揺動させることにより、遊技者に対してパチンコ台1の叩きや揺すりを止めさせることができる。また、本発明に係る表示方法、遊技機用表示装置および遊技機によれば、表示画面が上下方向および左右方向に揺れ動き、かつ拡大縮小表示されるように投射機構および光反射部の少なくとも一方を揺動させることにより、背景やキャラクタ等の表示位置が徐々に変化する表示用画像データを生成する従来の揺動表示方法とは異なり、表示画面を容易に揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るパチンコ台1の概略構成を示す正面図である。
【図2】パチンコ台1の構成を示すブロック図である。
【図3】パチンコ台1の概略構成を示す側面断面図である。
【図4】パチンコ台1の表示装置5における表示制御部12によって実行される画像表示処理40のフローチャートである。
【図5】遊技盤21に表示された表示画面Gの一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ台
2 遊技機構
3 主制御部
5 表示装置
6 振動センサ
11 画像表示光学部
12 表示制御部
14 表示手順データ記憶部
15 VRAM
16 画像データ記憶部
17a〜17c,17x アクチュエーター
21 遊技盤
31 プロジェクタユニット
32 スクリーンフィルム
33 ミラー
34 フレネルレンズ
40 画像表示処理
C コマンド
Dg 表示用画像データ
Dp 画像データ
Ds 表示手順データ
G 表示画面
L 投射光
S1 センサ信号
S2 揺動制御信号

Claims (10)

  1. 投射機構に対して画像投射用の投射光を射出させると共に光反射部に対して当該投射光を結像部に向けて反射させることにより、当該結像部に画像を投射表示する表示方法であって、
    前記投射機構に前記投射光を射出させている状態において予め規定された所定条件が満たされたときに当該投射機構および前記光反射部の少なくとも一方を揺動させることにより、前記結像部に前記画像を揺動表示する表示方法。
  2. 前記結像部に順次投射表示する複数の前記画像のそれぞれに関する表示態様が記録された表示手順情報に従って前記投射機構に対して当該各画像を投射表示するための前記投射光を順次射出させると共に、当該投射表示した前記画像に関する前記表示態様の一部として前記少なくとも一方を揺動させる旨の指示情報が記録されているときに前記所定条件が満たされたものとして当該少なくとも一方を揺動させる請求項1記載の表示方法。
  3. 前記結像部に投射表示している前記画像が当該結像部に対する上下方向および左右方向に揺れ動き、かつ拡大縮小表示されるように前記少なくとも一方を揺動させる請求項1または2記載の表示方法。
  4. 遊技機に振動が加わったときに前記所定条件が満たされたものとして前記少なくとも一方を揺動させる請求項1から3のいずれかに記載の表示方法。
  5. 画像投射用の投射光を射出する投射機構と、当該投射機構によって射出された前記投射光を結像部に向けて反射する光反射部と、前記投射機構による前記投射光の射出を制御する制御部とを備え、前記結像部に画像を投射表示可能に構成された遊技機用表示装置であって、
    前記投射機構および前記光反射部の少なくとも一方を揺動させる揺動機構を備え、前記制御部は、前記投射機構に対して前記投射光を射出させている状態において予め規定された所定条件が満たされたときに前記揺動機構に対して当該投射機構および前記光反射部の少なくとも一方を揺動させる遊技機用表示装置。
  6. 前記結像部に順次投射表示される複数の前記画像のそれぞれに関する表示態様が記録された表示手順情報を記憶する記憶部を備え、前記制御部は、前記記憶部から読み出した前記表示手順情報に従って前記投射機構に対して前記各画像を投射表示するための前記投射光を順次射出させると共に当該投射表示させた前記画像に関する前記表示態様の一部として前記揺動機構を作動させる旨の指示情報が記録されているときに前記所定条件が満たされたものとして当該揺動機構に対して前記少なくとも一方を揺動させる請求項5記載の遊技機用表示装置。
  7. 前記揺動機構は、前記結像部に投射表示されている前記画像が当該結像部に対する上下方向および左右方向に揺れ動き、かつ拡大縮小表示されるように前記制御部の制御に従って前記少なくとも一方を揺動可能に構成されている請求項5または6記載の遊技機用表示装置。
  8. 前記制御部は、遊技機に加わった振動が振動センサによって検出されたときに前記所定条件が満たされたものとして前記揺動機構に対して前記少なくとも一方を揺動させる請求項5から7のいずれかに記載の遊技機用表示装置。
  9. 請求項5から8のいずれかに記載の遊技機用表示装置を備えている遊技機。
  10. 前記遊技機に加わった振動を検出する振動センサを備え、前記制御部は、前記振動センサによって前記振動が検出されたときに前記所定条件が満たされたものとして前記揺動機構に対して前記少なくとも一方を揺動させる請求項9記載の遊技機。
JP2002220119A 2002-07-29 2002-07-29 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機 Withdrawn JP2004057499A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002220119A JP2004057499A (ja) 2002-07-29 2002-07-29 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002220119A JP2004057499A (ja) 2002-07-29 2002-07-29 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004057499A true JP2004057499A (ja) 2004-02-26

Family

ID=31940846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002220119A Withdrawn JP2004057499A (ja) 2002-07-29 2002-07-29 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004057499A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015188583A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188584A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188586A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188582A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2018199025A (ja) * 2018-09-27 2018-12-20 株式会社大一商会 遊技機

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015188583A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188584A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188586A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2015188582A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 株式会社大一商会 遊技機
JP2018199025A (ja) * 2018-09-27 2018-12-20 株式会社大一商会 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7381135B2 (en) Display method, display apparatus for game machine, and game machine
JPH0635066A (ja) ゲーム機
JP2004057499A (ja) 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機
JP2004130069A (ja) 遊技機
JP2004159889A (ja) 遊技機
JP6712296B2 (ja) 遊技機
JP2004041579A (ja) 弾球遊技機
JP2018175072A (ja) 遊技機
JP2018175063A (ja) 遊技機
JP6669517B2 (ja) 遊技機の製造方法
JP2001252474A (ja) ゲームシステム及び情報記憶媒体
JP2004057501A (ja) 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機
JP2018196688A (ja) 遊技機
JP6712144B2 (ja) 遊技機
JP2005111066A (ja) 表示装置および遊技機
JP2017140153A (ja) 遊技機及び遊技機の製造方法
JP2017140147A (ja) 遊技機及び遊技機の製造方法
JP2004129930A (ja) 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機
JP2004033299A (ja) 表示方法、遊技機用表示装置および遊技機
JP6416805B2 (ja) 遊技機の製造方法
JP2004195076A (ja) 遊技機用表示装置および遊技機
JP6669518B2 (ja) 遊技機の製造方法
JP6669519B2 (ja) 遊技機の製造方法
JP2018175062A (ja) 遊技機
JP2018175070A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051004