JP4678759B2 - 遊技機のガラス支持機構 - Google Patents

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本発明は、前後に開口する窓口を有した窓枠の背面側にこの窓口を塞ぐように取り付けられる少なくとも1枚のガラス板を含むガラスアセンブリを有し、このガラスアセンブリを透視させてゲームを行う遊技機のガラス扉に関する。詳細には、このような遊技機の窓枠にガラスアセンブリを着脱可能に支持させるガラス支持機構に関する。
上記のようなガラス窓を有する遊技機として、パチンコ機やアレンジボール機、雀球遊技機などの遊技機がある。例えば、この種の遊技機の代表例として例示されるパチンコ機では、開閉搭載枠たる前枠の正面奥部に所定のゲージ設定で遊技領域が形成された遊技盤がセット保持されており、その前面側に遊技領域を透視保護するガラス扉が設けられている。
ガラス扉は、中央部に開口する窓口を有して外郭方形状に一体成型された窓枠と、この窓枠の背面側にガラス保持手段を介して窓口を塞ぐように取り付けられたガラス板とを主体として構成されており、窓枠および前枠の左側縁に配設されたヒンジ機構で横開き開閉自在に支持されるとともに、互いの右側縁に配設された施錠装置を利用して閉鎖保持可能に取り付けられている。ガラス保持手段としては、窓枠の裏面側に窓口を取り囲むようにネジ固定された金属製のガラス枠が従来から広く用いられている。ガラス枠の左右辺部にはガラス板の外周縁部を支持するガイドレール状の支持溝が前後2列に形成されており、ガラス枠の上方から各支持溝に沿ってガラス板を挿入することでガラス板を保持させるように構成されている。
このガラス板は、パチンコ機の運搬途上における乱雑な取り扱いや振動等による破損を防止するため、パチンコ機の出荷に際してガラス扉から取り外され別梱包して出荷されており、パチンコ機が遊技施設に固定設置された後に、窓枠を開放させて1枚ずつガラス枠に挿入することで組み付けられている。
しかしながら、遊技施設にガラス板を取り付ける際には、すでに立設姿勢に設置されて高所位置にあるガラス枠の上端位置までガラス板を鉛直に立てた状態で持ち上げ支持したうえで、ガラス板の左右側縁下端部を支持溝に位置あわせして係合させ、さらに支持溝に沿って鉛直下方に挿入する必要がある。また、ガラス板を取り外す際も同様にガラス板を高い位置まで鉛直姿勢を維持したまま上方に持ち上げて引き抜く必要があるため、ガラス板の挿抜が容易でないという問題があった。
こうした問題を解消してガラス板の装着や取り扱いを容易化するため、ガラス板の外周縁部を支持するガラス枠を窓枠に対して前後に傾動可能に配設し、窓枠を開放してガラス枠の上部を窓口後方に傾動させた状態で、前後のガラス板をガラス枠の上方から斜め下方に挿入させることで、ガラス板の装着作業を容易化しようとしたものがある(例えば特許文献1)。
さらに他の方法としては、前後2枚のガラス板を所定の間隔をおいて一体化させたガラスアセンブリ(例えば特許文献2,3)などが知られており、また、このようなガラスアセンブリを利用したガラス支持機構として、吊支部材と掛止部材によりガラスアセンブリをガラス枠より吊り下げ支持する特許文献4が開示されている。
特開平10−80555号公報 実開昭59−183282号公報 実開平2−106291号公報 特開2004−105341
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、ガラス枠を傾動させることでガラス板の挿入方向が斜め方向に変化するものの、ガラス枠上端の高さ位置、すなわち挿入すべきガラス溝の高さ位置は傾動姿勢にあっても殆ど変化しないため、高所位置にあるガラス枠の上端までガラス板を持ち上げ支持して支持溝に係合させるという作業に大差がなく、着脱作業の容易化を十分に図ることができないという問題があった。さらに、ガラス板を装着したガラス枠を固定手段により窓枠に固定保持させるまでの間は、ガラス枠またはガラス板の背面側を片手で支えながら他方の手で片手作業を行わなければならず、作業が繁雑であるという問題があった。
特許文献4では、2枚のガラスを係合保持するガラスアセンブリを窓枠にて吊り下げ支持するため、ガラス枠の上端までガラスアセンブリを持ち上げ支持して支持溝に係合させる作業は必要ない。しかし、複数の吊支部材と掛止部材によりガラスアセンブリを保持するために作業が面倒という問題は残り、このため、装着作業をより容易に行えるガラス支持機構が求められていた。
本発明は以上のような問題に鑑みてなされたものであり、ガラス板の取り扱い性を向上させるとともに、煩雑かつ重労働であるガラス板(ガラスアセンブリ)の着脱作業を容易化して作業効率や生産性を高めるガラス支持機構を提供することを目的とする。
上記目的達成のため本発明のガラス支持機構では、遊技盤を保持する枠部材の前面側に前後に開口する窓口を有して横開き開閉可能に取り付けられた窓枠、及びこの窓枠の背面側にガラス保持手段を介して窓口を塞ぐように取り付けられたガラスアセンブリを備えて構成されるガラス扉を有し、ガラス扉が遊技盤の前面を覆うように閉鎖された状態でガラスアセンブリを通して遊技盤を透視させ遊技を行う遊技機において、ガラス保持手段が、窓枠の背面の上部中央に設けられ、ガラスアセンブリの上部中央に設けられた被係止部と係合する係止位置および被係止部と係合しない解除位置に変位可能に構成された係止部と、窓枠の背面の下部左右にそれぞれ設けられ、ガラスアセンブリの下部左右にそれぞれ外径方向に突出して設けられた左右対称の突起部がそれぞれ挿抜可能な支持凹部を有する左右対称の支持部とを備えて構成される。そして、ガラスアセンブリの突起部が背面視において三角形状に形成されて、突起部の下面が内側上方に傾斜した第1被支持面および外側上方に傾斜した第2被支持面からなるとともに、ガラス保持手段における支持部の支持凹部が突起部に対応した三角形状に形成されて、支持凹部の底面が内側上方に傾斜した第1支持底面および外側上方に傾斜した第2支持底面からなり、ガラスアセンブリの突起部を支持部の支持凹部に挿入して、ガラスアセンブリの下部を支持部にて支持させて窓口を塞ぐように位置させた状態において、係止部を前記係止位置に変位させてガラスアセンブリの上部を係止することでガラスアセンブリ全体が窓枠に保持されるように構成される
なお、上記構成のガラス支持機構において、係止部は前記係止位置と前記解除位置との回動領域を含んで回動可能に枢結された係止部材を有し、ガラスアセンブリの下部を支持部にて支持させて窓口を塞ぐように位置させた状態において、係止部材が前記係止位置に回動されると、ガラスアセンブリの被係止部は係止部材及び窓枠に挟持されて係止され、ガラスアセンブリは窓枠に保持され、係止部材が前記解除位置に回動されると、ガラスアセンブリの被係止部が係止部材による係止状態から解放され、ガラスアセンブリは窓枠から取り外しできるように構成されることが好ましい。
また、上記構成のガラス支持機構において、係止部材の先端部に係止凹部が設けられ、係止部材が前記係止位置に回動されると、係止凹部がガラスアセンブリの被係止部に設けられた係止凸部と嵌合するように構成されることが好ましい。
本発明によれば、2枚のガラス板はガラスアセンブリとして一体化されており、このガラスアセンブリをガラス扉に取り付ける際には、まずガラス扉窓枠の背面から窓口に合わせて鉛直にガラスアセンブリを配置させ、これを数センチ下方向に移動させて被支持部を支持部(溝部)に挿通させる。これによりガラスアセンブリの下部は支持されるので、あとはこの上部を係止部で係止させればよい。このように取り付け作業時にはガラスアセンブリを窓枠と隣接する位置まで持ち上げればよいので、従来のようにガラス板をガラス枠の上端位置まで持ち上げる必要がない。取り外しの際も同様であり、係止部を係止解除させた状態でガラスアセンブリを数センチ上方に持ち上げて支持部(溝部)より抜脱すればよい。このように本発明では、従来では重労働で問題となっていたガラス板の持ち上げ作業を改善させ、背の低い作業員や非熟練作業員であっても容易且つ安全にガラス板の着脱作業を行えるようになっている。
また本発明のガラス支持機構によれば、2つの支持部と1つの係止部を保持手段とする単純な構成にすることで、例えば特許文献4のように複数の掛止部(本発明の係止部にあたる)で係止させる必要がある従来のガラス支持機構と比べて、ガラス板(ガラスアセンブリ)の着脱作業を短時間で行うことができ、作業効率を上げることができる。また、本発明ではガラスアセンブリは窓枠に3点で保持されるため、シンプルな構成で安定した保持状態を発揮する。
本発明のガラス支持機構の係止部は、回動可能に設けられた係止部材が窓枠との間にガラスアセンブリの被系止部を挟持することでこれを係止する。ガラスアセンブリの保持・非保持状態はこの係止部材を回動させることで簡単に変更可能なため、ガラスアセンブリのガラス枠への取り付け及び取り外しを迅速に行うことができる。このように、本発明はガラス板のガラス扉への挿抜を従来と比べてより容易に、そして安全に行うことを可能にする。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。本発明に係るガラス支持機構を備えた遊技機の代表例としてパチンコ機PMを図1〜図3に示しており、まず、これらの図面を参照しながらパチンコ機PMの全体構成について要約説明する。ここで、図1はパチンコ機PMを正面側から見た斜視図、図2はパチンコ機PMのガラス扉および上球皿を開放して示す斜視図、そして図3はパチンコ機PMを背面側から見た斜視図であり、図1、図3及び図2右側に示された座標の前後上下左右方向をパチンコ機PM全体の正面基準方向として説明する(図2左側の座標については後述する)。
パチンコ機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設されたヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉及び着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面(表面)上部側には、透明アクリル板やガラス板を有したガラス扉60が左端部のヒンジ(図示せず)を介して横開きおよび着脱が自在に取り付けられ、施錠装置4により常には前枠2の前面を覆う閉止状態に保持される。ガラス扉60の背後に位置する前枠上部には、遊技盤10を着脱自在に収容する収容枠が設けられており、この収容枠に立設姿勢で係止保持された遊技盤10がガラス扉5を通して視認されるようになっている。また、前枠2の前面上部における左右には、スピーカ21がそれぞれ配設されている。
遊技盤10は、所定板厚の積層合板の表面にセルを貼り付けてルーター加工した化粧板を基板とし、円弧状のレール11等に囲まれて略円形状の遊技領域PAが形成されている。遊技領域PAには、多数本の遊技釘や風車(図示せず)とともに各種入賞装置(図示せず)等の遊技構成部品が取り付けられ、下端部にアウト口12が設けられている。
また、図2に示すように、前枠2の前面(表面)における上記ガラス扉60の下側には、上球皿30が左端のヒンジ機構22により横開きおよび着脱可能に取り付けられ、常には右側に設けられたロック機構23によりガラス扉60の下側において前枠2の前面を覆った状態で係止保持されている。上球皿30に前面側が覆われた前枠2の下部領域には遊技補助盤25と称される補助機構部が形成されており、この遊技補助盤25には、遊技盤10の遊技領域PA内に遊技球を発射する遊技球発射装置26や、遊技球発射装置26から発射された遊技球を遊技盤10に案内する発射レール(図示せず)、後述する球払出装置42から払い出された遊技球(賞球)が排出される通出口27等が設けられている。
上球皿30は、遊技補助盤25の前面(表面)を覆うように形成された当て板部31と、当て板部31の前方に突出して設けられ、遊技中に払い出された遊技球(賞球)を受容して貯留する球皿部32とを有して構成され、さらに球皿部32の右側(下流部)には球抜きレバー33が取り付けられる。当て板部31の裏面側には、球皿部32に貯留された遊技球(賞球)を1球ずつ遊技球発射装置26(発射レール)に供給する整流装置50が取り付けられている。当て板部31の左上部には通出口27と位置整合して通出樋34が形成されており、通出口27から排出される賞球が通出樋34を通って球皿部32に導かれるように構成されている。なお、図1に示すように、球皿部32の底部は右方に向かうにつれて下方へ傾斜するように形成されており、球皿部32に貯留された遊技球が重力の作用により整流装置50へ導かれるようになっている。
前枠2の前面(表面)における上球皿30の下側には、下球皿7が前方に突出して設けられている。この下球皿7は、上球皿30の球皿部32に貯留された遊技球(賞球)がオーバーフローしたときや、遊技者が上球皿30の球抜きレバー33を操作して上球皿30から遊技球を抜いたときに、前枠2側に形成された球皿通路28および下球皿出口29を介して送られてくる遊技球を受容して貯留するようになっている。また、下球皿7の右側には、遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8が取り付けられている。
前枠2の背面(裏面)上部には、図3に示すように、外枠1の背面側における右上部内側の形状に合わせて逆L字形に形成された第1裏セット盤40がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面右上部を覆う閉鎖状態に保持される。第1裏セット盤40には、遊技球を貯留するとともに貯留した遊技球を整列させて流下させる球貯留タンク41、入賞状態等に基づいて遊技球を払い出す球払出装置42、球払出装置42から払い出された遊技球を上球皿30に導く球払出通路43等の遊技球の処理機構が設けられている。
前枠2の背面(裏面)下部には、前枠2の背面下部を覆う第2裏セット盤45がヒンジ機構(図示せず)により横開き開閉および着脱可能に取り付けられ、常には前枠2の背面下部を覆う閉鎖状態に保持される。第2裏セット盤45には、各制御装置および電子部品等に電力を供給する電源ユニット46や、遊技球の払出作動を制御する球払出制御装置47、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御装置(図示せず)等が取り付けられており、これらが図示しないコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。
パチンコ機PMは、ガラス扉60、上球皿30、第1および第2裏セット盤40,45等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿30に遊技球を貯留させて発射ハンドル8を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル8が回動操作されると、上球皿30に貯留された遊技球は、上球皿30の裏面側に位置する遊技球発射装置26により1球ずつ遊技領域PAに打ち出され、パチンコゲームが展開される。
次に、上記のように構成されたパチンコ機PMのガラス扉60の概要構成について図2、図4及び図6を参照しながら説明する。ここで、図4及び図6はパチンコ機PMの前枠2よりガラス扉60が開かれた状態でこのガラス扉60を背面から見た図であり、これら図4、図6及び図2左側に示された座標の前後上下左右方向を、ガラス扉60の背面基準方向として説明する。
まず図2に示されているように、ガラス扉60は、前後に開口する略楕円形状の窓口61aを有し、外郭方形の枠状に一体成型された樹脂製の窓枠61の背面側にこの窓口61aを取り囲むようにガラスアセンブリ62が配設されて構成される。このガラスアセンブリ62は、薄板板金製の保護フレーム63の前後に2枚のガラス板Gが所定間隔をおいて一体化されて形成され、後述するガラス支持機構70により保持されて窓枠61に着脱可能に取り付けられている。ガラス扉60は、前述したように窓枠61と前枠2との正面左側に設けられたヒンジ機構(図示せず)により前枠2に対して横開き開閉及び着脱が自在に支持されている。
本発明に係るガラス支持機構70は、窓口61aの下側に左右一対に位置する支持部71a,71bと、窓口61aの上部に位置する係止部73とから構成され、支持部71、係止部73はいずれも窓枠61の背面側に突出して取り付けられている。なお、これら支持部71及び係止部73は窓枠61と一体に成型されていてもよい。
支持部71a,71bは、図4に示されているように、外郭方形の枠状を有して窓枠61の背面側に窓口61aの形状に沿って左右対称に、ネジ部材(図示せず)などで固設されている。これら支持部71a,71bは三角形状の溝間凹部72a,72bをその内側(窓枠61側)に有し、後述するガラスアセンブリ62の突起部63a,63bが挿抜可能な形状となっている。
係止部73は、図6に示されているように、ネジ部材73a、旋回軸部73b、及び係止金具73cとから構成され、窓口61a上部に位置して配設されている。旋回軸部73bは円筒形状を有して窓枠61背面側より前方に突出して設けられており、この旋回軸部73bの先端には係止金具73cがネジ部材73aを介してガラス扉60の面に対して水平に回動可能に枢結されている。このように構成された係止部73によるガラスアセンブリ62の窓枠61への係止は、詳細は後述するが、この係止金具73cを回動することで行われる。
ガラスアセンブリ62の保護フレーム63は、窓口61aと一致するような略楕円形状を有し、その下部には左右に外径方向に突出してなる三角形状の突起部63a,63bを(図4参照)、上部には上方向に併設されてなる被係止部63cを(図6参照)それぞれ備えている。これら突起部63a,63b及び被係止部63cは、前記で説明した窓枠61上に設けられた支持部71a,71b及び係止部73にそれぞれ対応して係着される。
ここで、上記のように構成されたガラス扉60において、ガラス板Gの窓枠61への取り付け方法を図4〜図7を用いて説明する。ここでは、パチンコ機PMはすでに高所位置に立設姿勢で設置されており、また、2枚のガラス板Gは保護フレーム63とともにガラスアセンブリ62として一体化されており、作業員はこのガラスアセンブリ62を持ち上げて、前枠2より横開きで開かれている状態のガラス扉60の窓枠61背面にガラス支持機構70を利用して取り付けるものとする。
まず、作業員はガラスアセンブリ62を持ち上げて移動させ、窓枠61の背面から窓口61aに合わせて鉛直に配置させる。詳細にはこのとき、ガラスアセンブリ62の突起部63a,63bがそれぞれ対応する支持部71a,71bの少し上に位置するように、また、被係止部63cが係止部73と干渉しないようにガラスアセンブリ62を背面前方に少し傾斜させて隣接させる(図4参照)。そしてこの位置からガラスアセンブリ62を窓枠61に沿って下方向に移動させ、突起部63a,63bを支持部71a,71bの溝間凹部72a,72bに挿通させる。これにより、ガラスアセンブリ62は支持部71a,71bにより立設支持される(図5参照)。
次に、このように下部が支持されたガラスアセンブリ62の上部を係止部73で係止する。上記で説明した図5の状態におけるガラス扉60の上部拡大図を図6で示しており、ここでは窓枠61上部に位置する係止部73の係止金具73cが右方向を向いている状態が示されている。この状態では係止部73は解除状態にあり、ガラスアセンブリ62は係止金具73cと干渉することなく前方に傾動可能である。ここで作業員は係止金具73cを時計回りに90度回動させることで、被系止部63cをこの係止金具73cと窓枠61により挟持させる(図7参照)。なお、このとき被系止部63cに設けられた凸部63dが係止金具73cの先端に設けられた凹部73dに嵌入し、係止部材73cの回動をロックするとともにガラスアセンブリ62の保持をより強固なものにする。これによりガラスアセンブリ62の上部(被系止部63c)は係止部73により係止され、支持部71a,71bによる支持と併せてガラスアセンブリ62の全体の保持が3点で行われる。
このようにして窓枠61に保持されたガラスアセンブリ62を逆にガラス扉60から取り外すときには、上記で説明した図4〜図7の手順を反対の順に行えばよい。具体的には、係止金具73cを図7の係止位置より回動させて図6のように解除位置にさせ、ガラスアセンブリ62を前方に少し傾斜させて係止部73と干渉しないようにした状態で数センチ上方に持ち上げて突起部63b,63cを支持部71a,71bの溝間凹部72a,72bより抜き取ればよい。
上記で説明したガラス支持機構70を利用すれば、ガラス扉60でのガラス板G着脱において、作業員はガラスアセンブリ62を窓枠61の背面に隣接する位置まで持ち上げればよく、2枚のガラス板Gを別々に窓枠61の上端位置まで持ち上げる必要がない。また、ガラスアセンブリ62の保持・非保持状態は係止部73の係止金具73cを回動させることで容易に変更可能である。このように本発明では、従来では重労働で問題となっていたガラス板Gの持ち上げ作業を改善させるとともに、容易且つ迅速にガラス板の着脱作業を行えるようになっている。
なお、本実施例で用いられたガラスアセンブリ62は前後2枚のガラス板Gを保護フレーム63で一体化させたものであるが、例えば1枚のガラス板を保護フレームで覆った構成にしてもよい。このように本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
本発明に係る球抜き機構を備えたパチンコ機を正面側から見た斜視図である。 上記パチンコ機のガラス扉および上球皿を開放して示す斜視図である。 上記パチンコ機を背面側から見た斜視図である。 本発明に係るガラス支持機構の支持部がガラスアセンブリを支持していない状態を示す斜視図である。 上記ガラス支持機構の支持部がガラスアセンブリを支持している状態を示す斜視図である。 上記ガラス支持機構の係止部がガラスアセンブリを係止していない状態を示す斜視図である。 上記ガラス支持機構の係止部がガラスアセンブリを係止している状態を示す斜視図である。
符号の説明
PM パチンコ機(弾球遊技機)
PA 遊技領域
G ガラス板
1 外枠
2 前枠
7 下球皿
10 遊技盤
26 遊技球発射装置
30 上球皿
60 ガラス扉
61 窓枠
61a 窓口
62 ガラスアセンブリ
63 保護フレーム
63a,b 突起部
63c 被系止部
63d 凸部
70 ガラス支持機構
71 支持部
72 溝間凹部
73 係止部
73a ネジ部材
73b 旋回軸部
73c 係止金具
73d 凹部

Claims (3)

  1. 遊技盤を保持する枠部材の前面側に前後に開口する窓口を有して横開き開閉可能に取り付けられた窓枠、及びこの窓枠の背面側にガラス保持手段を介して前記窓口を塞ぐように取り付けられたガラスアセンブリを備えて構成されるガラス扉を有し、前記ガラス扉が前記遊技盤の前面を覆うように閉鎖された状態で前記ガラスアセンブリを通して前記遊技盤を透視させ遊技を行う遊技機において、
    前記ガラス保持手段は、
    前記窓枠の背面の上部中央に設けられ、前記ガラスアセンブリの上部中央に設けられた被係止部と係合する係止位置および前記被係止部と係合しない解除位置に変位可能に構成された係止部と、
    前記窓枠の背面の下部左右にそれぞれ設けられ、前記ガラスアセンブリの下部左右にそれぞれ外径方向に突出して設けられた左右対称の突起部がそれぞれ挿抜可能な支持凹部を有する左右対称の支持部とを備え
    前記ガラスアセンブリの前記突起部が背面視において三角形状に形成されて、前記突起部の下面が内側上方に傾斜した第1被支持面および外側上方に傾斜した第2被支持面からなるとともに、前記ガラス保持手段における前記支持部の前記支持凹部が前記突起部に対応した三角形状に形成されて、前記支持凹部の底面が内側上方に傾斜した第1支持底面および外側上方に傾斜した第2支持底面からなり、
    前記ガラスアセンブリの前記突起部を前記支持部の前記支持凹部に挿入して、前記ガラスアセンブリの下部を前記支持部にて支持させて前記窓口を塞ぐように位置させた状態において、前記係止部を前記係止位置に変位させて前記ガラスアセンブリの上部を係止することで前記ガラスアセンブリが前記窓枠に保持されることを特徴とする遊技機のガラス支持機構。
  2. 前記係止部は前記係止位置前記解除位置との回動領域を含んで回動可能に枢結された係止部材を有し
    前記ガラスアセンブリの下部を前記支持部にて支持させて前記窓口を塞ぐように位置させた状態において、
    前記係止部材が前記係止位置に回動されると、前記ガラスアセンブリの前記被止部は前記係止部材及び前記窓枠に挟持されて係止され、前記ガラスアセンブリは前記窓枠に保持され、
    前記係止部材が前記解除位置に回動されると、前記ガラスアセンブリの前記被止部が前記係止部材による係止状態から解放され、前記ガラスアセンブリは前記窓枠から取り外しが可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機のガラス支持機構。
  3. 前記係止部材の先端部に係止凹部が設けられ、前記係止部材が前記係止位置に回動されると、前記係止凹部が前記ガラスアセンブリの前記被係止部に設けられた係止凸部と嵌合することを特徴とする請求項2に記載の遊技機のガラス支持機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09716A (ja) * 1995-06-19 1997-01-07 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2004201737A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Mrd:Kk ガラスユニットの取付構造

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