JP2004201737A - ガラスユニットの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ガラスユニットのガラス枠への取付作業効率を向上させることができるガラスユニットの取付構造を提供すること。
【解決手段】本例のガラスユニット取付構造1は,ガラス枠2にガラスユニット3を着脱可能に取り付けてなる。ガラス枠2は,開口穴23と4つの係合部21とを有し,ガラスユニット3は,ガラス32と,4つの被係合部31を備えた外縁部33とを有している。ガラスユニット取付構造1は,各被係合部31と各係合部21とを係合して,ガラス枠2にガラスユニット3を取り付けた両者の取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。また,この取付構造1は,ガラス枠2とガラスユニット3とがいずれの取付位置関係にあっても,ガラスユニット3のガラス32又は外縁部33がガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うよう構成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】本例のガラスユニット取付構造1は,ガラス枠2にガラスユニット3を着脱可能に取り付けてなる。ガラス枠2は,開口穴23と4つの係合部21とを有し,ガラスユニット3は,ガラス32と,4つの被係合部31を備えた外縁部33とを有している。ガラスユニット取付構造1は,各被係合部31と各係合部21とを係合して,ガラス枠2にガラスユニット3を取り付けた両者の取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。また,この取付構造1は,ガラス枠2とガラスユニット3とがいずれの取付位置関係にあっても,ガラスユニット3のガラス32又は外縁部33がガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うよう構成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は,ガラス枠にガラスユニットを着脱可能に取り付けてなるガラスユニットの取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,パチンコ遊技機は,遊技を行う遊技盤を取り付けた本体枠と,この本体部に対して開閉自在に配設されたガラス扉とを有している。
そして,ガラス扉は,これに直接ガラスを設けるのではなく,これに対して着脱可能なガラスユニットにガラスを設け,このガラスユニットをガラス扉の枠部であるガラス枠に取り付けることにより構成されている。
このような,パチンコ遊技機のガラス扉としては,例えば,特許文献1に示すものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−134121号公報(第10図等)
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来のガラスユニットは,一定の向きにしか上記ガラス枠に取り付けることができず,上下左右,表裏等の明確な方向性を有している。そのため,作業者は,上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付ける際には,常にその向き,すなわちその方向性を意識して取り付けることが必要である。そのため,上記取付作業の作業効率の低下を招いている。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,ガラスユニットのガラス枠への取付の作業効率を向上させることができるガラスユニットの取付構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
本発明は,ガラス枠にガラスユニットを着脱可能に取り付けてなるガラスユニットの取付構造において,
上記ガラス枠は,上記ガラスユニットにより後方側を覆われる開口穴と,上記ガラスユニットに設けた被係合部と係合する係合部とを有しており,
上記ガラスユニットは,ガラスと,該ガラスの外縁を囲うよう配設された外縁部とを有しており,かつ該外縁部には,上記被係合部を有しており,
上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付けた両者の取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されており,かつ,上記ガラス枠と上記ガラスユニットとがいずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニットの上記ガラス又は上記外縁部が上記ガラス枠の上記開口穴を後方側より覆うよう構成されていることを特徴とするガラスユニットの取付構造にある(請求項1)。
【0007】
本発明においては,上記開口穴及び係合部を有するガラス枠と,上記ガラス及び上記被係合部を備えた外縁部を有するガラスユニットとを用いて,取付の際の作業効率が改善されたガラスユニットの取付構造を実現する。
すなわち,本発明の取付構造は,上記係合部及び被係合部を係合して,上記ガラス枠と上記ガラスユニットとの取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。また,この取付構造は,上記取付位置関係が,いずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニットのガラス又は外縁部が上記ガラス枠の開口穴を後方側より覆うよう構成されている。
【0008】
そのため,本発明においては,上記ガラスユニットは,上記ガラス枠に対する向きを変えた状態でも,このガラス枠に対して取り付けることができ,このガラスユニットのガラス又は外縁部がガラス枠の開口穴を後方側より覆うことができる。
そして,上記取付構造においては,ガラスユニットは明確な一方向性を有しておらず,このガラスユニットにおける一定の方向を常にガラス枠の一定の方向に合わせて取り付けることが不要となる。そのため,作業者は,ガラスユニットの向きを厳密に意識することなく上記取付作業を行うことができる。
それ故,本発明によれば,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明のガラスユニットの取付構造は,上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付けた1つの形態を基準状態とした場合,上記ガラスユニットをその同一平面内で所定角度回転させた変更状態においても取付可能であるよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には,上記取付位置関係が,上記基準状態と上記所定角度回転させた変更状態とのいずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニットのガラスが上記ガラス枠の開口穴を後方側より覆うことができる。
そのため,ガラスユニットは,上記ガラスユニットは,上記ガラス枠に対して上記平面内で所定角度回転させて向きを変えた状態でも,このガラス枠に対して取り付けることができ,上記ガラス又は上記外縁部が上記開口穴を後方側より覆うことができる。
【0010】
また,上記ガラスユニットの取付構造においては,上記ガラスユニットの被係合部が3箇所以上形成されており,該各被係合部は,これらを結んで作成した仮想の多角形における各内角の大きさが同じであるよう形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には,上記ガラスユニットの被係合部を容易に形成することができ,容易に上記複数通りの取付位置関係を形成することができる。
【0011】
また,上記ガラスユニットの被係合部は,4箇所に形成されていることが好ましい(請求項4)。
ところで,上記ガラス枠は4角形であることが多い。そのため,この場合には,上記4箇所の被係合部により上記4角形のガラス枠に対して上記ガラスユニットを上下左右ともバランスよく取り付けることができる。
【0012】
また,上記ガラスユニットの取付構造においては,上記ガラスユニットが上記ガラス枠に対して表裏反転させても取付可能であることが好ましい(請求項5)。
この場合には,上記ガラスユニットは,その表裏を意識することなく,上記ガラス枠に対して取り付けることができる。そのため,上記取付作業が一層容易になる。
【0013】
また,上記ガラスユニットは,略表裏対称形状を有していることが好ましい(請求項6)。
この場合には,上記ガラスユニットの表裏を意識することなく,これを上記ガラス枠に対して取り付けることができると共に,ガラスユニット自体の製作も容易である。
【0014】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明のガラスユニットの取付構造にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
本例のガラスユニットの取付構造1(以下にガラスユニット取付構造1という)は,図1に示すごとく,ガラス枠2にガラスユニット3を着脱可能に取り付けてなる。
上記ガラス枠2は,図2に示すごとく,上記ガラスユニット3により後方側201より覆われる開口穴23と,上記ガラスユニット3に設けた被係合部31を係合する係合部21とを有している。また,上記ガラスユニット3は,図3に示すごとく,ガラス32と,このガラス32の外縁を囲うよう配設されると共に上記被係合部31を備えた外縁部33とを有している。
【0015】
そして,上記ガラスユニット取付構造1は,図1,図6(a)〜(d)に示すごとく,上記ガラス枠2に上記ガラスユニット3を取り付けた両者の取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。また,この取付構造1は,図4に示すごとく,上記ガラス枠2と上記ガラスユニット3とがいずれの取付位置関係にあっても,ガラスユニット3のガラス32又は外縁部33がガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うよう構成されている。
【0016】
以下に,これを詳説する。
以下に,上記ガラスユニット3を上記ガラス枠2に取り付けたものをガラス扉1という。すなわち,図1に示すごとく,本例のガラスユニット取付構造1は,ガラス扉1を構成する。
そして,本例においては,このガラス扉1をパチンコ遊技機に用いる。本例のガラス扉1は,図4に示すごとく,パチンコ遊技機の枠体4の前方側202より,この枠体4に対してヒンジ部25(図1参照)により開閉可能に取り付けるものである。
【0017】
また,図4に示すごとく,上記枠体4には,パチンコ遊技を行う遊技盤5が配設されており,上記ガラス扉1を上記枠体4に取り付けたときには,上記ガラスユニット3のガラス32は,上記遊技盤5に対向する。
また,上記後方側201とは,パチンコ遊技機において遊技者に対向しない側,すなわち外部に露出しない側で,上記枠体4に対向する側をいう。また,上記前方側202とは,上記後方側201とは反対側をいい,パチンコ遊技機において遊技者に対向する側をいう。
【0018】
図3に示すごとく,本例においては,上記ガラスユニット3は,上下及び左右及び表裏対称に形成されている。すなわち,本例のガラスユニット3の被係合部31は4箇所に形成されており,各被係合部31は,これらを結んで作成した仮想の多角形Yにおける各内角θの大きさが同じである。
また,ガラスユニット3は,図3に示すごとく,上記被係合部31を左右に2箇所ずつ有しており,これらの被係合部31は,図4に示すごとく,いずれもガラスユニット3の表裏方向(厚み方向)における中央部に形成されている。
【0019】
また,図3,図4に示すごとく,上記ガラスユニット3のガラス32は,略真円形状のガラス板321により形成されている。また,本例のガラスユニット3は,複層ガラスユニット3であり,上記ガラス32は,2枚の上記ガラス板321を対向配設した2重ガラス構造を有している。そして,上記外縁部33は,2枚のガラス板321を対向させて固定する一対の外周凹部331と,上記ガラス32の外周側に位置する外周部332とを有している。
【0020】
また,上記ガラスユニット3の各被係合部31は,上記外縁部33より外方に向けて突出形成されている。
なお,上記ガラス32は,1枚のガラス板321により構成してもよく,3枚のガラス板321により構成してもよい。
【0021】
また,図2に示すごとく,本例においては,ガラス枠2は,その後方側201に上記係合部21を左右に2箇所ずつ有しており,これらの係合部21は,上下及び左右対称に形成されている。
なお,本例においては,上記ガラス枠2に上記被係合部31を係合する係合部21を設け,上記ガラスユニット3に上記被係合部31を設けた。一方で,ガラスユニット3にガラス枠2に設けた被係合部を係合する係合部を設け,ガラス枠2に上記被係合部を設けてもよい。
【0022】
また,図5に示すごとく,上記ガラス枠2の各係合部21は,ガラス枠2の後方側201に立設形成した立設部211と,この立設部211の先端部に回動可能に設けたロック部212と,このロック部212の回動範囲内に立設形成した受け部22とを有している。そして,各係合部21と各被係合部31との係合は,上記ガラスユニット3を上記ガラス枠2の後方側201より配置した際に,上記各受け部22に上記各被係合部31を対面させ,上記各ロック部212を回動させて,各ロック部212と上記各受け部22との間に上記各被係合部31を挟み込むことにより行われる。
【0023】
また,上記いずれの被係合部31にも,ピン穴311が形成されており,上記ガラス枠2の左右下側の2箇所に形成した係合部21の受け部22よりも先端側には,上記ピン穴311に挿入するための立設ピン221が形成されている。
また,各係合部21のロック部212には,上記ピン穴311に係合する突起213が形成されている。
【0024】
また,図2に示すごとく,上記ガラス枠2には,これに取り付けたガラスユニット3の自重を受けるための受け棚24が形成されている。
そして,図1,図5に示すごとく,本例では,ガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた際には,ガラスユニット3は,上記2つの立設ピン221が2箇所の被係合部31のピン穴311に挿入されると共に,ガラスユニット3の下部が上記受け棚24によって保持されて,上記ガラス枠2に対して位置決めがされ,上記各係合部21と各被係合部31との係合によってガラス枠2に対して固定される。こうして,ガラスユニット3をガラス枠2に安定して取り付けることができる。
【0025】
本例においては,図3に示すごとく上記ガラスユニット3において,又は図1に示すごとくガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた状態において,上記略真円形状を有するガラス32の中心点Oを通って上下方向に向けて形成した軸を上下中心軸X1といい,上記中心点Oを通って左右方向に向けて形成した軸を左右中心軸X2という。また,図4に示すごとく,上記ガラスユニット3においては,その表裏方向(厚み方向)における中心を通る軸を表裏中心軸X3という。
【0026】
以上のように,図3,図4に示すごとく,上記ガラスユニット3は,上記上下中心軸X1を介して左右対称に,また上記左右中心軸X2を介して上下対称に,また上記表裏中心軸X3を介して表裏対称に形成されている。また,図2に示すごとく,上記ガラス枠2の係合部21は,上記上下中心軸X1を介して左右対称に,また上記左右中心軸X2を介して上下対称に形成されている。
【0027】
そして,図6(a)〜(d)に示すごとく,上記ガラスユニット3は,その同一平面内で180°回転させても,また,上記上下中心軸X1もしくは上記左右中心軸X2を中心に表裏反転させても上記ガラス枠2に対して取り付けることができる。そして,本例においては,上記取付位置関係を以下の4通り形成することができる。
なお,上記ガラスユニット3の同一平面内とは,上記ガラス32の表面に沿った平面内のことをいう。
【0028】
ここに,図1に示すごとく,ガラスユニット3において,左上の被係合部31を第1被係合部31A,左下の被係合部31を第2被係合部31B,右上の被係合部31を第3被係合部31C,右下の被係合部31を第4被係合部31Dとする。また,ガラス枠2において,左上の係合部21を第1係合部21a,左下の係合部21を第2係合部21b,右上の係合部21を第3係合部21c,右下の係合部21を第4係合部21dとする。
【0029】
そして,図6(a)に示すごとく,上記ガラス枠2に上記ガラスユニット3を取り付けた1つの形態を基準状態100とする。
すなわち,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dが,それぞれ第1係合部21a,第2係合部21b,第3係合部21c,第4係合部21dに係合した状態を基準状態100とする。
【0030】
そして,ガラスユニット3は,以下のようにして,上記基準状態100(図6(a)参照)に対して,同一平面内で180°回転させた場合(以下これを第1変更状態101という,(図6(b)参照)),基準状態100に対して上記上下中心軸X1を中心に表裏反転させた場合(以下これを第2変更状態102という,(図6(c)参照)),基準状態100に対して上記左右中心軸X2を中心に表裏反転させた場合(以下これを第3変更状態103という,(図6(d)参照))との3つの変更状態を形成することができる。
【0031】
図6(b)に示すごとく,上記第1変更状態101においては,ガラスユニット3は,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dがそれぞれ第4係合部21d,第3係合部21c,第2係合部21b,第1係合部21aに係合する。これにより,上記ガラスユニット3は同一平面内で180°回転させた状態においても,ガラス枠2に対して取り付けることができる。
【0032】
また,図6(c)に示すごとく,上記第2変更状態102においては,ガラスユニット3は,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dがそれぞれ第3係合部21c,第4係合部21d,第1係合部21a,第2係合部21bに係合する。これにより,上記ガラスユニット3は上下中心軸X1を中心に表裏反転した状態においても,ガラス枠2に対して取り付けることができる。
【0033】
また,図6(d)に示すごとく,上記第3変更状態103においては,ガラスユニット3は,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dがそれぞれ第2係合部21b,第1係合部21a,第4係合部21d,第3係合部21cに係合する。これにより,上記ガラスユニット3は左右中心軸X2を中心に表裏反転した状態においても,ガラス枠2に対して取り付けることができる。
このように,上記ガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた取付位置関係は,上記4つの取付位置関係を有することができる。
【0034】
なお,上記基準状態100と,上記各変更状態101〜103においては,上記ガラスユニット3をガラス枠2に対して取り付けた際に示す外観,すなわちガラスユニット取付構造1による外観は略同一に保たれる。すなわち,基準状態100とは,全体に取り得る上記複数通りの取付位置関係のうちのいずれかをいい,いずれの取付位置関係においても,上記取付構造1は,略同一の構造を形成する。
【0035】
上記のごとく,本例のガラスユニット取付構造1は,上記各係合部21及び各被係合部31を係合して,上記ガラス枠2と上記ガラスユニット3との取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。
そして,上記第1変更状態101として示したように,ガラスユニット3は,その同一平面内で上記基準状態100に対して所定角度(180°)回転させた状態においても取付可能である。
【0036】
また,上記第2変更状態102として示したように,ガラスユニット3は,上下中心軸X1を中心に表裏反転させた状態においても取付可能である。また,上記第3変更状態103として示したように,ガラスユニット3は,左右中心軸X2を中心に表裏反転させた状態においても取付可能である。
【0037】
そして,上記ガラスユニット取付構造1は,上記基準状態100,第1〜第3変更状態101〜103のいずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニット3のガラス32又は外縁部33が上記ガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うことができる。すなわち,上記ガラスユニット3は,上記ガラス枠2に対する向きを,上下及び左右逆,表裏逆に変更した状態でも,このガラスユニット3のガラス32又は外縁部33がガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うことができる。
【0038】
そして,上記取付構造1においては,ガラスユニット3は明確な一方向性を有しておらず,このガラスユニット3における一定の方向を常にガラス枠2の一定の方向に合わせて取り付けることが不要となる。そのため,作業者は,ガラスユニット3の上下及び表裏を意識することなく上記取付作業を行うことができる。
それ故,本例によれば,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0039】
また,上記ガラスユニット取付構造1においては,ガラスユニット3を上下及び表裏逆にガラス枠2に取り付けても,ガラスユニット3のガラス枠2に対する取付構造1をほぼ一定に保つことができる。そのため,上記いずれの取付位置関係にあっても,上記取付構造1は,一定の外観を呈することができる。
【0040】
(実施例2)
本例は,図7に示すごとく,上記ガラスユニット3を,上下及び左右対称,上下及び左右方向と45°の角度を有する対角線を介する対角対称,及び表裏対称に形成した例である。そして,ガラスユニット3の被係合部31は,上下及び左右対称,対角対称及び表裏対称に4箇所に形成されている。また,上記ガラス枠2の各係合部21は,上記4箇所の被係合部31に係合するよう形成されている。
【0041】
本例においては,上記ガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた状態において,上記ガラス32の中心点Oを通って上記上下及び左右方向と45°の角度を有する対角方向に形成した軸を対角中心軸X4という。
こうして,上記ガラスユニット3は,上記上下中心軸X1を介して左右対称に,また上記左右中心軸X2を介して上下対称に,また上記対角中心軸X4を介して対角対称に,また上記表裏中心軸X3を介して表裏対称に形成されている。
その他,ガラスユニット3及びガラス枠2の構成については,上記実施例1と同様である。
【0042】
本例のガラスユニット取付構造1は,詳細は省略するが,上記ガラスユニット3は,上記基準状態100と,この基準状態100に対して,ガラスユニット3の同一平面内で90°,180°,270°回転させた各変更状態と,基準状態100に対して,上下中心軸X1を中心に表裏反転させた変更状態と,基準状態100に対して,90°,180°,270°回転させると共にそれぞれ上下中心軸X1を中心に表裏反転させた変更状態とでガラス枠2に取り付けることができる。そして,これにより,8通りの上記取付位置関係を形成することができる。
【0043】
そして,本例の取付構造1においても,ガラスユニット3は明確な一方向性を有しておらず,このガラスユニット3における一定の方向を常にガラス枠2の一定の方向に合わせて取り付けることが不要となる。
そのため,作業者は,ガラスユニット3をガラス枠2に取り付ける際には,ガラスユニット3の上下左右及び表裏を意識することなく上記取付作業を行うことができる。それ故,本例によっても,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
その他,本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
(実施例3)
本例は,図10に示すごとく,上記ガラスユニット3を全対称に形成した例である。すなわち,本例では,ガラスユニット3は略真円形状を有すると共に,図11に示すごとく,表裏対称に形成されている。
そして,図10に示すごとく,上記ガラス32は略真円形状を有しており,上記被係合部31は,上記外縁部33の全外周において略均一に形成されている。
また,図11に示すごとく,本例の被係合部31は,上記ピン穴311を有しておらず,その代わりに,被係合部31の表裏両面において,全周溝312を有している。
【0045】
また,図9,図11に示すごとく,本例のガラス枠2において左右下側の2箇所に位置する係合部21は,上記受け部22の立設ピン221を有しておらず,その代わりに,上記左右下側の2箇所の係合部21における受け部22において,上記全周溝312に係合する位置決め突起223を有している。
また,図11に示すごとく,本例では,上記各係合部21のロック部212における突起213も,上記全周溝312に係合する。
また,図9,図11に示すごとく,本例のガラス枠2は,上記受け棚24を有しておらず,その代わりに,上記左右下側の2箇所の係合部21に上記ガラスユニット3の外縁部33を受ける保持リブ25を有している。なお,この保持リブ25の代わりに上記受け棚24を有していても勿論よい。
【0046】
そして,図8,図11に示すごとく,本例では,上記ガラスユニット3は,上記位置決め突起223及び上記保持リブ25によってガラス枠2に対して位置決めされると共に,各係合部21と上記全周に形成した被係合部31との係合によってガラス枠2に対して固定される。
【0047】
また,図11に示すごとく,各係合部21と被係合部31との係合は,上記各係合部21の受け部22に上記被係合部31を対面させ,上記各係合部21のロック部212を回動させて,各ロック部212と各受け部22との間に被係合部31を挟み込むことにより行われる。
【0048】
本例においては,上記ガラスユニット3が全く方向性を有しておらず,このガラスユニット3は,いかなる上記同一平面内の角度においても,上記ガラス枠2に取付が可能である。また,ガラスユニット3は,表裏反転しても取付が可能である。
そのため,作業者は,ガラスユニット3をガラス枠2に取り付ける際には,ガラスユニット3の同一平面内での角度及び表裏を意識することなく上記取付作業を行うことができる。それ故,本例によっても,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
その他,本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,ガラスユニットの取付構造をガラス枠の後方側より見た状態で示す説明図。
【図2】実施例1における,ガラス枠を後方側より見た状態で示す説明図。
【図3】実施例1における,ガラスユニットを示す説明図。
【図4】実施例1における,ガラス枠の係合部とガラスユニットの被係合部との係合状態を示す図で,図1におけるA−A線矢視断面説明図。
【図5】実施例1における,ガラス枠の係合部とガラスユニットの被係合部との係合状態を示す図で,図1におけるB−B線矢視断面説明図。
【図6】実施例1における,ガラス枠とガラスユニットとの取付位置関係を示す図で,(a)基準状態,(b)第1変更状態,(c)第2変更状態,(d)第3変更状態を示す説明図。
【図7】実施例2における,ガラスユニットを示す説明図。
【図8】実施例3における,ガラスユニットの取付構造をガラス枠の後方側より見た状態で示す説明図。
【図9】実施例3における,ガラス枠を後方側より見た状態で示す説明図。
【図10】実施例3における,ガラスユニットを示す説明図。
【図11】実施例3における,ガラス枠の係合部とガラスユニットの被係合部との係合状態を示す図で,図8におけるA−A線矢視断面説明図。
【符号の説明】
1...ガラスユニット取付構造(ガラス扉),
100...基準状態,
101...第1変更状態,
102...第2変更状態,
103...第3変更状態,
2...ガラス枠,
201...後方側,
21...係合部,
23...開口穴,
3...ガラスユニット,
31...被係合部,
32...ガラス,
33...外縁部,
【技術分野】
本発明は,ガラス枠にガラスユニットを着脱可能に取り付けてなるガラスユニットの取付構造に関する。
【0002】
【従来技術】
例えば,パチンコ遊技機は,遊技を行う遊技盤を取り付けた本体枠と,この本体部に対して開閉自在に配設されたガラス扉とを有している。
そして,ガラス扉は,これに直接ガラスを設けるのではなく,これに対して着脱可能なガラスユニットにガラスを設け,このガラスユニットをガラス扉の枠部であるガラス枠に取り付けることにより構成されている。
このような,パチンコ遊技機のガラス扉としては,例えば,特許文献1に示すものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−134121号公報(第10図等)
【0004】
【解決しようとする課題】
しかしながら,上記従来のガラスユニットは,一定の向きにしか上記ガラス枠に取り付けることができず,上下左右,表裏等の明確な方向性を有している。そのため,作業者は,上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付ける際には,常にその向き,すなわちその方向性を意識して取り付けることが必要である。そのため,上記取付作業の作業効率の低下を招いている。
【0005】
本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので,ガラスユニットのガラス枠への取付の作業効率を向上させることができるガラスユニットの取付構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題の解決手段】
本発明は,ガラス枠にガラスユニットを着脱可能に取り付けてなるガラスユニットの取付構造において,
上記ガラス枠は,上記ガラスユニットにより後方側を覆われる開口穴と,上記ガラスユニットに設けた被係合部と係合する係合部とを有しており,
上記ガラスユニットは,ガラスと,該ガラスの外縁を囲うよう配設された外縁部とを有しており,かつ該外縁部には,上記被係合部を有しており,
上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付けた両者の取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されており,かつ,上記ガラス枠と上記ガラスユニットとがいずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニットの上記ガラス又は上記外縁部が上記ガラス枠の上記開口穴を後方側より覆うよう構成されていることを特徴とするガラスユニットの取付構造にある(請求項1)。
【0007】
本発明においては,上記開口穴及び係合部を有するガラス枠と,上記ガラス及び上記被係合部を備えた外縁部を有するガラスユニットとを用いて,取付の際の作業効率が改善されたガラスユニットの取付構造を実現する。
すなわち,本発明の取付構造は,上記係合部及び被係合部を係合して,上記ガラス枠と上記ガラスユニットとの取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。また,この取付構造は,上記取付位置関係が,いずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニットのガラス又は外縁部が上記ガラス枠の開口穴を後方側より覆うよう構成されている。
【0008】
そのため,本発明においては,上記ガラスユニットは,上記ガラス枠に対する向きを変えた状態でも,このガラス枠に対して取り付けることができ,このガラスユニットのガラス又は外縁部がガラス枠の開口穴を後方側より覆うことができる。
そして,上記取付構造においては,ガラスユニットは明確な一方向性を有しておらず,このガラスユニットにおける一定の方向を常にガラス枠の一定の方向に合わせて取り付けることが不要となる。そのため,作業者は,ガラスユニットの向きを厳密に意識することなく上記取付作業を行うことができる。
それ故,本発明によれば,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明のガラスユニットの取付構造は,上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付けた1つの形態を基準状態とした場合,上記ガラスユニットをその同一平面内で所定角度回転させた変更状態においても取付可能であるよう構成されていることが好ましい(請求項2)。
この場合には,上記取付位置関係が,上記基準状態と上記所定角度回転させた変更状態とのいずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニットのガラスが上記ガラス枠の開口穴を後方側より覆うことができる。
そのため,ガラスユニットは,上記ガラスユニットは,上記ガラス枠に対して上記平面内で所定角度回転させて向きを変えた状態でも,このガラス枠に対して取り付けることができ,上記ガラス又は上記外縁部が上記開口穴を後方側より覆うことができる。
【0010】
また,上記ガラスユニットの取付構造においては,上記ガラスユニットの被係合部が3箇所以上形成されており,該各被係合部は,これらを結んで作成した仮想の多角形における各内角の大きさが同じであるよう形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には,上記ガラスユニットの被係合部を容易に形成することができ,容易に上記複数通りの取付位置関係を形成することができる。
【0011】
また,上記ガラスユニットの被係合部は,4箇所に形成されていることが好ましい(請求項4)。
ところで,上記ガラス枠は4角形であることが多い。そのため,この場合には,上記4箇所の被係合部により上記4角形のガラス枠に対して上記ガラスユニットを上下左右ともバランスよく取り付けることができる。
【0012】
また,上記ガラスユニットの取付構造においては,上記ガラスユニットが上記ガラス枠に対して表裏反転させても取付可能であることが好ましい(請求項5)。
この場合には,上記ガラスユニットは,その表裏を意識することなく,上記ガラス枠に対して取り付けることができる。そのため,上記取付作業が一層容易になる。
【0013】
また,上記ガラスユニットは,略表裏対称形状を有していることが好ましい(請求項6)。
この場合には,上記ガラスユニットの表裏を意識することなく,これを上記ガラス枠に対して取り付けることができると共に,ガラスユニット自体の製作も容易である。
【0014】
【実施例】
以下に,図面を用いて本発明のガラスユニットの取付構造にかかる実施例につき説明する。
(実施例1)
本例のガラスユニットの取付構造1(以下にガラスユニット取付構造1という)は,図1に示すごとく,ガラス枠2にガラスユニット3を着脱可能に取り付けてなる。
上記ガラス枠2は,図2に示すごとく,上記ガラスユニット3により後方側201より覆われる開口穴23と,上記ガラスユニット3に設けた被係合部31を係合する係合部21とを有している。また,上記ガラスユニット3は,図3に示すごとく,ガラス32と,このガラス32の外縁を囲うよう配設されると共に上記被係合部31を備えた外縁部33とを有している。
【0015】
そして,上記ガラスユニット取付構造1は,図1,図6(a)〜(d)に示すごとく,上記ガラス枠2に上記ガラスユニット3を取り付けた両者の取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。また,この取付構造1は,図4に示すごとく,上記ガラス枠2と上記ガラスユニット3とがいずれの取付位置関係にあっても,ガラスユニット3のガラス32又は外縁部33がガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うよう構成されている。
【0016】
以下に,これを詳説する。
以下に,上記ガラスユニット3を上記ガラス枠2に取り付けたものをガラス扉1という。すなわち,図1に示すごとく,本例のガラスユニット取付構造1は,ガラス扉1を構成する。
そして,本例においては,このガラス扉1をパチンコ遊技機に用いる。本例のガラス扉1は,図4に示すごとく,パチンコ遊技機の枠体4の前方側202より,この枠体4に対してヒンジ部25(図1参照)により開閉可能に取り付けるものである。
【0017】
また,図4に示すごとく,上記枠体4には,パチンコ遊技を行う遊技盤5が配設されており,上記ガラス扉1を上記枠体4に取り付けたときには,上記ガラスユニット3のガラス32は,上記遊技盤5に対向する。
また,上記後方側201とは,パチンコ遊技機において遊技者に対向しない側,すなわち外部に露出しない側で,上記枠体4に対向する側をいう。また,上記前方側202とは,上記後方側201とは反対側をいい,パチンコ遊技機において遊技者に対向する側をいう。
【0018】
図3に示すごとく,本例においては,上記ガラスユニット3は,上下及び左右及び表裏対称に形成されている。すなわち,本例のガラスユニット3の被係合部31は4箇所に形成されており,各被係合部31は,これらを結んで作成した仮想の多角形Yにおける各内角θの大きさが同じである。
また,ガラスユニット3は,図3に示すごとく,上記被係合部31を左右に2箇所ずつ有しており,これらの被係合部31は,図4に示すごとく,いずれもガラスユニット3の表裏方向(厚み方向)における中央部に形成されている。
【0019】
また,図3,図4に示すごとく,上記ガラスユニット3のガラス32は,略真円形状のガラス板321により形成されている。また,本例のガラスユニット3は,複層ガラスユニット3であり,上記ガラス32は,2枚の上記ガラス板321を対向配設した2重ガラス構造を有している。そして,上記外縁部33は,2枚のガラス板321を対向させて固定する一対の外周凹部331と,上記ガラス32の外周側に位置する外周部332とを有している。
【0020】
また,上記ガラスユニット3の各被係合部31は,上記外縁部33より外方に向けて突出形成されている。
なお,上記ガラス32は,1枚のガラス板321により構成してもよく,3枚のガラス板321により構成してもよい。
【0021】
また,図2に示すごとく,本例においては,ガラス枠2は,その後方側201に上記係合部21を左右に2箇所ずつ有しており,これらの係合部21は,上下及び左右対称に形成されている。
なお,本例においては,上記ガラス枠2に上記被係合部31を係合する係合部21を設け,上記ガラスユニット3に上記被係合部31を設けた。一方で,ガラスユニット3にガラス枠2に設けた被係合部を係合する係合部を設け,ガラス枠2に上記被係合部を設けてもよい。
【0022】
また,図5に示すごとく,上記ガラス枠2の各係合部21は,ガラス枠2の後方側201に立設形成した立設部211と,この立設部211の先端部に回動可能に設けたロック部212と,このロック部212の回動範囲内に立設形成した受け部22とを有している。そして,各係合部21と各被係合部31との係合は,上記ガラスユニット3を上記ガラス枠2の後方側201より配置した際に,上記各受け部22に上記各被係合部31を対面させ,上記各ロック部212を回動させて,各ロック部212と上記各受け部22との間に上記各被係合部31を挟み込むことにより行われる。
【0023】
また,上記いずれの被係合部31にも,ピン穴311が形成されており,上記ガラス枠2の左右下側の2箇所に形成した係合部21の受け部22よりも先端側には,上記ピン穴311に挿入するための立設ピン221が形成されている。
また,各係合部21のロック部212には,上記ピン穴311に係合する突起213が形成されている。
【0024】
また,図2に示すごとく,上記ガラス枠2には,これに取り付けたガラスユニット3の自重を受けるための受け棚24が形成されている。
そして,図1,図5に示すごとく,本例では,ガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた際には,ガラスユニット3は,上記2つの立設ピン221が2箇所の被係合部31のピン穴311に挿入されると共に,ガラスユニット3の下部が上記受け棚24によって保持されて,上記ガラス枠2に対して位置決めがされ,上記各係合部21と各被係合部31との係合によってガラス枠2に対して固定される。こうして,ガラスユニット3をガラス枠2に安定して取り付けることができる。
【0025】
本例においては,図3に示すごとく上記ガラスユニット3において,又は図1に示すごとくガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた状態において,上記略真円形状を有するガラス32の中心点Oを通って上下方向に向けて形成した軸を上下中心軸X1といい,上記中心点Oを通って左右方向に向けて形成した軸を左右中心軸X2という。また,図4に示すごとく,上記ガラスユニット3においては,その表裏方向(厚み方向)における中心を通る軸を表裏中心軸X3という。
【0026】
以上のように,図3,図4に示すごとく,上記ガラスユニット3は,上記上下中心軸X1を介して左右対称に,また上記左右中心軸X2を介して上下対称に,また上記表裏中心軸X3を介して表裏対称に形成されている。また,図2に示すごとく,上記ガラス枠2の係合部21は,上記上下中心軸X1を介して左右対称に,また上記左右中心軸X2を介して上下対称に形成されている。
【0027】
そして,図6(a)〜(d)に示すごとく,上記ガラスユニット3は,その同一平面内で180°回転させても,また,上記上下中心軸X1もしくは上記左右中心軸X2を中心に表裏反転させても上記ガラス枠2に対して取り付けることができる。そして,本例においては,上記取付位置関係を以下の4通り形成することができる。
なお,上記ガラスユニット3の同一平面内とは,上記ガラス32の表面に沿った平面内のことをいう。
【0028】
ここに,図1に示すごとく,ガラスユニット3において,左上の被係合部31を第1被係合部31A,左下の被係合部31を第2被係合部31B,右上の被係合部31を第3被係合部31C,右下の被係合部31を第4被係合部31Dとする。また,ガラス枠2において,左上の係合部21を第1係合部21a,左下の係合部21を第2係合部21b,右上の係合部21を第3係合部21c,右下の係合部21を第4係合部21dとする。
【0029】
そして,図6(a)に示すごとく,上記ガラス枠2に上記ガラスユニット3を取り付けた1つの形態を基準状態100とする。
すなわち,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dが,それぞれ第1係合部21a,第2係合部21b,第3係合部21c,第4係合部21dに係合した状態を基準状態100とする。
【0030】
そして,ガラスユニット3は,以下のようにして,上記基準状態100(図6(a)参照)に対して,同一平面内で180°回転させた場合(以下これを第1変更状態101という,(図6(b)参照)),基準状態100に対して上記上下中心軸X1を中心に表裏反転させた場合(以下これを第2変更状態102という,(図6(c)参照)),基準状態100に対して上記左右中心軸X2を中心に表裏反転させた場合(以下これを第3変更状態103という,(図6(d)参照))との3つの変更状態を形成することができる。
【0031】
図6(b)に示すごとく,上記第1変更状態101においては,ガラスユニット3は,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dがそれぞれ第4係合部21d,第3係合部21c,第2係合部21b,第1係合部21aに係合する。これにより,上記ガラスユニット3は同一平面内で180°回転させた状態においても,ガラス枠2に対して取り付けることができる。
【0032】
また,図6(c)に示すごとく,上記第2変更状態102においては,ガラスユニット3は,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dがそれぞれ第3係合部21c,第4係合部21d,第1係合部21a,第2係合部21bに係合する。これにより,上記ガラスユニット3は上下中心軸X1を中心に表裏反転した状態においても,ガラス枠2に対して取り付けることができる。
【0033】
また,図6(d)に示すごとく,上記第3変更状態103においては,ガラスユニット3は,上記第1被係合部31A,第2被係合部31B,第3被係合部31C,第4被係合部31Dがそれぞれ第2係合部21b,第1係合部21a,第4係合部21d,第3係合部21cに係合する。これにより,上記ガラスユニット3は左右中心軸X2を中心に表裏反転した状態においても,ガラス枠2に対して取り付けることができる。
このように,上記ガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた取付位置関係は,上記4つの取付位置関係を有することができる。
【0034】
なお,上記基準状態100と,上記各変更状態101〜103においては,上記ガラスユニット3をガラス枠2に対して取り付けた際に示す外観,すなわちガラスユニット取付構造1による外観は略同一に保たれる。すなわち,基準状態100とは,全体に取り得る上記複数通りの取付位置関係のうちのいずれかをいい,いずれの取付位置関係においても,上記取付構造1は,略同一の構造を形成する。
【0035】
上記のごとく,本例のガラスユニット取付構造1は,上記各係合部21及び各被係合部31を係合して,上記ガラス枠2と上記ガラスユニット3との取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されている。
そして,上記第1変更状態101として示したように,ガラスユニット3は,その同一平面内で上記基準状態100に対して所定角度(180°)回転させた状態においても取付可能である。
【0036】
また,上記第2変更状態102として示したように,ガラスユニット3は,上下中心軸X1を中心に表裏反転させた状態においても取付可能である。また,上記第3変更状態103として示したように,ガラスユニット3は,左右中心軸X2を中心に表裏反転させた状態においても取付可能である。
【0037】
そして,上記ガラスユニット取付構造1は,上記基準状態100,第1〜第3変更状態101〜103のいずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニット3のガラス32又は外縁部33が上記ガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うことができる。すなわち,上記ガラスユニット3は,上記ガラス枠2に対する向きを,上下及び左右逆,表裏逆に変更した状態でも,このガラスユニット3のガラス32又は外縁部33がガラス枠2の開口穴23を後方側201より覆うことができる。
【0038】
そして,上記取付構造1においては,ガラスユニット3は明確な一方向性を有しておらず,このガラスユニット3における一定の方向を常にガラス枠2の一定の方向に合わせて取り付けることが不要となる。そのため,作業者は,ガラスユニット3の上下及び表裏を意識することなく上記取付作業を行うことができる。
それ故,本例によれば,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
【0039】
また,上記ガラスユニット取付構造1においては,ガラスユニット3を上下及び表裏逆にガラス枠2に取り付けても,ガラスユニット3のガラス枠2に対する取付構造1をほぼ一定に保つことができる。そのため,上記いずれの取付位置関係にあっても,上記取付構造1は,一定の外観を呈することができる。
【0040】
(実施例2)
本例は,図7に示すごとく,上記ガラスユニット3を,上下及び左右対称,上下及び左右方向と45°の角度を有する対角線を介する対角対称,及び表裏対称に形成した例である。そして,ガラスユニット3の被係合部31は,上下及び左右対称,対角対称及び表裏対称に4箇所に形成されている。また,上記ガラス枠2の各係合部21は,上記4箇所の被係合部31に係合するよう形成されている。
【0041】
本例においては,上記ガラスユニット3をガラス枠2に取り付けた状態において,上記ガラス32の中心点Oを通って上記上下及び左右方向と45°の角度を有する対角方向に形成した軸を対角中心軸X4という。
こうして,上記ガラスユニット3は,上記上下中心軸X1を介して左右対称に,また上記左右中心軸X2を介して上下対称に,また上記対角中心軸X4を介して対角対称に,また上記表裏中心軸X3を介して表裏対称に形成されている。
その他,ガラスユニット3及びガラス枠2の構成については,上記実施例1と同様である。
【0042】
本例のガラスユニット取付構造1は,詳細は省略するが,上記ガラスユニット3は,上記基準状態100と,この基準状態100に対して,ガラスユニット3の同一平面内で90°,180°,270°回転させた各変更状態と,基準状態100に対して,上下中心軸X1を中心に表裏反転させた変更状態と,基準状態100に対して,90°,180°,270°回転させると共にそれぞれ上下中心軸X1を中心に表裏反転させた変更状態とでガラス枠2に取り付けることができる。そして,これにより,8通りの上記取付位置関係を形成することができる。
【0043】
そして,本例の取付構造1においても,ガラスユニット3は明確な一方向性を有しておらず,このガラスユニット3における一定の方向を常にガラス枠2の一定の方向に合わせて取り付けることが不要となる。
そのため,作業者は,ガラスユニット3をガラス枠2に取り付ける際には,ガラスユニット3の上下左右及び表裏を意識することなく上記取付作業を行うことができる。それ故,本例によっても,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
その他,本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【0044】
(実施例3)
本例は,図10に示すごとく,上記ガラスユニット3を全対称に形成した例である。すなわち,本例では,ガラスユニット3は略真円形状を有すると共に,図11に示すごとく,表裏対称に形成されている。
そして,図10に示すごとく,上記ガラス32は略真円形状を有しており,上記被係合部31は,上記外縁部33の全外周において略均一に形成されている。
また,図11に示すごとく,本例の被係合部31は,上記ピン穴311を有しておらず,その代わりに,被係合部31の表裏両面において,全周溝312を有している。
【0045】
また,図9,図11に示すごとく,本例のガラス枠2において左右下側の2箇所に位置する係合部21は,上記受け部22の立設ピン221を有しておらず,その代わりに,上記左右下側の2箇所の係合部21における受け部22において,上記全周溝312に係合する位置決め突起223を有している。
また,図11に示すごとく,本例では,上記各係合部21のロック部212における突起213も,上記全周溝312に係合する。
また,図9,図11に示すごとく,本例のガラス枠2は,上記受け棚24を有しておらず,その代わりに,上記左右下側の2箇所の係合部21に上記ガラスユニット3の外縁部33を受ける保持リブ25を有している。なお,この保持リブ25の代わりに上記受け棚24を有していても勿論よい。
【0046】
そして,図8,図11に示すごとく,本例では,上記ガラスユニット3は,上記位置決め突起223及び上記保持リブ25によってガラス枠2に対して位置決めされると共に,各係合部21と上記全周に形成した被係合部31との係合によってガラス枠2に対して固定される。
【0047】
また,図11に示すごとく,各係合部21と被係合部31との係合は,上記各係合部21の受け部22に上記被係合部31を対面させ,上記各係合部21のロック部212を回動させて,各ロック部212と各受け部22との間に被係合部31を挟み込むことにより行われる。
【0048】
本例においては,上記ガラスユニット3が全く方向性を有しておらず,このガラスユニット3は,いかなる上記同一平面内の角度においても,上記ガラス枠2に取付が可能である。また,ガラスユニット3は,表裏反転しても取付が可能である。
そのため,作業者は,ガラスユニット3をガラス枠2に取り付ける際には,ガラスユニット3の同一平面内での角度及び表裏を意識することなく上記取付作業を行うことができる。それ故,本例によっても,上記取付作業の作業効率を向上させることができる。
その他,本例においても,上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,ガラスユニットの取付構造をガラス枠の後方側より見た状態で示す説明図。
【図2】実施例1における,ガラス枠を後方側より見た状態で示す説明図。
【図3】実施例1における,ガラスユニットを示す説明図。
【図4】実施例1における,ガラス枠の係合部とガラスユニットの被係合部との係合状態を示す図で,図1におけるA−A線矢視断面説明図。
【図5】実施例1における,ガラス枠の係合部とガラスユニットの被係合部との係合状態を示す図で,図1におけるB−B線矢視断面説明図。
【図6】実施例1における,ガラス枠とガラスユニットとの取付位置関係を示す図で,(a)基準状態,(b)第1変更状態,(c)第2変更状態,(d)第3変更状態を示す説明図。
【図7】実施例2における,ガラスユニットを示す説明図。
【図8】実施例3における,ガラスユニットの取付構造をガラス枠の後方側より見た状態で示す説明図。
【図9】実施例3における,ガラス枠を後方側より見た状態で示す説明図。
【図10】実施例3における,ガラスユニットを示す説明図。
【図11】実施例3における,ガラス枠の係合部とガラスユニットの被係合部との係合状態を示す図で,図8におけるA−A線矢視断面説明図。
【符号の説明】
1...ガラスユニット取付構造(ガラス扉),
100...基準状態,
101...第1変更状態,
102...第2変更状態,
103...第3変更状態,
2...ガラス枠,
201...後方側,
21...係合部,
23...開口穴,
3...ガラスユニット,
31...被係合部,
32...ガラス,
33...外縁部,
Claims (6)
- ガラス枠にガラスユニットを着脱可能に取り付けてなるガラスユニットの取付構造において,
上記ガラス枠は,上記ガラスユニットにより後方側を覆われる開口穴と,上記ガラスユニットに設けた被係合部と係合する係合部とを有しており,
上記ガラスユニットは,ガラスと,該ガラスの外縁を囲うよう配設された外縁部とを有しており,かつ該外縁部には,上記被係合部を有しており,
上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付けた両者の取付位置関係が,複数通り取り得るよう構成されており,かつ,上記ガラス枠と上記ガラスユニットとがいずれの取付位置関係にあっても,上記ガラスユニットの上記ガラス又は上記外縁部が上記ガラス枠の上記開口穴を後方側より覆うよう構成されていることを特徴とするガラスユニットの取付構造。 - 請求項1において,上記ガラス枠に上記ガラスユニットを取り付けた1つの形態を基準状態とした場合,上記ガラスユニットをその同一平面内で所定角度回転させた変更状態においても取付可能であるよう構成されていることを特徴とするガラスユニットの取付構造。
- 請求項1又は2において,上記ガラスユニットの被係合部は3箇所以上形成されており,該各被係合部は,これらを結んで作成した仮想の多角形における各内角の大きさが同じであるよう形成されていることを特徴とするガラスユニットの取付構造。
- 請求項3において,上記ガラスユニットの被係合部は,4箇所に形成されていることを特徴とするガラスユニットの取付構造。
- 請求項1〜4のいずれか一項において,上記ガラスユニットを上記ガラス枠に対して表裏反転させても取付可能であることを特徴とするガラスユニットの取付構造。
- 請求項1〜5のいずれか一項において,上記ガラスユニットは,略表裏対称形状を有していることを特徴とするガラスユニットの取付構造。
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