JP2008253798A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開閉扉に取り付けられるガラスユニットは、2枚のガラス板を保持する周縁保持枠から外側方向に延設され、係止部材に係止される被係止部を備え、被係止部には位置決め係合部が開設され、該位置決め係合部から後方に貫通した貫通孔が一連に形成され、開閉扉本体の裏面には位置決め突部69を設けるとともに、係止部材25の回動軸71を突設し、係止部材は、軸着部と、該軸着部から腕片状に延設されて被係止部を押圧する押圧部とを有し、回動軸に軸着した係止部材が回動する範囲であって位置決め突部よりも上の開閉扉本体の裏面に壁部72を立設し、壁部には、先端の高さを異ならせることにより、上端部分が最も高いストッパ部72aを形成し、その下方にストッパ部よりも低いスライド部72cを形成し、スライド部とストッパ部との間に保持段部72bを形成した。
【選択図】図12
Description
前記ガラスユニットは、2枚のガラス板と、前記2枚のガラス板を所定間隔を開けて該ガラス板の周縁を保持する周縁保持枠と、を備え、
前記開閉扉は、前記開口部が形成された略額縁状の開閉扉本体と、前記開閉扉本体の裏面に設けられ、前記ガラスユニットを係止する係止状態と前記ガラスユニットの係止を解除した解除状態とに変換可能な係止部材と、を備え、
前記周縁保持枠は、当該周縁保持枠から外側方向に延設され、前記係止部材に係止される被係止部を備え、
前記被係止部は、ガラスユニットの位置決めとして機能する穴が位置決め係合部として開設され、該位置決め係合部から後方に貫通した貫通孔が一連に形成され、
前記開閉扉本体の裏面には位置決め突部を設けるとともに、前記係止部材の回動軸を突設し、
前記係止部材は、前記回動軸に軸着する軸着部と、該軸着部から腕片状に延設されて前記被係止部を押圧する押圧部と、を有し、
前記回動軸に軸着した係止部材が回動する範囲であって前記位置決め突部よりも上の開閉扉本体の裏面に壁部を立設し、
該壁部には、先端の高さを異ならせることにより、上端部分が最も高いストッパ部を形成し、その下方にストッパ部よりも低いスライド部を形成し、
該スライド部とストッパ部との間には、ストッパ部およびスライド部よりも低い保持段部を形成し、
前記ガラスユニットを開閉扉本体に取り付ける際には、前記係止部材は押圧部を上方に回動して前記保持段部に係合して保持し、この保持状態で被係止部の位置決め係合部内に開閉扉本体の位置決め突部を嵌合してガラスユニットの位置決めを行い、係止部材の押圧部を前記保持段部からスライド部上をスライドさせて被係止部上に移動してガラスユニットを固定することを特徴とする遊技機である。
また、ガラスユニットを固定した後で係止部材が万一回動したとしても、係止部材の押圧部が軸着部よりも低い位置で係止状態となり、重力によって押圧部が下がる方向に付勢されているので、被係止部から外れることはない。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機(以下、パチンコ機という)の斜視図、図2は開閉扉を開放した状態におけるパチンコ機の斜視図、図3は遊技盤を取り外した状態におけるパチンコ機の斜視図、図4はガラスユニットを取り外した状態における開閉扉の斜め後方から見た斜視図、図5はガラスユニットと補強材を分解した状態における開閉扉の斜め後方から見た斜視図である。
開閉扉8は、遊技盤5の遊技領域6の全体が見える大きさの略円形の開口部21を開設し、前面側にLEDなどで光る装飾部材を設けた合成樹脂製の開閉扉本体22と、この開閉扉本体22の裏側に取り付けられるガラスユニット23と、ガラスユニット23を前記開口部21を裏側から覆うように取り付けるために開閉扉本体22の開口部21の下方部分に配設された裏面部材24と、開閉扉本体22の裏面上部に設けられてガラスユニット23を係止するための係止部材25とから概略構成され、開閉扉本体22の一側上下に設けたヒンジ金具26により前面枠3の一側に開閉可能に軸着される。
周縁保持枠45は、プラスチック製の枠体であり、ガラス板9を保持する部分の断面形状は、図7(b),(c)に示すように、表側と裏側からガラス板9を嵌合して各ガラス板9の周縁の面を当接する当接部46と、この当接部46の外周縁から前後方向に延出して各ガラス板9の外周を囲繞する囲繞部47とからなる略凸字状に成型されており、頂部には乾燥剤収納室48を形成し、該乾燥剤収納室48の底部、即ち、当接部46に貫通孔(図示せず)を開設して当接部46の内側の空間と外側の空間とを連通してある。また、周縁保持枠45の外周部分(囲繞部47)のうち上部の左右(肩部分)に、略三角形の耳片状の被係止部50を外方(ガラス板9の中心とは反対側)に向けて突設し、直線状底辺の左右に略台形片状の係合部51を下向きに突設してある。被係止部50には、ガラスユニット23の上部の位置決めとして機能するテーパー穴が位置決め係合部52として開設され、このテーパー穴は、前方から後方に向けて次第に内径が小さくなるように内周面が形成され、この位置決め係合部52として機能する部分から後方に貫通した貫通孔53が一連に形成されている。なお、係合部51は、裏面部材24の係合孔55に係合してガラスユニット23を位置決めするための部材であり、被係止部50は、位置決めした状態で係止部材25により係止してガラスユニット23を開閉扉本体22に取り付けるための部材であり、いずれに関しても後で詳述する。
裏面部材24は、図8に示すように、パチンコ機1の表側から見て横長な合成樹脂製の部材であり、横長な背面部60の上端縁から前方に向けて平坦な上面部61を略水平に形成し、背面部60の下端縁から前方に向けて下面部62を形成し、上面部61と下面部62とを接続するようにして補強リブ63を縦方向に一体成形し、また、上面部61の前側には、荷重支持部29に対応する位置に荷重支持部29を収容して配置し得る大きさの配置切欠部64を形成し、各荷重支持部29の外側寄りである左右に、係合孔55の開口を構成するための係合切欠部65を上面と前面が開放した窪部(凹み)状に形成してある。この係合切欠部65は、上記したように裏面部材24を開閉扉本体22に取り付けた状態でガラスユニット23下部の前後左右方向の位置規制をする係合孔55となる上方開口状態の窪部(凹み)であり、左右の側面は、上から下に下がるに従って左右の幅が狭くなるようなテーパーが形成され、後面は、上から下に下がるに従って前後幅が狭くなるようなテーパーが形成されている。すなわち、係合孔55の左壁、右壁、及び後壁は、下方に向けて内側に傾斜した状態で形成されている。
また、下補強板35を挟んで取り付けるので、荷重支持部29の剛性が増し、ひいては開閉扉8の剛性も増す。
開閉扉本体22の裏面の上部であってガラスユニット23の被係止部50に対応する位置(即ち、開口部21の外側上部の左右)に、被係止部50が当接する当接部70を形成すると共に、その近傍に係止部材25が回動可能に取り付けられる回動軸71を設ける。
この当接部70は、被係止部50が当接してその位置を規制する構成であればどのような構成でもよい。図12に示すように、先端から基端に向けて次第に拡径するテーパーを形成した円筒突起状の位置決め突部69を設け、この位置決め突部69の基端の外側に位置する平坦な面を当接部70として機能させてもよいし、位置決め突部69の先端にも当接させてもよい。また、位置決め突部69は、被係止部50に開設されたテーパー孔(位置決め係合部52)が丁度嵌合する大きさと長さに形成されている。一方、回動軸71は、後述する係止部材25の軸孔内に丁度嵌合し得る円筒状の突起である。そして、この回動軸71を中心にした仮想円弧上に壁部72を立設し、この壁部72の先端に高さを異ならせることにより、上端部分が最も高いストッパ部72aを形成し、その下方に最も低い保持段部72bを形成し、その下方に保持段部よりも少し高いスライド部72cを形成する。
3 前面枠
5 遊技盤
6 遊技領域
7 区画部材
8 開閉扉
9 ガラス
21 開閉扉の開口部
22 開閉扉本体
23 ガラスユニット
24 裏面部材
25 係止部材
29 荷重支持部
35 下補強板
45 周縁保持枠
50 被係止部
51 係合部
52 位置決め係合部
53 貫通孔
55 係合孔
56 接着剤
61 裏面部材の上面部
64 配置切欠部
65 係合切欠部
69 位置決め突部
70 当接部
71 回動軸
73 軸着部
74 押圧部
75 操作部
76 係止突出部
Claims (2)
- 遊技盤を取り付ける前面枠と、前記遊技盤の遊技領域を視認可能な開口部を有し、前記前面枠に開閉可能に取り付けられる開閉扉と、前記開閉扉の裏面側から前記開口部を覆うように取り付けられるガラスユニットと、を備えた遊技機において、
前記ガラスユニットは、2枚のガラス板と、前記2枚のガラス板を所定間隔を開けて該ガラス板の周縁を保持する周縁保持枠と、を備え、
前記開閉扉は、前記開口部が形成された略額縁状の開閉扉本体と、前記開閉扉本体の裏面に設けられ、前記ガラスユニットを係止する係止状態と前記ガラスユニットの係止を解除した解除状態とに変換可能な係止部材と、を備え、
前記周縁保持枠は、当該周縁保持枠から外側方向に延設され、前記係止部材に係止される被係止部を備え、
前記被係止部は、ガラスユニットの位置決めとして機能する穴が位置決め係合部として開設され、該位置決め係合部から後方に貫通した貫通孔が一連に形成され、
前記開閉扉本体の裏面には位置決め突部を設けるとともに、前記係止部材の回動軸を突設し、
前記係止部材は、前記回動軸に軸着する軸着部と、該軸着部から腕片状に延設されて前記被係止部を押圧する押圧部と、を有し、
前記回動軸に軸着した係止部材が回動する範囲であって前記位置決め突部よりも上の開閉扉本体の裏面に壁部を立設し、
該壁部には、先端の高さを異ならせることにより、上端部分が最も高いストッパ部を形成し、その下方にストッパ部よりも低いスライド部を形成し、
該スライド部とストッパ部との間には、ストッパ部およびスライド部よりも低い保持段部を形成し、
前記ガラスユニットを開閉扉本体に取り付ける際には、前記係止部材の押圧部を上方に回動して前記保持段部に係合して保持し、この保持状態で被係止部の位置決め係合部内に開閉扉本体の位置決め突部を嵌合してガラスユニットの位置決めを行い、係止部材の押圧部を前記保持段部からスライド部上をスライドさせて被係止部上に移動してガラスユニットを固定することを特徴とする遊技機。 - 前記ガラスユニットを開閉扉本体に取り付ける際に、被係止部の位置決め係合部内に開閉扉本体の位置決め突部を嵌合してガラスユニットの位置決めを行い、係止部材の押圧部を被係止部上に移動して押圧部の前面側の面に形成した係止突出部を被係止部の貫通孔の開口に係合することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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