JP4278579B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前記遊技盤の遊技領域を視認可能な開口部を有し、前記前面枠に開閉可能に取り付けられる開閉扉と、
前記開閉扉の裏面側から前記開口部を覆うように取り付けられるガラスユニットと、
を備えた遊技機において、
前記ガラスユニットは、
ガラス板と、
該ガラス板の周縁を保持する周縁保持枠と、
を備え、
前記開閉扉は、
前記開口部が形成され略額縁状の開閉扉本体と、
前記開閉扉本体の裏面に設けられ、前記ガラスユニットを係止する係止状態と前記ガラスユニットの係止を解除した解除状態とに変換可能な係止部材と、
を備え、
前記周縁保持枠は、
当該周縁保持枠の所定部位から外側方向に延設され、前記係止部材に係止される被係止部を備え、
前記開閉扉本体は、
前記ガラスユニットを開閉扉本体に取り付けた状態で前記被係止部が当接する当接部と、
前記当接部の上寄りの近傍に設けられ、前記係止部材が回動可能に取り付けられる回動軸と、
当該開閉扉本体の裏面に、解除状態の係止部材が当接してその回動範囲を規制する状態で立設されたストッパ部と、
当該開閉扉本体のうちストッパ部よりも下方に位置し、開閉扉本体からの立設高さがストッパ部よりも低く、且つ立設端部に係止部材を係合して保持可能な状態で設定された保持段部と、
当該開閉扉本体のうち保持段部よりも下方に位置し、開閉扉本体からの立設高さが保持段部よりも高く設定され、且つ立設端部に係止部材をスライド可能な状態で形成されたスライド部と、
を備え、
前記係止部材は、
前記回動軸に軸着されて被係止部の上方に位置する軸着部と、
前記軸着部の外周に腕片状に設けられ、前方の被係止部側に向けて係止突出部を突出し、前記係止部材を前記係止状態に変換した場合には、前記軸着部の下方に位置した状態であって、且つ前記被係止部に貫通された貫通孔に前記係止突出部を係合した状態で前記当接部との間に前記被係止部を挟持して押圧する押圧部と、
前記押圧部から後方に延出され、当該係止部材を操作するための操作部と、
を備え、
前記ガラスユニットを開閉扉へ取り付ける際には、該開閉扉を開き、係止部材の押圧部を保持段部に係合した状態で保持し、
前記ガラスユニットを取り付けた状態で開閉扉を閉じると、係止状態に変換した係止部材の操作部の後端が前記遊技盤の前面側に近接乃至当接するように構成したことを特徴とする遊技機である。
前記被係止部の前記位置決め突部に対応する位置には、前記位置決め突部に嵌合する位置決め係合部を設け、
前記貫通孔を前記位置決め係合部から後方に貫通し、前記係止部材を係止状態に変換した状態で、前記係止突出部が前記貫通孔に係合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域を区画する遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記遊技盤前面取付部材の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域を区画する遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記遊技盤前面取付部材から前方に突出した状態で当接受部を設け、
前記当接受部の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機である。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ遊技機(以下、パチンコ機という)の斜視図、図2は開閉扉を開放した状態におけるパチンコ機の斜視図、図3は遊技盤を取り外した状態におけるパチンコ機の斜視図、図4はガラスユニットを取り外した状態における開閉扉の斜め後方から見た斜視図、図5はガラスユニットと補強材を分解した状態における開閉扉の斜め後方から見た斜視図である。
また、前面枠3の前面には、一側(図中左側)が軸着された開閉扉8を回動可能に設け、該開閉扉8に透視可能なガラス板9を収納し、このガラス板9を通して遊技領域6を前方から透視可能な状態で覆い、開閉扉8の下方に上皿ユニット10と下皿ユニット11とを左右に少し位置をずらせた状態で上下に設けてある。そして、このパチンコ機1は、その横に設置されたカードユニット(図示せず)のカード挿入口にプリペイドカード等の記憶媒体(遊技価値が記憶されている)を挿入し、開閉扉8の下部に設けられた球貸用操作釦12を操作すると、パチンコ機1の内部に設けられた球排出装置が作動して遊技球が上皿ユニット10に排出されるとともに記憶媒体の記憶内容が書き換えられ、返却用操作釦13を操作するとカードユニット内の記憶媒体がカード挿入口から返却されるように成っている。
開閉扉8は、遊技盤5の遊技領域6の全体が見える大きさの略円形の開口部21を開設し、前面側にLEDなどで光る装飾部材を設けた合成樹脂製の開閉扉本体22と、この開閉扉本体22の裏側に取り付けられるガラスユニット23と、ガラスユニット23を前記開口部21を裏側から覆うように取り付けるために開閉扉本体22の開口部21の下方部分に配設された裏面部材24と、開閉扉本体22の裏面上部に設けられてガラスユニット23を係止するための係止部材25とから概略構成され、開閉扉本体22の一側上下に設けたヒンジ金具26により前面枠3の一側に開閉可能に軸着される。
周縁保持枠45は、プラスチック製の枠体であり、ガラス板9を保持する部分の断面形状は、図7(b),(c)に示すように、表側と裏側からガラス板9を嵌合して各ガラス板9の周縁の面を当接する当接部46と、この当接部46の外周縁から前後方向に延出して各ガラス板9の外周を囲繞する囲繞部47とからなる略凸字状に成型されており、頂部には乾燥剤収納室48を形成し、該乾燥剤収納室48の底部、即ち、当接部46に貫通孔(図示せず)を開設して当接部46の内側の空間と外側の空間とを連通してある。また、周縁保持枠45の外周部分(囲繞部47)のうち上部の左右(肩部分)に、略三角形の耳片状の被係止部50を外方(ガラス板9の中心とは反対側)に向けて突設し、直線状底辺の左右に略台形片状の係合部51を下向きに突設してある。被係止部50には、ガラスユニット23の上部の位置決めとして機能するテーパー穴が位置決め係合部52として開設され、このテーパー穴は、前方から後方に向けて次第に内径が小さくなるように内周面が形成され、この位置決め係合部52として機能する部分から後方に貫通した貫通孔53が一連に形成されている。なお、係合部51は、裏面部材24の係合孔55に係合してガラスユニット23を位置決めするための部材であり、被係止部50は、位置決めした状態で係止部材25により係止してガラスユニット23を開閉扉本体22に取り付けるための部材であり、いずれに関しても後で詳述する。
裏面部材24は、図8に示すように、パチンコ機1の表側から見て横長な合成樹脂製の部材であり、横長な背面部60の上端縁から前方に向けて平坦な上面部61を略水平に形成し、背面部60の下端縁から前方に向けて下面部62を形成し、上面部61と下面部62とを接続するようにして補強リブ63を縦方向に一体成形し、また、上面部61の前側には、荷重支持部29に対応する位置に荷重支持部29を収容して配置し得る大きさの配置切欠部64を形成し、各荷重支持部29の外側寄りである左右に、係合孔55の開口を構成するための係合切欠部65を上面と前面が開放した窪部(凹み)状に形成してある。この係合切欠部65は、上記したように裏面部材24を開閉扉本体22に取り付けた状態でガラスユニット23下部の前後左右方向の位置規制をする係合孔55となる上方開口状態の窪部(凹み)であり、左右の側面は、上から下に下がるに従って左右の幅が狭くなるようなテーパーが形成され、後面は、上から下に下がるに従って前後幅が狭くなるようなテーパーが形成されている。すなわち、係合孔55の左壁、右壁、及び後壁は、下方に向けて内側に傾斜した状態で形成されている。
また、下補強板35を挟んで取り付けるので、荷重支持部29の剛性が増し、ひいては開閉扉8の剛性も増す。
開閉扉本体22の裏面の上部であってガラスユニット23の被係止部50に対応する位置(即ち、開口部21の外側上部の左右)に、被係止部50が当接する当接部70を形成すると共に、その近傍に係止部材25が回動可能に取り付けられる回動軸71を設ける。この当接部70は、被係止部50が当接してその位置を規制する構成であればどのような構成でもよい。図12に示すように、先端から基端に向けて次第に拡径するテーパーを形成した円筒突起状の位置決め突部69を設け、この位置決め突部69の基端の外側に位置する平坦な面を当接部70として機能させてもよいし、位置決め突部69の先端にも当接させてもよい。また、位置決め突部69は、被係止部50に開設されたテーパー孔(位置決め係合部52)が丁度嵌合する大きさと長さに形成されている。一方、回動軸71は、後述する係止部材25の軸孔内に丁度嵌合し得る円筒状の突起である。そして、この回動軸71を中心にした仮想円弧上に壁部72を立設し、この壁部72の先端(立設端)に高さ(詳しくは、開閉扉本体22からの立設高さ)を異ならせることにより、上端部分が最も高いストッパ部72aを形成し、その下方に最も低い保持段部72bを形成し、その下方に保持段部よりも少し高いスライド部72cを形成する。
また、係止部材25の操作部75が当接する部位は、遊技盤5のいずれの位置でも良いが、十分な強度を期待できる部位であることが望ましい。例えば、遊技領域区画部材7など遊技領域の外側に設ける遊技盤前面取付部材の前面、あるいは遊技盤5の表面であることが望ましい。そして、係止部材25の操作部75は当接する部位までの距離に応じて後方への延出寸法を適宜設定する。
また、ガラスユニット23を開閉扉8に取り付ける取付部材である係止部材25、被係止部50、係合部51は、前記実施形態においては2箇所であるが、その数を増加するとさらに確実に受け止めることができる。
なお、係止部材25だけでガラスユニット23を取り付けるように構成してもよい。
3 前面枠
5 遊技盤
6 遊技領域
7 遊技領域区画部材
8 開閉扉
9 ガラス
21 開閉扉の開口部
22 開閉扉本体
23 ガラスユニット
24 裏面部材
25 係止部材
29 荷重支持部
35 下補強板
45 周縁保持枠
50 被係止部
51 係合部
52 位置決め係合部
53 貫通孔
55 係合孔
56 接着剤
61 裏面部材の上面部
64 配置切欠部
65 係合切欠部
70 当接部
71 回動軸
73 軸着部
74 押圧部
75 操作部
76 係止突出部
77 貫通空間
80 当接受部
81 溝
82 遊技盤当接部
Claims (5)
- 遊技盤を取り付ける前面枠と、
前記遊技盤の遊技領域を視認可能な開口部を有し、前記前面枠に開閉可能に取り付けられる開閉扉と、
前記開閉扉の裏面側から前記開口部を覆うように取り付けられるガラスユニットと、
を備えた遊技機において、
前記ガラスユニットは、
ガラス板と、
該ガラス板の周縁を保持する周縁保持枠と、
を備え、
前記開閉扉は、
前記開口部が形成され略額縁状の開閉扉本体と、
前記開閉扉本体の裏面に設けられ、前記ガラスユニットを係止する係止状態と前記ガラスユニットの係止を解除した解除状態とに変換可能な係止部材と、
を備え、
前記周縁保持枠は、
当該周縁保持枠の所定部位から外側方向に延設され、前記係止部材に係止される被係止部を備え、
前記開閉扉本体は、
前記ガラスユニットを開閉扉本体に取り付けた状態で前記被係止部が当接する当接部と、
前記当接部の上寄りの近傍に設けられ、前記係止部材が回動可能に取り付けられる回動軸と、
当該開閉扉本体の裏面に、解除状態の係止部材が当接してその回動範囲を規制する状態で立設されたストッパ部と、
当該開閉扉本体のうちストッパ部よりも下方に位置し、開閉扉本体からの立設高さがストッパ部よりも低く、且つ立設端部に係止部材を係合して保持可能な状態で設定された保持段部と、
当該開閉扉本体のうち保持段部よりも下方に位置し、開閉扉本体からの立設高さが保持段部よりも高く設定され、且つ立設端部に係止部材をスライド可能な状態で形成されたスライド部と、
を備え、
前記係止部材は、
前記回動軸に軸着されて被係止部の上方に位置する軸着部と、
前記軸着部の外周に腕片状に設けられ、前方の被係止部側に向けて係止突出部を突出し、前記係止部材を前記係止状態に変換した場合には、前記軸着部の下方に位置した状態であって、且つ前記被係止部に貫通された貫通孔に前記係止突出部を係合した状態で前記当接部との間に前記被係止部を挟持して押圧する押圧部と、
前記押圧部から後方に延出され、当該係止部材を操作するための操作部と、
を備え、
前記ガラスユニットを開閉扉へ取り付ける際には、該開閉扉を開き、係止部材の押圧部を保持段部に係合した状態で保持し、
前記ガラスユニットを取り付けた状態で開閉扉を閉じると、係止状態に変換した係止部材の操作部の後端が前記遊技盤の前面側に近接乃至当接するように構成したことを特徴とする遊技機。 - 前記当接部には、後方に向けて突出する位置決め突部を設け、
前記被係止部の前記位置決め突部に対応する位置には、前記位置決め突部に嵌合する位置決め係合部を設け、
前記貫通孔を前記位置決め係合部から後方に貫通し、前記係止部材を係止状態に変換した状態で、前記係止突出部が前記貫通孔に係合するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記開閉扉本体の裏面には、前記回動軸を中心にした仮想円弧上に壁部を立設し、該壁部の立設端の上部に前記ストッパ部を設け、該ストッパ部の下方に前記保持段部を設け、該保持段部の下方に前記スライド部を設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技機。
- 前記遊技盤は、
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域を区画する遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記遊技盤前面取付部材の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。 - 前記遊技盤は、
前面に前記遊技領域が形成される遊技盤本体と、
前記遊技盤本体の前面で前記遊技領域を区画する遊技盤前面取付部材と、
を備え、
前記遊技盤前面取付部材から前方に突出した状態で当接受部を設け、
前記当接受部の前面に、前記係止部材の操作部の後端が当接するようにしたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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